JP2003073621A - 光輝性塗料組成物、光輝性塗膜形成方法および塗装物 - Google Patents

光輝性塗料組成物、光輝性塗膜形成方法および塗装物

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JP2003073621A
JP2003073621A JP2001261763A JP2001261763A JP2003073621A JP 2003073621 A JP2003073621 A JP 2003073621A JP 2001261763 A JP2001261763 A JP 2001261763A JP 2001261763 A JP2001261763 A JP 2001261763A JP 2003073621 A JP2003073621 A JP 2003073621A
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coating film
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JP2001261763A
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Yoshikatsu Saito
義勝 斉藤
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Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 塗装工程が短縮可能で、干渉作用を有する立
体感のあるキラキラした輝度感を発現することができる
光輝性塗料組成物、塗膜形成方法および塗装物を提供す
る。 【解決手段】 ビヒクルおよび2種以上の干渉光輝性顔
料を含有する塗料組成物であって、上記2種以上の干渉
光輝性顔料の中のある一種が(a)平均粒径5〜10μ
mの干渉光輝性顔料、および他の一種が(b)平均粒径
10〜30μmの上記(a)の干渉光輝性顔料とは異種
の光輝性顔料で、かつ{上記(b)光輝性顔料/上記
(a)干渉光輝性顔料}の質量含有比が1/100〜1
/40で、ただし、(c){(b)の光輝性顔料の平均
粒径−(a)の干渉光輝性顔料の平均粒径=10〜25
μm}であるものを含む光輝性塗料組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強い光輝感ならび
に立体的な光輝感を与える光輝性塗料組成物、光輝性塗
膜形成方法および塗装物に関する。
【0002】
【従来の技術】金属性の光沢を有するメタリック塗膜を
形成する光輝性塗料として、従来からアルミニウム粉末
や雲母粉末を含有させたメタリック塗料が用いられてお
り、多方面反射による立体的な光輝感を示す光輝性塗膜
の形成方法として、例えば特開平9−323064号公
報には、(1)被塗基材に光輝材含有ベース塗膜を形成
する工程、次いで(2)(A)平均粒子径(D50)が2
0±5μm 、粒子平均厚みが0.5〜1.5μm、ロジ
ン−ラムラー線図における勾配nが2.5以上のアルミ
フレーク顔料、または(B)金属酸化物を被覆した合成
雲母粉末顔料の少なくとも一種の光輝材を樹脂固形分1
00重量部に対して0.05〜0.1質量部未満含有す
る光輝材含有クリヤー塗膜を少なくとも1層形成する工
程を順次施すことが提案されている。
【0003】しかしながら、上記先行技術において使用
する光輝性クリヤー塗膜に使用する光輝性顔料は、特定
アルミフレーク顔料および/または合成雲母粉末顔料で
あり、アルミフレーク顔料の金属感、合成雲母粉末顔料
の干渉効果またはこれらの併用効果であり、キラキラし
た輝度感の強い光輝感については十分とはいい難い。
【0004】また、特開平2−160079号公報には
被塗物表面に形成されたアルミニウム粉末を含有する第
1メタリック塗膜と、該第1メタリック塗膜表面に形成
され表面に金属光輝層をもつ鱗片状ガラス粉末含有の第
2メタリック塗膜と、該第2メタリック塗膜表面に形成
されたクリヤー塗膜とよりなるメタリック塗膜が提案さ
れている。しかしながら、ここで用いている金属光輝層
をもつ鱗片状ガラス粉末は、金属めっき層をもつ鱗片状
ガラス粉末であり、干渉効果を得ることはできず、立体
的な光輝感が得られないという欠点がある。
【0005】上記アルミフレーク顔料、合成雲母粉末顔
料を用いた場合には、キラキラした輝度感の強い光輝感
が得られず、また上記金属めっき層をもつ鱗片状ガラス
粉末を用いた場合には、干渉作用を有する立体感のある
キラキラした輝度感を得難い問題点がある。
【0006】さらに特開平9−323064号公報およ
び特開平2−160079号公報に記載の光輝性塗膜
は、光輝剤含有する層を複層にて形成する必要があり、
塗装工程における負荷が大きいという問題点もある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、塗装
工程が短縮可能で干渉作用を有する立体感のあるキラキ
ラした輝度感を発現することができる光輝性塗料組成
物、塗膜形成方法および塗装物を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上述の課題
に鑑み鋭意研究した結果、以下のような本発明に至っ
た。
【0009】1.ビヒクルおよび2種以上の干渉光輝性
顔料を含有する塗料組成物であって、上記2種以上の干
渉光輝性顔料の中のある一種が(a)平均粒径5〜10
μmの干渉光輝性顔料、および他の一種が(b)平均粒
径10〜30μmの上記(a)の干渉光輝性顔料とは異
種の光輝性顔料で、かつ{上記(b)光輝性顔料/上記
(a)干渉光輝性顔料}の質量含有比が1/100〜1
/40で、ただし、(c){上記(b)の光輝性顔料の
平均粒径−上記(a)の干渉光輝性顔料の平均粒径=1
0〜25μm}であるものを含む光輝性塗料組成物。
【0010】2.上記(a)干渉光輝性顔料および上記
(b)光輝性顔料を、PWCとして5〜25%含有する
上記の光輝性塗料組成物。
【0011】3.上記(a)干渉光輝性顔料が、金属酸
化物被覆マイカ顔料、金属酸化物被覆アルミナフレーク
顔料、金属酸化物被覆シリカフレーク顔料、もしくは金
属酸化物被覆ガラスフレーク顔料のいずれか一種または
これらの混合物である上記の光輝性塗料組成物。
【0012】4.上記(b)光輝性顔料が、金属酸化物
被覆マイカ顔料、金属酸化物被覆アルミナフレーク顔
料、金属酸化物被覆シリカフレーク顔料、金属酸化物被
覆ガラスフレーク顔料、アルミニウムフレーク顔料、金
属酸化物被覆アルミナフレーク顔料、もしくは金属めっ
きガラスフレーク顔料のいずれか一種またはこれらの混
合物である上記の光輝性塗料組成物。
【0013】5.基材に、カラーベース塗膜を形成後、
上記の光輝性塗料組成物を用いて干渉光輝性ベースコー
ト層を形成した後、クリヤー塗料を用いてトップコート
層を形成する光輝性塗膜形成方法。
【0014】6.上記クリヤー塗料が、カルボキシル基
含有ポリマーおよびエポキシ基含有ポリマーを含む上記
の光輝性塗膜形成方法。
【0015】7.上記の光輝性塗膜形成方法により塗装
される塗装物。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について詳述
する。
【0017】<光輝性塗料組成物>本発明の光輝性塗料
組成物は、ビヒクルおよび2種以上の干渉光輝性顔料を
含有する塗料組成物であって、上記2種以上の干渉光輝
性顔料の中のある一種が(a)平均粒径5〜10μmの
干渉光輝性顔料、および他の一種が(b)平均粒径10
〜30μmの上記(a)の干渉光輝性顔料とは異種の光
輝性顔料で、かつ{上記(b)光輝性顔料/上記(a)
干渉光輝性顔料}の質量含有比が1/100〜1/40
で、ただし、(c){(b)の光輝性顔料の平均粒径−
(a)の干渉光輝性顔料の平均粒径=10〜25μm}
の塗料である。
【0018】[干渉作用を有する立体感のあるキラキラ
した輝度感]まず、本発明における干渉作用を有する立
体感のあるキラキラした輝度感(以下、「立体感」とい
うことあり。)は、ハイライトおよびシェードの位置か
らともに、干渉作用を有し彩度が高く、(a)の干渉光
輝性顔料による干渉作用を呈す意匠を発現し、さらに塗
膜を動かしたときに上記(b)の平均粒径が10〜30
μmの光輝性顔料の光輝感が連動し、立体感をも有する
輝度感を発現する。
【0019】この立体感の意匠を発現するための第1の
条件として、{上記(b)光輝性顔料/上記(a)干渉
光輝性顔料}の質量含有比が、1/100〜1/40で
あることが挙げられる。この{(b)光輝性顔料/
(a)干渉光輝性顔料}の質量含有比が、1/100未
満では、立体感を有する光輝感が発現しない恐れがあ
り、1/40を超えると干渉作用を発現しない恐れがあ
る。好ましくは、1/90〜1/50であり、より好ま
しくは、1/80〜1/60である。
【0020】さらに第2の条件として、(a)の干渉光
輝性顔料の平均粒径が5〜10μm、(b)の干渉光輝
性顔料の平均粒径が10〜30μmで、かつ(c)
{(b)の干渉光輝性顔料の平均粒径−(a)の干渉光
輝性顔料の平均粒径=10〜25μm}であることが挙
げられる。この範囲を外れても立体感の意匠を発現でき
ない。なお本発明での平均粒径は、長径の平均粒径を意
味する。
【0021】[(a)干渉光輝性顔料]上記(a)干渉
光輝性顔料は、平均粒径5〜10μmの干渉性を有する
光輝性顔料で、好ましくは金属酸化物被覆マイカ顔料、
金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料、金属酸化物被覆
シリカフレーク顔料または金属酸化物被覆ガラスフレー
ク顔料のいずれか一種であり、条件を満たせばこれらの
混合物であってもよい。
【0022】上記金属酸化物被覆マイカ顔料は、天然の
白雲母や合成雲母の表面に二酸化チタン、酸化鉄やその
他にクロム、コバルト、錫、ジルコニウム等の金属酸化
物の薄膜をコーティングした干渉マイカ顔料である。
【0023】また、上記金属酸化物被覆アルミナフレー
ク顔料は、酸化アルミニウム(A1 23)の表面をFe
23、TiO2、SnO2、ZrO2等の金属酸化物によ
り被覆したもので、厚みが0.1〜0.8μm、好まし
くは0.2〜0.4μmのものである。また、表面平滑
性を高く、粒度分布をシャープにすることで、反射した
光による散乱を少なくすることができる。
【0024】一方、上記金属酸化物被覆シリカフレーク
顔料は、フレーク状のシリカ(二酸化珪素)からなる基
体を、シリカとは異なる金属酸化物で被覆したものであ
る。ここで、被覆する金属酸化物の例としては、酸化鉄
(一酸化鉄、三酸化二鉄、ヘマタイト)、二酸化チタン
(アナターゼ型、またはルチル型)がある。金属酸化物
被覆層の厚みは、50〜200nmが好ましく、より好
ましくは60〜180nmである。
【0025】さらに、上記金属酸化物被覆ガラスフレー
ク顔料は、ガラスフレークの表面に二酸化チタンを被覆
した光輝性顔料である。厚みは、0.1〜10μm、好
ましくは0.1〜5μmである。厚みが0.1μm未満
では、塗料サーキュレーション時に過大のシェアがかか
り、上記光輝性顔料に変形・破壊が発生して経時的に塗
料が変色する不具合が生じ、10μmを超えると塗膜外
観が低下する恐れがある。
【0026】上記干渉光輝性顔料において、被覆する金
属酸化物の種類・量(被覆厚)を調整することで、所望
の色を得ることができる。
【0027】[(b)光輝性顔料]上記(b)の光輝性
顔料は、平均粒径10〜30μmで、上記(a)の干渉
光輝性顔料と異種の光輝性顔料であり、かつ(c)
{(b)の光輝性顔料の平均粒径−(a)の干渉光輝性
顔料の平均粒径=10〜25μm}のものである。上記
(b)の干渉光輝性顔料の種類としては、上記(a)の
干渉光輝性顔料に、加えてアルミニウムフレーク顔料、
金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料、または金属めっ
きガラスフレーク顔料のいずれか一種であり、条件を満
たせばこれらの混合物であってもよい。ただし上記
(a)の干渉光輝性顔料とは、異種であることが必要で
ある。
【0028】上記アルミニウムフレーク顔料は、塗膜に
隠蔽性およびメタリック感を付与する顔料である。上記
アルミニウムフレーク顔料としては、アルミニウムフレ
ークをステアリン酸のような脂肪酸とともにボールミル
で粉砕処理する通常の方法によって調製されたリーフィ
ング、セミリーフィングまたはノンリーフィング系のア
ルミニウムフレークであってよい。さらに基体のアルミ
ニウムフレークに、有機着色顔料または無機着色顔料を
薄片状にコーティングした着色アルミニウムフレーク顔
料を用いることによっても、目的の意匠を得ることがで
きる。好ましい平均粒径は、1〜44μmの範囲であ
る。
【0029】上記金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料
は、酸化アルミニウム(A123)をFe23、Ti
2、SnO2、ZrO2等の金属酸化物により被覆した
もので、平均粒度が3〜60μm、好ましくは5〜30
μm、厚みが0.1〜0.8μm、好ましくは0.2〜
0.4μmのものである。また、表面平滑性が高く、粒
度分布がシャープなものは反射した光による散乱を少な
くすることができる。
【0030】さらに、アスペクト比(粒子径/厚み)が2
0以上の薄片状アルミナフレーク顔料の表面を金属酸化
物で被覆した場合には、パール感(真珠光沢)を呈する顔
料となり、これを用いた塗膜は、ハイライトおよびシェ
ードの位置からともに、従来のマイカ粉では得られなか
った強い輝きを呈し、透明感があって立体的な印象を表
現できる。
【0031】上記金属めっきガラスフレーク顔料は、ガ
ラスフレークの表面に金、銀、またはニッケルをめっき
した光輝性顔料である。厚みは、0.1〜10μm、好
ましくは0.1〜5μmである。厚みが0.1μm未満
では、塗料サーキュレーション時に過大のシェアがかか
り、上記光輝性顔料に変形・破壊が発生して経時的に塗
料が変色する不具合が生じ、10μmを超えると塗膜外
観が低下する恐れがある。
【0032】[(c)上記2種の干渉光輝性顔料におけ
る平均粒径の差]上記2種の干渉光輝性顔料における平
均粒径の差が、(c)として、{(b)の光輝性顔料の
平均粒径−(a)の干渉光輝性顔料の平均粒径=10〜
25μm}であるが、この範囲を外れると、立体感を発
現できない恐れがある。より好ましくは、15〜20μ
mである。
【0033】また、上記(a)および(b)の含有量
(PWC)は、5〜50%が好ましい。5%未満では、
立体感の意匠を発現し難く、50%を超えると塗膜外観
が低下する恐れがある。より好ましくは10〜25%で
ある。
【0034】また、上記以外の顔料成分として、その他
の光輝性顔料および着色顔料を含有することができる。
このようなその他の光輝性顔料として、例えば、金属チ
タンフレーク、ステンレスフレーク、板状酸化鉄、フタ
ロシアニンフレークまたはホログラム顔料等を挙げるこ
とができる。また着色顔料としては、有機顔料および無
機顔料があり、有機顔料としては、例えば、アゾレーキ
系顔料、フタロシアニン系顔料、インジゴ系顔料、ペリ
レン系顔料、キノフタロン系顔料、ジオキサジン系顔
料、キナクリドン系顔料、イソインドリノン系顔料、金
属錯体顔料等が挙げられ、また、無機顔料としては、例
えば、黄色酸化鉄、ベンガラ、二酸化チタン、カーボン
ブラック等が挙げられる。また各種体質顔料等を併用す
ることができる。なお、上記全ての顔料の総含有量(P
WC)は、55%未満が好ましく、30%未満がより好
ましい。55%を超えると塗膜外観が低下する。
【0035】[ビヒクル]上記光輝性塗料組成物に含ま
れるビヒクルは、上記顔料を分散するものであって、塗
膜形成用樹脂と必要に応じて架橋剤とから構成される。
【0036】上記ビヒクルを構成する塗膜形成用樹脂と
しては、例えば、(A)アクリル樹脂、(B)ポリエス
テル樹脂、(C)アルキド樹脂、(D)フッ素樹脂、
(E)エポキシ樹脂、(F)ポリウレタン樹脂、(G)
ポリエーテル樹脂等が挙げられ、特に、アクリル樹脂お
よびポリエステル樹脂が好ましく用いられる。これら
は、2種以上を組み合わせて使用することができる。ま
た、上記塗膜形成用樹脂には、硬化性を有するタイプと
ラッカータイプとがあるが、通常は硬化性を有するタイ
プのものが使用される。硬化性を有するタイプの場合に
は、アミノ樹脂や(ブロック)ポリイソシアネート化合
物、アミン系、ポリアミド系、多価カルボン酸等の架橋
剤と混合して使用に供され、加熱または常温で硬化反応
を進行させることができる。また、硬化性を有しないタ
イプの塗膜形成用樹脂を、硬化性を有するタイプと併用
することも可能である。
【0037】<(A)アクリル樹脂>上記アクリル樹脂
としては、アクリル系モノマーと他のエチレン性不飽和
モノマーとの共重合体を挙げることができる。上記共重
合に使用し得るアクリル系モノマーとしては、アクリル
酸またはメタクリル酸のメチル、エチル、プロピル、n
−ブチル、i−ブチル、t−ブチル、2−エチルヘキシ
ル、ラウリル、フェニル、ベンジル、2−ヒドロキシエ
チル、2−ヒドロキシプロピル等のエステル化物、アク
リル酸またはメタクリル酸2−ヒドロキシエチルのカプ
ロラクトンの開環付加物、アクリルアミド、メタクリル
アミドおよびN−メチロールアクリルアミドなどがあ
る。これらと共重合可能な他のエチレン性不飽和モノマ
ーとしては、スチレン、α−メチルスチレン、イタコン
酸、マレイン酸、酢酸ビニルなどがある。
【0038】<(B)ポリエステル樹脂>上記ポリエス
テル樹脂としては、飽和ポリエステル樹脂や不飽和ポリ
エステル樹脂等が挙げられ、例えば、多塩基酸と多価ア
ルコールを加熱縮合して得られた縮合物が挙げられる。
多塩基酸としては、例えば、飽和多塩基酸、不飽和多塩
基酸等が挙げられ、飽和多塩基酸としては、例えば、無
水フタル酸、テレフタル酸、コハク酸等が挙げられ、不
飽和多塩基酸としては、例えば、マレイン酸、無水マレ
イン酸、フマル酸等が挙げられる。多価アルコールとし
ては、例えば、二価アルコール、三価アルコール等が挙
げられ、二価アルコールとしては、例えば、エチレング
リコール、ジエチレングリコール等が挙げられ、三価ア
ルコールとしては、例えば、グリセリン、トリメチロー
ルプロパン等が挙げられる。
【0039】<(C)アルキド樹脂>上記アルキド樹脂
としては、上記多塩基酸と多価アルコールにさらに油脂
・油脂脂肪酸(大豆油、アマニ油、ヤシ油、ステアリン
酸等)、天然樹脂(ロジン、コハク等)等の変性剤を反
応させて変性させて得られたアルキッド樹脂を用いるこ
とができる。
【0040】<(D)フッ素樹脂>上記フッ素樹脂とし
ては、フッ化ビニリデン樹脂、四フッ化エチレン樹脂の
いずれかまたはこれらの混合体、フルオロオレフィンと
ヒドロキシ基含有の重合性化合およびその他の共重合可
能なビニル系化合物からなる単量体を共重合させて得ら
れる各種フッ素系共重合体からなる樹脂を挙げることが
できる。
【0041】<(E)エポキシ樹脂>上記エポキシ樹脂
としては、ビスフェノールとエピクロルヒドリンの反応
によって得られる樹脂等を挙げることができる。ビスフ
ェノールとしては、例えば、ビスフェノールA、F等が
挙げられる。上記ビスフェノール型エポキシ樹脂として
は、例えば、エピコート828、エピコート1001、
エピコート1004、エピコート1007、エピコート
1009(いずれも、シェルケミカル社製)等が挙げら
れ、またこれらを適当な鎖延長剤を用いて鎖延長したも
のも用いることができる。
【0042】<(F)ポリウレタン樹脂>上記ポリウレ
タン樹脂としては、アクリル、ポリエステル、ポリエー
テル、ポリカーボネート等の各種ポリオール成分とポリ
イソシアネート化合物とによって得られるウレタン結合
を有する樹脂を挙げることができる。上記ポリイソシア
ネート化合物としては、2,4−トリレンジイソシアネ
ート(2,4−TDI)、2,6−トリレンジイソシア
ネート(2,6−TDI)、およびその混合物(TD
I)、ジフェニルメタン−4,4’−ジイソシアネート
(4,4’−MDI)、ジフェニルメタン−2,4’−
ジイソシアネート(2,4’−MDI)、およびその混
合物(MDI)、ナフタレン−1,5−ジイソシアネー
ト(NDI)、3,3’−ジメチル−4,4’−ビフェ
ニレンジイソシアネート(TODI)、キシリレンジイ
ソシアネート(XDI)、ジシクロへキシルメタン・ジ
イソシアネート(水素化HDI)、イソホロンジイソシ
アネート(IPDI)、へキサメチレンジイソシアネー
ト(HDI)、水素化キシリレンジイソシアネート(H
XDI)等を挙げることができる。
【0043】<(G)ポリエーテル樹脂>上記ポリエー
テル樹脂としては、エーテル結合を有する重合体または
共重合体であり、ポリオキシエチレン系ポリエーテル、
ポリオキシプロピレン系ポリエーテル、ポリオキシブチ
レン系ポリエーテルもしくはビスフェノールAあるいは
ビスフェノールFなどの芳香族ポリヒドロキシ化合物か
ら誘導されるポリエーテル等の1分子当たりに少なくと
も2個の水酸基を有するポリエーテル樹脂を、または上
記ポリエーテル樹脂とコハク酸、アジピン酸、セバシン
酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、トリメリ
ット酸等の多価カルボン酸類、あるいは、これらの酸無
水物等の反応性誘導体とを反応させて得られるカルボキ
シル基含有ポリエーテル樹脂を挙げることができる。
【0044】上記ビヒクルが架橋剤を含む場合、塗膜形
成用樹脂と架橋剤の割合としては、固形分換算で塗膜形
成用樹脂が90〜50質量%、架橋剤が10〜50質量
%であり、好ましくは塗膜形成用樹脂が85〜60質量
%であり、架橋剤が15〜40質量%である。架橋剤が
10質量%未満では(塗膜形成用樹脂が90質量%を超
えると)、塗膜中の架橋が十分でない。一方、架橋剤が
50質量%を超えると(塗膜形成用樹脂が50質量%未
満では)、塗料組成物の貯蔵安定性が低下するとともに
硬化速度が大きくなるため、塗膜外観が悪くなる。
【0045】[上記以外の成分]上記光輝性塗料組成物
は、上記成分の他に、脂肪族アミドの潤滑分散体である
ポリアミドワックスや酸化ポリエチレンを主体としたコ
ロイド状分散体であるポリエチレンワックス等の沈降防
止剤、硬化触媒、紫外線吸収剤、酸化防止剤、レベリン
グ剤、シリコンや有機高分子等の表面調整剤、タレ止め
剤、増粘剤、消泡剤、滑剤、架橋性重合体粒子(ミクロ
ゲル)等を適宜添加することができる。これらの添加剤
は、通常、上記ビヒクル100質量部(固形分基準)に
対して15質量部以下の割合で配合することにより、塗
料や塗膜の性能を改善することができる。
【0046】本発明の光輝性塗料組成物は、上記構成成
分を、通常、溶剤に溶解または分散した態様で提供され
る。溶剤としては、ビヒクルを溶解または分散するもの
であればよく、有機溶剤および/または水を使用し得
る。有機溶剤としては、塗料分野において通常用いられ
るものを挙げることができる。例えば、トルエン、キシ
レン等の炭化水素類、アセトン、メチルエテルケトン等
のケトン類、酢酸エチル、セロソルブアセテート、ブチ
ルセロソルブ等のエステル類、アルコール類等を例示で
きる。環境面の観点から有機溶剤の使用が規制されてい
る場合には、水を用いることが好ましい。この場合、適
量の親水性有機溶剤を含有させてもよい。
【0047】<塗膜形成方法>本発明の塗膜形成方法
は、基材に、カラーベース塗膜を形成後、上記の光輝性
塗料組成物を用いて干渉光輝性ベースコート層を形成し
た後、クリヤートップ塗料を用いてトップコート層を形
成するものである。
【0048】上記基材としては、限定されるものでな
く、鉄、アルミニウム、銅またはこれらの合金等の金属
類;ガラス、セメント、コンクリート等の無機材料;ポ
リエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、エチレン−酢酸
ビニル共重合体樹脂、ポリアミド樹脂、アクリル樹脂、
塩化ビニリデン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂等の樹脂類や各種のFRP等の
プラスチック材料;木材、繊維材料(紙、布等)等の天
然または合成材料等が挙げられる。この基材は、3色性
の意匠を効果的に発現するため、例えば、自動車のボデ
ィやドアのように曲面を有しているものであることが好
ましい。
【0049】本発明の塗膜形成方法においては、上記基
材にカラーベース塗膜を介して上記光輝性塗料組成物を
塗装するが、基材が自動車車体および部品の場合は、予
め化成処理、電着塗装等による下塗り塗装、中塗り塗装
等を施しておくのが好ましい。上記中塗り塗装は、下地
の隠蔽、耐チッピング性の付与およびカラーベース塗膜
との密着性確保のために行われるもので、中塗り塗料を
用いて塗膜を形成するものである。
【0050】本発明の塗膜形成方法においては、まず上
記基材に、カラーベース塗膜を形成し、上記光輝性塗料
組成物を用いて干渉光輝性ベースコート層を形成する。
上記光輝性塗料組成物は、その下層を完全には隠蔽しな
い場合には、例えば、下層として存在するカラーベース
塗膜と複合された色を発現することができる。本発明の
塗膜形成方法で用いられるカラーベース塗膜の形成に用
いるカラーベース塗料としては、中塗り用として一般に
使用されているものを、所望の色相に調製したものを用
いることができる。
【0051】上記基材が下塗り、中塗り塗料等により下
地塗装をした物である場合には、下地塗膜の上にウェッ
トオンウェット(W/W)法、またはウェットオンドラ
イ(W/D)法により上記カラーベース塗膜を形成する
ことができる。次いで上記カラーベース塗膜の上にウェ
ットオンウェット(W/W)法、またはウェットオンド
ライ(W/D)法により上記光輝性塗料組成物を塗装す
ることができる。上記W/W法とは下地塗装をした後、
風乾等により乾燥し、未硬化状態または半硬化状態の下
地塗膜に塗装する方法であり、これに対して、上記W/
D法とは下地塗膜を焼き付けて硬化させた下地塗膜に塗
装する方法である。
【0052】上記光輝性塗料組成物を基材上に塗装する
方法は特に限定されないが、スプレー法、ロールコータ
ー法等が好ましく、また、複数回塗装することも可能で
ある。上記光輝性塗料組成物を塗装した干渉光輝性ベー
スコート層の乾燥膜厚は、1コートにつき5〜50μm
が好ましく、10〜30μmがより好ましい。
【0053】このようにして形成された干渉光輝性ベー
スコート層上に、トップコート層として、クリヤー塗膜
を少なくとも一層形成する。上記干渉光輝性ベースコー
ト層中に光輝性顔料が多い場合に、クリヤートップ塗料
を2層以上塗装すると、表面の光輝感を向上させること
ができる。
【0054】本発明の塗膜形成方法で用いられるクリヤ
ートップ塗料としては、上塗り用として一般に使用され
ているものを用いることができ、例えば、アクリル樹
脂、ポリエステル樹脂、フッ素樹脂、エポキシ樹脂、ポ
リウレタン樹脂、ポリエーテル樹脂およびこれらの変性
樹脂等から選ばれた少なくとも1種の熱硬化性樹脂と前
述の架橋剤とを混合したものを用いることができるが、
特公平8−19315号公報に記載されたカルボキシル
基含有ポリマーとエポキシ基含有ポリマーとを含むクリ
ヤートップ塗料が、耐酸性雨対策およびW/W法で干渉
光輝性ベースコート層との溶解性の差を大きくすると、
塗装した際に干渉光輝性ベースコート層における光輝剤
の配向を乱さないという観点から好ましく用いられる。
【0055】また、これらのクリヤートップ塗料は、必
要に応じて、その透明性を損なわない範囲で、着色顔
料、体質顔料、改質剤、紫外線吸収剤、レベリング剤、
分散剤、消泡剤等の添加剤を配合することが可能であ
る。
【0056】本発明の塗膜上へのクリヤートップ塗料の
塗装は、上記干渉光輝性ベースコート層、および必要に
応じて中塗り塗料から形成された層を同時に硬化させて
から行うことができるが、未硬化状態または半硬化状態
の上記干渉光輝性ベースコート層に対して、先のW/W
法を用いることが好ましい。また、クリヤートップ塗料
を複数回塗装する場合には、最終のクリヤートップ塗料
を塗装した後で同時に焼き付ければよく、初期にクリヤ
ートップ塗料を塗装した段階では完全に硬化させなくて
もよい。
【0057】このようにクリヤートップ塗料を用いてW
/W法により形成したトップコート層は、干渉光輝性ベ
ースコート層、および必要に応じて、下地塗膜とともに
120〜160℃で所定時間焼き付けられ、塗膜を得る
ことができる。なお、トップコート層の乾燥膜厚は1コ
ートにつき10〜80μmが好ましく、20〜50μm
がより好ましい。
【0058】<塗装物>本発明に係る塗装物は、上記塗
膜形成方法によって塗装されたものであり、上記カラー
ベース塗膜が形成された基材上に、上記干渉光輝性ベー
スコート層が形成されており、さらにその上にトップコ
ート層として少なくとも一層のクリヤートップコート層
が形成されている。上記塗装物は、立体感の意匠を発現
するものであり、より高級感のある光輝感を呈してい
る。特に自動車のボディやドアのような曲面部では立体
感の意匠が効果的に発現される。
【0059】
【実施例】次に、本発明を実施例および比較例を挙げて
さらに具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例に
のみ限定されるものではない。なお、配合量は特に断り
のないかぎり質量部を表す。
【0060】
【実施例1〜14、比較例1〜4】[基材の調製]ダル
鋼板(長さ300mm、幅100mmおよび厚さ0.8
mm)を燐酸亜鉛処理剤(「サーフダインSD200
0」、日本ペイント社製)を使用して化成処理した後、
カチオン電着塗料(「パワートップU−50」、日本ペ
イント社製)を乾燥膜厚が25μmとなるように電着塗
装した。次いで、160℃で30分間焼き付けた後、以
下の2種のカラーベース塗料を乾燥膜厚が40μmとな
るようにエアースプレー塗装し、140℃で30分間焼
き付け、カラーベース塗膜層を形成した、それぞれ基材
AおよびBとした。 {A…商品名:「オルガS−90シーラー」(N6)の
日本ペイント社製} {B…商品名:「オルガS−90シーラー」(N2)の
日本ペイント社製} なお、商品名右のカッコ内に示されたN6およびN2
は、それぞれマンセル表示系の明度を示す。
【0061】[光輝性塗料組成物の調製]アクリル樹脂
(スチレン/メチルメタクリレート/エチルメタクリレ
ート/ヒドロキシエチルメタクリレート/メタクリル酸
の共重合体、数平均分子量約20000、水酸基価4
5、酸価15、固形分50質量%)と、メラミン樹脂
(商品名,「ユーバン20SE」、三井化学社製、固形
分60質量%)とを80:20の固形分質量比で配合し
て得たビヒクルに対し、(a)平均粒径が5〜10μm
の干渉光輝性顔料、(b)平均粒径が10〜30μmの
光輝性顔料、および必要によりその他の光輝性顔料と着
色顔料とを表1に示す種類および割合で配合した。なお
比較例では、光輝性顔料を表1に示す種類および割合の
ものを用いた。次いで、有機溶剤(トルエン/キシレン
/酢酸エチル/酢酸ブチルの質量比=70/15/10
/5)とともに攪拌機により塗装適正粘度になるように
攪拌混合し、光輝性塗料組成物を調製した。
【0062】[立体感の意匠を有する塗膜の形成]上記
基材の被塗面に、先に得た光輝性塗料組成物を乾燥膜厚
が15μmになるように塗装した。塗装は静電塗装機
(「Auto REA」、ABBインダストリー社製)
を用い、霧化圧2.8kg/cm2で行った。塗装中の
ブースの雰囲気は温度25℃、湿度75%に保持した。
塗装後3分間セッティングし、クリヤートップ塗料を乾
燥膜厚が35μmになるように塗装し、室温で10分間
セッティングし、140℃の温度で30分間焼き付け
た。得られた塗膜の立体感の意匠を下記評価方法で評価
した。結果を表1に示す。
【0063】なお、使用したクリヤートップ塗料は、ア
クリル/メラミン樹脂系クリヤートップ塗料1(「スー
パーラックO−130クリヤー」、日本ペイント社
製)、または、カルボキシル基含有ポリマーとエポキシ
基含有ポリマーとを含有するクリヤートップ塗料2
(「マックフローO−520クリヤー」、日本ペイント
社製)の2種類である。
【0064】[評価方法] 立体感の意匠:試験板のハイライトおよびシェードの位
置からともに、干渉作用を有し彩度が高く、(b)の光
輝性顔料による強い輝き呈す意匠を発現する程度を目視
で評価した。 {3…上記意匠が明確に発現した} {2…上記意匠がほぼ発現した} {1…上記意匠が発現せず}
【0065】
【表1】
【0066】表1の結果から明らかなように、本実施例
は、本発明の塗膜形成方法により塗膜を形成したもの
で、光輝剤を含有する層を単層にて形成することがで
き、塗装工程における工程の短縮が可能な立体感の意匠
を発現する光輝性塗膜が得られた。一方、比較例では、
立体感の意匠を発現する塗膜を得ることはできなかっ
た。
【0067】
【発明の効果】本発明の光輝性塗料組成物は、ビヒクル
および2種以上の干渉光輝性顔料を含有する塗料組成物
であって、上記2種以上の干渉光輝性顔料の中のある一
種が(a)平均粒径5〜10μmの干渉光輝性顔料、お
よび他の一種が(b)平均粒径10〜30μmの上記
(a)の干渉光輝性顔料とは異種の光輝性顔料で、かつ
{上記(b)光輝性顔料/上記(a)干渉光輝性顔料}
の質量含有比が1/100〜1/40で、ただし、
(c){上記(b)の光輝性顔料の平均粒径−上記
(a)の干渉光輝性顔料の平均粒径=10〜25μm}
の塗料であり、工程短縮が可能で、ハイライトおよびシ
ェードの位置から共に、干渉作用を有し、彩度が高く、
(b)の光輝性顔料による強い輝き呈す意匠を発現し、
さらに塗膜を動かしたときに(b)の光輝性顔料が連動
する立体感をも有する輝度感を発現する。なお、本発明
により得られる塗膜は、上記光輝感を強く呈するため、
自動車、二輪車等の乗物外板、これらの部品、容器外
面、コイルコーティング、家電業界等の独特な意匠性が
要求される塗装物において好ましく使用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09C 1/40 C09C 1/40 3/06 3/06 C09D 5/29 C09D 5/29 201/06 201/06 Fターム(参考) 4D075 CB04 CB13 DC12 EA43 EC02 EC03 EC04 EC11 EC23 EC53 4F100 AA17C AA17H AA19C AA19H AA20C AA20H AB03A AG00C AG00H AK53D AT00A BA04 BA07 BA10A BA10D BA13 CA13C CC00B CC00C CC00D DE02C DE02H EG001 EH461 EH462 GB32 GB48 HB00B JN01D JN21C YY00C YY00H 4J037 AA18 AA25 AA26 AA30 CA03 CA09 DD05 DD10 EE03 FF02 4J038 CE051 CG001 DB001 DD001 DG001 DL001 GA06 GA07 HA216 HA486 HA546 KA03 KA08 KA15 KA20 NA01 PB03 PB07 PC02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビヒクルおよび2種以上の干渉光輝性顔
    料を含有する塗料組成物であって、前記2種以上の干渉
    光輝性顔料の中のある一種が(a)平均粒径5〜10μ
    mの干渉光輝性顔料、および他の一種が(b)平均粒径
    10〜30μmの前記(a)の干渉光輝性顔料とは異種
    の光輝性顔料で、かつ{前記(b)光輝性顔料/前記
    (a)干渉光輝性顔料}の質量含有比が1/100〜1
    /40で、ただし、(c){前記(b)の光輝性顔料の
    平均粒径−前記(a)の干渉光輝性顔料の平均粒径=1
    0〜25μm}であるものを含む光輝性塗料組成物。
  2. 【請求項2】 前記(a)干渉光輝性顔料および(b)
    光輝性顔料を、PWCとして5〜25%含有する請求項
    1記載の光輝性塗料組成物。
  3. 【請求項3】 前記(a)干渉光輝性顔料が、金属酸化
    物被覆マイカ顔料、金属酸化物被覆アルミナフレーク顔
    料、金属酸化物被覆シリカフレーク顔料、もしくは金属
    酸化物被覆ガラスフレーク顔料のいずれか一種またはこ
    れらの混合物である請求項1または2記載の光輝性塗料
    組成物。
  4. 【請求項4】 前記(b)光輝性顔料が、金属酸化物被
    覆マイカ顔料、金属酸化物被覆アルミナフレーク顔料、
    金属酸化物被覆シリカフレーク顔料、金属酸化物被覆ガ
    ラスフレーク顔料、アルミニウムフレーク顔料、もしく
    は金属めっきガラスフレーク顔料のいずれか一種または
    これらの混合物である請求項1から3いずれか1項記載
    の光輝性塗料組成物。
  5. 【請求項5】 基材に、カラーベース塗膜を形成後、請
    求項1から4いずれか1項記載の光輝性塗料組成物を用
    いて干渉光輝性ベースコート層を形成した後、クリヤー
    塗料を用いてトップコート層を形成する光輝性塗膜形成
    方法。
  6. 【請求項6】 前記クリヤー塗料が、カルボキシル基含
    有ポリマーおよびエポキシ基含有ポリマーを含む請求項
    5記載の光輝性塗膜形成方法。
  7. 【請求項7】 請求項5または6記載の光輝性塗膜形成
    方法により塗装された塗装物。
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