JP2003292597A - 不織布用ポリエチレンテレフタレート - Google Patents
不織布用ポリエチレンテレフタレートInfo
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Abstract
り、開繊性に優れ、糸切れ抑制により操業性が向上され
た不織布用ポリエチレンテレフタレートを提供するもの
である。 【解決手段】重合用触媒としてチタン化合物を含むこと
を特徴とする不織布用ポリエチレンテレフタレート。
Description
れ抑制により操業性が向上された不織布用ポリエチレン
テレフタレートに関するものである。
に用いられており、例えば、衣料用、資材用、医療用に
用いられている。不織布用に用いられる熱可塑性樹脂と
しては、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン
テレフタレート、ポリ乳酸等のポリエステル系、ナイロ
ン等のポリアミド系、ポリエチレン、ポリプロピレン等
のポリオレフィン系樹脂等が用いられるが、その中で
も、汎用性、実用性の点でポリエチレンテレフタレート
が優れ、好適に使用されている。
レフタル酸またはそのエステル形成性誘導体とエチレン
グリコールから製造されるが、高分子量のポリマーを製
造する商業的なプロセスでは、重縮合触媒としてアンチ
モン化合物が広く用いられている。しかしながら、アン
チモン化合物を含有するポリマーは以下に述べるような
幾つかの好ましくない特性を有している。
たポリマーを溶融紡糸して繊維とするときに、アンチモ
ン触媒の残渣が口金孔周りに堆積することが知られてい
る。この堆積が進行するとフィラメントに欠点が生じる
原因となるため、適時除去する必要が生じる。アンチモ
ン触媒残渣の堆積が生じるのは、ポリマー中のアンチモ
ン化合物が口金近傍で変成し、一部が気化、散逸した
後、アンチモンを主体とする成分が口金に残るためであ
ると考えられている。
比較的大きな粒子状となりやすく、異物となって成形加
工時のフィルターの濾圧上昇、紡糸の際の糸切れあるい
は製膜時のフイルム破れの原因になるなどの好ましくな
い特性を有している。特に不織布の溶融紡糸において
は、このアンチモン触媒残渣に起因した糸切れ発生が多
く、操業性を低下させる一因となっている。また、特開
平9−279459号公報にて開示されているとおり、
溶融紡糸で糸切れが生じると、切れた繊維が他の繊維に
絡まって未開繊となり、不織布に斑点状の欠点を形成す
ることが知られている上記のような背景からアンチモン
含有量が少ないか、あるいは含有しない不織布用ポリエ
チレンテレフタレートが求められている。
ンチモン系化合物以外の化合物に求める場合ゲルマニウ
ム化合物が知られているが、ゲルマニウム化合物は非常
に高価であり汎用的に用いることは難しい。
特定の側鎖型ポリオキシアルキレン基含有化合物や特定
の主鎖型ポリオキシアルキレン基含有物及びスルホン酸
金属塩基を有する化合物がそれぞれ特定量共重合された
ポリエステルを含む2種以上のポリマーからなる易分割
繊維を構成要素としてなる不織布が、吸水性能に優れて
いることが開示されている。しかし、共重合成分を用い
ることによる機能化に関しては開示されているが、重合
用触媒として用いている化合物はアンチモン化合物であ
り、その結果得られるポリマーの溶液ヘイズは高くな
り、口金汚れに起因した糸切れの問題が生じる。
し、糸切れの少ない不織布用ポリエチレンテレフタレー
トを鋭意検討した結果、重合用触媒としてチタン化合物
を含むことにより本発明の目的を達成できるという知見
を得た。
用触媒としてチタン化合物を含むことにより、開繊性に
優れ、糸切れ抑制により操業性が向上された不織布用ポ
リエチレンテレフタレートを提供するものである。
は、重合用触媒としてチタン化合物を含むことを特徴と
する不織布用ポリエチレンテレフタレートにより達成さ
れる。
ートはジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導体及
びジオールまたはそのエステル形成性誘導体から合成さ
れるポリマーであって、不織布用として用いることが可
能なものであれば特に限定はない。
しては、全酸成分に対して20モル%以下の共重合成分
を含むことが好ましい。従って、全酸成分に対して共重
合成分を含有していないポリエチレンテレフタレートま
たは主としてポリエチレンテレフタレートからなるポリ
エステル共重合体にて全酸成分に対して0モル%より大
きく20モル%以下の共重合成分を含むことになる。こ
の共重合成分として、具体的にはイソフタル酸、ナフタ
レンジカルボン酸、4,4’−ジフェニルジカルボン酸
等の芳香族ジカルボン酸またはそのエステル形成性誘導
体、アジピン酸、セバシン酸等の脂肪族ジカルボン酸ま
たはそのエステル形成性誘導体、シクロヘキサンジカル
ボン酸等の脂環式ジカルボン酸またはそのエステル形成
性誘導体等が挙げられる。熱圧着品種として低融点ポリ
エチレンテレフタレートを得るためには、実用性の観点
からイソフタル酸またはエステル形成性誘導体が好まし
い。また、その含有量は全酸成分に対して20モル%以
下であれば、目的とする十分な低融点ポリエチレンテレ
フタレートを得ることができるため好ましい。さらに好
ましくは18モル%以下である。
ートには、ジオール成分の共重合成分を含有してもよ
い。具体的には、プロパンジオール、ブタンジオール、
ネオペンチルグリコール、ヘキサメチレングリコール、
ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、
シクロヘキサンジメタノール等またはそのエステル形成
性誘導体が挙げられる。また、その含有量は特に限定さ
れるものではないが、汎用性の観点から全ジオール成分
に対して50モル%より少ないことが好ましい。
は、具体的には、チタンテトラブトキシド、チタンテト
ライソプロポキシド等のチタンアルコキシド、主たる金
属元素がチタン及びケイ素からなる複合酸化物、チタン
錯体等が使用できる。また、超微粒子酸化チタンを使用
することもできる。
ン酸またはそのエステル形成性誘導体及びジオールまた
はそのエステル形成性誘導体から合成されるポリマーに
おいて、以下の(1)〜(3)の反応全てまたは一部の
素反応の反応促進に実質的に寄与する化合物を指す。 (1)ジカルボン酸成分とジオール成分との反応である
エステル化反応 (2)ジカルボン酸のエステル形成性誘導体成分とジオ
ール成分との反応であるエステル交換反応 (3)実質的にエステル反応またはエステル交換反応が
終了し、得られたポリエチレンテレフタレート低重合体
を脱ジオール反応にて高重合度化せしめる重縮合反応 従って、特開2000−96430号公報に挙げられて
いる消臭性、抗菌性及び防カビ性を付与するために添加
してなるチタン及びケイ素からなる複合酸化物とは光触
媒であり、その作用効果が異なる。また、無機粒子とし
て一般的に用いられている酸化チタンも上記の反応に対
して実質的に触媒作用を有しておらず、本発明の重合用
触媒としてのチタン化合物とは異なる。
る複合酸化物及び超微粒子酸化チタンの製造方法は、特
に限定されないが、例えば、チタンのアルコキシド化合
物を原料として、加水分解反応により製造する方法にお
いて、この加水分解の速度を制御することによって得ら
れる。具体的には、例えば主原料であるチタンアルコキ
シド化合物に対して、ケイ素やジルコニウム等の少量の
他の金属アルコキシド化合物や多価アルコール化合物を
共存させ、両者の共沈法、部分加水分解法、配位化学ゾ
ル・ゲル法等によって合成することができる。ここで共
沈法とは2種あるいはそれ以上の成分を含有する所定の
組成の溶液を調製し、その組成のまま加水分解反応を進
行させる方法である。また、部分加水分解法とは、一方
の成分をあらかじめ加水分解した状態としておき、そこ
へもう一方の成分を加えさらに加水分解を進行させる方
法である。また、配位化学ゾル・ゲル法とは、チタンア
ルコキシド原料とともに分子内に官能基を複数持つ多価
アルコール化合物等を共存させ、両者の間であらかじめ
反応物を形成させることによって、その後の加水分解反
応の速度を制御しようとするものである。以上のような
化合物の合成方法は、例えば、上野ら、「金属アルコキ
シドを用いる触媒調製」、アイピーシー(1993)等
に記載されている。なお、触媒として用いる超微粒子酸
化チタンは分子量が100000(g/mol)より小
さいと触媒活性、異物抑制の点で好ましい。超微粒子酸
化チタンの分子量はより好ましくは500〜10000
0(g/mol)、更に好ましくは1000〜5000
0(g/mol)、特に好ましくは1500〜2000
0(g/mol)である。
力を持ったキレート剤を含有するチタン化合物であっ
て、特に限定されないが、中でも多価カルボン酸のチタ
ンキレート化合物を用いると、得られるポリマーの色調
が良好となり、異物生成も少なく好ましい。特にはヒド
ロキシ多価カルボン酸や含窒素多価カルボン酸のチタン
キレートが好ましい。このようなチタン錯体を形成する
キレート剤としては、フタル酸、トリメリット酸、トリ
メシン酸、ヘミメリット酸、ピロメリット酸等の多価カ
ルボン酸、リンゴ酸、クエン酸等のヒドロキシ多価カル
ボン酸、エチレンジアミン四酢酸、ニトリロ三プロピオ
ン酸、カルボキシイミノ二酢酸、カルボキシメチルイミ
ノ二プロピオン酸、ジエチレントリアミノ五酢酸、トリ
エチレンテトラミノ六酢酸、イミノ二酢酸、イミノ二プ
ロピオン酸、ヒドロキシエチルイミノ二酢酸、ヒドロキ
シエチルイミノ二プロピオン酸、メトキシエチルイミノ
二酢酸等の含窒素多価カルボン酸が挙げられる。
化合物は得られるポリマーに対してチタン原子換算で
0.5〜150ppm添加すると重合活性が高く、得ら
れるポリマーの色調及び耐熱性も良好となり好ましい。
より好ましくは1〜100ppm、更に好ましくは3〜
50ppmである。
は、ポリエチレンテレフタレートの反応系にそのまま添
加してもよいが、あらかじめ該化合物をエチレングリコ
ール等のポリエステルを形成するジオール成分を含む溶
媒と混合し、溶液またはスラリーとし、必要に応じて該
化合物合成時に用いたアルコール等の低沸点成分を除去
した後、反応系に添加すると、ポリマーでの異物生成が
より抑制されるため好ましい。添加時期はエステル化反
応触媒やエステル交換反応触媒として、原料添加直後に
触媒を添加する方法や、原料と同伴させて触媒を添加す
る方法がある。また、重縮合反応触媒として添加する場
合は、実質的に重縮合反応開始前であればよく、エステ
ル化反応触媒やエステル交換反応触媒と一緒にさらに重
縮合反応触媒を添加してもよい。
ートにおいてはアンチモン化合物及びゲルマニウム化合
物の含有量が金属原子換算でそれぞれ20ppm以下で
あることが好ましい。この範囲とすることで、成形加工
時の口金汚れの発生等が少なく、かつ比較的安価なポリ
マーを得ることができる。より好ましくは、各化合物の
含有量はそれぞれ10ppm以下、特には実質的に含有
しないことが好ましい。
フタレートの製造方法において任意の時点でさらにコバ
ルト化合物を添加すると得られるポリマーの色調が良好
となり好ましい。本発明のコバルト化合物としては特に
限定はないが、具体的には、例えば、塩化コバルト、硝
酸コバルト、炭酸コバルト、コバルトアセチルアセトネ
ート、ナフテン酸コバルト、酢酸コバルト四水塩等が挙
げられる。
ーの色調を向上させたり、得られるポリマーの耐熱性を
向上させる目的でリン化合物を用いてもよいが、重合用
触媒としてのチタン化合物が失活しやすいため、得られ
るポリマーに対してリン原子換算で10ppm以下とな
るように添加することが好ましく、より好ましくは実質
的に添加しない方が良い。また添加する場合には、リン
化合物を添加した後に重合用触媒としてチタン化合物を
添加すると重合時間の遅延が少なくなり好ましい。ここ
でリン化合物としては、リン酸、亜リン酸、ホスホン
酸、フェニルホスホン酸、ホスフィン酸あるいはこれら
のメチルエステル、エチルエステル等、特に限定されな
い。
の耐熱性を向上させる目的で、従来既知のアルカリ金属
化合物、アルカリ土類金属、アルミニウム化合物、亜鉛
化合物、スズ化合物等を添加してもよい。
ートは特開平7−189136号公報に記載されている
ように、不織布の隠蔽性を向上させるためにポリマー中
に酸化チタン粒子等の無機粒子を添加してもよい。この
場合、芯鞘複合繊維として芯成分に無機粒子を含有し、
鞘成分に無機粒子を少量しか含有しないか全く含有しな
いポリマーで構成される。熱圧着性品種として鞘成分が
芯成分より融点の低いポリマーを用いる場合は、該鞘成
分としては、芯成分の融点より好ましくは20℃から6
0℃低いか、さらに好ましくは25℃〜50℃低い融点
を有するポリマーで構成されているのが好ましい。芯成
分と鞘成分の融点差が20℃以上であれば、収納袋等の
エンボスロールによる熱圧着する場合の接着効果が高く
なり、毛羽の発生が抑制でき、また融点差が60℃以下
であると、単糸繊度が上昇するに伴い口金より押し出さ
れるフィラメントの冷却効率が低下することによる操業
性の低下を抑制することができる。従って、本発明の重
合用触媒としてチタン化合物を含有する主としてポリエ
チレンテレフタレートからなるポリエステル共重合体を
鞘成分に用いることで、口金汚れに起因した糸切れを抑
制することができる。この時、芯成分にも重合用触媒と
してチタン化合物を含有するポリエチレンテレフタレー
トを用いてもよい。
得られた不織布用ポリエチレンテレフタレートを海/島
型複合繊維として用いて不織布を製造してもよい。この
場合、海成分及び/または島成分に不織布用ポリエチレ
ンテレフタレートを用いることができる。
常、次のいずれかのプロセスで製造される。すなわち、
(1)テレフタル酸とエチレングリコールを原料とし、
直接エステル化反応によって低重合体を得、さらにその
後の重縮合反応によって高分子量ポリマーを得るプロセ
ス、(2)ジメチルテレフタレートとエチレングリコー
ルを原料とし、エステル交換反応によって低重合体を
得、さらにその後の重縮合反応によって高分子量ポリマ
ーを得るプロセスである。ここでエステル化反応は無触
媒でも反応は進行するが、本発明のチタン化合物を触媒
として添加してもよい。また、エステル交換反応におい
ては、通常既知の、マンガン、カルシウム、マグネシウ
ム、亜鉛、リチウム等の化合物や本発明のチタン触媒を
用いて進行させ、またエステル交換反応が実質的に完結
した後に、該反応に用いた触媒を不活性化する目的で、
リン化合物を添加することが行われる。
の一連の反応の任意の段階、好ましくは(1)または
(2)の一連の反応の前半で得られた低重合体に、粒子
として酸化チタン、コバルト化合物等を添加した後、重
縮合触媒としてチタン化合物を添加し重縮合反応を行
い、高分子量のポリエチレンテレフタレートを得るとい
うものである。
いは連続式等の形式で実施されるが、本発明の製造方法
はそのいずれの形式にも適応し得る。
する。なお、実施例中の物性値は以下に述べる方法で測
定した。 (1)ポリエチレンテレフタレート中のチタン元素、ア
ンチモン元素及びゲルマニウム元素の含有量 蛍光X線元素分析装置(堀場製作所社製、MESA−5
00W型)またはICP発光分析装置(セイコーインス
ツルメンツ社製、SPS1700)により求めた。な
お、必要に応じて、対象となるポリエチレンテレフタレ
ート中の酸化チタン粒子等の無機粒子の影響を除去する
ために次の前処理をした上で蛍光X線またはICP発光
分析を行った。すなわち、ポリエチレンテレフタレート
をオルソクロロフェノールに溶解し、必要に応じてクロ
ロホルムで該ポリマー溶液の粘性を調製した後、遠心分
離器で粒子を沈降させる。その後、傾斜法で上澄み液の
みを回収し、アセトン添加によりポリマーを再析出、濾
過、洗浄して粒子を除去したポリマーとする。以上の前
処理を施して得られた粒子を除去したポリマーについて
チタン元素量、アンチモン元素及びゲルマニウム元素の
分析を行った。 (2)ポリマーの固有粘度IV オルソクロロフェノールを溶媒として25℃で測定し
た。以降IVと記す。 (3)融点 測定する試料約10mgを精秤し、アルミニウム製オー
プンパン及びパンカバーを用いて封入し、示差走査熱量
計(パーキンエルマー社製、DSC7型)を用いて、窒
素気流下、20℃から285℃まで16℃/分の速度で
昇温させ、その途中で観察される融点ピーク温度を融点
とした。 (4)溶液ヘイズ 測定する試料約2gをオルソクロロフェノール20mL
に溶解させ、ヘイズメーター(スガ試験機社製,HGM
−2DP型)を用い、積分球式光電光度法にて分析を行
った。なお、対象となるポリエチレンテレフタレート中
の酸化チタン粒子等の無機粒子の影響を除去するため、
上記(1)記載と同様な前処理を施してポリマーを得
た。
物の含有率が少なく、製糸性に優れたポリマーであると
言える。 (5)目付斑(以降CV値と記す) CV値は特開平5−59653号公報にて開示されてい
るとおり、不織布の均一性尺度を表すもので、幅50m
m、長さ50mmの大きさの切片を100箇所からサン
プリングして各サンプルの重量を測定し、次式により求
めた。
×100 なお、CV値が5%より小さければ開繊性が良好で、4
%より小さければ開繊性が優れている。 (6)単糸切れ回数 糸切れ状態を180分間測定し、その回数を求めた。
レングリコール(日本触媒社製)45kgのスラリーを
予めビス(ヒドロキシエチル)テレフタレート約123
kgが仕込まれ、温度250℃、圧力1.2×105P
aに保持されたエステル化反応槽に4時間かけて順次供
給し、供給終了後もさらに1時間かけてエステル化反応
を行い、このエステル化反応生成物の123kgを重縮
合槽に移送した。
された前記重縮合反応槽に、酸化チタン粒子のエチレン
グリコールスラリーを得られるポリマーに対して0.3
重量%添加した。5分間撹拌した後、酢酸コバルトのエ
チレングリコール溶液を得られるポリマーに対してコバ
ルト原子換算で30ppmとなるように加えた。更に5
分間撹拌した後、アコーディス社製のチタン及びケイ素
からなる複合酸化物(商品名:C−94、以降Ti/S
i複合酸化物と記す)の0.15重量%エチレングリコ
ール溶液を得られるポリマーに対してチタン原子換算で
10ppmとなるように添加し、その後、低重合体を3
0rpmで攪拌しながら、反応系を250℃から285
℃まで徐々に昇温するとともに、圧力を40Paまで下
げた。最終温度、最終圧力到達までの時間はともに60
分とした。所定の攪拌トルクとなった時点で反応系を窒
素パージし常圧に戻し重縮合反応を停止し、冷水にスト
ランド状に吐出、直ちにカッティングしてポリマーのペ
レットを得た。なお、減圧開始から所定の撹拌トルク到
達までの時間は3時間であった。また、使用したTi/
Si複合酸化物のチタン成分含有量は55重量%であっ
た。
マーの融点は259℃、溶液ヘイズは0.8%であっ
た。また、ポリマーから測定したチタン触媒由来のチタ
ン原子の含有量は10ppmであることを確認した。
製造方法 上記Aの製造方法にて仕込みのジカルボン酸成分をテレ
フタル酸90kg、イソフタル酸(三井化学社製)10
kg、また、酸化チタン粒子の含有量を得られるポリマ
ーに対して0.1重量%添加した以外は同様にしてポリ
マーを重合した。得られたポリマーのIVは0.62、
ポリマーの融点は227℃であった。また、ポリマーか
ら測定したチタン触媒由来のチタン原子の含有量は10
ppmであることを確認した。
孔径が0.5mmφ、孔数が200ホールの芯鞘紡糸口
金より芯成分吐出量240g/分、鞘成分60g/分と
し、紡出した連続フィラメントをエアーサッカー圧力
5.5kg/cmで高速吸引した後、エアー流とともに
衝突板に衝突させフィラメントを開繊し、シート目付が
50g/m2となるよう調整したネットコンベアーに捕
集した。引き続き235℃に加熱したエンボスロールに
より部分的に熱圧着し不織布を得た。
繊性に優れており、糸切れ状態を180分間測定したが
0回であり、操業性に優れていた。
変更したこと以外は実施例1と同様にしてポリマーを重
合し、溶融紡糸を行った。その結果、得られた不織布
は、CV値が3.3%と開繊性に優れており、糸切れは
0回であり、操業性に優れていた。
成分比率を60重量%に変更したこと以外は実施例1と
同様にしてポリマーを重合し、溶融紡糸を行った。その
結果、得られた不織布は、CV値が4.2%と開繊性が
良好であり、糸切れは0回であり、操業性に優れてい
た。
したこと以外は実施例1と同様にしてポリマーを重合
し、溶融紡糸を行った。その結果、得られた不織布は、
CV値が4.1%と開繊性が良好であり、糸切れは0回
であり、操業性に優れていた。
三酸化アンチモンを得られるポリマーに対してアンチモ
ン原子換算で10ppm添加したこと以外は実施例1と
同様にしてポリマーを重合し、溶融紡糸を行った。その
結果、得られた不織布は、CV値が4.9%と開繊性が
良好であり、糸切れは2回発生したが、操業性に問題は
なかった。
(以降ES反応と記す)触媒としてTi/Si複合酸化
物を、テレフタル酸とエチレングリコールのスラリーを
供給する前にエステル化反応槽に、得られるポリマーに
対してチタン原子換算で15ppm添加し、重縮合反応
では改めてチタン化合物を触媒として添加しなかったこ
と以外は実施例1と同様にしてポリマーを重合し、溶融
紡糸を行った。その結果、得られた不織布は、CV値が
3.2%と開繊性に優れており、糸切れは0回であり、
操業性に優れていた。
てTi/Si複合酸化物を、テレフタル酸とエチレング
リコールのスラリーを供給する前にES反応槽に、得ら
れるポリマーに対してチタン原子換算で15ppm添加
し、重縮合反応では改めてチタン化合物を触媒として添
加しなかったこと以外は実施例1と同様にしてポリマー
を重合し、溶融紡糸を行った。その結果、得られた不織
布は、CV値が3.2%と開繊性に優れており、糸切れ
は0回であり、操業性に優れていた。
レンテレフタレートのES反応触媒としてTi/Si複
合酸化物を、テレフタル酸とエチレングリコールのスラ
リーを供給する前にES反応槽に、芯成分では得られる
ポリマーに対してチタン原子換算で5ppm、鞘成分で
は得られるポリマーに対してチタン原子換算で30pp
m添加し、重縮合反応では改めてチタン化合物を触媒と
して添加しなかったこと以外は実施例1と同様にしてポ
リマーを重合し、溶融紡糸を行った。その結果、得られ
た不織布は、CV値が3.9%と開繊性に優れており、
糸切れは0回であり、操業性に優れていた。
タン化合物に変更したこと以外は実施例1と同様にして
ポリマーを重合し、溶融紡糸を行った。その結果、得ら
れた不織布は、CV値が3.0%と開繊性に優れてお
り、糸切れは0回であり、操業性に優れていた。なお、
クエン酸キレートチタン化合物の合成方法は以下のとお
りである。
法)撹拌機、凝縮器及び温度計を備えた1Lのフラスコ
中に温水(92.8g)にクエン酸・一水和物(13
2.5g、0.63モル)を溶解させた。この撹拌され
ている溶液に滴下漏斗からチタンテトライソプロポキシ
ド(72.0g、0.25モル)をゆっくり加えた。こ
の混合物を1時間加熱、還流させて曇った溶液を生成さ
せ、これよりイソプロパノール/水混合物を真空下で蒸
留した。その生成物を70℃より低い温度まで冷却し、
そしてその撹拌されている溶液にNaOH(94.86
g、0.76モル)の32重量/重量%水溶液を滴下漏
斗によりゆっくり加えた。得られた生成物をろ過し、次
いでエチレングリコール(125.54g、20モル)
と混合し、そして真空下で加熱してイソプロパノール/
水を除去し、わずかに曇った淡黄色の生成物(Ti含有
量3.85重量%)を得た。
タン化合物に変更したこと以外は実施例2と同様にして
ポリマーを重合し、溶融紡糸を行った。その結果、得ら
れた不織布は、CV値が3.2%と開繊性に優れてお
り、糸切れは0回であり、操業性に優れていた。
タン化合物に変更したこと以外は実施例3と同様にして
ポリマーを重合し、溶融紡糸を行った。その結果、得ら
れた不織布は、CV値が4.1%と開繊性が良好であ
り、糸切れは0回であり、操業性に優れていた。
タン化合物に変更したこと以外は実施例4と同様にして
ポリマーを重合し、溶融紡糸を行った。その結果、得ら
れた不織布は、CV値が4.0%と開繊性が良好であ
り、糸切れは0回であり、操業性に優れていた。
タン化合物に変更したこと以外は実施例5と同様にして
ポリマーを重合し、溶融紡糸を行った。その結果、得ら
れた不織布は、CV値が4.9%と開繊性が良好であ
り、糸切れは2回発生したが、操業性に問題はなかっ
た。
タン化合物に変更したこと以外は実施例6と同様にして
ポリマーを重合し、溶融紡糸を行った。その結果、得ら
れた不織布は、CV値が3.1%と開繊性に優れてお
り、糸切れは0回であり、操業性に優れていた。
化合物に変更したこと以外は実施例7と同様にしてポリ
マーを重合し、溶融紡糸を行った。その結果、得られた
不織布は、CV値が3.1%と開繊性に優れており、糸
切れは0回であり、操業性に優れていた。なお、乳酸キ
レートチタン化合物の合成方法は以下のとおりである。
撹拌機、凝縮器及び温度計を備えた1Lのフラスコ中に
撹拌されているチタンテトライソプロポキシド(28
4.8g、1.00モル)に滴下漏斗からエチレングリ
コール(217.85g、3.51モル)を加えた。添
加速度は、反応熱がフラスコ内容物を約50℃に加温す
るように調節された。その反応混合物を15分間撹拌
し、そしてその反応フラスコに乳酸アンモニウム(25
1.98g、2.00モル)の85重量/重量%水溶液
を加えると、透明な淡黄色の生成物(Ti含有量6.5
4重量%)を得た。
シド(日本曹達社製、TBT−100)に変更したこと
以外は実施例8と同様にしてポリマーを重合し、溶融紡
糸を行った。その結果、得られた不織布は、CV値が
4.7%と開繊性が良好であり、糸切れは1回発生した
が、操業性に問題はなかった。
にしてポリマーを重合し、溶融紡糸を行った。その結
果、得られた不織布は、CV値が3.5%と開繊性に優
れており、糸切れは0回であり、操業性に優れていた。
チタン化合物をクエン酸キレートチタン化合物に変更し
たこと以外は実施例1と同様にしてポリマーを重合し、
溶融紡糸を行った。その結果、得られた不織布は、CV
値が3.4%と開繊性に優れており、糸切れは0回であ
り、操業性に優れていた。
れるポリマーに対してアンチモン原子換算で400pp
m添加したこと以外は実施例1と同様にして重合し、溶
融紡糸を行った。触媒を変更しても重合反応性は良好に
推移するが、得られるポリマーの溶液ヘイズは2.4%
と高く、紡糸時に口金汚れが発生し、糸切れは12回起
き、操業性に劣っていた。また、得られた不織布は、C
V値が8.8%であり開繊性が不良であった。
て酸化ゲルマニウム(住友金属鉱山社製)を、得られる
ポリマーに対してゲルマニウム原子換算で150ppm
添加したこと、鞘成分ポリエチレンテレフタレートにて
重縮合触媒として三酸化アンチモン(住友金属鉱山社
製)を、得られるポリマーに対してアンチモン原子換算
で400ppm添加したこと以外は実施例1と同様にし
てポリマーを重合し、溶融紡糸を行った。触媒を変更し
ても重合反応性は良好に推移するが、重縮合触媒として
三酸化アンチモンを用いた時は得られるポリマーの溶液
ヘイズは2.4%と高く、紡糸時に口金汚れが発生し、
糸切れは10回起き、操業性に劣っていた。また、得ら
れた不織布は、CV値が6.8%であり開繊性が不良で
あった。
るポリマーに対してアンチモン原子換算で400ppm
添加したこと以外は実施例1と同様にしてポリマーを重
合し、溶融紡糸を行った。触媒を変更しても重合反応性
は良好に推移するが、得られるポリマーの溶液ヘイズは
2.2%と高く、紡糸時に口金汚れが発生し、糸切れは
12回起き、操業性に劣っていた。また、得られた不織
布は、CV値が9.0%であり開繊性が不良であった。
を表3に示した。
レートの製造において口金汚れなどの問題が解消され
る。
Claims (8)
- 【請求項1】重合用触媒としてチタン化合物を含むこと
を特徴とする不織布用ポリエチレンテレフタレート。 - 【請求項2】全酸成分に対する共重合成分の含有量が2
0モル%以下であることを特徴とする請求項1記載の不
織布用ポリエチレンテレフタレート。 - 【請求項3】請求項2記載の共重合成分がイソフタル酸
またはそのエステル形成性誘導体であることを特徴とす
る不織布用ポリエチレンテレフタレート。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれか1項記載のチタン
化合物が、主たる金属元素がチタン及びケイ素からなる
複合酸化物であることを特徴とする不織布用ポリエチレ
ンテレフタレート。 - 【請求項5】請求項1〜3のいずれか1項記載のチタン
化合物が、チタン錯体であることを特徴とする不織布用
ポリエチレンテレフタレート。 - 【請求項6】請求項5記載のチタン錯体において多価カ
ルボン酸がキレート剤であることを特徴とする不織布用
ポリエチレンテレフタレート。 - 【請求項7】請求項5記載のチタン錯体においてヒドロ
キシ多価カルボン酸または含窒素多価カルボン酸がキレ
ート剤であることを特徴とする不織布用ポリエチレンテ
レフタレート。 - 【請求項8】請求項1〜7記載のチタン化合物がポリエ
チレンテレフタレートに対して、チタン原子換算で0.
5〜150ppmであることを特徴とする不織布用ポリ
エチレンテレフタレート。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005270770A (ja) * | 2004-03-24 | 2005-10-06 | Teijin Techno Products Ltd | 含水土壌の脱水用袋体、および含水土壌の封じ込め方法 |
JP2006283817A (ja) * | 2005-03-31 | 2006-10-19 | Kurabo Ind Ltd | 真空断熱材 |
CN102605552A (zh) * | 2012-02-17 | 2012-07-25 | 山东大学 | 一种氮掺杂纳米TiO2纤维布的制备方法 |
WO2014038219A1 (ja) * | 2012-09-07 | 2014-03-13 | 有限会社ナイセム | 長期間生体内植え込み用極細繊維製医療材料 |
-
2002
- 2002-03-29 JP JP2002096921A patent/JP4042449B2/ja not_active Expired - Fee Related
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