JP2003292414A - 油溶性成分安定化組成物及びその組成物を配合した化粧料、並びに油溶性成分の安定化方法 - Google Patents
油溶性成分安定化組成物及びその組成物を配合した化粧料、並びに油溶性成分の安定化方法Info
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Abstract
及び/又は油溶性植物成分を含み且つ高い安全性及び環
境適合性のある油溶性成分安定化組成物を提供するこ
と。 【解決手段】 金属イオンに対する封鎖作用を有するイ
オン性両親媒性キトサン誘導体が形成する粒子内に油溶
性ビタミン類及び/又は油溶性植物成分を内包した油溶
性成分内包粒子を含有することを特徴とする油溶性成分
安定化組成物。
Description
組成物及びその組成物を配合した化粧料、並びに油溶性
成分の安定化方法に関する。更に詳しくは、経時安定性
に劣る油溶性ビタミン類及び/又は油溶性植物成分が安
定化された油溶性成分安定化組成物及びその組成物を配
合した化粧料、並びに油溶性成分の安定化方法に関す
る。
下、油溶性成分ともいう)は、種々の生理機能を有する
ため、化粧料を始めとする種々の製剤に含有されてい
る。しかし、油溶性ビタミン類は重金属により徐々に分
解されるため、製剤中に存在する重金属によって変質し
ていき、あるいは製剤中の酸素によって酸化され、時間
が経つにつれ油溶性ビタミン類の量は減っていく(経時
安定性に劣る)という問題がある。又、油溶性植物成分
は、二重結合を有するものが多く、従って、これも経時
安定性に劣る場合が多いという問題がある。
一つであるレチノールや、ビタミンF類の一つであり高
度不飽和脂肪酸であるDHA(ドコサヘキサエン酸)
に、油溶性化合物の安定化剤であるBHT(ジブチルヒ
ドロキシトルエン)やBHA(ブチルヒドロキシアニソ
ール)等を加えることによって、レチノールやDHAの
経時安定化を図っている。又、前記油溶性成分を製剤中
に分散させるために、分子量1000以下の低分子量の
界面活性剤、例えば、ポリオキシエチレン鎖含有化合物
を含むTween−80等の低分子量ノニオン性界面活
性剤等も用いられている。
BHTを使用して、油溶性ビタミン類に十分満足のいく
安定化効果を与えようとすると、0.2重量%以上とい
う多量のBHA、BHTを必要とするため、得られた製
剤の安全性、特にこれらの化合物に対するアレルギー性
に関して問題が生じる場合がある。又、低分子量のポリ
オキシエチレン系界面活性剤は、含有されているポリオ
キシエチレンが土壌中で分解され、環境ホルモン(内分
泌撹乱化学物質)様作用を有することが疑われているた
め、環境適応性の点でも問題がある。特に近年、化粧料
を始めとする種々の製剤には高い安全性と環境適合性と
を持つことが求められるようになり、従ってBHA、B
HT及び低分子量の界面活性剤の使用量が減らされた、
或いは使用していない、油溶性成分安定化組成物が求め
られている。
経時安定性を有する油溶性成分を含み且つ高い安全性及
び環境適合性のある油溶性成分安定化組成物、及び油溶
性成分に対し優れた経時安定性を与えると同時に高い安
全性及び環境適合性のある製剤を与えることのできる油
溶性成分の安定化方法を提供することを課題とする。
発明者らが鋭意研究をした結果、銅や鉄等の金属イオン
に対する封鎖作用を有するイオン性両親媒性キトサン誘
導体が形成する粒子内に、油溶性ビタミン類及び/又は
油溶性植物成分を内包させることにより、油溶性ビタミ
ン類及び/又は油溶性植物成分に優れた経時安定性を与
えうることを見出し、本発明を完成した。
は、金属イオンに対する封鎖作用を有するイオン性両親
媒性キトサン誘導体が形成する粒子内に油溶性ビタミン
類及び/又は油溶性植物成分を内包した油溶性成分内包
粒子を含有することを特徴とする。
は、油溶性ビタミン類及び/又は油溶性植物成分は、金
属イオンに対する封鎖作用を有するイオン性両親媒性キ
トサン誘導体が形成する粒子内に内包されているので、
組成物内に存在する鉄や銅等の金属イオンと接触する可
能性が少なくなる。従って、油溶性ビタミン類及び/又
は油溶性植物成分は金属イオンによって変質する可能性
が少なくなり、優れた経時安定性を有することになる。
且つ該金属イオンに対する封鎖作用を有するイオン性両
親媒性キトサン誘導体は、安全性及び環境適合性の点で
も問題がない。従って、本発明の油溶性成分安定化組成
物は、優れた経時安定性を有するとともに、安全性及び
環境適合性の点でも問題がない。
て、前記油溶性成分内包粒子には、油溶性ビタミン類及
び/又は油溶性植物成分とともに、シリコン油又はフッ
素系油と、疎水性抗酸化剤とが内包されていることが好
ましい。
性ビタミン類及び/又は油溶性植物成分と水との接触を
抑えることができ、かつ疎水性抗酸化剤によって、組成
物中の酸素による油溶性ビタミン類及び/又は油溶性植
物成分の酸化の可能性を少なくすることができるので、
油溶性ビタミン類及び/又は油溶性植物成分の経時安定
性は相乗的に向上する。
記油溶性成分内包粒子とともに亜硫酸塩を含有するのが
好ましい。
る酸素による油溶性ビタミン類及び/又は油溶性植物成
分の酸化の可能性も少なくすることができるので、油溶
性ビタミン類及び/又は油溶性植物成分の経時安定性が
更に高まるという利点がある。
は、前記油溶性成分内包粒子の表面を、前記イオン性両
親媒性キトサン誘導体の電荷とは反対の電荷をもつイオ
ン性高分子により複合化するのが好ましい。
を高めることができるので、該粒子内に内包されている
油溶性ビタミン類及び/又は油溶性植物成分が、水と接
触する可能性がさらに抑えられ、油溶性ビタミン類及び
/又は油溶性植物成分の経時安定性が更に高まる。
は、前記油溶性ビタミン類が、ビタミンE及びその誘導
体、ビタミンC誘導体、ビタミンD及びその誘導体、ビ
タミンF及びその誘導体、ビタミンK及びその誘導体、
ビタミンA及びその誘導体、及びビタミンB誘導体から
選ばれる少なくとも1種であることが好ましい。
分安定化組成物を含有することを特徴とする。
性ビタミン類及び/又は油溶性植物成分と、金属イオン
に対する封鎖作用を有するイオン性両親媒性キトサン誘
導体とを混合し、前記油溶性ビタミン類及び/又は油溶
性植物成分を、前記金属イオンに対する封鎖作用を有す
るイオン性両親媒性キトサン誘導体が形成する粒子内に
内包させることを特徴とする。
ば、優れた経時安定性を有するとともに安全性及び環境
適合性の点でも問題がない油溶性成分安定化組成物が得
られる。
において、油溶性ビタミン類及びその誘導体としては、
例えば、ビタミンE及びその誘導体、ビタミンC誘導
体、ビタミンD及びその誘導体、ビタミンF及びその誘
導体、ビタミンK及びその誘導体、ビタミンA及びその
誘導体、ビタミンB誘導体等が挙げられる。これらは、
単独あるいは混合物として使用される。
ルビン酸ステアリル、ジパルミチン酸アスコビル、ニコ
チン酸トコフェロール、メナジオン、デヒドロコレステ
ロール、エルゴカルシフェロール、ジカプリル酸ピリド
キシン、テトラ−ヘキシルデカン酸アスコビル(VCI
P)、レチノール、パルミチン酸レチノール、酢酸レチ
ノール等のレチノール誘導体、ドコサヘキサエン酸、リ
ノール酸、パンテノール、リノール酸トコフェロール、
リノール酸イソプロピル、リノレン酸、パルミチン酸ピ
リドキシン、ビタミンA油、β−カロチン、ジパルミチ
ン酸ピリドキシン、フィロキノン等が挙げられる。
マリー油、カミツレ油、ユーカリ油、米胚芽油、小麦胚
芽油、γ−オリザノール、油溶性甘草エキス、植物性セ
ラミド(グリコシルセラミド)、カロット油、油溶性ニ
ンジンエキス、油溶性ヨクイニンエキス、油溶性スギナ
エキス、オリーブ油、油溶性ビワエキス、ボラージ油、
ツバキ油、月見草油等が挙げられる。
て、キトサン誘導体は、金属イオン(銅、鉄等)に対す
る封鎖作用を有すること、イオン性であること、及び分
子中に疎水基と親水基とを有することが条件のキトサン
誘導体(以下、イオン性両親媒性キトサン誘導体とい
う)である。該イオン性両親媒性キトサン誘導体は、天
然多糖であるキチンの脱アセチル化物であり、脱アセチ
ル化度が40〜100%を示すキトサンや、それを出発
物質としたイオン性キトサン誘導体を合成し(Int.
J.Biol.Macromol,9,233−237
(1987)等)、さらにアシル基やアルキル基等の疎
水基を導入することにより調製される。
四級塩化キトサン、カルボキシメチルキトサン及びリン
酸化キトサン等のイオン性キトサン誘導体に、炭素数4
〜20のアシル基を、導入率0.1〜70.0%導入し
たものが好ましい。
トサンの構成単糖であるヘキソサミン1残基当りの導入
率を示し、例えばアシル基導入率15.0%のアシル化
キトサン・グリコール酸塩とは、構成単糖であるグルコ
サミン・グリコール酸塩100残基にアシル基が15個
導入されていることを示している。
具体的には、部分ミリストイル化カルボキシメチルキト
サン、部分ラウロイル化リン酸化キトサン、部分ミリス
トイル化キトサン及びその塩、部分カプロイル化グリコ
ールキトサン及びその塩、部分カプロイル化四級化キト
サン、部分ラウロイル化硫酸化キトサン、部分ラウロイ
ル化キトサン乳酸塩、部分カプロイル化リン酸キトサ
ン、部分ラウロイル化四級塩化キトサン、部分ミリスト
イル化グリコールキトサン及びその塩等が挙げられる。
これらは単独であるいは混合物として使用される。
誘導体が形成する粒子内に内包させる方法は特に限定さ
れず、公知の分散方法が用いて行うことができる。例え
ば、油溶性成分を含む油相を、イオン性両親媒性キトサ
ン誘導体を含む水相と混合し、超音波乳化処理等公知の
分散手段を用いることによって、前記油溶性成分を前記
金属イオンに対する封鎖作用を有するイオン性両親媒性
キトサン誘導体が形成する粒子内に内包させることがで
きる。
る粒子に内包された油溶性成分の粒径は特に限定されな
いが、0.1〜50μmが好ましい。
ないが、0.01〜50.0重量%が好ましい。又、イ
オン性両親媒性キトサン誘導体の量も特に限定されない
が、組成物中0.05〜1.0重量%が好ましい。
る粒子に内包された油溶性成分の粒子は、その表面をグ
ルタルアルデヒドによって架橋したり、コンドロイチン
硫酸やカルボキシメチルセルロース等のアニオン性高分
子化合物によって複合化することによって、粒子強度を
高め、安定性を効果的に高めることが可能となる。ここ
で複合化とは、油溶性成分内包粒子の表面を、イオン性
両親媒性キトサン誘導体のもつ電荷とは反対の電荷をも
つイオン性高分子で処理することをいう。例えば、カチ
オン性両親媒性キトサン誘導体を使用する場合は、上記
のようなコンドロイチン硫酸やカルボキシメチルセルロ
ース等のアニオン性高分子化合物を、アニオン性両親媒
性キトサン誘導体を使用する場合はカチオン化セルロー
ス等のカチオン性高分子化合物を使用する。
は、前記油溶性成分内包粒子内に、油溶性成分とともに
シリコン油又はフッ素系油と、疎水性抗酸化剤とを内包
させることが好ましい。シリコン油又はフッ素系油によ
って、油溶性成分が水と接触する可能性を少なくするこ
とができる。また、疎水性抗酸化剤によって、組成物中
の酸素や温度等による油溶性成分の酸化の可能性も少な
くすることができる。
リシロキサン共重合体、メチルフェニルポリシロキサ
ン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、メチルポリ
シロキサン、トリメチルシロキシケイ酸等が挙げられ
る。又、フッ素系油として、例えば、パーフルオロポリ
エーテル等が挙げられる。これらは単独で、或いは混合
物として使用される。
限定されないが、油相中0.1重量%以上が好ましく、
更に好ましくは1.0〜95.0重量%である。
HT及びBHA以外のフェノール系抗酸化剤、例えば、
テトラジブチルヒドロキシヒドロケイヒ酸ペンタエリス
リチル(商品名チノガードTT)や天然系抗酸化剤、例
えば、ルパインオイル(商品名α−ルパイン)等が好ま
しい。これらは単独で、或いは混合物として使用され
る。
いが、油相中0.01〜1.0重量%が好ましい。
は、亜硫酸塩を含有するのが好ましい。亜硫酸塩の存在
によって、水相中に存在する酸素による油溶性成分の酸
化の可能性も少なくすることができる。該亜硫酸塩とし
て、例えば、ピロ亜硫酸ナトリウム、亜硫酸ナトリウ
ム、亜硫酸水素ナトリウム等の亜硫酸のアルカリ金属塩
等が挙げられる。これらは単独で或いは混合物として使
用される。
が、水相中0.001〜2.00重量%に設定すること
が油溶性成分の安定性向上の点から好ましい。
液、親水軟膏、クリーム、ローション、ジェル、エッセ
ンス、パック等の剤型とすることができる。これらの剤
型には、目的に応じて、保湿剤、紫外線吸収剤、抗炎症
剤、色素、香料、顔料等が含まれていてもよい。又、B
HA、BHTを安全性に問題がない範囲内、例えば0.
1重量%未満で使用することもできる。
く説明する。ただし本発明はこれらの実施例に限定され
るものではない。
の通りである。 成分 配合量(組成物中の重量%) ミリスチン酸プロピル 20.0 レチノール 0.03 γ−トコフェロール 0.03 部分ラウロイル化カルボキシメチルキトサン 0.25 BHT 0.03 ヒドロキシエチルセルロース 0.4 精製水 残量
た。油溶性ビタミン類(レチノール、γ−トコフェロー
ル)と液状油剤を含む油相を、イオン性両親媒性キトサ
ン誘導体である部分ラウロイル化カルボキシメチルキト
サンに混合し、超音波乳化処理(BRANSON社製の
SONIFIER450を使用)により油溶性ビタミン
類を内包した粒子を含有する組成物を得た。電子顕微鏡
による観察により、平均粒子径が1.2μmの球状の粒
子が形成されていることが確認された。なお、平均粒子
径は、レーザー式粒度分布測定器(LA−920、HO
RIBA製)で測定した。又、イオン性両親媒性キトサ
ン誘導体が形成する粒子内に内包されている油溶性ビタ
ミン類の量は全油溶性ビタミン類に対して95重量%以
上(内包率)と、殆どの油溶性ビタミン類がイオン性両
親媒性キトサン誘導体が形成する粒子内に包含されるこ
とが分かった。粒子はミセルと推定される。
の通りである。 成分 配合量(組成物中の重量%) ミリスチン酸プロピル 17.0 メチルポリシロキサン 3.0 α−ルパイン 0.2 レチノール 0.03 γ−トコフェロール 0.03 部分ラウロイル化カルボキシメチルキトサン 0.25 BHT 0.03 ヒドロキシエチルセルロース 0.4 精製水 残量 本実施例の組成物は実施例1と同様にして調製した。
の通りである。 成分 配合量(組成物中の重量%) ミリスチン酸プロピル 17.0 メチルポリシロキサン 3.0 α−ルパイン 0.2 レチノール 0.03 γ−トコフェロール 0.03 部分ラウロイル化カルボキシメチルキトサン 0.25 ピロ亜硫酸ナトリウム 0.02 BHT 0.03 ヒドロキシエチルセルロース 0.4 精製水 残量 本実施例の組成物は実施例1と同様にして調製した。
の通りである。 成分 配合量(組成物中の重量%) ミリスチン酸プロピル 20.0 セタノール 2.0 レチノール 0.03 γ−トコフェロール 0.03 Tween−80 3.0 オレイン酸ソルビタン 1.0 BHT 0.03 ヒドロキシエチルセルロース 0.4 精製水 残量 本比較例1の組成物は実施例1と同様にして調製した。
で15日間保管した後、メタノール抽出し、HPLC分
析により分散体中のレチノールとγ−トコフェロールの
含有量を測定した。調製直後の含有量を100重量%と
して、残存率を求めた。結果を表1に示す。
加し、37℃で24時間処理した後、細胞生存率及び刺
激初期の指標のサイトカインであるIL−1α産生量か
ら判定した。結果を表1に示す。
れた組成物については、レチノールとγ−トコフェロー
ルは経時安定性が劣り、組成物は安全性に問題があった
のに対して、実施例1〜3で得られた組成物について
は、レチノールとγ−トコフェロールは優れた経時安定
性を示し、組成物は毒性を示さず、安全性も問題がなか
った。
の通りである。 成分 配合量(組成物中の重量%) ミリスチン酸プロピル 17.0 メチルポリシロキサン 3.0 テトラジブチルヒドロキシヒドロケイヒ酸 ペンタエリスリチル 0.1 レチノールパルミテート 0.3 植物性セラミド(グリコシルセラミド) 0.2 部分ミリストル化キトサン乳酸塩 0.25 ピロ亜硫酸ナトリウム 0.02 BHT 0.01 ヒドロキシエチルセルロース 0.3 水酸化カルシウム 0.02 精製水 残量 本実施例の組成物は実施例1と同様にして調製した。
の通りである。 成分 配合量(組成物中の重量%) ミリスチン酸プロピル 17.0 メチルポリシロキサン 3.0 テトラジブチルヒドロキシヒドロケイヒ酸 ペンタエリスリチル 0.1 レチノールパルミテート 0.3 セタノール 2.0 植物性セラミド(グリコシルセラミド) 0.2 ヒアルロン酸 0.25 Tween−80 3.0 ピロ亜硫酸ナトリウム 0.02 BHT 0.01 ヒドロキシエチルセルロース 0.3 水酸化カルシウム 0.02 精製水 残量 本比較例の組成物は実施例1と同様にして調製した。
の通りである。 成分 配合量(組成物中の重量%) ミリスチン酸プロピル 17.0 メチルポリシロキサン 3.0 テトラジブチルヒドロキシヒドロケイヒ酸 ペンタエリスリチル 0.1 レチノールパルミテート 0.3 セタノール 2.0 植物性セラミド(グリコシルセラミド) 0.2 キトサン乳酸塩 0.25 Tween−80 3.0 ピロ亜硫酸ナトリウム 0.02 BHT 0.01 ヒドロキシエチルセルロース 0.3 水酸化カルシウム 0.02 精製水 残量 本比較例の組成物は実施例1と同様にして調製した。
の通りである。 成分 配合量(組成物中の重量%) ミリスチン酸プロピル 17.0 メチルポリシロキサン 3.0 テトラジブチルヒドロキシヒドロケイヒ酸 ペンタエリスリチル 0.1 レチノールパルミテート 0.3 セタノール 2.0 植物性セラミド(グリコシルセラミド) 0.2 アクリル酸アルキル共重合体 0.25 (製品名Pemulen(ペムレン)、グッドリッチ社製) ピロ亜硫酸ナトリウム 0.02 BHT 0.01 ヒドロキシエチルセルロース 0.3 水酸化カルシウム 0.02 精製水 残量 本比較例の組成物は実施例1と同様にして調製した。
例1の安定性と同様にして、レチノールパルミテート及
び植物性セラミド(グリコシルセラミド)の含有量の残
存率を求めた。結果を表2に示す。また、平均粒子径も
あわせて、表2に示す。
化キトサン乳酸塩を使用した実施例4では、レチノール
パルミテートとグリコシルセラミドは優れた経時安定性
を持ていた。一方、金属イオンに対して封鎖作用を持た
ず且つ両親媒性でないヒアルロン酸を使用した場合(比
較例2)はもちろん、金属イオンに対して封鎖作用を有
するが、両親媒性でないキトサン乳酸塩を使用した場合
(比較例3)、両親媒性ではあるが金属イオンに対して
封鎖作用を持たない高分子乳化剤であるアクリル酸アル
キル共重合体(ペムレン)を用いた場合(比較例4)に
おいても、レチノールパルミテート及びグリコシルセラ
ミドの経時安定性は劣っていた。
ウロイル化キトサン乳酸塩、ヒアルロン酸、キトサン乳
酸塩、アクリル酸アルキル共重合体(ペムレン)及び部
分ミリストイル化グリコールキトサンの金属イオン封鎖
性及び両親媒性の有無について表3に示す。
いては以下のようにして判断した。150ppmの金属
イオン(銅、鉄)を含む、0.1重量%の各イオン性両
親媒性キトサン誘導体を含有する水溶液を調製した。2
5℃で24時間放置後、限外ろ過により遊離の金属イオ
ンを除去し、精製水で100mlにメスアップした後、
原子吸光光度法にて金属イオン濃度を求め、金属イオン
に対する封鎖率(25℃24時間放置後、原子吸光光度
法にて求めた金属イオン濃度/150)×100(%)
を求めた。該封鎖率が50%以上であれば金属イオン封
鎖性が有ると評価し、表3中○で表した。一方該封鎖率
が50%未満であれば金属イオン封鎖性がないと評価
し、表3中×で表した。
とミリスチン酸プロピルに対する分散性とその安定性か
ら判断した。上記2種類の液の両方に対して安定な分散
物を形成する場合、両親媒性が有ると評価し、表3中○
で表した。一方そうでない場合、両親媒性がないと評価
し、表3中×で表した。
として使用する場合の処方例である。該白濁エッセンス
の組成は次の通りである。 油相 配合量(白濁エッセンス中の重量%) γ−リノレン酸 0.3 パルミチン酸ピリドキシン 0.2 ポリメチルポリシロキサン共重合体 3.0 α−ルパイン 0.1 油溶性甘草エキス 0.5 月見草油 2.0 BHT 0.02 水相 部分ラウロイル化カルボキシメチルキトサン 0.2 グリセリン 10.0 ピロ亜硫酸ナトリウム 0.05 精製水 30.0 水相 ヒドロキシエチルセルロース 0.5 メチルパラベン 0.1 精製水 残量
調製した。水相に油相を徐々に配合し、超音波乳化機
(BRANSON社製のSONIFIER450)を用
い、平均粒子径1.6μmの粒子を含む組成物を得た。
これをゲル状の水相に均一分散させた。得られた白濁
エッセンスは、有用成分であるγ−リノレン酸、油溶性
甘草エキス、パルミチン酸ピリドキシンが安定化した、
低分子量の界面活性剤を含まない分散体である白濁エッ
センスである。
使用する場合の処方例である。該クリームの組成は次の
通りである。 油相 配合量(クリーム中の重量%) ベヘニルアルコール 2.5 セチルアルコール 1.5 イソ流動パラフィン 7.5 テトラ−ヘキシルデカン酸アスコビル 0.5 パルミチン酸レチノール 0.3 メチルポリシロキサン 2.5 テトラジブチルヒドロキシヒドロケイヒ酸 ペンタエリスリチル(商品名:チノガードTT) 0.1 トリメチルシロキシケイ酸 0.5 BHT 0.02 水相 部分カプロイル化リン酸キトサン 0.1 部分ラウロイル化キトサン乳酸塩 0.2 亜硫酸水素ナトリウム 0.05 精製水 30.0 水相 ヒドロキシメチルセルロース 0.6 ブチレングリコール 10.0 メチルパラベン 0.1 精製水 残量
た。水相に油相を徐々に配合し、超音波乳化機によ
り、平均粒子径1.0μmの粒子を含む組成物を得た。
これを水相に均一分散させた。得られたクリームは、
有用成分であるテトラ−ヘキシルデカン酸アスコビル及
びパルミチン酸レチノールが安定化した、低分子量の界
面活性剤を含まない分散体であるクリームである。
て使用する場合の処方例である。該白濁ジェルの組成は
次の通りである。 油相 配合量(白濁ジェル中の重量%) エルゴカルシフェロール 0.02 レチノール 0.07 植物性セラミド(グリコシルセラミド) 0.2 ボラージ油 2.0 オクタメチルシクロテトラシロキサン 3.0 α−ルパイン 0.1 ミリスチン酸プロピル 6.0 スクワラン 1.5 水相 部分カプロイル化グリコールキトサン 0.2 部分ミリストイル化キトサン ピロリドンカルボン酸塩 0.2 亜硫酸ナトリウム 0.05 精製水 20.0 水相 コンドロイチン酸硫酸ナトリウム 0.1 精製水 25.0 水相 ヒドロキシエチルセルロース 1.0 プロピレングリコール 5.0 グリセリン 10.0 精製水 残量
した。水相に油相を徐々に配合し、超音波乳化機によ
り、平均粒子径1.2μmの粒子を含む組成物を得た。
これを水相に徐々に添加して粒子表面を複合化させた
後、高圧分散処理を行った。これを水相に均一分散さ
せた。得られた白濁ジェルは、有用成分であるエルゴカ
ルシフェロール、レチノール、グリコシルセラミドが安
定化した、低分子量の界面活性剤を含まない分散体であ
る白濁ジェルである。
れた経時安定性を有する油溶性成分を含み、且つ高い安
全性及び環境適合性のあるものであり、又、本発明の油
溶性成分の安定化方法によれば、油溶性成分に対し優れ
た経時安定性を与えると同時に、高い安全性及び環境適
合性のある製剤を提供することできる。また、前記油溶
性成分内包粒子にシリコン油又はフッ素系油が内包され
ると、油溶性成分と水との接触が抑えられ、かつ疎水性
抗酸化剤が内包されると、製剤中の酸素による油溶性成
分の酸化の可能性を少なくすることができるので、油溶
性成分の経時安定性は相乗的に向上する。さらに、本発
明の油溶性成分安定化組成物に、前記油溶性成分内包粒
子とともに亜硫酸塩が含有されていると、水相中に存在
する酸素による油溶性分の酸化の可能性も少なくするこ
とができるので、油溶性成分の経時安定性が更に高まる
という利点がある。またさらに、前記油溶性成分内包粒
子の表面を、前記イオン性両親媒性キトサン誘導体の電
荷とは反対の電荷をもつイオン性高分子により複合化す
ることにより粒子強度を高めることができ、従って、油
溶性成分内包粒子内に内包されている油溶性成分が水と
接触する可能性が更に抑えられ、油溶性成分の経時安定
性が更に高まる。
Claims (7)
- 【請求項1】 金属イオンに対する封鎖作用を有するイ
オン性両親媒性キトサン誘導体が形成する粒子内に油溶
性ビタミン類及び/又は油溶性植物成分を内包した油溶
性成分内包粒子を含有することを特徴とする油溶性成分
安定化組成物。 - 【請求項2】 前記油溶性成分内包粒子には、油溶性ビ
タミン類及び/又は油溶性植物成分とともに、シリコン
油又はフッ素系油と、疎水性抗酸化剤とが内包されてい
ることを特徴とする請求項1記載の油溶性成分安定化組
成物。 - 【請求項3】 前記油溶成分内包粒子とともに亜硫酸塩
を含有することを特徴とする請求項1又は2記載の油溶
性成分安定化組成物。 - 【請求項4】 前記油溶性成分内包粒子の表面を、前記
イオン性両親媒性キトサン誘導体の電荷とは反対の電荷
をもつイオン性高分子により複合化することを特徴とす
る請求項1〜3のいずれかに記載の油溶性成分安定化組
成物。 - 【請求項5】 前記油溶性ビタミン類が、ビタミンE及
びその誘導体、ビタミンD及びその誘導体、ビタミンC
誘導体、ビタミンF及びその誘導体、ビタミンK及びそ
の誘導体、ビタミンA及びその誘導体、及びビタミンB
誘導体から選ばれる少なくとも1種である請求項1〜4
のいずれかに記載の油溶性成分安定化組成物。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の油溶性
成分安定化組成物を含有することを特徴とする化粧料。 - 【請求項7】 油溶性ビタミン類及び/又は油溶性植物
成分と、金属イオンに対する封鎖作用を有するイオン性
両親媒性キトサン誘導体とを混合し、前記油溶性ビタミ
ン類及び/又は油溶性植物成分を、前記金属イオンに対
する封鎖作用を有するイオン性両親媒性キトサン誘導体
が形成する粒子内に内包させることを特徴とする油溶性
成分の安定化方法。
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