JP2003290791A - ボイラ装置におけるスケール生成傾向の判定方法およびボイラ装置におけるスケール抑制方法 - Google Patents

ボイラ装置におけるスケール生成傾向の判定方法およびボイラ装置におけるスケール抑制方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボイラ装置におけるスケールの生成傾向を判
定する。 【解決手段】 給水を加熱して蒸気を生成する水管ボイ
ラ2と、水管ボイラ2に給水を供給するための給水装置
3とを備えたボイラ装置1おいて、水管ボイラ2内のボ
イラ水の硬度成分の濃度と溶解度とを比較する。硬度成
分の濃度が硬度成分の溶解度よりも大きい場合、水管ボ
イラ2はスケールが生成し易いものと判定することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スケール生成傾向
の判定方法およびスケール抑制方法、特に、給水を加熱
して蒸気を生成するボイラと、当該ボイラに給水を供給
するための給水部とを備えたボイラ装置において、ボイ
ラにおけるスケール生成傾向を判定するための方法、お
よび同様のボイラ装置において、ボイラにおけるスケー
ルの生成を抑制するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】一般に、水管ボイラは、給水
を加熱して蒸気を発生させるための多数本の金属製の伝
熱管を備えている。このような水管ボイラに供給される
給水は、通常、工業用水や地下水等であってカルシウム
やマグネシウムなどの硬度成分を含んでいるが、水管ボ
イラにおいて加熱により濃縮され、硬度成分濃度が高ま
ることになる。このため、伝熱管は、硬度成分濃度が高
まるにしたがって、内周面にスケールが付着しやすくな
る。伝熱管の内周面に付着したスケールは、伝熱管に比
べて熱伝導率が小さいため、伝熱管の熱伝導性を阻害
し、水管ボイラにおける蒸気発生効率を低下させる可能
性がある。また、スケールは、伝熱管の内周面に徐々に
付着して厚さが増すことになるため、伝熱管を閉塞させ
る原因にもなり得る。さらに、スケールが付着した伝熱
管は、伝熱面が過熱されて強度が低下し、内圧に耐えら
れなくなって変形したり破裂したりする可能性もある。
【0003】このため、水管ボイラを用いたボイラ装置
の運転時には、スケールの生成を抑制するために、給水
中にスケール分散剤などの薬剤を添加し、伝熱管にスケ
ールが付着しにくいようにしている。しかし、薬剤は、
通常、高価であるにも拘わらず、給水に対して継続的に
又は定期的に添加されているため、水管ボイラの運転コ
ストを高める原因となる。
【0004】本発明の目的は、ボイラ装置におけるスケ
ールの生成傾向を判定することにある。本発明の他の目
的は、ボイラ装置のスケール抑制に要するコストを削減
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の方法は、給水を
加熱して蒸気を生成するボイラと、当該ボイラに給水を
供給するための給水部とを備えたボイラ装置において、
ボイラにおけるスケール生成傾向を判定するための方法
である。この判定方法は、給水部からボイラに供給され
かつ加熱されている給水における硬度成分の濃度を判定
する濃度判定工程と、給水部からボイラに供給されかつ
加熱されている給水における硬度成分の溶解度を判定す
る溶解度判定工程と、濃度判定工程において判定した濃
度と溶解度判定工程において判定した溶解度とを比較し
て、濃度が溶解度よりも大きいか否かを判定する比較判
定工程とを含んでいる。
【0006】この判定方法において、溶解度判定工程に
おいて判定した溶解度が、濃度判定工程において判定し
た濃度よりも大きい場合、給水部からボイラに供給され
かつ加熱されている給水は硬度成分を溶解しているもの
と考えることができるので、ボイラにスケールが生成し
にくいものと判定することができる。これに対し、上記
濃度が上記溶解度よりも大きい場合、給水部からボイラ
に供給されかつ加熱されている給水は硬度成分が飽和状
態にあるものと考えることができるため、ボイラにスケ
ールが生成し易いものと判定することができる。
【0007】また、本発明の他の方法は、給水を加熱し
て蒸気を生成するボイラと、当該ボイラに給水を供給す
るための給水部とを備えたボイラ装置において、ボイラ
におけるスケールの生成を抑制するための方法である。
この方法は、給水部からボイラに供給されかつ加熱され
ている給水における硬度成分の濃度を判定する濃度判定
工程と、給水部からボイラに供給されかつ加熱されてい
る給水における硬度成分の溶解度を判定する溶解度判定
工程と、溶解度判定工程において判定した溶解度よりも
濃度判定工程において判定した濃度が大きい場合、ボイ
ラに対してスケール生成抑制操作を実施する工程とを含
んでいる。
【0008】このスケール抑制方法において、濃度判定
工程において判定した濃度が溶解度判定工程において判
定した溶解度よりも大きい場合、給水部からボイラに供
給されかつ加熱されている給水は硬度成分が飽和状態に
あり、ボイラにおいてスケールが生成し易い傾向にある
ものと考えることができる。したがって、この場合にお
いてスケール生成抑制操作を実施すれば、ボイラにおけ
るスケールの生成傾向と関連させながらスケール生成抑
制操作を実施することになるので、ボイラ装置のスケー
ル抑制に要するコストを削減することができる。
【0009】なお、このスケール抑制方法では、例え
ば、給水部からボイラに供給する給水に対してスケール
抑制剤を添加することによりスケール生成抑制操作を実
施する。或いは、例えば、給水部からボイラに供給され
かつ加熱されている給水を、その一部を排出しながら給
水部から新たに供給する給水により希釈することにより
スケール生成抑制操作を実施する。
【0010】
【発明の実施の形態】図1を参照して、本発明に係るス
ケール抑制方法の一形態を適用可能なボイラ装置の概略
を説明する。図において、ボイラ装置1は、水管ボイラ
2と給水装置3(給水部の一例)とを主に備えている。
【0011】水管ボイラ2は、多管式のボイラであり、
図2に示すように、給水装置3から供給される給水を貯
留するための貯留部4と、貯留部4に対して起立するよ
うに設けられた複数本の金属製の伝熱管5と、伝熱管5
の上端部に設けられかつ図示しない負荷装置に向けて蒸
気を供給するための供給路6aを有するヘッダ6と、給
水を加熱して蒸気を発生するための加熱装置7とを主に
備えている。なお、貯留部4とヘッダ6とは、平面形状
が環状に設定されている。また、貯留部4は、その内部
に貯留された給水(後述するボイラ水W)の水位を概ね
一定に維持するための水位設定装置(図示せず)を有し
ており、また、ボイラ水Wを排出するための、図示しな
い開閉弁を備えた排出口4aを有している。
【0012】給水装置3は、水管ボイラ2に給水を供給
するためのものであり、補給水の注水路8、注水路8か
らの補給水を貯留するための給水タンク9および水管ボ
イラ2の貯留部4に給水を供給するための給水路10を
主に備えている(図1)。ここで、注水路8は、軟水化
装置11と脱酸素装置12とをこの順に備えている。軟
水化装置11は、補給水中に含まれるカルシウムイオン
やマグネシウムイオンなどの硬度成分をナトリウムイオ
ンに置換して軟水に変換するためのものである。一方、
脱酸素装置12は、補給水中に含まれる溶存酸素を機械
的に除去するためのものである。
【0013】また、給水路10は、薬剤を給水中に注入
するための薬注装置13を備えている。この薬注装置1
3により給水中に注入される薬剤は、水管ボイラ2にお
けるスケールの生成若しくは成長を抑制する機能を有す
るもの、例えば、スケール分散剤であり、例えば、エチ
レンジアミン四酢酸塩、ポリアクリル酸ナトリウム、ポ
リマレイン酸、アクリル酸アクリルアミド共重合体、ホ
スホン酸およびグルコン酸を挙げることができる。
【0014】上述の蒸気ボイラ装置1を運転する場合
は、注水路8から給水タンク9に補給水を供給し、この
補給水を給水タンク9に貯留する。ここで貯留される給
水は、軟水化装置11および脱酸素装置12で処理され
たもの、すなわち、脱酸素処理された軟水である。そし
て、図示しないポンプを作動させ、給水タンク9に貯留
された給水を、給水路10を通じて水管ボイラ2に供給
する。
【0015】水管ボイラ2において、給水路10を通じ
て供給される給水は、貯留部4内においてボイラ水Wと
して貯留される(図2)。そして、貯留部4に貯留され
たボイラ水Wは、加熱装置7により加熱されながら各伝
熱管5内を上昇し、徐々に蒸気になる。各伝熱管5にお
いて生成した蒸気はヘッダ6において集められ、供給路
6aを通じて負荷装置に供給される。
【0016】ところで、水管ボイラ2に対して供給され
る給水は、軟水化装置11において予め処理されている
ため、大部分の硬度成分が取り除かれているが、通常は
微量の硬度成分が残留している。このため、貯留部4に
貯留されたボイラ水Wは、加熱により徐々に濃縮される
に従って、硬度成分濃度が上昇する。この結果、伝熱管
5は、内周面にそのような硬度成分に由来するスケール
が付着し、ボイラ水Wの加熱効率が低下する可能性があ
る。また、スケールの付着により、伝熱管5は、伝熱面
が過熱されて強度が低下し、内圧に耐えられなくなって
変形したり破裂する可能性がある。そこで、蒸気ボイラ
装置1の運転中は、次の手順により、スケール生成傾向
を判定し、その判定結果に基づいてスケール生成抑制操
作を実施する。
【0017】スケール生成傾向の判定作業では、ボイラ
水W、すなわち、給水装置3から水管ボイラ2に供給さ
れかつ加熱装置7により加熱されている給水における硬
度成分の濃度を判定する(濃度判定工程)。ここで判定
する硬度成分の濃度は、ボイラ水Wにおけるカルシウム
イオンとマグネシウムイオンとの合計濃度、すなわち全
硬度(mgCaCO3/L)であり、実測または計算に
より判定することができる。
【0018】実測により硬度成分濃度を求める場合は、
貯留部4からボイラ水Wの一部を試料として採取し、こ
の試料中に含まれる硬度成分濃度を測定する。硬度成分
濃度の測定方法は、特に限定されるものではないが、例
えば、JIS K 0101:1998、15.1に規
定されているキレート滴定法を採用することができる。
【0019】一方、計算により硬度成分濃度を求める場
合は、給水装置3から水管ボイラ2に供給される給水の
一部を試料として採取し、当該給水試料中に残留してい
る硬度成分濃度を測定する。この硬度成分濃度は、上述
の実測による場合と同様の方法により測定することがで
きる。次に、水管ボイラ2におけるボイラ水Wの濃縮倍
率を求める。濃縮倍率は、給水装置3から水管ボイラ2
に供給される給水に含まれる不純物の濃度(X)に対す
る、ボイラ水Wに含まれる不純物の濃度(Y)の倍率
(Y/X)であり、通常、ボイラ水Wの電気伝導率(μ
S/cm)が給水の電気伝導率(μS/cm)の何倍で
あるかを求めることにより、若しくは、ボイラ水Wの塩
化物イオン濃度(mgCl/L)が給水の塩化物イオ
ン濃度(mgCl/L)の何倍であるかを求めること
により決定することができる。そして、給水試料の硬度
成分濃度に濃縮倍率を乗じる(硬度成分濃度×濃縮倍
率)と、ボイラ水Wの硬度成分濃度を求めることができ
る。
【0020】次に、硬度成分濃度の判定対象となった上
述のボイラ水Wにおける硬度成分の溶解度を判定する
(溶解度判定工程)。ここで、硬度成分の溶解度は、ス
ケール生成傾向の判定作業時における、水管ボイラ2の
運転条件(例えば、ボイラ水Wの水温、圧力、pH、総
溶解固形物濃度、各種のカチオン濃度および各種のアニ
オン濃度)下での硬度成分の溶解度をいう。この溶解度
は、貯留部4からボイラ水Wの一部を試料として採取
し、この試料を水管ボイラ2の上述の運転条件と同じに
設定した状態で化学的な手法により実測することができ
る。
【0021】次に、濃度判定工程において判定した濃度
(以下、単に濃度という)と、溶解度判定工程において
判定した溶解度(以下、単に溶解度という)とを比較
し、濃度が溶解度よりも大きいか否かを判定する(比較
判定工程)。ここで、濃度が溶解度よりも小さい場合、
貯留部4内のボイラ水Wは、硬度成分を溶解しているも
のと考えることができる。したがって、この場合、当該
ボイラ水Wは、水管ボイラ2の伝熱管5にスケールを生
成させにくい傾向にあるものと判定することができる。
【0022】これに対し、濃度が溶解度よりも大きい場
合、貯留部4内のボイラ水Wは、硬度成分が飽和状態に
あるものと考えることができる。したがって、この場
合、当該ボイラ水Wは、水管ボイラ2の伝熱管5にスケ
ールを生成させやすい傾向にあるものと判定することが
できる。
【0023】上述の比較判定工程において、溶解度より
も濃度が大きいと判定した場合、すなわち、ボイラ水W
がスケールを生成させやすい傾向にあるものと判定した
場合、スケール生成抑制操作を実施する。ここでは、給
水装置3から水管ボイラ2に対して供給する給水に対
し、薬注装置13からスケール分散剤を添加する。これ
により、水管ボイラ2は、給水と共にスケール分散剤が
導入され、伝熱管5の内周面におけるスケールの生成若
しくは成長が抑制される。
【0024】上述のように、この実施の形態に係るスケ
ール抑制方法では、給水装置3から水管ボイラ2に供給
する給水中に定期的に若しくは継続的に薬剤を添加する
のではなく、水管ボイラ2におけるスケールの生成傾向
を判定した結果に基づいて給水中に薬剤を添加している
ので、ボイラ装置1のスケール抑制に要するコストを削
減することができる。
【0025】[他の実施の形態]上述の実施の形態で
は、給水装置3から水管ボイラ2に供給する給水中に薬
剤を添加することにより、水管ボイラ2におけるスケー
ルの生成を抑制するようにしたが、スケール生成を抑制
するための操作はこれに限定されるものではない。例え
ば、上述の比較判定工程において、溶解度よりも濃度が
大きいと判定した場合、すなわち、ボイラ水Wがスケー
ルを生成させやすい傾向にあるものと判定した場合、ボ
イラ水Wを給水装置3から供給する新たな給水により希
釈し、ボイラ水Wにおける硬度成分の濃度を低下させて
もよい。
【0026】なお、ボイラ水Wを希釈する場合は、排出
口4aからボイラ水Wの一部を適宜排出しながら(ブロ
ーしながら)貯留部4に給水装置3からの新たな給水を
供給し、ボイラ水Wの水位を貯留部4の水位設定装置に
より維持する。これによれば、ボイラ水Wがスケールを
生成させ易い傾向にあるものと判定した場合にのみ、ボ
イラ水Wをブローしながら希釈することになるので、ボ
イラ水Wの希釈に要した給水の加熱に必要なエネルギー
コストを削減することができる。換言すると、給水の加
熱に必要なエネルギーコストの削減により、結果的にボ
イラ装置1のスケール抑制に要するコストを削減するこ
とができる。
【0027】
【発明の効果】本発明に係る判定方法は、濃度判定工程
において判定した硬度成分の濃度が溶解度判定工程にお
いて判定した硬度成分の溶解度よりも大きいか否かを比
較判定工程において判定しているので、当該比較判定工
程での判定結果に基づいてボイラ装置におけるスケール
の生成傾向を判定することができる。
【0028】本発明に係るスケール抑制方法は、濃度判
定工程において判定した硬度成分の濃度が溶解度判定工
程において判定した硬度成分の溶解度よりも大きい場合
において、ボイラに対してスケール生成抑制操作を実施
しているので、従来のスケール抑制方法に比べてボイラ
装置のスケール抑制に要するコストを削減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスケール抑制方法を適用可能なボイラ
装置の概略図。
【図2】前記ボイラ装置において用いられる水管ボイラ
の一部断面概略図。
【符号の説明】
1 ボイラ装置 2 水管ボイラ 3 給水装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C02F 5/10 620 C02F 5/10 620A 620B 620E 5/12 5/12 F22B 37/38 F22B 37/38 C F22D 11/00 F22D 11/00 K (72)発明者 野上 康雄 愛媛県松山市堀江町7番地 三浦工業株式 会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水を加熱して蒸気を生成するボイラと、
    前記ボイラに前記給水を供給するための給水部とを備え
    たボイラ装置において、前記ボイラにおけるスケール生
    成傾向を判定するための方法であって、 前記給水部から前記ボイラに供給されかつ加熱されてい
    る前記給水における硬度成分の濃度を判定する濃度判定
    工程と、 前記給水部から前記ボイラに供給されかつ加熱されてい
    る前記給水における硬度成分の溶解度を判定する溶解度
    判定工程と、 前記濃度と前記溶解度とを比較して、前記濃度が前記溶
    解度よりも大きいか否かを判定する比較判定工程と、を
    含むボイラ装置におけるスケール生成傾向の判定方法。
  2. 【請求項2】給水を加熱して蒸気を生成するボイラと、
    前記ボイラに前記給水を供給するための給水部とを備え
    たボイラ装置において、前記ボイラにおけるスケールの
    生成を抑制するための方法であって、 前記給水部から前記ボイラに供給されかつ加熱されてい
    る前記給水における硬度成分の濃度を判定する濃度判定
    工程と、 前記給水部から前記ボイラに供給されかつ加熱されてい
    る前記給水における硬度成分の溶解度を判定する溶解度
    判定工程と、 前記溶解度よりも前記濃度が大きい場合、前記ボイラに
    対してスケール生成抑制操作を実施する工程と、を含む
    ボイラ装置におけるスケール抑制方法。
  3. 【請求項3】前記給水部から前記ボイラに供給する前記
    給水に対してスケール抑制剤を添加することにより前記
    スケール生成抑制操作を実施する、請求項2に記載のボ
    イラ装置におけるスケール抑制方法。
  4. 【請求項4】前記給水部から前記ボイラに供給されかつ
    加熱されている前記給水を、その一部を前記ボイラ外に
    排出しながら前記給水部から新たに供給する前記給水に
    より希釈することにより前記スケール生成抑制操作を実
    施する、請求項2に記載のボイラ装置におけるスケール
    抑制方法。
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