JP2003343804A - ボイラ装置の腐食抑制方法 - Google Patents

ボイラ装置の腐食抑制方法

Info

Publication number
JP2003343804A
JP2003343804A JP2002156582A JP2002156582A JP2003343804A JP 2003343804 A JP2003343804 A JP 2003343804A JP 2002156582 A JP2002156582 A JP 2002156582A JP 2002156582 A JP2002156582 A JP 2002156582A JP 2003343804 A JP2003343804 A JP 2003343804A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
condensate
water
boiler
treatment agent
supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002156582A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Nakajima
純一 中島
Takanari Kume
隆成 久米
Isamu Mekada
勇 米加田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Miura Co Ltd
Original Assignee
Miura Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Miura Co Ltd filed Critical Miura Co Ltd
Priority to JP2002156582A priority Critical patent/JP2003343804A/ja
Publication of JP2003343804A publication Critical patent/JP2003343804A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preventing Corrosion Or Incrustation Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 復水処理剤を用いてボイラ装置に発生する腐
食を抑制するにあたり、復水処理剤の使用量を適正化す
る。 【解決手段】 給水を加熱して蒸気を生成するボイラ2
と、このボイラ2へ給水を供給するための給水部3と、
前記ボイラ2で生成した蒸気を負荷機器4へ供給する蒸
気供給部5と、前記負荷機器4で使用した蒸気を復水と
して前記給水部3へ供給する復水供給部6とを備えたボ
イラ装置1において、復水処理剤を用いて前記復水供給
部6における腐食を抑制するための方法であって、前記
復水供給部6において凝縮された復水の水質を判定する
判定工程と、この判定工程における判定結果に基づい
て、前記給水部3および前記蒸気供給部5のうちの少な
くとも一方に対して復水処理剤を供給する復水処理剤供
給工程とを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ボイラ装置の腐
食抑制方法に関するもので、特に給水を加熱して蒸気を
生成するボイラと、ボイラへ給水を供給する給水部と、
ボイラで生成した蒸気を負荷機器へ供給する蒸気供給部
と、負荷機器で使用した蒸気を復水として給水部へ供給
する復水供給部とを備えたボイラ装置における腐食抑制
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ボイラ装置の配管,特にボイラからの蒸
気が凝縮して得られる復水をボイラ用の給水として再利
用するための主として鋼管製の復水配管は、腐食が原因
で交換を余儀なくされる場合がある。この復水配管の腐
食は、主に復水中の炭酸ガスや溶存酸素の影響により生
じる。炭酸ガスを原因とする腐食は、ボイラ内において
炭酸イオンを含む給水の熱分解により生成する炭酸ガス
が復水に溶解し、復水のpHを低下させることにより生
じるものであり、復水と接触している配管の内面部分に
均等に進行して配管の減肉をもたらすものであるため、
進行速度が比較的遅いという特徴がある。これに対し、
溶存酸素を原因とする腐食は、復水に溶解している酸素
が配管,特に横引き配管の下部等のスラッジの堆積した
下部に対して部分的に集中的な腐食作用をもたらし、配
管の肉厚方向の内側から外側へ向かう孔状の腐食(孔
食)をもたらすものであるため、進行速度が比較的速
く、復水配管に対して短時間で致命的な破損をもたらす
という特徴を有している。
【0003】このため、復水を再利用する際には、復水
供給部の腐食を抑制するために、給水および蒸気中の少
なくとも一方に復水処理剤を添加し、復水供給部に腐食
が起こりにくいようにしている。しかし、復水処理剤
は、通常高価であるにも拘わらず、給水および蒸気中の
少なくとも一方に対して連続的にまたは定期的に添加さ
れているため、使用量が自然と多くなり、ボイラ装置の
運転コストを高める原因となる。さらに、復水供給部の
腐食は,同じ給水を用いても、復水配管の構造,スチー
ムトラップの種類,蒸気を利用する機器の稼動状況およ
びボイラの稼動状況等により腐食傾向が異なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、前記課題
に鑑み、復水処理剤を用いてボイラ装置に発生する腐食
を抑制するに当り、復水処理剤の使用量を適正化するこ
とである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記課題を
解決するためになされたものであり、請求項1に記載の
発明は、給水を加熱して蒸気を生成するボイラと、この
ボイラへ給水を供給する給水部と、前記ボイラで生成し
た蒸気を負荷機器へ供給する蒸気供給部と、前記負荷機
器で使用した蒸気を復水として前記給水部へ供給する復
水供給部とを備えたボイラ装置において、復水処理剤を
用いて前記復水供給部における腐食を抑制する方法であ
って、前記復水供給部において凝縮された復水の水質を
判定する判定工程と、この判定工程における判定結果に
基づいて、前記給水部および前記蒸気供給部のうちの少
なくとも一方に対して前記復水処理剤を供給する復水処
理剤供給工程とを含んでいる。
【0006】さらに、請求項2に記載の発明は、判定工
程における判定結果に基づいて、前記復水処理剤の供給
量を調節する。
【0007】
【発明の実施の形態】図1を参照して、この発明の実施
の形態に係るボイラ装置を説明する。図1において、ボ
イラ装置1は、給水を加熱して蒸気を生成するボイラ2
と、このボイラ2へ給水を供給する給水装置3(給水部
の一例)と、蒸気を使用する負荷機器4と、前記ボイラ
2で生成した蒸気を負荷機器4へ供給する蒸気配管5
(蒸気供給部の一例)と、前記負荷機器4で使用した蒸
気を復水として前記給水装置3へ供給する復水配管6
(復水供給部の一例)と、復水処理剤を前記給水装置3
へ添加する薬剤供給装置7と、復水中に含まれる溶存酸
素濃度,炭酸ガス濃度,pH,鉄イオン濃度,銅イオン
濃度,濁度等を判定する水質判定装置8とを主に備えて
いる。
【0008】前記給水装置3は、前記ボイラ2へ給水す
るために、補給水の注水路9と、この注水路9からの補
給水を貯留する給水タンク10と、この給水タンク10
に貯留された給水を前記ボイラ2へ供給する給水路11
とを主に備えている(図1参照)。ここで、前記注水路
9は、軟水化装置12と脱酸素装置13とをこの順にそ
れぞれ備えている。前記軟水化装置12は、補給水中に
含まれるカルシウムイオンやマグネシウムイオンなどの
硬度成分をナトリウムイオンに置換して軟水に変換する
ものである。一方、前記脱酸素装置13は、補給水中に
含まれる溶存酸素を機械的に除去するものである。ま
た、前記給水路11は、給水を前記ボイラ2へ送り出す
給水ポンプ14を備えている。
【0009】前記負荷機器4は、前記ボイラ2からの蒸
気を用いて所要の熱交換するもの,すなわち前記ボイラ
装置1における負荷装置であり、前記蒸気配管5の下流
側に接続されている。
【0010】前記薬剤供給装置7は、復水処理剤を前記
給水装置3へ添加するために、復水処理剤を貯蔵してい
る薬剤タンク15と、前記給水路11へ連絡する薬剤供
給路16とを主に備えている。前記薬剤タンク15内に
貯蔵されている復水処理剤は、前記復水配管6における
腐食の発生および成長を抑制する機能を有するものであ
れば、特に限定されるものではないが、たとえば長鎖脂
肪族アミン化合物,脂肪族環状アミン化合物,脂肪族ア
ミノアルコール系化合物等である。
【0011】一方、前記薬剤供給路16は、前記薬剤タ
ンク15内の復水処理剤を前記給水路11に対して供給
する供給ポンプ17を備えている。この供給ポンプ17
は、前記給水路11中を前記ボイラ2へ向けて移動中の
一定量の給水に対し、所定量の復水処理剤を供給するこ
とができる定量ポンプである。
【0012】前記水質判定装置8は、復水中に含まれる
溶存酸素濃度,炭酸ガス濃度,pH,鉄イオン濃度,銅
イオン濃度,濁度等を判定するために、前記復水配管6
において、測定試料供給路18に設けられている(図1
参照)。たとえば、溶存酸素濃度を測定する場合、前記
水質判定装置8は、図2に示すように、測定セル19
と、測定装置20と、試薬供給装置21と、制御装置2
2とを主に備えている。
【0013】この測定セル19は、たとえばアクリル樹
脂を筒状に形成した透明な容器であり、上部に開口部2
3を備えている。また、前記測定セル19の底部近傍の
側面には、前記測定試料供給路18と接続された試料導
入路24が設けられている。この試料導入路24は、前
記測定試料供給路18側から順にフィルター25,定流
量弁26および電磁弁27をそれぞれ備えており、前記
復水配管6から前記測定試料供給路18を介して供給さ
れる復水を前記測定セル19内へ供給可能に設定されて
いる。また、前記測定セル19の側部には、前記開口部
23の近傍において、測定試料を外部へ排出する試料排
出路28が設けられている。
【0014】また、前記測定セル19の底部には、攪拌
装置29が設けられている。この攪拌装置29は、攪拌
子30とステータ31とを備えている。この攪拌子30
は、前記測定セル19の底部において回転可能に配置さ
れており、磁石(図示省略)を内蔵している。前記ステ
ータ31は、前記攪拌子30を取り囲むように、前記測
定セル19の外側に配置されており、電磁誘導コイル
(図示省略)を備えている。この電磁誘導コイルには、
電流が供給されるように設定されている。
【0015】前記測定装置20は、前記測定セル19内
に貯留された復水(以下、「復水試料」と云う。)の透
過光強度を測定するものであり、前記測定セル19を挟
んで対向する発光体32と受光体33とを備えている。
ここで、この発光体32は、たとえばLEDであり、ま
た前記受光体33は、たとえばフォトトランジスタであ
る。
【0016】前記試薬供給装置21は、前記開口部23
に着脱可能に配置されており、図3(前記試薬供給装置
21を図2のIII方向から見た縦断面図)に示すよう
に、試薬カセット34,試薬カートリッジ35および排
出装置36を主に備えている。この試薬カセット34
は、装着具(図示省略)により底部が前記開口部23に
気密状態を維持するように、着脱可能に装着されてい
る。前記試薬カセット34の壁部には、上下方向に延び
るスリット37が形成されている。また、前記試薬カセ
ット34の内部には、前記スリット37と対向する内面
に押圧部材38が上下方向に装着されている。
【0017】前記試薬カートリッジ35は、容器39と
試薬の収納体40とを主に備えている。この容器39
は、前記試薬カートリッジ35の上部に装着されてお
り、前記収納体40は前記容器39内に収容されてい
る。前記収納体40は、溶存酸素と反応して変色する試
薬(たとえば、インジゴカルミン)が貯蔵された貯蔵部
41と、この貯蔵部41内の試薬を外部に排出する排出
部42とを備えている。この排出部42は、たとえばフ
ッ素ゴム製のチューブからなり、前記貯蔵部41から延
びかつ先端部に排出ノズル43を備えている。前記排出
部42は、前記試薬カートリッジ35の内部を上下方向
に延びており、前記排出ノズル43が前記開口部23か
ら前記測定セル19内へ挿入されることになる。ここに
おいて、前記排出ノズル43は、前記測定セル19内の
復水試料が逆流するのを防止する逆止弁(図示省略)を
内蔵している。
【0018】前記排出装置36は、前記貯蔵部41内に
貯蔵された試薬を排出させるものであり、モータ(図示
省略)に接続された回転駆動軸44,駆動アーム45お
よび押圧ローラ46を主に備えている。この回転駆動軸
44は、前記スリット37の外側に配置されており、図
3の反時計方向に回転可能である。前記駆動アーム45
は、一端が前記回転駆動軸44に連結されており、他端
に前記押圧ローラ46が回転自在に装着されている。前
記駆動アーム45は、前記回転駆動軸44の回転によ
り、図3に二点鎖線で示すように、反時計方向に回転可
能であり、この回転により、前記スリット37の部分に
おいて前記押圧ロ−ラ46が前記試薬カセット34から
出入り可能に設定されている。
【0019】なお、前記試薬供給装置21は、本特許出
願人の特許である特許第3186577号(発明の名
称:液体吐出装置)とほぼ同様の構成を採用しているの
で、詳細は、同公報を参照されたい。
【0020】前記制御装置22は、前記水質判定装置8
の動作を制御するものであり、図4に示すように、演算
装置47と入出力ポート48とを主に備えている。この
演算装置47は、中央制御装置49(以下、「CPU4
9」と云う。),前記制御装置22の動作プログラムを
記憶している読み取り専用記憶装置50(以下、「RO
M50」と云う。)および読み書き可能な記憶装置51
(以下、「RAM51」と云う。)を主に備えている。
【0021】一方、前記入出力ポート48の入力側に
は、オペレータが動作条件等を入力するスイッチ52お
よび前記受光体33等が接続されている。また、その出
力側には、測定結果等を表示するLCD53,前記発光
体32,前記電磁弁27,前記ステータ31および前記
回転駆動軸44を駆動するモータ(符号省略)等が接続
されている。
【0022】前記制御装置22は、前記ROM50に記
憶させた動作プログラムにしたがって、前記演算装置4
7が前記入出力ポート48を介して入力された各種の情
報を前記RAM51で適宜保存しながら演算処理し、前
記演算装置47は、そこで得られた演算結果に基づい
て、前記入出力ポート48を介して各種の動作指令を各
部材に対して伝達するように設定されている。
【0023】つぎに、前記ボイラ装置1の動作を説明
し、あわせて前記ボイラ装置1の腐食抑制方法を説明す
る。前記ボイラ装置1を運転する場合は、前記注水路9
から前記給水タンク10へ補給水を供給し、この補給水
を前記ボイラ2への給水として前記給水タンク10に貯
留する。ここで、貯留される給水は、前記軟水化装置1
2および前記脱酸素装置13で処理されたもの,すなわ
ち脱酸素された軟水である。そして、前記給水ポンプ1
4を作動させ、前記給水タンク10に貯留された給水を
前記給水路11を介して前記ボイラ2へ供給する。
【0024】前記ボイラ2へ前記給水路11を介して供
給される給水は、ボイラ水として前記ボイラ2内に貯留
される。そして、前記ボイラ2に貯留されたボイラ水
は、加熱されて徐々に蒸気になる。生成した蒸気は、前
記蒸気配管5を介して前記負荷機器4へ供給される。前
記負荷機器4へ供給された蒸気は、その後冷却されて復
水となり、前記給水タンク10へ供給される。
【0025】ところで、蒸気が冷却されて凝縮した復水
は、前記脱酸素装置13において予め処理されているた
め、通常は溶存酸素が取り除かれているが、前記脱酸素
装置13の動作不良またはその他の事情により、溶存酸
素を含む場合がある。この場合、前記復水配管6中の復
水は、徐々に冷却されるため、前記復水配管4中の酸素
が溶存しやすくなる。この結果、前記復水配管6は、溶
存酸素に由来する腐食が発生し、前記復水配管6の破損
をもたらす可能性がある。
【0026】そこで、前記ボイラ装置1は、前記水質判
定装置8により、蒸気が凝縮された復水に酸素が溶存し
ているか否を一定時間毎に判定する。そして、前記水質
判定装置8での判定結果に基づいて、前記薬剤供給装置
7から給水中へ復水処理剤を添加する。以下、図5およ
び図6に示す動作フローチャートにしたがって、この動
作を詳細に説明する。
【0027】前記ボイラ装置1の運転が開始されると、
プログラムは、ステップS1において、前記制御装置2
2の内部タイマーの経過時間tをゼロ(0)に設定し、
またつぎのステップS2において、経過時間tが一定時
間t1に到達したか否かを判断する。経過時間tが一定
時間t1になると、プログラムはステップS3へ移行
し、経過時間tをゼロ(0)にリセットする。ここにお
いて、一定時間t1は、通常0.1〜24時間程度の時
間である。
【0028】ステップS3の後、プログラムはステップ
S4へ移行し、前記水質判定装置8において前洗浄工程
を実施する。まず、前記復水配管6内の復水は、前記測
定試料供給路18を経由して前記試料導入路24から前
記測定セル19内へ流入する。この際、復水中に含まれ
る爽雑物は、前記フィルター25により取り除かれる。
また、前記測定セル19内へ流入する復水の流量は、前
記定流量弁26により制御される。前記測定セル19内
へ連続的に流入する復水は、前記測定セル19内を満た
し、前記試料排出路28から外部へ連続的に排出され
る。このとき、前記ステータ31の電磁誘導コイルに通
電され、それによって生じる磁場を前記攪拌子30内の
磁石が受ける。これにより、前記測定セル19内の前記
攪拌子30が回転し、前記測定セル19内へ流入した復
水は攪拌される。この結果、前記測定セル19は、連続
的に流入する復水により洗浄される。
【0029】前記のような前洗浄工程の後、プログラム
はステップS5へ移行し、復水中の溶存酸素濃度を判定
する(判定工程)。ここでは、前記ステータ31の電磁
誘導コイルへの通電を一旦停止し、また復水の供給も停
止する。これにより、前記測定セル19内への復水の流
入が断たれ、前記測定セル19内において、図2に一点
鎖線で示す水位まで所定量の復水が復水試料として貯留
される。また、前記排出ノズル43の先端部は、貯留さ
れた復水試料中に位置することになる。この状態で前記
測定装置20を作動させ、前記発光体32から前記受光
体33へ向けて光を照射する。そして、復水試料の透過
光強度(A)を測定する。
【0030】つぎに、前記ステータ31の電磁誘導コイ
ルへの通電を開始して前記攪拌子30の回転を再開し、
その状態を継続しながら、前記排出装置36のモータを
駆動させて前記回転駆動軸44を回転させる。この結
果、前記駆動アーム45が図3の反時計方向へ回転し、
それにともなって前記押圧ローラ46が前記排出部42
を前記押圧部材38と協働して下方向へ扱く。この結
果、前記測定セル19内の復水試料には、前記貯蔵部4
1に貯蔵された試薬の一定量が注入される。そして、こ
のような前記駆動アーム45の回転運動を所定回数繰り
返すと、復水試料には前記駆動アーム45の回転動作毎
に、一定量の試薬が前記測定セル19内へ断続的に注入
される(注入工程)。したがって、試薬が徐々に注入さ
れることになる。このようにして前記測定セル19内に
注入された試薬は、前記攪拌子30の回転により攪拌さ
れる復水試料中に溶解され、復水試料を変色させる。
【0031】前記のような注入工程において、前記制御
装置22は、前記攪拌子30の回転を継続し、また前記
測定装置20により、徐々に注入される試薬により変色
する復水試料の透過光強度(B)を連続的に測定する。
この際、前記制御装置22は、復水試料に対して注入さ
れる試薬の量の増加にともなう透過光強度の変化の変化
量を判定する(判定工程)。ここで判定する透過光強度
の変化量は、通常一定量の試薬が注入される前後の透過
光強度の差(ΔB)である。たとえば、図8に示すよう
に、復水試料の透過光強度は、試薬の注入回数(すなわ
ち、前記駆動アーム45の回転動作数)にしたがって徐
々に減少する。ここで、復水試料中の溶存酸素の全てが
第X回目以前に注入された試薬と反応した場合、第X回
目より後の注入動作においてそれ以上の試薬を注入して
も、復水試料の変色は進行しにくくなり、復水試料の透
過光強度は変化しにくくなる。すなわち、試薬の第X回
目の注入後の透過光強度B1と第X+1回目の注入後の
透過光強度B2との差(B 1−B2,すなわち前記ΔB)
は、微差になる。したがって、前記ΔBが所定量以下に
なったとき、復水試料にそれ以上の試薬を注入しても、
その試薬は復水試料中の溶存酸素との反応に関与せず、
そのままの状態で復水試料中に残留することになる。
【0032】そこで、前記制御装置22は、前記ΔBが
所定量以下になったと判定した場合、前記駆動アーム4
5の回転動作を停止する。これにより、復水試料に対す
る試薬の追加的な注入が停止される。続いて、前記制御
装置22は、その時点における復水試料の透過光強度
(B)と試薬注入前の前記の透過光強度(A)との比
(透過光強度比:B/A)を求める。そして、予め作成
された透過光強度比と溶存酸素濃度との検量線データに
基づいて、前記制御装置22は、復水試料中の溶存酸素
濃度を算出し、その結果を前記LCD53に表示する。
【0033】前記のような溶存酸素濃度判定工程の後、
プログラムはステップS6へ移行し、このステップS6
において、復水試料から溶存酸素が検出されたか否かを
判定する。ステップS5の溶存酸素濃度判定工程におい
て溶存酸素が検出されたと判定された場合(すなわち、
復水試料において溶存酸素が検出された場合)、プログ
ラムはステップS6からステップS11へ移行して、前
記CPU49の溶存酸素検出識別フラグがオン(ON)
であるか否かを判定する。溶存酸素検出識別フラグがオ
ン(ON)の場合、プログラムはステップS14へ移行
し、復水処理剤添加調整工程を実施する。
【0034】この復水処理剤添加量調整工程は、今回ス
テップS5で判定した溶存酸素濃度が前回のステップS
5で判定した溶存酸素濃度と異なる場合、ステップS1
4において、プログラムが溶存酸素濃度に基づいて、前
記供給ポンプ17を作動させることになるため、前記給
水路11から前記ボイラ2へ供給される給水に対して添
加される復水処理剤の量を変化させることになる。
【0035】そして、プログラムはステップS15へ移
行し、後洗浄工程を実施する。
【0036】後洗浄工程において、プログラムは、前記
攪拌子30を回転させながら復水を供給する。ここで、
前記測定セル19内に貯留された試薬を含む復水試料
は、前記試料導入路24から新たに流入する復水により
押し出され、前記試料排出路28から外部へ排出され
る。これにより、前記測定セル19は、新たに流入する
復水により洗浄されることになる。ステップS15の終
了後、プログラムはステップS2へ戻る。
【0037】逆に、溶存酸素検出識別フラグがオフ(O
FF)の場合、プログラムはステップS12へ移行し、
復水処理剤添加工程を実施する。
【0038】復水処理剤の添加工程において、前記制御
装置22は、前記薬剤供給装置7の前記供給ポンプ17
を作動させ、前記給水路11に対して復水処理剤を供給
する。これにより、前記給水路11を前記ボイラ2へ向
けて通過中の給水へ復水処理剤が添加される。ここで、
前記制御装置22は、ステップS5において判定した溶
存酸素濃度に基づいて、前記供給ポンプ17の動作を制
御する。より具体的には、前記制御装置22は、ステッ
プS5において判定した溶存酸素濃度が小さい場合は、
前記給水路11を通過する単位量の給水に対して少量の
復水処理剤が添加されるように、前記供給ポンプ17を
連続して作動させる。一方、ステップS5において判定
した溶存酸素濃度が大きい場合は、前記給水路11を通
過する単位量の給水に対して比較的多量の復水処理剤が
添加されるように、前記供給ポンプ17を連続的に作動
させる。すなわち、前記制御装置22は、給水に対して
添加する復水処理剤の量がステップS5において判定し
た溶存酸素濃度に比例するように、前記供給ポンプ17
を作動させる。ここにおいて、前記供給ポンプ17は、
前記制御装置22からの停止指令を受けない限り作動し
続ける。
【0039】そして、ステップS12の終了後、プログ
ラムはステップS13へ移行し、溶存酸素検出識別フラ
グをオン(ON)に設定する。そして、ステップS15
において後洗浄を実施した後、ステップS2ヘ戻る。
【0040】この結果、前記給水路11から前記ボイラ
2内へ供給される給水は、復水の溶存酸素濃度に応じた
適正量の復水処理剤が導入されることになるので、前記
復水配管6において、腐食が効果的に抑制される。
【0041】一方、ステップS5の判定工程において求
められた復水試料中に含まれる溶存酸素濃度がゼロ
(0)の場合(すなわち、復水試料中から溶存酸素が検
出されない場合)、プログラムはステップS6からステ
ップS7へ移行し(図6参照)、前記CPU49の溶存
酸素検出識別フラグがオン(ON)であるか否かを判定
する。溶存酸素検出識別フラグがオフ(OFF)の場
合、プログラムはS10へ移行し、ステップS15の場
合と同じく後洗浄工程を実施した後、ステップS2へ戻
る。
【0042】これに対し、ステップS7において、溶存
酸素検出識別フラグがオン(ON)の場合、プログラム
はステップS8へ移行し、前記供給ポンプ17の動作を
停止する。これにより、前記薬剤供給装置7は、前記給
水路11に対する復水処理剤の供給を停止する。この結
果、溶存酸素を含まない復水に対する復水処理剤の無駄
な供給が防止されることになる。ステップS8の終了
後、プログラムはステップS9へ移行し、溶存酸素検出
識別フラグをオフ(OFF)に設定する。そして、ステ
ップS10において、ステップS15の場合と同じく後
洗浄工程を実施した後、ステップS2ヘ戻る。
【0043】そして、プログラムは、ステップS2にお
いて、ステップS3でゼロ(0)にリセットした経過時
間tが一定時間t1になったか否かを判定する。そし
て、経過時間tが一定時間t1に到達すると、再びステ
ップS4以下を繰り返す。したがって、前記ボイラ装置
1では、一定時間t1が経過する毎に、復水における溶
存酸素濃度が判定され、またその結果に基づいて、必要
に応じて前記薬剤供給装置7から供給される復水処理剤
が前記給水路11を介して復水に対して添加されること
になる。
【0044】たとえば、先のステップS5において復水
から溶存酸素が検出された場合であっても、つぎの繰返
し工程におけるステップS5において溶存酸素が検出さ
れない場合、プログラムはステップS6からステップS
7へ移行する。ここで、先のステップS13において溶
存酸素検出識別フラグがオン(ON)に設定されている
ため、プログラムはステップS7からステップS8〜ス
テップS10を経由してステップS2へ戻る。したがっ
て、前記給水路11に対する復水処理剤の供給が停止さ
れることになる。逆に、先のステップS5において復水
から溶存酸素が検出されなかった場合であっても、つぎ
の繰返し工程におけるステップS5において復水から溶
存酸素が検出された場合、プログラムはステップS6か
らステップS11へ移行し、ステップS12からステッ
プS15を経由してステップS2ヘ戻る。したがって、
前記給水路11から前記ボイラ2へ供給する給水には、
ステップS5で判定した溶存酸素濃度に基づいて、前記
薬剤供給装置7から復水処理剤が添加されることにな
る。
【0045】一方、先のステップS5において復水から
溶存酸素が検出され、つぎの繰返し工程のステップS5
においても溶存酸素が検出された場合、プログラムはス
テップS6からステップS11へ移行し、前記給水路1
1に対する復水処理剤の供給を継続する。ただし、この
場合、後のステップS5で判定した溶存酸素濃度が先の
ステップS5で判定した溶存酸素濃度と異なる場合、ス
テップS14において、プログラムが溶存酸素濃度に基
づいて、前記供給ポンプ17を作動させることになるた
め、前記給水路11から前記ボイラ2へ供給される給水
に対して添加される復水処理剤の量が変化する。すなわ
ち、この場合、復水に含まれる溶存酸素濃度に応じ、前
記給水路11への復水処理剤の供給量が変化することに
なる。
【0046】前記のように、前記ボイラ装置1において
は、復水における溶存酸素の存在もしくは溶存酸素濃度
とは無関係に、連続的にもしくは定期的に復水処理剤を
供給するのではなく、復水が溶存酸素を含む場合におい
てのみ、しかも溶存酸素濃度に基づいて、前記給水路1
1を介して復水に対して復水処理剤を添加することがで
きるので、復水処理剤の使用量を適正化することがで
き、結果的に腐食抑制に要するコストを削減することが
できる。また、前記ボイラ装置1は、前記復水配管6内
の腐食が発生してから復水処理剤を供給するのではな
く、腐食の発生原因となる復水中の溶存酸素に注目して
復水処理剤を供給しているので、前記復水配管6におけ
る腐食を未然に防止することができる。
【0047】[他の実施の形態] (1)前記の実施の形態では、一定時間t1が経過する
毎に復水中の溶存酸素濃度を判定し、その結果に基づい
て復水処理剤を前記給水路11中の給水に対して添加し
ているが、この一定時間は状況に応じて変更することが
できる。たとえば、図7に示すように、動作フローチャ
ートのステップS15の後にステップS16をさらに設
定し、ここでステップS3でゼロ(0)にリセットした
経過時間tが別の一定時間t2に到達したか否かを判断
する。そして、ステップS16において経過時間tが一
定時間t2に到達していると判断した場合、プログラム
がステップS3へ移行するように設定する。ここにおい
て、t2は、t1よりも短い時間である。
【0048】この場合、前記ボイラ装置1は、ステップ
S5において溶存酸素が検出されない場合は、長めの一
定時間t1の経過毎に復水中の溶存酸素濃度を判定し、
またステップS5において溶存酸素が検出された場合
は、短めの一定時間t2の経過毎に復水中の溶存酸素濃
度を判定することになるので、復水に対する復水処理剤
の添加量を精密に制御することができる。
【0049】(2)前記の実施の形態では、前記水質判
定装置8において復水中の溶存酸素濃度を判定し、その
結果に基づいて、前記給水路11に対して供給する復水
処理剤の量を変化させているが、この発明はこれに限定
されるものではない。たとえば、前記水質判定装置8に
おいて、復水中に溶存酸素が含まれているか否かのみを
単純に判定し、復水中に溶存酸素が含まれる場合は、溶
存酸素濃度とは無関係に一定量の復水処理剤を前記給水
路11中の給水に対して添加するようにしてもよい。
【0050】(3)前記の実施の形態において用いられ
る前記水質判定装置8は、復水中の溶存酸素の存否もし
くは溶存酸素濃度を自動的に判定することができるもの
であれば、他の形態のものに変更することもできる。
【0051】(4)前記の実施の形態では、前記給水路
11に対して復水処理剤を供給するように前記薬剤供給
装置7を設けたが、図1の二点鎖線で示すように、前記
蒸気配管5に対して復水処理剤を供給するように前記薬
剤供給装置7を設けた場合も、この発明を同様に実施す
ることができる。この場合、前記蒸気配管5内の蒸気に
対して直接復水処理剤を供給することができるので、前
記復水配管6における腐食をより効果的に抑制すること
ができる。
【0052】また、復水処理剤は、前記給水路11およ
び前記蒸気配管5の両方に対して同時に供給してもよ
い。この場合は、1台の前記薬剤供給装置7において、
前記薬剤供給路16を分岐して前記給水路11および前
記蒸気配管5の両方へ接続する構成とすることができ、
また前記給水路11および前記蒸気配管5のそれぞれに
対して前記薬剤供給装置7を設ける構成とすることもで
きる。ここにおいて、後者の場合、復水処理剤の添加量
は、前記給水路11側の前記薬剤供給装置7からの供給
分と、前記蒸気配管5側の前記薬剤供給装置7からの供
給分との合計が復水に含まれる溶存酸素濃度に応じた適
正量になるように設定するのが好ましい。
【0053】(5)前記の実施の形態では、復水中に溶
存酸素が含まれている場合は、溶存酸素濃度に応じて復
水処理剤を供給しているが、復水中に溶存酸素が一定量
以上含まれる場合においてのみ、一定量,もしくは溶存
酸素濃度に応じた量の復水処理剤を供給するようにして
もよい。
【0054】(6)前記の実施の形態では、前記ボイラ
装置1に前記水質判定装置8を設け、前記水質判定装置
8において自動的に判定された復水中の溶存酸素濃度に
基づいて、前記薬剤供給装置7から前記給水路11およ
び前記蒸気配管5のうちの少なくとも一方に対して復水
処理剤を供給するようにしたが、この発明の腐食抑制方
法はこれに限定されるものではない。たとえば、復水中
の溶存酸素濃度を手作業により判定し、その判定結果に
基づいて、前記給水路11および前記蒸気配管5のうち
の少なくとも一方に対して復水処理剤を供給することが
できる。ここにおいて、復水中の溶存酸素濃度を手作業
により判定する方法としては、たとえばJIS B82
24:1986に規定されているインジゴカルミン比色
法等を採用することができる。
【0055】(7)前記の実施の形態では、前記水質判
定装置8として、溶存酸素濃度を測定する場合について
説明したが、炭酸ガス濃度,pH,鉄イオン濃度,銅イ
オン濃度,濁度等の水質を判定する前記水質判定装置8
を用いて復水処理剤の添加を制御することも実施に応じ
て好適である。また、溶存酸素濃度,炭酸ガス濃度,p
H,鉄イオン濃度,銅イオン濃度および濁度による水質
判定を適宜組み合わせて復水処理剤の添加量を制御する
ことも実施に応じて好適である。
【0056】ここにおいて、炭酸ガス濃度を判定する前
記水質判定装置8は、復水中の炭酸ガスの存否もしくは
炭酸ガスの濃度を判定することができるものであれば、
特に限定されるものではない。たとえば、JIS K0
101:1998に規定されている塩化ストロンチウム
−塩酸滴定法等を採用することができる。
【0057】pHを判定する前記水質判定装置8は、復
水中のpHを判定することができるものであれば、特に
限定されるものではない。たとえば、JIS K010
1:1998に規定されているガラス電極法等を採用す
ることができる。
【0058】鉄イオン濃度を判定する前記水質判定装置
8は、復水中の鉄イオンの存否もしくは鉄イオンの濃度
を判定することができるものであれば、特に限定される
ものではない。たとえば、JIS B8224:198
6に規定されている1,10−フェナントロリン吸光光
度法等を採用することができる。
【0059】銅イオン濃度を判定する前記水質判定装置
8は、復水中の銅イオンの存否もしくは銅イオンの濃度
を判定することができるものであれば、特に限定される
ものではない。たとえば、JIS B8224:198
6に規定されているジエチルジチオカルバミン酸吸光光
度法等を採用することができる。
【0060】濁度を判定する前記水質判定装置8は、復
水中の濁度を判定することができるものであれば、特に
限定されるものではない。たとえば、JIS K010
1:1998に規定されている透過光濁度の試験等を採
用することができる。
【0061】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、復水
処理剤を用いてボイラ装置に発生する腐食を抑制するに
あたり、復水処理剤の使用量を適正化することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態に適用されるボイラ装置
の概略図。
【図2】前記ボイラ装置において用いられる水質判定装
置の縦断面概略図。
【図3】前記水質判定装置を構成する試薬供給装置部分
を図2のIII方向から見た縦断面概略図。
【図4】前記水質判定装置の制御装置部分の概略構成を
示す図。
【図5】前記ボイラ装置における復水処理剤の供給動作
工程を示すフローチャート。
【図6】前記ボイラ装置における復水処理剤の供給動作
工程を示すフローチャート。
【図7】他の実施の形態における復水処理剤の供給動作
工程を示すフローチャート。
【図8】復水試料を通過する光の透過率に基づいて溶存
酸素濃度を判定する判定テーブルを概念的に示したグラ
フ。
【符号の説明】
1 ボイラ装置 2 ボイラ 3 給水部 4 負荷機器 5 蒸気供給部 6 復水供給部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4K062 AA03 BB04 BB12 DA01 EA14 FA02 FA06 GA01

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水を加熱して蒸気を生成するボイラ2
    と、このボイラ2へ給水を供給する給水部3と、前記ボ
    イラ2で生成した蒸気を負荷機器4へ供給する蒸気供給
    部5と、前記負荷機器4で使用した蒸気を復水として前
    記給水部3へ供給する復水供給部6とを備えたボイラ装
    置1において、復水処理剤を用いて前記復水供給部6に
    おける腐食を抑制する方法であって、 前記復水供給部6において凝縮された復水の水質を判定
    する判定工程と、 この判定工程における判定結果に基づいて、前記給水部
    3および前記蒸気供給部5のうちの少なくとも一方に対
    して前記復水処理剤を供給する復水処理剤供給工程と、
    を含むことを特徴とするボイラ装置の腐食抑制方法。
  2. 【請求項2】前記判定工程における判定結果に基づい
    て、前記復水処理剤の供給量を調節することを特徴とす
    る請求項1に記載のボイラ装置の腐食抑制方法。
JP2002156582A 2002-05-30 2002-05-30 ボイラ装置の腐食抑制方法 Pending JP2003343804A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002156582A JP2003343804A (ja) 2002-05-30 2002-05-30 ボイラ装置の腐食抑制方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002156582A JP2003343804A (ja) 2002-05-30 2002-05-30 ボイラ装置の腐食抑制方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003343804A true JP2003343804A (ja) 2003-12-03

Family

ID=29772744

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002156582A Pending JP2003343804A (ja) 2002-05-30 2002-05-30 ボイラ装置の腐食抑制方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003343804A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008157582A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Miura Co Ltd 蒸気ボイラ装置における腐食抑制剤の供給方法
JP2008156698A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Miura Co Ltd ボイラ装置の腐食抑制方法
JP2008170113A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Miura Co Ltd 蒸気ボイラ装置における復水経路の腐食抑制方法
JP2011033301A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Kurita Water Ind Ltd ボイラ装置の腐食抑制方法及び腐食抑制装置
JP2015515537A (ja) * 2012-02-28 2015-05-28 アレヴァ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングAreva GmbH エネルギー生産に役立つ発電所循環路系のコンディショニング方法
JP2017172838A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 三浦工業株式会社 ドレン回収システム

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008156698A (ja) * 2006-12-22 2008-07-10 Miura Co Ltd ボイラ装置の腐食抑制方法
JP2008157582A (ja) * 2006-12-26 2008-07-10 Miura Co Ltd 蒸気ボイラ装置における腐食抑制剤の供給方法
JP2008170113A (ja) * 2007-01-12 2008-07-24 Miura Co Ltd 蒸気ボイラ装置における復水経路の腐食抑制方法
JP2011033301A (ja) * 2009-08-04 2011-02-17 Kurita Water Ind Ltd ボイラ装置の腐食抑制方法及び腐食抑制装置
JP2015515537A (ja) * 2012-02-28 2015-05-28 アレヴァ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングAreva GmbH エネルギー生産に役立つ発電所循環路系のコンディショニング方法
JP2015516501A (ja) * 2012-02-28 2015-06-11 アレヴァ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツングAreva GmbH 発電所の水・蒸気循環路の浄化及びコンディショニングのための方法
US9943890B2 (en) 2012-02-28 2018-04-17 Areva Gmbh Method for cleaning and conditioning the water-steam circuit of a power plant, especially of a nuclear power plant
US10315234B2 (en) 2012-02-28 2019-06-11 Framatome Gmbh Method for conditioning a power-generating circulatory system of a power plant
JP2017172838A (ja) * 2016-03-22 2017-09-28 三浦工業株式会社 ドレン回収システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI306942B (ja)
US20190302085A1 (en) Toc measurement method and toc measurement apparatus used therefor
US9499421B2 (en) Method and apparatus for removing chloride from samples containing volatile organic carbon
JP2003343804A (ja) ボイラ装置の腐食抑制方法
JP5883314B2 (ja) 還元気化水銀測定装置
JP2005337585A (ja) ボイラ装置およびボイラ装置の腐食抑制方法
JP2016023998A (ja) 自動分析装置
JP4802940B2 (ja) 被測定水中の被検成分濃度の測定方法
JP2008235812A (ja) 基板処理装置の供給異常検知方法及びそれを用いた基板処理装置
JP2004019970A (ja) ボイラ装置の腐食抑制方法
TW201615293A (zh) 化學洗淨方法及化學洗淨裝置
JP2006098400A (ja) 自動前処理機構付き還元気化水銀測定装置
JP2004028394A (ja) ボイラ装置の腐食抑制方法
JP2003343806A (ja) ボイラ装置の復水供給方法
JP2004028475A (ja) ボイラ装置の腐食抑制方法
JP2004028396A (ja) ボイラ装置の腐食抑制方法
JP2004028395A (ja) ボイラ装置の腐食抑制方法
JP2010159965A (ja) ボイラ装置の腐食抑制方法
JP2010185655A (ja) ボイラ装置の腐食抑制方法
JP2003329209A (ja) ボイラ装置およびボイラ装置におけるスケール抑制方法
US20130001171A1 (en) Process for controlling hardness in open recirculating systems
JP2004085145A (ja) ボイラ装置のスケール生成抑制方法
JPH11319885A (ja) 水系におけるアニオン性高分子電解質を含む処理剤濃度のオンストリーム監視装置及びそれを用いた処理剤注入量の制御方法
JP2007218825A (ja) 連続測定型全りん計及び連続測定型全りん計の運転方法
JP2004085144A (ja) ボイラ装置のスケール生成抑制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050113

A977 Report on retrieval

Effective date: 20070119

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070227

A521 Written amendment

Effective date: 20070426

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A02 Decision of refusal

Effective date: 20070904

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071004

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20071109

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

A912 Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Effective date: 20071221

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912