JP2003286727A - 基礎鉄筋支持用治具およびこれを用いた基礎施工方法 - Google Patents

基礎鉄筋支持用治具およびこれを用いた基礎施工方法

Info

Publication number
JP2003286727A
JP2003286727A JP2002090212A JP2002090212A JP2003286727A JP 2003286727 A JP2003286727 A JP 2003286727A JP 2002090212 A JP2002090212 A JP 2002090212A JP 2002090212 A JP2002090212 A JP 2002090212A JP 2003286727 A JP2003286727 A JP 2003286727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
foundation
reinforcing bar
jig
basic
supporting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002090212A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinji Udagawa
慎司 宇田川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Misawa Homes Co Ltd
Original Assignee
Misawa Homes Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Misawa Homes Co Ltd filed Critical Misawa Homes Co Ltd
Priority to JP2002090212A priority Critical patent/JP2003286727A/ja
Publication of JP2003286727A publication Critical patent/JP2003286727A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄筋コンクリート製基礎の基礎立ち上がり部
の施工時に、その内部に埋設される基礎鉄筋が型枠間で
揺動したりすることがないように保持する。 【解決手段】 鉄筋コンクリート製基礎1の基礎立ち上
がり部3を施工する際に相対向する2枚の基礎立ち上が
り型枠21,21の内側に立設された基礎鉄筋7の上端
部7aを所定位置に係止するために、基礎鉄筋支持用治
具30が、基礎立ち上がり型枠上に架け渡されることに
より着脱可能に組み付けられる。該治具は、該型枠間の
空間25内に垂下されることにより型枠間の空間内に立
設されている基礎鉄筋の上端部を該型枠の内壁面に向か
って揺動しないように保持する鉄筋押さえ部31を備え
ている。また、この治具は、コンクリート打設前に型枠
に取り付けられるとともに、打設コンクリートが硬化す
る前に取り外される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、住宅用の鉄筋コン
クリート製の基礎、特にその基礎立ち上がり部を施工す
る際に用いる基礎鉄筋支持用治具およびこれを用いた基
礎施工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】基礎ベース部と基礎立ち上がり部とから
なる布基礎等の住宅用の鉄筋コンクリート製基礎を施工
するにあたって、次の二通りが知られている。その一つ
は、根切り部の底面に左右一対の基礎ベース型枠を位置
を保持し、基礎鉄筋を配設した後、この基礎ベース型枠
内にベース用コンクリートを打設し、ベース用コンクリ
ートが硬化した後、このベース用コンクリート上に基礎
立ち上がり型枠を配設し、基礎鉄筋を配設した後、立ち
上がり用コンクリートを打設することにより、住宅用の
基礎を完成させる方法である。
【0003】もう一つは、根切り部の底部に左右一対の
基礎ベース型枠を所定間隔をおいて設置するとともに、
前記基礎ベース型枠と一体または別体の左右一対の基礎
立ち上がり型枠を、基礎型枠セパレータ部材を介して設
置し、さらに各型枠内に基礎鉄筋を配設してから、これ
らの型枠内にコンクリートをそれぞれ打設することによ
り、基礎ベース部と基礎立ち上がり部とを一体に形成し
た住宅用基礎を完成させる方法である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、いずれの施
工方法においても、基礎立ち上がり部を施工するにあた
っては、相対向して配設させた2枚の基礎立ち上がり型
枠の間に、基礎鉄筋を縦筋として組み立てて立設させた
状態で位置させた後、型枠間の空間にコンクリートを打
設しているが、このコンクリート打設時の作業が煩雑と
なるといった問題を生じている。
【0005】すなわち、上述した基礎立ち上がり型枠内
に立設した基礎鉄筋の立ち上がり高さによっては、その
上端部がふらつき易い。したがって、コンクリート打設
時に流し込む生コンクリートによって、基礎鉄筋が揺動
して片寄り、そのままの状態で打設コンクリート内に埋
設されるおそれがある。
【0006】このため、コンクリート打設時には、この
ような基礎鉄筋の片寄りが生じないように充分に注意を
払って作業を行う必要があり、作業性の面で問題であっ
た。これは、このような基礎鉄筋の片寄りが生じると、
鉄筋コンクリート製基礎の施工品質の面で問題となるこ
とからである。
【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、鉄筋コンクリート製基礎の基礎立ち上がり
部を施工する際に、その内部に埋設される基礎鉄筋が型
枠間で揺動したりすることがないように保持し、その結
果として鉄筋コンクリート製基礎の施工品質を向上させ
ることができる基礎鉄筋支持用治具およびこれを用いた
基礎施工方法を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的に応える
ために本発明(請求項1記載の発明)に係る基礎鉄筋支
持用治具は、鉄筋コンクリート製基礎の基礎立ち上がり
部を施工する際に相対向する2枚の基礎立ち上がり型枠
の内側に配置された基礎鉄筋の上端部を所定位置に係止
するにあたって、基礎立ち上がり型枠上に架け渡される
ことにより着脱可能に組み付けられるとともに、該型枠
間の空間内に垂下されることにより型枠間の空間内に立
設されている基礎鉄筋の上端部を該型枠の内壁面に向か
って揺動しないように保持する鉄筋押さえ部を備えてい
ることを特徴とする。
【0009】本発明(請求項2記載の発明)に係る基礎
鉄筋支持用治具は、請求項1において、型枠上に架け渡
される治具本体が、金属板材によって形成されるととも
に、鉄筋押さえ部が、この金属板材を折曲げ形成するこ
とにより形成されていることを特徴とする。
【0010】本発明(請求項3記載の発明)に係る基礎
鉄筋支持用治具は、請求項1において、型枠上に架け渡
される治具本体が、金属棒材によって形成されるととも
に、鉄筋押さえ部が、この金属棒材に組付け固定される
別の金属棒材によって形成されていることを特徴とす
る。
【0011】本発明によれば、金属板材の折曲げあるい
は金属棒材等によって得られる基礎鉄筋支持用治具を用
いることにより、鉄筋コンクリート製基礎の基礎立ち上
がり部を施工する際に、その内部に埋設される基礎鉄筋
が型枠間で揺動したりすることがないように確実に保持
することができる。しかも、打設コンクリートが硬化す
る前に取り外すことにより、所要の鉄筋コンクリート製
基礎を得ることができる。
【0012】本発明(請求項4記載の発明)に係る基礎
施工方法は、鉄筋コンクリート製基礎の基礎立ち上がり
部を施工する際に相対向する2枚の基礎立ち上がり型枠
の内側に配置された基礎鉄筋の上端部を所定位置に係止
する基礎鉄筋支持用治具を用いるにあたって、基礎立ち
上がり型枠上に架け渡されることにより着脱可能に組み
付けられるとともに、該型枠間の空間内に垂下されるこ
とにより前記型枠間の空間内に立設されている基礎鉄筋
の上端部を該型枠の内壁面に向かって揺動しないように
保持する鉄筋押さえ部を備えた基礎鉄筋支持用治具を準
備し、基礎立ち上がり型枠の内側に基礎鉄筋を立設した
状態で組み立てた後、型枠上に前記基礎鉄筋支持用治具
を架け渡し、基礎鉄筋の上端部を揺動しないように鉄筋
押さえ部で保持し、次いで型枠間の空間内にコンクリー
トを打設し、該打設コンクリートが硬化する前に、基礎
鉄筋支持用治具を取り外すことを特徴とする。
【0013】本発明によれば、鉄筋コンクリート製基礎
の基礎立ち上がり部を施工する際に、基礎鉄筋支持用治
具を取り付けるだけで、その内部に埋設される基礎鉄筋
が型枠間で揺動したりすることがないように保持するこ
とができ、その結果として鉄筋コンクリート製基礎の施
工品質を向上させることができる。しかも、打設コンク
リートが硬化する前に、該治具を取り外すことにより、
該治具の痕跡を一掃することができるから、鉄筋コンク
リート製基礎を施工する際の施工作業が容易であるばか
りでなく、施工が確実に行える。
【0014】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は本発明に係る基
礎鉄筋支持用治具およびこれを用いた基礎施工方法の一
実施の形態を示す。これらの図のうち、図4において、
全体を符号1で示すものは、鉄筋コンクリート製基礎で
あり、住宅用基礎を構成する基礎ベース部2と、同じく
住宅用基礎を構成する前記基礎ベース部2上に立設され
た基礎立ち上がり部3とから構成されている。これら
は、施工現場において根切り部4の底部上に順次立設し
た状態で形成されている。なお、根切り部4の底部に
は、周知のように、砕石5等が敷設され、ほぼ平坦に整
地されている。
【0015】10は上述した基礎ベース部2と基礎立ち
上がり部3とからなる基礎1を施工する際に用いられ左
右一対の基礎ベース型枠11,11と基礎立ち上がり型
枠21,21を所定間隔をおいて支持する基礎型枠構造
を示す。
【0016】そのうち、基礎ベース部2を施工するため
の基礎ベース型枠11,11は、図2に示すように、基
礎ベース部2の側壁を形成するように、基礎ベース部2
の幅寸法に応じた間隔をおいて根切り部4の底部に配設
されている。また、12,12はこれらの基礎ベース型
枠11,11の内側に配設されたスペーサブロックで、
基礎ベース部2内に配設される基礎鉄筋6を構成するベ
ース筋、用心筋を支えることができるように配設されて
いる。
【0017】ここで、上述した基礎ベース型枠11,1
1は、鋼板材によって形成されるとともに、その高さが
前記基礎ベース部2の打設高さよりも少なくとも2倍程
度の高さになるように設定されている。このようにすれ
ば、基礎ベース型枠11,11は、その上下端を根切り
部4の底部に係止させるだけで、根切り部4内へ落下す
る根切り土の土止めとしての機能を果たすことができ
る。
【0018】図2、図4中21,21は左右一対をなす
基礎立ち上がり型枠であり、その下端部は、前記基礎ベ
ース部2のほぼ中央部に配設した基礎立ち上がりセパレ
ータ23の上端支持部23a,23aにより所定の高さ
位置に支持されている。そして、これらの基礎立ち上が
り型枠21,21内に形成される空間25内には、前記
基礎ベース部2内の基礎鉄筋6から立設するように組み
上げられた縦筋としての基礎鉄筋7が配設されている。
【0019】ここで、前記基礎立ち上がりセパレータ2
3は、全体が適宜折り曲げられた金属線材を備え、この
金属線材の頂部水平部が前記型枠21,21の下端を支
持する支持部23a,23aとして機能する。なお、上
記の基礎立ち上がり型枠21,21は、これらの型枠間
に設けた間隔保持部材(図示せず)によって所定間隔を
維持するように構成されている。
【0020】本発明によれば、上述した鉄筋コンクリー
ト製基礎1の基礎立ち上がり部3を施工するにあたっ
て、相対向する2枚の基礎立ち上がり型枠21,21の
内側に配置された基礎鉄筋7の上端部7a(縦筋の上端
間に架け渡されている横筋)を所定位置に係止するため
に、図1に示すような基礎鉄筋支持用治具30を用いて
いる。この基礎鉄筋支持用治具30は、基礎立ち上がり
型枠21,21の上端部間に架け渡されることにより着
脱可能に組み付けられるとともに、該型枠21,21間
の空間25内に垂下されることにより前記型枠21,2
1間の空間25内に立設されている基礎鉄筋7の上端部
7aを該型枠21,21の内壁面に向かって揺動しない
ように保持する鉄筋押さえ部31を備えている。
【0021】具体的には、この実施の形態では、基礎鉄
筋支持用治具30を、型枠21,21上に架け渡される
治具本体30aが、金属板材によって形成されるととも
に、鉄筋押さえ部31が、この金属板材の一部を長手方
向に沿って切り込み、該切り込み片を下方に向けて折曲
げ形成することにより形成された押さえ片31a,31
aによって構成されている。ここで、これらの押さえ片
31a,31aは、図2、図3に示されるように、基礎
鉄筋7の上端部7a、すなわち縦筋上端に設けられてい
る横筋を挟み込むところであり、これにより該基礎鉄筋
7のふらつきを防止することができるのである。
【0022】さらに、治具本体30aの長手方向の一端
側には、該本体30aにコ字状切り込みを形成し、内部
を下方に折り曲げることにより形成した型枠21への一
対の係止片32a,32aが形成され、他端側には、他
方の型枠21の外側に係止される同様の切り込みによる
係止片32bが形成されている。ここで、一対をなす係
止片32a,32aは、一方の型枠21を厚み方向から
挟み込むところであり、治具本体30aの一端側に、型
枠21の厚みに応じた間隔をおいて設けられている。ま
た、係止片32bは、他方の型枠21の外側面に当接す
ることにより、前記係止片32a,32aによって一方
の型枠21に組み付けられている基礎鉄筋支持用治具3
0を、一対の型枠21,21に対して所要の状態で組付
け固定するところである。なお、これらの係止片32
a,32a;32bを板材からの折曲げで形成している
から、各片の弾発力でこの支持用治具30を型枠21,
21の上端に安定して係止保持させ得るという利点があ
る。
【0023】このような形状による基礎鉄筋支持用治具
30は、図2に示すように、基礎施工時において、型枠
21,21内への生コンクリートの打設に先だって、型
枠21,21の上端部間の架け渡される状態で取り付け
られる。このように取り付けることにより、該治具30
は、型枠21,21に直交する方向に移動しない状態で
取り付けられるとともに、その鉄筋押さえ片31a,3
1aによって、型枠21,21内に立設されている基礎
鉄筋(縦筋)7の上端部を型枠21,21に直交する方
向において押さえ込んで保持し、該基礎鉄筋7がふらつ
き、つまり揺動して位置ずれを生じたりしないように支
持している。
【0024】したがって、コンクリートを型枠21,2
1間の空間25に流し込んで打設して基礎1、特に基礎
立ち上がり部3を施工する際に、基礎鉄筋7が動いたり
することがなくなり、簡単な作業によりコンクリート打
設を行える。コンクリート打設後において、打設コンク
リートが硬化してきたら、完全に硬化する前に、該基礎
鉄筋支持用治具30を取り外すとよい。このとき、押さ
え片31a,31aの痕跡が打設コンクリート上に残る
が、これはコンクリートが硬化するまでの間に生乾きの
コンクリートによって埋め込まれて消えることになる。
【0025】以上のような基礎鉄筋支持用治具30を用
いた基礎施工方法によれば、基礎立ち上がり部3の施工
時において、型枠21,21内に立設されている基礎鉄
筋7の上端部を、鉄筋押さえ部31によって該型枠2
1,21の内壁面に向かって揺動しないように保持し、
無用な動きで位置ずれを生じることを阻止できるから、
コンクリートの打設作業などがきわめて簡単に行えると
ともに、打設コンクリート内での所要の位置を維持する
ことができ、施工品質を向上させることができる。
【0026】ここで、このような基礎鉄筋支持用治具3
0は、基礎立ち上がり部3を施工する際に、型枠21,
21の長手方向に沿って複数箇所に所定間隔をおいて取
り付けられるものである。鉄筋押さえ部31による被押
さえ部としては、型枠21,21内に立設されている基
礎鉄筋7による鉄筋組立体の上端部であって、該上端部
の動きを阻止できる部分であれば、上述したような横筋
部分に限らず、いずれの箇所であってもよい。たとえば
縦筋部分、あるいは縦筋と横筋とを合わせて押さえ込む
ように構成してもよい。
【0027】図5は、図1に示した基礎鉄筋支持用治具
30の変形例であって、この例では、型枠21,21上
に架け渡される治具本体30aが、長尺な金属棒材によ
って形成されるとともに、鉄筋押さえ部31を構成する
押さえ片31a,31aと、型枠21への係止片32
a,32a;32bが、この金属棒材に溶接等によって
組付け固定される別の金属棒材によって形成されている
場合を示している。そして、このような構造をもつ基礎
鉄筋支持用治具30であっても、上述した実施の形態で
説明した作用効果が得られることは言うまでもない。
【0028】なお、本発明は上述した実施の形態で説明
した構造には限定されず、基礎鉄筋支持用治具30の材
質や構造を初め、基礎施工にあたっての各部の形状、構
造等を適宜変形、変更し得ることはいうまでもない。た
とえば上述した実施の形態では、布基礎等の住宅用の基
礎1を構成する基礎ベース部2と基礎立ち上がり部3と
を一体にコンクリートを打設することにより施工する場
合を説明したが、本発明はこれに限らず、基礎ベース部
2のみを先に施工した後に基礎立ち上がり部3を施工す
る場合においても適用可能であることは言うまでもな
い。このような場合には、基礎立ち上がり型枠21,2
1を支持する基礎立ち上がりセパレータ23は省略する
とよい。すなわち、該基礎立ち上がり型枠21,21の
下端を、打設したベース用コンクリート上に載せるとよ
いものである。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る基礎鉄
筋支持用治具およびこれを用いた基礎施工方法によれ
ば、鉄筋コンクリート製基礎の基礎立ち上がり部を施工
する際に、基礎立ち上がり型枠内に立設させた基礎鉄筋
の上端部を、揺動しないように保持することができるか
ら、コンクリート打設作業などをきわめて簡単に行え、
その結果として鉄筋コンクリート製基礎の施工品質を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る基礎鉄筋支持用治具の一実施の
形態を示す概略斜視図である。
【図2】 図1の基礎鉄筋支持用治具を用いた基礎施工
方法を説明するための概略断面図である。
【図3】 図2の要部を拡大して示す概略斜視図であ
る。
【図4】 図2の状態から基礎鉄筋支持用治具を取り外
した状態を示す概略断面図である。
【図5】 基礎鉄筋支持用治具の変形例を示す概略斜視
図である。
【符号の説明】
1…鉄筋コンクリート製基礎、2…基礎の基礎ベース
部、3…基礎の基礎立ち上がり部、5…裂石、6…基礎
ベース部内の基礎鉄筋、7…基礎立ち上がり部内の基礎
鉄筋、7a…鉄筋上端部、10…基礎型枠構造、11…
鋼板材からなる基礎ベース型枠、21…基礎立ち上がり
型枠、23…基礎立ち上がりセパレータ、25…空間、
30…基礎鉄筋支持用治具、30a…治具本体、31…
鉄筋押さえ部、31…押さえ片、32a,32a;32
b…係止片。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄筋コンクリート製基礎の基礎立ち上が
    り部を施工する際に相対向する2枚の基礎立ち上がり型
    枠の内側に配置された基礎鉄筋の上端部を所定位置に係
    止する基礎鉄筋支持用治具であって、 前記基礎立ち上がり型枠上に架け渡されることにより着
    脱可能に組み付けられるとともに、 該型枠間の空間内に垂下されることにより前記型枠間の
    空間内に立設されている基礎鉄筋の上端部を該型枠の内
    壁面に向かって揺動しないように保持する鉄筋押さえ部
    を備えていることを特徴とする基礎鉄筋支持用治具。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の基礎鉄筋支持用治具にお
    いて、 型枠上に架け渡される治具本体が、金属板材によって形
    成されるとともに、 鉄筋押さえ部が、この金属板材を折曲げ形成することに
    より形成されていることを特徴とする基礎鉄筋支持用治
    具。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の基礎鉄筋支持用治具にお
    いて、 型枠上に架け渡される治具本体が、金属棒材によって形
    成されるとともに、 鉄筋押さえ部が、この金属棒材に組付け固定される別の
    金属棒材によって形成されていることを特徴とする基礎
    鉄筋支持用治具。
  4. 【請求項4】 鉄筋コンクリート製基礎の基礎立ち上が
    り部を施工する際に相対向する2枚の基礎立ち上がり型
    枠の内側に配置された基礎鉄筋の上端部を所定位置に係
    止する基礎鉄筋支持用治具を用いた基礎施工方法であっ
    て、 前記基礎立ち上がり型枠上に架け渡されることにより着
    脱可能に組み付けられるとともに、該型枠間の空間内に
    垂下されることにより前記型枠間の空間内に立設されて
    いる基礎鉄筋の上端部を該型枠の内壁面に向かって揺動
    しないように保持する鉄筋押さえ部を備えた基礎鉄筋支
    持用治具を準備し、 基礎立ち上がり型枠の内側に基礎鉄筋を立設した状態で
    組み立てた後、 前記型枠上に前記基礎鉄筋支持用治具を架け渡し、基礎
    鉄筋の上端部を揺動しないように鉄筋押さえ部で保持
    し、 次いで前記型枠間の空間内にコンクリートを打設し、該
    打設コンクリートが硬化する前に、基礎鉄筋支持用治具
    を取り外すことを特徴とする基礎施工方法。
JP2002090212A 2002-03-28 2002-03-28 基礎鉄筋支持用治具およびこれを用いた基礎施工方法 Pending JP2003286727A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002090212A JP2003286727A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 基礎鉄筋支持用治具およびこれを用いた基礎施工方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002090212A JP2003286727A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 基礎鉄筋支持用治具およびこれを用いた基礎施工方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003286727A true JP2003286727A (ja) 2003-10-10

Family

ID=29235563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002090212A Pending JP2003286727A (ja) 2002-03-28 2002-03-28 基礎鉄筋支持用治具およびこれを用いた基礎施工方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003286727A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008019621A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Asahi Kasei Homes Kk 組立鉄筋仮立て冶具及び組立鉄筋の連結方法
CN112726878A (zh) * 2020-12-30 2021-04-30 甘肃第三建设集团有限公司 一种砌体填充墙构造柱免支模施工方法、预制模块及模具

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008019621A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Asahi Kasei Homes Kk 組立鉄筋仮立て冶具及び組立鉄筋の連結方法
CN112726878A (zh) * 2020-12-30 2021-04-30 甘肃第三建设集团有限公司 一种砌体填充墙构造柱免支模施工方法、预制模块及模具

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3763575B2 (ja) 地中梁施工枠及びこれを用いた地中梁施工法
JP2003286727A (ja) 基礎鉄筋支持用治具およびこれを用いた基礎施工方法
JP2002047661A (ja) 建築基礎、その基礎材及びその施工法
JP7387815B1 (ja) 型枠およびこれを用いた斜角用側壁部材の製造方法
JP3061724U (ja) 基礎ブロック及び建築用基礎
JPS5926741B2 (ja) 基礎築造装置
JPH07113321A (ja) 住宅用布基礎の施工方法
JPH06306874A (ja) フーチング基礎用のコンクリートブロック
JPS594093Y2 (ja) 鉄筋セパレ−タ−
JP2539736B2 (ja) 布基礎施工方法とそれに使用する型枠支持材
JPS6290445A (ja) 基礎用ブロツクとその製造方法
JP2000257078A (ja) Pc基礎梁部材を使用するべた基礎の施工方法およびpc基礎梁部材用pc支持枠
JPH0874267A (ja) 鉄筋型枠受台を用いたコンクリート基礎工事方法
JP2004027513A (ja) コンクリート型枠支持具
JP2000160575A (ja) 構築物用基礎の鉄筋枠及び型枠支持具
JPH11343628A (ja) 基礎又は擁壁施工材料及びその施工方法
JPH08105059A (ja) コンクリート布基礎及びその成型工法
JP2003120027A (ja) 基礎型枠構造及びこれを用いた基礎施工方法
JPH10147944A (ja) ベタ基礎工事方法およびその基礎立上部用型枠構造体
JP2021105272A (ja) プレキャスト床版の施工方法
JP2007321384A (ja) 土間コンクリートの施工方法および打継用治具
JPH03260222A (ja) 法枠の構築方法及びブロック体の構造
JPH11158894A (ja) 倒立t型擁壁の製造方法と倒立t型擁壁
JPH10266222A (ja) 基礎構造
JPH1193181A (ja) 塀又は基礎構築用コンクリート製ブロック体及び該コンクリート製ブロック体を用いた塀又は基礎の構築方法