JP2003286383A - ポリプロピレン系樹脂組成物およびそれからなる射出成形体 - Google Patents

ポリプロピレン系樹脂組成物およびそれからなる射出成形体

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JP2003286383A
JP2003286383A JP2003000143A JP2003000143A JP2003286383A JP 2003286383 A JP2003286383 A JP 2003286383A JP 2003000143 A JP2003000143 A JP 2003000143A JP 2003000143 A JP2003000143 A JP 2003000143A JP 2003286383 A JP2003286383 A JP 2003286383A
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propylene
ethylene
block copolymer
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Takeshi Watanabe
毅 渡辺
Kenichi Okawa
健一 大川
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 剛性と耐衝撃性のバランス、および、耐傷付
き性に優れたポリプロピレン系樹脂組成物およびそのポ
リプロピレン系樹脂組成物からなる射出成形体を提供す
る。 【解決手段】 プロピレン−エチレンブロック共重合体
(A−1)50〜90重量%、密度が0.85〜0.8
85g/cm3であるエチレンと炭素数3〜20のα−
オレフィンとの共重合体ゴム(B)5〜25重量%、お
よび、無機充填材(C)5〜25重量%からなる樹脂組
成物100重量部に対して、脂肪酸アミド(D)0.1
〜1重量部を含有するポリプロピレン系樹脂組成物、お
よび、そのポリプロピレン系樹脂組成物を射出成形して
得られる射出成形体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ポリプロピレン系
樹脂組成物およびそのポリプロピレン系樹脂組成物から
なる射出成形体に関するものである。更に詳しくは、剛
性と耐衝撃性のバランス、および、耐傷付き性に優れた
ポリプロピレン系樹脂組成物およびそのポリプロピレン
系樹脂組成物からなる射出成形体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、ポリプロピレン系樹脂は自動
車用材料に用いられている。最近は、特に内装材におい
て、剛性と耐衝撃性のバランス、および、耐傷付き性に
優れた材料が求められている。例えば、特表平8−50
6373号公報には、ポリプロピレン単独重合体、約
0.89から約0.935の範囲の密度を有する低密度
ポリエチレン、タルク、および脂肪酸アミドからなり、
改善された耐掻傷白化性を示す充填重合体組成物が記載
されている。しかし、剛性と耐衝撃性のバランスについ
て、さらなる改良が求められていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、剛性
と耐衝撃性のバランス、および、耐傷付き性に優れたポ
リプロピレン系樹脂組成物およびそのポリプロピレン系
樹脂組成物からなる射出成形体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、かかる実
情に鑑み、鋭意研究の結果、重量割合が一定の範囲にあ
るプロピレン−エチレンブロック共重合体、密度が特定
の範囲にあり、重量割合が一定の範囲にあるエチレンと
炭素数3〜20のα−オレフィンとの共重合体ゴム、お
よび、重量割合が一定の範囲にある無機充填材からなる
樹脂組成物の一定の重量に対して、重量が一定の範囲に
ある脂肪酸アミドを含有するポリプロピレン系樹脂組成
物、および、重量割合が一定の範囲にあるプロピレン−
エチレンブロック共重合体、重量割合が一定の範囲にあ
るプロピレン単独重合体、密度が特定の範囲にあり、重
量割合が一定の範囲にあるエチレンと炭素数3〜20の
α−オレフィンとの共重合体ゴム、および、重量割合が
一定の範囲にある無機充填材からなる樹脂組成物の一定
の重量に対して、重量が一定の範囲にある脂肪酸アミド
を含有するポリプロピレン系樹脂組成物が、上記の課題
を解決できることを見出し、本発明を完成させるに至っ
た。
【0005】すなわち、本発明の一つは、プロピレン−
エチレンブロック共重合体(A−1)50〜90重量
%、密度が0.85〜0.885g/cm3であるエチ
レンと炭素数3〜20のα−オレフィンとの共重合体ゴ
ム(B)5〜25重量%、および、無機充填材(C)5
〜25重量%からなる樹脂組成物100重量部に対し
て、脂肪酸アミド(D)0.1〜1重量部を含有するポ
リプロピレン系樹脂組成物に係るものである。(但し、
プロピレン−エチレンブロック共重合体(A−1)、エ
チレンと炭素数3〜20のα−オレフィンとの共重合体
ゴム(B)および無機充填材(C)のそれぞれの重量の
合計を100重量%とする。) そして、本発明の一つは、プロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体(A−1)50〜89重量%、プロピレン単
独重合体(A−2)1〜20重量%、密度が0.85〜
0.885g/cm3であるエチレンと炭素数3〜20
のα−オレフィンとの共重合体ゴム(B)5〜25重量
%、および、無機充填材(C)5〜25重量%からなる
樹脂組成物100重量部に対して、脂肪酸アミド(D)
0.1〜1重量部を含有するポリプロピレン系樹脂組成
物に係るものである。(但し、プロピレン−エチレンブ
ロック共重合体(A−1)、プロピレン単独重合体(A
−2)、エチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンと
の共重合体ゴム(B)および無機充填材(C)のそれぞ
れの重量の合計を100重量%とする。) さらに、本発明の一つは、上記のいずれかのポリプロピ
レン系樹脂組成物からなる射出成形体に係るものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明について詳細に説明
する。本発明で用いられるプロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体(A−1)とは、第1セグメントとしてプロ
ピレン単独重合体部分、第2セグメントとしてプロピレ
ン−エチレンランダム共重合体部分を有する共重合体で
ある。本発明で用いられるプロピレン−エチレンブロッ
ク共重合体(A−1)における第1セグメントであるプ
ロピレン単独重合体部分と第2セグメントであるプロピ
レン−エチレンランダム共重合体部分の、それぞれの重
量割合は、第1セグメントが95〜60重量%であり、
第2セグメントが5〜40重量%である。好ましくは、
第1セグメントが90〜65重量%であり、第2セグメ
ントが10〜35重量%である。(但し、プロピレン−
エチレンブロック共重合体(A−1)の全重量を100
重量%とする。)
【0007】共重合体(A−1)における第1セグメン
ト(プロピレン単独重合体部分)の分子量分布を表わす
重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)比であ
るQ値(Mw/Mn)としては、流動性や、剛性と耐衝
撃性のバランスの観点から、通常、3〜5であり、好ま
しくは3.5〜4.5である。
【0008】共重合体(A−1)における第1セグメン
トのアイソタクチックペンタッド分率は、剛性や耐熱性
の観点から、通常、0.97以上であり、より好ましく
は0.98以上である。
【0009】共重合体(A−1)における第2セグメン
トのエチレン含量(C2')EPは、耐衝撃性の観点から、
通常、25〜55重量%であり、より好ましくは30〜
50重量%である。(但し、第2セグメントの全重量を
100重量%とする。)
【0010】また、第2セグメントの固有粘度[η]EP
は、剛性と衝撃性のバランス、ブツ部の発生や面品質の
観点から、通常、1〜6dl/gであり、より好ましく
は2〜5.5dl/gである。
【0011】共重合体(A−1)の230℃でのMFR
は、成形性の観点から、通常、25g/10分以上であ
り、好ましくは30g/10分以上である。
【0012】共重合体(A−1)の製造方法としては、
特に制限されることはなく、第1セグメントであるプロ
ピレン単独重合体部分を第1工程で製造し、第2セグメ
ントであるプロピレン−エチレンランダム共重合体部分
を第2工程で製造する方法が挙げられる。そして、公知
の重合触媒を用いて、公知の重合方法によって製造する
方法が挙げられる。公知の重合触媒としては、例えば、
チーグラー触媒やメタロセン触媒が挙げられ、公知の重
合方法としては、例えば、スラリー重合法や気相重合法
が挙げられる。
【0013】本発明で用いられるプロピレン単独重合体
(A−2)としては、前述の本発明で用いられるプロピ
レン−エチレンブロック共重合体(A−1)の第1セグ
メントであるプロピレン単独重合体と同様のプロピレン
単独重合体を用いることができる。
【0014】本発明で用いられるエチレンと炭素数3〜
20のα−オレフィンとの共重合体ゴム(B)で使用さ
れる炭素数3〜20のα−オレフィンとしては、例え
ば、プロピレン、1−ブテン、イソブテン、1−ペンテ
ン、2−メチル−1−ブテン、3−メチル−1−ブテ
ン、1−ヘキセン、2−メチル−1−ペンテン、3−メ
チル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−
オクテン、1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、
1−ドデセン等が挙げられ、これらは単独で用いてもよ
く、2種以上を併用してもよい。好ましくはプロピレ
ン、1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテンであり、
より好ましくは1−ブテン、1−ヘキセン、1−オクテ
ンである。
【0015】共重合体ゴム(B)の密度は0.85〜
0.885g/cm3であり、好ましくは0.85〜
0.875g/cm3であり、より好ましくは0.85
〜0.87g/cm3である。密度が0.885g/c
3を超えた場合、プロピレン−エチレンブロック共重
合体(A−1)に対する分散性が悪いことがあり、室温
及び低温での衝撃強度が低くなることがある。
【0016】共重合体ゴム(B)の190℃のMFR
は、衝撃強度の観点から、通常、0.3〜30g/10
分であり、好ましくは0.5〜20g/10分である。
【0017】共重合体ゴム(B)の製造方法としては、
特に制限されるものではなく、公知の重合触媒を用い
て、公知の重合方法による製造方法が挙げられる。公知
の重合触媒としては、例えば、バナジウム化合物、有機
アルミニウム化合物およびハロゲン化エステル化合物か
らなるチーグラー・ナッタ触媒系や、チタン原子、ジル
コニウム原子またはハフニウム原子に少なくとも1種以
上のシクロペンタジエニルアニオン骨格を有する基が配
位したメタロセン化合物とアルモキサンあるいはホウ素
化合物とを組み合わせた触媒系、いわゆるメタロセン触
媒系が挙げられる。公知の重合方法としては、例えば、
炭化水素化合物のような不活性有機溶媒中でエチレンと
α−オレフィンを共重合させる方法が挙げられる。
【0018】本発明で用いられる無機充填剤としては、
特に制限されるものではなく、例えば、タルク、マイ
カ、ワラスナイト、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、炭
酸マグネシウム、クレー、アルミナ、シリカ、硫酸カル
シウム、炭素繊維、ガラス繊維、金属繊維、けい砂、カ
ーボンブラック、酸化チタン、水酸化マグネシウム、ゼ
オライト、モリブデン、けいそう土、セリサイト、シラ
ス、水酸化カルシウム、亜硫酸カルシウム、硫酸ソー
ダ、ベントナイト、黒鉛等が挙げられる。衝撃強度、成
形体の光沢や良好な外観を得るという観点から、好まし
くは、タルクである。
【0019】タルクとしては、特に制限されるものでは
ないが、タルクの平均粒子径は、通常、10μm以下で
あり、好ましくは5μm以下である。ここでタルクの平
均粒子径とは、遠心沈降式粒度分布測定装置を用いて
水、アルコール等の分散媒中に懸濁させて測定した篩下
法の積分分布曲線から求めた50%相当粒子径D50の
ことを意味する。
【0020】また、タルクは無処理のまま使用しても良
く、ポリプロピレン系樹脂との界面接着性を向上させ、
ポリプロピレン系樹脂に対する分散性を向上させるため
に、通常知られているシランカップリング剤、チタンカ
ップリング剤や界面活性剤で表面を処理して使用しても
良い。界面活性剤としては、例えば、高級脂肪酸、高級
脂肪酸エステル、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸塩類等
が挙げられる。
【0021】本発明で用いられる脂肪酸アミド(D)
は、一般式RCONH2(式中、Rは炭素数5〜21の
アルキル基またはアルケニル基を示す。)で表される化
合物であり、例えば、ラウリル酸アミド、ステアリン酸
アミド、オレイン酸アミド、ペヘニン酸アミド、エルカ
酸アミド等が挙げられる。好ましくは、エルカ酸アミド
である。配合量は、プロピレン−エチレンブロック共重
合体(A−1)、エチレンと炭素数3〜20のα−オレ
フィンとの共重合体ゴム(B)、および、無機充填剤
(C)からなる樹脂組成物100重量部に対して0.1
〜1重量部、または、プロピレン−エチレンブロック共
重合体(A−1)、プロピレン単独重合体(A−2)、
エチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンとの共重合
体ゴム(B)、および、無機充填剤(C)からなる樹脂
組成物100重量部に対して0.1〜1重量部であり、
好ましくは、0.1〜0.5重量部である。
【0022】脂肪酸アミド(D)の配合量が、1重量部
を超えた場合、成形加工時に発煙したり、成形品の表面
にブリードアウトしたりすることがあり、0.1重量部
未満の場合、本発明の目的である剛性と耐衝撃性のバラ
ンス、および、耐傷付き性が不充分なことがある。
【0023】本発明の第一の態様において、ポリプロピ
レン系樹脂組成物は、プロピレン−エチレンブロック共
重合体(A−1)50〜90重量%と、密度が0.85
〜0.885g/cm3であるエチレンと炭素数3〜2
0のα−オレフィンとの共重合体ゴム(B)5〜25重
量%、および、無機充填剤(C)5〜25重量%からな
る樹脂組成物100重量部に対して、脂肪酸アミド
(D)0.1〜1重量部を含有する。
【0024】脂肪酸アミドを配合する樹脂において、プ
ロピレン−エチレンブロック共重合体(A−1)の量が
50重量%未満であるとゴム、無機充填剤の量が多いた
めに混練が困難になり、90重量%を超えると、耐衝撃
性が低くなる。共重合体ゴム(B)の量が5重量%未満
であると、樹脂組成物の耐衝撃性が不十分になり、25
重量%を超えると、樹脂組成物の剛性が不十分になる。
無機充填剤(C)の量が5重量%未満であると、樹脂組
成物の剛性が不十分になり、25重量%を超えると耐衝
撃性が不十分になる。脂肪酸アミド(D)については、
その量が0.1重量部未満では、傷付き改良効果がほと
んどなく、1重量部を超えると、ガラス霞性や耐熱変色
の問題が発生する。
【0025】プロピレン−エチレンブロック共重合体
(A−1)、共重合体ゴム(B)および無機充填剤
(C)の量は、好ましくは、それぞれ55〜82重量
%、8〜20重量%、および10〜25重量%である。
また、脂肪酸アミド(D)の量は、好ましくは、樹脂1
00重量部に対して0.1〜0.5重量部である。
【0026】一方、本発明の第二の態様において、ポリ
プロピレン系樹脂組成物は、プロピレン−エチレンブロ
ック共重合体(A−1)50〜89重量%と、プロピレ
ン単独重合体(A−2)1〜20重量%、密度が0.8
5〜0.885g/cm3であるエチレンと炭素数3〜
20のα−オレフィンとの共重合体ゴム(B)5〜25
重量%、および、無機充填剤(C)5〜25重量%から
なる樹脂組成物100重量部に対して、脂肪酸アミド
(D)0.1〜1重量部を含有する。
【0027】脂肪酸アミドを配合する樹脂において、プ
ロピレン−エチレンブロック共重合体(A−1)の量が
50重量%未満であるとゴム、無機充填剤の量が多いた
めに混練が困難になり、90重量%を超えると、耐衝撃
性が低くなる。プロピレン単独重合体(A−2)の量が
20重量%を超えると、樹脂組成物の耐衝撃性が不十分
になる。共重合体ゴム(B)の量が5重量%未満である
と、樹脂組成物の耐衝撃性が不十分になり、25重量%
を超えると、樹脂組成物の剛性が不十分になる。無機充
填剤(C)の量が5重量%未満であると、樹脂組成物の
剛性が不十分になり、25重量%を超えると耐衝撃性が
不十分になる。脂肪酸アミド(D)については、その量
が0.1重量部未満では、傷付き改良効果がほとんどな
く、1重量部を超えると、ガラス霞性や耐熱変色の問題
が発生する。
【0028】プロピレン−エチレンブロック共重合体
(A−1)、プロピレン単独重合体の量(A−2)、共
重合体ゴム(B)および無機充填剤(C)の量は、好ま
しくは、それぞれ55〜77重量%、5〜10重量%、
8〜20重量%、および10〜25重量%である。ま
た、脂肪酸アミド(D)の量は、好ましくは、樹脂10
0重量部に対して0.1〜0.5重量部である。
【0029】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物の製
造方法としては、各成分を混合し、混練する方法が挙げ
られ、混練に用いられる装置としては、一軸押出機、二
軸押出機、バンバリーミキサー、熱ロール等が挙げられ
る。混練の温度は、通常、170〜250℃であり、時
間は、通常、1〜20分である。また、各成分の混合は
同時に行なってもよく、分割して行なってもよい。
【0030】各成分を分割して混合する方法としては、
特に制限されるものではないが、例えば、次の(1)〜
(5)のような方法が挙げられる。 (1)プロピレン−エチレンブロック共重合体(A−
1)と無機充填剤(C)を混練した後、エチレンと炭素
数3〜20のα−オレフィンとの共重合体ゴム(B)、
脂肪酸アミド(D)を添加する方法。 (2)予め、プロピレン−エチレンブロック共重合体
(A−1)に無機充填剤(C)を高濃度に混練してマス
ターバッチとし、それを別途プロピレン−エチレンブロ
ック共重合体(A−1)やエチレンと炭素数3〜20の
α−オレフィンとの共重合体ゴム(B)、脂肪酸アミド
(D)で希釈しながら混練する方法。 (3)プロピレン−エチレンブロック共重合体(A−
1)とエチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンとの
共重合体ゴム(B)を混練した後、無機充填剤(C)、
脂肪酸アミド(D)を添加し混練する方法。 (4)予め、プロピレン−エチレンブロック共重合体
(A−1)にエチレンと炭素数3〜20のα−オレフィ
ンとの共重合体ゴム(B)を高濃度に混練してマスター
バッチとし、それにプロピレン−エチレンブロック共重
合体(A−1)、無機充填剤(C)、脂肪酸アミド
(D)を添加し混練する方法。 (5)予め、プロピレン−エチレンブロック共重合体
(A−1)と無機充填剤(C)、プロピレン−エチレン
ブロック共重合体(A−1)とエチレンと炭素数4〜2
0のα−オレフィンとの共重合体ゴム(B)、脂肪酸ア
ミド(D)をそれぞれ混練しておき、最後にそれらを合
わせて混練する方法。また、上記の(1)〜(5)の方
法において、任意にプロピレン単独重合体(A−2)を
混合しても良い。
【0031】本発明のポリプロピレン系樹脂組成物に
は、必要に応じて、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、
帯電防止剤、銅害防止剤、難燃剤、中和剤、発泡剤、可
塑剤、造核剤、気泡防止剤、架橋剤等の添加剤を配合し
ても良い。
【0032】本発明の射出成形体は、本発明のポリプロ
ピレン系樹脂組成物を、公知の射出成形法によって、成
形して得られるものである。本発明の射出成形体の用途
としては、特に制限されるものではないが、例えば、自
動車用部品、電気製品・電子製品用部品、建材部品等が
挙げられ、好ましくは自動車用部品である。
【0033】
【実施例】以下、実施例および比較例により本発明を説
明するが、本発明は、これら実施例に限定されるもので
はない。実施例および比較例における物性値の測定法を
以下に示した。 (1)メルトフローレート(MFR、単位:g/10
分) JIS−K−6758に規定された方法に従い、測定し
た。特に断りのない限り、測定温度は230℃であり、
荷重は2.16kgであった。
【0034】(2)曲げ弾性率(単位:MPa) JIS−K−7203に規定された方法に従い、測定し
た。射出成形により成形された試験片を用いた。試験片
の厚みは6.4mmであり、スパン長さ100mm、荷
重速度30mm/minの条件で曲げ弾性率を評価し
た。測定温度は23℃で行った。
【0035】(3)アイゾット衝撃強度(単位:KJ/
2) JIS−K−7110に規定された方法に従い、測定し
た。射出成形により成形された試験片を用いた。試験片
の厚みは3.2mmであり、成形の後にノッチ加工され
たノッチ付きの衝撃強度を評価した。測定温度は23℃
および−30℃で行った。
【0036】(4)エチレン含量(単位:重量%) エチレン含量は、プレスシートを作製し、赤外吸収スペ
クトルを測定して得られるメチル基(−CH3)および
メチレン基(−CH2−)の特性吸収の吸光度を用いて
検量線法により求めた。
【0037】(5)極限粘度([η]、単位:dl/
g) ウベローデ型粘度計を用いて濃度0.1、0.2および
0.5g/dlの3点について還元粘度を測定した。極
限粘度は、「高分子溶液、高分子実験学11」(198
2年共立出版株式会社刊)第491頁に記載の計算方
法、すなわち、還元粘度を濃度に対しプロットし、濃度
をゼロに外挿する外挿法によって求めた。ポリプロピレ
ンについては、溶媒としてテトラリンを用い、温度13
5℃で評価した。
【0038】(6)分子量分布(Q値) ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)を
用いて、以下に示した条件で測定した。 GPC:Waters社製 150C型 カラム:昭和電工社製 Shodex 80 MA 2
本 サンプル量:300μl(ポリマー濃度0.2wt%) 流量:1ml/min 温度:135℃ 溶媒:o−ジクロルベンゼン 東洋曹達社製の標準ポリスチレンを用いて溶出体積と分
子量の検量線を作成した。検量線を用いて検体のポリス
チレン換算の重量平均分子量(Mw)、数平均分子量
(Mn)を求め分子量分布の尺度としてQ値=重量平均
分子量/数平均分子量(Mw/Mn)を求めた。
【0039】(7)アイソタクチックペンタッド分率
(単位:%) アイソタクチック・ペンタッド分率は、A.Zambe
lliらによって、Macromolecules,
6,925(1973)に発表、記載されている方法に
従って測定した。すなわち、13C−NMRを使用して測
定されるポリプロピレン分子鎖中のペンタッド単位での
アイソタクチック連鎖、換言すれば、プロピレンモノマ
ー単位が5個連続してメソ結合した連鎖の中心にあるプ
ロピレンモノマー単位の分率を求めた。ただし、NMR
の吸収ピークの帰属に関しては、その後発刊されたMa
cromolecules,8,687(1975)に
基づいて行った。具体的には、13C−NMRスペクトル
のメチル炭素領域の全吸収ピーク中のmmmmピークの
面積分率としてアイソタクチック・ペンタッド分率を測
定した。この方法により英国NATIONAL PHY
SICAL LABORATORYのNPL標準物質
CRM No.M19−14 Polypropyle
nePP/MWD/2のアイソタクチックペンタッド分
率を測定したところ、0.944であった。
【0040】(8)プロピレン−エチレンブロック共重
合体におけるプロピレン−エチレンランダム共重合体部
分の全ブロック共重合体に対する重量比率(X、重量
%) プロピレン−エチレンブロック共重合体において、プロ
ピレン−エチレンランダム共重合体部分の全ブロック共
重合体に対する重量比率X(重量%)は、プロピレン単
独重合体部分と全ブロック共重合体の各々の結晶融解熱
量を測定することにより、次式から計算で求めた。 X=1−(ΔHf)T/(ΔHf)P (ΔHf)T:ブロック共重合体全体の融解熱量(ca
l/g) (ΔHf)P:プロピレンホモポリマー部分の融解熱量
(cal/g)
【0041】(9)プロピレン−エチレンブロック共重
合体におけるプロピレン−エチレンランダム共重合体部
分のエチレン含量(単位:重量%) プロピレン−エチレンブロック共重合体におけるプロピ
レン−エチレンランダム共重合体部分のエチレン含量
は、赤外線吸収スペクトル法により全ブロック共重合体
におけるエチレン含量(重量%)で測定し、次式から計
算で求めた。 (C2')EP=(C2')T/X (C2')T:全ブロック共重合体におけるエチレン含量
(重量%) (C2')EP:プロピレン−エチレンランダム共重合体部
分のエチレン含量(重量%)
【0042】(10)プロピレン−エチレンブロック共
重合体におけるプロピレン−エチレンランダム共重合体
部分の極限粘度([η]EP、単位:dl/g) プロピレン−エチレンブロック共重合体におけるプロピ
レン−エチレンランダム共重合体部分の極限粘度[η]
EPは、プロピレン単独重合体部分と全ブロック共重合体
の各々の極限粘度を測定することにより、次式から計算
で求めた。 [η]EP=[η]T/X−(1/X−1)[η]P [η]P:プロピレン単独重合体部分の極限粘度(dl
/g) [η]T:ブロック共重合体全体の極限粘度(dl/
g) なお、プロピレン−エチレンブロック共重合体の第1セ
グメントであるプロピレン単独重合体部分の極限粘度
[η]Pは、その製造時に、第一工程であるプロピレン
単独重合体部分の製造後に重合槽内より取り出し、取り
出されたプロピレン単独重合体から[η]Pを求めた。
【0043】(11)耐傷付き性試験 上島製作所社製 特殊大型U−F引っかき試験機を用い
て、以下の条件で傷付き試験を行った。 (a)100mm×400mm×3mmの鏡面平板に、
先端が直径1mmの半球(材質SUS403)である傷
付き試験用の針に500gの過重をのせ、600mm/
minの速度で傷を付けた。 (b)傷付き評価方法 東京精密社製表面粗さ形状測定機(サーフコム550
A)を用いて、平板表面の傷を測定した。傷の目立ち感
を評価するため、傷の周りの盛り上がった部分から傷の
底部までの深さを0.1μmの単位で測定した。
【0044】実施例1〜5および比較例1〜3 (試料) (A−1)プロピレン−エチレンブロック共重合体 (1)プロピレン−エチレンブロック共重合体(BC−
1) 住友化学工業株式会社製 AZ564を用いた。AZ5
64のMFR(230℃)は、30g/10分であっ
た。プロピレン単独重合体部分(第1セグメント)の分
子量分布(Q値)は4.0であり、極限粘度([η]
P)は1.05dl/gであり、アイソタクチックペン
タッド分率は0.97であり、プロピレン−エチレンラ
ンダム共重合体部分(第2セグメント)の極限粘度
([η]EP)は4.0dl/gであり、プロピレン−
エチレンブロック共重合体(BC−1)に対する重量割
合は16重量%であり、エチレン含量は45重量%であ
った。
【0045】(A−2)プロピレン単独重合体 (1)プロピレン単独重合体(PP−1) 分子量分布(Q値)が4.1であり、極限粘度([η]
P)が0.90dl/gであり、アイソタクチックペン
タッド分率が0.97であり、MFR(230℃)が1
20g/10分であるプロピレン単独重合体を用いた。 (2)プロピレン単独重合体(PP−2) 住友化学社製 Y501Nを用いた。分子量分布(Q
値)が4.1であり、極限粘度([η]P)が1.45
dl/gであり、アイソタクチックペンタッド分率が
0.97であり、MFR(230℃)が13g/10分
であった。
【0046】(B)共重合体ゴム 共重合体ゴムとしては、次のエチレン−1−オクテン共
重合体ゴム(EOR−1〜EOR−5)を用いた。 (1)EOR−1 デュポンダウエラストマー社製 ENGAGE8842
(密度:0.858g/cm3、MFR(190℃):
1g/10分) (2)EOR−2 デュポンダウエラストマー社製 ENGAGE8200
(密度:0.870g/cm3、MFR(190℃):
5g/10分) (3)EOR−3 デュポンダウエラストマー社製 ENGAGE8150
(密度:0.870g/cm3、MFR(190℃):
0.5g/10分) (4)EOR−4 デュポンダウエラストマー社製 Affinity P
L1880(密度:0.901g/cm3、MFR(1
90℃):1.1g/10分) (5)EOR−5 デュポンダウエラストマー社製 Affinity P
L1140(密度:0.895g/cm3、MFR(1
90℃):1.7g/10分)
【0047】(C)無機充填剤 無機充填剤としては、タルク(林化成社製 MWHS
T)を用いた。(Talc−1と称する。) Talc−1の平均粒子径は、2.7μmであった。
【0048】(D)脂肪酸アミド 脂肪酸アミドとしては、日本精化社製 エルカ酸アミド
NewS を用いた。
【0049】(ポリプロピレン系樹脂組成物)ポリプロ
ピレン系樹脂組成物を次の方法で製造した。プロピレン
−エチレンブロック共重合体(BC−1)、プロピレン
単独重合体(PP−1、PP−2)、エチレン−1−オ
クテン共重合体ゴム(EOR−1〜5)、タルク(Ta
lc−1)およびエルカ酸アミド(NewS)を表1に
示した組成にして、これらをヘンシェルミキサーおよび
タンブラーで均一に予備混合した後、二軸混練押出機
(日本製鋼所社製TEX44SS−31.5BW−2V
型)を用いて、押出量30kg/hr、スクリュー回転
数900rpm、ベント吸引下で、ポリプロピレン系樹
脂組成物を製造した。得られたポリプロピレン系樹脂組
成物のMFRを測定した。その結果を表2に示した。
【0050】(射出成形体)物性評価用試験片は、次の
射出成形条件下で作製した。上記で得られたポリプロピ
レン系樹脂組成物を熱風乾燥器で120℃で2時間乾燥
後、東芝機械製IS150E−V型射出成形機を用い
て、成形温度220℃、金型冷却温度50℃、射出時間
15sec、冷却時間30secで射出成形を行った。
得られた射出成形体の曲げ弾性率、アイゾット衝撃強度
を測定した。その結果を表2に示した。
【0051】傷付き試験用平板は、次の射出成形条件下
で作製した。上記で得られたポリプロピレン系樹脂組成
物を熱風乾燥器で120℃で2時間乾燥後、住友重機製
ネオマット515/150型射出成形機を用いて、成形
温度220℃、金型冷却温度50℃、射出時間および保
圧時間の合計が15secで、冷却時間が30secで
射出成形を行った。得られた射出成形体の傷付き試験を
行なった。その結果を表2に示した。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】本発明の要件を満足する実施例1〜5は、
剛性と耐衝撃性のバランス、および、耐傷付き性に優れ
るものであることが分かる。これに対して、本発明の要
件であるエチレンと炭素数3〜20のα−オレフィンと
の共重合体ゴム(B)の密度を満足しない比較例1およ
び2は、耐衝撃性(23℃および−30℃でのアイゾッ
ド衝撃強度)が不充分であり、本発明の要件である脂肪
酸アミドを用いなかった比較例3は、耐傷付き性が不充
分であることが分かる。
【0055】
【発明の効果】以上、詳述したとおり、本発明によっ
て、剛性と耐衝撃性のバランス、および、耐傷付き性に
優れたポリプロピレン系樹脂組成物およびそのポリプロ
ピレン系樹脂組成物からなる射出成形体を得ることがで
きる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C08L 23:08) Fターム(参考) 4F071 AA15 AA20 AA75 AB01 AC12 AF14 AF23 AH11 BB05 4J002 BB052 BB123 BP021 DA027 DE047 DJ007 DJ037 DJ047 DJ057 DL007 EP006 FD017 GL00 GN00 GQ00

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プロピレン−エチレンブロック共重合体
    (A−1)50〜90重量%、密度が0.85〜0.8
    85g/cm3であるエチレンと炭素数3〜20のα−
    オレフィンとの共重合体ゴム(B)5〜25重量%、お
    よび、無機充填剤(C)5〜25重量%からなる樹脂組
    成物100重量部に対して、脂肪酸アミド(D)0.1
    〜1重量部を含有することを特徴とするポリプロピレン
    系樹脂組成物。
  2. 【請求項2】プロピレン−エチレンブロック共重合体
    (A−1)50〜89重量%、プロピレン単独重合体
    (A−2)1〜20重量%、密度が0.85〜0.88
    5g/cm3であるエチレンと炭素数3〜20のα−オ
    レフィンとの共重合体ゴム(B)5〜25重量%、およ
    び、無機充填剤(C)5〜25重量%からなる樹脂組成
    物100重量部に対して、脂肪酸アミド(D)0.1〜
    1重量部を含有することを特徴とするポリプロピレン系
    樹脂組成物。
  3. 【請求項3】エチレンと炭素数3〜20のα−オレフィ
    ンとの共重合体ゴム(B)に用いられるα−オレフィン
    が1−ブテン、1−ヘキセンまたは1−オクテンである
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のポリプロピ
    レン系樹脂組成物。
  4. 【請求項4】無機充填剤(C)がタルクであることを特
    徴とする請求項1または2に記載のポリプロピレン系樹
    脂組成物。
  5. 【請求項5】脂肪酸アミド(D)がエルカ酸アミドであ
    ることを特徴とする請求項1または2に記載のポリプロ
    ピレン系樹脂組成物。
  6. 【請求項6】請求項1〜5のいずれかに記載のポリプロ
    ピレン系樹脂組成物からなることを特徴とする射出成形
    体。
  7. 【請求項7】自動車用部品であることを特徴とする請求
    項6記載の射出成形体。
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