JP2004307842A - ポリプロピレン樹脂組成物、その製造方法および射出成形体 - Google Patents

ポリプロピレン樹脂組成物、その製造方法および射出成形体 Download PDF

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Abstract

【課題】 少量の有機過酸化物を用いて得られ、流動性が高く、射出成形体にした場合に、剛性と耐衝撃性のバランス、耐加熱変形性および硬度に優れた射出成形体を得ることができるポリプロピレン樹脂組成物とその製造方法を提供する。
【解決手段】 メルトフローレートが70〜120g/10分であり、かつ曲げ弾性率が1300〜4000MPa、かつIZOD衝撃強度が30〜100kJ/m2であるポリプロピレン樹脂組成物であって、プロピレン単独重合体部分とプロピレン−エチレンランダム共重合体部分とからなるプロピレン−エチレンブロック共重合体と、少なくとも1種のα−オレフィンとエチレンとの共重合体であるゴムと、無機充填剤とを含有する混合物100重量部に対して、有機過酸化物0.01〜0.04重量部を加え、これらの成分を170〜280℃で混練して得られるポリプロピレン樹脂組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は、ポリプロピレン樹脂組成物およびその射出成形体に関するものである。更に詳しくは、少量の有機過酸化物を用いて得られ、流動性が高く、射出成形体にした場合に、剛性と耐衝撃性のバランス、耐加熱変形性および硬度に優れた射出成形体を得ることができるポリプロピレン樹脂組成物、その製造方法および射出成形体に関するものである。
従来から、ポリプロピレン樹脂組成物は、射出成形体に用いられている。例えば、特開昭60−42448号公報には、低温耐衝撃性、流動性、および塗装性に優れ、高剛性を有し、かつ安価なポリプロピレン樹脂組成物の製造方法として、結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、無機充填剤と有機過酸化物からなり、前記ブロック共重合体と前記共重合体ゴムの合計量100重量部に対して、有機過酸化物が0.001〜0.5重量部である組成物を170〜280℃で加熱処理することを特徴とする方法が記載されている。
また、特開平8−283487号公報には、非常に高MFR(80g/10分以上)であり、低温における耐衝撃性に優れ、かつ、剛性、耐熱性、耐衝撃性および強度に優れているポリプロピレン系樹脂組成物として、MFRが150〜1000g/10分であるポリプロピレン樹脂と、エチレンとα−オレフィンからなる部分を含む共重合体とを含む組成物であって、組成物全体のMFRが80g/10分以上のポリプロピレン系樹脂組成物が記載されており、必要に応じて過酸化剤や無機充填剤を混合しても良いことが記載されている。
そして、特開平8−302114号公報には、低温衝撃性および耐熱剛性を改良した熱可塑性樹脂組成物として、プロピレンのホモ重合体および/またはエチレン−プロピレンブロック共重合体(ただし、メルトフローレートが0.5〜10g/10分)と、オレフィン系共重合体ゴムからなる混合物を有機過酸化物および架橋助剤の存在下で動的に熱処理した熱処理物を、プロピレンのホモ重合体および/またはエチレン−プロピレンブロック共重合体に混合してなることを特徴とする熱可塑性樹脂組成物が記載されている。
しかし、上記の公報等に記載されているポリプロピレン樹脂組成物およびその製造方法においては、有機過酸化物の使用量の削減が求められており、また、ポリプロピレン樹脂組成物の流動性、および、射出成形体の剛性と耐衝撃性のバランス、耐加熱変形性および硬度についても、さらなる改良が求められていた。
特開昭60−42448号公報 特開平8−283487号公報 特開平8−302114号公報
本発明の目的は、少量の有機過酸化物を用いて得られ、流動性が高く、射出成形体にした場合に、剛性と耐衝撃性のバランス、耐加熱変形性および硬度に優れた射出成形体を得ることができるポリプロピレン樹脂組成物とその製造方法を提供することにある。また、本発明は、剛性と耐衝撃性のバランス、耐加熱変形性および硬度に優れた射出成形体を提供する。
本発明者等は、かかる実情に鑑み、鋭意研究の結果、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明の一は、
メルトフローレート(230℃、2.16kg荷重で測定)が70〜120g/10分であり、かつ曲げ弾性率が1300〜4000MPa、かつIZOD衝撃強度が30〜100kJ/m2であるポリプロピレン樹脂組成物であって、プロピレン単独重合体部分とプロピレン−エチレンランダム共重合体部分とからなり、下記要件(A−1)〜(A−5)を満足するプロピレン−エチレンブロック共重合体(A)60〜80重量%と、1−ブテン、1−ヘキセン及び1−オクテンからなる群から選ばれる少なくとも1種のα−オレフィンとエチレンとの共重合体であり、メルトフローレート(190℃、2.16kg荷重で測定)が2〜10g/10分であるゴム(B)10〜30重量%と、無機充填剤(C)5〜20重量%とを含有する混合物100重量部に対して、有機過酸化物(D)0.01〜0.04重量部を加え、これらの成分を170〜280℃で混練して得られるポリプロピレン樹脂組成物に係るものである。(但し、プロピレン−エチレンブロック共重合体(A)とゴム(B)と無機充填剤(C)の上記の量は、いずれも、これら3成分の合計に対する量である。)
要件(A−1)プロピレン−エチレンブロック共重合体のメルトフローレート(230℃、2.16kg荷重で測定)が100〜140g/10分である。
要件(A−2)プロピレン−エチレンランダム共重合体部分の固有粘度が3〜5dl/gである。
要件(A−3)プロピレン−エチレンランダム共重合体部分のエチレン含有量が、20〜60重量%である。
要件(A−4)プロピレン−エチレンランダム共重合体部分の含有量が5〜15重量%である。
要件(A−5)プロピレン−エチレンブロック共重合体のエチレン含量が3〜6.5重量%である。
そして、本発明の一は、
メルトフローレート(230℃、2.16kg荷重で測定)が70〜120g/10分であり、かつ曲げ弾性率が1300〜4000MPa、かつIZOD衝撃強度が30〜100kJ/m2であるポリプロピレン樹脂組成物の製造方法であって、プロピレン単独重合体部分とプロピレン−エチレンランダム共重合体部分を含有し、下記要件(A−1)〜(A−5)を満足するプロピレン−エチレンブロック共重合体(A)60〜80重量%と、1−ブテン、1−ヘキセン及び1−オクテンからなる群から選ばれる少なくとも1種のα−オレフィンとエチレンとの共重合体であり、メルトフローレート(190℃、2.16kg荷重で測定)が2〜10g/10分であるゴム(B)10〜30重量%と、無機充填剤(C)5〜20重量%とを含有する混合物100重量部に対して、有機過酸化物(D)0.01〜0.04重量部を加え、これらの成分を170〜280℃で混練して、ポリプロピレン樹脂組成物を製造する方法に係るものである。(但し、プロピレン−エチレンブロック共重合体(A)とゴム(B)と無機充填剤(C)の上記の量は、いずれも、これら3成分の合計に対する量である。)
要件(A−1)プロピレン−エチレンブロック共重合体のメルトフローレート(230℃、2.16kg荷重で測定)が100〜140g/10分である。
要件(A−2)プロピレン−エチレンランダム共重合体部分の固有粘度が3〜5dl/gである。
要件(A−3)プロピレン−エチレンランダム共重合体部分のエチレン含有量が、20〜60重量%である。
要件(A−4)プロピレン−エチレンランダム共重合体部分の含有量が5〜15重量%である。
要件(A−5)プロピレン−エチレンブロック共重合体のエチレン含量が3〜6.5重量%である。
さらに、本発明の一は、
上記のポリプロピレン樹脂組成物を射出成形して得られる射出成形体に係るものである。
本発明によれば、少量の有機過酸化物を用いて得られ、流動性が高く、射出成形体にした場合に、剛性と耐衝撃性のバランス、耐加熱変形性および硬度に優れた射出成形体を得ることができるポリプロピレン樹脂組成物を得ることができる。また、この樹脂組成物を用いることにより剛性と耐衝撃性のバランス、耐加熱変形性および硬度に優れた射出成形体を得ることができる。
以下、本発明について詳細に説明する。
本発明におけるプロピレン−エチレンブロック共重合体(A)とは、プロピレン単独重合体部分とプロピレン−エチレンランダム共重合体部分とで構成された共重合体である。
プロピレン−エチレンブロック共重合体(A)全体に占めるプロピレン−エチレンランダム共重合体部分の割合は、5〜15重量%であり(要件(A−4))、好ましくは8〜13重量%である。
ランダム共重合体部分の含有量が5重量%未満の場合、生成する組成物やその成形体の衝撃強度が低くなることがあり、15重量%を超えた場合、生成する組成物やその成形体の曲げ弾性率が低くなることがある。
ブロック共重合体(A)におけるランダム共重合体部分のエチレン含量(C2')EPは、20〜60重量%であり(要件(A−3))、好ましくは20〜40重量%である。
ランダム共重合体部分のエチレン含量(C2')EPが、20重量%未満の場合、生成する組成物やその成形体の衝撃強度が低くなることがあり、60重量%を超えた場合、生成する組成物やその成形体の曲げ弾性率が低下することがある。
また、ブロック共重合体(A)におけるランダム共重合体部分の固有粘度[η]EPは、3〜5dl/gであり(要件(A−2))、好ましくは3.5〜4.5dl/gである。
ランダム共重合体部分の固有粘度[η]EPが、3dl/g未満の場合、生成する組成物やその成形体の衝撃強度が低くなることがあり、5dl/gを超えた場合、生成する組成物やその成形体の曲げ弾性率が低下することがある。
ブロック共重合体(A)のメルトフローレート(MFR、230℃、2.16kg荷重で測定)は、100〜140g/10分であり(要件(A−1))、好ましくは110〜130g/10分である。
ブロック共重合体(A)のメルトフローレートが、100g/10分未満の場合、生成する組成物の流動性が低くなることがあり、140g/10分を超えた場合、生成する組成物の流動性が高くなりすぎるとともに、生成する組成物やその成形体の衝撃強度が不足することがある。
ブロック共重合体(A)のエチレン含量は3〜6.5重量%であり、(要件(A−5))、好ましくは5〜6.5重量%、より好ましくは5〜6.0重量%である。
ブロック共重合体(A)のエチレン含量が3重量%未満の場合、生成する組成物やその成形体の衝撃強度が不足することがあり、6.5重量%を超えた場合、生成する組成物やその成形体の曲げ弾性率が低くなることがある。
ブロック共重合体(A)の製造方法としては、プロピレン単独重合体部分を第1工程で製造し、プロピレン−エチレンランダム共重合体部分を第2工程で製造する方法が挙げられる。また、プロピレン単独重合体部分は1段階で製造してもよく、2段階以上で製造してもよい。プロピレン−エチレンランダム共重合体部分も、1段階で製造してもよく、2段階以上で製造してもよい。
そして、公知の重合触媒を用いて、公知の重合方法によって製造する方法が挙げられる。公知の重合触媒としては、例えば、チーグラー触媒やメタロセン触媒が挙げられ、公知の重合方法としては、例えば、スラリー重合法や気相重合法が挙げられる。本発明で使用されるブロック共重合体(A)は、具体的には、例えば特開平5−9237号公報や特開平6−199928号公報に記載された方法で製造することができる。
本発明で用いられる、1−ブテン、1−ヘキセン及び1−オクテンからなる群から選ばれる少なくとも1種のα−オレフィンとエチレンとの共重合体であるゴム(B)のメルトフローレート(MFR、190℃、2.16kg荷重で測定)は、2〜10g/10分であり、好ましくは4〜8g/10分である。
ゴム(B)のメルトフローレートが2g/10分未満の場合、生成する組成物の流動性が低くなるとともに、曲げ弾性率が低くなることがあり、10g/10分を超えた場合、生成する組成物やその成形体の衝撃強度が低くなることがある。
また、ゴム(B)の密度は、生成する組成物やその成形体の衝撃強度やブロック共重合体(A)に対する分散性の観点から、通常、0.90g/cm3未満であり、好ましくは0.89g/cm3以下である。
ゴム(B)は、例えば、バナジウム化合物、有機アルミニウム化合物およびハロゲン化エステル化合物からなるチーグラー・ナッタ触媒系や、チタン原子、ジルコニウム原子またはハフニウム原子に少なくとも1種以上のシクロペンタジエニルアニオン骨格を有する基が配位したメタロセン化合物とアルモキサンあるいはホウ素化合物とを組み合わせた触媒系、いわゆるメタロセン触媒系を用いた、炭化水素化合物のような不活性有機溶媒中での重合によって製造することができる。
本発明で用いられる無機充填剤(C)としては、例えば、タルク、マイカ、ワラストナイト、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、炭酸マグネシウム、クレー、アルミナ、シリカ、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウム、炭素繊維、ガラス繊維、金属繊維、けい砂、カーボンブラック、酸化チタン、水酸化マグネシウム、ゼオライト、モリブデン化合物、けいそう土、セリサイト、シラス、水酸化カルシウム、亜硫酸カルシウム、硫酸ソーダ、ベントナイト、黒鉛等が挙げられる。生成する組成物やその成形体の衝撃強度、成形体の光沢や良好な外観を得るという観点から、好ましくは、タルクである。
無機充填剤(C)の平均粒径は、通常、0.1〜100μmであり、好ましくは0.5〜50μmである。
特に、タルクの平均粒子径は、通常、0.1〜10μmであり、好ましくは0.5〜5μmである。ここでタルクの平均粒子径とは、遠心沈降式粒度分布測定装置を用いて水、アルコール等の分散媒中に懸濁させて測定した篩下法の積分分布曲線から求めた50%相当粒子径D50のことを意味する。
また、タルクは、ポリプロピレン樹脂との界面接着性を向上させ、ポリプロピレン樹脂に対する分散性を向上させるために、シランカップリング剤、チタンカップリング剤や界面活性剤で表面が処理されていてもよい。界面活性剤としては、例えば、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸塩類等が挙げられる。
本発明で用いられるブロック共重合体(A)と、ゴム(B)と、無機充填剤(C)とを含有する混合物におけるブロック共重合体(A)、ゴム(B)および無機充填剤(C)のそれぞれの含有量は、ブロック共重合体(A)が60〜80重量%であり、ゴム(B)が10〜30重量%であり、無機充填剤(C)が5〜20重量%である。但し、ブロック共重合体(A)とゴム(B)と無機充填剤(C)の上記含有量はいずれも(A)、(B)、(C)の合計量を基準とする。
ブロック共重合体(A)、ゴム(B)および無機充填剤(C)のそれぞれの含有量として、好ましくは、ブロック共重合体(A)が60〜80重量%であり、ゴム(B)が10〜30重量%であり、無機充填剤(C)が5〜20重量%である。
ブロック共重合体(A)が60重量%未満の場合、組成物の流動性が低くなるとともに、曲げ弾性率が低くなることがあり、80重量%を超えた場合、生成する組成物やその成形体の衝撃強度が低くなることがある。
ゴム(B)が10重量%未満の場合、生成する組成物やその成形体の衝撃強度が低くなることがあり、30重量%を超えた場合、生成する組成物の流動性が低くなるとともに、生成する組成物やその成形体の曲げ弾性率が低くなることがある。
無機充填剤(C)が5重量%未満の場合、生成する組成物やその成形体の曲げ弾性率が低くなることがあり、20重量%を超えた場合、生成する組成物やその成形体の衝撃強度が低下することがある。
本発明で用いられる有機過酸化物(D)としては、例えば、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシン−3,1,3−ビス(t−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、1,1−ジ(t−ブチルパーオキシ)−3,5,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(パーオキシベンゾイル)ヘキシン−3、および、ジクミルパーオキシド等が挙げられる。好ましくは、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサンである。
有機過酸化物(D)の配合量は、ブロック共重合体(A)と、ゴム(B)と、無機充填剤(C)とを含有する混合物100重量部に対して、0.01〜0.04重量部であり、好ましくは0.01〜0.03重量部である。
有機過酸化物(D)の配合量が、0.01重量部未満の場合、生成する組成物の流動性が低くなることがあり、0.04重量部を超えた場合、生成する組成物やその成形体の曲げ弾性率が低くなることがある。
本発明のポリプロピレン樹脂組成物は、ブロック共重合体(A)と、ゴム(B)と、無機充填剤(C)とを含有する混合物100重量部に対して、有機過酸化物(D)0.01〜0.04重量部を加え、これらの成分を170〜280℃で混練して得られるポリプロピレン樹脂組成物である。混練温度として、好ましくは180〜250℃である。
170℃よりも低温で混練すると、被混練物の流動性が不足して混合が十分に達成されないことがあり、280℃を超えた場合、組成物の成分が分解することがある。
本発明のポリプロピレン樹脂組成物は、各成分を混合し、加熱しつつ混練する方法で製造される。混練に用いられる装置としては、一軸押出機、二軸押出機、バンバリーミキサー、熱ロール等が挙げられる。混練の時間は、通常、1〜20分である。また、各成分の混合は同時に行なってもよく、分割して行なってもよい。
各成分を分割して混合する方法としては、例えば、次の(1)〜(5)のような方法が挙げられる。
(1)ブロック共重合体(A)と無機充填剤(C)を混練した後、ゴム(B)を添加する方法。
(2)予め、ブロック共重合体(A)に無機充填剤(C)を高濃度に混練してマスターバッチとし、それをブロック共重合体(A)やゴム(B)で希釈しながら混練する方法。
(3)ブロック共重合体(A)とゴム(B)を混練した後、無機充填剤(C)を添加し混練する方法。
(4)予め、ブロック共重合体(A)にゴム(B)を高濃度に混練してマスターバッチとし、それにブロック共重合体(A)、無機充填剤(C)を添加し混練する方法。
(5)予め、ブロック共重合体(A)と無機充填剤(C)、ブロック共重合体(A)とゴム(B)をそれぞれ混練しておき、最後にそれらを合わせて混練する方法。
本発明のポリプロピレン樹脂組成物のメルトフローレート(230℃、2.16kg荷重で測定)は、70〜120g/10分であり、好ましくは、70〜100g/10分である。
ポリプロピレン樹脂組成物のメルトフローレートが、70g/10分未満の場合、流動性が不足し、成形時に材料の充填不足が発生することがあり、120g/10分を超えた場合、成形時にバリ等の不良が出やすくなることがある。
本発明における曲げ弾性率は、ASTM−D790に規定された方法に従って測定する。射出成形により成形された試験片を用い、試験片の厚みは3.2mmであり、スパン長さ50mm、荷重速度2mm/min、測定温度は23℃で行う。
本発明のポリプロピレン樹脂組成物の曲げ弾性率は1300〜4000MPaであり、好ましくは1350〜3000MPa、さらに好ましくは1400〜2000MPaである。
ポリプロピレン樹脂組成物の曲げ弾性率が1300MPa未満の場合、成形品の剛性が不足し、4000MPa以上では成形品が脆くなる。
本発明におけるIZOD衝撃強度は、ASTM−D256に規定された方法に従って測定する。射出成形により成形された試験片を用い、試験片の厚みは3.2mm、成形の後にノッチ加工されたノッチ付きの試験片を用い、測定温度は23℃および−30℃である。
本発明のポリプロピレン樹脂組成物のIZOD衝撃強度は20〜100kJ/m2、好ましくは25〜60kJ/m2、さらに好ましくは30〜50kJ/m2である。
ポリプロピレン樹脂組成物のIZOD衝撃強度が20未満の場合、成形品の衝撃強度が不足する。
本発明のポリプロピレン樹脂組成物は、酸化防止剤、紫外線吸収剤、顔料、帯電防止剤、銅害防止剤、難燃剤、中和剤、発泡剤、可塑剤、造核剤、気泡防止剤、架橋剤等の添加剤を含有していてもよい。
本発明の射出成形体は、本発明のポリプロピレン樹脂組成物を射出成形して得られるものであり、剛性と耐熱衝撃性とのバランス、耐加熱変形性および硬度に優れる。
本発明の射出成形体の用途としては、例えば、自動車用部品、電気製品・電子製品用部品、建材部品等が挙げられ、好ましくは自動車用部品であり、より好ましくはバンパー、インストルメントパネル、ドアトリムである。
以下、実施例および比較例により本発明を説明するが、本発明は、これら実施例に限定されるものではない。
実施例および比較例における物性値の測定法を以下に示した。
(1)メルトフローレート(MFR、単位:g/10分)
メルトフローレートは、JIS−K−6758に規定された方法に従い、測定した。特に断りのない限り、測定温度は230℃であり、荷重は2.16kgであった。
(2)曲げ弾性率(単位:MPa)
曲げ弾性率は、ASTM−D790に規定された方法に従い、測定した。測定には、射出成形した厚さ3.2mmの試験片を用いた。測定条件は次のとおりである。スパン長さ 50mm;荷重速度 2mm/min;測定温度 23℃。
(3)アイゾット衝撃強度(IZOD、単位:kJ/m2
アイゾット衝撃強度は、ASTM−D256に規定された方法に従い、測定した。測定には、射出成形し、更にノッチ加工したノッチ付きの厚さ3.2mmの試験片を用いた。測定温度は23℃および−30℃であった。
(4)エチレン含量(単位:重量%)
エチレン含量は、測定する材料のプレスシートを作製し、赤外吸収スペクトルを測定して得られるメチル基(−CH3)およびメチレン基(−CH2−)の特性吸収の吸光度を用いて検量線法により求めた。
(5)固有粘度([η]、単位:dl/g)
ウベローデ型粘度計を用いて濃度0.1、0.2および0.5g/dlの3点について還元粘度を測定した。固有粘度は、「高分子溶液、高分子実験学11」(1982年共立出版株式会社刊)第491頁に記載の計算方法、すなわち、還元粘度を濃度に対しプロットし、濃度をゼロに外挿する外挿法によって求めた。ポリプロピレンについては、溶媒としてテトラリンを用い、温度135℃で測定した。
(6)プロピレン−エチレンブロック共重合体におけるプロピレン−エチレンランダム共重合体部分の重量比率(X、重量%)
プロピレン−エチレンブロック共重合体におけるプロピレン−エチレンランダム共重合体部分の重量比率X(重量%)は、プロピレン単独重合体部分とブロック共重合体の各々の結晶融解熱量を測定することにより、次式から計算で求めた。結晶融解熱量は示差走査熱量計(DSC)を用いて測定した。
X=1−(ΔHf)T/(ΔHf)P
(ΔHf)T:ブロック共重合体全体の融解熱量(cal/g)
(ΔHf)P:プロピレンホモポリマー部分の融解熱量(cal/g)
(7)プロピレン−エチレンブロック共重合体におけるプロピレン−エチレンランダム共重合体部分のエチレン含量(単位:重量%)
プロピレン−エチレンブロック共重合体におけるプロピレン−エチレンランダム共重合体部分のエチレン含量は、赤外線吸収スペクトル法によりブロック共重合体におけるエチレン含量(重量%)で測定し、次式から計算で求めた。
(C2')EP=(C2')T/X
(C2')T:全ブロック共重合体におけるエチレン含量(重量%)
(C2')EP:プロピレン−エチレンランダム共重合体部分のエチレン含量
(重量%)
(8)プロピレン−エチレンブロック共重合体におけるプロピレン−エチレンランダム共重合体部分の固有粘度([η]EP、単位:dl/g)
プロピレン−エチレンブロック共重合体におけるプロピレン−エチレンランダム共重合体部分の固有粘度[η]EPは、プロピレン単独重合体部分と全ブロック共重合体の各々の固有粘度を測定することにより、次式から計算で求めた。
[η]EP=[η]T/X−(1/X−1)[η]P
[η]P:プロピレン単独重合体部分の固有粘度(dl/g)
[η]T:ブロック共重合体全体の固有粘度(dl/g)
なお、プロピレン−エチレンブロック共重合体の製造時に、該ブロック共重合体のプロピレン単独重合体部分となるプロピレン単独重合体の重合直後に、その一部を重合槽から抜き出した。抜き出したプロピレン単独重合体の固有粘度[η]Pを測定し、その測定値を、プロピレン単独重合体部分の固有粘度として用いた。
(9)加熱変形温度(HDT、単位:℃)
ASTM−D648に規定された方法に従って、測定した。荷重は0.45MPaとした。加熱変形温度が高いほど、耐加熱変形性が優れる。
(10)ロックウェル硬度(HR)
ASTM−D785に規定された方法に従って、測定した。測定値はRスケールで表示した。
実施例1および比較例1、2、3
(試料)
(A)プロピレン−エチレンブロック共重合体
(1)プロピレン−エチレンブロック共重合体(P1)
三井住友ポリオレフィン(株)製、商品名三井住友ポリプロJ60APを用いた。
MFR(230℃、2.16kg荷重で測定)は、115g/10分であった。
プロピレン−エチレンランダム共重合体部分の固有粘度([η]EP)は3.7dl/gであり、プロピレン−エチレンブロック共重合体(P1)に対する重量割合は10重量%であり、エチレン含量は40重量%であった。プロピレン−エチレンブロック共重合体(P1)中のエチレン含量は6重量%であった。
(2)プロピレン−エチレンブロック共重合体(P2)
三井住友ポリオレフィン(株)製、商品名三井住友ポリプロJ739Cを用いた。
MFR(230℃、2.16kg荷重で測定)は、86g/10分であった。
プロピレン−エチレンランダム共重合体部分の固有粘度([η]EP)は5.5dl/gであり、プロピレン−エチレンブロック共重合体(P2)に対する重量割合は10重量%であり、エチレン含量は31重量%であった。プロピレン−エチレンブロック共重合体(P2)中のエチレン含量は4.1重量%であった。
(3)プロピレン−エチレンブロック共重合体(P3)
三井住友ポリオレフィン(株)製、商品名三井住友ポリプロJ739Eを用いた。
MFR(230℃、2.16kg荷重で測定)は、54g/10分であった。
プロピレン−エチレンランダム共重合体部分の固有粘度([η]EP)は6.6dl/gであり、プロピレン−エチレンブロック共重合体(P3)に対する重量割合は10重量%であり、エチレン含量は29重量%であった。プロピレン−エチレンブロック共重合体(P3)中のエチレン含量は4.1重量%であった。
(B)エチレン−α−オレフィン共重合体ゴム(R1)
エチレン−α−オレフィン共重合体ゴムとしては、三井化学(株)社製、商品名タフマーA6050を用いた。MFR(190℃、2.16kg荷重で測定)は、6g/10分であった。
(C)無機充填剤(T1)
無機充填剤としては、タルク(松村産業社製、商品名ハイフィラー5000PJT7)を用いた。
(D)有機過酸化物(PO1)
有機過酸化物としては、日本油脂製パーヘキサ25B(2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン)を用いた。
実施例1
(ポリプロピレン樹脂組成物の製造)
プロピレン−エチレンブロック共重合体(P1)69重量%、エチレン−α−オレフィン共重合体ゴム(R1)21重量%、タルク(T1)10重量%を含有する混合物100重量部に、有機過酸化物(PO1)0.016重量部を加えて、ブレンド物を得た。このブレンド物を二軸押出機(日本製鋼所社製TEX30α)に仕込み、シリンダ温度250℃、押出量50kg/hr、スクリュー回転数550rpm、ベント吸引下で混練し、ポリプロピレン系樹脂組成物を製造した。得られたポリプロピレン系樹脂組成物のMFRは86g/10分であった。
(射出成形体の製造)
物性評価用試験片は、次の射出成形条件下で作製した。上記で得られたポリプロピレン樹脂組成物を、新潟鐵工所製NN220α型射出成形機を用いて、成形温度180℃、金型冷却温度40℃、射出時間20秒、冷却時間25秒で射出成形を行った。得られた射出成形体の物性を測定し、その結果を表1に示した。
比較例1
実施例1において、プロピレン−エチレンブロック共重合体(P1)をプロピレン−エチレンブロック共重合体(P2)に変更し、有機過酸化物(PO1)の配合量を0.045重量部に変更した以外は、実施例1と同様にして、ポリプロピレン樹脂組成物および射出成形体を得た。ポリプロピレン樹脂組成物のMFR(230℃、2.16kg荷重で測定)は74g/10分であった。得られた射出成形体の物性を測定し、その結果を表1に示した。
比較例2
実施例1において、プロピレン−エチレンブロック共重合体(P1)をプロピレン−エチレンブロック共重合体(P3)に変更し、有機過酸化物(PO1)の配合量を0.08重量部に変更した以外は、実施例1と同様にして、ポリプロピレン樹脂組成物および射出成形体を得た。ポリプロピレン樹脂組成物のMFR(230℃、2.16kg荷重で測定)は78g/10分であった。得られた射出成形体の物性を測定し、その結果を表1に示した。
比較例3
実施例1において、プロピレン−エチレンブロック共重合体(P1)76重量%、エチレン−α−オレフィン共重合体ゴム(R1)14重量%、タルク(T1)10重量%とし、有機過酸化物を用いないこと以外は、実施例1と同様にして、ポリプロピレン樹脂組成物および射出成形体を得た。ポリプロピレン樹脂組成物のMFR(230℃、2.16kg荷重で測定)は82g/10分であった。得られた射出成形体の物性を測定し、その結果を表1に示した。
Figure 2004307842
本発明の要件を満足する実施例1のポリプロピレン樹脂組成物は、少量の有機過酸化物を用いて得られたものであって、流動性が高く、また、これから得られた射出成形体の剛性と耐衝撃性のバランス、耐加熱変形性および硬度に優れたものである。
これに対して、プロピレン−エチレンブロック共重合体のメルトフローレートに関する要件およびプロピレン−エチレンランダム共重合体部分の固有粘度に関する要件を満足しない比較例1のポリプロピレン樹脂組成物から得られた射出成形体は、剛性および耐加熱変形性が不充分であり、比較例2は、剛性、衝撃強度および耐加熱変形性が不充分であり、また、有機過酸化物を用いない比較例3では、衝撃強度が不充分である。

Claims (3)

  1. メルトフローレート(230℃、2.16kg荷重で測定)が70〜120g/10分であり、かつ曲げ弾性率が1300〜4000MPa、かつIZOD衝撃強度が30〜100kJ/m2であるポリプロピレン樹脂組成物であって、プロピレン単独重合体部分とプロピレン−エチレンランダム共重合体部分とからなり、下記要件(A−1)〜(A−5)を満足するプロピレン−エチレンブロック共重合体(A)60〜80重量%と、1−ブテン、1−ヘキセン及び1−オクテンからなる群から選ばれる少なくとも1種のα−オレフィンとエチレンとの共重合体であり、メルトフローレート(190℃、2.16kg荷重で測定)が2〜10g/10分であるゴム(B)10〜30重量%と、無機充填剤(C)5〜20重量%とを含有する混合物100重量部に対して、有機過酸化物(D)0.01〜0.04重量部を加え、これらの成分を170〜280℃で混練して得られるポリプロピレン樹脂組成物。(但し、プロピレン−エチレンブロック共重合体(A)とゴム(B)と無機充填剤(C)の上記の量は、いずれも、これら3成分の合計に対する量である。)
    要件(A−1)プロピレン−エチレンブロック共重合体のメルトフローレート(230℃、2.16kg荷重で測定)が100〜140g/10分である。
    要件(A−2)プロピレン−エチレンランダム共重合体部分の固有粘度が3〜5dl/gである。
    要件(A−3)プロピレン−エチレンランダム共重合体部分のエチレン含有量が、20〜60重量%である。
    要件(A−4)プロピレン−エチレンランダム共重合体部分の含有量が5〜15重量%である。
    要件(A−5)プロピレン−エチレンブロック共重合体のエチレン含量が3〜6.5重量%である。
  2. メルトフローレート(230℃、2.16kg荷重で測定)が70〜120g/10分であり、かつ曲げ弾性率が1300〜4000MPa、かつIZOD衝撃強度が30〜100kJ/m2であるポリプロピレン樹脂組成物の製造方法であって、プロピレン単独重合体部分とプロピレン−エチレンランダム共重合体部分を含有し、下記要件(A−1)〜(A−5)を満足するプロピレン−エチレンブロック共重合体(A)60〜80重量%と、1−ブテン、1−ヘキセン及び1−オクテンからなる群から選ばれる少なくとも1種のα−オレフィンとエチレンとの共重合体であり、メルトフローレート(190℃、2.16kg荷重で測定)が2〜10g/10分であるゴム(B)10〜30重量%と、無機充填剤(C)5〜20重量%とを含有する混合物100重量部に対して、有機過酸化物(D)0.01〜0.04重量部を加え、これらの成分を170〜280℃で混練して、ポリプロピレン樹脂組成物を製造する方法。(但し、プロピレン−エチレンブロック共重合体(A)とゴム(B)と無機充填剤(C)の上記の量は、いずれも、これら3成分の合計に対する量である。)
    要件(A−1)プロピレン−エチレンブロック共重合体のメルトフローレート(230℃、2.16kg荷重で測定)が100〜140g/10分である。
    要件(A−2)プロピレン−エチレンランダム共重合体部分の固有粘度が3〜5dl/gである。
    要件(A−3)プロピレン−エチレンランダム共重合体部分のエチレン含有量が、20〜60重量%である。
    要件(A−4)プロピレン−エチレンランダム共重合体部分の含有量が5〜15重量%である。
    要件(A−5)プロピレン−エチレンブロック共重合体のエチレン含量が3〜6.5重量%である。
  3. 請求項1に記載のポリプロピレン樹脂組成物を射出成形して得られる射出成形体。
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