JP2003286214A - ビスフェノールaの製造方法 - Google Patents

ビスフェノールaの製造方法

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JP2003286214A JP2002096701A JP2002096701A JP2003286214A JP 2003286214 A JP2003286214 A JP 2003286214A JP 2002096701 A JP2002096701 A JP 2002096701A JP 2002096701 A JP2002096701 A JP 2002096701A JP 2003286214 A JP2003286214 A JP 2003286214A
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C37/00Preparation of compounds having hydroxy or O-metal groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • C07C37/68Purification; separation; Use of additives, e.g. for stabilisation
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    • C07C37/68Purification; separation; Use of additives, e.g. for stabilisation
    • C07C37/70Purification; separation; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment
    • C07C37/84Purification; separation; Use of additives, e.g. for stabilisation by physical treatment by crystallisation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビスフェノールAの製造方法において、反応
混合物からビスフェノールAを取出す際に、ビスフェノ
ールAとフェノールとの付加物を高純度で効率良く反応
母液から回収する。 【解決手段】 ビスフェノールAとフェノールとの付加
物が結晶状態で含有するビスフェノールAのフェノール
スラリー溶液(1)をフィルター濾過することにより、該
フィルター上に結晶状態のビスフェノールAとフェノー
ルとの付加物層を形成させ、洗浄後の付加物層をフェノ
ール含有液に溶解後、晶析させることにより、ビスフェ
ノールAとフェノールとの付加物が結晶状態で含有する
ビスフェノールAのフェノールスラリー溶液(2)を製造
し、該スラリー溶液(2)を遠心分離させることにより結
晶状態のビスフェノールAとフェノールとの付加物を分
離する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビスフェノールA
〔2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン〕
の製造方法に関し、詳しくは該製造方法におけるビスフ
ェノールAとフェノールとの付加物の分離方法に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】ビスフェノールAはポリカーボネート樹
脂やポリアリレート樹脂などのエンジニアリングプラス
チック、あるいはエポキシ樹脂などの原料として重要な
化合物であることが知られており、近年その需要はます
ます増大する傾向にある。このビスフェノールAは、酸
性触媒及び場合により用いられる硫黄化合物などの助触
媒の存在下に、過剰のフェノールとアセトンとを縮合さ
せることにより製造される。
【0003】反応混合物からビスフェノールAを取出す
方法としては、反応混合物から直接に粗結晶状で分離す
る方法や、反応混合物からアセトン、水等を除去した後
の液状混合物を濃縮・冷却することでビスフェノールA
とフェノールとの付加物を析出させ分離する方法(特開
昭51−91240号、特開昭57−77637号等)
が知られている。前者の反応混合物から直接に粗結晶状
で分離する方法ではビスフェノールAが微結晶質で何回
も洗浄する必要があり、ロスが多い等の欠点がある。こ
のため現状では、後者のビスフェノールAとフェノール
との付加物を析出させ分離する方法が主流となってい
る。この場合、ビスフェノールAとフェノールとの付加
物を晶析させ、濾過や遠心分離機を用いる公知の固液分
離法により、母液からの結晶の分離が行なわれている
(特開昭57−77637号、特開平5−331088
号、特開昭63−275539号、特開平6−1075
78号、特開平6−306002号等)。
【0004】上記の固液分離法において、濾過法による
分離では吸引式ベルトフィルターやドラムフィルターが
使用出来るが(特開平6−30602号)、その際に濾
材の目開きによるロスを防いだり高純度化のために、大
きな結晶とし、表面積を小さくする必要がある(特開平
5−331088号)。また、濾過法による分離では含
液率が高く、結晶間に含まれる母液等が充分除かれ難
く、更に、大きな結晶内に母液を噛み込む危険性もあ
り、それを防ぐために結晶を小さくすると、結晶層中を
母液が通り難くなったり、濾材の目詰まりが起こり、処
理効率の著しい低下を来たす。遠心分離機を使用する方
法(特開平6−107578号、特開平6−30600
2号)は結晶間にある含液量を下げ、より乾燥した付加
体を得る上では好ましいが、遠心負荷がかかるため、結
晶の破砕などが起こり母液や洗浄液等の置換効率が濾過
法に比べて悪くなる。従って、大量の製品を処理する際
に、純度を上げるために一般的には複数個の機器を用い
て洗浄を繰返すことが必須で、機器数の増加や運転時間
の延長をもたらし、経済的に好ましくない。純度を上げ
るために複数段の晶析処理することは、特開平1−23
0538号や特開平7−257978号等に記載されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上の如き
状況から、ビスフェノールAの製造方法において、反応
混合物からビスフェノールAを取出す際に、ビスフェノ
ールAとフェノールとの付加物を高純度で効率良く反応
母液から回収することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】発明者らは、上記課題を
有するビスフェノールAの製造方法について鋭意検討し
た結果、晶析工程を二段で行ない、第一工程後の分離に
濾過法を用い、結晶表面の不純物を除き、第二工程で結
晶内部の不純物を再溶解した後、再結晶させて不純物を
除去したものを遠心分離機にかけ、洗浄液を充分除去し
てから次工程に進むことで、高純度のビスフェノールA
とフェノールとの付加物を効率的に得ることができるこ
とを見出し、本発明に到達した。
【0007】即ち本発明は、酸触媒の存在下にフェノー
ルとアセトンを反応させて得られるビスフェノールAの
フェノール溶液からビスフェノールAとフェノールとの
付加物を晶析させ、生成したスラリーの固液分離後、固
体成分からフェノールを除去するビスフェノールAの製
造方法において、ビスフェノールAとフェノールとの付
加物が結晶状態で含有するビスフェノールAのフェノー
ルスラリー溶液(1)をフィルター濾過することにより、
該フィルター上に結晶状態のビスフェノールAとフェノ
ールとの付加物層を形成させ、次いで該付加物層を洗浄
液にて洗浄し、洗浄後の付加物層をフェノール含有液に
溶解後、晶析させることにより、ビスフェノールAとフ
ェノールとの付加物を結晶状態で含有するビスフェノー
ルAのフェノールスラリー溶液(2)を製造し、該スラリ
ー溶液(2)を遠心分離させることにより結晶状態のビス
フェノールAとフェノールとの付加物を分離することを
特徴とするビスフェノールAの製造方法である。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明のビスフェノールAの製造
方法においては、(A)フェノールとアセトンの反応工
程、(B)副生水および未反応原料の低沸点物質除去工
程、(C)ビスフェノールAの濃縮工程、(D)晶析・
固液分離工程、(E)ビスフェノールAとフェノールと
の付加物の溶解、晶析・固液分離工程、(F)加熱溶融
工程、(G)ビスフェノールAの脱フェノール工程およ
び(H)造粒工程を経てビスフェノールAが製造され
る。次に、ビスフェノールAの製造方法における各工程
について説明する。
【0009】(A)反応工程 この反応工程においては、酸性触媒の存在下、過剰のフ
ェノールとアセトンを縮合させて、ビスフェノールAを
生成させる。上記酸性触媒としては、酸型イオン交換樹
脂を用いることができる。この酸型イオン交換樹脂とし
ては、特に制限はなく、従来ビスフェノールAの触媒と
して慣用されているものを用いることができるが、特に
触媒活性などの点から、スルホン酸型陽イオン交換樹脂
が好適である。
【0010】該スルホン酸型陽イオン交換樹脂について
は、スルホン酸基を有する強酸性陽イオン交換樹脂であ
ればよく特に制限されず、例えばスルホン化スチレン−
ジビニルベンゼンコポリマー、スルホン化架橋スチレン
ポリマー、フェノールホルムアルデヒド−スルホン酸樹
脂、ベンゼンホルムアルデヒド−スルホン酸樹脂などが
挙げられる。これらはそれぞれ単独で用いてもよく、二
種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0011】本工程においては、上記酸型イオン交換樹
脂と共に、通常助触媒として、メルカプタン類が併用さ
れる。このメルカプタン類は、分子内にSH基を遊離の
形で有する化合物を指し、このようなものとしては、ア
ルキルメルカプタンや、カルボキシル基、アミノ基、ヒ
ドロキシル基などの置換基一種以上を有するアルキルメ
ルカプタン類、例えばメルカプトカルボン酸、アミノア
ルカンチオール、メルカプトアルコールなどを用いるこ
とができる。このようなメルカプタン類の例としては、
メチルメルカプタン、エチルメルカプタン、n−ブチル
メルカプタン、n−オクチルメルカプタンなどのアルキ
ルメルカプタン、チオグリコール酸、β−メルカプトプ
ロピオン酸などのチオカルボン酸、2−アミノエタンチ
オールなどのアミノアルカンチオール、メルカプトエタ
ノールなどのメルカプトアルコールなどが挙げられる
が、これらの中で、アルキルメルカプタンが助触媒とし
ての効果の点で、特に好ましい。また、これらのメルカ
プタン類は、単独で用いてもよく、二種以上を組み合わ
せて用いてもよい。これらのメルカプタン類は、前記酸
型イオン交換樹脂上に固定化させ、助触媒として機能さ
せることもできる。
【0012】前記メルカプタン類の使用量は、一般に原
料のアセトンに対して、0.1〜20モル%、好ましく
は、1〜10モル%の範囲で選定される。また、フェノ
ールとアセトンとの使用割合については特に制限はない
が、生成するビスフェノールAの精製の容易さや経済性
などの点から、未反応のアセトンの量はできるだけ少な
いことが望ましく、したがって、フェノールを化学量論
的量よりも過剰に用いるのが有利である。通常、アセト
ン1モル当たり、3〜30モル、好ましくは5〜15モ
ルのフェノールが用いられる。また、このビスフェノー
ルAの製造においては、反応溶媒は、反応液の粘度が高
すぎたり、凝固して運転が困難になるような低温で反応
させる以外は、一般に必要ではない。
【0013】フェノールとアセトンとの縮合反応は、回
分式及び連続式のいずれであってもよいが、酸型イオン
交換樹脂を充填した反応塔に、フェノールとアセトンと
メルカプタン類(メルカプタン類が酸型イオン交換樹脂
に固定化されない場合)を連続的に供給して反応させる
固定床連続反応方式を用いるのが有利である。この際、
反応塔は1基でもよく、また2基以上を直列に配置して
もよいが、工業的には、酸型イオン交換樹脂を充填した
反応塔を2基以上直列に連結し、固定床多段連続反応方
式を採用するのが、特に有利である。
【0014】この固定床連続反応方式における反応条件
について説明する。まず、アセトン/フェノールモル比
は、通常1/30〜1/3、好ましくは1/15〜1/
5の範囲で選ばれる。このモル比が1/30より小さい
場合、反応速度が遅くなりすぎるおそれがあり、1/3
より大きいと不純物の生成が多くなり、ビスフェノール
Aの選択率が低下する傾向がある。一方、メルカプタン
類が酸型イオン交換樹脂に固定化されない場合、メルカ
プタン類/アセトンモル比は、通常0.1/100〜2
0/100、好ましくは1/100〜10/100の範
囲で選ばれる。このモル比が0.1/100より小さい
場合、反応速度やビスフェノールAの選択率の向上効果
が十分に発揮されないおそれがあり、20/100より
大きいとその量の割りには効果の向上はあまり認められ
ない。
【0015】また、反応温度は、通常40〜150℃、
好ましくは60〜110℃の範囲で選ばれる。該温度が
40℃未満では反応速度が遅い上、反応液の粘度が極め
て高く、場合により、固化するおそれがあり、150℃
を超えると反応制御が困難となり、かつビスフェノール
A(p,p′−体)の選択率が低下する上、触媒の酸型
イオン交換樹脂が分解又は劣化することがある。さら
に、原料混合物のLHSV(液空間速度)は、通常0.
2〜30hr−1、好ましくは0.5〜10hr−1の
範囲で選ばれる。
【0016】(B)低沸点物質除去工程 低沸点物質除去工程においては、前記の(A)工程の反
応工程で得られたビスフェノールAを含む反応混合液
を、実質上酸型イオン交換樹脂が含まれない状態、すな
わち回分反応方式の場合は該触媒を濾過などにより除去
し、固定床連続反応方式の場合は、そのままの状態で低
沸点物質除去処理が施される。この工程においては、通
常、まず、蒸留塔を用いた減圧蒸留により、未反応アセ
トン、副生水及びアルキルメルカプタンなどの低沸点物
質を除去することが行われる。この減圧蒸留は、一般に
圧力6.5〜80kPa、温度70〜180℃の条件で
実施される。この際、未反応フェノールが共沸し、その
一部が上記低沸点物質と共に、蒸留塔の塔頂より系外へ
除かれる。この蒸留においては、ビスフェノールAの熱
分解を防止するために、使用する加熱源の温度は190
℃以下とすることが望ましい。また、機器の材料として
は、一般にSUS304、SUS316及びSUS31
6Lが用いられる。
【0017】(C)濃縮工程 反応混合物から低沸点物質を除いた塔底液には、ビスフ
ェノールA及びフェノールなどが含まれており、減圧蒸
留によりフェノールを留去させ、ビスフェノールAを濃
縮する。この濃縮条件については特に制限はないが、通
常温度100〜170℃程度及び圧力5〜70kPaの
条件で行なわれる。この温度が100℃より低いと高真
空が必要となり、170℃より高いと次の晶析工程で余
分の除熱が必要となり、好ましくない。また、濃縮残液
中のビスフェノールAの濃度は、好ましくは20〜50
重量%、より好ましくは20〜40重量%の範囲であ
る。この濃度が20重量%未満ではビスフェノールAの
回収率が低く、50重量%を超えると晶析後のスラリー
移送が困難となるおそれがある。
【0018】(D)晶析・固液分離工程 晶析・固液分離工程は、上記(C)工程の濃縮工程で得
られた濃縮残液からビスフェノールAとフェノールとの
1:1付加物(以下、フェノールアダクトと称すること
がある。)を晶析・分離する工程である。この工程にお
いては、まず、上記濃縮残液を40〜70℃程度に冷却
し、フェノールアダクトを晶析させ、スラリーとする。
この際の冷却は、外部熱交換器を用いて行ってもよく、
また、濃縮残液に水を加え、減圧下での水の蒸発潜熱を
利用して冷却する真空冷却晶析法によって行ってもよ
い。この真空冷却晶析法においては、該濃縮残液に、水
を3〜20重量%程度添加し、通常温度40〜70℃、
圧力4〜16kPaの条件で晶析処理が行われる。上記
水の添加量が3重量%未満では除熱能力が十分ではな
く、20重量%を超えるとビスフェノールAの溶解ロス
が大きくなり、好ましくない。このような晶析操作にお
いて、晶析温度が40℃未満では晶析液の粘度の増大や
固化をもたらすおそれがあり、70℃を超えるとビスフ
ェノールAの溶解ロスが大きくなり、好ましくない。
【0019】次に、晶析されたフェノールアダクトを含
むスラリーを、本発明では濾過法により、フェノールア
ダクトと、反応副生物を含む晶析母液とに分離する。濾
過法は洗浄の際に遠心分離法よりも溶媒置換率が高くで
きるので、結晶の表面や結晶間に含まれている不純物を
効果的に除去することができる。濾材から抜け出た微結
晶を含む晶析母液は、そのまま一部を反応器へリサイク
ルしたり、少なくとも一部をアルカリ分解処理して、フ
ェノールとイソプロペニルフェノールとして回収しても
よい。また、一部又は全部を異性化して、晶析原料にリ
サイクルすることもできる。このようにビスフェノール
Aとフェノールとの付加物が結晶状態で含有するビスフ
ェノールAのフェノールスラリー溶液(1)をフィルター
で濾過することにより該フィルター上に結晶状態のビス
フェノールAとフェノールとの付加物層を形成させ、次
いで該付加物層を洗浄液にて洗浄する。この洗浄液に
は、前記(C)工程の濃縮工程で得られた回収フェノー
ルや、次の(E)のフェノールアダクトの溶解、晶析・
固液分離工程で用いた後の洗浄水を用いることができ
る。なお、溶媒置換率を高めるために上記のフィルター
濾過および洗浄を40〜90kPa程度の減圧下で行な
うことが好ましい。用いられるフィルターとしては、フ
ィルターの目開きは、結晶分離できる程度の大きさであ
れば良いが、大きすぎてもまた逆に小さすぎても濾過分
離の効率が悪くなる。晶析・固液分離は、高純度の製品
を得るために、複数回繰り返すことが有効である。すな
わち、本発明では、(D)晶析・固液分離工程と、次の
(E)フェノールアダクトの溶解、晶析・固液分離工程
とを1回以上繰り返したのち、(F)工程を経て(G)
の脱フェノール工程に移る。
【0020】(E)フェノールアダクトの溶解、晶析・
固液分離工程 (D)工程で晶析・分離されたフェノールアダクトを、
フェノール含有溶液を用いて溶解する。この工程におい
て用いられるフェノール含有溶液としては特に制限はな
く、例えば前記(C)工程の濃縮工程で得られた回収フ
ェノール、(D)工程の晶析・固液分離工程で生成する
フェノールアダクトの洗浄液、本(E)工程以降の工程
で生成する、晶析したフェノールアダクトの固液分離に
おける母液や該フェノールアダクトの洗浄液などを挙げ
ることができる。
【0021】この工程においては、(D)工程で得られ
たフェノールアダクトに上記フェノール含有溶液を加
え、80〜110℃程度に加熱し、該フェノールアダク
トを加熱溶解させ、晶析操作に好ましいビスフェノール
A濃度を有するビスフェノールA含有溶液を調製する。
このように洗浄後の付加物層をフェノールに溶解後、晶
析させることにより、ビスフェノールAとフェノールと
の付加物を結晶状態で含有するビスフェノールAのフェ
ノールスラリー溶液(2)が得られる。こうして調製され
たビスフェノールAのフェノールスラリー溶液(2)は、
比較的低い温度でも粘度が低くて取扱いが比較的容易で
あり、フィルターでの濾過や遠心分離に適しているが、
本発明では遠心分離法を用いることにより、含液率を少
なくすることができ、次の(F)および(G)工程、特
に(G)工程での負荷を軽減することができる。この遠
心分離法で使用される遠心力は、200〜1200G、
好ましくは300〜1000Gの範囲で用いられる。用
いられる遠心力が1200Gより大きいと、結晶の破砕
やそれに伴って発生する母液への同伴による結晶ロスが
著しく起こるようになり、好ましくない。また、200
Gより小さいと結晶中の含液率が著しく高くなり、好ま
しくない。この遠心分離法で分離されたフェノールアダ
クトの洗浄液には、前記(C)工程の濃縮工程で得られ
た回収フェノールを用いることもできる。このようにビ
スフェノールA含有溶液から、フェノールアダクトを晶
析・固液分離し、さらに当該フェノールアダクトをフェ
ノール含有溶液を用いて溶解したのち、晶析・固液分離
する操作を1回以上繰り返す。
【0022】(F)加熱溶融工程 加熱溶融工程は、上記(E)工程で晶析・分離されたフ
ェノールアダクトを加熱溶融する工程である。この工程
では、フェノールアダクトを100〜160℃程度に加
熱・溶融して液状混合物となる。
【0023】(G)脱フェノール工程 脱フェノール工程は減圧蒸留によってフェノールを留去
し、溶融状態のビスフェノールAを回収する工程であ
る。上記減圧蒸留は、一般に圧力1.3〜13.3kP
a、温度150〜190℃の範囲の条件で実施される。
残存フェノールは、さらにスチームストリッピングによ
り除去することができる。
【0024】(H)造粒工程 造粒工程においては、上記(G)工程で得られた溶解状
態のビスフェノールAを、スプレードライヤーなどの造
粒装置により、液滴にし、冷却固化して製品とする工程
である。該液滴は噴霧、散布などにより形成され、窒素
や空気などによって冷却される。
【0025】本発明のビスフェノールAの製造方法にお
ける特徴は、前記(D)晶析・固液分離工程において濾
過法を用い、該フィルター上に結晶状態のビスフェノー
ルAとフェノールとの付加物層を洗浄液を用いて洗浄す
ることであり、これにより溶媒置換率が高められ、結晶
の表面や結晶間に含まれている不純物を効果的に除去す
ることができる。また、次の(E)フェノールアダクト
の溶解、晶析・固液分離工程で遠心分離法を用いること
により、含液率を少なくし、(F)加熱溶融工程と
(G)ビスフェノールAの脱フェノール工程での負荷を
軽減することができる。このようにして、本発明によ
り、反応混合物からビスフェノールAを取出す際に、ビ
スフェノールAとフェノールとの付加物を高純度で効率
良く反応母液から回収することができる。
【0026】
【実施例】次に、本発明を実施例によりさらに詳細に説
明するが、本発明は、これらの例によってなんら限定さ
れるものではない。
【0027】製造例1 陽イオン交換樹脂が600g充填された反応器に、フェ
ノールを4600g/hr、アセトンを280g/hr
及びエチルメルカプタンを16g/hrの速度で温度を
75℃に維持しながら、連続的に供給した。反応混合物
は、未反応アセトンを主とした低沸点物質を除去するた
めの低沸点物質成分除去工程に送り、未反応アセトンを
主とした低沸点減分が除去された。低沸点減分除去工程
から生成したビスフェノールA及び未反応フェノールを
主とした反応生成物が4640g/hrで得られた。こ
の反応生成物は、165℃、53.3kPaの条件でフ
ェノールを一部除去して、ビスフェノールAの濃度が3
0重量%となるように濃縮調整した。このビスフェノー
ルA濃縮液に水を加え、攪拌下45℃の条件で冷却晶析
し、ビスフェノールAとフェノールとの付加物(アダク
ト)を晶析した。
【0028】実施例1 製造例1で得られたビスフェノールAとフェノールとの
スラリー液3000gを、63μmのステンレス金網を
敷いた約60℃に加熱した濾過器に注いで、80kPa
で60秒吸引濾過した。得られた湿潤ケーキの厚みは約
83mmであった。この湿潤ケーキの一部採取し、等重
量のヘキサンで洗浄し、室温で24時間減圧乾燥した
後、乾燥付加体の重量を測定した。その結果含液率は2
4.6%であった。一方、湿潤ケーキ300g採り、ふ
るい目開き63μmのステンレス金網を敷いた約45℃
に加熱した濾過器に約50℃の溶融フェノール75gを
ほぼ均一に注ぎ、10秒保持後80kPaで吸引濾過
し、更に同様の操作を一回繰返した。濾液および湿潤ケ
ーキを溶解した液中の2,4-異性体の量を液体クロマトグ
ラフィーで定量した結果から98.4%以上置換された
ことが分かった。この湿潤ケーキをフェノール250g
と水6gに95℃で再溶解した。得られた溶液のハーゲ
ン指数は175℃、20分でAPHA5であった。これ
を攪拌下45℃で冷却晶析し、ビスフェノールAとフェ
ノールとの付加物を含有するスラリーを得た。得られた
スラリー液を予め50℃に加熱してあるステンレス製の
筒にふるい目開き100μmの金網を取り付け、ここに
スラリー液を入れて最大400Gの遠心力で40秒間回
転した。所定時間経過し、停止した後、含液率を測定し
た結果、4.2重量%であった。更にスラリー液の約半
分量の溶融フェノール(50℃)で浸し、最大400G
の遠心力で20秒間回転した。分離液中の2,4-異性体量
を測定した結果、ビスフェノールAとフェノールとの付
加物中の2,4-異性体量はほぼ100%除去されていた。
圧力10kPaの減圧蒸留(温度167℃)によりフェ
ノールを除去した後、ビスフェノールA中の異性体量を
測定した結果、0.025%であった。
【0029】比較例1 製造例1で得られたスラリー液を実施例1に記載した遠
心筒に入れて最大400Gの遠心力で20秒間回転し
た。得られた湿潤ケーキの含液率は5.7%、置換率は
82%であった。この湿潤ケーキをフェノール250g
と水6gに95℃で再溶解し、攪拌下45℃で冷却晶析
した後、最大400Gの遠心力で20秒間回転した。得
られた湿潤ケーキの含液率を測定した結果、4.3%で
あった。また、実施例1と同様の減圧蒸留でフェノール
を除去した後、ビスフェノールA中の2,4-異性体の量を
測定したところ0.2%であった。このように(D)工
程と(E)工程の固液分離を遠心分離法により行なった
場合には、反応母液からビスフェノールAとフェノール
との付加物を高純度で回収することができない。
【0030】比較例2 製造例1で得られたスラリー液を実施例1に記載した方
法で濾過した。得られた湿潤ケーキを再度フェノール2
55gを水6gに95℃で溶解し、攪拌下45℃で冷却
晶析し、同様の目開きの金網を用いて濾過し、一回洗浄
した。得られた湿潤ケーキの含液率は23.8%、実施
例1と同様の減圧蒸留でフェノールを除去した後のビス
フェノールA中の2,4-異性体の量は0.020%であっ
た。このように(D)工程と(E)工程の固液分離を共
に濾過法により行なった場合には、得られたビスフェノ
ールAとフェノールとの付加物中の含液率が高く、
(F)加熱溶融工程および特に(G)ビスフェノールA
の脱フェノール工程の負荷が増大する。
【0031】実施例2 実施例1の前段の濾過を実施例1で使用したステンレス
製金網の代わりに、厚さ1.3mm、通気度73ml/
cm2 のポリプロピレン製濾布(大和紡績(株)製)を
用いた。得られた湿潤ケーキの含液率は25.4%、2,
4-異性体の置換率は99%であった。遠心分離の後のビ
スフェノールAとフェノールとの付加物中の含液率は
4.0%であり、実施例1と同様の減圧蒸留でフェノー
ルを除去した後のビスフェノールA中の2,4-異性体量は
0.03%であった。
【0032】
【発明の効果】本発明のビスフェノールAの製造方法に
よれば、(D)晶析・固液分離工程において溶媒置換率
が高められ、結晶の表面や結晶間に含まれている不純物
を効果的に除去することができ、また、次の(E)フェ
ノールアダクトの溶解、晶析・固液分離工程において含
液率を少なくし、(F)加熱溶融工程および(G)ビス
フェノールAの脱フェノール工程での負荷を軽減するこ
とができる。従って、本発明により、ビスフェノールA
とフェノールとの付加物を高純度で効率良く反応母液か
ら回収することができる。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸触媒の存在下にフェノールとアセトン
    を反応させて得られるビスフェノールAのフェノール溶
    液からビスフェノールAとフェノールとの付加物を晶析
    させ、生成したスラリーの固液分離後、固体成分からフ
    ェノールを除去するビスフェノールAの製造方法におい
    て、ビスフェノールAとフェノールとの付加物が結晶状
    態で含有するビスフェノールAのフェノールスラリー溶
    液(1)をフィルター濾過することにより、該フィルター
    上に結晶状態のビスフェノールAとフェノールとの付加
    物層を形成させ、次いで該付加物層を洗浄液にて洗浄
    し、洗浄後の付加物層をフェノール含有液に溶解後、晶
    析させることにより、ビスフェノールAとフェノールと
    の付加物が結晶状態で含有するビスフェノールAのフェ
    ノールスラリー溶液(2)を製造し、該スラリー溶液(2)
    を遠心分離させることにより結晶状態のビスフェノール
    Aとフェノールとの付加物を分離することを特徴とする
    ビスフェノールAの製造方法。
  2. 【請求項2】 フェノールスラリー溶液(1)のフィルタ
    ー濾過および/またはビスフェノールAとフェノールと
    の付加物層の洗浄を減圧条件下にて行う請求項1に記載
    のビスフェノールAの製造方法。
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