JP2003285656A - 車体後部構造 - Google Patents

車体後部構造

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JP2003285656A
JP2003285656A JP2002090655A JP2002090655A JP2003285656A JP 2003285656 A JP2003285656 A JP 2003285656A JP 2002090655 A JP2002090655 A JP 2002090655A JP 2002090655 A JP2002090655 A JP 2002090655A JP 2003285656 A JP2003285656 A JP 2003285656A
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JP
Japan
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fuel tank
vehicle
vehicle body
width direction
tank band
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JP2002090655A
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English (en)
Inventor
Takashi Asai
崇 浅井
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料タンクバンドによって車体後部における
車幅方向の剛性を向上する。 【解決手段】 燃料タンク30の下壁部30Aは車両下
方から燃料タンクバンド32によって支持されている。
燃料タンクバンド32は、車幅方向に沿って配設されて
おり、両端部近傍32Aがサスペンションブラケット1
4に固定されている。また、車幅方向外側に向って延設
された燃料タンクバンド32の両端部32Bが左右のロ
ッカ12に固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車体後部構造に係
り、特に、燃料タンクを配設した自動車の車体後部構造
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、燃料タンクを配設した自動車の車
体後部構造においては、その一例が特開閉7−2535
5号公報に示されている。
【0003】図7に示される如く、この車体後部構造で
は、自動車の車体後部100に燃料タンク102が配設
されており、燃料タンク102は左右一対の燃料タンク
バンド104によって車両下方側から支持されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この車
体後部構造においては、燃料タンクバンド104の前端
部104Aが、燃料タンク102の車両前方側に配設さ
れたクロスメンバ106に固定されており、燃料タンク
バンド104の後端部104Bが、燃料タンク102の
車両後方側に配設されたクロスメンバ108に固定され
ている。この結果、この車体後部構造においては、燃料
タンクバンド104は車体後部における車幅方向の剛性
向上には殆ど寄与していない。このため、トーションリ
ジッドアクスル、特に、中間ビーム式のサスペンション
を装備した車両において、車体後部の車幅方向の剛性を
向上する場合には、左右のサスペンションブラケットを
連結するクロスメンバを追加する必要があるが、このク
ロスメンバを追加すると、クロスメンバと燃料タンク1
02との干渉を防ぐため、燃料タンク102の容量が少
なくなる、または、フロア位置が上方へ移動し車室空間
が狭くなるという不具合がある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、燃料タンクバ
ンドによって車体後部における車幅方向の剛性を向上で
きる車体後部構造を得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明に
おける車体後部構造は、燃料タンクを下方から支持する
と共に、左右のサスペンションブラケットを連結する燃
料タンクバンドを有することを特徴とする。
【0007】従って、燃料タンクバンドによって、燃料
タンクを下方から支持すると共に、左右のサスペンショ
ンブラケットを連結するため、燃料タンクバンドが左右
のサスペンションブラケットを連結するクロスメンバを
兼ねる。この結果、燃料タンクバンドによって車体後部
における車幅方向の剛性を向上できる。
【0008】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の車体後部構造において、前記燃料タンクバンドの車幅
方向両端部が左右のロッカに連結されていることを特徴
とする。
【0009】従って、請求項1に記載の内容に加えて、
燃料タンクバンドの車幅方向両端部が左右のロッカに連
結されており、左右のロッカと左右のサスペンションブ
ラケットとが燃料タンクバンドによって連結されてい
る。この結果、車体の骨格部材である左右のロッカで左
右のサスペンションブラケットを支持できるため、車幅
方向内側方向の入力と車幅方向外側方向の入力との双方
に対して剛性を効果的に向上できる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明における車体後部構造の一
実施形態を図1〜図4に従って説明する。
【0011】なお、図中矢印FRは車両前方方向を、矢
印UPは車両上方方向をを示す。
【0012】図1に示される如く、本実施形態の車体後
部には、車幅方向両端下部近傍に車両前後方向に沿って
左右一対のリヤサイドメンバ10が配設されている。
【0013】図2に示される如く、リヤサイドメンバ1
0の前部10Aは、車幅方向外側に湾曲しており、前端
部が左右のロッカ12における後部12Aの車幅方向内
側壁部に溶着されている。また、左右のリヤサイドメン
バ10の前部10Aには、サスペンションブラケット1
4が配設されている。
【0014】図4に示される如く、これらのサスペンシ
ョンブラケット14は、トーションリジッドアクスル、
特に、中間ビーム式のサスペンションアーム15の前端
部15Aを支持している。
【0015】図3に示される如く、サスペンションブラ
ケット14は、車両前後方向から見た断面形状が開口部
を下方に向けたコ字状のアッパパネル16と、車両前後
方向から見た断面形状が開口部を上方に向けたコ字状の
ロアパネル18とで構成されており、矩形閉断面構造と
なっていると共に、上壁部14Aが、リヤサイドメンバ
10の下壁部10Bに溶着されている。
【0016】図2に示される如く、リヤサイドメンバ1
0における前部10Aの前端部10Cは、車幅方向に沿
って配設されたクロスメンバメンバ20によって連結さ
れており、リヤサイドメンバ10における前部10Aの
後端部10Dは、車幅方向に沿って配設されたクロスメ
ンバメンバ22によって連結されている。
【0017】図3に示される如く、リヤサイドメンバ1
0の車両前後方向から見た断面形状は開口部を上方に向
けたハット形状とされており、開口端部に形成したフラ
ンジ10Eが、フロアパネル24の下面24Aに溶着さ
れている。また、ロッカ12は、車両前後方向から見た
断面形状が開口部を車幅方向内方に向けたハット形状の
アウタパネル26と、車両前後方向から見た断面形状が
開口部を車幅方向外方に向けたハット形状インナパネル
28とで構成されており、矩形閉断面構造となってい
る。
【0018】図1に示される如く、左右のリヤサイドメ
ンバ10における前部10Aの間には、燃料タンク30
が配設されており、燃料タンク30は、図示を省略した
ブラケットによって車体に固定されていると共に、燃料
タンク30の下壁部30Aが車両下方から燃料タンクバ
ンド32によって支持されている。
【0019】図2に示される如く、燃料タンクバンド3
2は、車幅方向に沿って配設されており、両端部近傍3
2Aがサスペンションブラケット14に固定されてい
る。また、車幅方向外側に向って延設された燃料タンク
バンド32の両端部32Bがロッカ12に固定されてい
る。
【0020】図3に示される如く、燃料タンクバンド3
2の両端部近傍32Aは、ボルト34とナット36とに
よって、サスペンションブラケット14の下壁部14B
に固定されており、燃料タンクバンド32の両端部32
Bは、ボルト38とナット40とによって、ロッカ12
のインナパネル28における下壁部28Aに固定されて
いる。
【0021】次に、本実施形態の作用を説明する。
【0022】本実施形態では、車幅方向に沿って配設さ
れた燃料タンクバンド32によって、燃料タンク30を
下方から支持すると共に、燃料タンクバンド32によっ
て左右のサスペンションブラケット14を連結するた
め、燃料タンクバンド32が左右のサスペンションブラ
ケット14を連結するクロスメンバを兼ねる。
【0023】この結果、本実施形態では、燃料タンクバ
ンド32によって車体後部における車幅方向の剛性を向
上できる。
【0024】また、本実施形態では、燃料タンクバンド
32の車幅方向両端部32Bがロッカ12に連結されて
おり、左右のロッカ12と左右のサスペンションブラケ
ット14とが燃料タンクバンド32によって連結されて
いる。このため、車体の骨格部材である左右のロッカ1
2で左右のサスペンションブラケット14を支持できる
ため、車幅方向内側方向の入力と車幅方向外側方向の入
力との双方に対して剛性を効果的に向上できる。
【0025】また、本実施形態では、左右のロッカ12
を燃料タンクバンド32で連結するため、車両側面衝突
時に燃料タンクバンド32がエネルギ吸収部材として作
用すると共に、車両側面衝突時に燃料タンクバンド32
が燃料タンク30の変形を防止する補強部材としても作
用する。
【0026】また、本実施形態では、燃料タンクバンド
32が燃料タンク30の下方に左右に渡って配設されて
いるため、燃料タンクバンド32が燃料タンク30と路
面との干渉を防止するガードバーとしての効果がある。
このため、燃料タンク30の下壁部30Aを下方へ移動
することができ、燃料タンク30の容量を増加すること
ができる。
【0027】また、図8に示す、比較例のように燃料タ
ンクバンド70を車両前後方向に沿って配設した場合に
は、図8に二点鎖線で示す燃料タンク72の前側下端部
72A及び後側下端部72Bが削られるため、燃料タン
ク72の容量が少なくなるが、本実施形態では、このよ
うな不具合も無い。
【0028】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、図5に示される如く、燃料タンクバンド
32と前側のクロスメンバ20とを、左右2本のパイプ
等から成る連結部材60で連結し、トラス構造を形成す
ることで車体後部全体の剛性を更に向上させる構成とし
ても良い。また、図5に想像線で示される如く、燃料タ
ンクバンド32と後側のクロスメンバ22とを、左右2
本のパイプ等から成る連結部材62で連結し、トラス構
造を形成することで車体後部全体の剛性を更に向上させ
る構成としても良い。
【0029】また、本発明の車体後部構造は、図6に示
される如く、燃料タンク30が所謂、鞍型である場合に
も適用可能であり、この場合には、燃料タンクバンド3
2によって、燃料タンク30の車幅方向両側部30Bが
下方(図6の矢印A方向)へ変形するのを防止する効果
もある。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の本発明における車体後部
構造は、燃料タンクを下方から支持すると共に、左右の
サスペンションブラケットを連結する燃料タンクバンド
を有するため、燃料タンクバンドによって車体後部にお
ける車幅方向の剛性を向上できるという優れた効果を有
する。
【0031】請求項2記載の本発明は、請求項1に記載
の車体後部構造において、燃料タンクバンドの車幅方向
両端部が左右のロッカに連結されているため、請求項1
に記載の効果に加えて、車幅方向内側方向の入力と車幅
方向外側方向の入力との双方に対して剛性を効果的に向
上できるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る車体後部構造を示す
車両下方斜め前側から見た斜視図である。
【図2】本発明の一実施形態に係る車体後部構造を示す
車両下方から見た平面図である。
【図3】図2の3−3線に沿った拡大断面図である。
【図4】図2の4−4線に沿った拡大断面図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る車体後部構造を示
す車両下方から見た平面図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る車体後部構造を示
す図3に対応する断面図である。
【図7】従来例の車体後部構造を示す車両下方から見た
平面図である。
【図8】比較例の車体後部構造を示す側断面図である。
【符号の説明】
10 リヤサイドメンバ 12 ロッカ 14 サスペンションブラケット 15 サスペンションアーム 20 クロスメンバメンバ 22 クロスメンバメンバ 30 燃料タンク 32 燃料タンクバンド 32A 燃料タンクバンドの両端部近傍 32B 燃料タンクバンドの両端部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンクを下方から支持すると共に、
    左右のサスペンションブラケットを連結する燃料タンク
    バンドを有することを特徴とする車体後部構造。
  2. 【請求項2】 前記燃料タンクバンドの車幅方向両端部
    が左右のロッカに連結されていることを特徴とする請求
    項1に記載の車体後部構造。
JP2002090655A 2002-03-28 2002-03-28 車体後部構造 Pending JP2003285656A (ja)

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