JP2014028579A - 車両用部品の支持構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】衝突時に被保護物を十分に保護することができる技術を提供すること。
【解決手段】車体11のフロアパネル19の下に、衝突力に対して被保護物30を保護する保護板100と、車体11に車載部品40を吊り下げて支持する支持部材60とを、有している。保護板100は、支持部材60及び車載部品40と、被保護物30との間に位置している。被保護物30は、前クロスメンバと中クロスメンバ16との間に位置し、車載部品40は、中クロスメンバと後クロスメンバとの間に位置し、保護板100及び支持部材60は、中クロスメンバ16に位置している。
【選択図】図3

Description

本発明は、車体の底部における部品の支持構造に関する。
車体の底部には、サイレンサーをはじめ多くの部品が取付けられている(例えば、特許文献1(図3)参照。)。
特許文献1に示されるような、車両には、底部に支持部材が取付けられ、この支持部材にサイレンサーが吊り下げられている。サイレンサーは、内部に高温の排気ガスが流される部品である。サイレンサーを吊り下げることにより、車体底部に取付けられている他の部品への熱の影響を抑制することができる。
このような車両に他の車両が衝突した場合には、サイレンサー等の車体底部に吊り下げられている車載部品が、衝突時の衝撃により変位することがある。変位した車載部品が、車体底部に取付けられている燃料タンクに衝突することがある。燃料タンクは、内部にガソリン等の可燃物を収納しており、特に保護を要する被保護物である。被保護物の保護に関して改善の余地がある。
特開平11−342753号公報
本発明は、衝突時に被保護物を十分に保護することができる技術の提供を課題とする。
請求項1に係る発明は、車体のフロアパネルの下に、前記車体の外方からの衝突力に対して保護を要する被保護物と、一般的な車載部品とを支持する車両用部品の支持構造において、前記車体に固定され、前記衝突力に対して前記被保護物を保護する保護板と、前記車体に前記車載部品を吊り下げて支持する支持部材とを、有し、前記保護板は、前記支持部材及び前記車載部品と、前記被保護物との間に位置していることを特徴とする。
請求項2に係る発明では、被保護物は、車幅方向へ延びて前記車体に有している前クロスメンバと、該前クロスメンバの後方で車幅方向へ延びて前記車体に有している中クロスメンバとの間に位置し、且つ車体前後方向へ延びて前記フロアパネルを支持している左右のフロアフレーム間に位置し、前記車載部品は、前記中クロスメンバと、該中クロスメンバの後方で車幅方向へ延びて前記車体に有している後クロスメンバとの間に位置し、且つ前記左右のフロアフレーム間に位置し、前記保護板及び前記支持部材は、前記中クロスメンバに位置していることを特徴とする。
請求項3に係る発明では、保護板は、縦板状に構成され、前記支持部材は、前記保護板に一体に設けられたブラケットと、該ブラケットに一体に設けられた支持バーとからなり、前記ブラケットは、前記保護板の上端から車体後方へ延びて前記車体に固定される横板状の取付面部と、該取付面部の後部に折り曲げ形成された支持脚部とからなり、該支持バーは、前記取付面部に固定された略水平な基端部と、該基端部から後下方へ延びた傾斜部と、該傾斜部の下端から後方へ略水平に延びた支持部とからなり、前記傾斜部は、前記支持脚部に固定され、前記支持部は、前記車載部品を吊り下げて支持する部分であることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、ブラケットの前記取付面部には、前記支持バーの前記基端部に沿って延びた細長い膨出部が形成され、該膨出部は、前記取付面部から前記基端部の断面中心の近傍まで、前記基端部の外周面に沿って膨出した部分であり、前記基端部は、外周面が前記膨出部に対してミグ溶接されることにより、前記取付面部に固定されていることを特徴とする。
請求項5に係る発明では、支持脚部の先端は、前記傾斜部の上部から前記傾斜部の中央まで、前記傾斜部の外周面に沿って湾曲し、前記傾斜部は、外周面が前記支持脚部の端に対してミグ溶接されることにより、前記支持脚部に固定されていることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、取付面部は、前記中クロスメンバに対して、第1取付点と、第2取付点と、第3取付点とによって取付けられ、前記第1及び第2取付点は、前記取付面部の前側の左右に位置し、前記第3取付点は、前記取付面部の後側の中央に位置していることを特徴とする。
請求項7に係る発明は、保護板には、板幅の略中央位置に、上下方向に延びるビードが形成されている、ことを特徴とする。
請求項8に係る発明は、保護板の左右の側縁には、後方へ縁折りされたフランジが形成されている、ことを特徴とする。
請求項1に係る発明では、車両に外部から衝突力が作用した場合に、この衝突力は保護板よりも先に車載部品に伝わる。衝突力を受けた車載部品は、変位して保護板に当たる。保護板は、車載部品の変位を抑制しつつ、被保護物側へ塑性変形する。このように、保護板は、車載部品が被保護物に直接に衝突しないように介在するとともに、車載部品から被保護物へ伝わる衝突力を緩和する役割を果たすことができる。この結果、被保護物を、衝突から十分に保護することができる。
請求項2に係る発明では、中クロスメンバを挟むようにして、被保護物は、中クロスメンバの前方に取付けられ、車載部品は、中クロスメンバの後方に取付けられている。加えて、被保護物と車載部品との間には、保護板が取付けられている。車両の後方から衝突力が加わった場合(後突時)に、車載部品に加わった衝突力を保護板によって吸収することができる。衝突力を吸収することにより、被保護物への衝突力の伝達を防ぐことができる。被保護物への衝突力の伝達を防ぐことができるため、車載部品と被保護物とを近付けて配置することができる。近付けて配置することにより、車両のコンパクト化を図ることができる。
請求項3に係る発明では、支持部材を構成するブラケットが、保護板に一体的に形成されている。ブラケット及び保護板は、1枚の板材から製造することができる。1枚の板材の形状を整え、折り曲げることにより、容易にブラケット及び保護板を製造することができる。
加えて、支持バーは、傾斜部及び支持部を有する。支持部によって支持される車載部品は、傾斜部の長さや角度によって配置される高さが設定される。傾斜部を有することにより、車載部品の高さ方向への配置の自由度が高まる。高さ方向への配置の自由度が高まることにより、例えば、被保護部材の底面の高さと車載部品の底面の高さとを揃えることができる。
請求項4に係る発明では、膨出部は、基端部の断面中心の近傍まで膨出し、基端部は、外周面が膨出部に対してミグ溶接される。深く形成した膨出部に基端部を溶接することにより、基端部の膨出部への接合面積を大きくすることができる。接合面積が大きいことにより、強固に基端部を固定することができる。基端部が強固に固定されることにより、高い強度でサイレンサーを支持することができる。
請求項5に係る発明では、支持脚部の先端は、傾斜部の上部から中央まで、傾斜部の外周面に沿って湾曲し、傾斜部の外周面が支持脚部に対してミグ溶接されている。即ち、傾斜部の外周面の略4分の1周に渡って支持脚部が被せられている。ここで、支持バーは、車載部品を支持する部材である。車載部品において発生した振動は、支持バーを伝わって、傾斜部に達する。支持脚部の板ばね効果によって、車載部品から受ける振動を減衰することができる。車体へ伝わる振動を減衰することにより、車両の乗り心地を向上させることができる。
請求項6に係る発明では、取付面部は、取付面部の前側の左右に位置する第1及び第2取付点、取付面部の後側の中央に位置している第3取付点によって取付けられている。3つの取付点を有することにより、取付面部が強固に取付けられる。強固に取付けられていることにより、取付面部に一体的に形成されている保護板に対して、後突時に曲げ荷重が加わった場合にも、保護板において確実に衝撃を吸収させることができる。
請求項7に係る発明では、保護板には、板幅の略中央位置に、上下方向に延びるビードが形成されている。ビードが形成されていることにより、保護板の面剛性を高める。面剛性を高めることにより、例えば、悪路の走行中において、保護板の板面方向への変形を防止する。
請求項8に係る発明では、保護板の左右の側縁には、後方へ縁折りされたフランジが形成されている。フランジが形成されていることにより、保護板に対する車載部品の当接範囲を規制することができる。
本発明による車両用部品を搭載した車両の底面図である。 図1の2部拡大である。 図2に示された車体の側面図である。 図3の4矢視図である。 図4の5矢視図である。 図1に示された支持部材及び保護板の斜視図である。 図6の7−7線断面図である。 図6の8−8線断面図である。 図6の9矢視図である。 図6の10矢視図である。 図1に示された支持部材及び保護板の作用を説明する図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。
なお、説明中、左右とは車両の乗員を基準として左右、前後とは車両の進行方向を基準として前後を指す。
また、図中Frは前、Rrは後、Lは乗員から見て左、Rは乗員から見て右、Upは上、Dwは下を示している。
図1〜図3に示された車両10は、小型車両(軽自動車)を例示している。より詳細には、車室に対応する部分の底部を示している。車体11の底部には、前後方向に左右一対のフロアフレーム12,12が延び、これらのフロアフレーム12,12の車外側において前後方向に左右一対のサイドシル13,13が延びている。これらのサイドシル13,13に、3本のクロスメンバ15〜17が架け渡されている。即ち、車体11前方から順に、前クロスメンバ15、中クロスメンバ16、後クロスメンバ17がそれぞれ車幅方向に向かって延び、左右のサイドシル13,13間に架け渡されている。左右のフロアフレーム12,12は、フロアパネル19を支持している。
特に、図3に示されるように、前後方向を基準として、中クロスメンバ16に重なる位置からセンターピラー21が立ち上げられている。センターピラー21の後方且つフロアパネル19の上方の部位に、後部ドアを取付けるための後部ドア開口22が形成されている。
前及び中クロスメンバ15,16、並びに、左右のフロアフレーム12,12によって囲われている領域には、ガソリンが収納される燃料タンク30が取付けられている。また、中及び後クロスメンバ16,17、並びに、左右のフロアフレーム12,12によって囲われている領域には、サイレンサー40が取付けられている。即ち、燃料タンク30及びサイレンサー40が、中クロスメンバ16(一つのクロスメンバ)を挟んで、前後に取付けられている。
内部にガソリンが収納されている燃料タンク30は、車体11の外方からの衝突力に対して保護を要する被保護物である。これに対し、サイレンサー40は、燃料タンク30に比べて保護の重要性が低い、一般的な車載部品である。
車体11の側部には、ガソリンを給油するための給油口24が形成されている。この給油口24から燃料タンク30に向かって、ガソリンを供給するための燃料供給部材31が延びている。
前後方向を基準として前クロスメンバ15と重なる部位に、内燃機関において発生した排気ガスを浄化する触媒41が設けられている。サイレンサー40には、触媒41で浄化された排気ガスをサイレンサー40に導く排気ガス導入管42が繋がれていると共に、サイレンサー40内の排気ガスを車外へ排出するための排気ガス排出管43が繋がれている。底面視略矩形を呈するサイレンサー40に対して、排気ガス導入管42と排気ガス排出管43とは、対角線上の角に接続されている。
燃料タンク30の底部30aには、前から後ろに向かって狭まり、略V字状を呈する2つの凹部30b,30bが形成されている。これらの凹部30b,30bに燃料タンク30を支持するためのタンク固定バンド32,32が通されている。タンク固定バンド32,32は、共に前クロスメンバ15から中クロスメンバ16まで渡され、ボルト33によって固定されている。
燃料供給部材31には、左側のフロアフレーム12に向かって取付部31a,31aが延びている。これらの取付部31a,31aによって燃料供給部材31は、左側のフロアフレーム12に固定されている。また、中クロスメンバ16から左側のフロアフレーム12に渡って棒状の支持部材35が取付けられている。支持部材35によって、燃料供給部材31の落下を防止している。
サイレンサー40の前部から中クロスメンバ16に向かって、サイレンサー40を中クロスメンバ16に取付けるための第1突出部40aが突出している。同様に、サイレンサー40の側部略中央から右のフロアフレーム12に向かって、サイレンサー40を右のフロアフレーム12に取付けるための第2突出部40bが突出している。
さらに、サイレンサー40の前部の角から前方に向かって、丸棒を曲げて形成した前部アーム45が延びている。この前部アーム45は、ゴム製の弾性部材51を介して支持部材60によって支持されている。また、サイレンサー40の後部の角から後方に向かって後部アーム47が延び、この後部アーム47がゴム製の弾性部材51を介して支持部材60によって支持されている。
底面視略矩形のサイレンサー40に対して、前部アーム45と後部アーム47とは、対角線上の角に取付けられている。サイレンサー40を支持するためのアーム45,47を、それぞれ対角線上に取付けた。同一辺上にアーム45,47を取付けた場合に比べて、サイレンサー40の捻れ方向に加わる力に対して、強度を高めることができる。
なお、クロスメンバが4本以上取付けられている場合には、燃料タンク30の前方に取付けられているクロスメンバを前クロスメンバ、燃料タンク30とサイレンサー40との間に取付けられているクロスメンバを中クロスメンバ、サイレンサー40の後方に取付けられているクロスメンバを後クロスメンバとする。次に、支持部材60近傍の詳細を、以下に説明する。
図3〜図6に示されるように、支持部材60は、中クロスメンバ16に取付けられるブラケット70と、このブラケット70に溶接され接合されている支持バー80とからなる。ブラケット70の前端から一体的に、下方に向かって保護板100が下げられている。即ち、ブラケット70と保護板100とは、1枚の板状の部材を折り曲げて形成されている一体品である。
支持部材60を構成するブラケット70が、保護板100に一体的に形成されている。ブラケット70及び保護板100は、1枚の板材から製造することができる。1枚の板材の形状を整え、折り曲げることにより、容易にブラケット70及び保護板100を製造することができる。
保護板100は、車両10の後方から衝突エネルギーが加わった場合に、衝突エネルギーによって変位するサイレンサー40が燃料タンク30へ衝突することを抑制するための縦板状の部材である。中クロスメンバ16の下面から下方に向かって延びている保護板100は、支持部材60及びサイレンサー40と燃料タンク30との間に位置していると共に、燃料タンク30の底部30aよりも下方まで延びている。
ブラケット70は、保護板100の上端から車体後方へ延びて中クロスメンバ16に固定される横板状の取付面部71と、この取付面部71の後部から斜め下方に向かって折り曲げ形成された略台形状の支持脚部72とからなる。
支持バー80は、取付面部71に固定された略水平な基端部81と、この基端部81から後下方へ延びた傾斜部82と、この傾斜部82の下端から後方へ略水平に延びサイレンサー40を支持する支持部83とからなる。支持部83の先端には、支持バー80が抜けるのを防止するために拡径した拡径部83aが形成されている。
支持バー80は、傾斜部82及び支持部83を有する。支持部83によって支持されるサイレンサー40は、傾斜部82の長さや角度によって配置される高さが設定される。傾斜部82を有することにより、サイレンサー40の高さ方向への配置の自由度が高まる。高さ方向への配置の自由度が高まることにより、例えば、燃料タンク30の底部の高さとサイレンサー40の底部の高さとを揃えることができる。
なお、図2に示された後部の支持部材60もブラケット70と支持バー80とからなり、ブラケット70が後クロスメンバ17に取付けられている。後部の支持部材60においては、後部アーム47の先端に拡径部47aが形成されている。
図4に戻り、略縦長楕円形状の弾性部材51には、上下に2つの孔51a,51bが開けられている。下側の孔51bには、前部アーム45が差込まれていると共に、前部アーム45の先端45aが下方に向かって延びている。上側の孔51aには、支持バー80の支持部83が差込まれている。即ち、中クロスメンバ16に取付けられている取付面部71に支持バー80が溶接され、この支持バー80の先端に弾性部材51が取付けられ、この弾性部材51に前部アーム45が差込まれることにより、サイレンサー40は、吊り下げ支持されている。
図3も合わせて参照して、前部アーム45は、基端部45bがサイレンサー40の前部に沿ってミグ溶接されている。支持部材60について、以下においてさらに詳細に説明する。
図5、図6及び図9に示されるように、取付面部71は、ボルト91によって中クロスメンバ16に締結される。中クロスメンバ16の内部には、ボルト91が締結されるナット(図3、符号92)が溶接により取付けられている。取付面部71には、共に丸穴状の第1取付点74と、第2取付点75と、第3取付点76とが形成されている。第1〜第3取付点74〜76を介して、取付面部71は中クロスメンバ16に取付けられている。第1及び第2取付点74,75は、取付面部71の前側の左右に位置し、第3取付点76は、取付面部71の後側の中央に位置している。
図7もさらに参照して、取付面部71には、第1取付点74と第2取付点75との間において、支持バー80の基端部81に沿って延びた細長い膨出部77が形成されている。断面視略U字の溝状に形成されている膨出部77は、取付面部71から基端部81の断面中心C1の近傍まで、基端部81の外周面に沿って膨出した部分であり、基端部81は、外周面が膨出部77に対してミグ溶接されることにより、取付面部71に固定されている。膨出部77が大きいため、この膨出部77に支持バー80を溶接する際に、溶接トーチを膨出部77と支持バー80との間に容易に臨ませることができる。即ち、溶接作業を容易に行うことができる。
また、深く形成した膨出部77に基端部81を溶接することにより、基端部81の膨出部77への接合面積を大きくすることができる。接合面積が大きいことにより、強固に基端部81を固定することができる。基端部81が強固に固定されることにより、高い強度でサイレンサー40を支持することができる。
図6、図8及び図10に示されるように、支持脚部72の先端72aは、傾斜部82の上部82aから傾斜部82の中央82bまで略1/4周に渡って、傾斜部82の外周面に沿って湾曲している。傾斜部82は、外周面が支持脚部72に対してミグ溶接されることにより、支持脚部72に固定されている。
傾斜部82の外周面の略4分の1周に渡って支持脚部72が被せられている。ここで、支持バー80は、サイレンサー40を支持する部材である。サイレンサー40において発生した振動は、支持バー80を伝わって、傾斜部82に達する。支持脚部72の板ばね効果によって、サイレンサー40から受ける振動を減衰することができる。車体へ伝わる振動を減衰することにより、車両10の乗り心地を向上させることができる。保護板100について、以下においてさらに詳細に説明する。
図4、図5及び図9に示されるように、保護板100には、上下方向に延びる中心線CLを挟むようにして、上下方向に延びる2本のビード101,101が形成されている。2本のビード101,101は、それぞれ中心線CLの近傍に形成されている。即ち、保護板100には、板幅の略中央位置に、上下方向に延びるビード101,101が形成されている。
図5に特に示されるように、幅方向を基準として、取付面部71に形成されている膨出部77を挟むようにして2本のビード101,101が形成されている。さらに、保護板100の左右の側縁には、後方へ縁折りされたフランジ102,102が形成されている。このような構成の車両用部品の支持構造について、作用を以下に詳細に説明する。
図11(a)に示されるように、車両10が後方から衝突されると、白抜き矢印で示されるように後方から前方に向かって衝突力Fが加わる。そして、図11(b)に示されるように、衝突力Fが加わることにより、サイレンサー40が前方に向かって変位する。
図11(c)に示されるように、サイレンサー40がさらに前進することにより、前部アーム45が保護板100に接触し、保護板100を曲げながら前進する。保護板100は、取付面部71との境界を中心に回転するように変位する。
即ち、車両10に外部から衝突力Fが作用した場合に、この衝突力Fは保護板100よりも先にサイレンサー40に伝わる。衝突力Fを受けたサイレンサー40は、変位して保護板100に当たる。保護板100は、サイレンサー40の変位を抑制しつつ、燃料タンク30側へ塑性変形する。このように、保護板100は、サイレンサー40が燃料タンク30に直接に衝突しないように介在するとともに、サイレンサー40から燃料タンク30へ伝わる衝突力を緩和する役割を果たすことができる。この結果、燃料タンク30を、衝突から十分に保護することができる。
さらに図1を参照して、燃料タンク30への衝突力Fの伝達を防ぐことができるため、サイレンサー40と燃料タンク30とを近付けて配置することができる。近付けて配置することにより、車両10のコンパクト化を図ることができる。
図3及び図5も参照して、取付面部71は、取付面部71の前側の左右に位置する第1及び第2取付点74,75、取付面部71の後側の中央に位置している第3取付点76によって取付けられている。3つの取付点74〜76を有することにより、取付面部71が強固に取付けられる。強固に取付けられていることにより、取付面部71に一体的に形成されている保護板100に対して、後突時に曲げ荷重が加わった場合にも、保護板100において確実に衝撃を吸収させることができる。
加えて、保護板100には、板幅の略中央位置に、上下方向に延びるビード101,101が形成されている。ビード101,101が形成されていることにより、保護板100の面剛性を高めることができる。面剛性を高めることにより、例えば、車両が悪路を走行している場合に、保護板100が板面方向へ変形することを防止できる。
さらに、保護板100の左右の側縁には、後方へ縁折りされたフランジ102,102が形成されている。フランジ102,102が形成されていることにより、保護板100に対するサイレンサー40の当接範囲を規制することができる。即ち、後突時において、保護板100からサイレンサー40が外れることを抑制し、確実に衝突エネルギーを吸収することができる。
加えて、丸棒を湾曲させた前部アーム45がサイレンサー40(車載部品40)の前部に取付けられていると共に、前部アーム45の先端45aは、保護板100に対向して下方に向かって延びている。前部アーム45の先端45aが保護板100に対向して同じ方向に延びていることにより、後突時に前部アーム45を確実に保護板100に接触させることができる。保護板100に確実に接触させることにより、燃料タンク30を確実に保護することができる。
尚、本発明による車両用部品の支持構造は、小型車への搭載を例に説明したが、大型車やトラック等にも適用可能であり、これらの車両に限られるものではない。
また、ガソリンエンジン車の他、ディーゼルエンジン車やハイブリッド車にも適用可能であり、これらの車両に限られるものではない。
本発明の車両用部品の支持構造は、小型の車両に適用するのに好適である。
10…車両、11…車体、12…フロアフレーム、15…前クロスメンバ、16…中クロスメンバ、17…後クロスメンバ、19…フロアパネル、30…燃料タンク(被保護物)、40…サイレンサー(車載部品)、60…支持部材、70…ブラケット、71…取付面部、72…支持脚部、74…第1取付点、75…第2取付点、76…第3取付点、77…膨出部、80…支持バー、81…基端部、82…傾斜部、100…保護板、101…ビード、102…フランジ、C1…基端部の断面中心、C2…傾斜部の断面中心。

Claims (8)

  1. 車体のフロアパネルの下に、前記車体の外方からの衝突力に対して保護を要する被保護物と、一般的な車載部品とを支持する車両用部品の支持構造において、
    前記車体に固定され、前記衝突力に対して前記被保護物を保護する保護板と、
    前記車体に前記車載部品を吊り下げて支持する支持部材とを、有し、
    前記保護板は、前記支持部材及び前記車載部品と、前記被保護物との間に位置していることを特徴とする車両用部品の支持構造。
  2. 前記被保護物は、
    車幅方向へ延びて前記車体に有している前クロスメンバと、該前クロスメンバの後方で車幅方向へ延びて前記車体に有している中クロスメンバとの間に位置し、且つ車体前後方向へ延びて前記フロアパネルを支持している左右のフロアフレーム間に位置し、
    前記車載部品は、
    前記中クロスメンバと、該中クロスメンバの後方で車幅方向へ延びて前記車体に有している後クロスメンバとの間に位置し、且つ前記左右のフロアフレーム間に位置し、
    前記保護板及び前記支持部材は、
    前記中クロスメンバに位置していることを特徴とする請求項1記載の車両用部品の支持構造。
  3. 前記保護板は、縦板状に構成され、
    前記支持部材は、前記保護板に一体に設けられたブラケットと、該ブラケットに一体に設けられた支持バーとからなり、
    前記ブラケットは、前記保護板の上端から車体後方へ延びて前記車体に固定される横板状の取付面部と、該取付面部の後部に折り曲げ形成された支持脚部とからなり、
    該支持バーは、前記取付面部に固定された略水平な基端部と、該基端部から後下方へ延びた傾斜部と、該傾斜部の下端から後方へ略水平に延びた支持部とからなり、
    前記傾斜部は、前記支持脚部に固定され、
    前記支持部は、前記車載部品を吊り下げて支持する部分であることを特徴とする請求項2記載の車両用部品の支持構造。
  4. 前記ブラケットの前記取付面部には、前記支持バーの前記基端部に沿って延びた細長い膨出部が形成され、
    該膨出部は、前記取付面部から前記基端部の断面中心の近傍まで、前記基端部の外周面に沿って膨出した部分であり、
    前記基端部は、外周面が前記膨出部に対してミグ溶接されることにより、前記取付面部に固定されていることを特徴とする請求項3記載の車両用部品の支持構造。
  5. 前記支持脚部の先端は、前記傾斜部の上部から前記傾斜部の中央まで、前記傾斜部の外周面に沿って湾曲し、
    前記傾斜部は、外周面が前記支持脚部の端に対してミグ溶接されることにより、前記支持脚部に固定されていることを特徴とする請求項3又は請求項4記載の車両用部品の支持構造。
  6. 前記取付面部は、前記中クロスメンバに対して、第1取付点と、第2取付点と、第3取付点とによって取付けられ、
    前記第1及び第2取付点は、前記取付面部の前側の左右に位置し、
    前記第3取付点は、前記取付面部の後側の中央に位置していることを特徴とする請求項3〜5のいずれか1項記載の車両用部品の支持構造。
  7. 前記保護板には、板幅の略中央位置に、上下方向に延びるビードが形成されている、ことを特徴とする請求項3〜6のいずれか1項記載の車両用部品の支持構造。
  8. 前記保護板の左右の側縁には、後方へ縁折りされたフランジが形成されている、ことを特徴とする請求項3〜7のいずれか1項記載の車両用部品の支持構造。
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