JP2003281058A - 通信端末装置及び電子メール受信処理方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】電子メールを受信可能な通信端末には、新着メ
ールが届いたとしてもそれを格納するためのメモリ内の
空き容量が不足してしまう場合があり、この時、メール
有り通知を受けたことによって自動的にダイヤルアップ
接続すれば、メールを実際には受信できないにも関わら
ず通信料金が課金されてしまうことを防止する。 【解決手段】メールサーバから送信されるメール状態通
知信号を検出する状態通知検出手段と着信判定手段によ
り、着信メールが有ると判断されたとき、格納手段の空
き容量を参照して、着信メールに係る電子メールデータ
を格納できるか否かを判定する格納可否判定手段によ
り、着信メールに係る電子メールデータを格納できると
判定された場合に、メール取得手段により電子メールの
取得を行い、新たな電子メールデータを格納できないと
判定された場合に、メール取得手段による電子メールの
取得を行わないよう制御するメール自動受信手段を備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は特に公衆回線網に接
続され、電子メールを送受信することのできる通信端末
装置及び、当該通信端末装置における電子メール受信処
理方法、プログラム及び記憶媒体に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来より、インターネットを経由して送
信側通信端末より送信された電子メール（以下、単にメ
ールと称することもある）をメールサーバーにより蓄積
し、このメールサーバーに受信側通信端末は公衆回線網
を介してアクセスし、この受信側通信端末宛に蓄積され
たメールを取り出すことができるメールシステムが提供
されている。また今日では、送信側端末からのメールが
メールサーバーに到達したことを受信側通信端末に通知
（以下、メール有り通知と称す）したり、受信側通信端
末がメールサーバーにアクセスしてメールを取得した結
果、メールサーバーにメールが蓄積されていない状態に
なったときはメールサーバーにメールが無くなったこと
を受信側通信端末に通知（以下、メール無し通知と称
す）したり、といったメール状態通知サービスを提供す
る通信会社が現れてきている。

【０００３】通信端末には、メール有り通知を受けたと
きに自動的に発呼(一般にダイヤルアップ接続と呼ばれ
ている)を行い、メールを実際に取得するものも製品化
されてきている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかし、電子メールデ
ータを格納するためのいわゆる受信メールボックスとし
て与えられるメモリの容量があまり大きくない端末で
は、新着メールが届いたとしてもそれを格納するための
メモリ内の空き容量が不足してしまう場合がある。この
ような場合にメール有り通知を受けたことによって自動
的にダイヤルアップ接続すれば、メールを実際には受信
できないにも関わらず通信料金が課金されてしまうの
で、利用者の負担が大きくなるという問題があった。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は電子メールサービスを提供するメールサー
バーに接続された通信回線を収容し、前記メールサーバ
ーからの電子メールを取得するためのメール取得手段
と、前記取得手段により取得した電子メールデータを格
納するための格納手段とを有する通信端末装置であっ
て、前記メールサーバーから送信されるメール状態通知
信号を検出する状態通知検出手段と、前記状態通知検出
手段により検出されたメール状態通知信号を解析して着
信メールの有無を判定する着信判定手段と、前記着信判
定手段により着信メールが有ると判断された場合に、前
記格納手段の空き容量を参照して、前記着信メールに係
る電子メールデータを格納できるか否かを判定する格納
可否判定手段と、前記格納可否判定手段により、前記着
信メールに係る電子メールデータを格納できると判定さ
れた場合に、前記メール取得手段により電子メールの取
得を行い、新たな電子メールデータを格納できないと判
定された場合に、前記メール取得手段による電子メール
の取得を行わないよう制御するメール自動受信手段とを
備える。

【０００６】ここで本発明は上記課題を解決するため
に、前記格納可否判定手段が、前記格納手段に格納され
た電子メールデータのうち、上書き可能なデータを判定
する上書判定手段を備え、前記上書き判定手段により、
上書き可能なデータが存在しないと判定された場合に、
前記格納可否判定手段が、前記着信メールに係る電子メ
ールデータを格納できないと判定することを特徴とす
る。また、前記格納可否判定手段が、前記格納手段の空
き領域が所定のデータ量に満たない場合には、前記着信
メールに係る電子メールデータを格納できないと判定し
てもよい。さらには、前記格納手段に格納できる電子メ
ールの件数が所定数に制限されており、前記格納可否判
定手段が、前記格納手段に格納された電子メールの件数
が前記所定数に達している場合に、前記着信メールに係
る電子メールデータを格納できないと判定してもよい。

【０００７】さらに、前記格納手段に格納された電子メ
ールデータのうち、上書き可能なデータを決定するため
の上書データ決定手段を更に備え、前記上書データ決定
手段により上書き可能なデータが決定された場合に、前
記格納可否判定手段が、前記着信メールに係る電子メー
ルデータを格納できると判定してもよい。

【０００８】また、本発明は上記課題を解決するため
に、電子メールサービスを提供するメールサーバーに接
続された通信回線を収容し、前記メールサーバーからの
電子メールを取得するためのメール取得部と、前記取得
部により取得した電子メールデータを格納するための格
納部とを有する通信端末装置における電子メール受信処
理方法であって、前記メールサーバーから送信されるメ
ール状態通知信号を検出する状態通知検出工程と、前記
状態通知検出工程により検出されたメール状態通知信号
を解析して着信メールの有無を判定する着信判定工程
と、前記着信判定工程により着信メールが有ると判断さ
れた場合に、前記格納部の空き容量を参照して、前記着
信メールに係る電子メールデータを格納可能か否かを判
定する格納可否判定工程と、前記格納可否判定工程によ
り、前記着信メールに係る電子メールデータを格納でき
ると判定された場合に、前記メール取得部により電子メ
ールの取得を行い、新たな電子メールデータを格納でき
ないと判定された場合に、前記メール取得部による電子
メールの取得を行わないよう制御するメール自動受信工
程とを備える。

【０００９】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図を用
いて説明する。図１は、本発明の１つの実施形態を示す
メール端末のブロック図である。当該メール端末は、例
えばファクシミリ装置、固定電話機、携帯電話機等であ
っても良い。

【００１０】同図中、メール端末１は本体とハンドセッ
ト２００、子機３００からなり、加入者回線や無線通信
回線１００に接続される。本体中、制御部７はＲＯＭ８
に格納された制御プログラムにしたがって装置全体の制
御を行う。

【００１１】経路制御部５は、装置内外の経路を制御す
るもので、ファクシミリ通信や交換機からの各種信号検
出を行うモデム６と通信回線１００を接続したり、本体
ハンドセット２００と図示しない本体RF部を介して接続
された子機３００を接続して内線通話を可能にしたり、
あるいはモデム６とスピーカ３を接続して、モデム６で
生成したトーン信号を装置出力させる制御などを、制御
部７の指示に従って制御する。

【００１２】ＲＡＭ４は、制御部７が各種の処理を実行
する際に用いるワークエリア及び、表示部９に表示する
表示データを格納するためのＶＲＡＭエリアを備える。

【００１３】着信検出部２は、通信回線１００から到来
する呼び出し信号や情報受信端末起動信号（CAR）を監
視し、検出した結果を制御部７に通知する。制御部７
は、この情報を元に必要であれば回線接続リレー１５を
駆動して回線を捕捉し、通信可能な状態とする。 ファ
クシミリ受信を行う場合は、この状態で通信回線を介し
て到来する、あるいは送出する信号をモデム６で復調、
あるいは変調し、交信を行う。受信した画像は、一旦Ｒ
ＡＭ４のワークエリアに格納され、順次このワークエリ
アから取り出されて印字用データに加工され、記録部１
２により印字出力される。

【００１４】記録部１２は、受信したメール、あるいは
送信済みメールや一時保存メールの印字出力も行う。

【００１５】ファクシミリ送信を行う場合は、回線接続
リレー１５を駆動して回線を捕捉した後、ダイヤル出力
部１４でダイヤルを行ってファクシミリ送信先と接続
し、受信と同様にモデム６による変復調処理を行って交
信を行う。原稿は読み取り部１１によって本体のＲＡＭ
４のワークエリアに一旦格納され、順次読み出されて符
号化処理を行い、モデム６で変調されて通信回線１００
に出力される。

【００１６】表示部９は、交信状況や端末の各種情報を
出力したり、オペレータにより操作部１０から入力され
た各種情報を表示したりする。

【００１７】受信メールボックス１３は、メールサーバ
ーから受信した電子メールのデータを格納する記憶領域
であり、ＲＡＭ４とは別のメモリ、例えば、ＥＥＰＲＯ
Ｍ等の不揮発性メモリやＳＲＡＭで構成しても良いし、
ＲＡＭ４の一部として構成されてもよい。

【００１８】図２は、該メール端末１とメールサーバー
２２およびIP網との接続概念図で、同時にメールを受信
する場合のシーケンスも示している。

【００１９】図２（ａ）に示すのは、新着メールが到来
した場合のシーケンスである。メール端末１で電子メー
ルを受信する場合、メールを送信する側の送信側メール
端末２３がＩＰ網に接続された通信端末であってメール
を該メール端末１宛に送信すると（２０１）、メールは
インターネット２４を経由してメールサーバー２２に送
られ（２０２）、メールサーバー２２から加入者交換機
２１に新着メールが到着した旨の“メールあり通知要
求”を送出し（２０３）、加入者交換機２１はこの情報
から“メールあり通知”をメール端末１に送出する（２
０４）。

【００２０】図２（ｂ）に示すのは、メールをメールサ
ーバー２２から受信した後のシーケンスである。メール
端末１が“メールあり通知”を受信した場合、利用者自
らが操作しメール受信を行う手動受信モードと、自動で
受信を行う自動受信モードとを備えているが、いずれか
のモードによりメール受信が行われると、メールサーバ
ー２２は加入者交換機２１にメールが無くなった旨の
“メールなし通知要求”を送出し（２０５）、加入者交
換機２１はこの情報からメールなし通知をメール端末１
に送出する（２０６）。

【００２１】図３は着信時における動作のフローの一例
を示す図であり、特に前記加入者交換機２１より「メー
ルあり／なし」通知が到来したときの該メール端末１の
動作フローである。

【００２２】メール有り通知、およびメール無し通知を
行う場合、加入者交換機２１はまずメール端末１に対し
て極性反転を行い、引き続いて情報受信端末起動信号
（ＣＡＲ）を送出する。メール端末１がこの情報受信端
末起動信号（ＣＡＲ）を検出すると（Ｓ３０１）、回線
を捕捉して交換機２１に対して一次応答を行う。情報受
信端末起動信号（ＣＡＲ）では無い場合、呼び出し信号
（ＣＩ）である場合があり、この場合は通常の着信動作
に向かう。交換機２１は端末の一次応答を検出すると、
Ｖ.２３モデムで変調した情報を送出する。ここで送ら
れてくる情報にはメール有り通知、およびメール無し通
知の他に電話会社の提供するナンバーディスプレイサー
ビスに用いられる発信者の電話番号情報や、モデムダイ
ヤルインサービスに用いられる着信番号情報等が含まれ
る。

【００２３】メール端末１はＶ.２３信号を受信し内容
を解析し（Ｓ３０２）、受信した内容がメール有り通
知、およびメール無し通知であるかどうか判断する（Ｓ
３０３）。メール端末１はメール有り通知、およびメー
ル無し通知信号を正しく受信すると、捕捉していた回線
を開放し、交換機２１に受信が完了したことを通知す
る。受信した内容がメール有りと判断すると（Ｓ３０
４）、利用者による装置設定がメール自動受信するか否
かを判断し（Ｓ３０５）、利用者の設定がメール自動受
信する場合はメール取得を行う（Ｓ３０６）。いずれの
場合もメール有り通知を受けた際の表示処理に向かい、
メール無しであると判断すれば（Ｓ３０４）メール無し
通知を受けた際の表示処理に向かう。

【００２４】図４ａ及び図４ｂはメール自動受信時にお
けるメールサーバー２２とメール端末１との間で実行さ
れる本発明の実施形態に対応したメール受信処理のフロ
ーの一例を示す図である。

【００２５】メールサーバー２２に新しくメールが届く
と（Ｓ４０１）、メールサーバー２２はそのメールの宛
先であるメール端末１にメールが到着したことを通知す
る（Ｓ４０２）。メール端末１は端末の状態をチェック
し（Ｓ４０３）、メールが受信できる状態になったとき
（Ｓ４０４）、メールを受信するためのブラウザを起動
する（Ｓ４０５）。メールが受信できない状態ならば、
メールを受信できる状態になるまで待つ。このメールが
受信できない状態とは、例えば、音声通話中である場合
や、ファクシミリ送受信処理中である場合などが含まれ
る。

【００２６】メール端末１はまず受信メールボックス１
３に格納されたメールの件数、または受信メールボック
ス１３の空き容量をチェックして（Ｓ４０６）、受信メ
ールボックス１３内に新規メールを格納できるかどうか
を判定する（Ｓ４０７）。ここで受信メールボックス１
３に新規メールを格納できると判定されるとメール受信
処理に移行する。

【００２７】Ｓ４０６及びＳ４０７における判定処理で
は、例えば、受信メールボックス１３内に格納できるメ
ール件数がＭｄとあらかじめ設定されていた場合は、現
在の件数ＭｎとＭｄとを比較し、Ｍｄ＞Ｍｎの場合、メ
ール受信可能と判定してもよい。また、格納された件数
ではなく、現在の受信メールボックス１３の空き容量に
基づいて判定する場合は、例えば、現在の空き容量があ
る一定値Ｃｄ（例えば５ｋＢ）を越える場合に、メール
受信可能と判定してもよい。

【００２８】その一方で、受信メールボックス１３に規
定件数を満たす件数の電子メールが格納されている場合
や、受信メールボックス１３の空き領域が一定値に満た
ない場合であっても、上書き可能な電子メールデータが
ある場合にはメール受信可能と判定してもよい。具体的
には、受信メールボックス１３に格納された後に既読と
なった電子メールデータを上書き対象のファイルと見な
して、メール受信可能と判定しても良いし、受信メール
ボックス１３に格納されてから一定期間（例えば、１週
間、１月或いは６ヶ月など、ユーザーの電子メールの利
用頻度に応じて設定可能としてもよい）以上経過してい
る電子メールデータを上書き対象のデータと見なして、
メール受信可能と判定しても良いし、電子メールの送信
者毎に上書き禁止対象を選定しておき、当該上書き禁止
対象に該当しない送信者からのメールを常に上書き可能
にしておいてもよい。ここで、上書き禁止対象となる送
信者は、例えば、ユーザーが特に指定しても良いし、メ
ール端末１のＲＡＭ４に格納されているアドレス帳に登
録されている送信者であってもよい。

【００２９】Ｓ４０７において、受信メールボックス１
３がすでに所定件数を格納しているか、または新たにメ
ールを受信するために必要な空き容量がないために、受
信メールボックス１３には新規メールを格納できないと
判定された場合は、メールを受信処理を行わずにブラウ
ザ終了処理を行う（Ｓ４１０）。

【００３０】メールの受信を行うときはメール端末１か
らダイヤルを行う（Ｓ４０８）。メールサーバー２２と
の回線接続に続いては、呼接続処理、データリンク確立
処理を行う（Ｓ４０９）。メール端末１はメールサーバ
ー２２にメール受信要求を行い（Ｓ４１１）、メールサ
ーバー２２はメールをメール端末１に送信する（Ｓ４１
２）。メール端末１は受信したメールを端末内のＲＡＭ
４に保存する（Ｓ４１３）。

【００３１】メール端末１はメールサーバー２２に受信
したメールの削除を要求し（Ｓ４１４）、メールサーバ
ー２２は送信したメールを削除する（Ｓ４１５）。メー
ルサーバー２２上にある全てのメールを受信するか（Ｓ
４１６）、メール端末１の受信メールボックス１３に新
たにメールを受信する余裕がなくなるまで（Ｓ４１
７）、メール端末１はメール受信を繰り返す。

【００３２】メール受信が終了すると、データリンク解
放処理、切断復旧処理を行い（Ｓ４１８）、ブラウザを
終了し（Ｓ４１９）、メール端末１は待機状態に戻る。
全てのメールを受信した場合、メールサーバー２２に残
っているメール件数は０件となるので、メールサーバー
２２はメール端末１にメールサーバー２２上にメールが
なくなったことを通知する（Ｓ４２０）。メール端末１
の受信メールボックス１３が一杯になるなどメールサー
バー２２上にメールが残った状態でメール受信を終了し
た場合は、メールサーバー２２はメール端末に通知を出
さない。

【００３３】このように本発明は、電子メールデータを
格納するためのいわゆる受信メールボックスとして利用
されるメモリの容量があまり大きくないメール端末、例
えば、ファクシミリ装置、固定電話機、携帯電話機等に
おいて、新着メールが届いた場合にメモリの容量に応じ
て受信処理を適応的に実行することができるので、新着
メールがメールサーバー内に存在し、メール有り通知を
受けた場合でも不必要なダイヤルアップ接続を行わず、
利用者に不必要な通信料金を負担させないように制御す
ることが可能となる。

【００３４】また、受信してから相当の時間が経過し、
最早ユーザーに不要となったと思われるメールや、ユー
ザーが受信メールボックスに格納しておくことを特に希
望しないメールを上書き対象として新着メールをそこに
優先的に上書きしていくことにより、ユーザーが最早不
要となったメールを自ら削除しなくても、メール受信処
理の実行と同時に不要メールの削除及び受信メールボッ
クス内の整理を行うことができる。

【００３５】［その他の実施形態］なお、本発明は、複
数の機器（例えばホストコンピュータ、インタフェイス
機器、リーダ、プリンタなど）から構成されるシステム
に適用しても、一つの機器からなる装置（例えば、複写
機、ファクシミリ装置など）に適用してもよい。

【００３６】また、本発明の目的は、前述した実施形態
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体（または記録媒体）を、システムあるい
は装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュ
ータ（またはＣＰＵやＭＰＵ）が記憶媒体に格納された
プログラムコードを読み出し実行することによっても、
達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体
から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実
行することにより、前述した実施形態の機能が実現され
るだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、
コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステ
ム（ＯＳ）などが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。

【００３７】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるＣＰＵなどが実際の処理の一部または全部を行い、
その処理によって前述した実施形態の機能が実現される
場合も含まれることは言うまでもない。

【００３８】

【発明の効果】以上説明したように、本出願に係わる発
明によれば、通信端末がメール受信できない状態におい
て、メール有り通知を受けた場合に不必要なダイヤルア
ップ接続を行わないことで、利用者に不必要な通信料金
を負担させない通信端末装置を提供できる。

【００３９】また、受信メールボックスにすでに格納さ
れているメールのうち、不要なメールを優先的に上書き
することにより、受信メールボックスの整理を自動的に
行うことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明における通信端末装置の構成の概略を示
すブロック図である。

【図２】本発明における通信端末装置とインターネット
網との接続態様を示す図である。

【図３】本発明の実施形態に対応するメール着信時にお
ける処理のフローを示す図である。

【図４ａ】、

【図４ｂ】本発明の実施形態に対応するメール受信処理
のフローの一例を示す図である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 5C062 AA02 AA29 AB38 AB42 AC41 AC58 AE14 AF00 BA04 5C073 BC02 CD22 5C075 AB90 BB11 CD25 5K030 HA06 KA08 LD13

Claims (12)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電子メールサービスを提供するメールサ
   ーバーに接続された通信回線を収容し、前記メールサー
   バーからの電子メールを取得するためのメール取得手段
   と、前記取得手段により取得した電子メールデータを格
   納するための格納手段とを有する通信端末装置であっ
   て、 前記メールサーバーから送信されるメール状態通知信号
   を検出する状態通知検出手段と、 前記状態通知検出手段により検出されたメール状態通知
   信号を解析して着信メールの有無を判定する着信判定手
   段と、 前記着信判定手段により着信メールが有ると判断された
   場合に、前記格納手段の空き容量を参照して、前記着信
   メールに係る電子メールデータを格納できるか否かを判
   定する格納可否判定手段と、 前記格納可否判定手段により、前記着信メールに係る電
   子メールデータを格納できると判定された場合に、前記
   メール取得手段により電子メールの取得を行い、新たな
   電子メールデータを格納できないと判定された場合に、
   前記メール取得手段による電子メールの取得を行わない
   よう制御するメール自動受信手段とを備えることを特徴
   とする通信端末装置。
2. 【請求項２】 前記格納可否判定手段が、前記格納手段
   に格納された電子メールデータのうち、上書き可能なデ
   ータを判定する上書判定手段を備え、 前記上書き判定手段により、上書き可能なデータが存在
   しないと判定された場合に、前記格納可否判定手段が、
   前記着信メールに係る電子メールデータを格納できない
   と判定することを特徴とする請求項１に記載の通信端末
   装置。
3. 【請求項３】 前記格納可否判定手段が、前記格納手段
   の空き領域が所定のデータ量に満たない場合に、前記着
   信メールに係る電子メールデータを格納できないと判定
   することを特徴とする請求項１又は請求項２に記載の通
   信端末装置。
4. 【請求項４】 前記格納手段に格納できる電子メールの
   件数が所定数に制限されており、前記格納可否判定手段
   が、前記格納手段に格納された電子メールの件数が前記
   所定数に達している場合に、前記着信メールに係る電子
   メールデータを格納できないと判定することを特徴とす
   る請求項１乃至請求項３のいずれか１項に記載の通信端
   末装置。
5. 【請求項５】 前記格納手段に格納された電子メールデ
   ータのうち、上書き可能なデータを決定するための上書
   データ決定手段を更に備え、 前記上書データ決定手段により上書き可能なデータが決
   定された場合に、前記格納可否判定手段が、前記着信メ
   ールに係る電子メールデータを格納できると判定するこ
   とを特徴とする請求項１に記載の通信端末装置。
6. 【請求項６】 電子メールサービスを提供するメールサ
   ーバーに接続された通信回線を収容し、前記メールサー
   バーからの電子メールを取得するためのメール取得部
   と、前記取得部により取得した電子メールデータを格納
   するための格納部とを有する通信端末装置における電子
   メール受信処理方法であって、 前記メールサーバーから送信されるメール状態通知信号
   を検出する状態通知検出工程と、 前記状態通知検出工程により検出されたメール状態通知
   信号を解析して着信メールの有無を判定する着信判定工
   程と、 前記着信判定工程により着信メールが有ると判断された
   場合に、前記格納部の空き容量を参照して、前記着信メ
   ールに係る電子メールデータを格納可能か否かを判定す
   る格納可否判定工程と、 前記格納可否判定工程により、前記着信メールに係る電
   子メールデータを格納できると判定された場合に、前記
   メール取得部により電子メールの取得を行い、新たな電
   子メールデータを格納できないと判定された場合に、前
   記メール取得部による電子メールの取得を行わないよう
   制御するメール自動受信工程とを備えることを特徴とす
   る電子メール受信処理方法。
7. 【請求項７】 前記格納可否判定工程が、前記格納部に
   格納された電子メールデータのうち、上書き可能なデー
   タを判定する上書判定工程を備え、 前記上書き判定工程により、上書き可能なデータが存在
   しないと判定された場合に、前記格納可否判定工程が、
   前記着信メールに係る電子メールデータを格納できない
   と判定することを特徴とする請求項６に記載の電子メー
   ル受信処理方法。
8. 【請求項８】 前記格納可否判定工程が、前記格納部の
   空き領域が所定のデータ量に満たない場合に、前記着信
   メールに係る電子メールデータを格納できないと判定す
   ることを特徴とする請求項６又は請求項７に記載の電子
   メール受信処理方法。
9. 【請求項９】 前記格納部に格納できる電子メールの件
   数が所定数に制限されており、前記格納可否判定工程
   が、前記格納部に格納された電子メールの件数が前記所
   定数に達している場合に、前記着信メールに係る電子メ
   ールデータを格納できないと判定することを特徴とする
   請求項６乃至請求項８のいずれか１項に記載の電子メー
   ル受信処理方法。
10. 【請求項１０】 前記格納部に格納された電子メールデ
    ータのうち、上書き可能なデータを決定するための上書
    データ決定工程を更に備え、 前記上書データ決定工程により上書き可能なデータが決
    定された場合に、前記格納可否判定工程が、前記着信メ
    ールに係る電子メールデータを格納できると判定するこ
    とを特徴とする請求項６に記載の電子メール受信処理方
    法。
11. 【請求項１１】 請求項６乃至請求項１０のいずれか１
    項に記載された電子メール受信処理方法をコンピュータ
    に実行させるための電子メール受信処理プログラム。
12. 【請求項１２】 請求項１１に記載の電子メール受信処
    理プログラムを格納したコンピュータで読み取り可能な
    情報記憶媒体。