JP3711852B2 - 通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばファクシミリ装置のように互いに通信可能な親機と子機を備え、親機はネットワーク(通信回線網)と接続することにより、電子メールを送受信可能な通信装置に係り、特に、親機で受信した電子メールを子機に転送することにより、利便性の向上を可能とした通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、ネットワーク(通信回線網)と接続されて電子メールの送受信を行う通信装置が実用化されている。例えば、ファクシミリ装置では送信原稿等のイメージデータも電子メール形式に変換することでインターネット等のコンピュータ通信網へ送信することができる。使用者はネットワークの使用に先立ってサーバセンタに登録することで、サーバセンタのハードディスクにメールアドレス別にメールボックスが割り当てられる。ファクシミリ装置で電子メールを受信する際は、割り当てられたメールボックスをチェックして受信可能なメールがあればダウンロードする。このようなファクシミリ装置では、内部に電子メール送受信等を行う回線制御部を備えており、受信した電子メールを内蔵メモリに格納し、必要に応じてディスプレイに出力したり、プリンタでプリントアウトしたりしている。また、電子メール送信時には電子メール文書を入力して回線制御部を介してネットワークへ送信する。
【0003】
一方、1台の親機に対して1台あるいは複数台の子機を備えたファクシミリ装置が実用化されている。親機が電話回線等のネットワーク回線と接続され、各子機は、その親機と通信することで親機を介して各種の機能を実行できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来のファクシミリ装置のように親機と子機を備えた通信装置では、ネットワークに接続されているのは親機のみであり、電子メールの送受信は常に親機において行われる。すなわち、受信した電子メールをダウンロードしたり、入力した電子メールを送信する操作は親機のパネルを使用して行われる。また、ダウンロードした受信電子メールは親機の内蔵メモリに格納される。これに対して、電話通話と同様に子機からの操作のみで電子メールを送受信したいという要望があった。例えば、使用者が他の家族等の迷惑を考えて子機のみを使用して電子メールの送受信がしたい場合には、その方法がなかった。
【0005】
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、受信した電子メールを子機に転送したり、子機から電子メール送信をすることができる通信装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1に記載の通信装置は、電子メール機能を有する親機、及び、その親機との間で通信可能であって、所定の記憶容量を有する第2メモリを含む子機を備えた通信装置において、前記親機が受信した電子メールを前記子機に転送するメール転送モードを設定するモード設定手段と、前記モード設定手段を介してメール転送モードが設定されている場合、前記親機にて受信した電子メールを前記子機に転送する転送手段と、前記親機に設けられ、前記モード設定手段により、メール転送モードが設定されている場合に、前記親機から前記子機への第2メモリ状況問合結果に基づき前記第2メモリの記憶容量の内、電子メールのデータの記憶に使用されている割合が所定割合以上である場合に、転送不可能と判断する判断手段と、前記判断手段により電子メールを転送不可能であると判断された場合に、前記親機が電子メールを受信することを禁止する禁止手段と、を備えるとともに、前記子機は、前記第2メモリの記憶容量の内、電子メールのデータの記憶に使用されている割合が所定割合未満となった時点で、親機に第2メモリ空き信号を送出し、前記親機は、前記第2メモリ空き信号を受信した時点で、該子機に転送できずに残っている電子メールを前記転送手段を介してこの子機に転送することを特徴とするものである。
【0007】
この通信装置によれば、メール転送モードが設定されている場合に、子機の第2メモリの記憶容量の内、電子メールのデータの記憶に使用されている割合が所定割合以上の時には、親機からこの子機に電子メールは、転送されない。一方、子機の第2メモリの記憶容量の内、電子メールのデータの記憶に使用されている割合が所定割合未満となった時点で、この子機から親機に第2メモリ空き信号が送出される。そして、親機は第2メモリ空き信号を受信した時点で、該子機に転送できずに残っている電子メールをこの子機に転送する。
これにより、子機への電子メール転送が不可能な状態であるにも関わらず、それをチェックすることなく転送を実行することで、子機との間に通信エラーを生じさせたり、電子メールの内容を破損するといった不具合を防止することができる。また、子機側でのメールの削除に際して子機のメモリの使用に変化があればメモリ空き信号を子機側から送出することで、親機では常に子機の状態を把握して、該子機に転送できずに残っている電子メールを確実に転送することができる。また、子機のメモリの使用割合に応じて、転送不可能かどうかが決定されるので、子機に転送された電子メールの記憶容量が不足することなく、受信された電子メールは子機のメモリに確実に記憶させることが可能となる。
更に、子機へ電子メールを転送不可能の場合には親機がサーバセンタから電子メールを受信することが禁止されるので、電子メールはサーバセンタにそのまま保持されることになり、親機のメモリには電子メールが蓄積されないので、子機に転送できない電子メールを親機のメモリに次々と蓄積してしまうことで、他の機能に親機のメモリを使用できなくなるという不具合を防止できる。また、子機への電子メール転送が不可能な状態であるにも関わらず、それをチェックすることなく転送を実行することで、子機との間に通信エラーを生じさせたり、電子メールの内容を破損するといった不具合も防止できる。
【0008】
また、請求項2に記載の通信装置は、請求項1に記載の通信装置において、前記親機は、受信した電子メールを記憶する第1メモリを有し、前記転送手段は、前記子機に電子メールを転送したときには、前記第1メモリから転送した電子メールを消去することを特徴とするものである。
【0009】
この通信装置によれば、子機に電子メールを転送したときには、親機の第1メモリから転送した電子メールが消去されるため、親機の第1メモリに電子メールのデータが残らず、親機の第1メモリを他の機能に有効活用することができる。
【0010】
また、請求項3に記載の通信装置は、請求項1又は請求項2に記載の通信装置において、前記判断手段により電子メールを転送不可能であると判断された場合に、前記親機から前記子機に対して親機が電子メールを受信したことを報知する報知手段を備え、前記判断手段により電子メールを転送不可能であると判断された場合に、前記禁止手段と報知手段のいずれかが採用されることを特徴とするものである。
【0011】
この通信装置によれば、子機へ電子メールを転送不可能場合には、親機がサーバセンタから電子メールを受信することを禁止する方式の他、親機がサーバセンタから電子メールを受信して保管しておき、そのことを音声や発光部の点滅表示等で子機に報知することが可能となる。したがって、この報知方式を採用すれば、子機の使用者は報知に基づいて、子機への電子メールの転送が不可能であることをすばやく認識し、転送できない要因を取り除くように対処することで、子機に電子メールを転送させるようにすることができ、この結果、親機へのメール蓄積時間を短縮でき、親機のメモリを有効活用することができる。
【0012】
また、請求項4に記載の通信装置は、前記親機から前記子機への第2メモリ状況問合は、所定の時間間隔で行われることを特徴とするものである。
【0013】
この通信装置によれば、所定の時間間隔で子機のメモリの使用割合を判断する。これにより、常時、子機において電子メールを受信可能かどうかが判断されているのでメール受信の度に余計な時間がかかることはなく、子機へ転送したい電子メールがあるときに、子機のメモリの使用割合が所定割合以上であるために転送不可能と一旦判断されても、その後、子機の使用者により不要な電子メールが削除される等により、メモリに空きができれば、それが検出された以降は、電子メールを転送可能と判断される。そして、親機のメモリに電子メールが蓄積されていればそれを子機へ転送する処理を、サーバセンタに電子メールが残っていればそれを受信して子機へ転送する処理を行うことができる。
【0014】
更に、請求項5に記載の通信装置は、請求項1記載の通信装置において、モード設定手段は、電子メールを送信するメール送信モードを設定可能であり、子機は、モード設定手段によりメール送信モードが設定されている場合に、親機を介して電子メールを送信可能であることを特徴とするものである。
【0015】
この通信装置によれば、メール送信モードが設定されている場合に、子機側でメールデータを作成し、送信先を指定する等の一連の操作を行うことで、親機を介して電子メールを送信することが可能となる。これにより、子機のみを使用して電子メールを送信できることから、子機の使い勝手を向上させることができる。尚、このメール送信モードは、上記メール転送モードと並行して設定可能とし、メール送信モードの設定中においても、子機への電子メール転送が受け付けられることが望ましい。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好ましい実施の形態を、図面を参照しつつ詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る通信装置の親機の概略構成を示すブロック図である。ここでは、通信装置の一例としてファクシミリ装置について説明する。
【0017】
図1に示されるように、このファクシミリ装置親機10は、記録印字すべき画像情報(文字や数字等を含む意である)を被記録媒体上に形成可能な画像形成部14、光学系読取装置を備えることにより被読取媒体上に形成された画像情報を読取可能な画像読取部16、図示しないパーソナルコンピュータとの情報交換等を可能にするパーソナルコンピュータインターフェース部(PCインターフェース部)18、画像読取部16を介して読み取られた画像情報等を圧縮したり、受信した画像情報等を伸張する情報圧縮/伸張部20、ファクシミリ装置親機10による各種データの送受信処理を直接制御する通信機能部22、音声やエラー音を出力可能なスピーカ34、後述するメール受信処理プログラム等の各種プログラムやフォントデータ等を記憶するROM36、後述するパネル操作部46を介して入力された送信相手先の宛先情報(送信相手先ファクシミリ番号や送信相手先メール・アドレス)等を登録・記憶可能なEEPROM38、各種情報を記憶・消去可能なRAM40、使用者からの操作指示を入力可能なキースイッチ類や、各種処理結果を表示可能な図示しない液晶ディスプレイ等を備えるパネル操作部46等が、バス54を介して接続されているCPU12によって統制・制御されている。
【0018】
尚、通信機能部22は、子機との通信に関する制御を行う子機通信制御部24、通信に関する統制制御を行う通信制御部26、後述するサーバセンタ60(図2参照)との回線制御を行う回線制御部28、及び、信号の変調及び復調を行うモデム32等から構成されている。また、RAM40は、受信した電子メールの内容や送信するための電子メール情報を一時的に記憶可能なメール情報メモリ42、各種動作処理を実行する際に必要となる各種データを一時的に記憶することが可能なワークメモリ44等から構成されている。更に、パネル操作部46は、送信相手先ファクシミリ番号や各種数値情報等を入力可能なテンキー48、送信相手先メール・アドレスや送信相手先の名前等を入力可能なキャラクターキー50等から構成されている。
【0019】
尚、上述した電子メールは、インターネット電子メール標準であるMIME(Multipurpose Internet Mail Extensions)規格に準じており、このMIME規格に準じたものであれば、電子メール本文中のテキスト文章(Text)の他に、静止画(Image)、動画(Video)、音声(Audio)等の各種情報を添付することが可能である。
【0020】
図2は、図1に示したファクシミリ装置親機10と、このファクシミリ装置親機10に接続されるネットワーク(通信回線網)との概略構成を示したブロック図である。なお、この図2では、図を簡略化するために、ファクシミリ装置親機10によって通信を行う際に重要となる通信機能部22を主に図示することとし、他のファクシミリ装置親機10を構成する構成要素の図示は省略している。また、ここでは、後述する同じ構成の2台の子機70,71が接続されているが、子機の台数等は変更可能である。
【0021】
図2に示されるように、上述したファクシミリ装置親機10はその回線制御部28を、一般公衆回線56を介して他の送受信相手先FAX装置Aと接続したり、サーバセンタ60を介してインターネット62と接続したりすることが可能である。更に、子機通信制御部24は無線通信によって各子機70、71と接続されている。
【0022】
図3は、図2に示した子機70の構成を示すブロック図である。子機71は子機70と同様の構成であるので説明を省略する。図3に示されるように、この子機70は、音声やエラー音を出力可能なスピーカ73、フォントデータ等を記憶するROM74、後述するパネル操作部77やファクシミリ装置親機10を介して、あるいは子機の操作により独自に入力された送信相手先の宛先情報等を登録・記憶可能なEEPROM75、各種情報を記憶・消去可能なRAM76、使用者からの操作指示を入力可能なキースイッチ類や各種表示可能な液晶ディスプレイ等を備えるパネル操作部77、親機との通信を制御する親機通信制御部78等が、バス79を介して接続されているCPU72によって統制・制御されている。後述する子機転送モードに設定するための操作は、親機のパネル操作部46、子機のパネル操作部77の双方から行うことが可能であり、親機10内のワークメモリ44に設定状態が書き込まれるようになっている。
【0023】
次に、上述したインターネット62を介して図示しない電子メール差出人から送信された電子メールを子機70で受信するためのメール転送受信処理を含む、各種の通信処理について、図4〜図11に示す通信処理フローチャートを参照しながら詳細に説明する。
【0024】
図4は、ファクシミリ装置親機10において常時実行される通信待機処理のフローチャートである。ここでは、簡略化のために一般的な電話通話処理やFAX受信処理についての詳細は省略する。
【0025】
まず、ファクシミリ装置親機10は、待機のタイミングを取るためのタイマをスタートさせ(S101)、タイムアップするまで待機する。この待機状態(S102:NO)において、まず、外線からの呼出があるかどうかを判断する(S103)。外線からの呼出があった場合は(S103:YES)、サーバセンタ60からの呼出かどうかを判断する(S104)。サーバセンタ60からの呼出ではないと判断された場合は(S104:NO)、その信号の種別に応じて通常のFAX受信処理あるいは電話通話処理を行う(S105)。サーバセンタ60からの呼出であると判断された場合は(S104:YES)、メール受信の要求であるかどうかを判断する(S106)。メール受信の要求の場合は(S106:YES)、後述するメール受信処理を行う(S107)。メール受信の要求でない場合は(S106:NO)、メール以外のサービスの受信処理を行う(S108)。
【0026】
また、外線からの呼出でない場合は(S103:NO)、子機からのコマンドかどうかを判断する(S109)。子機からのコマンドであれば(S109:YES)、後述する子機からのコマンド受信処理を行う(S110)。ファクシミリ装置親機10は各種信号を受信するたびにその信号に応じて各種受信処理(S105,S107,S108,S110)を実行しつつ、はじめにセットしたタイマがタイムアップするまで待機する。タイムアップしたら(S102:YES)、ファクシミリ装置親機10は子機70,71に対して、メモリ状況問い合わせコマンドを送信する(S111)。さらに、子機70,71からの返答を待ち(S112)、返答があったら(S112:YES)、その返答がメモリフルかどうかを判断する(S113)。メモリフルであれば(S113:YES)、その子機のメモリフラグをセットする(S114)。あるいは、メモリフルでなければ(S113:NO)、その子機のメモリフラグをリセットする(S115)。ここで、メモリフルとは受信した電子メールを転送されたときメモリに記憶しきれないこと(記憶容量オーバー)を意味し、子機70、71のメモリ(RAM76)の使用割合が、例えば、使用率80%以上等のように任意の使用率を設定して判断することができる。尚、メモリの使用割合は、子機のメモリであるRAM76全体に対する使用割合であっても、電子メールの記憶用に割り当てられた所定容量に対する使用割合であってもよい。また、メモリフルかどうかの判断は、親機側で行うようにしてもよく、子機からは、メモリの使用中容量の情報のみが送信されてきて、それに基づいて親機がメモリフルかどうかを判断する方式でもよい。
【0027】
次に、サーバセンタ60からメール受信の要求があったとき、親機で実行されるメール受信処理を図5、図6に示すメール受信処理フローチャートを参照しながら詳細に説明する。これらの処理を実行する前に、ファクシミリ装置親機10のパネル操作部46あるいは、子機70,71のパネル操作部77の操作に基づくコマンド送信によってメール受信モードが設定される。メール受信モードとしては、通常の親機による受信モードと子機転送モードのいずれかが選択される。さらに、メール受信モードにおいて子機転送モードが選択された場合において、メール転送先の子機が上記メモリフル等が原因で転送不可能であった場合の処理として、受信禁止方式あるいは報知方式のいずれかが採用される。受信禁止方式が採用された場合は、図5に示すメール受信処理(受信禁止方式)フローチャートに従って処理が実行される。あるいは、報知方式が採用された場合は、図6に示すメール受信処理(報知方式)フローチャートに従って処理が実行される。
【0028】
受信禁止方式が採用された場合には、図5に示すように、まず、メール受信モードをチェックする(S201)。親機による受信モードが選択されている場合は(S201:NO)、親機に内蔵するメールメモリ42に受信したメールデータを格納する(S202)。続いて、メール受信が完了したかどうかを判断し(S203)、完了していなければ(S203:NO)、さらにメールを受信してメールメモリ42に格納する(S202)。メールの受信が完了したら(S203:YES)、メール受信処理を終了して、図4の待機処理へ戻る。
【0029】
また、メール受信モードとして子機転送モードが選択されている場合には(S201:YES)、相手の子機(70または71)に転送可能であるかどうかをチェックする(S204)。例えば、メモリフル(使用率80%以上等)であってメモリフラグがセットされている場合は、転送不可能と判断する。転送不可能である場合には(S204:YES)、親機はメールデータを受信することを拒否し、メールはサーバセンタ60に保管される。メモリフラグがセットされておらず、子機へメールを転送可能である場合には(S204:NO)、親機はサーバセンタ60からメールデータを受信し、受信メールをメール情報メモリ42に格納する(S206)。続いて、メール受信が完了したかどうかを判断する(S207)。メール受信が完了していなければ(S207:NO)、さらに受信しメール情報メモリ42にデータを格納する(S206)。メール受信が完了したら(S207:YES)、子機へメールデータを転送する(S208)。子機へのメール転送が完了するまでメールデータの転送を行い(S209:NO、S208)、メール転送が完了したら(S209:YES)、このメール受信処理を終了して、図4の待機処理へ戻る。
【0030】
また、報知方式が採用された場合には、図6に示すように、まず、サーバセンタ60からメールデータを受信してメール情報メモリ42に格納する(S301)。メールの受信が完了したかを判断し(S302)、完了していなければ(S302:NO)、さらにデータを受信しメール情報メモリ42に格納する(S301)。メール受信が完了したら(S302:YES)、子機のメール受信モードをチェックする(S303)。親機による受信モードが選択されている場合は(S303:NO)、メール受信処理を終了して、図4の待機処理へ戻る。
【0031】
また、メール受信モードとして子機転送モードが選択されている場合には(S303:YES)、相手の子機(70または71)に転送可能であるかどうかをチェックする(S304)。例えば、メモリフル(使用率80%以上等)であってメモリフラグがセットされている場合は、転送不可能と判断する。転送不可能である場合には(S304:YES)、親機は子機に対して、子機に転送できなかったメールが親機のメモリに格納されていることを子機に報知するコマンドを送出する(S305)。メモリフラグがセットされておらず、子機へメールを転送可能である場合には(S304:NO)、子機へメールデータを転送する(S306)。子機へのメール転送が完了するまでメールデータの転送を行い(S307:NO、S306)、メール転送が完了したら(S307:YES)、このメール受信処理を終了して、図4の待機処理へ戻る。尚、S306においては、今回受信した電子メール以外に、子機に転送されていない電子メールが親機に蓄積されていれば、その電子メールも一緒に転送する。
【0032】
次に、図4のS110で処理される子機からのコマンド受信処理について、図7に示すコマンド受信処理フローチャートを参照して詳細に説明する。親機が子機からのコマンドを受信することによってこの処理が実行され、受信したコマンドの種類によってそれぞれ対応する処理が実行される。ここでは、電子メールに関するコマンドのみを説明し、その他のコマンドについては説明を省略する。
【0033】
図7に示すように、子機70,71からのコマンドを受信すると、ファクシミリ装置親機10はまず、受信したコマンドが印字コマンドかどうかを判断する(S401)。印字コマンドであれば(S401:YES)、続いて子機70,71から印字するメールデータを受信し、内蔵するプリンタで印字する(S402)。印字コマンドでない場合は(S401:NO)、逆転送要求コマンドであるかを判断する(S403)。逆転送要求コマンドであれば、子機70,71からメールデータを受信し、親機10に内蔵するメール情報メモリ42に格納する(S404)。逆転送要求コマンドでもなければ(S403:NO)、メール転送要求コマンドであるかを判断する(S405)。メール転送要求コマンドであれば(S405:YES)、親機10のメール情報メモリ42内に格納されていて子機70,71に未転送のメールデータを子機70,71に転送する(S406)。このコマンドは、例えば、図6中S305において行われる報知に基づいて、使用者がメモリに空き領域を確保し、メール転送要求を指示するような場合に実行される。
【0034】
メール転送要求コマンドでもなければ(S405:NO)、メール送信要求コマンドかどうかを判断する(S407)。メール送信要求コマンドであれば(S407:YES)、後述するメール送信処理を行う(S408)。メール送信要求コマンドでもなければ(S407:NO)、メモリ空き信号かを判断する(S409)。メモリ空き信号であれば(S409:YES)、子機メモリフラグをリセットする(S410)。メモリ空き信号でもなければ(S409:NO)、メモリフル信号かを判断する(S411)。メモリフル信号であれば(S411:YES)、子機メモリフラグをセットする(S412)。このメモリ空き信号及びメモリフル信号は、例えば、図4中のS111におけるメモリ状況の問い合わせに対して子機から送られてくる信号である。以上のいずれかのコマンドと判断されてその処理が実行されるか、いずれのコマンドでもないと判断されたときは(S411:NO)、コマンド受信処理を終了して図4の待機処理に戻る。
【0035】
次に、親機においてこれらの処理が行われている間に、子機で実行される子機側待機処理について、図8、図9に示す子機側待機処理フローチャートを参照して詳細に説明する。これらは、各子機70,71のCPU72で常時実行される待機処理であり、親機の各処理とは独立して実行される。図8と図9は連続した処理を2つのフローチャートに分割して表したものである。
【0036】
図8に示すように、子機側待機処理が実行されると、まず、コマンド入力されたかどうかが判断される(S501)。ここで、コマンドは子機70,71のパネル操作部77を使用して使用者によって入力されるものであり、ここでは、電子メールに関するコマンドのみについて説明し、その他のコマンドについては説明を省略する。コマンド入力されていない場合には(S501:NO)、親機10からメール転送の要求がなされたかどうかが判断される(S502)。親機10からのメール転送の要求であれば(S502:YES)、親機10から送られてくるメールデータを受信し、メモリに記憶する(S503)。さらに、メールデータを受信して、メモリに記憶した後の子機70,71のメモリの状況をチェックし、メモリフルかどうかを判断する(S504)。メモリフル(使用率80%以上等)であれば(S504:YES)、親機に対してメモリフル信号を送出し(S505)、さらに待機する。尚、親機10では、この信号に基づいてメモリフラグがリセットされていればセットする処理が行われる。さらに、親機10からのメール転送要求でなければ(S502:NO)、親機10からの子機70,71のメモリ状況の問い合わせがなされたかどうかを判断する(S515)。メモリ状況の問い合わせであれば(S515:YES)、メモリの状況をチェックし、メモリフルかどうかを判断する(S516)。メモリフル(使用率80%以上等)であれば(S516:YES)、親機に対してメモリフル信号を送出し(S517)、さらに待機する。尚、親機10では、この信号に基づいてメモリフラグがリセットされていればセットする処理が行われる。メモリフルでなければ(S516:NO)、メモリ空き信号を親機10に送出し(S518)、さらに待機する。尚、親機10では、この信号に基づいて、メモリフラグがセットされていればリセットする処理が行われる。
【0037】
コマンドが入力された場合は(S501:YES)、そのコマンドがメール表示要求であるかを判断する(S506)。メール表示要求であれば(S506:YES)、受信してメール情報メモリ42に蓄積された電子メールに関する送信元情報、受信日時、タイトルといった管理情報をリストにしてパネル操作部77の液晶ディスプレイに表示する。このリスト表示に対しては、「一括表示」と「指定メール表示」とが指定可能であり、まず、一括表示要求かどうかを判断する(S507)。一括表示の要求であれば(S507:YES)、受信された全メールの内容を順次子機の表示パネルにスクロール可能に表示する(S508)。一括表示でなければ(S507:NO)、指定されたメールの内容を表示パネルにスクロール可能に表示する(S509)。次に、コマンドがメール表示要求でなければ(S506:NO)、メール削除要求かどうかを判断する(S510)。メール削除要求であれば(S510:YES)、上記と同様にリスト表示し、ここでは、「一括削除」と「指定メール削除」とが指定可能であり、まず、一括削除要求かどうかを判断する(S511)。一括削除の要求であれば(S511:YES)、受信された全メールの内容を子機のメモリから削除する(S512)。一括削除でなければ(S511:NO)、指定されたメールの内容をメモリから削除する(S514)。さらにメールの削除が終わったら(S512、S514)、メモリに空きができたことを親機10に知らせるためにメモリ空き信号を親機10に送出する(S513)。尚、親機10では、この信号に基づいて、メモリフラグがセットされていればリセットする処理が行われる。
【0038】
さらに、図9のフローチャートへ続く。コマンドがメール削除要求でもなければ(S510:NO)、印字要求かどうかを判断する(S601)。印字要求であれば(S601:YES)、上記と同様にリスト表示し、ここでは、「一括印字」と「指定メール印字」とが指定可能であり、まず、一括印字要求かどうかを判断する(S602)。一括印字の要求であれば(S602:YES)、親機10に印字コマンドとともに子機のメモリに記憶されているメールの全データを送出する(S603)。一括印字でなければ(S602:NO)、親機10に印字コマンドとともに指定されたメールデータを送出する(S604)。次に、コマンドが印字要求でもなければ(S601:NO)、メール転送要求かどうかを判断する(S605)。メール転送要求であれば(S605:YES)、親機10にメール転送要求コマンドを送出する(S606)。さらに、メール転送要求でもなければ(S605:NO)、逆転送要求かどうかを判断する(S607)。逆転送要求であれば(S607:YES)、上記と同様にリスト表示し、ここでは、「一括転送」と「指定メール転送」とが指定可能であり、まず、一括転送要求かどうかを判断する(S608)。一括転送の要求であれば(S608:YES)、親機10に子機のメモリに蓄積されている全メールデータを送出する(S609)。一括転送でなければ(S608:NO)、親機10に指定されたメールデータを送出する(S610)。さらに、コマンドが逆転送要求でもなければ(S607:NO)、メール送信要求かどうかを判断する(S611)。メール送信要求であれば(S611:YES)、後述するメール送信処理を実行する(S612)。
【0039】
次に、子機70,71からの操作によって電子メールをサーバセンタ60を介して相手先へ送信するためのメール送信処理を図10、図11のメール送信処理フローチャートを参照して説明する。ここで、図10は親機で実行される子機メール送信処理のフローチャートであり、図11は子機で実行されるメール送信処理のフローチャートである。これらの実行順序としては、まず使用者が子機70,71のパネル操作部77を使用してメール送信コマンドを入力する(図9のS611)と、後述する子機側のメール送信処理が実行される(図11)。その処理中において、親機10にメール送信コマンドを送出する(図11のS807)。親機10は、その待機処理(図4)からコマンド受信処理(S110)が実行され(図7)、そのコマンドがメール送信要求であるので子機メール送信処理(S408)が実行される。これが図10に示した子機メール送信処理である。
【0040】
図10に示すように、ファクシミリ装置親機10は、子機メール送信処理の実行が指示されると、まず、メール送信処理を受け付けたことを子機へ応答する(S701)。仮に、親機10が他の機能の実行中で、子機からのメール送信処理を受け付けられない時は、応答信号が出力されない。次に、子機から転送される送信用のメールデータをメール情報メモリ42に蓄積する(S702)。さらに、メールデータ受信が完了したかを判断し(S703)、完了していなければ(S703:NO)、さらにデータの蓄積を行う(S702)。完了したら(S703:YES)、サーバセンタ60に発呼ダイヤルを送信する(S704)。そして、サーバセンタ60の応答を待ち(S705)、応答があれば(S705:YES)、メール送信コマンドを送信する(S706)。応答がなければ(S705:NO)、メール送信エラーとなる(S707)。さらに、メール送信コマンドに対してサーバセンタ60からの応答を待つ(S708)。ここでも、応答がなければ(S708:NO)、メール送信エラーとなる(S707)。応答があれば(S708:YES)、サーバセンタ60に対してメールデータを送出する(S709)。メールデータの送出が完了したかを判断し(S710)、完了するまでメールデータの送出を続ける(S709)。完了したら(S710:YES)、後処理(S711)、回線開放(S712)を行い、このメール送信処理を終了して待機状態へ戻る。
【0041】
一方、子機70,71においては、メール送信コマンドが入力されると、図11に示すように、まず、宛先アドレスの入力を待つ(S801)。宛先アドレスは、電子メールの送信相手のアドレスであり、子機70,71のパネル操作部77等を使用して使用者によって入力される。入力が完了していなければ、さらにアドレス入力を行い(S802)、入力が完了したら(S801:YES)、次に、Subject入力を待つ(S803)。Subjectは、電子メールに付属する種々の情報であり、電子メール本文とともに送信相手に送信される。Subjectの入力が完了していなければ(S803:NO)、さらに入力し(S804)、入力が完了したら(S803:YES)、続いてメール本文の入力を待つ(S805)。メール本文の入力が完了していなければ(S805:NO)、さらに入力し(S806)、完了したら(S805:YES)、続いて親機10へメール送信コマンドを送出する(S807)。
【0042】
ここで、親機10からの応答を待つ(S808)。親機10は図10のS701で応答処理を行うので、応答があれば(S808:YES)、親機10に対して先に入力したメールデータを全て送出し(S809)、処理を終了する。応答がなければ(S808:NO)、タイムアウトまで待ち(S810)、タイムアウトになったら(S810:YES)、メール送信エラーとして(S811)、処理を終了する。尚、S801〜S805において入力した各種データは、子機のメモリに保存しておくことで、後に再度S807以降を実行することでメール送信が可能となる。
【0043】
以上詳細に説明したように、この実施の形態のファクシミリ装置親機10及び子機70,71によれば、子機転送モードがセットされていれば親機10が受信した電子メールを自動的に子機70,71に転送する。さらに、転送に先立って子機70,71が転送可能状態であるかをチェックし、転送不可能であれば、親機10がメールを受信することを拒絶することができるので、電子メールはサーバセンタ60にそのまま保持されることになり、親機10のメール情報メモリ42には電子メールが蓄積されないので、子機70、71に転送できない電子メールを親機10のメール情報メモリ42に次々と蓄積してしまうことで、他の機能に親機10のメモリを使用できなくなるという不具合を防止できる。また、子機70、71への電子メール転送が不可能な状態であるにも関わらず、それをチェックすることなく転送を実行することで、子機70、71との間に通信エラーを生じさせたり、電子メールの内容を破損するといった不具合も防止できる。
また、転送不可能である場合、上記受信禁止方式の他、親機10で電子メールを受信して、受信メールがあることを子機70、71に報知する報知方式のいずれかを採用することができる。したがって、この報知方式を採用すれば、子機70、71の使用者は報知に基づいて、子機70、71への電子メール転送が不可能であることをすばやく認識し、転送できない要因を取り除くように対処することで、子機70、71に電子メールを転送させるようにすることができ、この結果、親機10へのメール蓄積時間を短縮でき、親機10のメール情報メモリ42を有効活用することができる。
【0044】
さらに、親機10は定期的に子機のメモリの使用状況を調べて、メモリフル(使用率80%以上等)であれば子機から送られてくるメモリフル信号に基づいて子機メモリフラグをセットするので、親機10はこの子機メモリフラグをチェックすることで子機に電子メールを転送可能かどうかを知ることができる。さらに、子機側でのメールの受信や削除に際して子機のメモリの使用に変化があればメモリフル信号やメモリ空き信号を子機側から送出することで、親機10では常に子機メモリフラグの状態を最新状態としておくことができる。
【0045】
さらに、子機70,71からのコマンド入力によって、親機10を介してメールの送信を行うことができるので、使用者は親機10を操作する必要がなく、子機70,71を使用して電子メールの送受信が可能となる。
【0046】
尚、この発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で変更して実施することもできる。
例えば、上記子機70、71へのメール転送モードが設定されている場合であっても、電子メールの発信元を識別して、それに応じて転送する・しないを切り替えるものであってもよく、子機70、71が複数備えられている場合は、発信元に応じて転送する子機を選択するように構成されていてもよい。この場合は、発信元情報と子機への転送の要否とを設定するようにし、その設定内容を親機10のメモリに予め記憶しておいたり、発信元情報と転送先の子機とを設定するようにし、その設定内容を親機10のメモリに予め記憶しておく必要がある。
また、図5の処理において、子機70、71への電子メールが転送不可能な場合に、電子メールの受信を禁止することとしたが、所定時間経過しても転送不可能な状態が解除されなければ、サーバセンタ60から電子メールを受信し、親機10のメモリに記憶するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、図5、6の処理中、及び、子機70、71からのメール転送要求コマンドを受信した場合において、子機への電子メール転送を実行するように構成されているが、図4中のS115において、子機メモリフラグがリセットされたタイミング、あるいは、図7中のS410において、子機メモリフラグがリセットされたタイミング、すなわち電子メールを転送不可能な状態から可能な状態に変更されたタイミングで、それまで子機70、71へ転送できなかった電子メールが親機10もしくはサーバセンタ60に残っていれば、それを受信して子機70、71へ転送する処理に移行するような処理を行ってもよい。
【0047】
【発明の効果】
請求項1に記載の発明の構成によれば、子機への電子メール転送が不可能な状態であるにも関わらず、それをチェックすることなく転送を実行することで、子機との間に通信エラーを生じさせたり、電子メールの内容を破損するといった不具合を防止することができる。また、子機側でのメールの削除に際して子機のメモリの使用に変化があればメモリ空き信号を子機側から送出することで、親機では常に子機の状態を把握して、該子機に転送できずに残っている電子メールを確実に転送することができる。また、子機のメモリの使用割合に応じて、転送不可能かどうかが決定されるので、子機に転送された電子メールの記憶容量が不足することなく、受信された電子メールは子機のメモリに確実に記憶させることが可能となる。
更に、子機へ電子メールを転送不可能の場合には親機がサーバセンタから電子メールを受信することが禁止されるので、電子メールはサーバセンタにそのまま保持されることになり、親機のメモリには電子メールが蓄積されないので、子機に転送できない電子メールを親機のメモリに次々と蓄積してしまうことで、他の機能に親機のメモリを使用できなくなるという不具合を防止できる。また、子機への電子メール転送が不可能な状態であるにも関わらず、それをチェックすることなく転送を実行することで、子機との間に通信エラーを生じさせたり、電子メールの内容を破損するといった不具合も防止できる。
【0048】
請求項2に記載の発明の構成によれば、子機に電子メールを転送したときには、親機の第1メモリから転送した電子メールが消去されるため、親機の第1メモリに電子メールのデータが残らず、親機の第1メモリを他の機能に有効活用することができる。
【0049】
請求項3に記載の発明の構成によれば、子機へ電子メールを転送不可能場合には、親機がサーバセンタから電子メールを受信することを禁止する方式の他、親機がサーバセンタから電子メールを受信して保管しておき、そのことを音声や発光部の点滅表示等で子機に報知することが可能となる。したがって、この報知方式を採用すれば、子機の使用者は報知に基づいて、子機への電子メールの転送が不可能であることをすばやく認識し、転送できない要因を取り除くように対処することで、子機に電子メールを転送させるようにすることができ、この結果、親機へのメール蓄積時間を短縮でき、親機のメモリを有効活用することができる。
【0050】
請求項4に記載の発明の構成によれば、所定の時間間隔で子機のメモリの使用割合を判断するので、常時、子機に電子メールを受信可能かどうかが判断され、メール受信の度に余計な時間がかかることがない。
【0051】
請求項5に記載の発明の構成によれば、使用者は、子機のみを使用して電子メールを送信することができるので、子機の使い勝手を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係るファクシミリ装置親機の概略構成を示したブロック図である。
【図2】 ファクシミリ装置親機と、ファクシミリ装置親機が接続されたネットワークとの概略構成を示したブロック図である。
【図3】 子機の概略構成を示したブロック図である。
【図4】 親機受信待機処理プログラムを示した親機受信待機処理フローチャート図である。
【図5】 転送不可能の場合には受信を禁止するメール受信処理プログラムを示したメール受信処理フローチャート図である。
【図6】 転送不可能の場合には子機に報知するメール受信処理プログラムを示したメール受信処理フローチャート図である。
【図7】 親機で処理されるコマンド受信処理プログラムを示したコマンド受信処理フローチャート図である。
【図8】 子機側待機処理プログラムを示した子機側待機処理フローチャート図である。
【図9】 子機側待機処理プログラムを示した子機側待機処理フローチャート図の続きである。
【図10】 親機で処理される子機メール送信処理プログラムを示した子機メール送信処理フローチャート図である。
【図11】 子機で処理されるメール送信処理プログラムを示したメール送信処理フローチャート図である。
【符号の説明】
10 ファクシミリ装置親機
22 通信機能部
24 子機通信制御部
26 通信制御部
28 回線制御部
36 ROM
40 RAM
70、71 子機
78 親機通信制御部

Claims (5)

  1. 電子メール機能を有する親機、及び、その親機との間で通信可能であって、所定の記憶容量を有する第2メモリを含む子機を備えた通信装置において、
    前記親機が受信した電子メールを前記子機に転送するメール転送モードを設定するモード設定手段と、
    前記モード設定手段を介してメール転送モードが設定されている場合、前記親機にて受信した電子メールを前記子機に転送する転送手段と、
    前記親機に設けられ、前記モード設定手段により、メール転送モードが設定されている場合に、前記親機から前記子機への第2メモリ状況問合結果に基づき前記第2メモリの記憶容量の内、電子メールのデータの記憶に使用されている割合が所定割合以上である場合に、転送不可能と判断する判断手段と、
    前記判断手段により電子メールを転送不可能であると判断された場合に、前記親機が電子メールを受信することを禁止する禁止手段と、を備えるとともに、
    前記子機は、前記第2メモリの記憶容量の内、電子メールのデータの記憶に使用されている割合が所定割合未満となった時点で、親機に第2メモリ空き信号を送出し、
    前記親機は、前記第2メモリ空き信号を受信した時点で、該子機に転送できずに残っている電子メールを前記転送手段を介してこの子機に転送することを特徴とする通信装置。
  2. 前記親機は、受信した電子メールを記憶する第1メモリを有し、
    前記転送手段は、前記子機に電子メールを転送したときには、前記第1メモリから転送した電子メールを消去することを特徴とする請求項1に記載の通信端末装置。
  3. 判断手段により電子メールを転送不可能であると判断された場合に、前記親機から前記子機に対して親機が電子メールを受信したことを報知する報知手段を備え
    前記判断手段により電子メールを転送不可能であると判断された場合に、前記禁止手段と報知手段のいずれかが採用されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記親機から前記子機への第2メモリ状況問合は、所定の時間間隔で行われることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の通信装置。
  5. 前記モード設定手段は、電子メールを送信するメール送信モードを設定可能であり、
    前記子機は、モード設定手段によりメール送信モードが設定されている場合に、前記親機を介して電子メールを送信可能であることを特徴とする請求項1記載の通信装置。
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