JP4453818B2 - 無線接続設定システムおよび無線接続設定方法ならびにプログラム - Google Patents

無線接続設定システムおよび無線接続設定方法ならびにプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP4453818B2
JP4453818B2 JP2004023272A JP2004023272A JP4453818B2 JP 4453818 B2 JP4453818 B2 JP 4453818B2 JP 2004023272 A JP2004023272 A JP 2004023272A JP 2004023272 A JP2004023272 A JP 2004023272A JP 4453818 B2 JP4453818 B2 JP 4453818B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
communication environment
mail
hot spot
environment information
connection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004023272A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005216076A (ja
Inventor
喜代子 輕澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2004023272A priority Critical patent/JP4453818B2/ja
Publication of JP2005216076A publication Critical patent/JP2005216076A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4453818B2 publication Critical patent/JP4453818B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

本発明は、無線LAN(Local Area Network)インターネット接続サービス、いわゆるホットスポットサービスを利用する際に必要となる通信環境設定を行うシステム、方法およびプログラムに関する。
ホットスポットサービスは、レストランや駅,空港やホテルのロビー等の特定の場所に設置したアクセスポイント経由でインターネット接続や各種の情報を提供するサービスである。ユーザは、Bluetoothや無線LAN(「IEEE 802.11a」や「IEEE 802.11b」)等の、アクセスポイントに接続可能な通信機能を備える携帯端末を使用することで、このホットスポットサービスを利用することができる。携帯端末としては、例えばノート型パーソナルコンピュータ(以下、「ノートパソコン」と略す)や携帯情報端末(PDA)がある。また、最近では、携帯電話機にも、Bluetoothや無線LAN等の通信機能が標準搭載されるようになってきており、この携帯電話機を使用したホットスポットサービスの利用も可能になっている。
ところで、ホットスポットサービスを利用する場合は、ユーザは、携帯端末上でアクセスポイントへの接続設定を自己責任で行う必要がある。このような接続設定には、ネットワーク接続に関するある程度の専門知識が必要とされるため、そのような専門知識をあまり持っていないユーザにとっては非常に煩わしいものとなっていた。このため、アクセスポイントへの接続設定を自動で行うシステムの提供が強く望まれている。
アクセスポイントへの接続設定を自動で行うシステムとしては、例えば、特許文献1に記載されたシステムがある。このシステムでは、あらゆるプロバイダとの接続を可能とするための情報(初期設定、変更設定)が、Web装置を通じて自動的にユーザ端末にダウンロードされる。そして、ユーザ端末上で、そのダウンロードした情報から任意のプロバイダの情報が選択されると、その選択された情報に基づいて初期設定や変更設定が自動的に行われる。
特開2001−325176号公報
上述したように、アクセスポイントを利用する際の接続設定は、専門知識をあまり持っていないユーザにとって非常に煩わしいものである。また、仮に、ホットスポットへの接続手順についての説明があったとしても、その説明の中で使用されている専門用語を理解することができない場合が多いため、接続設定に膨大な時間がかかったり、サービスを受けられなかったりすることがある。
また、ホットスポットを管理する側においては、上記の問題から、ユーザとの間でトラブル(ユーザからの苦情)が発生し、不利益が生じることが考えられる。加えて、ユーザからの苦情への対応やユーザに対して接続の設定を説明するために、多大な時間を費やす必要がある。
特許文献1に記載のものにおいては、アクセスポイントへの接続設定を自動で行うことができるものの、このシステムをホットスポットサービスにおける接続設定にそのまま適用することはできない。
本発明の目的は、上記問題を解決し、専門知識を持たないユーザでも簡単にホットスポットへの接続設定を行うことのできる、システムおよび方法ならびプログラムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、そのようなシステムを構成する携帯端末およびサーバを提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の無線接続設定システムは、ホットスポットを管理する少なくとも1つの管理サーバと、
前記管理サーバとインターネットを介して接続された、前記ホットスポットへの接続を行うための無線通信機能を備える携帯端末とを有し、
前記管理サーバは、
前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続に必要な情報を少なくとも含む通信環境情報が、前記ホットスポットを一意に識別可能な特定情報と関連付けられて格納された記憶部と、
前記携帯端末からの取得要求を受け付けると、該取得要求に含まれている前記特定情報に基づいて前記記憶部から通信環境情報を取得して前記携帯端末へ送信する第1の制御部とを有し、
前記携帯端末は、
入力操作部と、
少なくとも前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続設定に関する情報を記憶する通信環境設定記憶部と、
前記入力操作部にて、前記特定情報が入力されて所定の指示入力が行われると、該指示入力に応じて、入力された前記特定情報を含む前記取得要求を前記管理サーバへ送信するとともに、該送信した取得要求に応じて前記管理サーバから受信される通信環境情報に基づいて前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続設定を行い、該設定情報を前記通信環境設定記憶部に保存する第2の制御部とを有する、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、ユーザが、携帯端末上で、例えばホットスポットエリア内で掲示されている特定情報を入力して所定の指示入力を行うと、ホットスポットへの接続に必要な通信環境情報が管理サーバから携帯端末へ送られ、携帯端末にてその通信環境情報に基づく接続設定が自動的に行われる。このように、ユーザは、特定情報を入力するといった簡単な入力操作のみで、携帯端末の接続設定を行うことができるので、ネットワーク接続に関する専門知識は必要とされない。また、接続設定に膨大な時間がかかったり、サービスを受けられなかったりすることもない。
上記の無線接続設定システムにおいて、前記特定情報がメールアドレスであり、前記第2の制御部が、前記特定情報として入力されたメールアドレス宛に前記取得要求としての通信環境情報要求メールを送信し、前記第1の制御部が、前記携帯端末から受信した前記通信環境情報要求メールの宛先のメールアドレスに基づいて前記記憶部から通信環境情報を取得し、該取得した通信環境情報を含むメールを前記受信した通信環境情報要求メールの発信元のメールアドレス宛に返信するように構成してもよい。この構成によれば、ユーザは、例えばホットスポットエリア内で掲示されているメールアドレス宛にメールを送信するだけで、携帯端末の接続設定を行うことができる。
また、上記の無線接続設定システムにおいて、前記特定情報がURIであり、前記第2の制御部が、前記特定情報として入力されたURIへアクセスして前記取得要求を行い、前記第1の制御部が、前記携帯端末からの前記URIへのアクセスを受け付けると、該受け付けたURIに基づいて前記記憶部から通信環境情報を取得し、該取得した通信環境情報を前記携帯端末へ送信するように構成してもよい。この場合、前記URIがURLであってもよい。この構成によれば、ユーザは、例えばホットスポットエリア内で掲示されているURIまたはURLへアクセスするだけで、携帯端末の接続設定を行うことができる。
上述した無線接続設定システムのいずれかの構成において、前記通信環境情報は、前記携帯端末が前記ホットスポットへ接続して前記インターネットへ接続するのに必要な接続設定情報をさらに含んでいてもよい。この構成によれば、携帯端末のインターネットへの接続も行うことが可能となる。
本発明の第1の無線接続設定方法は、ホットスポットを管理する管理サーバと、前記ホットスポットへの接続を行うための無線通信機能を備える携帯端末とがインターネットを介して接続されたシステムにおいて行われる無線接続設定方法であって、前記管理サーバが、前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続に必要な情報を少なくとも含む通信環境情報を、前記ホットスポットを一意に識別可能な特定情報と関連付けて自サーバ内部の記憶装置に記憶する第1のステップと、前記携帯端末が、前記特定情報が入力されて所定の指示入力が行われると、該指示入力に応じて、入力された前記特定情報を含む取得要求を前記管理サーバへ送信する第2のステップと、前記管理サーバが、前記携帯端末からの取得要求を受け付けると、該取得要求に含まれている前記特定情報に基づいて前記記憶装置から通信環境情報を取得して前記携帯端末へ送信する第3のステップと、前記携帯端末が、前記管理サーバから受信される通信環境情報に基づいて前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続設定を行い、該設定情報を自端末内部の通信環境設定記憶部に記憶する第4のステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第2の無線接続設定方法は、ホットスポットを管理する管理サーバと、前記ホットスポットへの接続を行うための無線通信機能を備える携帯端末とがインターネットを介して接続されたシステムにおいて行われる無線接続設定方法であって、前記管理サーバが、前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続に必要な情報を少なくとも含む通信環境情報を、前記ホットスポットを一意に識別可能なメールアドレスと関連付けて自サーバ内部の記憶装置に記憶する第1のステップと、前記携帯端末が、前記メールアドレスが入力されて所定の指示入力が行われると、該指示入力に応じて、入力された前記メールアドレス宛に通信環境情報要求メールを送信する第2のステップと、前記管理サーバが、前記携帯端末からの通信環境情報要求メールを受信すると、該受信した通信環境情報要求メールの宛先メールドレスに基づいて前記記憶装置から通信環境情報を取得するとともに、該取得した通信環境情報を前記受信した通信環境情報要求メールの発信元メールアドレス宛に返信する第3のステップと、前記携帯端末が、前記管理サーバから受信される返信メールに含まれている通信環境情報に基づいて前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続設定を行い、該設定情報を自端末内部の通信環境設定記憶部に記憶する第4のステップとを含むことを特徴とする。
本発明の第3の無線接続設定方法は、ホットスポットを管理する管理サーバと、前記ホットスポットへの接続を行うための無線通信機能を備える携帯端末とがインターネットを介して接続されたシステムにおいて行われる無線接続設定方法であって、前記管理サーバが、前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続に必要な情報を少なくとも含む通信環境情報を、前記ホットスポットを一意に識別可能なURIと関連付けて自サーバ内部の記憶装置に記憶する第1のステップと、前記携帯端末が、前記URIが入力されて所定の指示入力が行われると、該指示入力に応じて、入力された前記URIへアクセスして通信環境情報要求を行う第2のステップと、前記管理サーバが、前記携帯端末からの前記URIへのアクセスを受け付けると、該アクセスを受け付けたURIに基づいて前記記憶装置から通信環境情報を取得して前記携帯端末へ送信する第3のステップと、前記携帯端末が、前記管理サーバから受信した通信環境情報に基づいて前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続設定を行い、該設定情報を自端末内部の通信環境設定記憶部に記憶する第4のステップとを含むことを特徴とする。この場合、前記URIがURLであってもよい。
上述した第1乃至第3の無線接続設定方法のいずれにおいても、前述の本発明の無線接続設定システムと同様な作用を有する。
上述した第1乃至第3の無線接続設定方法のいずれかにおいて、前記携帯端末が、前記第2のステップの前に自端末の動作モードを前記ホットスポットへの接続設定が可能な特定モードへ遷移させ、前記第4のステップの後に前記特定モードを解除するステップをさらに含むようにしてもよい。この方法によれば、特定モードの状態にあるときにのみ、携帯端末の接続設定が行われる。特定モードの状態にある期間は非常に短いので、この期間内に悪意の第三者が不正な行為(例えば返信メールを真似た偽メールの送信など)を行うことは困難である。
本発明の第1のプログラムは、ホットスポットを管理する管理サーバと、前記ホットスポットへの接続を行うための無線通信機能を備える携帯端末とがインターネットを介して接続されたシステムにおいて用いられるプログラムであって、前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続に必要な情報を少なくとも含む通信環境情報を、前記ホットスポットを一意に識別可能な特定情報と関連付けて自サーバ内部の記憶装置に記憶する第1の処理を、前記管理サーバのコンピュータに実行させ、前記特定情報が入力されて所定の指示入力が行われると、該指示入力に応じて、入力された前記特定情報を含む取得要求を前記管理サーバへ送信する第2の処理を、前記携帯端末のコンピュータに実行させ、前記携帯端末からの取得要求を受け付けると、該取得要求に含まれている前記特定情報に基づいて前記記憶装置から通信環境情報を取得して前記携帯端末へ送信する第3の処理を、前記管理サーバのコンピュータに実行させ、前記管理サーバから受信される通信環境情報に基づいて前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続設定を行い、該設定情報を自端末内部の通信環境設定記憶部に記憶する第4の処理を、前記携帯端末のコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の第2のプログラムは、ホットスポットを管理する管理サーバと、前記ホットスポットへの接続を行うための無線通信機能を備える携帯端末とがインターネットを介して接続されたシステムにおいて用いられるプログラムであって、前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続に必要な情報を少なくとも含む通信環境情報を、前記ホットスポットを一意に識別可能なメールアドレスと関連付けて自サーバ内部の記憶装置に記憶する第1の処理を、前記管理サーバのコンピュータに実行させ、前記メールアドレスが入力されて所定の指示入力が行われると、該指示入力に応じて、入力された前記メールアドレス宛に通信環境情報要求メールを送信する第2の処理を、前記携帯端末のコンピュータに実行させ、前記携帯端末からの通信環境情報要求メールを受信すると、該受信した通信環境情報要求メールの宛先メールドレスに基づいて前記記憶装置から通信環境情報を取得するとともに、該取得した通信環境情報を前記受信した通信環境情報要求メールの発信元メールアドレス宛に返信する第3の処理を、前記管理サーバのコンピュータに実行させ、前記管理サーバから受信される返信メールに含まれている通信環境情報に基づいて前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続設定を行い、該設定情報を自端末内部の通信環境設定記憶部に記憶する第4の処理を、前記携帯端末のコンピュータに実行させることを特徴とする。
本発明の第3のプログラムは、ホットスポットを管理する管理サーバと、前記ホットスポットへの接続を行うための無線通信機能を備える携帯端末とがインターネットを介して接続されたシステムにおいて用いられるプログラムであって、前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続に必要な情報を少なくとも含む通信環境情報を、前記ホットスポットを一意に識別可能なURIと関連付けて自サーバ内部の記憶装置に記憶する第1の処理を、前記管理サーバのコンピュータに実行させ、前記URIが入力されて所定の指示入力が行われると、該指示入力に応じて、入力された前記URIへアクセスして通信環境情報要求を行う第2の処理を、前記携帯端末のコンピュータに実行させ、前記携帯端末からの前記URIへのアクセスを受け付けると、該アクセスを受け付けたURIに基づいて前記記憶装置から通信環境情報を取得して前記携帯端末へ送信する第3の処理を、前記管理サーバのコンピュータに実行させ、前記管理サーバから受信した通信環境情報に基づいて前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続設定を行い、該設定情報を自端末内部の通信環境設定記憶部に記憶する第4の処理を、前記携帯端末のコンピュータに実行させることを特徴とする。この場合、前記URIがURLであってもよい。
本発明の第3のプログラムは、前記第2の処理の前に自端末の動作モードを前記ホットスポットへの接続設定が可能な特定モードへ遷移させ、前記第4の処理の後に前記特定モードを解除する処理を、前記携帯端末のコンピュータにさらに実行させる、請求項16乃至19のいずれかに記載のプログラム。
上述した第1乃至第3のプログラムのいずれにおいても、前述の本発明の無線接続設定システムと同様な作用を有する。
上述した第1乃至第3のプログラムのいずれかにおいて、前記第2の処理の前に自端末の動作モードを前記ホットスポットへの接続設定が可能な特定モードへ遷移させ、前記第4の処理の後に前記特定モードを解除する処理を、前記携帯端末のコンピュータにさらに実行させるようにしてもよい。このようにすることで、上述した無線接続設定方法のような悪意の第三者が不正な行為(例えば返信メールを真似た偽メールの送信など)の防止が可能となる。
本発明の管理サーバは、ホットスポットへの接続を行うための無線通信機能を備える携帯端末とインターネットを介して接続される管理サーバであって、前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続に必要な情報を少なくとも含む通信環境情報が、前記ホットスポットを一意に識別可能な特定情報と関連付けられて格納された記憶部と、前記携帯端末からの取得要求を受け付けると、該取得要求に含まれている前記特定情報に基づいて前記記憶部から通信環境情報を取得して前記携帯端末へ送信する制御部とを有することを特徴とする。
上記の場合、前記特定情報がメールアドレスであり、前記制御部が、前記携帯端末が前記メールアドレス宛に送信した通信環境情報要求メールを受信すると、該受信した通信環境情報要求メールの宛先のメールアドレスに基づいて前記記憶部から通信環境情報を取得し、該取得した通信環境情報を含むメールを前記受信した通信環境情報要求メールの発信元のメールアドレス宛に返信するようにしてもよい。
また、前記特定情報がURIであり、前記制御部が、前記携帯端末からの前記URIへのアクセスを受け付けると、該受け付けたURIに基づいて前記記憶部から通信環境情報を取得し、該取得した通信環境情報を前記携帯端末へ送信するようにしてもよい。この場合、前記URIがURLであってもよい。
上述した本発明の管理サーバにおいても、前述の本発明の無線接続設定システムと同様な作用を有する。
本発明の携帯端末は、ホットスポットを管理する管理サーバとインターネットを介して接続される携帯端末であって、入力操作部と、前記ホットスポットへの接続を行うための無線通信機能部と、少なくとも前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続設定に関する情報を記憶する通信環境設定記憶部と、前記入力操作部にて、前記ホットスポットを一意に識別可能な特定情報が入力されて所定の指示入力が行われると、該指示入力に応じて、入力された前記特定情報を含む取得要求を前記管理サーバへ送信するとともに、該送信した取得要求に応じて前記管理サーバから受信される通信環境情報に基づいて前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続設定を行い、該設定情報を前記通信環境設定記憶部に保存する制御部とを有することを特徴とする。
上記の場合、前記特定情報がメールアドレスであり、前記制御部が、前記特定情報として入力されたメールアドレス宛に前記取得要求としての通信環境情報要求メールを送信するとともに、該通信環境情報要求メールに対する返信メールを前記管理サーバから受信すると、該受信した返信メールを解析して前記通信環境情報を取得するようにしてもよい。
また、前記特定情報がURIであり、前記制御部が、前記特定情報として入力されたURIへアクセスして前記取得要求を行って、該アクセスを受け付けた前記管理サーバから前記通信環境情報を取得するようにしてもよい。この場合、前記URIがURLであってもよい。
上述した本発明の管理サーバにおいても、前述の本発明の無線接続設定システムと同様な作用を有する。
以上説明したように、本発明によれば、ネットワーク接続に関する専門知識を持っていないユーザであっても、設定を間違えることなく、携帯端末の無線LANへの接続設定を簡単に、かつ、短時間に行うことができる、という効果を奏する。
特に、特定情報として、メールアドレスやURI(またはURL)を使用するものにおいては、ユーザになじみのあるメール送信やWEBブラウジングの操作により、携帯端末の無線LANへの接続設定を行うことができる、という効果を奏する。
また、ホットスポットを管理するサービス提供者にとっては、上記の効果により、接続に関するトラブルが減り、ユーザに対するサービス向上が期待できる。
次に、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図1は、本発明の第1の実施形態である無線LAN接続設定システムの概略構成を示すブロック図である。この無線LAN接続設定システムは、ホットスポットサービスに適用されるものであって、携帯電話機1、基地局2、携帯電話通信網3、インターネット4、ホットスポット5〜7および管理サーバ8からなる。
携帯電話機1は、プログラムや処理に必要なデータなどを蓄積する記憶装置、入力操作を行うための入力装置、LCD等の表示装置、外部との通信を行うための通信装置、および入力装置からの入力を受け付けて通信装置や表示装置の動作を制御する制御装置から構成されている。通信装置は、基地局2との間で無線通信を行うための第1の通信部、各ホットスポット5〜7のアクセスポインタとの間でBluetoothや無線LAN等を使用した近距離無線通信を行うための第2の通信部を含む。制御装置が記憶装置に予め格納されているプログラムを実行することにより各機能やデータ処理が提供される。プログラムには、メールプログラムやブラウザなどの既存の携帯電話機に搭載されている各種プログラムが含まれる他、後述するメールアドレスを利用した自動接続設定を行うためのプログラムも含まれる。なお、携帯電話機1を用いてメールの送受信を行うためには、予め必要な情報の設定および登録を行う必要がある。この情報の設定および登録は、既存の携帯電話機にて行われている一般的なことであるので、ここではその説明は省略する。
ホットスポット5〜7および管理サーバ8は、ホットスポットサービスを提供する事業者(以下、単に「サービス提供者」と記す)によって設置され管理される。ホットスポット5〜6は、飲食店や駅の構内、あるいは空港等の特定の場所に、Bluetoothや無線LAN等の近距離無線通信機能を搭載した1つまたは複数のアクセスポイントを設置することにより構成された既存のホットスポットである。ホットスポットの数は特に限定されるものではないが、通常は、複数配置される。ホットスポット5〜7はインターネット4に接続されており、ユーザは、ホットスポット5〜7のそれぞれのエリア内で、携帯電話機1を使用してアクセスポイントからインターネット4にアクセスすることができる。ホットスポットは、よく知られた構成であるので、ここでは、その詳細な説明は省略する。
各ホットスポット5〜7には、それぞれのホットスポットを一意に識別することができるメールアドレスがサービス提供者によって予め割り当てられる。管理サーバ8は、プログラムや処理に必要なデータなどを蓄積する記憶装置、キーボードやマウス等の入力装置、CRTやLCD等の表示装置、外部との通信を行うための通信装置、および入力装置からの入力を受け付けて通信装置や表示装置の動作を制御する制御装置から構成されている。記憶装置には、各ホットスポット5〜7のそれぞれについて、通信環境情報(Bluetoothや無線LAN等の近距離無線通信でホットスポットに接続するための情報や、そのホットスポットに接続してインターネットを利用するための接続設定に関する情報)を割り当てられたメールアドレスと関連付けて格納した設定情報テーブルが予め蓄積されている。制御装置が記憶装置に予め格納されているプログラムを実行することにより各機能やデータ処理が提供される。プログラムには、設定情報テーブルを作成/管理するためのプログラムや、携帯電話機1から送信される各ホットスポット5〜7宛の電子メールを受信する処理、その受信メールの宛先のメールアドレスで設定情報テーブルを検索し、該当する通信環境情報を含む返信メールを携帯電話機1へ送信する処理などを実行するための各種プログラムが含まれる。
基地局2、携帯電話通信網3およびインターネット4は、いずれも既存のものであるので、ここではその詳細な説明は省略する。また、携帯電話機1と管理サーバ8の間で行われるメールの送受信は、メールサーバを介して行われるが、このメールサーバも良く知られたものであるので、その説明は省略する。
上記のように構成された本実施形態の無線LAN接続設定システムでは、ユーザが、ホットスポット5〜7のうちの所望のホットスポットに関するメールアドレスを入手して、携帯電話機1からその入手したメールアドレス宛にメールを送信すると、そのメールが基地局2、携帯電話通信網3およびインターネット4を介して管理サーバ8に送られる。管理サーバ8は、受信したメールの宛先となっているメールアドレスで設定情報テーブル内を検索することで、該当するホットスポットの通信環境情報を取得するとともに、この取得した通信環境情報を書き込んだメールを携帯電話機1へ返信する。携帯電話機1は、管理サーバ8からの返信メールに含まれている通信環境情報に基づいて自機の通信環境設定を行う。こうして、携帯電話機1における、ホットスポットに接続するための通信環境設定が自動的に行われる。
次に、携帯電話機1および管理サーバ8の主要部の構成について具体的に説明する。図2に、携帯電話機1の主要部の構成を示し、図3に管理サーバ8の主要部の構成を示す。
図2を参照すると、携帯電話機1の主要部は、ユーザインターフェース部12、メール送信機能部13、メール受信機能部14、メール解析機能部15、無線通信機能部16、通信環境設定記憶部17、近距離無線通信部18およびこれらと接続され、それぞれの動作を制御する制御部11から構成される。
ユーザインターフェース部12は、ユーザが各種入力操作を行うためのキーパッド等からなる。ユーザは、このユーザインターフェース部12にて、メールアドレスなどの必要な情報を入力したり、各機能を起動させるための指示入力を行ったりすることができる。メール送信機能部13は、管理サーバ8への通信環境情報要求メールの送信処理を行う。通信環境情報要求メールは、宛先のメールアドレスおよび発信元のメールアドレスの情報が含まれているメールであればどのようなメールであってもよい。例えば、タイトルや本文などが何も書かれていない空のメールを通信環境情報要求メールとして用いてもよい。メール受信機能部14は、管理サーバ8からのメール受信処理を行う。これらメール送信機能部13およびメール受信機能部14は、既存の携帯電話機に搭載されているメール機能により実現することができる。
メール解析機能部15は、管理サーバ8からの返信メールを解析し、通信環境情報を取得する。このメール解析機能部15にて取得した通信環境情報に基づいて、制御部11がホットスポットへの接続を行うのに必要な通信環境を自動設定する。無線通信機能部16は、基地局2との間で無線通信を行う。通信環境設定記憶部17は、各種通信環境の設定を記憶しておくものである。制御部11にて設定された通信環境の設定データは、この通信環境設定記憶部17に格納される。近距離無線通信部18は、ホットスポットとの間でBluetoothや無線LANなどの近距離無線通信を行う。
図3を参照すると、管理サーバ8の主要部は、メール受信機能82、情報取得機能83、メール送信機能84、情報記憶部85およびこれらと接続され、それぞれの動作を制御する制御部81から構成される。情報記憶部85には、管理しているホットスポット(図1の例ではホットスポット5〜7)の通信環境情報を予め割り当てられたメールアドレスと関連付けて格納した設定情報テーブルが保存されている。メール受信機能82は、管理しているホットスポット(ホットスポット5〜7)に割り当てられたメールアドレス宛ての通信環境情報要求メールを受信する。情報取得機能83は、携帯電話機1から受信した通信環境情報要求メールの宛先であるメールアドレスに基づいて情報記憶部85に保存されている設定情報テーブル内を検索し、該当するホットスポットの通信環境情報を取得する。メール送信機能84は、情報取得機能83にて取得した通信環境情報を含むメールを作成して、通信環境情報要求メールに含まれている発信元のメールアドレスへ返信する。
次に、携帯電話機1および管理サーバ8の具体的な動作を説明する。以下では、(1)事前の設定および準備、(2)携帯電話機1の動作、(3)管理サーバ8の動作、の3つの項目に分けて動作を説明する。
(1)事前の設定および準備:
サービス提供者は、設置したホットスポット5〜7のそれぞれにネットワークの設定を行うとともに、それぞれのホットスポットに対して、一意に識別できるメールアドレスを割り当てる。例えば、ホットスポット5に対して「AP5@xxx.yy.zz」というアドレスを、ホットスポット6に対して「AP6@xxx.yy.zz」というアドレスを、ホットスポット7に対して「AP7@xxx.yy.zz」というアドレスを割り当てる。
また、サービス提供者は、管理サーバ8上で、各ホットスポット5〜7に割り当てたメールアドレスと、それぞれのホットスポットに関する通信環境情報とを関連づけて格納した設定情報テーブルを作成し、それを情報記憶部85に保存する。例えば、設定情報テーブルには、ホットスポット5に関する情報として、「AP5@xxx.yy.zz」と「ホットスポット5の通信環境情報」が、ホットスポット6に関する情報として、「AP6@xxx.yy.zz」と「ホットスポット6の通信環境情報」が、ホットスポット7に関する情報として、「AP7@xxx.yy.zz」と「ホットスポット7の通信環境情報」が格納される。ここで、通信環境情報は、Bluetoothや無線LANなどの近距離無線通信機能を備える携帯端末(携帯電話機、PDA、ノートパソコンなど)をアクセスポイントへ接続するのに必要な情報である。通信環境情報は、1つのパラメータであっても良いし、複数のパラメータのセットであっても良い。
上記のようにしてホットスポットの情報を管理サーバ8に登録した後、サービス提供者は、それぞれのホットスポットのエリア内において、割り当てられたメールアドレスおよびホットスポットへの接続手順を記載した、例えばシールや札を準備し、これを適当な場所に貼るまたはかけるなどしてユーザへの掲示を行う。説明文としては、例えば「お手持ちの携帯電話機を接続モードに切り替えて、「AP6@xxx.yy.zz」にメールを送信すると、自動的に接続できます。」という簡単な文で十分である。この掲示により、ユーザは、所望のホットスポットのエリア内で、割り当てられたメールアドレスを自由に取得することができ、その取得したメールアドレスを用いて所持している携帯電話機1の通信環境を自動設定することができる。
(2)携帯電話機1の動作:
図4は、携帯電話機1の動作を説明するためのフローチャートである。以下、図1〜図4を参照して動作を説明する。
ユーザは、所望のホットスポットへの接続を行うにあたって、まず、ユーザインターフェース部12で「接続モードON」の状態にするための入力操作を行う。この入力操作を受けて、制御部11が、携帯電話機1の動作状態を「接続モードON」の状態に遷移させる(ステップS11)。続いて、ユーザは、ユーザインターフェース部12で、接続したいホットスポットに割り当てられたメールアドレスを入力して送信指示を行う。この送信指示を受けて、制御部11が、メール送信機能部13を制御して、入力されたメールアドレス宛てに通信環境情報要求メールを送信する(ステップS12)。この後、制御部11は、メールの受信を待つ(ステップS13)。
メールを受信すると、制御部11は、メール受信機能部14を制御して、受信したメールがステップS12で送信した通信環境情報要求メールに対する返信メールであるか否かを判断する(ステップS14)。例えば、ステップS12で「AP6@xxx.yy.zz」宛に通信環境情報要求メールを送信した場合は、その返信メールの発信元は必ず「AP6@xxx.yy.zz」となるので、これ以外のメールアドレスが発信元となっている受信メール、例えば発信元が「hanako@xxx.nec.com」の受信メールについては、通信環境情報要求メールに対する返信でないと判断することができる。
受信メールが返信メールでない場合は、制御部11は、メール受信機能部14を制御して、受信メールを受信メールボックスに蓄積し(ステップS19)、その後、ステップS13のメールの受信待ちの処理に戻る。受信メールが返信メールである場合は、制御部11は、メール解析機能部15を制御して、受信メールを解析し、メールに書き込まれている通信環境情報を取得する(ステップS15)。続いて、制御部11は、取得した通信環境情報に基づいて、近距離無線通信部18を利用するための通信環境設定、およびアクセスポイントへ接続してインターネット4へ接続するための設定をそれぞれ行い、それらの設定結果を通信環境設定記憶部17に書き込む(ステップS16)。続いて、制御部11は、携帯電話機1の動作状態を「接続モードOFF」にする(ステップS17)。そして、制御部11は、通信環境設定記憶部17に書き込まれた設定に従い、近距離無線通信部18を制御し、ホットスポットとの近距離無線通信を確立する(ステップS18)。これにより、ホットスポットへの接続が可能となり、ユーザは、ホットスポット経由で、高速かつ安価なインターネットアクセスを楽しむことができる(一般的に、携帯電話の通信網3を介したインターネットアクセスに比べて、ホットスポットを介したインターネットアクセスの方が高速かつ安価である)。
(3)管理サーバ8の動作:
図5は、管理サーバ8の動作を説明するためのフローチャートである。以下、図1〜3および図5を参照して動作を説明する。
制御部81は、メール受信機能部82を制御して、携帯電話機1から送信された通信環境情報要求メールを受信したことを検出すると(ステップS21)、情報取得部機能83を制御して、その受信した通信環境情報要求メールの宛て先メールアドレスで、情報記憶部85に保存してある設定情報テーブル内を検索し、該当するホットスポットの通信環境情報を取得する(ステップS22)。そして、制御部81は、メール送信機能部84を制御して、その取得した通信環境情報を含むメールを作成し、その作成したメールを通信環境情報要求メールの発信元メールアドレスへ返信する(ステップS23)。
以上の動作によれば、ユーザは、所望のホットスポットのエリアに出向いて、そこで掲示されている説明文にしたがって、所持している携帯電話機1から指定されたメールアドレス宛にメールを送信するだけで、携帯電話機1の通信環境を自動設定することができる。例えば、ホットスポット6への接続を行う場合は、ユーザは、そのエリアで掲示されている『お手持ちの携帯電話機を接続モードに切り替えて、「AP6@xxx.yy.zz」にメールを送信すると、自動的に接続できます。』という説明文にしたがって、携帯電話機1から「AP6@xxx.yy.zz」宛のメールを送信するだけで良い。この場合は、管理サーバ8が、受信した通信環境情報要求メールの宛先である「AP6@xxx.yy.zz」で設定情報テーブルを検索して「ホットスポット6の通信環境情報」を取得し、これを返信メールで携帯電話機1へ送信する。
なお、携帯電話機1は、「接続モード」でない状態で、通信環境情報要求メールに対する返信メールを受信した場合は、図4に示した処理は行わずに、その返信メールを単に受信ボックスへ蓄積する。すなわち、図4に示した処理は、「接続モード」になっている状態でのみ実行される。このようにすれば、例えば、ユーザが、ホットスポットへの接続をまったく意識していないときに、悪意の第三者が、管理サーバが送り返すメールの内容を真似たメールを送りつけることによって、携帯電話の誤動作を発生させる、といった問題を防止することが可能である。通常、携帯電話機1から通信環境情報要求メールを送信すると、管理サーバ8はすぐにメールを送り返してくるため、携帯電話機1が「接続モード」で動作する時間は非常に短い。よって、「接続モード」で動作している間に、悪意の第三者が、返信メールを真似たメールを送りつけて誤動作を発生させることはほぼ不可能である。
また、管理サーバ8は、通信環境情報要求メールの宛て先のメールアドレスをキーとして設定情報テーブルを検索した結果、該当するホットスポットが発見できなかった場合は、例えば、発信元のメールアドレスに、エラーを通知するメールを送信する等の処理を行う。
以上説明した本実施形態の無線LAN接続設定システムでは、それぞれのホットスポットに一意に識別可能なメールアドレスを割り当て、管理サーバ8が、その割り当てたメールアドレスをキーに設定情報テーブルから通信環境情報を取得するようになっているが、このメールアドレスに代えて、ホットスポットを一意に識別可能な他の特定情報を用いることも可能である。この場合は、設定情報テーブルには、それぞれのホットスポットについて、特定情報と通信環境情報が関連付けられて格納され、ホットスポットのエリアには、管理サーバ8へメールを送信するためのメールアドレスとホットスポットの特定情報を用いた説明文が掲示される。ユーザは、携帯電話機を使用して、その掲示された特定情報を含む通信環境情報要求メールを管理サーバ8のメールアドレス宛に送信する。管理サーバ8では、受信した通信環境情報要求メールに含まれている特定情報をキーに設定情報テーブルを検索し、該当する通信環境情報を含むメールが携帯電話機へ返信される。これにより、携帯電話機では、ホットスポットへの接続設定が自動で行われることとなる。特定情報は、通信環境情報要求メールのタイトルや本文として用いることができる。
また、携帯電話機1が自機の機種やOS(Operating System)の情報を通信環境情報要求メールの本文に書き込んで管理サーバ8へ送信し、管理サーバ8が、それらの情報から通信環境をより詳しく分類するようにしてもよい。この場合は、管理サーバ8は、ホットスポットの通信環境情報を携帯電話機の機種やOS毎に分けたテーブルを持ち、このテーブルを参照して携帯電話機1にあった通信環境情報を取得し返信する。
上述した実施形態において、管理サーバ8が、取得した通信環境情報を含む返信メールを作成する際の方法(メール送信機能部84が通信環境情報をメールに書き込む際の方法)は、とくに規定されるものではない。例えば、通信環境情報をテキスト形式でメールの本文に書き込む方法や、メールに通信環境情報を書き込んだファイルを添付して送信する方法や、メールの本文にある特定のフォーマットに従って書き込む方法など、種々の方法を適用することができる。ただし、特定のフォーマットに従って書き込む方法を採用する場合、管理サーバ8と携帯電話機1の双方が、その特定のフォーマットについて予め認識済みである必要がある。特定のフォーマットとしては、ベンダ独自のフォーマットであっても良いし、XML(eXtensible Markup Language)のような言語を利用して、各社で合意の上、フォーマットを統一しても良い。
また、上述した実施形態では、管理サーバ8は、情報記憶部85に格納される設定情報テーブルをデータベースの形で管理しているが、これに代えて、ファイル形式で管理するようにしてもよい。
(実施形態2)
上述した第1の実施形態のシステムでは、ホットスポット毎にメールアドレスを割り当て、管理サーバがホットスポットのメールアドレスと通信環境情報をペアで管理するようになっているが、これに代えて、ホットスポット毎にURL(Uniform Resource Locator)に代表されるURI(Uniform Resource Identifier)を割り当て、管理サーバが、ホットスポットに対するURI(またはURL)と通信情報をペアで管理するようにしてもよい。ここでは、そのようなURI(またはURL)による管理を行うシステムについて説明する。
本発明の第2の実施形態である無線LAN接続設定システムは、図1に示したシステム構成において、携帯電話機1に代えて携帯電話機100が、管理サーバ8に代えて管理サーバ800がそれぞれ用いられる。携帯電話機100および管理サーバ800は、携帯電話機1および管理サーバ8と同様、記憶装置に格納されたプログラムによって各種機能および制御処理が実行される。図6に、携帯電話機100の主要部の構成を、図7に管理サーバ800の主要部の構成をそれぞれ示す。
図6を参照すると、携帯電話機100の主要部は、ユーザインターフェース部102、リクエスト送信機能部103、ファイル受信機能部104、ファイル解析機能部105、無線通信機能部106、通信環境設定記憶部107、近距離無線通信部108およびこれらと接続され、それぞれの動作を制御する制御部101から構成される。無線通信機能部106、通信環境設定記憶部107および近距離無線通信部108は、図1に示した無線通信機能部16、通信環境設定記憶部17および近距離無線通信部18と基本的には同じものである。
ユーザインターフェース部102は、ユーザが各種入力操作を行うためのキーパッド等からなる。ユーザは、このユーザインターフェース部102にて、URLなどの必要な情報を入力したり、各機能を起動させるための指示入力を行ったりすることができる。リクエスト送信機能部103は、その入力されたURLに基づいて管理サーバ800に対して通信環境情報の要求を行う。ファイル受信機能部104は、管理サーバ800からの通信環境情報ファイルの受信処理を行う。これらリクエスト送信機能部103およびファイル受信機能部104は、既存の携帯電話機に搭載されているブラウザ機能により実現することができる。
ファイル解析機能部105は、管理サーバ800からの通信環境情報ファイルを解析して、ホットスポットに接続してインターネットを利用するための通信環境設定を取得する。このファイル解析機能部105にて取得した通信環境情報に基づいて、制御部101がホットスポットへの接続を行うのに必要な通信環境を自動設定する。この制御部101によって設定された通信環境の設定データは、通信環境設定記憶部17に格納される。
携帯電話機100は、上記の機能の他、既存の携帯電話機が備えている種々の機能、例えばメール機能を備える。メール機能により、携帯電話機100は、基地局2と無線通信を行い、携帯電話の通信網3およびインターネット4を介してメールを送受信することができる。
図7を参照すると、管理サーバ800の主要部は、リクエスト受信機能802、情報取得機能803、ファイル送信機能804、情報記憶部805およびこれらと接続され、それぞれの動作を制御する制御部801から構成される。情報記憶部805には、管理しているホットスポット(図1のホットスポット5〜7)の通信環境情報が書き込まれた通信環境情報ファイルがそれぞれのホットスポットに予め割り当てられたURLと関連付けられて格納されている。
リクエスト受信機能802は、携帯電話機100からの、管理しているホットスポット(ホットスポット5〜7)に割り当てられたURLへのアクセスを受け付けて通信環境情報要求を受信する。情報取得機能803は、その受信した通信環境情報要求に従い、その受け付けたURLで情報記憶部805内を検索し、該当するホットスポットの通信環境情報ファイルを取得する。ファイル送信機能804は、その取得した通信環境情報ファイルを携帯電話機100へ送信する。
次に、携帯電話機100および管理サーバ800の具体的な動作を説明する。以下では、(1)事前の設定および準備、(2)携帯電話機100の動作、(3)管理サーバ800の動作、の3つの項目に分けて動作を説明する。
(1)事前の設定および準備:
サービス提供者は、設置したホットスポット5〜7のそれぞれにネットワークの設定を行うとともに、それぞれのホットスポットに対して、一意に識別できるURLを割り当てる。例えば、ホットスポット5に対して「www.xxx.yy/AP5」を、ホットスポット6に対して「www.xxx.yy/AP6」を、ホットスポット7に対して「www.xxx.yy/AP7」というアドレスをそれぞれ割り当てる。
また、サービス提供者は、管理サーバ800上で、各ホットスポット5〜7に割り当てたURLと、それぞれのホットスポットに関する通信環境情報とを関連づけて情報記憶部805内に格納する。例えば、情報記憶部805には、ホットスポット5に関する情報として、「www.xxx.yy/AP5」と「ホットスポット5の通信環境情報ファイル」が、ホットスポット6に関する情報として、「www.xxx.yy/AP6」と「ホットスポット6の通信環境情報ファイル」が、ホットスポット7に関する情報として、「www.xxx.yy/AP7」と「ホットスポット7の通信環境情報ファイル」が格納される。ここで、通信環境情報は、Bluetoothや無線LANなどの近距離無線通信機能を備える携帯端末(携帯電話機、PDA、ノートパソコンなど)をアクセスポイントへ接続するのに必要な情報である。通信環境情報は、1つのパラメータであっても良いし、複数のパラメータのセットであっても良い。
上記のようにしてホットスポットの情報を管理サーバ800に登録した後、サービス提供者は、それぞれのホットスポットのエリア内において、割り当てられたURLおよびホットスポットへの接続手順を記載した、例えばシールや札を準備し、これを適当な場所に貼るまたはかけるなどしてユーザへの掲示を行う。説明文としては、例えば「お手持ちの携帯電話機を接続モードに切り替えて、「www.xxx.yy/AP6」にアクセスすると、自動的に接続できます。」という簡単な文で十分である。この掲示により、ユーザは、所望のホットスポットのエリア内で、割り当てられたURLを自由に取得することができ、その取得したURLへアクセスすることで所持している携帯電話機1の通信環境を自動設定することができる。
(2)携帯電話機100の動作:
図8は、携帯電話機100の動作を説明するためのフローチャートである。以下、図1、図6および図8を参照して動作を説明する。
ユーザは、所望のホットスポットへの接続を行うにあたって、まず、ユーザインターフェース部102で「接続モードON」の状態にするための入力操作を行う。この入力操作を受けて、制御部101が、携帯電話機100の動作状態を「接続モードON」の状態に遷移させる(ステップS101)。続いて、ユーザは、ユーザインターフェース部102で、接続したいホットスポットに割り当てられたURLを入力して接続指示を行う。この接続指示を受けて、制御部101が、リクエスト送信機能部103を制御して、その入力されたURLへアクセスし、通信環境情報要求を行う(ステップS102)。
次に、制御部101は、メールファイル受信機能部104を制御して、管理サーバ800から通信環境ファイルを受信する(ステップS103)。続いて、制御部101は、ファイル解析機能部105を制御して、受信した通信環境ファイルを解析して通信環境情報を取得する(ステップS104)。続いて、制御部101は、その取得した通信環境情報に基づいて、近距離無線通信部108を利用するための通信環境設定、およびアクセスポイントへ接続してインターネット4へ接続するための設定をそれぞれ行い、それらの設定結果を通信環境設定記憶部107に書き込む(ステップS105)。続いて、制御部101は、携帯電話機100の動作状態を「接続モードOFF」にする(ステップS106)。そして、制御部101は、通信環境設定記憶部107に書き込まれた設定に従い、近距離無線通信部108を制御し、ホットスポットとの近距離無線通信を確立する(ステップS107)。これにより、ホットスポットへの接続が可能となり、ユーザは、ホットスポット経由で、高速かつ安価なインターネットアクセスを楽しむことができる。
(3)管理サーバ800の動作:
図9は、管理サーバ800の動作を説明するためのフローチャートである。以下、図1、図7および図9を参照して動作を説明する。
制御部801は、リクエスト受信機能部802を制御して、携帯電話機100からのURLへのアクセスを受け付けて通信環境情報要求を受信すると(ステップS201)、情報取得部機能803を制御して、そのアクセスを受け付けたURLで情報記憶部805内を検索し、該当するホットスポットの通信環境情報ファイルを取得する(ステップS202)。そして、制御部801は、ファイル送信機能部804を制御して、その取得した通信環境情報ファイルを要求元の携帯電話機100へ送信する(ステップS203)。
以上の動作によれば、ユーザは、所望のホットスポットのエリアに出向いて、そこで掲示されている説明文にしたがって、所持している携帯電話機100から指定されたURLにアクセスするだけで、携帯電話機100の通信環境を自動設定することができる。例えば、ホットスポット6への接続を行う場合は、ユーザは、そのエリアで掲示されている『「お手持ちの携帯電話機を接続モードに切り替えて、「www.xxx.yy/AP6」にアクセスすると、自動的に接続できます。』という説明文にしたがって、携帯電話機100上で「www.xxx.yy/AP6」を入力してこれに接続するだけで良い。この場合は、管理サーバ800が、アクセスを受け付けたURL「www.xxx.yy/AP6」で情報記憶部806内を検索し、「ホットスポット6の通信環境情報ファイル」を取得し、これを返信メールで携帯電話機1へ送信する。
以上説明した各実施形態の無線LAN接続設定システムにおいて、構成および動作は、発明の趣旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
例えば、各実施形態では、ユーザがアクセスポイントへ接続する端末として携帯電話機を用いているが、これに代えて、Bluetoothや無線LAN等の近距離無線通信機能を実装し、メールを送信できるノートパソコンやPDA等の携帯端末を用いても良い。
また、ホットスポット5〜7の通信環境情報を1つの管理サーバで管理するようになっているが、少なくとも1つのホットスポットの通信環境情報を管理する管理サーバを複数配置することもできる。この場合は、複数のホットスポットの通信環境情報を複数の管理サーバで分けて管理することになる。
さらに、管理サーバの機能を各ホットスポットの内部に組み込むことも可能である。この場合は、例えば、第1の実施形態において、各ホットスポットのアクセスポイントがそれぞれ図3に示した制御部81、メール受信機能部82、情報取得機能部83、メール送信機能部84および情報記憶部85を有することになる。情報記憶部85には、設定情報テーブルではなく、自ホットスポットの通信環境情報が予め格納される。アクセスポイントは、携帯電話機から自身宛のメール(通信環境情報要求メール)を受信すると、情報記憶部85から通信環境情報を読み出し、その読み出した通信環境情報を含むメールを携帯電話機へ返信する。これ以外の動作は、上述の第1の実施形態における動作と同じである。
上記の場合、各アクセスポイントの情報記憶部を、各アクセスポイントに共通に接続された外部記憶装置で置き換えてもよい。この場合は、外部記憶装置には、前述の第1の実施形態で説明した設定情報テーブルが格納される。アクセスポイントは、携帯電話機から自身宛のメール(通信環境情報要求メール)を受信すると、自メールアドレスで外部記憶装置に格納されている設定情報テーブルを検索して自ホットスポットに関する通信環境情報を取得し、この取得した通信環境情報を含むメールを携帯電話機へ返信する。これ以外の動作は、上述の第1の実施形態の動作と同じである。
また、複数のホットスポットのうちの1つに管理サーバの機能を持たせることも可能である。例えば、図1に示した構成において、ホットスポット6のアクセスポイントに管理サーバ8の機能を持たせてもよい。この場合は、ホットスポット6のアクセスポイントが、管理サーバ8の動作を代わりに行う。
さらに、管理サーバが携帯電話機へ送信する通信環境情報は、携帯電話機用の情報の他に、携帯電話機によって使用されない情報を含んでいてもよい。この場合は、携帯電話機は、受け取った通信環境情報の中から、自端末に必要な情報のみを取得して設定することになる。
さらに、ユーザが、携帯電話機にメールアドレスやURI(またはURL)などの特定情報を入力する方法としては、ユーザによる手入力の他、バーコードを使用した入力、OCR(Optical Character Reader)を用いた入力などが考えられる。バーコードによる入力の場合は、携帯電話機にバーコード入力用のセンサを設け、このセンサで、掲示される説明文中の、メールアドレスやURI(またはURL)などの特定情報に関するバーコートを読み取る。OCRの場合は、携帯電話機にOCR用のスキャナを設け、このスキャナで説明文中のメールアドレスやURI(またはURL)などの特定情報を読み取る。
本発明の第1の実施形態である無線LAN接続設定システムの概略構成を示すブロック図である。 図1に示す携帯電話機の主要部の構成を示すブロック図である。 図1に示す管理サーバの主要部の構成を示すブロック図である。 図3に示す携帯電話機の動作を説明するためのフローチャートである。 図4に示す管理サーバの動作を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施形態である無線LAN接続設定システムに用いられる携帯電話機の主要部の構成を示すブロック図である。 本発明の第2の実施形態である無線LAN接続設定システムに用いられる管理サーバの主要部の構成を示すブロック図である。 図6に示す携帯電話機の動作を説明するためのフローチャートである。 図7に示す管理サーバの動作を説明するためのフローチャートである。
符号の説明
1、100 携帯電話機
2 基地局
3 携帯電話の通信網
4 インターネット
5〜7 ホットスポット
8、800 管理サーバ
11、81、101、801 制御部
12、102 ユーザインターフェース部
13、84 メール送信機能部
14、82 メール受信機能部
15 メール解析機能部
16、106 無線通信部
17、107 通信環境設定記憶部
18、108 近距離無線通信部
83、803 情報取得機能部
85、805 情報記憶部
103、804 リクエスト送信機能部
104、802 ファイル受信機能部
105 ファイル解析機能部

Claims (14)

  1. ホットスポットを管理する少なくとも1つの管理サーバと、
    前記管理サーバとインターネットを介して接続された、前記ホットスポットへの接続を行うための無線通信機能を備える携帯端末とを有し、
    前記管理サーバは、
    前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続に必要な情報を少なくとも含む通信環境情報が、前記ホットスポットを一意に識別可能な特定メールアドレスと関連付けられて格納された記憶部と、
    前記携帯端末からの通信環境情報要求メールを受け付けると、該通信環境情報要求メールの宛先メールアドレスに基づいて前記記憶部から通信環境情報を取得し、該取得した通信環境情報を含むメールを前記受信した通信環境情報要求メールの発信元のメールアドレス宛に返信する第1の制御部とを有し、
    前記携帯端末は、
    入力操作部と、
    少なくとも前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続設定に関する情報を記憶する通信環境設定記憶部と、
    前記入力操作部にて、接続モードをオンにする旨の入力が行われると、前記携帯端末の動作モードを前記ホットスポットへの接続設定が可能な接続モードに設定し、該接続モードの設定後に、前記入力操作部にて、前記特定メールアドレスが入力されて所定の指示入力が行われると、該指示入力に応じて、入力された前記特定メールアドレス宛に前記通信環境情報要求メールを送信するとともに、該送信した通信環境情報要求メールに対する返信メールを受信し、該受信した返信メールに含まれている通信環境情報に基づいて前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続設定を行い、該設定情報を前記通信環境設定記憶部に保存した後に、前記接続モードをオフにする第2の制御部とを有し、
    前記第2の制御部は、前記接続モードがオフの状態で前記通信環境情報要求メールに対する返信メールを受信した場合は、前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続設定は行わずに、該受信した返信メールを受信ボックスに蓄積する、無線接続設定システム。
  2. 前記通信環境情報は、前記携帯端末が前記ホットスポットへ接続して前記インターネットへ接続するのに必要な接続設定情報をさらに含む、請求項1に記載の無線接続設定システム。
  3. 前記管理サーバが前記ホットスポットの内部に設けられている、請求項1または2に記載の無線接続設定システム。
  4. 前記管理サーバによって管理されるホットスポットが複数ある、請求項1または2に記載の無線接続設定システム。
  5. 前記管理サーバが複数あり、それぞれの管理サーバによって管理されるホットスポットが異なる、請求項1または2に記載の無線接続設定システム。
  6. 前記携帯端末が携帯電話機である、請求項1乃至のいずれかに記載の無線接続設定システム。
  7. ホットスポットを管理する管理サーバと、前記ホットスポットへの接続を行うための無線通信機能を備える携帯端末とがインターネットを介して接続されたシステムにおいて行われる無線接続設定方法であって、
    前記管理サーバが、前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続に必要な情報を少なくとも含む通信環境情報を、前記ホットスポットを一意に識別可能なメールアドレスと関連付けて自サーバ内部の記憶装置に記憶する第1のステップと、
    前記携帯端末が、接続モードをオンにする旨の入力が行われると、自端末の動作モードを前記ホットスポットへの接続設定が可能な接続モードに設定し、該接続モードの設定後に、前記メールアドレスが入力されて所定の指示入力が行われると、該指示入力に応じて、入力された前記メールアドレス宛に通信環境情報要求メールを送信する第2のステップと、
    前記管理サーバが、前記携帯端末からの通信環境情報要求メールを受信すると、該受信した通信環境情報要求メールの宛先メールアドレスに基づいて前記記憶装置から通信環境情報を取得するとともに、該取得した通信環境情報を前記受信した通信環境情報要求メールの発信元メールアドレス宛に返信する第3のステップと、
    前記携帯端末が、前記管理サーバから受信される返信メールに含まれている通信環境情報に基づいて前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続設定を行い、該設定情報を自端末内部の通信環境設定記憶部に記憶した後に、前記接続モードをオフにする第4のステップと
    前記携帯端末が、前記接続モードがオフの状態で前記通信環境情報要求メールに対する返信メールを受信した場合は、前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続設定は行わずに、該受信した返信メールを受信ボックスに蓄積する第5のステップとを含む、無線接続設定方法。
  8. 前記通信環境情報は、前記携帯端末が前記ホットスポットへ接続して前記インターネットへ接続するのに必要な接続設定情報をさらに含む、請求項に記載の無線接続設定方法。
  9. 前記携帯端末が携帯電話機である、請求項7または8に記載の無線接続設定方法。
  10. ホットスポットを管理する管理サーバとインターネットを介して接続される、前記ホットスポットへの接続を行うための無線通信機能を備え携帯端末において用いられるプログラムであって、
    接続モードをオンにする旨の入力が行われると、自端末の動作モードを前記ホットスポットへの接続設定が可能な接続モードに設定し、該接続モードの設定後に、前記ホットスポットを一意に識別可能な特定メールアドレスが入力されて所定の指示入力が行われると、該指示入力に応じて、入力された前記特定メールアドレス宛に通信環境情報要求メールを送信する第の処理と、
    前記第1の処理で送信した通信環境情報要求メールに対する返信メールを受信し、該受信した返信メールに含まれている通信環境情報に基づいて前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続設定を行い、該設定情報を自端末内部の通信環境設定記憶部に記憶した後に、前記接続モードをオフにするの処理と、
    前記接続モードがオフの状態で前記第1の処理で送信した通信環境情報要求メールに対する返信メールを受信した場合は、前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続設定は行わずに、該受信した返信メールを受信ボックスに蓄積する第3の処理とを、前記携帯端末のコンピュータに実行させるプログラム。
  11. 前記通信環境情報は、前記携帯端末が前記ホットスポットへ接続して前記インターネットへ接続するのに必要な接続設定情報をさらに含む、請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記携帯端末が携帯電話機である、請求項10または11に記載のプログラム。
  13. ホットスポットを管理する管理サーバとインターネットを介して接続される携帯端末であって、
    入力操作部と、
    前記ホットスポットへの接続を行うための無線通信機能部と、
    少なくとも前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続設定に関する情報を記憶する通信環境設定記憶部と、
    前記入力操作部にて、接続モードをオンにする旨の入力が行われると、自端末の動作モードを前記ホットスポットへの接続設定が可能な接続モードに設定し、該接続モードの設定後に、前記入力操作部にて、前記ホットスポットを一意に識別可能な特定メールアドレスが入力されて所定の指示入力が行われると、該指示入力に応じて、入力された前記特定メールアドレス宛に前記通信環境情報要求メールを送信するとともに、該送信した通信環境情報要求メールに対する返信メールを前記管理サーバから受信し、該受信した返信メールに含まれている通信環境情報に基づいて前記無線通信機能による前記ホットスポットへの接続設定を行い、該設定情報を前記通信環境設定記憶部に保存した後に、前記接続モードをオフにする制御部とを有し、
    前記制御部は、前記接続モードがオフの状態で前記通信環境情報要求メールに対する返信メールを受信した場合は、前記無線通信機能部による前記ホットスポットへの接続設定は行わずに、該受信した返信メールを受信ボックスに蓄積する、携帯端末。
  14. 前記通信環境情報は、前記ホットスポットへ接続して前記インターネットへ接続するのに必要な接続設定情報をさらに含む、請求項13に記載の携帯端末。
JP2004023272A 2004-01-30 2004-01-30 無線接続設定システムおよび無線接続設定方法ならびにプログラム Expired - Fee Related JP4453818B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004023272A JP4453818B2 (ja) 2004-01-30 2004-01-30 無線接続設定システムおよび無線接続設定方法ならびにプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004023272A JP4453818B2 (ja) 2004-01-30 2004-01-30 無線接続設定システムおよび無線接続設定方法ならびにプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005216076A JP2005216076A (ja) 2005-08-11
JP4453818B2 true JP4453818B2 (ja) 2010-04-21

Family

ID=34906359

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004023272A Expired - Fee Related JP4453818B2 (ja) 2004-01-30 2004-01-30 無線接続設定システムおよび無線接続設定方法ならびにプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4453818B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5168042B2 (ja) * 2008-09-17 2013-03-21 株式会社リコー 近距離無線通信の遠隔通信設定方法、接続支援サーバ装置およびプログラム、画像形成装置およびプログラム
JP5178690B2 (ja) * 2009-10-30 2013-04-10 株式会社東芝 通信システム、当該システムの携帯端末、および当該システムのセンタ
JP4932918B2 (ja) * 2010-01-21 2012-05-16 株式会社バッファロー 接続設定装置、接続設定方法及びそのプログラム
EP2575379A1 (en) * 2011-09-29 2013-04-03 Alcatel Lucent Apparatuses and computer program products for discovering and accessing local services via WiFi hotspots
JP5465228B2 (ja) * 2011-11-10 2014-04-09 キヤノン株式会社 通信装置、通信装置の制御方法及びプログラム
JP5619255B2 (ja) * 2013-10-28 2014-11-05 キヤノン株式会社 通信装置、通信装置の制御方法及びプログラム
CN111723578B (zh) * 2020-06-09 2023-11-17 平安科技(深圳)有限公司 基于随机游走模型的热点预测方法、装置和计算机设备

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3711852B2 (ja) * 2000-09-07 2005-11-02 ブラザー工業株式会社 通信装置
US20020161921A1 (en) * 2001-04-27 2002-10-31 Docomo Communications Laboratories Usa, Inc. Method of selecting a network access measure from multiple access measures
JP2002351766A (ja) * 2001-05-29 2002-12-06 Denso Corp 設定ファイル送信システムおよび設定ファイルの送信方法
JP2003167835A (ja) * 2001-11-29 2003-06-13 Make Softwear:Kk 会員登録システムおよび方法ならびにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005216076A (ja) 2005-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101277501B (zh) 用于生成图形用户界面的系统与方法
JP2002202936A (ja) 情報収集サーバ及び情報収集方法並びに記録媒体
JP2002269010A (ja) 電子メール処理システム及びメールサーバ
US20080270613A1 (en) Method of Processing a Contact for a Mobile Device and Related Device
KR20130005452A (ko) 통신 시스템에서 사용자 단말기의 정보 획득 방법 및 장치
JP4453818B2 (ja) 無線接続設定システムおよび無線接続設定方法ならびにプログラム
KR100813398B1 (ko) 휴대용 정보통신 단말기 및 통합 메시징 시스템을 이용한모바일 오피스 시스템 및 그 구현 방법
KR100757757B1 (ko) 무선 인터넷 정보 검색 방법 및 무선 인터넷 정보 검색장치
JP2002318808A (ja) 個人情報登録支援システム
KR101128623B1 (ko) 협업 문서 작성 시스템 및 방법
KR100556530B1 (ko) 무선 인터넷 정보 검색 방법
US8473009B2 (en) Communication terminal and computer readable medium
JP2002366517A (ja) サービス提供方法、サービス提供システム、処理センタ装置及びプログラム
JP2005348327A (ja) 通信システム、アドレス帳管理サーバ、通信端末、通信方法
JP2006031125A (ja) 通信端末およびアドレスアクセス方法
JP3805928B2 (ja) 地図表示方法及び経路案内方法
KR100678336B1 (ko) 지도 메시지 전송 방법 및 시스템
JP2002268970A (ja) アクセス方法および情報処理装置および情報提供装置
JP4684978B2 (ja) 電子メールアドレス通知システム
JP2004110186A (ja) 情報取得・提供方法、医局情報処理装置、および、プログラム
KR100420551B1 (ko) 클라이언트 시스템과 호스트 시스템 간의 데이터베이스 동기화 장치 및 그 방법
KR20100059265A (ko) 정보 제공 장치, 검색 서비스 시스템 및 검색 서비스 실행 방법, 이를 이용한 검색 서비스 방법
KR101130672B1 (ko) 가상 전화번호를 이용하여 웹 페이지에 연동하기 위한 시스템 및 그 방법
KR20110057879A (ko) 고객 맞춤형 웹 페이지 송수신 시스템과, 그 시스템에 포함되는 이동통신사 서버 및 그 제어방법
JP2003006102A (ja) Web情報表示変換システム、情報端末装置、及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060207

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061211

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100113

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100126

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140212

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees