JP2003279285A - 車両用熱交換器の取付構造 - Google Patents

車両用熱交換器の取付構造

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JP2003279285A JP2002086787A JP2002086787A JP2003279285A JP 2003279285 A JP2003279285 A JP 2003279285A JP 2002086787 A JP2002086787 A JP 2002086787A JP 2002086787 A JP2002086787 A JP 2002086787A JP 2003279285 A JP2003279285 A JP 2003279285A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボルト締結作業を伴うことなく熱交換器の取
付けを簡単かつ迅速に行うことができる車両用熱交換器
の取付構造の提供を図る。 【解決手段】 熱交換器6,11の取付けを、ラジエー
タコアサポートメンバ1のロアブラケット21,23上
に仮り保持した状態で該熱交換器6,11の上端部をキ
ャップ32,36と共にアッパブラケット25,28側
に向けて前後方向に押動して、該アッパブラケット2
5,28に対してキャップ32,36を挿入固定するだ
けの所謂ワンタッチで組付け完了することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は自動車のラジエータ
や空調用コンデンサ等、車両用熱交換器の取付構造に関
する。 【0002】 【従来の技術】自動車のラジエータや空調用コンデンサ
等の熱交換器の取付けに際しては、通常、該熱交換器の
下端部に突設した支持ピンをラジエータコアサポートメ
ンバのロアブラケットに設けた係止孔にインシュレータ
を介して上方より挿入係止し、該熱交換器の上端部に突
設した支持ピンをラジエータコアサポートメンバとは別
体のアッパブラケットを用いて、該アッパブラケットを
前記支持ピンにインシュレータを介して係着して、該ア
ッパブラケットを熱交換器にボルト締結することによっ
て取付けるようにしている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】前述のように熱交換器
の上端部の取付けに際しては別体のアッパブラケットを
用いて、該アッパブラケットをラジエータコアサポート
メンバにボルト締結して行うようにしているため、部品
点数,作業工数が嵩むことを併せて、スペース的に狭隘
な部分でボルト締結作業を行うため作業性が悪く、コス
ト的に不利となってしまうことは否めない。また、該支
持ピンが熱交換器のタンク部に設けられている場合に
は、タンク部間の寸法バラツキが加わわって、取付作業
性がさらに悪化する恐れがあった。 【0004】そこで、本発明はボルト締結作業を伴うこ
となく熱交換器の取付けを簡単かつ迅速に行うことがで
きる車両用熱交換器の取付構造を提供するものである。 【0005】 【課題を解決するための手段】請求項1の発明にあって
は、熱交換器の下端部に突設した支持ピンを取付部側の
ロアブラケットに設けた係止孔にインシュレータを介し
て上方より挿入係止する一方、該熱交換器の上端部に突
設した支持ピンをインシュレータを介して前記取付部側
に設けたアッパブラケットと、該アッパブラケットに対
して前後方向に挿入固定されるキャップとによって抱持
固定した構造であって、前記アッパブラケットとキャッ
プとは、相互に係脱する係止手段を備え、かつ、前記熱
交換器の上端部の支持ピンと取付部側のアッパブラケッ
トとはそれぞれ左右一対設けられていて、他方のアッパ
ブラケットを車幅方向側部に開口を有するフック形状に
形成し、一方の支持ピンをインシュレータを介して一方
のアッパブラケットとキャップとによって抱持固定し、
他方の支持ピンをインシュレータを介して前記フック形
状の他方のアッパブラケットの開口に車幅方向より挿入
係止したことを特徴とする。 【0006】 【発明の効果】本発明によれば、熱交換器の下端部の支
持ピンをインシュレータを介して取付部側のロアブラケ
ットの係止孔に上方より挿入係止して、該熱交換器を取
付部側に仮り保持することは前記従来と同様であるが、
該熱交換器の上端部の固定に際しては、予め該熱交換器
の上端部の支持ピンにインシュレータを装着して、該支
持ピンを取付部側に設けたアッパブラケットに前後方向
にあてがうと共に、該アッパブラケットに対してキャッ
プを前後方向に挿入固定することで該支持ピンをこれら
アッパブラケットとキャップとでしっかりと抱持固定す
ることができる。 【0007】従って、従来のような別体のアッパブラケ
ットを取付部側にボルト締結する煩さな作業が伴うこと
がなく、熱交換器の取付けを、取付部側のロアブラケッ
ト上に仮り保持した状態で該熱交換器の上端部をキャッ
プと共にアッパブラケット側に向けて前後方向に押動し
て、アッパブラケットに対してキャップを挿入固定する
だけの所謂ワンタッチで組付けを完了することができ、
部品点数および組付作業工数を低減できてコスト的に有
利に得ることができる。 【0008】さらに、アッパブラケットとキャップと
は、係止手段によって相互に係脱自在であるため、該熱
交換器の脱着作業をより一層容易に行うことができる。 【0009】また、熱交換器上端部の左右支持ピンのう
ち他方の支持ピンは取付部側の左右アッパブラケットの
うち車幅方向側部に開口を持つフック形状の他方のアッ
パブラケットで支持されるため、熱交換器の車幅方向の
精度バラツキをこのフック形状のアッパブラケットで吸
収できて、インシュレータを介しての弾性支持を適正に
行うことができる。 【0010】また、熱交換器の上端部の固定に際して
は、前記他方の支持ピンと他方のアッパブラケットとを
車幅方向より挿入係合して熱交換器をロアブラケット上
だけでなく該他方のアッパブラケットでも仮り保持でき
て、このアッパブラケットによる支持点を中心に熱交換
器の一方の側部を前後方向に回動するように押動して、
一方の支持ピンを一方のアッパブラケットとキャップと
により抱持固定させることができて、熱交換器の組付作
業をより一層簡単に行うことができる。 【0011】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面と
共に詳述する。 【0012】図1において、1はラジエータコアサポー
トメンバを示し、該ラジエータコアサポートメンバ1は
アッパメンバ2と、ロアメンバ3と、これらアッパメン
バ2とロアメンバ3とを左右両側部で上下方向に連接す
る左右一対のサイドスティ部4、および該アッパメンバ
2とロアメンバ3とを車幅方向中央部で上下方向に連設
するセンターメンバとしてのフードロックスティ5と、
を備えている。 【0013】このラジエータコアサポートメンバ1は、
例えば所要の硬度を有する適宜の合成樹脂材料をもって
一体に型成形して得られる他に、所要の部分に金属芯材
を配してこれを前記合成樹脂材料で鋳ぐるむように一体
に型成形して得ることができる。 【0014】6,11は何れも前記ラジエータコアサポ
ートメンバ1に取付けられる熱交換器としてのラジエー
タ、および空調用コンデンサを示す。 【0015】ラジエータ6は上,下にタンク部7,8を
備えていて、これらタンク部7,8の左右両側部に支持
ピン9を突設してある(下側の支持ピン9は図示省
略)。 【0016】空調用コンデンサ11は左,右にタンク部
12,13を備えていて、これらタンク部12,13の
上下端に支持ピン14を突設してある(下側の支持ピン
14は図示省略)。 【0017】これらラジエータ6および空調用コンデン
サ11は、何れもその上下端部の支持ピン9,14に合
成ゴム等の弾性材からなるインシュレータ15を装着
し、該インシュレータ15を介して後述するように前記
ラジエータコアサポートメンバ1に取付けられる。 【0018】ラジエータの上端部用のインシュレータ1
5は図2,3にも示すように、同心円状に配置された比
較的に硬度の高い中心側の円筒状のボス部16と外周側
のフランジ部17と、これらボス部16とフランジ部1
7とを連接する比較的に硬度の低い膜状部18と、を備
えている。この膜状部18を備えることにより、円筒状
のボス部16がその軸方向に外周側のフランジ部17に
対して、相対移動可能とされているので、ラジエータを
所謂ダイナミックダンパーとして上下動可能に支持する
ことができる。 【0019】フランジ部17は環状溝17cを境にして
大径部17aと小径部17bとを多段状に構成してあ
る。 【0020】このインシュレータ15は上側の支持ピン
9に対して、フランジ部17の大径部17aを下側にし
て前記ボス部16を介して該支持ピン9に挿入配置して
ある。 【0021】前記ラジエータコアサポートメンバ1のロ
アメンバ3の背面には、その左右両側部に前記ラジエー
タ6の下端部を支持するロアブラケット21を後方に向
けて一体に突設してある。 【0022】このロアブラケット21には係止孔22を
設けてあり、該係止孔22にラジエータ6の下端部の支
持ピン9を上端部用と別形状の図示しないインシュレー
タ15を介して上方から挿入係止して、該ラジエータ6
の下端部を弾性的に支持するようにしてある。 【0023】このラジエータ6を支持するロアブラケッ
ト21の上方には、前記空調用コンデンサ11の下端部
を支持するロアブラケット23を後方に向けて一体に突
設してある。 【0024】このロアブラケット23は前記ロアブラケ
ット21よりも突出量を小さくして、ラジエータ6の前
面側に所要寸法で離間して空調用コンデンサ11を支持
するもので、該ロアブラケット23には係止孔24を設
けて、該係止孔24に空調用コンデンサ11の下端部の
支持ピン14をインシュレータ15を介して上方から挿
入係止して、該空調用コンデンサ11の下端部を弾性的
に支持してある。 【0025】一方、ラジエータコアサポートメンバ1の
アッパメンバ2の背面には、その左右両側部に前記ラジ
エータ6の上端部を支持するアッパブラケット25を後
方に向けて一体に突設してあると共に、その下方には前
記空調用コンデンサ11の上端部を支持するアッパブラ
ケット28を後方に向けて一体に突設してある。 【0026】このアッパブラケット28は前記アッパブ
ラケット25よりも突出量を小さくして、前記ロアブラ
ケット23,21と、該アッパブラケット28,25と
で前記空調用コンデンサ11とラジエータ6とを前後関
係位置で略平行に支持するようにしてある。 【0027】ラジエータ用のアッパブラケット25は左
右一対のアーム部26を備えて、これらアーム部26,
26間にアーム部26,26よりも後方突出量の少ない
アーム部より薄肉のフランジ26aを備えて後方に開い
た平面略コ字状とされ、アーム部26間に前記上部側の
支持ピン9をインシュレータ15を介して受容するよう
にしてあり、前述のフランジ26aの中央部分の円弧状
に凹んだ部分がインシュレータ15の環状溝17cに収
まる一方、これらアーム部26の各先端部外側には後述
するキャップ32が係着するフック部27を形成してあ
る。 【0028】コンデンサ用のアッパブラケット28は
左,右ブラケット28L,28Rとで形状を変えて構成
してある。 【0029】例えば左ブラケット28Lは前記ラジエー
タ用のアッパブラケット25と同様に左右一対のアーム
部29を備えていて、これらアーム部29の各先端部外
側に後述するキャップ36が係着するフック30を形成
してある。 【0030】右ブラケット28Rは、例えば車幅方向内
側に向く開口31を有するフック形状に形成してあり、
この開口31縁をラジエータ用と形状の異なる図示しな
いインシュレータ15と係合させて、該インシュレータ
15を係着保持するようにしてある。 【0031】32はラジエータ用のアッパブラケット2
5に係着する合成樹脂製のキャップを示し、該キャップ
32は前記インシュレータ15を抱持し得るように全体
として平面略U字形状に形成してある。 【0032】このキャップ32はその内周に前記インシ
ュレータ15のフランジ部17の小径部17bと、アッ
パブラケット25の一対のアーム部26が進入係合する
スリット33を形成してあり、スリット33の一部を形
成し環状溝17cと係合する下部片33a,33aは、
キャップ32がアッパブラケット25に係合した際には
フランジ26aと面一になるように形成されている。 【0033】また、該キャップ32の左右両側部には、
前記アーム部26の先端部のフック部27が突出する開
窓部34を形成してあると共に、該開窓部34に臨んで
前記アーム部26の進入過程でフック部27が乗り越え
ると、該フック部27に落ち込み係合するバネフック部
35を形成してある。 【0034】このバネフック部35は開窓部34の前端
側を連設基部として所要の長さで一体に形成して、該連
設基部を支点に車幅方向に撓み変形して前記バネ作用を
発揮できるようにしてある。 【0035】36はコンデンサ用のアッパブラケット2
8のうち、左ブラケット28Lに係着する合成樹脂製の
キャップを示し、該キャップ36は図4に示すように前
記インシュレータ15に上方から被冠してこれを抱持し
得るように全体としてボックス形状に形成してあり、そ
の上壁には支持ピン14の逃し孔37を形成してある。 【0036】このキャップ36の左右両側部には、前記
左ブラケット28Lの一対のアーム部29が進入係合す
るソケット部38を形成してある。 【0037】ソケット部38の側部には、前記アーム部
29の先端部のフック部30が突出する開窓部39を形
成してあると共に、該開窓部39に臨んで前記アーム部
29の進入過程でフック部30が乗り越えると、該フッ
ク部30に落ち込み係合するバネフック部40を形成し
てある。 【0038】このバネフック部40は開窓部39の前端
側を連設基部として所要の長さで一体に形成して、該連
設基部を支点に車幅方向に撓み変形して前記バネ作用を
発揮できるようにしてある。 【0039】従って、本実施形態では前記ラジエータ用
のアッパブラケット25のフック部27と、キャップ3
2のバネフック部35とによって相互に係脱する係止手
段を構成し、コンデンサ用のアッパブラケット28Lの
フック部30と、キャップ36のバネフック部40とで
相互に係脱する係止手段を構成している。尚、バネフッ
ク部をアッパブラケット側に設けて、フック部をキャッ
プ側に設けてもよい。 【0040】以上の実施形態の構造によれば、ラジエー
タ6および空調用コンデンサ11のラジエータコアサポ
ートメンバ1への取付けは、空調用コンデンサ11,ラ
ジエータ6の順に行われる。 【0041】ラジエータ6の取付けに際しては、下端部
の支持ピン9をインシュレータ15を介してロアブラケ
ット21の係止孔22に上方より挿入係止して、該ロア
ブラケット21上に仮り保持する。 【0042】そして、上端部の支持ピン9のインシュレ
ータ15に後方よりキャップ32を差し込んでフランジ
部17の小径部17bをスリット33に摺接係合し、該
キャップ32をインシュレータ15に装着した状態でラ
ジエータ6の上端部をラジエータコアサポートメンバ1
に向けて押動し、該インシュレータ15をアッパブラケ
ット25のアーム部26,26間に収容させると共に、
アーム部26,26をキャップ32のスリット33,3
3に挿入係合させて、キャップ32と共にアッパブラケ
ット25側に押し付ける。 【0043】すると、図3に示すように前記環状溝17
cの前方側がアッパブラケット25のフランジ26aと
係合すると共に、前記アーム部26のフック部27がキ
ャップ32のバネフック部35を乗り越えて該バネフッ
ク部35に係合し、支持ピン9がインシュレータ15を
介してこれらアッパブラケット25とキャップ32とに
よって前後方向に挟まれた状態で抱持固定される。尚、
支持ピン9へのインシュレータ15およびキャップ32
の装着手順は、インシュレータ15とキャップ15とキ
ャップ32との装着を先に行なった後、支持ピン9に装
着するようにしてもよい。 【0044】一方、このラジエータ6に先行して取付け
られる空調用コンデンサ11の取付けに際しては、下端
部の支持ピン14をインシュレータ15を介してロアブ
ラケット23の係止孔24に上方から挿入係合して、該
ロアブラケット23上に仮り保持させることは前記ラジ
エータ6の取付けと同様であるが、このロアブラケット
23上への仮り保持に先行して上端部右側の支持ピン1
4に挿入配置したインシュレータ15をフック形状の右
側のアッパブラケット28Rの開口31に車幅方向内側
から挿入して、該開口31の縁部に係合させた後、前述
のようにロアブラケット23上に仮り保持させる。 【0045】そして、上端部左側の支持ピン14に挿入
配置したインシュレータ15に上方よりボックス状のキ
ャップ36を被冠し、右側のアッパブラケット28Rに
仮り保持された支持ピン14を支点として回動するよう
に空調用コンデンサ11の左側上側部を左側のアッパブ
ラケット28Lに向けて押動してアーム部29をキャッ
プ36のソケット部38に挿入係合させ、該キャップ3
6をアッパブラケット28Lに押し付ける。 【0046】すると、インシュレータ15がアッパブラ
ケット28Lに突き当ると共に、前記アーム部29のフ
ック部30がキャップ36のバネフック部40を乗り越
えて該バネフック部40に係合し、支持ピン14がイン
シュレータ15を介してこれらアッパブラケット28L
とキャップ36とによって前後方向に挟まれた状態で抱
持固定される。尚、コンデンサ11においても、ラジエ
ータ6と同様に、支持ピン14へのインシュレータ15
とキャップ36の装着手順は、インシュレータ15とキ
ャップ16との装着を先に行なった後、支持ピン14に
装着するようにしてもよい。 【0047】以上のようにこの第1実施形態の構造によ
れば、従来のような別体のアッパブラケットをラジエー
タコアサポートメンバにボルト締結する煩さな作業が伴
うことがなく、ラジエータ6,空調用コンデンサ11等
の熱交換器の取付けを、ラジエータコアサポートメンバ
1のロアブラケット21又は23上に仮り保持した状態
で、これら熱交換器6,11の上端部をキャップ32又
は36と共にアッパブラケット25又は28L側に向け
て前後方向に押動して、該アッパブラケット25又は2
8Lに対してキャップ32又は36を挿入固定するだけ
の所謂ワンタッチで組付けを完了することができ、部品
点数および組付作業工数を低減できてコスト的に有利に
得ることができる。 【0048】また、アッパブラケット25又は28Lと
キャップ32又は36とは、係止手段であるフック部2
7又は30とバネフック部35又は40とによって相互
に係脱自在であるため、これら熱交換器6,11の着脱
作業をより一層容易に行うことができる。 【0049】ここで、前記空調用コンデンサ11は左,
右にタンク部12,13を設けて冷媒を横流れ方式とし
てあって、車幅方向の精度バラツキが生じる傾向にある
が、この空調用コンデンサ11は上端部右側の支持ピン
14を車幅方向内側に向く開口31を持つフック形状の
右側のアッパブラケット28Rで支持されるため、前記
精度バラツキをこのフック形状のアッパブラケット28
Rで吸収できて、インシュレータ15を介しての弾性支
持を適正に行うことができる。 【0050】また、この空調用コンデンサ11の上端部
の固定に際しては、右側の支持ピン14と右側のアッパ
ブラケット28Rとを車幅方向より挿入係合して空調用
コンデンサ11をロアブラケット23上だけでなく該右
側のアッパブラケット28Rでも仮り保持できて、前述
のようにこのアッパブラケット28Rによる支持点を中
心に空調用コンデンサ11の左側の側部を前後方向に回
動するように押動して、左側の支持ピン14を左側のア
ッパブラケット28Lとキャップ36とにより抱持固定
させることができて、空調用コンデンサ11の組付作業
をより一層簡単に行うことができる。 【0051】前記第1実施形態ではコンデンサ用のアッ
パブラケット28の右ブラケット28Rをフック形状と
してあるが、図5に示す第2実施形態のようにラジエー
タ用のアッパブラケット25の左右ブラケット25L,
25Rのうちの何れか一方、例えば右ブラケット25R
を、車幅方向内側に向く開口41を有するフック形状と
して、空調用コンデンサ11と同様の取付形態を得るよ
うにすることもできる。 【0052】また、図5に示した第2実施形態ではアッ
パブラケット25R,28Rの開口31,41を車幅方
向内側に向けて形成してあるが、これとは逆に図6に示
す第3実施形態のように開口31,41を車幅方向外側
に向けて形成するようにしてもよい。また、前記第1お
よび第2実施形態では、アッパブラケット25,28及
びロアブラケット21,23をラジエータコアサポート
メンバに設けているが、本発明はこれに限られることな
く、例えば、コンデンサ用ブラケット28,23をラジ
エータ6のタンク部7,8に一体に設けて、ラジエータ
6とコンデンサ11をサブアッセンブリしてからラジコ
アサポートに組み付けるようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1実施形態を示す分解斜視図。 【図2】本発明の第1実施形態におけるラジエータ上端
部の支持ピンとアッパブラケットおよびキャップとの関
係を示す拡大斜視図。 【図3】図2の組付状態を示す部分断面斜視図。 【図4】図2のA−A線における組付状態を示す断面
図。 【図5】本発明の第1実施形態におけるコンデンサ用の
キャップを示す斜視図。 【図6】本発明の第2実施形態におけるラジエータコア
サポートメンバを示す斜視図。 【図7】本発明の第3実施形態におけるラジエータコア
サポートメンバを示す斜視図。 【符号の説明】 1 ラジエータコアサポートメンバ(取付部側) 6 ラジエータ(熱交換器) 9 ラジエータの支持ピン 11 空調用コンデンサ(熱交換器) 14 空調用コンデンサの支持ピン 15 インシュレータ 21 ラジエータ用のロアブラケット 22 係止孔 23 コンデンサ用のロアブラケット 25 ラジエータ用のアッパブラケット 27,30 フック部(係止手段) 28 コンデンサ用のアッパブラケット 31,41 他方のアッパブラケットに設けた開口 32 ラジエータ用のキャップ 35,40 バネフック部(係止手段) 36 コンデンサ用のキャップ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 熱交換器(6,11)の下端部に突設し
    た支持ピン(9,14)を取付部側(1)のロアブラケ
    ット(21,23)に設けた係止孔(22,24)にイ
    ンシュレータ(15)を介して上方より挿入係止する一
    方、 該熱交換器(6,11)の上端部に突設した支持ピン
    (9,14)をインシュレータ(15)を介して前記取
    付部側(1)に設けたアッパブラケット(25,28)
    と、該アッパブラケット(25,28)に対して前後方
    向に挿入固定されるキャップ(32,36)とによって
    抱持固定した構造であって、 前記アッパブラケット(25,28)とキャップ(3
    2,36)とは、相互に係脱する係止手段(27,3
    5,30,40)を備え、 かつ、前記熱交換器(6,11)の上端部の支持ピン
    (9,14)取付部側(1)のアッパブラケット(2
    5,28)とはそれぞれ左右一対設けられていて、他方
    のアッパブラケット(25R,28R)を車幅方向側部
    に開口(31,41)を有するフック形状に形成し、一
    方の支持ピン(9,14)をインシュレータ(15)を
    介して一方のアッパブラケット(25L,28L)とキ
    ャップ(32,36)とによって抱持固定し、他方の支
    持ピン(9,14)をインシュレータ(15)を介して
    前記フック形状の他方のアッパブラケット(25R,2
    8R)の開口(31,41)に車幅方向より挿入係止し
    たことを特徴とする車両用熱交換器の取付構造。
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