JP2003278846A - ギヤドモータ用の減速機、ギヤドモータ及びそのシリーズ - Google Patents

ギヤドモータ用の減速機、ギヤドモータ及びそのシリーズ

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JP2003278846A
JP2003278846A JP2002081739A JP2002081739A JP2003278846A JP 2003278846 A JP2003278846 A JP 2003278846A JP 2002081739 A JP2002081739 A JP 2002081739A JP 2002081739 A JP2002081739 A JP 2002081739A JP 2003278846 A JP2003278846 A JP 2003278846A
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卓 芳賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 減速機とモータの組合せ・選択を容易化し、
又、使用用途に柔軟に対応した合理的な使用が可能なギ
ヤドモータ用の減速機、ギヤドモータ及びそのシリーズ
を提供する。 【解決手段】 モータ400と減速機300とを有する
ギヤドモータ500を形成するために用いられるギヤド
モータ用の減速機において、モータ400の側から入力
される動力の回転方向を直交方向に変換する直交変換機
構104を有し、且つ、該直交変換機構104を単独の
中間ケーシング102に収めた中間直交ギヤヘッド10
0と、ギヤドモータ500が形成された際に、その最終
出力軸となる出力軸202を含む平行軸減速機構を有
し、且つ、該平行軸減速機構を単独の後段ケーシング2
04に収めた状態で前記中間直交ギヤヘッド100の後
段側に直結可能とされた後段平行ギヤヘッド200とを
備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、産業機械、輸送機
械等に用いられる減速機とギヤドモータ及びそのシリー
ズに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、モータ等の電動機から出力される
動力を減速したり、その回転方向を変更する装置とし
て、直交軸タイプの減速機や平行軸タイプの減速機が知
られている。この場合、モータの動力の回転方向の変更
等が必要な場合には直交軸タイプの減速機、減速のみが
必要の場合には平行軸タイプの減速機がそれぞれモータ
と組み合わされて所定のギヤドモータを構成するのが一
般的である。
【0003】又、回転方向の変換と減速との双方が求め
られる場合には、直交変換機構と、平行軸減速機構の双
方を1つのケーシングに収容した減速機とモータとを組
合わせてギヤドモータを構成することもある。
【0004】なお、減速機の減速手段等としては、歯車
伝動機構、摩擦伝動機構等が考えられるが、装置の小型
化や低コスト化が可能な歯車伝動機構が用いられること
が多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
減速機を用いてギヤドモータを構成する場合には、モー
タに対し、単独の減速機が組合わされる構成とされてい
たため、モータの大きさや種類、あるいは用途等に合わ
せて極めて多種多様な減速機を用意しなければならなか
った。
【0006】そのため、減速機メーカー等では、在庫コ
ストの増加や開発コストの増大という問題が生じる一
方、減速機のユーザーにとっても、コスト高になる、あ
るいは、僅かな使用態様の変更の度に新規にギヤドモー
タを購入しなければならないという問題があった。
【0007】又、減速機の歯車配置の都合上、その入力
軸及び出力軸の位置がある程度制約されてしまうため、
減速機の取付け位置(あるいは方向)が制限され、必ず
しもユーザーニーズに適した(使い勝手のよい)減速機
が提供されているとは言えなかった。
【0008】本発明は、このような問題を解消するため
になされたものであって、減速機とモータの組合せ・選
択を容易化し、又、使用用途に柔軟に対応した合理的な
使用が可能なギヤドモータ用の減速機、ギヤドモータ及
びそのシリーズを提供することをその課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータと減速
機とを有するギヤドモータを形成するために用いられる
ギヤドモータ用の減速機において、前記モータの側から
入力される動力の回転方向を直交方向に変換する直交変
換機構を有し、且つ、該直交変換機構を単独の中間ケー
シングに収めた中間直交ギヤヘッドと、前記ギヤドモー
タが形成された際に、その最終出力軸となる出力軸を含
む平行軸減速機構を有し、且つ、該平行軸減速機構を単
独の後段ケーシングに収めた状態で前記中間直交ギヤヘ
ッドの後段側に直結可能とされた後段平行ギヤヘッドと
を備えることにより、上記課題を解決したものである。
【0010】即ち、直交変換機構を有する中間直交ギヤ
ヘッドと、平行軸減速機構を有する後段平行ギヤヘッド
とを連結可能とすることにより、モータの側から入力さ
れる動力の回転方向を直交方向に変換すると共に、回転
の減速を実現したものであるが、それぞれのギヤヘッド
は単独のケーシングからなるため、中間直交ギヤヘッド
単体でも直交変換を行なう減速機として、又、後段平行
ギヤヘッド単体でも平行軸減速を行なう減速機としてそ
れぞれ使用することができる。
【0011】本発明のバリエーションとしては例えば以
下のような態様が考えられる。
【0012】前記後段平行ギヤヘッドを、前記中間直交
ギヤヘッドの出力軸を中心として、該出力軸の円周方向
に回転して取付けできるように構成した場合には、後段
平行ギヤヘッドの出力軸の位置を中間直交ギヤヘッドの
出力軸を中心として360度自由な位置に変更すること
ができるようになり、使用用途に応じた取付けが可能に
なると共に、取付け位置の変更にも容易に対応できるよ
うになる。
【0013】更に、前記中間直交ギヤヘッドを、該中間
直交ギヤヘッドの入力軸線回りに回転する中間第1歯車
と、該中間第1歯車と直交・噛合する中間第2歯車とを
備える構造とし、前記中間第1歯車又は前記中間第2歯
車の少なくとも一部を、中間ケーシングにそれぞれ当接
させるようにすれば、中間ケーシングを、中間第1歯車
及び中間第2歯車のそれぞれの中心軸線方向の移動を規
制する位置決め手段として機能させることもできるよう
になる。
【0014】又、中間第1歯車及び中間第2歯車をプラ
スチックや焼結含油等の自己潤滑性のある素材で製作す
れば、潤滑油が不要となる。
【0015】前記中間直交ギヤヘッドに設けた中間第1
歯車に、該中間第1歯車の軸心に沿ってモータの出力軸
を挿入するための穴を設け、該穴の内側に前記モータの
出力軸と該中間第1歯車を連結するためのヘリカル雌ス
プラインを形成すれば、モータの出力軸を中間第1歯車
に設けた穴にねじ込むだけで容易に連結が可能であると
共に、モータの出力軸の回転により、出力軸をねじ込む
(締める)方向にスラスト力がかかるため、モータの出
力軸が穴から抜けるのを防止することができる。
【0016】又、前記後段平行ギヤヘッドの出力軸とし
て被駆動軸を挿入するための中空部を有するホローシャ
フトを用いれば、被駆動軸との連結部材が不要なため、
動力伝達部材の削減を図ることができると共に、被駆動
軸をホローシャフト内部に挿入可能であり、コンベア等
の被駆動装置に組み込んだ場合でも、装置全体の小型
化、省スペース化を実現することができる。
【0017】前記中間直交ギヤヘッドに、前記直交変換
機構の出力回転を伝達する中間平行軸減速機構を備え、
中間直交ギヤヘッドの入出力軸線を含む中間ケーシング
の断面の形状をL字形にすれば、中間直交ギヤヘッド単
体で直交変換及び減速が可能になると共に、L字形の両
辺で規定される空間内に被動軸等の装置の一部を収める
ことができ、省スペース化を図ることができる。
【0018】前記中間直交ギヤヘッドの中間ケーシング
におけるL字形の両辺で規定される空間に、前記後段平
行軸ギヤヘッドの後段ケーシングの本体が収まるよう
に、中間直交ギヤヘッドと後段平行ギヤヘッドを連結す
れば、減速機全体が出っ張りのない直方体形状となるた
め、設置が容易となる。
【0019】又、これらの減速機とモータを結合して一
体化することにより、上述の効果を有するギヤドモータ
とすることも可能である。
【0020】その他にも、ギヤドモータを構成する減速
機の中間直交ギヤヘッドを、モータの出力軸を中心とし
て、該出力軸の円周方向に回転して取付可能とすれば、
中間直交ギヤヘッドの出力軸の向きが可変となる。従っ
て、中間直交ギヤヘッドに後段平行ギヤヘッドを取付け
てギヤドモータを構成した場合には、後段平行ギヤヘッ
ドの出力軸の向きも中間直交ギヤヘッドを介して可変と
なるため、ギヤドモータの使用用途に応じた取付けが可
能である。
【0021】又、ギヤドモータの中間直交ギヤヘッドと
後段平行ギヤヘッドの取合い寸法を、中間直交ギヤヘッ
ドとモータの取合い寸法と同一とすれば、後段平行ギヤ
ヘッドを中間直交ギヤヘッドを介することなく、モータ
に直接取付けることができるようになるため、平行減速
機能を有する平行軸ギヤドモータを容易に構成可能とな
る。
【0022】しかも、モータの出力軸と、中間直交ギヤ
ヘッドの出力軸に同一モジュールのヘリカルスプライン
を形成する構造にすれば、モータの出力軸と中間直交ギ
ヤヘッドの入力部及び中間直交ギヤヘッドの出力軸と後
段平行ギヤヘッドの入力部の連結形状が同じとなるた
め、後段平行ギヤヘッドの入力部とモータの出力軸との
連結が容易となる。
【0023】このようなギヤドモータは、モータと減速
機の中間直交ギヤヘッド及び後段平行ギヤヘッドのうち
少なくとも1種を、交換可能に複数種類用意し、シリー
ズ化したときに、更に大きなメリットが得られる。
【0024】本ギヤドモータをシリーズ化すると、モー
タ、中間直交ギヤヘッド、後段平行ギヤヘッドを相互に
共用化しながら、必要な部分のみを交換すればよいよう
になるため、納期の短縮、在庫の減少等を実現すること
ができると共に、開発コストの低減により減速機の低価
格化を図ることができる。
【0025】又、モータと後段平行ギヤヘッドのみ、若
しくはモータと中間直交ギヤヘッドのみで、ギヤドモー
タを構成可能としたギヤドモータのシリーズとしても、
ユーザーニーズに応じた種々の平行軸ギヤドモータ及び
直交軸ギヤドモータをそれぞれ提供可能となる。
【0026】又、後段平行ギヤヘッドの出力軸の後段ケ
ーシングに対する軸心位置が、相互に異なる後段平行ギ
ヤヘッドを、複数種類用意したギヤドモータのシリーズ
とすれば、後段平行ギヤヘッドの出力軸の軸心位置を種
々のタイプから選択が可能となり、使用用途に応じたギ
ヤドモータの提供が可能となる。
【0027】更に、中間直交ギヤヘッドの直交変換機構
の構成として、ベベル歯車、ウォーム歯車、ハイポイド
歯車のうち少なくとも2つの種類を選択可能としたギヤ
ドモータのシリーズとすれば、コストや使用用途により
歯車構造が選択可能となり、ユーザーニーズに幅広く対
応することができるようになる。
【0028】なお、モータの出力軸と中間直交ギヤヘッ
ドの直交変換機構との間に、更に前段平行軸減速機構を
介在可能としたギヤドモータのシリーズとし、減速機構
を更に多段の構成にしてもよい。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態の例を図
面に基づいて説明する。
【0030】図1は、本発明に係るギヤドモータ用の減
速機を適用したギヤドモータ500の断面図である。ギ
ヤドモータ500は、中間直交ギヤヘッド100と後段
平行ギヤヘッド200とからなる減速機300と、モー
タ400とを備えている。
【0031】モータ400と中間直交ギヤヘッド100
の取付面F1において、中間直交ギヤヘッド100は、
モータ400に対し、モータ400の出力軸(以下、単
にモータ軸と称す)402を中心として、該モータ軸4
02の円周方向R1に90°ずつ回転して取付可能であ
る。なお、モータ400と中間直交ギヤヘッド100は
図示せぬボルトにより連結されている。
【0032】又、中間直交ギヤヘッド100と後段平行
ギヤヘッド200の取付面F2においても、後段平行ギ
ヤヘッド200は、中間直交ギヤヘッド100に対し、
中間直交ギヤヘッド100の出力軸(以下、単に中間出
力軸と称す)108を中心として、該中間出力軸108
の円周方向R2に90°ずつ回転して取付可能である。
なお、中間直交ギヤヘッド100と後段平行ギヤヘッド
200は図示せぬボルトにより連結されている。
【0033】中間直交ギヤヘッド100の入出力軸線L
1、L2を含む中間ケーシング102の断面の形状はL
字形となっており、後段平行ギヤヘッド200の後段ケ
ーシング204は、中間ケーシング102におけるL字
形の両辺102aと102bで規定される空間に大部分
が収まっている。
【0034】更に、取付面F1におけるモータ400及
び中間直交ギヤヘッド100の各々の取り合い寸法と、
取付面F2における中間直交ギヤヘッド100及び後段
平行ギヤヘッド200の各々の取り合い寸法がそれぞれ
同一とされている。具体的には、中間直交ギヤヘッド1
00とモータ400の角寸法は略同一で、図示せぬ取付
ボルト孔の位置はそれぞれ同位置(取付面F1の頂点付
近における正方形の頂点相当位置)に形成されている。
又、中間直交ギヤヘッド100と後段平行ギヤヘッド2
00の図示せぬ取付ボルト孔の位置も、それぞれ同位置
(取付面F2の頂点付近における正方形の頂点相当位
置)に形成されている。即ち、モータ400と後段平行
ギヤヘッド200は相互に係合可能な取り合い寸法を有
し、後段平行ギヤヘッド200は、直接、モータ400
に連結が可能である。
【0035】前記中間直交ギヤヘッド100は、モータ
400から入力される動力の回転方向を直交する方向に
変換する直交変換機構104と、該直交変換機構104
の出力回転を減速する中間平行軸減速機構106を有
し、且つ、これらの機構104、106を単独の中間ケ
ーシング102に収めている。
【0036】前記直交変換機構104は、ベベル歯車よ
りなる、中間第1歯車110及び中間第2歯車112を
備えている。
【0037】該中間第1歯車110は、軸受130と1
31によって回転自在に支持され、中間直交ギヤヘッド
100の入力軸線L1をその軸心として回転する。
【0038】又、中間第2歯車112は、軸受132と
133によって回転自在に支持されると共に、自身の一
端側112aで前記中間第1歯車110と直交・噛合
し、他端側112bで前記中間直交ギヤヘッド100の
中間ケーシング102に片持状態で採り付けられてい
る。
【0039】これら中間第1歯車110及び中間第2歯
車112の一端側の先端部110a、112aは、それ
ぞれ中間ケーシング102に当接している。
【0040】更に、中間第1歯車110には、その軸心
L1に沿ってモータ軸402を挿入するための穴110
bが設けられており、該穴110bの内側にはモータ軸
402と中間第1歯車110を連結するためのヘリカル
雌スプラインが形成されている。
【0041】なお、中間第1歯車110と中間第2歯車
112は、自己潤滑性のあるプラスチック製である。
【0042】一方、中間直交ギヤヘッド100内の中間
平行軸減速機構106は、軸線L2を軸心として回転す
る中間出力軸108と、中間第3歯車114とを備えて
いる。
【0043】中間出力軸108は、軸受134、135
によって回転自在に支持され、中間出力軸108の軸心
L2は、直交変換機構104の中間第1歯車110の軸
心L1とは平面視で直交した関係にあると共に、中間第
2歯車112の軸心L3とは平面視で平行した関係にあ
る。
【0044】又、中間出力軸108には、モータ軸40
2と同一モジュールのヘリカルスプラインが形成されて
いる。
【0045】前記中間第3歯車114は、その外周にお
いて直交変換機構104の中間第2歯車112と噛合す
ると共に、中間出力軸108に取付けられ、該中間出力
軸108と同一の軸心L2を中心として回転する。
【0046】図2は、図1中の後段平行ギヤヘッド20
0のII−II線に沿う断面図、図3は図2中のIII−III線
に沿う断面図を示したものである。
【0047】後段平行ギヤヘッド200は、ギヤドモー
タ500が形成された際に、その最終出力軸となる出力
軸(以下、単に最終出力軸と称す)202を含む平行軸
減速機構206を有し、且つ、該平行軸減速機構206
を単独の後段ケーシング204に収めている。なお、図
3に示すように、後段ケーシング204の断面形状は正
方形となっている。
【0048】最終出力軸202は、軸受230、231
によって回転自在に支持され、軸線L4を軸心として回
転する。該軸心L4は、中間出力軸108の軸線L2と
は平面視で平行した関係にある。
【0049】又、後段平行ギヤヘッド200内の平行軸
減速機構206は、最終出力軸202と、第1軸206
と、第2軸208とを備えている。
【0050】第1軸206は、その両端において、軸受
232、233により回転自在に支持され、該第1軸2
06には、その軸心L5を中心として回転する大径の後
段第1歯車210と、より小径の後段第2歯車212と
が設けられている。
【0051】又、第2軸208は、紙面奥側に図中L6
相当位置をその軸心して、第1軸206と平行に配置さ
れている。この第2軸208には、前記後段第2歯車2
12と噛合し、該後段第2歯車212より大径の後段第
3歯車214と、該後段第3歯車214より小径の後段
第4歯車216とが設けられている。なお、第2軸20
8は、その両端において、図示しない軸受により回転自
在に支持されている。
【0052】前記後段平行ギヤヘッド200の最終出力
軸202には、前記後段第4歯車216と噛合する後段
第5歯車218が設けられている。
【0053】前記中間出力軸108は、その先端部が直
接歯切りされており、後段平行ギヤヘッド200の後段
ケーシング204内に挿入され、第1軸206に設けら
れた後段第1歯車210と噛合し、平行軸減速機構20
6の初段ギヤセットを構成している。
【0054】本発明の実施形態に係るギヤドモータ50
0は、モータ軸402が中間直交ギヤヘッド100内の
直交変換機構104の中間第1歯車110に設けられた
穴110bに挿入・連結され、又、中間直交ギヤヘッド
100の中間出力軸108が後段平行ギヤヘッド200
の後段ケーシング204内に挿入され、後段第1歯車2
10と噛合することにより構成されている。
【0055】次に、ギヤドモータ500の作用について
説明する。
【0056】モータ400に通電すると、モータ軸40
2と連結した中間第1歯車110がその軸心L1を中心
として回転する。
【0057】そして、中間第1歯車110の回転によ
り、該中間第1歯車110と直交・噛合する中間第2歯
車112が軸線L1と直交する方向L3を軸心として回
転する。その結果、モータ軸402より入力された動力
の回転方向が90°転換される。
【0058】又、中間第2歯車112の回転により、該
中間第2歯車112と噛合する中間第3歯車114及び
該中間第3歯車114が取付けられた中間出力軸108
は、軸線L3と平行関係にあるL2を軸心として回転す
る。そして、中間第2歯車112から伝達された回転が
減速され、中間出力軸108に出力される。
【0059】更に、中間出力軸108がその軸心L2を
中心として回転すると、該中間出力軸の先端部と噛合し
た後段第1歯車210と、該後段第1歯車210と同じ
第1軸206に設けられた後段第2歯車212が、第1
軸206の軸心L5を中心として回転する。このとき、
中間出力軸108の回転が、該中間出力軸108と後段
第1歯車210の歯数の比だけ減速され、後段第2歯車
212に伝達される。
【0060】その後、後段第2歯車212の回転と同時
に、該後段第2歯車212と噛合する後段第3歯車21
4と、該後段第3歯車214と同じ第2軸208に設け
られた後段第4歯車216が第2軸208の軸心L6を
中心として回転し、後段第2歯車212から伝達された
回転が更に減速される。
【0061】最終的に、後段第4歯車216の回転によ
り、該後段第4歯車216と噛合する後段第5歯車21
8が回転すると共に、最終出力軸202が回転し、動力
が出力される。
【0062】中間直交ギヤヘッド100は、図4の模式
図に示すように、モータ400に対し、モータ軸402
を中心として、該モータ軸402の円周方向R1に90
°ずつ回転して取付可能であると共に、後段平行ギヤヘ
ッド200も、中間直交ギヤヘッド100に対し、中間
出力軸108を中心として、該中間出力軸108の円周
方向R2に90°ずつ回転して取付可能であるため、ギ
ヤドモータ500の最終出力軸202の向きが16通り
に変更可能であり、ギヤドモータの使用用途に応じた取
付けが可能で、その変更も容易である。
【0063】又、モータ400と中間直交ギヤヘッド1
00の取付面F1における取り合いと、中間直交ギヤヘ
ッド100と後段平行ギヤヘッド200の取付面F2に
おける取り合いを同一としたため、後段平行ギヤヘッド
200は、中間直交ギヤヘッド100を介すことなく、
モータ400に直接取付けが可能で、平行減速機能を有
する平行軸ギヤドモータを容易に構成可能である。
【0064】しかも、これを具体的に実現するために、
中間出力軸108と、モータ軸402に同一モジュール
のヘリカルスプラインを形成すると共に、第1歯車11
0には、その軸心L1に沿って、モータ軸402のヘリ
カルスプラインと等速外接噛合が可能な雌スプラインを
形成するようにしている。
【0065】即ち、中間出力軸108と、モータ軸40
2とに同一モジュールのヘリカルスプラインが形成され
ていることから、後段平行ギヤヘッド200の後段第1
歯車210は、中間出力軸108のみならず、モータ軸
402とも直接噛合できる。
【0066】又、このように、モータ軸402にヘリカ
ルスプラインが形成されていても、中間第1歯車110
に、その軸心L1に沿ってモータ軸402のヘリカルス
プラインと等速外接噛合可能な雌スプラインを形成する
ことにより、該モータ軸402に中間第1歯車110を
冠せるようにしてねじ込むだけで、両者402、110
を一体化できる。
【0067】この結果、取り合いの互換性と相俟って、
モータ400と中間直交ギヤヘッド100の連結、及び
モータ400と後段平行ギヤヘッド200の連結のいず
れも容易に、且つ、支障なく実現できる。なお、モータ
軸402と中間第1歯車110との連結に当たっては、
モータ軸402の回転により、中間第1歯車110がモ
ータ軸402によりねじ込まれる(締められる)方向に
荷重がかかるようにしておけば、モータ軸402と中間
第1歯車110との連結が緩むことはない。
【0068】中間直交ギヤヘッド100は、直交変換機
構104と中間平行軸減速機構106を有し、単独の中
間ケーシング102からなるため、中間直交ギヤヘッド
100単体でも直交変換及び減速を行なう減速機として
使用することができる。
【0069】同様に、後段平行ギヤヘッド200も、平
行軸減速機構206を有し、単独の後段ケーシング20
4からなるため、後段平行ギヤヘッド200単体でも平
行軸減速を行なう減速機として使用することができる。
【0070】又、中間直交ギヤヘッド100の入出力軸
線L1、L2を含む中間ケーシング102の断面形状を
L字形とし、該L字形の両辺102aと102bで規定
される空間に、後段平行ギヤヘッド200の後段ケーシ
ング204の本体(一体の突起等を除いた主要部分)の
大部分が収納可能であるため、装置全体が出っ張りの少
ない直方体形状となり、設置が容易である。
【0071】更に、中間直交ギヤヘッド100を単体で
使用した場合には、L字形の両辺102aと102bで
規定される前記空間内に被動側装置の一部(例えばプー
リやスプロケット、歯車等)を収めることができ、省ス
ペース化を図ることもできる。
【0072】又、中間直交ギヤヘッド100の直交変換
機構104に設けられた中間第2歯車112は、自身の
一端側112aで中間第1歯車110と直交・噛合し、
他端側112bで中間直交ギヤヘッド100の中間ケー
シング102に片持状態で取付けられているため、中間
第1歯車110から加わるスラスト力を中間ケーシング
102で受け止めることができる。
【0073】更に、中間第1歯車110及び中間第2歯
車112をベベル歯車にしたことにより、中間直交ギヤ
ヘッド100の小型化、高効率化、低コスト化を図るこ
とができ、その上、該中間第1歯車110及び中間第2
歯車112を自己潤滑性のあるプラスチック製としてい
るため、潤滑油が不要である。
【0074】中間第1歯車110及び中間第2歯車11
2の一端側の先端部110a、112aは、中間ケーシ
ング102にそれぞれ当接しているため、中間ケーシン
グ102は、中間第1歯車110及び中間第2歯車11
2のそれぞれの中心軸線方向L1、L3の移動を規制す
る位置決め手段としても機能している。
【0075】なお、上記実施形態において、中間直交ギ
ヤヘッド100の直交変換機構104に設けられた中間
第1歯車110及び中間第2歯車112はベベル歯車と
したが、本発明は、これに限定されるものではなく、ウ
ォーム歯車、ハイポイド歯車等でもよい。むしろ、後述
するように、用途に応じ、これらを選択可能としておく
方が望ましい。
【0076】又、これらの中間第1歯車110及び中間
第2歯車112は、プラスチックで製作されたものでは
なくてもよい。従って、例えば、焼結含油等の自己潤滑
性のある素材で製作されたものでもよい。更には、必ず
しも自己潤滑性のある素材でなくてもよい。
【0077】なお、上記実施形態においては、中間第1
歯車110及び中間第2歯車112を、それぞれ軸受1
30〜133によって回転自在に支持する構造とした
が、図5に示すように、ピン150、152を中間ケー
シング102に圧入し、該ピン150、152により中
間第1歯車110及び中間第2歯車112を回転可能に
する構造としてもよい。又、中間第1歯車110及び中
間第2歯車112からなる直交変換機構104を両持状
態で支持する構造としてもよい。
【0078】上記実施形態においては、最終出力軸20
2を中実軸としたが、図6に示すように、最終出力軸と
して被駆動軸を挿入するための中空部250aを有する
ホローシャフト250を用いれば、相手機械との連結部
材が不要なため、動力伝達部材の削減を図ることができ
ると共に、被動軸を中空部250a内部に挿入可能であ
り、コンベア等の被駆動装置に組み込んだ場合でも、装
置全体の小型化、省スペース化を実現することができ
る。
【0079】又、前記中空部250aの軸線方向L4の
一方側(図6中の下側)を有底とした場合には、ホロー
シャフト250の一端側についてはケーシング252内
に収めることができる。この場合は、ケーシング252
外と遮断された状態でホローシャフト250を支持可能
となるため、中空部250aを貫通孔として形成した場
合に比べ、装置内部の潤滑油が外部に漏れ難く、更に、
オイルシール256をホローシャフト250の片側に設
置すればよいため、ホローシャフト250に加わる負荷
が少なく、動力の損失防止を図ることができると共に、
部品点数の削減によるコストの低減をも実現することが
できる。
【0080】又、前記中間直交ギヤヘッド100内の中
間平行軸減速機構106では、中間第2歯車112と中
間第3歯車114で減速機構を構成したが、本発明はこ
れに限定されず、必ずしも減速機能を持たせる必要はな
い。又、歯車機構ではなく、チェーン、ベルト等の無端
伝動機構であってもよい。無端伝動機構により中間平行
軸減速機構を構成した場合には、中間第2歯車112の
軸心L3と中間出力軸108の軸心L2の距離をほぼ任
意に調整することができる。又、ベルトを用いた場合に
は、騒音を低減することができると共に、ベルトの滑り
を積極的に利用してトルクリミッタ的な機能を持たせる
こともできる。
【0081】次に、上述の中間直交ギヤヘッド100、
後段平行ギヤヘッド200、モータ400の組合せによ
って構成されるギヤドモータのシリーズについて説明す
る。
【0082】図7は、モータ400、中間直交ギヤヘッ
ド100及び後段平行ギヤヘッド200の組合せ例を模
式的に示したものであり、モータ400、中間直交ギヤ
ヘッド100及び後段平行ギヤヘッド200のうち少な
くとも1種を、交換可能に複数種類用意したギヤドモー
タのシリーズ例である。
【0083】図7中の(A)は、1種類のモータ400
及び中間直交ギヤヘッド100に対して、複数種類の後
段平行ギヤヘッド200a、200b、200c、…を
用意したギヤドモータのシリーズである。
【0084】このようなシリーズを提供することによ
り、ユーザーは、1種類のモータ400及び中間直交ギ
ヤヘッド100を用意した上で、使用用途に応じた後段
平行ギヤヘッド200の選択が可能である。
【0085】図7中の(B)は、1種類のモータ400
及び後段平行ギヤヘッド200に対して、複数種類の中
間直交ギヤヘッド100a、100b、100c、…を
用意したギヤドモータのシリーズであり、図7中の
(C)は、1種類の中間直交ギヤヘッド100及び後段
平行ギヤヘッド200に対して、複数種類のモータ40
0a、400b、400c、…を用意したギヤドモータ
のシリーズである。
【0086】このようなシリーズによっても、ユーザー
は、複数種類の中間直交ギヤヘッド100a、100
b、100c、…又は複数種類のモータ400a、40
0b、400c、…から使用用途に応じた装置を選択す
ることができる。
【0087】又、このようなシリーズ化によって、減速
機メーカー等は、装置を共用化できるため、納期の短
縮、在庫の減少等を実現することができると共に、開発
コストの低減により、減速機の低価格化を図ることがで
きる。
【0088】なお、図7中の(1)〜(3)は、ギヤド
モータの構成例である。
【0089】即ち、モータ400、中間直交ギヤヘッド
100、後段平行ギヤヘッド200を連結・一体化する
ことにより、モータ400の動力を直交変換して出力す
る図7中の(1)に示す直交軸タイプのギヤドモータを
構成することができる。
【0090】又、モータ400と中間直交ギヤヘッド1
00のみでもギヤドモータが構成可能であるため、モー
タ400と中間直交ギヤヘッド100を連結・一体化す
ることにより、モータ400の動力を直交変換して出力
する図7中の(2)に示す直交軸タイプのギヤドモータ
を提供することができる。
【0091】更に、上述のとおり、モータ400と中間
直交ギヤヘッド100の取付面F1における取り合い
と、中間直交ギヤヘッド100と後段平行ギヤヘッド2
00の取付面F2における取り合いを同一としたため、
後段平行ギヤヘッド200は、中間直交ギヤヘッド10
0を介すことなく、モータ400に直接取付けることが
でき、モータ400と後段平行ギヤヘッド200のみで
もギヤドモータが構成可能である。従って、モータ40
0の回転を減速して平行に出力する図7中の(3)に示
す平行軸タイプのギヤドモータも提供が可能である。
【0092】図8は、後段平行ギヤヘッド200の最終
出力軸202の後段ケーシング204に対する軸心位置
が相互に異なる後段平行ギヤヘッド200を複数用意し
たギヤドモータのシリーズ例を示している。ユーザーは
最終出力軸202の軸心位置を種々のタイプから選択可
能で、使用用途に応じたギヤドモータを構成することが
できる。
【0093】又、図9は、中間直交ギヤヘッド100の
直交変換機構104の構成として、ベベル歯車、ウォー
ム歯車、ハイポイド歯車のうち、少なくとも2つ(この
例では、ベベル歯車とハイポイド歯車)を選択可能とし
たギヤドモータのシリーズ例であり、ユーザーは、コス
トや使用用途により歯車構造が選択可能で、ユーザーニ
ーズに幅広く対応することができる。
【0094】なお、図10のように、モータ400の出
力軸402と、中間直交ギヤヘッド100の直交変換機
構104との間に、更に、前段平行軸減速機構600を
介在可能としたギヤドモータのシリーズとしてもよい。
【0095】更に、上述の減速機及びモータの選択・組
合せは、ギヤドモータの特定の具体的なシリーズに属す
る全ての機種が対応するものでなくてもよい。即ち、当
該特定のシリーズに属する一部の機種において、減速機
及びモータの選択・組合せが(あるいは組合せの可能性
が)本発明に係る構成となっていれば足りる。
【0096】
【発明の効果】本発明によれば、減速機とモータの組合
せ・選択を容易化し、又、使用用途に柔軟に対応した合
理的な使用が可能なギヤドモータ用の減速機、ギヤドモ
ータ及びそのシリーズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のギヤドモータの側断面図
【図2】図1における後段平行ギヤヘッドのII−II線に
沿う断面図
【図3】図2におけるIII−III線に沿う断面図
【図4】本発明の実施形態のギヤドモータの組み合わせ
例を示した模式図
【図5】本発明の第2実施形態のギヤドモータの側断面
【図6】出力軸にホローシャフトを採用した後段平行ギ
ヤヘッドの側断面図
【図7】本発明の実施形態のギヤドモータのシリーズの
模式図
【図8】最終出力軸の軸心位置を複数用意したギヤドモ
ータのシリーズの模式図
【図9】中間直交ギヤヘッドの直交変換機構を複数用意
したギヤドモータのシリーズの模式図
【図10】前段平行軸減速機構を介在可能としたギヤド
モータのシリーズの模式図
【符号の説明】
100…中間直交ギヤヘッド 102…中間ケーシング 104…直交変換機構 106…中間平行軸減速機構 108…中間出力軸 110…中間第1歯車 112…中間第2歯車 114…中間第3歯車 200…後段平行ギヤヘッド 202…最終出力軸 204…後段ケーシング 206…第1軸 208…第2軸 210…後段第1歯車 212…後段第2歯車 214…後段第3歯車 216…後段第4歯車 218…後段第5歯車 300…減速機 400…モータ 402…モータ軸 500…ギヤドモータ 600…前段平行軸減速機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J009 DA20 EA06 EA11 EA16 EA18 EA25 EA32 EA41 EB17 EB24 EC04 FA02 FA03 FA14 5H607 AA11 BB01 CC03 DD03 DD08 DD09 EE31 EE32 JJ05

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータと減速機とを有するギヤドモータを
    形成するために用いられるギヤドモータ用の減速機にお
    いて、 前記モータの側から入力される動力の回転方向を直交方
    向に変換する直交変換機構を有し、且つ、該直交変換機
    構を単独の中間ケーシングに収めた中間直交ギヤヘッド
    と、 前記ギヤドモータが形成された際に、その最終出力軸と
    なる出力軸を含む平行軸減速機構を有し、且つ、該平行
    軸減速機構を単独の後段ケーシングに収めた状態で前記
    中間直交ギヤヘッドの後段側に直結可能とされた後段平
    行ギヤヘッドと、を備えたことを特徴とするギヤドモー
    タ用の減速機。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記後段平行ギヤヘッドを、前記中間直交ギヤヘッドの
    出力軸を中心として、該出力軸の円周方向に回転して取
    付可能としたことを特徴とするギヤドモータ用の減速
    機。
  3. 【請求項3】請求項1又は2において、 前記中間直交ギヤヘッドが、 該中間直交ギヤヘッドの入力軸線回りに回転する中間第
    1歯車と、 該中間第1歯車と直交・噛合する中間第2歯車とを備
    え、 前記中間第1歯車又は前記中間第2歯車の少なくとも一
    部が、前記中間ケーシングにそれぞれ当接されたことを
    特徴とするギヤドモータ用の減速機。
  4. 【請求項4】請求項3において、 前記中間第1歯車及び中間第2歯車が、自己潤滑性のあ
    る素材で製作されていることを特徴とするギヤドモータ
    用の減速機。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記中間直交ギヤヘッドが、該中間直交ギヤヘッドの入
    力軸線回りに回転する中間第1歯車を備え、 該中間第1歯車に、該中間第1歯車の軸心に沿って前記
    モータの出力軸を挿入するための穴を設け、該穴の内側
    に前記モータの出力軸と該中間第1歯車を連結するため
    のヘリカル雌スプラインを形成したことを特徴とするギ
    ヤドモータ用の減速機。
  6. 【請求項6】請求項1乃至5のいずれかにおいて、 前記後段平行ギヤヘッドの出力軸として被駆動軸を挿入
    するための中空部を有するホローシャフトを用いたこと
    を特徴とするギヤドモータ用の減速機。
  7. 【請求項7】請求項1乃至6のいずれかにおいて、 前記中間直交ギヤヘッドが、前記直交変換機構の出力回
    転を伝達する中間平行軸減速機構を備え、 前記中間直交ギヤヘッドの入出力軸線を含む中間ケーシ
    ングの断面の形状がL字形になっていることを特徴とす
    るギヤドモータ用の減速機。
  8. 【請求項8】請求項7において、 前記中間直交ギヤヘッドの前記中間ケーシングにおける
    L字形の両辺で規定される空間に、前記後段平行ギヤヘ
    ッドの後段ケーシングの本体が収まるように、該中間直
    交ギヤヘッドと後段平行ギヤヘッドが連結されているこ
    とを特徴とするギヤドモータ用の減速機。
  9. 【請求項9】モータと減速機とを有するギヤドモータに
    おいて、 前記減速機として、請求項1乃至8のいずれかに記載の
    減速機を使用すると共に、該減速機と前記モータを結合
    して一体化したことを特徴とするギヤドモータ。
  10. 【請求項10】請求項9において、 前記減速機の中間直交ギヤヘッドを、前記モータの出力
    軸を中心として、該出力軸の円周方向に回転して取付可
    能としたことを特徴とするギヤドモータ。
  11. 【請求項11】請求項9又は10において、 前記中間直交ギヤヘッドと前記後段平行ギヤヘッドの取
    合い寸法が、前記中間直交ギヤヘッドと前記モータの取
    合い寸法と同一とされたことを特徴とするギヤドモー
    タ。
  12. 【請求項12】請求項11において、 前記モータの出力軸と前記中間直交ギヤヘッドの出力軸
    に同一モジュールのヘリカルスプラインを形成したこと
    を特徴とするギヤドモータ。
  13. 【請求項13】請求項9乃至12のいずれかに記載のギ
    ヤドモータに関して、 前記モータ、前記減速機の中間直交ギヤヘッド及び後段
    平行ギヤヘッドのうち少なくとも1種を、交換可能に複
    数種類用意したことを特徴とするギヤドモータのシリー
    ズ。
  14. 【請求項14】請求項13において、 前記モータと、前記後段平行ギヤヘッドのみでもギヤド
    モータを構成可能としたことを特徴とするギヤドモータ
    のシリーズ。
  15. 【請求項15】請求項13において、 前記モータと、前記中間直交ギヤヘッドのみでもギヤド
    モータを構成可能としたことを特徴とするギヤドモータ
    のシリーズ。
  16. 【請求項16】請求項13乃至15のいずれかにおい
    て、 前記後段平行ギヤヘッドの出力軸の後段ケーシングに対
    する軸心位置が、相互に異なる後段平行ギヤヘッドを、
    複数種類用意したことを特徴とするギヤドモータのシリ
    ーズ。
  17. 【請求項17】請求項13、15乃至16のいずれかに
    おいて、 前記中間直交ギヤヘッドの直交変換機構の構成として、
    ベベル歯車、ウォーム歯車、ハイポイド歯車のうち少な
    くとも2つの種類を選択可能としたことを特徴とするギ
    ヤドモータのシリーズ。
  18. 【請求項18】請求項13乃至17のいずれかにおい
    て、 前記モータの出力軸と前記中間直交ギヤヘッドの前記直
    交変換機構との間に、更に前段平行軸減速機構を介在可
    能としたことを特徴とするギヤドモータのシリーズ。
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