JP4531408B2 - 多段減速機 - Google Patents

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Description

本発明は、多段減速機、特に、多段であるが故に軸方向に長くなりやすく、また、減速比が大きいが故に負荷側からの回転が困難な減速機において、軸方向長を長くすることなく、且つ停電時等においても負荷側から回転させるのが容易な多段減速機に関する。
従来、前段および後段の減速機構を有し、高い減速比を確保可能とした多段減速機が広く使用されている(例えば特許文献1参照)。
この特許文献1に開示されているモータ一体型の多段減速機は、前段の減速機構として、太陽ローラ、遊星ローラ、およびリングローラを有する単純遊星ローラ機構の遊星減速機構を備えている。また、後段の減速機構として、前記前段の減速機構からの動力が入力される後段入力軸と、該後段入力軸に対して偏心揺動可能に組み込まれた外歯歯車と、該外歯歯車が内接噛合する内歯歯車と、を有する揺動内接噛合式の遊星減速機構を備えている。
この多段減速機は、前段および後段の双方に、中央部材(太陽ローラあるいは偏心体)、遊星部材(遊星ローラあるいは外歯歯車)、及びリング部材(リングローラあるいは内歯歯車)からなる「遊星減速機構」を採用しているため、多段減速機でありながら減速機全体の軸方向長が短いという利点を有している。
従って、この種の多段減速機は、例えば、コンベヤ、走行台車の駆動装置のように、高い減速比とコンパクト化が要求されるような用途に広く用いられている。
特開2001−99263号公報
ところで、この種の駆動装置にあっては、予期せぬ停電やモータ故障等が発生した場合には、当然に駆動対象物をモータ等の駆動力によって駆動することができなくなる。しかしながら、この場合、コンベヤや走行台車等を所定の状態、あるいは位置まで動かさなければならないことがしばしば生じる。
ところが、(高減速比であることが多い)多段減速機の場合、駆動対象物を直接手動で走行させようとすると、該多段減速機自体が大きな抵抗となってしまうため、この手動駆動が困難になるという問題が発生する。特に、一般的には、多段減速機の上流側には駆動源としてのモータが更に連結されているため(上記技術文献1の場合もモータが直接連結されている)、この抵抗は一層大きなものとなってしまう。
そこで、従来、動力伝達系のいずれかの部分にクラッチを設け、手動駆動時には該クラッチによって動力伝達系を遮断し、駆動対象物が軽い力で動くように配慮した装置が提案されている。
しかしながら、このようなクラッチを設けようとした場合、当該クラッチの収容スペースの分、全体の寸法、取りわけ軸方向長が増大してしまうという問題が避けられない。
本発明は、このような従来の問題を解消するためになされたものであって、全体の寸法、特にその軸方向長の増大を招くことなく、停電やモータ故障等何らかの理由で手動駆動を行わなければならない状態となったとしても、軽い力で駆動対象物を動かすことのできる多段減速機を提供することをその課題としている。
本発明は、前段減速機構と後段減速機構とを有する多段減速機において、前記前段減速機構が少なくとも2個のトルク伝達を行う回転部材を備えており、該回転部材同士が接触する接触部の半径方向外側に、該前段減速機構の動力伝達を選択的に遮断可能とする機能を有する電磁クラッチを配置したことにより、上記課題を解決したものである。
本発明においては、前段減速機構が少なくとも2個のトルク伝達を行う回転部材を備えており、該回転部材同士が接触する接触部の半径方向外側且つ後段減速機構構成する一部品の半径方向内側に、前段減速機構での動力伝達を選択的に遮断可能とする機能を有する電磁クラッチを配置するようにしている。
そのため、(当該電磁クラッチを設けることによって)減速機全体の軸方向長が伸長するのを防止することができる。従って、コンパクト性を犠牲にすることなく、停電、あるいはモータ故障等の理由で駆動対象物を手動で動かす必要性が生じたとしても、該駆動対象物を軽い力で動かすことができる。
大減速比であるにも拘わらず、停電、あるいはモータ故障等が発生したときであっても、軽い力で駆動対象物を手動で駆動することを可能とし、かつ、減速機全体の寸法増大、特に軸方向の寸法増大を最小限に抑えることができる。
以下、本発明の実施形態の例を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1〜図4に示すギヤドモータ(モータ一体型の多段減速機)GM1は、モータM1と、本実施形態が適用された2段の遊星減速機構を有する多段減速機G1とを連結・組み合わせたものである。
図1は、該ギヤドモータGM1の全体縦断面図、図2はその分解断面図である。
モータM1のモータカバー12は、多段減速機G1のモータM1側のカバーを兼ねており、このモータカバー12に連続形成した円筒部12AにモータM1のモータ軸18の先端部18Aが臨まされている。
この先端部18Aには多段減速機G1の前段を構成する単純遊星ローラ機構20の太陽ローラ22(中央部材:入力軸)の先端部22Aが対向している。
図2に示されるように、この実施形態では、モータ軸18の先端部18Aには、直線状の凹部18A1が形成されており、一方、太陽ローラ22の先端部22Aにはこの凹部18A1に嵌合する直線状の凸部22A1が形成されている。この凹部18A1と凸部22A1は、軸受19によってあたかも「たが」を嵌められるように取り囲まれ、その半径方向の動きが拘束されている。
図3を併せて参照して、単純遊星ローラ機構20は、この太陽ローラ22と、該太陽ローラ22と外接(オイルを介した間接接触)する遊星ローラ(遊星部材)24と、該遊星ローラ24が内接するリングローラ(リング部材)26とを備え、該遊星ローラ24を支持しているキャリヤピン27の公転成分がキャリヤ(単純遊星ローラ機構20の出力軸)28を介して出力される構成とされている。即ち、太陽ローラ22はその外周側で、リングローラ26はその内周側で、それぞれ遊星ローラ24とトルク伝達を行う。
前記リングローラ26の半径方向外側には、電磁クラッチ30が配置されている。より具体的には電磁クラッチ30は、リングローラ26が軸方向に占める領域S1の中心線をSo1としたときに、該電磁クラッチ30の一部がこの中心線So1を跨ぐ軸方向位置において、該リングローラ26の半径方向外側に位置するように配置されている。電磁クラッチ30の一部を構成するコイル32は、ケーシング14に固定されている。このコイル32は、所定の電流が流されることによってクラッチ板34を吸着可能である。
リングローラ26の軸方向端面26Aには、ボルト36を介して該リングローラ26と一体的に支持プレート35が組み付けられている。この支持プレート35は、その一部がリングローラ26より半径方向内側に延在されて遊星ローラ24の軸方向位置を規制している。又、この支持プレートは35は、その一部がリングローラの26の半径方向外側にも延在され、この延在部において電磁クラッチ30のクラッチ板34とピン39を介して回転方向に一体化されている。
クラッチ板34は、軸方向に移動可能である、また、このクラッチ板34は、電磁クラッチ30のコイル32が通電されているときは、該コイル32を介してケーシング14と一体化され、これにより支持プレート35及びリングローラ26と共に固定状態を維持する。又、クラッチ板35はコイル32の通電が中止されると、該コイル32を介したケーシング14との固定状態が解かれ、支持プレート35及びリングローラ26と共に一体的に回転可能な状態とされる。
即ち、リングローラ26は、前段減速機構である単純遊星ローラ機構20の構成部品であるとともに、電磁クラッチ30の構成部品を兼ねていることになる。
減速機G1のケーシング14は、フランジ部14A、リング部14B、プレート部14Cを連続的に備える。フランジ部14Aは、多段減速機G1の軸線O1と垂直に延在され、前記モータカバー12とボルト13を介して一体化されている。リング部14Bは、該フランジ部14Aから連続的に軸線O1と平行に曲折され、電磁クラッチ30のコイル32の半径方向外側を覆うようにして延在している。また、プレート部14Cは、該リング部14Bから更に連続的に半径方向内側に曲折され、単純遊星ローラ機構20と揺動内接噛合型の遊星減速機構50の外歯歯車56との間に介在・配置されている。
一方、揺動内接噛合型の遊星歯車機構50は、図4を併せて参照しながら説明すると、前段の単純遊星ローラ機構20からの動力が入力される入力軸51と、該入力軸51に対して偏心体54及び軸受55を介して偏心揺動を可能に組み込まれた外歯歯車56と、該外歯歯車56が内接噛合する内歯歯車58と、該内歯歯車58と一体化された出力体62とを備える。
図1、図2から明らかなように、前記入力軸51は、遊星ローラ機構20のキャリヤ(出力軸)28そのものである。また、揺動内接噛合型の遊星減速機構50の入力軸51であると共に、さらに該入力軸51と一体化された偏心体54の機能も兼用している。ここでは以降この入力軸51は中央部材52の用語で代表させる。この中央部材52は、半径方向中央部に軸方向に沿った中空部52Aを備え、軸受61を介してケーシング14のプレート部14Cの内周側で回転自在に支持されている。なお、中空部52Aの実体は、ここでは雌ねじ52A1が切られているねじ孔である。
前記外歯歯車56には、内ピン孔56Aが形成されており、キャリヤ(内ピン)60が遊嵌している。内ピン60はケーシング14のプレート部14Cと一体化されている。
前記内歯歯車58の内歯は、ローラ状のピン58Aによって構成され、その数(歯数)は外歯歯車56の歯数より1だけ多い。
前記出力体62は、内歯歯車58と一体化されたプーリ体62Aと、該プーリ体62Aの端部から連続して延在されたプレート体62Bとを備える。プーリ体62Aは、滑り軸受59を介してケーシング14の前記リング部14Bに回転自在に支持されており、外周部には図示せぬベルトが巻回される。
出力体62のプレート体62Bの中央には貫通孔62Dが形成され、ボルト63がワッシャ65を介して挿通可能とされている。このボルト63は、前記中央部材52の中空部52Aの雌ねじ52A1と螺合可能とされている。出力体62は、そのプレート体62Bがボルト63(及びワッシャ65)と中央部材52の段差部52Bとに挟まれることで、その軸方向の位置決めがなされている。
ここまで説明して来た段階で、再び電磁クラッチ30に着目すると、電磁クラッチ30は、該電磁クラッチ30が軸方向に占める領域Eの半分(=E/2)以上が出力体62が軸方向に占める領域S2内に収まるように配置されていると言える(図2参照)。即ち、この実施形態に係る電磁クラッチ30は、結局、単純遊星ローラ機構20の一部品であるリングローラ26の半径方向外側で且つ揺動内接噛合型の遊星減速機構50の一部品である出力体62の半径方向内側に配置されていると言えることになる。
次に、このギヤドモータGM1の作用を説明する。
モータM1のモータ軸18が回転すると、これと一体化されている単純遊星ローラ機構20の太陽ローラ22が回転する。電磁クラッチ30のコイル32は、運転時にはクラッチ板34を吸着し、該クラッチ板34を自身32を介してケーシング14と一体化させている。そのため、ピン36を介して該クラッチ板34と回転方向に一体化されているリングローラ26もケーシング14と一体化される(固定される)ことになる。その結果、単純遊星ローラ機構20は、太陽ローラ22:入力、リングローラ26:固定、キャリヤピン27:出力の入出力体系とされ、モータ軸18の回転が所定の減速比で減速された上でキャリヤピン27、キャリヤ28に伝達され、これにより該キャリヤ28と完全に一体化している揺動内接噛合式の遊星歯車機構50の入力軸51(=中央部材52)が回転する。
中央部材52が回転すると、これと一体化している偏心体54が回転し、更に軸受55を介して外歯歯車56が中央部材52の周りで内歯歯車58に内接噛合しながら揺動する。外歯歯車56の自転は、内ピン孔56Aとケーシング14と一体化されている内ピン60によって拘束されており、且つ内歯歯車58の歯数(ローラ状ピン58Aの数)は、外歯歯車56の歯数よりも1だけ大きいため、内歯歯車58は外歯歯車56に対して外歯歯車56が1回揺動するごとに1歯数差分だけ位相がずれる。これは、内歯歯車58に、中央部材52の1回転によって内歯歯車58の歯数差分の1に相当する「自転」が発生したことを意味する。内歯歯車58は出力体62と一体化されているため、内歯歯車58の回転は、そのまま出力体62の回転となり、該出力体62のプーリ体62Aに巻回された図示せぬベルトを介して駆動対象物が駆動される。
ここで、停電、あるいはモータM1の故障等によりモータM1による駆動が不能となったときに駆動対象物を手動にて直接動かす必要が生じたときには、電磁クラッチ30のコイル32の通電をオフとすることにより、コイル32の吸引力を解放する。なお、停電の場合には必然的にコイル32の通電がオフとなるため、特にオフ操作を行わなくてもコイル32の吸引力も開放状態とされる。
コイル32の吸引力が解放されると、クラッチ板34のコイル32を介したケーシング14との一体化(固定状態)も解放されるため、クラッチ板34は回転できるようになり、該クラッチ板34と回転方向に一体化されているリングローラ26も回転できるようになる。この結果、キャリヤピン27はほぼ無負荷で回転できるようになり、駆動対象物を移動したときに単純遊星ローラ機構20の減速機構及びモータM1を一緒に連れ回す必要がなくなり、移動の労力が軽減される。
この電磁クラッチ30は、多段減速機G1の前段側、すなわち単純遊星ローラ機構20側に配置されているため、比較的小さな容量でも十分なクラッチ機能を得ることができ、寸法増大、重量増大、あるいはコスト増大を抑制することができる。
ここで、この電磁クラッチ30は、その大半が、単純遊星ローラ機構20の一部品であるリングローラ26の「半径方向外側」に配置されているだけでなく、揺動内接噛合型の遊星減速機構50の一部品である出力体62の半径方向内側に配置されている。そのため、電磁クラッチ30が存在することによって発生する減速機全体の軸方向長さの増大を最小限に抑えることができるのみならず、同時に、その強度上、あるいは機能上、ある程度の軸方向長さを必要とする出力体62の軸方向の長さを、十分に確保することを可能としている。
また、リングローラ26は、電磁クラッチ30の構成要素を兼用しており、クラッチの断接を行うために、自身の支持プレート35に対して回転方向一体のクラッチ板34が直接軸方向に移動するようになっている。そのため、このクラッチ板34の軸方向の移動によりそのまま該リングローラ26の回転許容、固定の作用を得ることができ、該電磁クラッチ30の部品点数の削減が図れる。
更に、この多段減速機G1においては、モータM1の出力を(歯車伝動ではなく)トラクション伝動によって伝達する単純遊星ローラ機構20で受け取り、回転速度を低下させた状態で後段の揺動内接噛合式の遊星歯車減速機構50に伝えているため、モータM1の振動を単純遊星ローラ機構20で吸収することができると共に、後段の歯車減速機構50で発生する噛合騒音を低下させることができる。また、モータM1と後段の歯車減速機構50との間に共振現象が発生するのを、その間に単純遊星ローラ機構20を介在させることによって効果的に回避することができ、この点でも装置全体で発生する騒音のレベルを低減することができる。
従って、このギヤドモータGM1は、例えば、コンベヤ、走行台車、自動ドアの駆動装置のように、高い減速比が要求されると共に、ときに手動駆動が要請されることがあり、併せてコンパクト性、低騒音、低振動が要求されるような用途に好適である。
図5に本発明の他の実施形態を示す。
この多段減速機G2における揺動内接噛合型の遊星歯車減速機構150は、内歯歯車158:固定、内ピン160:出力のタイプの減速機構を有している。中央部材152は、半径方向中央部に軸方向に沿った中空部152Aを備え、軸受161を介してケーシング114のプレート部114Cの内周側で回転自在に支持されている。
一方、この遊星歯車機構150の出力体162は、プーリ体162Aと、該プーリ体162Aの端部から連続して延在され内ピン160を一体的に有するプレート体162Bと、半径方向中央位置に軸方向に沿って形成された突出部162Dとを備える。リング体162Fは、滑り軸受159を介してケーシング114の前記リング部114Bに回転自在に支持されている。また、出力体162の軸方向の位置決めは、突出部162Dの先端付近に設けた止め輪163と中央部材152の段差部152Dとで行われる。
その他の構成は、先のギヤドモータGM1とほぼ同様である。そのため、図中で同一または類似する部分に下2けたが共通の符号付すにとどめ、重複説明を省略する。
この実施形態においても、電磁クラッチ30は、結局、単純遊星ローラ機構120のリングローラ126の半径方向外側で且つ揺動内接噛合型の遊星減速機構150の一部品である出力体162の半径方向内側に配置されていることになる。
従って、先に詳述した実施形態と全く同様な作用効果が得られる。
なお、上記実施形態においては、いずれも、電磁クラッチが、前段減速機構の一部品の半径方向外側で、且つ後段減速機構の一部品の半径方向内側に配置されていたが、いずれか一方のみを満たす場合も相応の効果が得られる。
本発明は、例えば、コンベヤ、走行台車のように、コンパクトで、且つ通常運転時には大きな減速比が要求されると共に、停電やモータ故障等においては手動駆動を行わなければならないような状態が発生する用途において特に有益である。
本発明の実施形態の例が適用されたモータ一体型の多段減速機全体構成を示す縦断面図 図1の分解図 図2の矢視III−III線に沿う断面図 図2の矢視IV−IV 線に沿う断面図 本発明の他の実施形態の例を示す図1相当の縦断面図
符号の説明
M1…モータ
G1…多段減速機
GM1…ギヤドモータ(モータ一体型の多段減速機)
14…ケーシング
18…モータ軸
20…単純遊星ローラ機構
22…太陽ローラ(中央部材)
24…遊星ローラ
26…リングローラ(リング部材)
27…キャリヤピン
28…キャリヤ
30…電磁クラッチ
32…コイル
34…クラッチ板
35…支持プレート
36…ボルト
50…揺動内接噛合式の遊星歯車機構
51…入力軸
52…中央部材
54…偏心体
55…軸受
56…外歯歯車
56A…内ピン孔
58…内歯歯車
60…内ピン
62…出力体

Claims (4)

  1. 前段減速機構と後段減速機構とを有する多段減速機において、
    前記前段減速機構が少なくとも2個のトルク伝達を行う回転部材を備えており、該回転部材同士が接触する接触部の半径方向外側に、該前段減速機構の動力伝達を選択的に遮断可能とする機能を有する電磁クラッチを配置し
    ことを特徴とする多段減速機。
  2. 請求項1において、
    前記前段減速機構が、遊星部材、及び自身の内周側で該遊星部材とトルク伝達を行うリング部材を有する遊星減速機構であり、
    該遊星減速機構の前記遊星部材と、前記リング部材とが接触する前記接触部の半径方向外側に、前記電磁クラッチが配置されている
    ことを特徴とする多段減速機。
  3. 前段減速機構と後段減速機構とを有する多段減速機において、
    前記前段減速機構が少なくとも2個のトルク伝達を行う回転部材を備えており、該回転部材同士が接触する接触部の半径方向外側で、且つ後段減速機構を構成する一部品の半径方向内側に、前記前段減速機構の動力伝達を選択的に遮断可能にする機能を有する電磁クラッチを配置し
    ことを特徴とする多段減速機。
  4. 前段減速機構と後段減速機構とを有する多段減速機において、
    前記前段減速機構が、遊星部材、及び自身の内周側で該遊星部材とトルク伝達を行うリング部材を有する遊星減速機構で構成されており、該遊星歯車機構の前記遊星部材と、前記リング部材とが接触する接触部の半径方向外側に当該前段減速機構の動力伝達を選択的に遮断可能とする機能を有する電磁クラッチが配置され、且つ、前記遊星部材の軸方向位置を規制する支持プレートが前記リング部材と一体化された状態で半径方向外側にまで延在され、この支持プレートの延在部に前記電磁クラッチのクラッチ板が配置されている
    ことを特徴とする多段減速機。
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