JP2003278119A - 除雪機 - Google Patents

除雪機

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JP2003278119A
JP2003278119A JP2002087201A JP2002087201A JP2003278119A JP 2003278119 A JP2003278119 A JP 2003278119A JP 2002087201 A JP2002087201 A JP 2002087201A JP 2002087201 A JP2002087201 A JP 2002087201A JP 2003278119 A JP2003278119 A JP 2003278119A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スキッドの位置を走行中容易に変更できる除
雪機を提供する。 【解決手段】 接地する走行駆動部に支持された車体
と、前記走行駆動部より前方側の車体に設けた除雪用の
オーガ11と、前記走行駆動部より後方側の車体に連結
された操作用のハンドルと、前記走行駆動部及びオーガ
を駆動する駆動装置と、前記走行駆動部より前方の車体
下部に設けられ、前記走行駆動部とともに接地面上を走
行して、接地面に対し前記オーガを所定の位置に保つた
めのスキッド部材(ローラ21)とを備え、前記オーガ
11は、チルト中心軸廻りに揺動して接地面に対し接近
離間する除雪機において、前記スキッド部材21は、前
記車体からの突出量が取付け位置を変えることなく調整
可能又は自動的に変更される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行しながら除雪
する除雪機に関する。
【0002】
【従来の技術】除雪機は、動力源としてエンジン又は電
動機あるいはその両方を備え、駆動電源としてバッテリ
が車体に搭載される。車体は、タイヤ又はクローラ等の
走行駆動部に支持される。車体前部に雪を掻き集めて除
雪するためのオーガが備わる。走行駆動部は接地して走
行し接地面(走行面)の雪をオーガで掻き集めこれをそ
の後方のインペラによりシュータ介して投雪する。車体
後方には操向操作等のためのハンドルが連結される。
【0003】オーガは、不使用時にこれを走行面から引
き上げるため、及び走行面の状態や雪の深さ等に応じて
走行面に対し接近離間するように、シリンダ等のチルト
機構によりあるいは作業者がハンドルを介して上下方向
に押圧操作することによりチルト中心軸廻りに揺動す
る。
【0004】図11は除雪機のチルト中心軸の説明図で
ある。(A)の除雪機は、走行駆動部としてホイル(タ
イヤ)41を備え、このホイル41に車体42が支持さ
れる。車体42の前方にオーガ43が備わり、その後部
にシュート44が備わる。車体42の後部にハンドル4
5が連結される。車体42に不図示のエンジン及び電動
機が搭載され、さらにバッテリ(不図示)が搭載され
る。この例では、ホイル41の車軸46がチルト中心軸
になり、この車軸(チルト中心軸)46廻りにオーガ4
3が揺動動作して接地面(雪を含む走行面)47に対し
接近離間する(矢印Y)。なお、矢印Yの両端の一点鎖
線は、チルト動作したときの車体42に対する接地面4
7の相対位置を示す。
【0005】(B)の除雪機は、走行駆動部としてクロ
ーラ48を備え、これを保持するクローラフレーム48
aに車体42が連結軸49を介して支持される。車体4
2とクローラフレーム48aとの間にチルトシリンダ5
0が介装される。この場合、連結軸49がチルト中心軸
となり、オーガ43はクローラフレーム48aに対しこ
の連結軸(チルト中心軸)49廻りに揺動動作して接地
面47に対し接近離間する。
【0006】(C)の除雪機は、クローラ48の一方の
車軸(この例では前側の車軸)51を介して車体42が
クローラフレーム48aに連結される。この場合には、
前側の車軸51がチルト中心軸となり、オーガ43はク
ローラフレーム48aに対し、この車軸(チルト中心
軸)51廻りに揺動動作して接地面47に対し接近離間
する。
【0007】以上のような各種構成の除雪機において、
除雪作業時には車体42のチルト動作によりオーガ43
を接地面47側に移動させてオーガ43により接地面4
7上の雪を掻き集めて除雪する。
【0008】走行駆動部(ホイル41又はクローラ4
8)より前側の車体42の下部、例えばオーガ43の背
面にスキッド(不図示)が備わり、走行中の接地面に対
するオーガ43の高さ位置を所定の適正な除雪深さの位
置に保持する。
【0009】図12は、従来のスキッド構造を示すオー
ガ部分の構成図である。オーガハウジング75内にオー
ガ76が装着される。オーガハウジング75の背面にイ
ンペラハウジング77に連結され、その内部にインペラ
78が装着される。インペラハウジング77は車体(不
図示)の前部に取付けられる。オーガハウジング75の
背面下部に、板金をソリ(スキー)状に曲げ加工したス
キッド79がボルト80で固定される。このスキッド7
9は、車体前部の重量をスキッド79で接地支持させた
状態で、オーガ76やオーガハウジング75の底部の接
地面からの高さが所定量となるように、取付け位置を調
整した状態でボルト80で固定される。これにより、オ
ーガ76が除雪することによる除雪面の接地面からの高
さあるいは除雪深さが調整可能となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の除雪機のスキッド構造では、ボルトにより位置が固
定されるため、走行する路面からの除雪深さを変えたい
場合に、除雪機を停止してボルトを緩めてから位置を調
整し、その後再びボルトを締付けて固定しなければなら
ず、スキッド位置の変更作業が面倒であった。
【0011】本発明は上記従来技術を考慮したものであ
って、スキッドの位置を走行中容易に変更できる除雪機
の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明では、接地する走行駆動部に支持された車体
と、前記走行駆動部より前方側の車体に設けた除雪用の
オーガと、前記走行駆動部より後方側の車体に連結され
た操作用のハンドルと、前記走行駆動部及びオーガを駆
動する駆動装置と、前記走行駆動部より前方の車体下部
に設けられ、前記走行駆動部とともに接地面上を走行し
て、接地面に対し前記オーガを所定の位置に保つための
スキッド部材とを備え、前記オーガは、チルト中心軸廻
りに揺動して接地面に対し接近離間する除雪機におい
て、前記スキッド部材は、前記車体からの突出量が取付
け位置を変えることなく調整可能又は自動的に変更され
ることを特徴とする除雪機を提供する。
【0013】この構成によれば、スキッド部材をボルト
やナット等の取付け固定手段を緩めたり締付けたりする
ことなく、電動式や機械式機構により上下方向に伸縮さ
せたり、回転移動させて高さ位置を変えることにより、
車体からの突出量を変えることができ、走行中容易にス
キッドの位置変更が可能になる。
【0014】好ましい構成例では、前記スキッド部材の
突出量調整用の操作子が前記ハンドルに取付けられたこ
とを特徴としている。
【0015】この構成によれば、ハンドルによりチルト
操作や操向操作をしながら走行中にハンドルに取付けた
操作レバー等の操作子によりスキッド調整ができるた
め、操作性及び使用性が高まる。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る除雪機の内部
構成を示す側面図、図2は正面から見た内部構成図、図
3は後面から見た内部構成図、図4は平面図である。こ
の実施例は、前述の図11(A)に示したホイル駆動形
式の除雪機である。
【0017】除雪機1は、車体2の下部を構成するホイ
ルフレーム3を有し、車軸4を介して左右のホイル(タ
イヤ)5が装着される。車体2の上部にエンジン6が搭
載され、その上側に燃料タンク7が配設される。エンジ
ン6の下部のホイルフレーム3にモータケース8a内に
収容された電動機8が取付けられる。電動機8は、ギヤ
ケース9a内の減速ギヤ9を介してホイル5の車軸4に
連結され、ホイル5を回転駆動する(図4参照)。図3
の40はモータ制御装置である。
【0018】車体2の前部にはインペラ10及びその前
側にオーガ11が、それぞれインペラハウジング12及
びオーガハウジング13に覆われて配設される。オーガ
11はオーガ軸14廻りに回転する。オーガ軸14は、
ウォームギヤ15を介して、インペラ10が装着された
インペラ軸16により回転駆動される。インペラ軸16
の端部にプーリ17が装着される。プーリ17は、ベル
ト18(図2)及び電磁式のオーガクラッチ19(図1
及び図2の斜線)を介してエンジン6に連結される。図
2の38は発電機である。
【0019】オーガハウジング13の背面側下部に、ア
ーム20及びその端部のローラ21からなるスキッド機
構22が備わる。このスキッド機構22は接地面上でオ
ーガ11を滑らかに走行させるためのものであり、オー
ガ11の不使用時にオーガ11をチルトアップして接地
面から離すと、図5に示すトーションスプリング52に
よりアーム20が軸20a廻りに前方(図1において時
計廻り)に回動する。これにより、ローラ21がオーガ
11と走行面との間に移動してオーガ11を走行面から
離間した状態に保持する。スキッド機構22として板金
を曲げ加工したソリ式のスキッドを用いてもよい。この
ようなスキッド機構はモータにより伸縮可能な構造(オ
ーガ11の下部から走行面に対し突出及び引込み可能な
構造)としてもよい。
【0020】インペラハウジング12の上部にシュート
23が備わる。シュート23は、オーガ11で掻き集め
られインペラ10で跳ね上げられた雪を放出するための
ガイドである。シュート23の上端部の放出口であるデ
フレクタ24は、ヒンジ25を中心に折れ曲って放出角
度を調整可能である。このデフレクタ24は、ハンドル
部分の操作部に連結されたシュートワイヤ32を引張る
ことにより、背面のスプリング26に抗してヒンジ25
廻りに前方に回動して折れ曲る。このシュート23は、
図4に示すように、シュート回転モータ27によりその
出力軸に形成されたギヤ28を介して回転し、デフレク
タ24の向きを変えて投雪方向を変えることができる。
【0021】車体2の後部にハンドル29が連結され
る。左右のハンドル29間に操作ボックス30が備わり
各種操作レバ−等が装着される。
【0022】133は走行クラッチレバーであり、電動
機8のスイッチを構成する。34は走行変速レバーであ
り、電動機8を介してホイル5の回転速度を制御する。
35はシュートレバーであり、前述のデフレクタ24の
角度調整のためのシュートワイヤ32に連結され、これ
を引張ってデフレクタ24の角度を変える。なお、図4
における34Aは操作ボックス30に設けられる走行変
速レバー34の操作範囲を規制する操作溝であり、35
Aは操作ボックス30に設けられるシュートレバー35
の操作範囲を規制する操作溝である。
【0023】36はシュート回転モータを駆動するシュ
ート回転スイッチである。このシュート回転スイッチ3
6は、左右のハンドルグリップの一方に設けられ、他方
のハンドルグリップの同じ位置にスキッド操作スイッチ
39(図4)が設けられる。このスキッド操作スイッチ
39は、スキッド機構22が電動モータにより伸縮式の
場合にそのモータを駆動操作するものである。なお、シ
ュート回転スイッチ36とスキッド操作スイッチ39の
位置は逆でもよい。
【0024】37はオーガクラッチレバーであり、オー
ガクラッチ19をON/OFFしてオーガ11に対しエ
ンジン6の回転を接続又は切断する。
【0025】ハンドル29の押し下げ操作により、車体
前部のオーガ11を揺動チルト動作させて走行面に対し
接近離間させることができる。この場合、揺動回転の中
心となるチルト中心軸は、ホイル5の車軸4である。
【0026】本実施例においては、このチルト中心軸と
なる車軸4より前側の車体2に、バッテリケース31に
収容されたバッテリ33が搭載される。本実施例では、
2個のバッテリ33が、図4に示すように、それぞれ左
右のホイル5の前側上部に搭載される。
【0027】図5〜図7は、上記本実施形態に係るスキ
ッド機構の動作説明図である。オーガハウジング13の
背面下部にスキッド機構22が備わる。このスキッド機
構22は、ローラ21(請求項でいうスキッド部材)
と、このローラ21を端部に支持するアーム20とを有
し、アーム20は軸20aを枢軸としてオーガハウジン
グ13に対し回転可能に取付けられる。このアーム20
は、例えばその軸20a周りに巻回したつるまきスプリ
ング52により常に前方(オーガハウジング13に押付
けられる方向)に付勢される。
【0028】図5に示すように、通常の路面走行状態あ
るいはオーガ11をチルトアップした状態では、アーム
20がスプリング力Sにより前方に位置し、ローラ21
がオーガ11を路面から所定の高さの位置に保持した状
態で走行する。この走行状態でのローラ21の位置は、
車体側からの重量荷重に対する路面側からの反力Fを受
けることにより維持される。
【0029】路面に雪Wがあると、図6に示すように、
ローラ21に対し雪Wの抵抗力Rが前側から作用する。
これによりローラ21が押し戻され、アーム20がスプ
リング力Sに抗して軸20a廻りに後方に向けて回転す
る。このとき、運転者はハンドルを押し下げてオーガ1
1を多少持ち上げてもよい。
【0030】アーム20が後方まで回転すると、図7に
示すように、ローラ21が上方に引込んだ位置となり、
相対的にオーガ11が下がって路面に近づいた状態とな
り、路面上の雪Wを深く除雪する。この状態のローラ2
1の位置は、車体側からの重量荷重に対する路面側から
の反力Fを受けることにより維持される。
【0031】図8及び図9は、本発明の別の実施形態の
構成及び作用説明図である。この実施形態は、スキッド
が上下方向に移動するように伸縮可能として車体下方へ
の突出量を可変としたものである。
【0032】この実施形態のスキッド機構22は、先端
にローラ21を備えたアーム20をガイド53に沿って
スライド可能に保持してローラ21を上下方向に移動さ
せ突出量を連続的に変更可能としたものである。ガイド
53はオーガハウジング13の背面に固定される。アー
ム20には直線状に並ぶ歯からなるラック54が設けら
れる。このラック54に噛合うピニオン55が、車体側
(この例ではインペラハウジング12の外側)に設けた
スキッドモータ56の出力軸に連結して装着される。ス
キッドモータ56の正逆回転により、ピニオン55及び
ラック54を介してアーム20がガイド53に沿って上
下にスライドして伸縮動作し、これによりローラ21の
突出量が変わる。図8は、アーム20が伸びてローラ2
1が最大限まで突出した状態を示し、図9は逆に、アー
ム20が縮んでローラ21が最小限まで引込んだ状態を
示す。このように伸縮して位置調整可能なスキッド機構
22を用いることにより、走行中にオーガ11の高さを
調整し、除雪深さを適宜変更することができる。
【0033】なお、スキッド部材としては、ローラ21
に代えて前述の図12に示したようなソリ式のスキッド
を用いてもよい。また、電動モータにより伸縮駆動する
構成に代えて油圧シリンダやその他機械的機構により伸
縮動作させてもよい。また、この電動モータや油圧シリ
ンダ等による伸縮動作を、電磁クラッチ19の動作に同
期させてもよい。クラッチON時はオーガが回転すると
きであり、連携して縮駆動させて適切な除雪深さとす
る。クラッチOFF時はオーガが回転せず、これに連携
して伸駆動させてオーガを地上の異物等から十分引き離
して除雪機の移動運搬を可能とする。
【0034】図10は、本発明の実施形態に係る除雪機
の制御回路図である。この実施形態は、前述の図11の
(B)又は(C)に示したクローラ駆動式の除雪機であ
って、上記図8、図9の伸縮式スキッド機構を備えた実
施形態に係るものである。
【0035】この実施形態では、オーガをチルト動作さ
せるための油圧チルトシリンダ及びこれを駆動するチル
トモータを備え、さらにオーガをローリング動作させる
ための油圧ローリングシリンダ及びこれを駆動するロー
リングモータを備える。またこれらとともに、チルト角
及びローリング角を検出するためのチルト角センサ及び
ローリング角センサを備える。シュートは、図4に示し
たように、モータ27(シュート回転モータ)により回
転可能で投雪の向きを変更可能である。さらにこの実施
形態では、シュートが上下方向に伸縮可能でその高さを
調整するシュートハイトモータを備えている。
【0036】ハンドル部分の操作ボックス30(図1〜
図4参照)に備わるメインスイッチ61をONにするこ
とによりヒューズ57を介してバッテリ33からの電源
が各部に供給される。油圧チルトシリンダ58にはこれ
に油圧を供給するチルトモータ59が備わり、チルトモ
ータリレー60を介して十字スイッチ62により駆動さ
れる。十字スイッチ62は、操作ボックスに備わる操作
レバー(不図示)の先端部に一体的に取付けられてお
り、この操作レバーの前後方向の操作により作動し、油
圧チルトシリンダ58を駆動してオーガを上下方向にチ
ルト動作させる。
【0037】油圧チルトシリンダ58の駆動によるオー
ガのチルト角度は、チルト角度センサ63により検出さ
れる。検出されたチルト角度は、表示パネル64にLE
Dにより表示される。
【0038】なお、油圧チルトシリンダ58の取付け位
置は、例えば図11に示す長さを変更調整可能な連結部
材50の位置でもよい。この場合の油圧チルトシリンダ
58も車体42とクローラフレーム48aを連結し、図
11(B)、あるいは(C)に示されるクローラ48を
支持する接地面47からのオーガ11の高さ(地上高)
を調整可能とするものである。
【0039】オーガのローリング角度は、油圧ローリン
グシリンダ65により調整可能である。この油圧ローリ
ングシリンダ65にはこれに油圧を供給するローリング
モータ66が備わり、ローリングモータリレー67を介
して十字スイッチ62により駆動される。十字スイッチ
62は、操作レバーの左右方向の操作によっても作動
し、この場合は、油圧ローリングシリンダ65を駆動し
てオーガハウジング13を図1のA方向からみて時計方
向あるいは反時計方向に回動(ローリング)させる。オ
ーガハウジング13にはオーガ軸14が回転自在に支持
されるので、このローリングにより除雪面を図1のA方
向からみて時計方向あるいは反時計方向に傾斜させるこ
とができる。
【0040】オーガのローリング角度は、ローリング角
度センサ68により検出される。検出されたローリング
角度は、表示パネル64にLEDにより表示される。
【0041】表示パネル64は、チルト表示部64aと
ローリング表示部64bとを有し、それぞれこの例では
5段階で上下方向のチルト角度及び左右方向のローリン
グ角度を表示する。表示方法は、例えばチルト角度の場
合、水平な状態を中央のLEDで表示し、チルトアップ
状態およびチルトダウン状態をそれぞれ角度に応じて上
側及び下側のLEDで表示する。同様に、ローリング角
度の場合は、水平な状態を中央のLEDで表示し、ロー
リングして左右に傾いた状態をそれぞれ角度に応じて左
側及び右側のLEDで表示する。
【0042】このようにオーガのチルト角度及びローリ
ング角度を検出して水平状態の表示及び傾いたときの表
示を行うことにより、走行中常にオーガの姿勢を把握し
て運転することができ、これに基づいて適正な運転操作
ができる。
【0043】シュートを伸縮させるシュートハイトモー
タ69は、シュートハイトスイッチ70の動作によりシ
ュートハイトモータリレー71を介して駆動される。
【0044】シュートの投雪方向を変えるシュート回転
モータ27は、シュート回転スイッチ72の動作により
駆動される。
【0045】本実施形態のスキッド伸縮用のスキッドモ
ータ56(図8、図9参照)は、ハンドル29に設けた
スキッド操作スイッチ39(図4参照)の操作によりこ
のスキッド操作スイッチ39に一体的に設けられるスキ
ッドスイッチ73が動作してスキッドモータリレー74
を介して駆動される。
【0046】なお、本発明は、チルトモータ又はローリ
ングモータのいずれか一方のみを備えた構成や両方のモ
ータのいずれもないもの及び/又はシュートハイトモー
タが備わらない構成の除雪機に対しても適用可能であ
る。また、オーガの駆動は電動機によって行うことも可
能である。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、スキ
ッド部材をボルトやナット等の取付け固定手段を緩めた
り締付けたりすることなく、電動式や機械式機構により
上下方向に伸縮させたり、回転移動させて高さ位置を変
えることにより、車体からの突出量を変えることがで
き、走行中容易にスキッドの位置変更が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の側面から見た構成図。
【図2】 図1の実施形態の正面から見た構成図。
【図3】 図1の実施形態の後面から見た構成図。
【図4】 図1の実施形態の平面図。
【図5】 本発明のスキッド機構の動作説明図。
【図6】 図5の動作に続く本発明のスキッド機構の動
作説明図。
【図7】 図6の動作に続く本発明のスキッド機構の動
作説明図。
【図8】 本発明の別の実施形態に係るスキッド機構の
構成及び動作説明図。
【図9】 図8のスキッド機構の別の動作位置の説明
図。
【図10】 本発明に係る除雪機の制御回路図。
【図11】 除雪機の形式説明図。
【図12】 従来のスキッド機構の構成説明図。
【符号の説明】
1:除雪機、2:車体、3:ホイルフレーム、4:車
軸、5:ホイル、6:エンジン、7:燃料タンク、8:
電動機、8a:モータケース、9:減速ギヤ、9a:ギ
ヤケース、10:インペラ、11:オーガ、12:イン
ペラハウジング、13:オーガハウジング、14:オー
ガ軸、15:ウォームギヤ、16:インペラ軸、17:
プーリ、18:ベルト、19:オーガクラッチ、20:
アーム、20a:軸、21:ローラ、22:スキッド機
構、23:シュート、24:デフレクタ、25:ヒン
ジ、26:スプリング、27:シュート回転モータ、2
8:ギヤ、29:ハンドル、30:操作ボックス、3
1:バッテリケース、32:シュートワイヤ、33:バ
ッテリ、34:走行変速レバー、35:シュートレバ
ー、36:シュート回転スイッチ、37:オーガクラッ
チレバー、38:発電機、39:スキッド操作スイッ
チ、40:モータ制御装置、41:ホイル、42:車
体、43:オーガ、44:シュート、45:ハンドル、
46:車軸、47:接地面、48:クローラ、48a:
クローラフレーム、49:連結軸、50:チルトシリン
ダ、51:車軸、52:トーションスプリング、53:
ガイド、54:ラック、55:ピニオン、56:スキッ
ドモータ、57:ヒューズ、58:チルトシリンダ、5
9:チルトモータ、60:チルトモータリレー、61;
メインスイッチ、62:十字スイッチ、63:チルト角
センサ、64:表示パネル、64a:チルト角表示部、
64b:ローリング角表示部、65;ローリングシリン
ダ、66:ローリングモータ、67:ローリングモータ
リレー、68:ローリング角センサ、69:シュートハ
イトモータ、70:シュートハイトスイッチ、71:シ
ュートハイトモータリレー、72:シュート回転スイッ
チ、73:スキッドスイッチ、74:スキッドモータリ
レー、75:オーガハウジング、76:オーガ、77:
インペラハウジング、78:インペラ、79:スキッ
ド、80:ボルト、133:走行クラッチレバー。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】接地する走行駆動部に支持された車体と、 前記走行駆動部より前方側の車体に設けた除雪用のオー
    ガと、 前記走行駆動部より後方側の車体に連結された操作用の
    ハンドルと、 前記走行駆動部及びオーガを駆動する駆動装置と、 前記走行駆動部より前方の車体下部に設けられ、前記走
    行駆動部とともに接地面上を走行して、接地面に対し前
    記オーガを所定の位置に保つためのスキッド部材とを備
    え、 前記オーガは、チルト中心軸廻りに揺動して接地面に対
    し接近離間する除雪機において、 前記スキッド部材は、前記車体からの突出量が取付け位
    置を変えることなく調整可能又は自動的に変更されるこ
    とを特徴とする除雪機。
  2. 【請求項2】前記スキッド部材の突出量調整用の操作子
    が前記ハンドルに取付けられたことを特徴とする請求項
    1に記載の除雪機。
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