JP2003277665A - 相変化インク組成物及びそれを用いた印刷方法 - Google Patents

相変化インク組成物及びそれを用いた印刷方法

Info

Publication number
JP2003277665A
JP2003277665A JP2003027867A JP2003027867A JP2003277665A JP 2003277665 A JP2003277665 A JP 2003277665A JP 2003027867 A JP2003027867 A JP 2003027867A JP 2003027867 A JP2003027867 A JP 2003027867A JP 2003277665 A JP2003277665 A JP 2003277665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
phase change
weight
prepared
change ink
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003027867A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4364522B2 (ja
Inventor
Donald R Titterington
アール. ティターリントン ドナルド
Michael B Meinhardt
ビー. マインハルト マイケル
Jeffrey H Banning
エイチ. バニング ジェフリー
James D Mayo
ディー. メイオウ ジェームズ
James M Duff
エム. ダフ ジェームズ
Roger E Gaynor
イー. ゲイナー ロジャー
Harold R Frame
アール. フレイム ハロルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Xerox Corp
Original Assignee
Xerox Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Xerox Corp filed Critical Xerox Corp
Publication of JP2003277665A publication Critical patent/JP2003277665A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4364522B2 publication Critical patent/JP4364522B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/34Hot-melt inks

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 相変化インク組成物を提供する。 【解決手段】 相変化インクキャリヤ及び下記式からな
る着色剤化合物を含有する相変化インク組成物。下記式
中Mはフタロシアニン分子の中心キャビティに結合する
ことのできる原子又は原子団であり、軸方向配位子を必
要に応じてMに結合させることができる。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は特定の着色剤化合物
を含有するインク組成物に関する。より詳細には、本発
明は、特定のフタロシアニン着色剤化合物を含有する相
変化インク組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】公知の
組成物及び処理はそれらの意図される目的には適してい
るが、改良された着色剤組成物が依然として必要であ
る。また、改良されたフタロシアニン組成物が必要であ
る。更に、相変化インクでの使用に適した着色剤が必要
である。また、良好乃至優れた耐光性を可能にする着色
剤が必要である。また、減法混色の原色による画像形成
のための、改良されたシアンカラーを有する改良された
着色剤が必要である。更に、高い着色力又はスペクトル
強度を有する改良された着色剤が必要である。また、1
40℃を越える温度で大気に数週間晒されたインク組成
物において熱的安定性が非常に高い、改良されたシアン
相変化インク着色剤が必要である。更に、他の着色剤を
含むインクに滲出しない、拡散特性の低い相変化インク
着色剤が必要である。良好乃至優れた耐光性を備え、相
変化インクのビヒクルに対して相溶性のある着色剤も必
要である。更に、プリンタ内でのインクの寿命にわたっ
て色の変化がないか殆どない相変化インクでの使用に適
した着色剤が必要である。また、基体上に像様に付着し
た後、色の変化がないか殆どない相変化インクでの使用
に適した着色剤が必要である。また、発ガン性又は変異
原性のない着色剤が必要である。また、相変化インクの
キャリヤ中に溶解した際、濾過効率を低下させる可能性
のある物質の残留物を残さない着色剤が必要である。イ
ンクで画像形成された基体がコピー機及びプリンタ内の
自動原稿フィードサブシステムを通過する際に申し分の
ない特性を示す、耐光性の良好な相変化インクも必要で
ある。また、信頼度の高い噴出特性を示し、インクジェ
ットプリンタ内で良好な長期性能を示す相変化インクが
必要である。
【0003】本願に関連する関連技術がある(例えば、
特許文献1乃至特許文献29、並びに非特許文献1及び
非特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】米国特許第6,174,937号明細書
【特許文献2】米国特許第4,889,560号明細書
【特許文献3】米国特許第4,889,761号明細書
【特許文献4】米国特許第5,194,638号明細書
【特許文献5】米国特許第4,830,671号明細書
【特許文献6】米国特許第5,372,852号明細書
【特許文献7】米国特許第5,597,856号明細書
【特許文献8】米国特許第5,919,839号明細書
【特許文献9】米国特許第5,750,604号明細書
【特許文献10】米国特許第5,780,528号明細
【特許文献11】米国特許第5,782,966号明細
【特許文献12】米国特許第5,783,658号明細
【特許文献13】米国特許第5,827,918号明細
【特許文献14】米国特許第5,830,942号明細
【特許文献15】米国特許第6,255,432号明細
【特許文献16】米国特許第6,309,453号明細
【特許文献17】米国特許第5,195,430号明細
【特許文献18】米国特許第5,389,958号明細
【特許文献19】英国特許第2 238 792明細書
【特許文献20】英国特許第2 294 939明細書
【特許文献21】英国特許第2 305 928明細書
【特許文献22】英国特許第2 305 670明細書
【特許文献23】英国特許第2 290 793明細書
【特許文献24】国際公開第94/14902号パンフ
レット
【特許文献25】国際公開第97/12003号パンフ
レット
【特許文献26】国際公開第97/13816号パンフ
レット
【特許文献27】国際公開第96/14364号パンフ
レット
【特許文献28】国際公開第97/33943号パンフ
レット
【特許文献29】国際公開第95/04760号パンフ
レット
【非特許文献1】エヌ.ビー.マケーオン(N.B. McKeow
n)、「フタロシアニン材料(Phthalocyanine Material
s)」、(英国)、ケンブリッジ・ユニバーシティ・プレ
ス (Cambridge University Press)、1998年、第1
章、表1.1
【非特許文献2】「測色(Colorimetry)」、CIE1
5.2、(オーストリア)、第2版、セントラル・ビュ
ーロー・ドゥ・ラ・CIE (Central Bureau de la CI
E)、1986年
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、相変化インク
キャリヤと、下記式からなる着色剤化合物とを含有する
相変化インク組成物に関するものである。
【0006】
【化3】
【0007】式中、Mはフタロシアニン分子の中心キャ
ビティに結合することのできる原子又は原子団であり、
必要に応じて軸方向配位子をMに結合させることができ
る。例えば、エヌ.ビー.マケーオン、「フタロシアニ
ン材料」(ケンブリッジ・ユニバーシティ・プレス、1
998年、第1章、表1.1)に記載のように、フタロ
シアニン分子の中心キャビティに結合するものとして、
約70の原子又は基が知られている。これらの原子又は
基は、2つの水素、リチウム、ナトリウム又はカリウム
原子;ベリリウム、マグネシウム、カルシウム、ストロ
ンチウム、バリウム、クロム、マンガン、鉄、コバル
ト、ニッケル、銅、亜鉛、錫、鉛、及びカドミウムなど
の2価金属原子;クロロ鉄(III)、クロロチタン(III)、
クロロクロム(III)、クロロアルミニウム、クロロガリ
ウム、クロロインジウム、クロロリン(III)、ジクロロ
チタン(IV)、ジクロロ珪素、ジクロロゲルマニウム、及
びジクロロ錫などの2価ハロメタル基又はハロメタロイ
ド基、並びに対応する弗化物、臭化物及び沃化物;ヒド
ロキシアルミニウム、ヒドロキシガリウム、ジヒドロキ
シ珪素、ジヒドロキシゲルマニウム、及びジヒドロキシ
錫などの2価ヒドロキシ金属基;オキソ−モリブデン(I
V)、オキソ−バナジウム(IV)、及びオキソ−チタン(IV)
などの2価オキソ金属基;アルコキシアルミニウム、ア
ルコキシガリウム、ジアルコキシ珪素、及びジアリール
オキシゲルマニウムなどの2価の金属−オキシ炭化水素
基又はメタロイダル−オキシ炭化水素基であって、オキ
シ炭化水素基がオキシアルキル基、アキシアリール基、
オキシアルキルアリール基、オキシアリールアルキル
基、オキシヘテロ環基、又はその混合物であり、(必ず
ではないが)一般に1乃至約20の炭素原子を含む、2
価の金属−オキシ炭化水素基又はメタロイダル−オキシ
炭化水素基;並びにこれらの混合物を含むが、これらに
限定されない。
【0008】殆どの場合、本発明の着色剤分子は下記の
ような4つの異性体の混合物として得られると考えられ
る。この混合物において、C4h、D2h、C2v、及びCs
異性体はそれぞれ約1:1:2:4の近似比で存在す
る。
【0009】
【化4】
【化5】
【化6】
【0010】ある実施態様について、本発明の着色剤分
子が示すスペクトル強度は、後述する実施例の前の部分
において説明する如く測定される。1つの実施態様では
少なくとも約1×105*ml/g(milliliters absor
bance per gram)、別の実施態様では少なくとも約1.
15×105*ml/gのスペクトル強度を示し、1つ
の実施態様では約1.5×105*ml/g以下、別の
実施態様では少なくとも約1.3×105*ml/g以
下のスペクトル強度を示すが、スペクトル強度はこれら
の範囲外でもよい。
【0011】本発明の着色剤分子は、あらゆる所望の又
は有効な方法によって調製することができる。ある実施
態様では、方法は2つのステップで行われ、第1のステ
ップは、以下に示すフタロニトリル(4−(3−n−ペ
ンタデシル)フェノキシフタロニトリル)のアルキルア
リールエーテル付加物の合成である。
【0012】
【化7】
【0013】所望のC15フェノール(3−n−ペンタデ
シルフェノール)を塩基の存在下で4−ニトロフタロニ
トリルと反応させることにより、この処理を行うことが
できる。反応物を溶解することのできる任意の溶媒中
に、反応物を溶解する。一般に、C15フェノール及び塩
基を溶媒に添加し、次いでこの反応混合物を加熱する。
この後、4−ニトロフタロニトリルを反応混合物に添加
し、反応混合物を加熱する。この後に反応混合物を冷却
し、次いで沈殿溶媒中で急冷し、これによってアルキル
アリールオキシフタロニトリル中間生成物を沈殿させ
る。この中間生成物は、濾過によって単離することがで
きる。
【0014】この実施態様において、本発明の着色剤分
子の合成の第2のステップは、下記のような、アルキル
アリールエーテルフタロニトリル付加物のフタロシアニ
ンへの変換を含む。
【0015】
【化8】
【0016】アルキルアリールエーテルフタロニトリル
付加物を金属化合物と反応させることにより、この処理
を行うことができる。好適な金属化合物の例としては、
式MXn・yH2Oの無水塩及び水和塩又は錯体が挙げら
れ、式中、Mはリチウム、ナトリウム、カリウム、ベリ
リウム、マグネシウム、カルシウム、スカンジウム、チ
タン、ジルコニウム、バナジウム、ニオブ、クロム、モ
リブデン、マンガン、レニウム、鉄、ルテニウム、コバ
ルト、ロジウム、ニッケル、パラジウム、プラチナ、
銅、亜鉛、カドミウム、アルミニウム、ガリウム、イン
ジウム、珪素、ゲルマニウム、錫、及び鉛などの金属で
あり、Xはホルメート、アセテート、アセトアセテー
ト、プロピオネート、ブチレート、及びベンゾエートな
どのカルボキシレート含有部分(moiety)、メトキシド、
エトキシド、又はイソプロポキシドなどのアルコキシ
ド、アセチルアセトナート、フルオリド、クロリド、ブ
ロミド、又はイオジドなどのハロゲン化物原子、スルフ
ェート、アルキルスルホネート、アリールスルホネー
ト、ニトレート、ニトリット、及びホスフェートなどの
ようなアニオンであり、nは金属の原子価を表す数、そ
してyは0乃至10の整数である。具体例としては、
(これらに限定されないが)無水塩化銅、水和塩化銅、
無水酢酸銅、水和酢酸銅、無水硫酸銅、水和硫酸銅、無
水硝酸銅、水和硝酸銅、無水臭化銅、水和臭化銅など、
及びこれらの混合物が挙げられる。アルキルアリールエ
ーテルフタロニトリル付加物、金属化合物、及び溶媒を
組み合わせて反応混合物を形成する。この反応混合物を
加熱還流し、その後、反応混合物を冷却し、濾過し、溶
媒で洗浄する。
【0017】前述の処理に従って調製された、二リチウ
ム、二ナトリウム、二カリウム、ベリリウム、マグネシ
ウム、又はカルシウムフタロシアニンなどのアルカリ金
属フタロシアニンを、希釈した水性又はアルコール性の
酸で処理することにより、無金属フタロシアニンを調製
することができる。
【0018】本発明の相変化インクは、相変化キャリヤ
系又は相変化キャリヤ組成物を含有する。
【0019】本発明のインクは、1つの実施態様では少
なくとも約1×103*ml/g、他の実施態様では少
なくとも約2×103*ml/g、更に他の実施態様で
は少なくとも約3×103*ml/gのスペクトル強度
を有し、1つの実施態様では最大で約2.6×104*
ml/g、他の実施態様では最大で約1.7×104*
ml/g、更に他の実施態様では最大で約7.8×10
3*ml/gのスペクトル強度を有するが、インクのス
ペクトル強度はこれらの範囲外でもよい。
【0020】任意の所望の又は有効なキャリヤ組成物を
使用することができる。好適なインクキャリヤ物質の例
としては、モノアミド、テトラアミド、これらの混合物
などの脂肪アミドが挙げられる。好適な脂肪アミドイン
クキャリヤ物質の具体例としては、ステアリルステアラ
ミド;ダイマー酸、エチレンジアミン、及びステアリン
酸の反応生成物であるダイマー酸ベースのテトラアミ
ド;ダイマー酸、エチレンジアミン、及び少なくとも約
36の炭素原子を有するカルボン酸の反応生成物である
ダイマー酸ベースのテトラアミド;及びこれらの混合物
が挙げられる。脂肪アミドインクキャリヤが、ダイマー
酸、エチレンジアミン、及び少なくとも約36の炭素原
子を有するカルボン酸の反応生成物であるテトラアミド
である場合、カルボン酸は下記一般式からなる。
【0021】
【化9】
【0022】式中、Rは直鎖、分枝、飽和、不飽和、及
び環状アルキル基を含むアルキル基であり、該アルキル
基は、1つの実施態様では少なくとも約36の炭素原子
を有し、他の実施態様では少なくとも約40の炭素原子
を有し、該アルキル基は1つの実施態様では最大で約2
00の炭素原子を有し、他の実施態様では最大で約15
0の炭素原子を有し、更に他の実施態様では最大で約1
00の炭素原子を有するが、炭素原子の数はこれらの範
囲外でもよい。この式からなるカルボン酸はベーカーペ
トロライト(Baker Petrolite、オクラホマ州タルサ)か
ら市販されており、また、このカルボン酸を米国特許第
6,174,937号の実施例1に記載のように調製す
ることもできる。脂肪アミドキャリヤ物質に関する更な
る情報は、例えば米国特許第4,889,560号、第
4,889,761号、第5,194,638号、第
4,830,671号、第6,174,937号、第
5,372,852号、第5,597,856号、及び
第6,174,937号、並びに英国特許GB2 23
8 792に開示されている。
【0023】ウレタンイソシアネート誘導物質、尿素イ
ソシアネート誘導物質、ウレタン/尿素イソシアネート
誘導物質、及びこれらの混合物のようなイソシアネート
誘導樹脂及びワックスも、相変化インクキャリヤ物質と
して好適である。イソシアネート誘導キャリヤ物質に関
する更なる情報は、例えば米国特許第5,750,60
4号、第5,780,528号、第5,782,966
号、第5,783,658号、第5,827,918
号、第5,830,942号、第5,919,839
号、第6,255,432号、及び第6,309,45
3号、英国特許GB2 294 939、GB2 30
5 928、GB2 305 670、及びGB2 2
90 793、並びにPCT公開番号WO94/149
02、WO97/12003、WO97/13816、
WO96/14364、WO97/33943、及びW
O95/04760に開示されている。
【0024】脂肪アミド物質及びイソシアネート誘導物
質の混合物を、本発明のインクのインクキャリヤ組成物
として用いることもできる。
【0025】本発明の好適な相変化インクキャリヤ物質
として更に、パラフィン、マイクロワックス、ポリエチ
レンワックス、エステルワックス、アミドワックス、脂
肪酸、脂肪アルコール、脂肪アミド及び他の蝋状物質、
スルホンアミド物質、異なる天然源からなる樹脂状物質
(例えば、トール油ロジン及びロジンエステルなど)、
並びに、多くの合成樹脂、オリゴマー、ポリマー、エチ
レン/酢酸ビニルコポリマー、エチレン/アクリル酸コ
ポリマー、エチレン/酢酸ビニル/アクリル酸コポリマ
ー、及びアクリル酸とポリアミドのコポリマーなどのコ
ポリマー、イオノマーなど、並びにこれらの混合物が挙
げられる。脂肪アミド物質及び/又はイソシアネート誘
導物質を有する混合物に、1つ以上のこれらの物質を用
いることもできる。
【0026】1つの特定の実施態様では、相変化インク
キャリヤは以下を含有する:(a)1つの実施態様では
インクの少なくとも約25重量%、他の実施態様ではイ
ンクの少なくとも約30重量%、更に他の実施態様では
インクの少なくとも約37重量%で、1つの実施態様で
は最大でインクの約60重量%、他の実施態様では最大
でインクの約53重量%、更に他の実施態様では最大で
インクの約48重量%の量でインク中に存在するポリエ
チレンワックス(量はこれらの範囲外でもよい);
(b)1つの実施態様ではインクの少なくとも約8重量
%、他の実施態様ではインクの少なくとも約10重量
%、更に他の実施態様ではインクの少なくとも約12重
量%で、1つの実施態様では最大でインクの約32重量
%、他の実施態様では最大でインクの約28重量%、更
に他の実施態様では最大でインクの約25重量%の量で
インク中に存在するステアリルステアラミドワックス
(量はこれらの範囲外でもよい);(c)ダイマー酸、
エチレンジアミン、及び36よりも多い炭素原子を有す
る長鎖アルコールのカルボン酸誘導体の反応生成物であ
り、1つの実施態様ではインクの少なくとも約10重量
%、他の実施態様ではインクの少なくとも約13重量
%、更に他の実施態様ではインクの少なくとも約16重
量%で、1つの実施態様では最大でインクの約32重量
%、他の実施態様では最大でインクの約27重量%、更
に他の実施態様では最大でインクの約22重量%の量で
インク中に存在するダイマー酸ベースのテトラアミド
(量はこれらの範囲外でもよい);(d)ヒドロアビエ
チルアルコール2当量及びイソホロンジイソシアネート
1当量の反応から得られ、1つの実施態様ではインクの
少なくとも約6重量%、他の実施態様ではインクの少な
くとも約8重量%、更に他の実施態様ではインクの少な
くとも約10重量%で、1つの実施態様では最大でイン
クの約16重量%、他の実施態様では最大でインクの約
14重量%、更に他の実施態様では最大でインクの約1
2重量%の量でインク中に存在するウレタン樹脂(量は
これらの範囲外でもよい);(e)ステアリルイソシア
ネート3当量及びグリセロールベースのアルコールの付
加物であり、1つの実施態様ではインクの少なくとも約
2重量%、他の実施態様ではインクの少なくとも約3重
量%、更に他の実施態様ではインクの少なくとも約4.
5重量%で、1つの実施態様では最大でインクの約13
重量%、他の実施態様では最大でインクの約10重量
%、更に他の実施態様では最大でインクの約7.5重量
%の量でインク中に存在するウレタン樹脂(量はこれら
の範囲外でもよい);及び(f)1つの実施態様ではイ
ンクの少なくとも約0.01重量%、他の実施態様では
インクの少なくとも約0.05重量%、更に他の実施態
様ではインクの少なくとも約0.1重量%で、1つの実
施態様では最大でインクの約1重量%、他の実施態様で
は最大でインクの約0.5重量%、更に他の実施態様で
は最大でインクの約0.3重量%の量でインク中に存在
する酸化防止剤(量はこれらの範囲外でもよい)。
【0027】インクキャリヤは、任意の所望の量又は有
効な量で本発明の相変化インク中に存在し、1つの実施
態様ではインクの少なくとも約0.1重量%、他の実施
態様ではインクの少なくとも約50重量%、更に他の実
施態様ではインクの少なくとも約90重量%で、1つの
実施態様では最大でインクの約99重量%、他の実施態
様では最大でインクの約98重量%、更に他の実施態様
では最大でインクの約95重量%の量でインク中に存在
するが、量はこれらの範囲外でもよい。
【0028】本発明の相変化インクは、下記式からなる
着色剤化合物を含有する。
【0029】
【化10】
【0030】式中、Mはフタロシアニン分子の中心キャ
ビティに結合することのできる原子又は原子団であり、
必要に応じて軸方向配位子をMに結合させることができ
る。この着色剤は所望の色又は色相を得るために任意の
所望の量又は有効な量でインク中に存在し、1つの実施
態様ではインクの少なくとも約1重量%、他の実施態様
ではインクの少なくとも約2重量%、更に他の実施態様
ではインクの少なくとも約3重量%で、1つの実施態様
では最大でインクの約20重量%、他の実施態様では最
大でインクの約13重量%、更に他の実施態様では最大
でインクの約6重量%の量でインク中に存在するが、量
はこれらの範囲外でもよい。本発明の着色剤は、インク
中の唯一の着色剤でもよいし、染料、顔料、これらの混
合物など、他の着色料と組み合わせて存在してもよい。
【0031】また、本発明のインクは、必要に応じて酸
化防止剤を含有することができる。インク組成物の任意
の酸化防止剤は画像の酸化を防ぐとともに、インク調製
処理の加熱工程におけるインク成分の酸化も防ぐ。好適
な酸化防止剤の具体例としては、ユニロイヤルケミカル
社(Uniroyal Chemical Company、コネチカット州オック
スフォード)から市販されているNAUGUARD(登
録商標)524、NAUGUARD(登録商標)76、
及びNAUGUARD(登録商標)512、チバガイギ
ー(Ciba Geigy)から市販されているIRGANOX(登
録商標)1010などが挙げられる。任意の酸化防止剤
が存在する場合、酸化防止剤は任意の所望の量又は有効
な量でインク中に存在し、1つの実施態様ではインクの
少なくとも約0.01重量%、他の実施態様ではインク
の少なくとも約0.1重量%、更に他の実施態様ではイ
ンクの少なくとも約1重量%で、1つの実施態様では最
大でインクの約20重量%、他の実施態様では最大でイ
ンクの約5重量%、更に他の実施態様では最大でインク
の約3重量%の量でインク中に存在するが、量はこれら
の範囲外でもよい。
【0032】また、本発明のインクは必要に応じて粘度
調整剤を含有することもできる。好適な粘度調整剤の例
としては、ステアロンなどの脂肪族ケトンが挙げられ
る。任意の粘度調整剤が存在する場合、粘度調整剤は任
意の所望の量又は有効な量でインク中に存在し、1つの
実施態様ではインクの少なくとも約0.1重量%、他の
実施態様ではインクの少なくとも約1重量%、更に他の
実施態様ではインクの少なくとも約10重量%で、1つ
の実施態様では最大でインクの約99重量%、他の実施
態様では最大でインクの約30重量%、更に他の実施態
様では最大でインクの約15重量%の量でインク中に存
在するが、量はこれらの範囲外でもよい。
【0033】インクへの他の任意の添加剤としては、清
澄剤、粘着付与剤、接着剤、可塑剤などが挙げられる。
清澄剤としては、UNION CAMP(登録商標)X
37−523−235(ユニオンキャンプ(Union Camp)
から市販されている)などがあり、その量は、1つの実
施態様ではインクの少なくとも約0.01重量%、他の
実施態様ではインクの少なくとも約0.1重量%、更に
他の実施態様ではインクの少なくとも約5重量%であ
り、1つの実施態様では最大でインクの約98重量%、
他の実施態様では最大でインクの約50重量%、更に他
の実施態様では最大でインクの約10重量%であるが、
量はこれらの範囲外でもよい。粘着付与剤としては、水
素化アビエチン(ロジン)酸のグリセロールエステルで
あるFORAL(登録商標)85(ハーキュリーズ(Her
cules)から市販されている)、ヒドロアビエチン(ロジ
ン)酸のペンタエリスリトールエステルであるFORA
L(登録商標)105(ハーキュリーズから市販されて
いる)、フタル酸のヒドロアビエチン(ロジン)アルコ
ールエステルであるCELLOLYN(登録商標)21
(ハーキュリーズから市販されている)、水素化アビエ
チン(ロジン)酸のトリグリセリドであるARAKAW
A KE−311 Resin(荒川化学工業(株)か
ら市販されている)、並びにNEVTAC(登録商標)
2300、NEVTAC(登録商標)100、及びNE
VTAC(登録商標)80(ネヴィルケミカル社(Nevil
le Chemical Company)から市販されている)と変性合成
ポリテルペン樹脂であるWINGTACK(登録商標)
86(グッドイヤー(Goodyear)から市販されている)の
ような合成ポリテルペン樹脂などがあり、その量は、1
つの実施態様ではインクの少なくとも約0.1重量%、
他の実施態様ではインクの少なくとも約5重量%、更に
他の実施態様ではインクの少なくとも約10重量%であ
り、1つの実施態様では最大でインクの約98重量%、
他の実施態様では最大でインクの約75重量%、更に他
の実施態様では最大でインクの約50重量%であるが、
量はこれらの範囲外でもよい。接着剤としては、VER
SAMID(登録商標)757、759、又は744
(ヘンケル(Henkel)から市販されている)などがあり、
その量は、1つの実施態様ではインクの少なくとも約
0.1重量%、他の実施態様ではインクの少なくとも約
1重量%、更に他の実施態様ではインクの少なくとも約
5重量%であり、1つの実施態様では最大でインクの約
98重量%、他の実施態様では最大でインクの約50重
量%、更に他の実施態様では最大でインクの約10重量
%であるが、量はこれらの範囲外でもよい。可塑剤とし
ては、UNIPLEX(登録商標)250(ユニプレッ
クス(Uniplex)から市販されている)、ジオクチルフタ
レート、ジウンデシルフタレート、アルキルベンジルフ
タレート(SANTICIZER(登録商標)278)
のような、SANTICIZER(登録商標)という商
品名でモンサント(Monsanto)から市販されているフタレ
ートエステル可塑剤、トリフェニルホスフェート(モン
サントから市販されている)、トリブトキシエチルホス
フェート(FMC社(FMC Corporation)から市販されて
いる)であるKP−140(登録商標)、ジシクロヘキ
シルフタレートであるMORFLEX(登録商標)15
0(モーフレックスケミカル社(Morflex Chemical Comp
any)から市販されている)、及びトリオクチルトリメリ
テート(イーストマンコダック社(Eastman Kodak Co.)
から市販されている)などがあり、その量は、1つの実
施態様ではインクの少なくとも約0.1重量%、他の実
施態様ではインクの少なくとも約1重量%、更に他の実
施態様ではインクの少なくとも約2重量%であり、1つ
の実施態様では最大でインクの約50重量%、他の実施
態様では最大でインクの約30重量%、更に他の実施態
様では最大でインクの約10重量%の量であるが、量は
これらの範囲外でもよい。
【0034】本発明のインク組成物は、1つの実施態様
では最低で約50℃、他の実施態様では最低で約70
℃、更に他の実施態様では最低で約80℃の融点を有
し、1つの実施態様では最高で約160℃、他の実施態
様では最高で約140℃、更に他の実施態様では最高で
約100℃の融点を有するが、融点はこれらの範囲外で
もよい。
【0035】本発明のインクは概して、(1つの実施態
様では最低で約75℃、他の実施態様では最低で約10
0℃、更に他の実施態様では最低で約120℃であり、
1つの実施態様では最高で約180℃、他の実施態様で
は最高で約150℃であるが、これらの範囲外でもよ
い)噴出温度において、1つの実施態様では最大で約3
0cP、他の実施態様では最大で約20cP、更に他の
実施態様では最大で約15cPであり、1つの実施態様
では最小で約2cP、他の実施態様では最小で約5c
P、更に他の実施態様では最小で約7cPの溶融粘度を
有するが、溶融粘度はこれらの範囲外でもよい。
【0036】本発明のインク組成物は、あらゆる所望の
又は好適な方法によって調製することができる。例え
ば、インク成分を一緒に混合した後、1つの実施態様で
は少なくとも約100℃、そして1つの実施態様では最
大で約140℃まで加熱し(温度はこれらの範囲外でも
よい)、均質なインク組成物が得られるまで攪拌し、次
いでインクを周囲温度(一般に約20乃至約25℃)に
冷却することができる。本発明のインクは周囲温度にお
いて固体である。
【0037】本発明のインクを、直接印刷インクジェッ
ト法及び間接(オフセット)印刷インクジェットの用途
のための装置において使用することができる。本発明の
他の実施態様は、本発明のインクをインクジェット印刷
装置に組み込むステップと、インクを溶融するステップ
と、溶融したインクの液滴を記録基体上へ像様パターン
で噴出させるステップを含む方法に関する。直接印刷法
は、例えば米国特許第5,195,430号にも開示さ
れている。本発明の更に他の実施態様は、本発明のイン
クをインクジェット印刷装置に組み込むステップと、イ
ンクを溶融するステップと、溶融したインクの液滴を中
間転写部材上へ像様パターンで噴出させるステップと、
像様パターンのインクを中間転写部材から最終記録基体
に転写するステップを含む方法に関する。オフセット又
は間接印刷法は、例えば米国特許第5,389,958
号にも開示されている。1つの特定の実施態様におい
て、印刷装置は、圧電振動素子の振動によってインクの
液滴を像様パターンで噴出させる圧電印刷法を用いてい
る。本発明のインクを、ホットメルト音響インクジェッ
ト印刷、ホットメルトサーマルインクジェット印刷、ホ
ットメルト連続ストリーム又は偏向インクジェット印刷
などの他のホットメルト印刷方法に用いることもでき
る。本発明の相変化インクを、ホットメルトインクジェ
ット印刷方法以外の印刷方法に用いることもできる。
【0038】ゼロックス(Xerox、登録商標)4024
用紙、ゼロックス(登録商標)イメージシリーズ(Image
Series)用紙、コートランド(Courtland)4024DP
用紙、罫線付ノートブック紙、ボンド紙などの普通紙、
シャープ社(Sharp Company)のシリカコート紙、十條製
紙製の紙(Jujo paper)、ハンマーミル(Hammermill)レー
ザプリント紙などのシリカコート紙、透明材料、織物、
繊維製品、プラスチック、ポリマーフィルム、及び金属
や木材などの無機基体を含む、あらゆる好適な基体又は
記録シートを用いることができる。
【0039】核磁気共鳴スペクトロスコピー(NMR)
及び高性能液体クロマトグラフィー(HPLC)のよう
な標準の分析手順を用いて、合成した染料生成物の純度
を決定した。更に、下記のようにして決定されたスペク
トル強度(SS)の測定値を用いて最終フタロシアニン
染料の試料の純度を決定した。50mg±2mgの質量
の染料を0.1mgの精度で量り、250mlのメスフ
ラスコに定量的に移した。分光級トルエン約175ml
をフラスコに加え、染料を完全に溶解させた。この溶液
を標線までトルエンで希釈し、混合した。次いで、染料
溶液5.00mlを第2の250mlメスフラスコにピ
ペットで移し、この溶液を標線までトルエンで希釈して
よく混合した。希釈した染料溶液のUV/可視吸収スペ
クトルを以下のように測定した。HP8452A UV
/Vis分光計又はその同等物、及び標準の1cm光路
長石英セルを用いた。トルエンからなる基準ブランクに
よりブランクテストを行った。希釈染料溶液の吸光度
を、一般には680nmである最大吸収波長λmaxに
おいて決定した。680nmにおける希釈染料溶液の吸
光度を希釈染料溶液の濃度(g/ml)で割ることによ
り、スペクトル強度を計算した。銅染料に関しては、
1.1×105乃至1.3×105*ml/gのスペク
トル強度の値が相変化インク配合物に対して許容可能で
あると判断した。達成される最大の値、即ち1.3×1
5*ml/gは、純度約100%の染料を示すものと
みなされる。
【0040】
【実施例】実施例I 磁気攪拌機を備える500mlの一口丸底フラスコに、
CARDOLITE(登録商標)NC510(主に下記
式のメタC15アルキルフェノールであり、カシューナッ
ト蒸留から得られ、少量の自然発生異性体を含有する)
45.3g、炭酸カリウム9.3g、及び1−メチル−
2−ピロリジノン260gを添加した。
【化11】 この混合物を、90℃の油浴内で1時間加熱した。反応
混合物は焦茶色になった。この後、4−ニトロフタロニ
トリル25gを反応混合物に添加し、この混合物を更に
4時間90℃に保った。そして、反応混合物を約25℃
に冷却し、脱イオン水600ml中で急冷した。沈殿し
た固体を濾過によって分離し、脱イオン水約600ml
を用いて再びスラリーにし、再度濾過した。固体生成物
の洗浄に使用した水のpHが中性になるまでこの処理を
繰り返した。次に固体を自然乾燥させ、25℃でイソプ
ロパノール約350gと組み合わせた。生じた懸濁液
を、氷浴内で冷却することによって再結晶化させた。結
晶を濾過して自然乾燥させ、4−(3−ペンタデシル)
フェノキシフタロニトリル54.4gを得た。HPLC
によって測定したこの物質の純度は約97%であった。
【0041】実施例II 機械攪拌機を備える500mlの一口丸底フラスコに、
3−ペンタデシルフェノール50.25g、無水炭酸カ
リウム20.0g、4−ニトロフタロニトリル25.0
g、及びジメチルホルムアミド250gを添加した。加
熱マントルを用いてこの混合物を2時間90℃まで加熱
した。反応混合物は焦茶色になった。この反応混合物を
約60℃に冷却し、その後脱イオン水1L中へゆっくり
と注ぐことによって急冷した。沈殿したベージュ色の固
体を濾過によって分離した後、固体生成物の洗浄に使用
した水のpHが中性になるまで1回あたり約600ml
の脱イオン水を用いて再びスラリーにし、濾過すること
を繰り返した。次いで、生成物をメタノール600ml
中で2度再びスラリーにし、濾過して40℃で真空乾燥
させ、4−(3−ペンタデシル)フェノキシフタロニト
リル42.6gを得た。HPLCによって測定したこの
物質の純度は約98%であった。
【0042】実施例III 機械攪拌機を備える5Lの一口丸底フラスコに、3−ペ
ンタデシルフェノール502.5g、炭酸カリウム20
0g、及び1−メチル−2−ピロリジノン(無水)20
00gを添加した。加熱マントルを用いてこの混合物を
2時間90℃まで加熱した。反応混合物は焦茶色になっ
た。この後、4−ニトロフタロニトリル250.0gを
添加し、この混合物を更に2時間90℃に保った。高温
の反応混合物を、脱イオン水3L中へ注ぐことによって
急冷した。沈殿したベージュ色の懸濁液を攪拌して室温
になるまで冷却し、次いで濾過した。次に、固体生成物
の洗浄に使用した水のpHが中性になるまで1回あたり
約6Lの脱イオン水を用いて固体を再びスラリーにし、
濾過することを繰り返した。次いで、この固体をメタノ
ール4L中で2度再びスラリーにし、濾過して40℃で
真空乾燥させ、4−(3−ペンタデシル)フェノキシフ
タロニトリル519.8gを得た。HPLCによって測
定したこの物質の純度は89%を越えていた。
【0043】実施例IV 機械攪拌機を備える5Lの一口丸底フラスコに、3−ペ
ンタデシルフェノール502.5g、無水炭酸カリウム
200g、4−ニトロフタロニトリル250.0g、及
びジメチルスルホキシド2000gを添加した。加熱マ
ントルを用いてこの混合物を3時間90℃まで加熱し
た。反応混合物は焦茶色になった。次に反応混合物を8
0℃に冷却し、脱イオン水3Lをゆっくりとフラスコに
注ぐことによって反応混合物を急冷した。沈殿したベー
ジュ色の固体を攪拌により懸濁してその懸濁液を室温に
なるまで冷却し、濾過によって分離した。1回あたり6
Lの脱イオン水を用いて固体を2度スラリーにし、濾過
した。少量の不溶性金属炭酸塩汚染物質を溶解するよう
機能する2%塩酸水溶液6L中で湿潤ケークを1時間攪
拌し、濾過した。固体をスラリーにして濾過し、固体生
成物の洗浄に使用した水のpHが中性になるまで1回あ
たり6Lの脱イオン水で固体を再びスラリーにした。次
に固体をメタノール4L中で2度スラリーにし、濾過し
て40℃で真空乾燥させ、4−(3−ペンタデシル)フ
ェノキシフタロニトリル558.4gを得た。HPLC
によって測定したこの物質の純度は98%を越えてい
た。
【0044】実施例V 機械攪拌機、温度調節器、及び凝縮器を備える1Lのケ
トルにおいて、(実施例Iの説明の通りに調製した)4
−(3−ペンタデシル)フェノキシフタロニトリルの乾
燥固体結晶52g、無水塩化銅(II)4.1g、及び(無
水)ヘキサノール600gの混合物を攪拌し、加熱し
た。還流が生じるまで加熱(約160℃)したところ、
反応混合物は最終的に青色になった。反応混合物を還流
させ、3時間攪拌した。この後、反応混合物をメタノー
ル1200ml中で急冷した。このようにして得られ
た、沈殿した青色固体を濾過した後、アセトン150m
lを用いてスラリーにした。固体を再度濾過し、乾燥さ
せた。下記式の混合異性体であると思われる生成物の収
量は24.1gであった。UV/Vis(トルエン)は
683nmであった。
【0045】
【化12】
【0046】実施例VI 4−(3−ペンタデシル)フェノキシフタロニトリル
(4.74g、実施例IIIの通りに調製したもの)を
酢酸銅(II)一水和物0.50gを含有するNMP25m
l中に溶かした溶液を攪拌し、150℃まで加熱した。
15分後、深緑色が生じた。この混合物を150℃で3
時間攪拌し、室温に冷却して濾過した。得られた生成物
をアセトン40mlで洗浄し、24時間自然乾燥させ
て、紺青色で蝋状の球状塊である銅フタロシアニン染料
2.49gを得た。
【0047】実施例VII 4−(3−ペンタデシル)フェノキシフタロニトリル
(25.8g)、酢酸銅(II)二水和物(3.0g)、及
び酢酸アンモニウム(9.2g)の混合物をNMP10
0ml中で攪拌し、120℃まで加熱した。ゆっくりと
したガス発生がみられ、5分後に深い紺青色が生じた。
30分後、120℃の反応混合物を180℃まで1時間
加熱した。次にNMP(50ml)を加え、混合物を攪
拌して180℃まで再び加熱した後、攪拌しながら室温
に冷却した。得られた生成物を濾過し、濾過用漏斗にお
いて固体をDMF100ml×2で洗浄した。この固体
をアセトン200ml中で50℃で攪拌し、次いで濾過
した。このアセトン処理を繰り返し、固体を60℃で一
晩乾燥させて、粗い粉末の生成物(19.9g)を得
た。この物質のスペクトル強度は1.27×105*
l/gであり、これは高い(即ち、約98%の)純度を
示している。
【0048】実施例VIII 窒素雰囲気下に保ち、機械攪拌機を取り付けた500m
lのフラスコにおいて、4−(3−ペンタデシル)フェ
ノキシフタロニトリル60.8gのNMP195ml溶
液を、酢酸銅(II)一水和物6.24g及び2−ジメチル
アミノエタノール6.24gで処理した。この混合物を
180℃で6時間攪拌して加熱し、次いで80℃に冷却
した。混合物を濾過し、フィルタ内で固体をNMP12
0mlで洗浄した。次に、固体を1回あたり120ml
のメチルエチルケトンで3回スラリーにして洗浄し、濾
過した。真空下、30℃で48時間乾燥したところ、紺
青色の粗い粉末の生成物(44g)を得た。この染料の
スペクトル強度は1.28×105*ml/gであり、
これは98%を越える純度を示している。
【0049】実施例IX 無水炭酸カリウム(7.6g)を含有するNMP90m
lに3−ペンタデシルフェノール(16.75g)を溶
かした溶液を攪拌し、100℃まで加熱した。10分
後、4−ニトリフタロニトリル(8.65g)を添加
し、この混合物を100℃で更に40分間加熱した。酢
酸銅(II)一水和物(2.50g)及び酢酸アンモニウム
(3.9g)を添加し、この混合物を30分間135℃
まで加熱し、次いで170℃まで加熱した。次にDMA
E(10ml)を添加し、この混合物を170℃で2.
25時間攪拌した。混合物を室温に冷却し、濾過用漏斗
において生成物をDMF50mlで洗浄し、次いでメタ
ノール50mlで洗浄した。次に生成物をメタノール1
00ml中でスラリーにし、濾過して60℃で乾燥さ
せ、青みがかった黒色の微細な固体である染料9.2g
を得た。
【0050】実施例X 2000mlの三角フラスコにおいて、3−ペンタデシ
ルフェノール(182.7g)及び無水炭酸カリウム
(91g)の混合物をNMP650ml中で攪拌し、9
0℃まで加熱した。4−ニトロフタロニトリル(104
g)を添加し、この混合物を100℃で1時間加熱し
た。得られた懸濁液を50℃に冷却して濾過した。固体
をNMP50ml×4で洗浄した。(漏斗において固体
をアセトン50ml×4で更に洗浄し、60℃で乾燥さ
せ、白色の吸湿性固体91gを得た。この固体は二炭化
カリウム及び亜硝酸カリウムの混合物と思われるが、こ
の結論は確証されていない。)濾液及びNMP洗浄溶媒
の組み合わせを2000mlの三角フラスコ内で攪拌
し、酢酸銅(II)一水和物(30.0g)、酢酸アンモニ
ウム(24g)、及びDMAE(60ml)で処理し
た。この混合物を15分間120℃まで加熱し、次いで
180℃で3時間加熱した。(反応温度が約165℃に
達した際に紺青色が生じた。)反応混合物を70℃に冷
却し、次いで濾過した。濾過用漏斗において固体をNM
P200ml×2で洗浄し、次いでアセトン200ml
で洗浄した。固体をアセトン700ml中で50℃で1
時間攪拌し、濾過して60℃で乾燥させ、紺青色の微細
な粉末である染料178.5gを得た。この生成物のス
ペクトル強度は、約86%の純度を示す1.11×10
5*ml/gであった。
【0051】実施例XI 4−(3−ペンタデシル)フェノキシフタロニトリル
(9.50g)、酢酸亜鉛二水和物(1.10g)、及
びDMAE(5ml)をNMP(45ml)中で攪拌
し、175℃まで加熱した。得られた深い青緑色の溶液
を175℃で3時間加熱し、室温に冷却した。この溶液
にメタノールを添加して粘性のある固体の沈殿を生じ、
この固体をデカンテーションによって分離した。フラス
コ内で固体をアセトン25ml×2で洗浄して乾燥さ
せ、粘性のある青色の固体である下記式の亜鉛染料5.
0gを得た。UV/Vis(トルエン)は682nmで
あった。
【0052】
【化13】
【0053】実施例XII 4−(3−ペンタデシル)フェノキシフタロニトリル
(34g)の2−ジメチルアミノエタノール50ml溶
液に、酢酸アンモニウム(7.7g)を添加した。この
混合物を攪拌し、15分間120℃まで加熱し、次いで
還流させながら(140℃)6時間加熱した。この後、
濃い青緑色の溶液をDMF100mlで希釈し、80℃
に冷却した。粘性のある生成物の塊をデカントすること
によって分離し、DMF25ml×4で洗浄した。アセ
トン20mlを用いて粉砕し、次いでアセトン100m
l中で攪拌し、(デカントによって)分離し、60℃で
乾燥させて、紺青色でゴム状の固体の塊である無金属染
料(8.0g)を得た。UV/Vis(トルエン)は7
02nm及び667nmであった(この二重のピーク
は、無金属フタロシアニンの特徴を示している)。
【0054】実施例XIII 4−(3−ペンタデシル)フェノキシフタロニトリル
(34g)のNMP200ml溶液に、酢酸ニッケル(I
I)四水和物(6.22g)及び酢酸アンモニウム(7.
7g)を添加した。この混合物を120℃で20分間攪
拌して加熱し、次いで170℃で2時間加熱した。反応
混合物の温度が150℃に達した際に紺青色が形成され
た。混合物を100℃に冷却し、次いで濾過し、漏斗に
おいて固体をDMF50ml×3で洗浄した。生成物を
アセトン200ml中で14時間スラリーにし、次にデ
カンテーションによって分離した。単離した生成物は、
粘性のある球状固体(22.0g)であった。UV/V
is(トルエン)は673nmであった。
【0055】実施例XIV 250mlの三角フラスコにおいて、コバルト塩化物
(3.25g)、4−(3−ペンタデシル)フェノキシ
フタロニトリル(34g)、及びDMAE(10ml)
の混合物をNMP100ml中で攪拌し、180℃まで
加熱した。140℃で濃い青緑色がみられた。この混合
物を180℃で2時間攪拌した後、DMF100mlを
添加した。室温に冷却すると、生成物は粘性のある球と
して分離した。この球をデカントすることによって分離
し、初めはDMF25ml×3で、次にアセトン25m
lで洗浄した。この生成物をアセトン100ml中で5
0℃で1時間攪拌し、次いで分離して自然乾燥させ、紺
青色の球である生成物(15.0g)を得た。UV/V
is(トルエン)は673nmであった。
【0056】比較例A 4−n−ドデシルフェノール(14.4g)のNMP9
0ml溶液に、無水炭酸カリウム7.6gを添加した。
この混合物を攪拌し、100℃まで加熱した。10分
後、4−ニトロフタロニトリル(8.65g)を添加し
た。100℃で更に40分経過後、酢酸銅(II)一水和物
(2.50g)及び酢酸アンモニウム(3.9g)を添
加し、この混合物を170℃まで加熱した。更に10分
経過後、2−ジメチルアミノエタノール(10ml)を
添加したところ、濃い緑がかった青色が瞬時に形成され
た。この混合物を170℃で2.25時間加熱し、次い
で室温に冷却した。混合物を濾過し、濾過用漏斗におい
て生成物をジメチルホルムアミド50ml×2で洗浄し
た。生成物をメタノール100ml中でスラリーにし、
次に濾過して60℃で乾燥させ、以下に示すテトラキス
(4−n−ドデシル)フェノキシフタロシアニンの4つ
の可能な異性体の混合物と思われる青色の粉末6.5g
を得た。
【0057】
【化14】
【0058】相変化インクのビヒクルを以下のように調
製した。ステンレススチールのビーカー内で、ポリエチ
レンワックス(式CH3(CH250CH3からなるPE
655)140g、ステアリルステアラミドワックス
(KEMAMIDE(登録商標)S−180)32g、
米国特許第6,174,937号の実施例1に記載のよ
うに調製し、ダイマー酸1当量とエチレンジアミン2当
量及びUNICID(登録商標)700(長鎖アルコー
ルのカルボキシル酸誘導体)との反応から得たテトラア
ミド樹脂約40g、米国特許第5,782,966号の
実施例1に記載のように調製し、ABITOL(登録商
標)Eヒドロアビエチルアルコール2当量及びイソホロ
ンジイソシアネート1当量の反応から得たウレタン樹脂
30g、米国特許第6,309,453号の実施例4に
記載のように調製したステアリルイソシアネート3当量
とグリセロール系アルコールとの付加物であるウレタン
樹脂12g、並びにNAUGUARD(登録商標)44
5酸化防止剤0.5gを組み合わせた。これらの物質
を、オーブンにおいて約140℃の温度で一緒に溶融さ
せ、温度調節マントルにおいて約135℃で約0.5時
間攪拌することによって混合した。
【0059】表面温度150℃まで加熱したホットプレ
ート攪拌機上の直径2.5インチのアルミニウム秤量皿
において、実施例Xに記載のように調製した銅染料の
0.5g試料を前述のインク基剤9.5g中で攪拌し
た。磁気攪拌機を用いてこの混合物を30分間攪拌し
た。10ミクロンのギャップを有するドクターブレード
を用いて、この溶融インクの試料をハンマーミルレーザ
プリント(Hammermill Laserprint、登録商標)用紙上に
広げた。生じた見本(swatch)は、約1.2の光学濃度を
有する均一な青色であった。
【0060】本比較例から得た4−ドデシルフェノキシ
銅フタロシアニン染料0.5gを用いて前述のテストを
繰り返した。得られたインク見本は色が均一ではなく、
低い色強度(約0.64の光学濃度)及びインク中の溶
解していない染料の塊によって生じた濃い縞によって証
明されるように染料の溶解性は不良であった。
【0061】比較例B 金属ナトリウム(0.10g)をn−アミルアルコール
200ml中に溶解した。この溶液に、4−t−ブチル
フタロニトリル1.84gを添加した。この溶液を還流
させながら(約138℃)4.25時間加熱した。次
に、この混合物を室温に冷却し、メタノール(70m
l)及び水(5ml)で処理し、これにより中間二ナト
リウムフタロシアニンを無金属の形に変換させた。この
生成物を濾過し、メタノール50ml及び水50mlで
洗浄し、次いで自然乾燥させ、テトラ(t−ブチル)無
金属フタロシアニンの混合異性体1.28gを得た。U
V/Vis(トルエン)は700nm及び662nmで
あった。
【0062】本比較例の染料0.25gを用いて、比較
例Aに記載の方法により、この染料のテストインクを配
合した(注:この染料の分子量は実施例Xの染料の分子
量の約半分である)。得られたインク見本は、インク中
の溶解していない染料の塊によって生じた濃い縞によっ
て証明されるように、テスト染料の不良な溶解性を示し
た。
【0063】比較例C 無水メタノール30ml中のテトラ−t−ブチル無金属
フタロシアニン(1.48g)を、リチウムメトキシド
のメタノール溶液(1.0モル溶液、5ml)で処理し
た。得られた二リチウムフタロシアニンの溶液をアルゴ
ン雰囲気下で1時間攪拌し、激しく攪拌しながら無水塩
化亜鉛(0.30g)を少量ずつ用いて処理した。得ら
れた懸濁液を1時間攪拌し、次いで濾過し、固体をメタ
ノール10ml×4で洗浄して60℃で乾燥させ、紺青
色の粉末であるテトラ−t−ブチル亜鉛フタロシアニン
(1.38g)を得た。C48488Znの計算値(Ana
l.Calcd.)は、C71.86、H6.03、及びN1
3.97であり、測定値(Found)はC71.97、H
7.65、及びN13.98であった。UV/Vis
(トルエン)は677nmであった。
【0064】本比較例の染料0.25gを用いて、比較
例Aに記載の方法により、この染料のテストインクを配
合した(注:この染料の分子量は実施例Xの染料の分子
量の約半分である)。得られたインク見本は、インク中
の溶解していない染料の塊によって生じた濃い縞によっ
て証明されるように、テスト染料の不良な溶解性を示し
た。
【0065】実施例XV 本発明の相変化インクを以下のように調製した。ステン
レススチールのビーカー内で、ポリエチレンワックス
(式CH3(CH250CH3からなるPE655)14
0g、ステアリルステアラミドワックス(KEMAMI
DE(登録商標)S−180)32g、米国特許第6,
174,937号の実施例1に記載のように調製し、ダ
イマー酸1当量とエチレンジアミン2当量及びUNIC
ID(登録商標)700(長鎖アルコールのカルボキシ
ル酸誘導体)との反応から得たテトラアミド樹脂約40
g、米国特許第5,782,966号の実施例1に記載
のように調製し、ABITOL(登録商標)Eヒドロア
ビエチルアルコール2当量及びイソホロンジイソシアネ
ート1当量の反応から得たウレタン樹脂30g、米国特
許第6,309,453号の実施例4に記載のように調
製したステアリルイソシアネート3当量とグリセロール
系アルコールとの付加物であるウレタン樹脂12g、並
びにNAUGUARD(登録商標)445酸化防止剤
0.5gを組み合わせた。これらの物質を、オーブンに
おいて約140℃の温度で一緒に溶融させ、温度調節マ
ントルにおいて約135℃で約0.5時間攪拌すること
によって混合した。この混合物に、実施例Iに記載のよ
うに調製した銅フタロシアニン化合物約13gを添加し
た。更に約3時間攪拌した後、このようにして形成した
シアンインクを、#3ワットマン(Whatman)濾過紙及び
約15ポンド/平方インチの圧力を用いて、加熱したM
OTT(登録商標)装置に通して濾過した。濾過した相
変化インクを型に注ぎ、固化させてインクスティックを
形成した。
【0066】このように調製したシアン相変化インク
は、レオメトリクス(Rheometrics)円錐板粘度計による
測定で約140℃で約10.6cPの粘度、デュポン(D
uPont、登録商標)2100熱量計を用いた示差走査熱量
測定による測定で約80℃の融点、約14℃のガラス転
移温度(Tg)、及び681nmにおいて約4535A
*ml/gのスペクトル強度を示した。スペクトル強度
の決定については、固体インクをトルエン中に溶解し、
パーキンエルマーラムダ(Perkin Elmer Lambda)2SU
V/VIS光電分光光度計を用いて吸光度を測定する、
溶液中の着色剤の測定に基づいた写真測光法を用いた。
【0067】比較例D 相変化インクを以下のように調製した。ステンレススチ
ールのビーカー内で、ポリエチレンワックス(式CH3
(CH250CH3からなるPE655)400g、ステ
アリルステアラミドワックス(KEMAMIDE(登録
商標)S−180)100g、米国特許第6,174,
937号の実施例1に記載のように調製し、ダイマー酸
1当量とエチレンジアミン2当量及びUNICID(登
録商標)700(長鎖アルコールのカルボキシル酸誘導
体)との反応から得たテトラアミド樹脂152g、米国
特許第5,782,966号の実施例1に記載のように
調製し、ABITOL(登録商標)Eヒドロアビエチル
アルコール2当量及びイソホロンジイソシアネート1当
量の反応から得たウレタン樹脂100g、米国特許第
6,309,453号の実施例4に記載のように調製し
たステアリルイソシアネート3当量とグリセロール系ア
ルコールとの付加物であるウレタン樹脂42g、並びに
NAUGUARD(登録商標)445酸化防止剤0.5
gを組み合わせた。これらの物質を、オーブンにおいて
約140℃の温度で一緒に溶融させ、温度調節マントル
において約135℃で約0.5時間攪拌することによっ
て混合した。この混合物に、市販の銅フタロシアニン染
料(SAVINYL BLUEGLS)約23gを添加
した。更に約3時間攪拌した後、このようにして形成し
たシアンインクを、#3ワットマン濾過紙及び約15ポ
ンド/平方インチの圧力を用いて、加熱したMOTT
(登録商標)装置に通して濾過した。濾過した相変化イ
ンクを型に注ぎ、固化させてインクスティックを形成し
た。
【0068】このように調製したシアン相変化インク
は、レオメトリクス円錐板粘度計による測定で約140
℃で約10.6cPの粘度、デュポン(登録商標)210
0熱量計を用いた示差走査熱量測定による測定で約80
℃の融点、約14℃のガラス転移温度(Tg)、及び約
670nmにおいて約1224A*ml/gのスペクト
ル強度を示した。スペクトル強度の決定については、固
体インクをブタノール中に溶解し、パーキンエルマーラ
ムダ2SUV/VIS光電分光光度計を用いて吸光度を
測定する、溶液中の着色剤の測定に基づいた写真測光法
を用いた。
【0069】初めにインクを中間転写部材上へ像様パタ
ーンで噴出し、次に像様パターンを中間転写部材から最
終記録基体に転写する印刷方法を用いるゼロックス(登
録商標)フェーザー(PHASER)860プリンタ内に、この
ように調製したシアンインクを配置した。138℃のプ
リントヘッド温度及び64℃の中間転写ドラム温度で、
ハンマーミルレーザプリント(登録商標)用紙を用いて
インクをプリントした。
【0070】比較例E 相変化インクを以下のように調製した。ステンレススチ
ールのビーカー内で、ステアリルステアラミドワックス
(KEMAMIDE(登録商標)S−180)500
g、テトラアミド樹脂(UNIREZ(登録商標)29
70)約150g、米国特許第5,782,966号の
実施例1に記載のように調製し、ABITOL(登録商
標)Eヒドロアビエチルアルコール2当量及びイソホロ
ンジイソシアネート1当量の反応から得たウレタン樹脂
100g、米国特許第6,309,453号の実施例4
に記載のように調製したステアリルイソシアネート3当
量とグリセロール系アルコールとの付加物であるウレタ
ン樹脂51g、並びにNAUGUARD(登録商標)4
45酸化防止剤0.5gを組み合わせた。これらの物質
を、オーブンにおいて約140℃の温度で一緒に溶融さ
せ、温度調節マントルにおいて約135℃で約0.5時
間攪拌することによって混合した。この混合物に、市販
の銅フタロシアニン染料(SAVINYL BLUE
GLS)約23gを添加した。更に約3時間攪拌した
後、このようにして形成したシアンインクを、#3ワッ
トマン濾過紙及び約15ポンド/平方インチの圧力を用
いて、加熱したMOTT(登録商標)装置に通して濾過
した。濾過した相変化インクを型に注ぎ、固化させてイ
ンクスティックを形成した。
【0071】このように調製したシアン相変化インク
は、レオメトリクス円錐板粘度計による測定で約140
℃で約10.6cPの粘度、デュポン(登録商標)210
0熱量計を用いた示差走査熱量測定による測定で約80
℃の融点、約5℃のガラス転移温度(Tg)、及び約6
70nmにおいて約3332A*ml/gのスペクトル
強度を示した。スペクトル強度の決定については、固体
インクをブタノール中に溶解し、パーキンエルマーラム
ダ2SUV/VIS光電分光光度計を用いて吸光度を測
定する、溶液中の着色剤の測定に基づいた写真測光法を
用いた。
【0072】初めにインクを中間転写部材上へ像様パタ
ーンで噴出し、次に像様パターンを中間転写部材から最
終記録基体に転写する印刷方法を用いるゼロックス(登
録商標)フェーザー860プリンタ内に、このように調
製したシアンインクを配置した。138℃のプリントヘ
ッド温度及び64℃の中間転写ドラム温度で、ハンマー
ミルレーザプリント(登録商標)用紙を用いてインクを
プリントした。
【0073】比較例D及び比較例Eのインクのスペクト
ル強度の値を検討してみると、各キャリヤ組成物間で、
SAVINYL BLUE GLSのような従来の銅フ
タロシアニン染料の溶解性の差異が大きいことがはっき
りとわかる。比較例D及び実施例XVのキャリヤ組成物
を比較すると、キャリヤ組成物の成分比の差異はわずか
であることがわかる。
【0074】計器製造者によって供給される適切な較正
規格を用いた、ASTM 1E805(材料の色又は色
差の計器による測定方法の標準的実施)に規定の測定方
法に従って、実施例XV、比較例D、及び比較例Eの相
変化インクの透過スペクトルを市販の光電分光光度計A
CS SPECTRO−SENSOR IIで評価し
た。これらのインクの全体的な比色性能を確認し、定量
化するために、三刺激積分によって測定データを小さく
し、次に、ASTM E308(CIE系を用いてオブ
ジェクトの色を計算するための標準的な方法)により、
各相変化インク試料の(CIE1976)L*(明
度)、a*(赤色−緑色)、及びb*(黄色−青色)CI
ELAB値を計算した。また、CIELAB色質指数の
値C* ab及びCIELAB色相角度指数の値を、刊行物
であるCIE15.2の「測色」(第2版、セントラル
・ビューロー・ドゥ・ラ・CIE、ウィーン、1986
年)に従って計算した。
【0075】実施例XV、比較例D、及び比較例Eにお
いて調製したインクのプリント見本のCIE L**
*色座標を下記の表に列挙する。
【0076】
【表1】
【0077】これらのデータが示すように、比較例Dの
インクは実施例XVに比べて低い着色強度を示し、この
インクに含まれる市販の銅フタロシアニン染料が不適切
であることを示している。
【0078】比較例F 米国特許第5,919,839号の実施例4に記載の方
法に従って相変化インクを調製した。このように調製し
たシアン相変化インクは、レオメトリクス円錐板粘度計
による測定で約140℃で約10.6cPの粘度、デュ
ポン(登録商標)2100熱量計を用いた示差走査熱量測
定による測定で約80℃の融点、約10℃のガラス転移
温度(Tg)、及び約628nmにおいて約1400A
*ml/gのスペクトル強度を示した。スペクトル強度
の決定については、固体インクをブタノール中に溶解
し、パーキンエルマーラムダ2SUV/VIS光電分光
光度計を用いて吸光度を測定する、溶液中の着色剤の測
定に基づいた写真測光法を用いた。
【0079】初めにインクを中間転写部材上へ像様パタ
ーンで噴出し、次に像様パターンを中間転写部材から最
終記録基体に転写する印刷方法を用いるゼロックス(登
録商標)フェーザー860プリンタ内に、このように調
製したシアンインクを配置した。138℃のプリントヘ
ッド温度及び64℃の中間転写ドラム温度で、ハンマー
ミルレーザプリント(登録商標)用紙を用いてインクを
プリントした。
【0080】実施例XVのシアン固体インクのプリント
見本及び本比較例のシアン固体インクのプリント見本を
キセノンランプで100時間照射した。各々の未照射対
照 (control) 見本に対する各照射試料の色差を、CI
ELAB値を得るための前述の方法に従って決定した。
色差の決定については、ASTM D2244−89
(計器によって測定した色座標から色差を計算する標準
的なテスト方法)に従った。下記の表は、CIE L*
**色空間における試料見本の初期のプリントカラー
測定値と、100時間のキセノン照射後の各々の値を示
している。
【0081】
【表2】
【0082】このデータが示すように、実施例XVのイ
ンクを用いて作成した見本のキセノンランプ照射時の色
安定性は、実施例XVの小さなΔE値で示されるよう
に、比較例Fで調製したインクよりもはるかに優れてい
る。
【0083】実施例XVのシアン固体インクのプリント
見本及び本比較例のシアン固体インクのプリント見本を
アトラスフェードメーター(Atlas Fade-ometer)内に配
置し、約1800Wのランプ出力で100時間照射し
た。各々の未照射対照見本に対する各照射試料の色差
を、CIELAB値を得るための前述の方法に従って決
定した。色差の決定については、ASTM D2244
−89(計器によって測定した色座標から色差を計算す
る標準的なテスト方法)に従った。下記の表は、CIE
***色空間における試料見本の初期のプリント
カラー測定値と、アトラスフェードメーター内で100
時間照射した後の各々の値を示している。
【0084】
【表3】
【0085】このデータが示すように、実施例XVのイ
ンクを用いて作成した見本の蛍光照射時の色安定性は、
実施例XVの小さなΔE値で示されるように、比較例F
で調製したインクよりもはるかに優れている。
【0086】実施例XVI 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIに記載のように調製した本発明の亜鉛染料を用い
た以外は、相変化インクを実施例XVに記載のように調
製した。このように調製したインクは、レオメトリクス
円錐板粘度計による測定で約140℃で約10.6cP
の粘度、デュポン(登録商標)2100熱量計を用いた示
差走査熱量測定による測定で約80℃の融点、及び約1
4℃のガラス転移温度(Tg)を示した。
【0087】実施例XVII 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIIに記載のように調製した本発明の無金属染料を
用いた以外は、相変化インクを実施例XVに記載のよう
に調製した。このように調製したインクは、レオメトリ
クス円錐板粘度計による測定で約140℃で約10.6
cPの粘度、デュポン(登録商標)2100熱量計を用い
た示差走査熱量測定による測定で約80℃の融点、及び
約14℃のガラス転移温度(Tg)を示した。
【0088】実施例XVIII 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIIIに記載のように調製した本発明のニッケル染
料を用いた以外は、相変化インクを実施例XVに記載の
ように調製した。このように調製したインクは、レオメ
トリクス円錐板粘度計による測定で約140℃で約1
0.6cPの粘度、デュポン(登録商標)2100熱量計
を用いた示差走査熱量測定による測定で約80℃の融
点、及び約14℃のガラス転移温度(Tg)を示すもの
と思われる。
【0089】実施例XIX 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIIIに記載のように調製した本発明のコバルト染
料を用いた以外は、相変化インクを実施例XVに記載の
ように調製した。このように調製したインクは、レオメ
トリクス円錐板粘度計による測定で約140℃で約1
0.6cPの粘度、デュポン(登録商標)2100熱量計
を用いた示差走査熱量測定による測定で約80℃の融
点、及び約14℃のガラス転移温度(Tg)を示した。
【0090】実施例XV、実施例XVI、実施例XVI
I、及び実施例XIXにおいて調製したインクを、比較
例Aの方法を用いてプリントした。
【0091】実施例XV、実施例XVI、実施例XVI
I、及び実施例XIXのプリント試料の色特性を評価し
た。これらの色特性を下記の表に示す。スペクトル強度
(SS)は、トルエン中でのA*ml/gの単位で示
す。ラムダmax(λmax)はnm単位で示す。
【0092】
【表4】
【0093】このデータが示すように、Mが亜鉛原子で
ある染料(実施例XVI)を用いて製造したインクのプ
リント見本は、Mが銅原子である染料(実施例XV)を
用いて製造したインクのプリント見本よりも緑色が多
く、青色が少ない。同様に、Mがコバルト原子である染
料(実施例XIX)を用いて製造したインクのプリント
見本は、Mが銅原子である染料(実施例XV)を用いて
製造したインクのプリント見本よりも緑色が少なく、青
色が多い。更に、Mが二水素である染料(実施例XVI
I)を用いて製造したインクのプリント見本は、Mが銅
原子である染料(実施例XV)を用いて製造したインク
のプリント見本よりも緑色が多く、青色が少ない。よっ
て、これらの相変化インクのプリント試料の視知覚を、
フタロシアニン環内に異なる原子を用いることによって
変えられることが明らかである。また、これらの染料の
組み合わせを用いて、CIE L***色空間内で色
値の幅広い選択範囲を得ることができる。
【0094】実施例XX 本発明の相変化インクを以下のように調製する。固体の
インクキャリヤ組成物を、米国特許第5,372,85
2号の実施例2に記載のように調製する。この組成物
に、実施例Iに記載のように調製した銅フタロシアニン
化合物約3.5重量%を添加する。更に約3時間攪拌し
た後、このように形成したシアンインクを、#3ワット
マン濾過紙及び約15ポンド/平方インチの圧力を用い
て、加熱したMOTT(登録商標)装置に通して濾過す
る。濾過した相変化インクを型に注ぎ、固化させてイン
クスティックを形成する。
【0095】このように調製したシアン相変化インク
は、レオメトリクス円錐板粘度計による測定で約140
℃で約11乃至13cPの粘度、デュポン(登録商標)2
100熱量計を用いた示差走査熱量測定による測定で約
80℃の融点、約14℃のガラス転移温度(Tg)、及
び681nmにおいて約4535A*ml/gのスペク
トル強度(固体インクをトルエン中に溶解し、パーキン
エルマーラムダ2SUV/VIS光電分光光度計を用い
て吸光度を測定する、溶液中の着色剤の測定に基づいた
写真測光法を用いて決定する)を示すと思われる。
【0096】実施例XXI 本発明の相変化インクを以下のように調製する。固体の
インクキャリヤ組成物を、米国特許第5,780,52
8号の実施例11に記載のように調製する。この組成物
に、実施例Iに記載のように調製した銅フタロシアニン
化合物約3.5重量%を添加する。更に約3時間攪拌し
た後、このように形成したシアンインクを、#3ワット
マン濾過紙及び約15ポンド/平方インチの圧力を用い
て、加熱したMOTT(登録商標)装置に通して濾過す
る。濾過した相変化インクを型に注ぎ、固化させてイン
クスティックを形成する。
【0097】このように調製したシアン相変化インク
は、レオメトリクス円錐板粘度計による測定で約140
℃で約11乃至13cPの粘度、デュポン(登録商標)2
100熱量計を用いた示差走査熱量測定による測定で約
80℃の融点、約14℃のガラス転移温度(Tg)、及
び681nmにおいて約4535A*ml/gのスペク
トル強度(固体インクをトルエン中に溶解し、パーキン
エルマーラムダ2SUV/VIS光電分光光度計を用い
て吸光度を測定する、溶液中の着色剤の測定に基づいた
写真測光法を用いて決定する)を示すと思われる。
【0098】実施例XXII 本発明の相変化インクを以下のように調製する。固体の
インクキャリヤ組成物を、米国特許第5,780,52
8号の実施例12に記載のように調製する。この組成物
に、実施例Iに記載のように調製した銅フタロシアニン
化合物約3.5重量%を添加する。更に約3時間攪拌し
た後、このように形成したシアンインクを、#3ワット
マン濾過紙及び約15ポンド/平方インチの圧力を用い
て、加熱したMOTT(登録商標)装置に通して濾過す
る。濾過した相変化インクを型に注ぎ、固化させてイン
クスティックを形成する。
【0099】このように調製したシアン相変化インク
は、レオメトリクス円錐板粘度計による測定で約140
℃で約11乃至13cPの粘度、デュポン(登録商標)2
100熱量計を用いた示差走査熱量測定による測定で約
80℃の融点、約14℃のガラス転移温度(Tg)、及
び681nmにおいて約4535A*ml/gのスペク
トル強度(固体インクをトルエン中に溶解し、パーキン
エルマーラムダ2SUV/VIS光電分光光度計を用い
て吸光度を測定する、溶液中の着色剤の測定に基づいた
写真測光法を用いて決定する)を示すと思われる。
【0100】実施例XXIII 本発明の相変化インクを以下のように調製する。固体の
インクキャリヤ組成物を、米国特許第5,780,52
8号の実施例13に記載のように調製する。この組成物
に、実施例Iに記載のように調製した銅フタロシアニン
化合物約3.5重量%を添加する。更に約3時間攪拌し
た後、このように形成したシアンインクを、#3ワット
マン濾過紙及び約15ポンド/平方インチの圧力を用い
て、加熱したMOTT(登録商標)装置に通して濾過す
る。濾過した相変化インクを型に注ぎ、固化させてイン
クスティックを形成する。
【0101】このように調製したシアン相変化インク
は、レオメトリクス円錐板粘度計による測定で約140
℃で約11乃至13cPの粘度、デュポン(登録商標)2
100熱量計を用いた示差走査熱量測定による測定で約
80℃の融点、約14℃のガラス転移温度(Tg)、及
び681nmにおいて約4535A*ml/gのスペク
トル強度(固体インクをトルエン中に溶解し、パーキン
エルマーラムダ2SUV/VIS光電分光光度計を用い
て吸光度を測定する、溶液中の着色剤の測定に基づいた
写真測光法を用いて決定する)を示すと思われる。
【0102】実施例XXIV 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIに記載のように調製した本発明の亜鉛染料を用い
る以外は、相変化インクを実施例XXに記載のように調
製する。このように調製したインクは、レオメトリクス
円錐板粘度計による測定で約140℃で約11乃至13
cPの粘度、デュポン(登録商標)2100熱量計を用い
た示差走査熱量測定による測定で約80℃の融点、及び
約14℃のガラス転移温度(Tg)を示すものと思われ
る。
【0103】実施例XXV 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIIに記載のように調製した本発明の無金属染料を
用いる以外は、相変化インクを実施例XXに記載のよう
に調製する。このように調製したインクは、レオメトリ
クス円錐板粘度計による測定で約140℃で約11乃至
13cPの粘度、デュポン(登録商標)2100熱量計を
用いた示差走査熱量測定による測定で約80℃の融点、
及び約14℃のガラス転移温度(Tg)を示すものと思
われる。
【0104】実施例XXVI 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIIIに記載のように調製した本発明のニッケル染
料を用いる以外は、相変化インクを実施例XXに記載の
ように調製する。このように調製したインクは、レオメ
トリクス円錐板粘度計による測定で約140℃で約11
乃至13cPの粘度、デュポン(登録商標)2100熱量
計を用いた示差走査熱量測定による測定で約80℃の融
点、及び約14℃のガラス転移温度(Tg)を示すもの
と思われる。
【0105】実施例XXVII 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIVに記載のように調製した本発明のコバルト染料
を用いる以外は、相変化インクを実施例XXに記載のよ
うに調製する。このように調製したインクは、レオメト
リクス円錐板粘度計による測定で約140℃で約11乃
至13cPの粘度、デュポン(登録商標)2100熱量計
を用いた示差走査熱量測定による測定で約80℃の融
点、及び約14℃のガラス転移温度(Tg)を示すもの
と思われる。
【0106】実施例XXVIII 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIに記載のように調製した本発明の亜鉛染料を用い
る以外は、相変化インクを実施例XXIに記載のように
調製する。このように調製したインクは、レオメトリク
ス円錐板粘度計による測定で約140℃で約11乃至1
3cPの粘度、デュポン(登録商標)2100熱量計を用
いた示差走査熱量測定による測定で約80℃の融点、及
び約14℃のガラス転移温度(Tg)を示すものと思わ
れる。
【0107】実施例XXIX 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIIに記載のように調製した本発明の無金属染料を
用いる以外は、相変化インクを実施例XXIに記載のよ
うに調製する。このように調製したインクは、レオメト
リクス円錐板粘度計による測定で約140℃で約11乃
至13cPの粘度、デュポン(登録商標)2100熱量計
を用いた示差走査熱量測定による測定で約80℃の融
点、及び約14℃のガラス転移温度(Tg)を示すもの
と思われる。
【0108】実施例XXX 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIIIに記載のように調製した本発明のニッケル染
料を用いる以外は、相変化インクを実施例XXIに記載
のように調製する。このように調製したインクは、レオ
メトリクス円錐板粘度計による測定で約140℃で約1
1乃至13cPの粘度、デュポン(登録商標)2100熱
量計を用いた示差走査熱量測定による測定で約80℃の
融点、及び約14℃のガラス転移温度(Tg)を示すも
のと思われる。
【0109】実施例XXXI 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIVに記載のように調製した本発明のコバルト染料
を用いる以外は、相変化インクを実施例XXIに記載の
ように調製する。このように調製したインクは、レオメ
トリクス円錐板粘度計による測定で約140℃で約11
乃至13cPの粘度、デュポン(登録商標)2100熱量
計を用いた示差走査熱量測定による測定で約80℃の融
点、及び約14℃のガラス転移温度(Tg)を示すもの
と思われる。
【0110】実施例XXXII 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIに記載のように調製した本発明の亜鉛染料を用い
る以外は、相変化インクを実施例XXIIに記載のよう
に調製する。このように調製したインクは、レオメトリ
クス円錐板粘度計による測定で約140℃で約11乃至
13cPの粘度、デュポン(登録商標)2100熱量計を
用いた示差走査熱量測定による測定で約80℃の融点、
及び約14℃のガラス転移温度(Tg)を示すものと思
われる。
【0111】実施例XXXIII 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIIに記載のように調製した本発明の無金属染料を
用いる以外は、相変化インクを実施例XXIIに記載の
ように調製する。このように調製したインクは、レオメ
トリクス円錐板粘度計による測定で約140℃で約11
乃至13cPの粘度、デュポン(登録商標)2100熱量
計を用いた示差走査熱量測定による測定で約80℃の融
点、及び約14℃のガラス転移温度(Tg)を示すもの
と思われる。
【0112】実施例XXXIV 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIIIに記載のように調製した本発明のニッケル染
料を用いる以外は、相変化インクを実施例XXIIに記
載のように調製する。このように調製したインクは、レ
オメトリクス円錐板粘度計による測定で約140℃で約
11乃至13cPの粘度、デュポン(登録商標)2100
熱量計を用いた示差走査熱量測定による測定で約80℃
の融点、及び約14℃のガラス転移温度(Tg)を示す
ものと思われる。
【0113】実施例XXXV 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIVに記載のように調製した本発明のコバルト染料
を用いる以外は、相変化インクを実施例XXIIに記載
のように調製する。このように調製したインクは、レオ
メトリクス円錐板粘度計による測定で約140℃で約1
1乃至13cPの粘度、デュポン(登録商標)2100熱
量計を用いた示差走査熱量測定による測定で約80℃の
融点、及び約14℃のガラス転移温度(Tg)を示すも
のと思われる。
【0114】実施例XXXVI 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIに記載のように調製した本発明の亜鉛染料を用い
る以外は、相変化インクを実施例XXIIIに記載のよ
うに調製する。このように調製したインクは、レオメト
リクス円錐板粘度計による測定で約140℃で約11乃
至13cPの粘度、デュポン(登録商標)2100熱量計
を用いた示差走査熱量測定による測定で約80℃の融
点、及び約14℃のガラス転移温度(Tg)を示すもの
と思われる。
【0115】実施例XXXVII 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIIに記載のように調製した本発明の無金属染料を
用いる以外は、相変化インクを実施例XXIIIに記載
のように調製する。このように調製したインクは、レオ
メトリクス円錐板粘度計による測定で約140℃で約1
1乃至13cPの粘度、デュポン(登録商標)2100熱
量計を用いた示差走査熱量測定による測定で約80℃の
融点、及び約14℃のガラス転移温度(Tg)を示すも
のと思われる。
【0116】実施例XXXVIII 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIIIに記載のように調製した本発明のニッケル染
料を用いる以外は、相変化インクを実施例XXIIIに
記載のように調製する。このように調製したインクは、
レオメトリクス円錐板粘度計による測定で約140℃で
約11乃至13cPの粘度、デュポン(登録商標)210
0熱量計を用いた示差走査熱量測定による測定で約80
℃の融点、及び約14℃のガラス転移温度(Tg)を示
すものと思われる。
【0117】実施例XXXIX 実施例Iに記載のように調製した染料の代わりに、実施
例XIVに記載のように調製した本発明のコバルト染料
を用いる以外は、相変化インクを実施例XXIIIに記
載のように調製する。このように調製したインクは、レ
オメトリクス円錐板粘度計による測定で約140℃で約
11乃至13cPの粘度、デュポン(登録商標)2100
熱量計を用いた示差走査熱量測定による測定で約80℃
の融点、及び約14℃のガラス転移温度(Tg)を示す
ものと思われる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マイケル ビー. マインハルト アメリカ合衆国 97306 オレゴン州 セ ーラム スプリングウッド アベニュー サウスイースト 5541 (72)発明者 ジェフリー エイチ. バニング アメリカ合衆国 97124 オレゴン州 ヒ ルズボロー ノースイースト シックステ ィーンス アベニュー 484 (72)発明者 ジェームズ ディー. メイオウ カナダ国 エル5イー 2エイチ7 オン タリオ州 ミシソーガ オグデン アベニ ュー 1421 (72)発明者 ジェームズ エム. ダフ カナダ国 エル5エヌ 2イー8 オンタ リオ州 ミシソーガ モンテビデオ ロー ド 6185 (72)発明者 ロジャー イー. ゲイナー カナダ国 エル6エル 5ジー7 オンタ リオ州 オークヴィル ヴァンガード ク レセント 514 (72)発明者 ハロルド アール. フレイム アメリカ合衆国 97119 オレゴン州 ガ ストン スプリングヒル ロード 6357

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相変化インクキャリヤ及び下記式からな
    る着色剤化合物を含有する相変化インク組成物であっ
    て、式中Mはフタロシアニン分子の中心キャビティに結
    合することのできる原子又は原子団であり、軸方向配位
    子を必要に応じてMに結合させることができる、相変化
    インク組成物。 【化1】
  2. 【請求項2】 前記相変化インクキャリヤが、(a)ス
    テアリルステアラミド、(b)ダイマー酸、エチレンジ
    アミン、及びステアリン酸の反応生成物であるダイマー
    酸ベースのテトラアミド、並びに(c)前記(a)及び
    前記(b)の混合物からなる群より選択される1種を含
    有する、請求項1に記載の相変化インク組成物。
  3. 【請求項3】 前記相変化インクキャリヤが、(a)ス
    テアリルステアラミド、(b)ダイマー酸、エチレンジ
    アミン、及び少なくとも約36の炭素原子を有するカル
    ボン酸の反応生成物であるダイマー酸ベースのテトラア
    ミド、並びに(c)前記(a)及び前記(b)の混合物
    からなる群より選択される1種を含有する、請求項1に
    記載の相変化インク組成物。
  4. 【請求項4】 前記相変化インクキャリヤが、(a)ポ
    リエチレンワックス、(b)ステアリルステアラミドワ
    ックス、(c)ダイマー酸、エチレンジアミン、及び少
    なくとも36の炭素原子を有するカルボン酸の反応生成
    物であるダイマー酸ベースのテトラアミド、(d)ヒド
    ロアビエチルアルコール2当量及びイソホロンジイソシ
    アネート1当量の反応から得たウレタン樹脂、(e)ス
    テアリルイソシアネート3当量及びグリセロールベース
    のアルコールの付加物であるウレタン樹脂、及び(f)
    酸化防止剤を含有する、請求項1に記載の相変化インク
    組成物。
  5. 【請求項5】 前記相変化インクキャリヤが、(a)イ
    ンクの少なくとも約25重量%の量及びインクの最大約
    60重量%の量のポリエチレンワックス、(b)インク
    の少なくとも約8重量%の量及びインクの最大約32重
    量%の量のステアリルステアラミドワックス、(c)イ
    ンクの少なくとも約10重量%の量及びインクの最大約
    32重量%の量である、ダイマー酸、エチレンジアミ
    ン、及び少なくとも36の炭素原子を有するカルボン酸
    の反応生成物であるダイマー酸ベースのテトラアミド、
    (d)インクの少なくとも約6重量%の量及びインクの
    最大約16重量%の量である、ヒドロアビエチルアルコ
    ール2当量及びイソホロンジイソシアネート1当量の反
    応から得たウレタン樹脂、(e)インクの少なくとも約
    2重量%の量及びインクの最大約13重量%の量であ
    る、ステアリルイソシアネート3当量及びグリセロール
    ベースのアルコールの付加物であるウレタン樹脂、及び
    (f)インクの少なくとも約0.01重量%の量及びイ
    ンクの最大約1重量%の量の酸化防止剤を含有する、請
    求項1に記載の相変化インク組成物。
  6. 【請求項6】 (a)相変化インクキャリヤ及び下記式
    からなる着色剤化合物を含有する相変化インク組成物を
    インクジェット印刷装置に組み込むステップであって、
    式中Mはフタロシアニン分子の中心キャビティに結合す
    ることのできる原子又は原子団であり、軸方向配位子を
    必要に応じてMに結合させることができる、ステップ
    と、(b)インクを溶融するステップと、(c)溶融イ
    ンクの液滴を基体上へ像様パターンで噴出させるステッ
    プと、を含む、印刷方法。 【化2】
  7. 【請求項7】 前記基体が中間転写部材であり、前記溶
    融インクの液滴を前記中間転写部材上へ像様パターンで
    噴出させ、次いで、前記像様パターンを前記中間転写部
    材から最終記録シートに転写する、請求項6に記載の印
    刷方法。
  8. 【請求項8】 前記中間転写部材を、前記最終記録シー
    トの温度よりも高く前記印刷装置内の前記溶融インクの
    温度よりも低い温度まで加熱する、請求項7に記載の印
    刷方法。
JP2003027867A 2002-02-08 2003-02-05 相変化インク組成物及びそれを用いた印刷方法 Expired - Fee Related JP4364522B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US072210 1987-07-10
US10/072,210 US6726755B2 (en) 2002-02-08 2002-02-08 Ink compositions containing phthalocyanines

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003277665A true JP2003277665A (ja) 2003-10-02
JP4364522B2 JP4364522B2 (ja) 2009-11-18

Family

ID=27610554

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003027867A Expired - Fee Related JP4364522B2 (ja) 2002-02-08 2003-02-05 相変化インク組成物及びそれを用いた印刷方法

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6726755B2 (ja)
EP (1) EP1335006B1 (ja)
JP (1) JP4364522B2 (ja)
DE (1) DE60312419T2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005290282A (ja) * 2004-04-02 2005-10-20 Fuji Photo Film Co Ltd フタロシアニンの製造方法
JP2007154188A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Xerox Corp 相変化型インク
JP2007154192A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Xerox Corp 相変化インキ
JP2007154190A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Xerox Corp 相変化型インク
JP2007154189A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Xerox Corp 相変化型インク
KR20100036965A (ko) * 2008-09-30 2010-04-08 제록스 코포레이션 상 변화 잉크
US7763401B2 (en) 2005-05-11 2010-07-27 Fujifilm Corporation Colorant-containing curable negative-type composition, color filter using the composition, and method of manufacturing the same
KR20150026848A (ko) * 2013-08-28 2015-03-11 제록스 코포레이션 상 변화 잉크
JP2017530208A (ja) * 2014-07-28 2017-10-12 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー Lcdのカラーフィルタに使用されるフタロシアニン化合物

Families Citing this family (114)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6730150B1 (en) * 1996-06-28 2004-05-04 Xerox Corporation Phase change ink formulation containing a combination of a urethane resin, a mixed urethane/urearesin, a mono-amide and a polyethylene wax
KR101081756B1 (ko) * 2002-11-28 2011-11-10 시바 홀딩 인크 할로겐 비함유 착색제를 포함하는 감광성 수지 조성물
US7186762B2 (en) * 2003-11-25 2007-03-06 Xerox Corporation Processes for preparing phase change inks
US20050274274A1 (en) * 2004-06-14 2005-12-15 Gore Makarand P Methods and compositions for dying a substrate
US7879143B2 (en) * 2005-05-11 2011-02-01 Xerox Corporation Polyalkylene materials
US7470315B2 (en) * 2005-07-05 2008-12-30 Silverbrook Research Pty Ltd Red-shifted water dispersible napthalocyanine dyes
US7572325B2 (en) * 2005-11-30 2009-08-11 Xerox Corporation Ink carriers, phase change inks including same and methods for making same
US7758268B2 (en) * 2005-12-20 2010-07-20 Xerox Corporation Hand held photochromic marking implement
US20070252879A1 (en) * 2006-04-28 2007-11-01 Xerox Corporation Phase change ink additives
US7323046B1 (en) * 2006-08-09 2008-01-29 Sun Chemical Corporation Phthalocyanine pigments with neutral metallic down flop
US7674326B2 (en) * 2006-10-12 2010-03-09 Xerox Corporation Fluorescent phase change inks
US20080145557A1 (en) 2006-12-18 2008-06-19 Xerox Corporation Phase change inks containing dialkyl ethers
US7544796B2 (en) 2006-12-19 2009-06-09 Xerox Corporation Colorant compounds
US7713342B2 (en) * 2006-12-19 2010-05-11 Xerox Corporation Phase change inks
US7645875B2 (en) * 2006-12-19 2010-01-12 Xerox Corporation Colorant compounds
US7781026B2 (en) 2006-12-19 2010-08-24 Xerox Corporation Ink compositions
US8057589B2 (en) * 2006-12-21 2011-11-15 Xerox Corporation Phase change inks
US20080154032A1 (en) * 2006-12-21 2008-06-26 Xerox Corporation Colorant compounds
EP2148904B1 (en) * 2007-04-24 2012-06-06 Sun Chemical Corporation Pigments for non-aqueous inks and coatings
US7677713B2 (en) 2007-05-30 2010-03-16 Xerox Corporation Solid ink set incorporating naturally derived materials and processes thereof
US7699918B2 (en) 2007-05-31 2010-04-20 Xerox Corporation Reactive ink components and methods for forming images using reactive inks
US8791202B2 (en) * 2007-09-21 2014-07-29 Xerox Corporation Phase change ink compositions
AR069478A1 (es) * 2007-11-26 2010-01-27 Procter & Gamble Composiciones detergentes
KR100934752B1 (ko) 2008-04-10 2009-12-30 주식회사 잉크테크 광전자 소자용 잉크 조성물
US8123344B2 (en) * 2008-08-04 2012-02-28 Xerox Corporation Ink carriers containing surface modified nanoparticles, phase change inks including same, and methods for making same
US8029861B2 (en) * 2008-09-23 2011-10-04 Xerox Corporation Ink carriers containing low viscosity functionalized waxes, phase change inks including same, and methods for making same
US8277697B2 (en) * 2008-10-29 2012-10-02 Global Oled Technology Llc Color filter element with improved colorant dispersion
US7628849B1 (en) 2008-10-29 2009-12-08 Eastman Kodak Company Fluorinated bis-(phthalocyanylaluminoxy)silyl pigments
US7585363B1 (en) 2008-10-29 2009-09-08 Eastman Kodak Company Method for preparing nanodispersions of fluorinated phthalocyanine pigments
US7985286B2 (en) * 2008-11-24 2011-07-26 Xerox Corporation Solid inks with lower coefficient of friction
US20100215865A1 (en) * 2009-02-26 2010-08-26 Xerox Corporation Preparation of flexographic printing masters using an additive process
US20100242790A1 (en) 2009-03-24 2010-09-30 Xerox Corporation Cationically and hybrid curable uv gels
US9005484B2 (en) 2009-03-31 2015-04-14 Xerox Corporation Low polarity nano silver gels
US8293444B2 (en) 2009-06-24 2012-10-23 Xerox Corporation Purified polyester resins for toner performance improvement
US8262210B2 (en) 2009-09-29 2012-09-11 Xerox Corporation Curable gel inks with reduced syneresis and halo formation
US8383311B2 (en) * 2009-10-08 2013-02-26 Xerox Corporation Emulsion aggregation toner composition
US8465579B2 (en) 2011-04-27 2013-06-18 Xerox Corporation Solid ink compositions comprising crystalline esters of tartaric acid
US8506040B2 (en) 2011-04-27 2013-08-13 Xerox Corporation Solid ink compositions comprising crystalline-amorphous mixtures
US8449095B2 (en) 2010-07-13 2013-05-28 Xerox Corporation Radiation curable solid ink compositions suitable for transfuse printing applications
US8308286B2 (en) 2010-09-14 2012-11-13 Xerox Corporation Curable phase change ink containing alkoxysilane monomer
US8657430B2 (en) 2010-10-08 2014-02-25 Xerox Corporation Curable phase change inks containing crystalline polyesters
US8613507B2 (en) 2010-10-18 2013-12-24 Xerox Corporation Curable phase change inks containing functionalized isosorbides
US8343715B2 (en) 2010-11-03 2013-01-01 Xerox Corporation Photochromic polyesters and methods of producing photochromic polyesters
US8449102B2 (en) 2010-12-17 2013-05-28 Xerox Corporation Curable solid inks for raised print applications and methods for using the same
US8450385B2 (en) * 2010-12-21 2013-05-28 Xerox Corporation Urea-urethane gellant compositions with controlled molecular weight and methods of preparation
US8651849B2 (en) 2011-01-10 2014-02-18 Xerox Corporation Digitally prepared stamp masters and methods of making the same
US8591785B2 (en) 2011-01-10 2013-11-26 Xerox Corporation Digitally prepared stamp masters and methods of making the same
US8459788B2 (en) 2011-03-04 2013-06-11 Xerox Corporation Curable solid ink compositions comprising novel curable wax
US8652723B2 (en) 2011-03-09 2014-02-18 Xerox Corporation Toner particles comprising colorant-polyesters
US8506694B2 (en) 2011-04-27 2013-08-13 Xerox Corporation Phase separation ink
US8833917B2 (en) 2011-04-27 2014-09-16 Xerox Corporation Solid ink compositions comprising crystalline-amorphous mixtures
US8840232B2 (en) 2011-04-27 2014-09-23 Xerox Corporation Phase change ink
US8308859B1 (en) 2011-04-27 2012-11-13 Xerox Corporation Phase change ink components and methods of making the same
US8372189B2 (en) 2011-04-27 2013-02-12 Xerox Corporation Phase change inks and methods of making the same
US8500896B2 (en) 2011-04-27 2013-08-06 Xerox Corporation Solid ink compositions comprising amorphous esters of tartaric acid
US8287632B1 (en) 2011-04-27 2012-10-16 Xerox Corporation Solid ink compositions comprising amorphous esters of citric acid
US8328924B2 (en) 2011-04-27 2012-12-11 Xerox Corporation Phase change inks and methods of making the same
US8690309B2 (en) 2011-04-27 2014-04-08 Xerox Corporation Print process for phase separation ink
US8714723B2 (en) 2011-05-11 2014-05-06 Xerox Corporation Robust curable solid inks and methods for using the same
US9109124B2 (en) 2011-06-01 2015-08-18 Xerox Corporation Solid ink compositions comprising semicrystalline oligomer resins
US8772416B2 (en) 2012-04-09 2014-07-08 Xerox Corporation Ink compositions containing isosorbide-capped amide gellant
US9085546B2 (en) 2012-04-09 2015-07-21 Xerox Corporation Amide gellant compositions containing isosorbide
US8647423B2 (en) 2012-04-26 2014-02-11 Xerox Corporation Phase change inks comprising fatty acids
US8882897B2 (en) 2012-04-26 2014-11-11 Xerox Corporation Phase change inks comprising aromatic diester crystalline compounds
US8814999B2 (en) 2012-04-26 2014-08-26 Xerox Corporation Phase change ink compositions comprising crystalline sulfone compounds and derivatives thereof
US8961673B2 (en) 2012-04-26 2015-02-24 Xerox Corporation Phase change ink compositions comprising diurethanes as amorphous materials
US8647424B2 (en) 2012-04-26 2014-02-11 Xerox Corporation Phase change inks comprising inorganic nucleating agents
US9528016B2 (en) 2012-04-26 2016-12-27 Xerox Corporation Phase change inks comprising crystalline amides
US8741043B2 (en) 2012-04-26 2014-06-03 Xerox Corporation Bio-renewable fast crystallizing phase change inks
US8741040B2 (en) 2012-04-26 2014-06-03 Xerox Corporation Phase change ink compositions comprising aromatic ethers
US8888905B2 (en) 2012-04-26 2014-11-18 Xerox Corporation Fast crystallizing crystalline-amorphous ink compositions and methods for making the same
US9528015B2 (en) 2012-04-26 2016-12-27 Xerox Corporation Phase change ink compositions comprising crystalline diurethanes and derivatives thereof
US8784547B2 (en) 2012-06-18 2014-07-22 Xerox Corporation Lightfast solid ink compositions
US8696100B1 (en) 2012-10-02 2014-04-15 Xerox Corporation Phase change ink containing synergist for pigment dispersion
US8714724B2 (en) 2012-10-02 2014-05-06 Xerox Corporation Phase change inks containing novel synergist
US8591640B1 (en) 2012-11-19 2013-11-26 Xerox Corporation Bio-renewable fast crystallizing phase change inks
US8753441B2 (en) 2012-11-19 2014-06-17 Xerox Corporation Bio-renewable phase change inks comprising recycled resin materials
US9062226B2 (en) 2012-11-19 2015-06-23 Xerox Corporation Compositions of pigment concentrates in phase change inks
US8758494B2 (en) 2012-11-19 2014-06-24 Xerox Corporation Pigmented magenta and yellow phase change inks
US9090758B2 (en) 2012-11-30 2015-07-28 Xerox Corporation Phase change ink comprising modified naturally-derived colorants
US8616693B1 (en) 2012-11-30 2013-12-31 Xerox Corporation Phase change ink comprising colorants derived from plants and insects
US8551236B1 (en) 2013-01-14 2013-10-08 Xerox Corporation Phase change inks comprising crystalline-amorphous mixtures
US8808438B2 (en) 2013-01-14 2014-08-19 Xerox Corporation Amorphous materials for use in phase change inks
US8827393B2 (en) 2013-01-16 2014-09-09 Xerox Corporation Fluorescent phase change ink compositions
US9109131B2 (en) 2013-01-16 2015-08-18 Xerox Corporation Photochromic phase change ink compositions
US8741044B1 (en) 2013-01-18 2014-06-03 Xerox Corporation Cycylohexyl-mannitol diketal derivatives as vehicle modifiers and gelators
US8747535B1 (en) 2013-01-18 2014-06-10 Xerox Corporation Solid ink compositions comprising crystalline-amorphous mixtures
US8747536B1 (en) 2013-01-31 2014-06-10 Xerox Corporation Phase change ink formulation including malic acid derivatives as amorphous materials
US9139743B2 (en) 2013-01-31 2015-09-22 Xerox Corporation Malic acid derivatives as amorphous materials for phase change ink
US8815000B1 (en) 2013-02-14 2014-08-26 Xerox Corporation Solid inks comprising liquid crystalline materials
US9187663B2 (en) 2013-03-21 2015-11-17 Xerox Corporation Ink composition and method of jetting ink
US9090791B2 (en) 2013-06-04 2015-07-28 Xerox Corporation Mixtures of ester of tartaric acid and ester of citric acid as amorphous materials for phase change inks
US9139746B2 (en) 2013-06-04 2015-09-22 Xerox Corporation Phase change ink compositions comprising mixtures of ester of tartaric acid and ester of citric acid as amorphous materials
CN103408755A (zh) * 2013-07-09 2013-11-27 中国船舶重工集团公司第七二五研究所 一种低粘度腈基树脂单体和聚合物及其制备方法
US9096768B2 (en) 2013-08-15 2015-08-04 Xerox Corporation Curable phase change ink compositions
US9074104B2 (en) 2013-09-04 2015-07-07 Xerox Corporation Inks comprising amorphous ureas
US9056998B2 (en) 2013-10-14 2015-06-16 Xerox Corporation Crystalline compounds for phase change inks
US9011587B1 (en) 2013-10-14 2015-04-21 Xerox Corporation Phase change inks comprising novel crystalline compounds
US9120943B2 (en) 2013-10-15 2015-09-01 Xerox Corporation Bio-renewable phase change inks
US9528012B2 (en) 2013-10-30 2016-12-27 Xerox Corporation Electron beam curable inks for indirect printing
US9074105B2 (en) 2013-10-30 2015-07-07 Xerox Corporation Emulsified UV curable inks for indirect printing
US9422440B2 (en) 2013-12-06 2016-08-23 Xerox Corporation Bis-ureas as amorphous materials for phase-change ink
US9228102B2 (en) 2014-04-03 2016-01-05 Xerox Corporation Scratch resistant inks
US20150283758A1 (en) 2014-04-08 2015-10-08 Xerox Corporation Method of making three-dimensional objects using crystalline and amorphous compounds
US20150283759A1 (en) 2014-04-08 2015-10-08 Xerox Corporation Method of making three-dimensional objects using bio-renewable crystalline-amorphous materials
US9676952B2 (en) 2015-02-24 2017-06-13 Xerox Corporation 3D printing system comprising solid build ink comprising colorant
US9977356B2 (en) 2015-07-17 2018-05-22 Xerox Corporation Cold pressure fix toner compositions based on crystalline polyester and amorphous organic compound mixtures
US9910373B2 (en) 2015-07-17 2018-03-06 Xerox Corporation Cold pressure fix toner compositions based on small molecule crystalline and amorphous organic compound mixtures
KR101816232B1 (ko) 2015-10-16 2018-01-08 삼성에스디아이 주식회사 신규한 화합물, 이를 포함하는 감광성 수지 조성물 및 컬러필터
US9738759B1 (en) 2016-03-14 2017-08-22 Xerox Corporation Cold pressure fix toners comprising crystalline co-polyester-co-poly(alkylsiloxane)
US9703217B1 (en) 2016-03-25 2017-07-11 Xerox Corporation Toner compositions for magnetic ink character recognition
US10048605B1 (en) 2017-01-24 2018-08-14 Xerox Corporation Cold pressure fix toner comprising crystalline resin and high and low Tg amorphous polyester
ES2960301T3 (es) 2017-03-31 2024-03-04 Kao Corp Composiciones de tinta curables por radiación, artículos impresos y métodos de uso de las mismas
US11312170B2 (en) 2018-04-05 2022-04-26 Kao Corporation In-line primer printing methods

Family Cites Families (44)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL168054C (nl) 1969-02-01 Basf Ag Werkwijze voor het vervaardigen van reliefvormen, alsmede een vast, fotopolymeriseerbaar element, vervaardigd met toepassing van deze werkwijze.
BE755392A (fr) 1969-08-28 1971-02-01 Teletype Corp Encre et appareil d'impression electrostatique
US4390369A (en) 1981-12-17 1983-06-28 Exxon Research And Engineering Co. Natural wax-containing ink jet inks
US4484948A (en) 1981-12-17 1984-11-27 Exxon Research And Engineering Co. Natural wax-containing ink jet inks
JPS58196295A (ja) 1982-05-12 1983-11-15 Sumitomo Metal Ind Ltd 金属板の潤滑処理方法
DE3579067D1 (de) 1984-05-10 1990-09-13 Willett Int Ltd Verfahren zur beschichtung eines substrates mit thermoplastischen ttinten, und beschichtungszusammensetzung.
JPS61146597A (ja) 1984-12-20 1986-07-04 Fujitsu Ltd 熱転写記録方法
DE3583130D1 (de) 1984-12-31 1991-07-11 Howtek Inc Verfahren zum farbdrucken mit tintenstrahl.
GB8515600D0 (en) 1985-06-20 1985-07-24 Ciba Geigy Ag Pigmentary copper phthalocyanine
EP0206286B1 (en) 1985-06-25 1990-05-23 Howtek, Inc. Ink jet printer ink
JPH0642071B2 (ja) 1985-11-09 1994-06-01 コニカ株式会社 感光性組成物および感光性平版印刷版
CH672923A5 (ja) 1986-06-07 1990-01-15 Sandoz Ag
JPS6354476A (ja) 1986-08-25 1988-03-08 Seiko Epson Corp 熱溶融性インク
US4889560A (en) 1988-08-03 1989-12-26 Tektronix, Inc. Phase change ink composition and phase change ink produced therefrom
US4889761A (en) 1988-08-25 1989-12-26 Tektronix, Inc. Substrates having a light-transmissive phase change ink printed thereon and methods for producing same
US5151120A (en) 1989-03-31 1992-09-29 Hewlett-Packard Company Solid ink compositions for thermal ink-jet printing having improved printing characteristics
JPH0819346B2 (ja) 1989-05-19 1996-02-28 東洋インキ製造株式会社 顔料組成物および顔料分散体
US5149800A (en) 1989-06-26 1992-09-22 Milliken Research Corporation Poly(oxyalkylene) modified phthalocyanine colorants
US5006170A (en) 1989-06-22 1991-04-09 Xerox Corporation Hot melt ink compositions
US5280114A (en) 1990-04-07 1994-01-18 Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated Halogenation of alkoxyphthalocyanine
US5221335A (en) 1990-05-23 1993-06-22 Coates Electrographics Limited Stabilized pigmented hot melt ink containing nitrogen-modified acrylate polymer as dispersion-stabilizer agent
DE69123704T2 (de) 1990-11-02 1997-04-30 Zeneca Ltd Polysubstituierte Phthalocyanine
JPH07116371B2 (ja) 1991-09-30 1995-12-13 三井東圧化学株式会社 記録・記憶材料用ハロゲン化アルコキシフタロシアニン、その製造方法及びそれを用いた光記録媒体
US5248336A (en) 1991-11-05 1993-09-28 Miles Inc. Solid solutions of copper phthalocyanine compounds
JP3238183B2 (ja) 1992-02-10 2001-12-10 株式会社日本触媒 新規フタロシアニン化合物およびその製造方法
DE4205636C2 (de) 1992-02-25 1994-12-22 Siegwerk Druckfarben Gmbh & Co Tief- und Flachdruckverfahren und Druckmaschinen zur Durchführung der Verfahren
DE4205713C2 (de) 1992-02-25 1994-08-04 Siegwerk Druckfarben Gmbh & Co Druckfarbe, Verfahren zu ihrer Herstellung und deren Verwendung
US5385957A (en) 1992-08-24 1995-01-31 Videojet Systems International, Inc. Hotmelt ink jet comprising ionomers having melting points from about 50° C. to about 130° or a softening point below about 80° C., and an image-forming agent
US5902841A (en) * 1992-11-25 1999-05-11 Tektronix, Inc. Use of hydroxy-functional fatty amides in hot melt ink jet inks
US5621022A (en) 1992-11-25 1997-04-15 Tektronix, Inc. Use of polymeric dyes in hot melt ink jet inks
US5372852A (en) 1992-11-25 1994-12-13 Tektronix, Inc. Indirect printing process for applying selective phase change ink compositions to substrates
JPH08225751A (ja) 1994-10-26 1996-09-03 Nippon Shokubai Co Ltd 新規フタロシアニン化合物、その製造方法およびそれらを用いた光記録媒体
ES2215944T3 (es) 1994-11-03 2004-10-16 Ciba Specialty Chemicals Holding Inc. Colorantes imidazolazoicos cationicos.
JP3707093B2 (ja) 1995-04-28 2005-10-19 山本化成株式会社 フタロシアニン化合物、その中間体、該フタロシアニン化合物の製造方法及びこれを用いるカラーフィルター、油性インク組成物
EP0742255B1 (en) 1995-05-12 2004-04-14 Ciba SC Holding AG Colouration of high molecular weight organic materials in the mass with soluble phthalocyanine precursors
GB9602095D0 (en) 1996-02-02 1996-04-03 Zeneca Ltd Phthalocyanines
JP3653855B2 (ja) 1996-04-15 2005-06-02 三菱化学株式会社 フタロシアニン化合物及びそれを用いた光学記録媒体
US6235094B1 (en) 1996-06-28 2001-05-22 Xerox Corporation Phase change ink formulations, colorant formulations, and methods of forming colorants
DE69713512T2 (de) 1996-10-03 2003-02-13 Ciba Sc Holding Ag Substituierte phtalocyanine und deren verwendung
US5844020A (en) 1997-03-31 1998-12-01 Xerox Corporation Phase change ink compositions
DE19858965A1 (de) 1998-12-21 2000-06-29 Bayer Ag Feste Phthalocyaninpräparationen
US6221137B1 (en) * 1999-06-18 2001-04-24 Xerox Corporation Metal phthalocyanine colorants for phase change inks
JP2002121414A (ja) * 2000-07-17 2002-04-23 Fuji Photo Film Co Ltd 着色組成物、インクジェット記録用インク及びインクジェット記録方法
JP2002161225A (ja) * 2000-08-07 2002-06-04 Fuji Photo Film Co Ltd インクジェット記録用インク、インクジェット記録用インクの製造方法及びインクジェット記録方法

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005290282A (ja) * 2004-04-02 2005-10-20 Fuji Photo Film Co Ltd フタロシアニンの製造方法
US7763401B2 (en) 2005-05-11 2010-07-27 Fujifilm Corporation Colorant-containing curable negative-type composition, color filter using the composition, and method of manufacturing the same
JP2007154188A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Xerox Corp 相変化型インク
JP2007154192A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Xerox Corp 相変化インキ
JP2007154190A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Xerox Corp 相変化型インク
JP2007154189A (ja) * 2005-11-30 2007-06-21 Xerox Corp 相変化型インク
KR20100036965A (ko) * 2008-09-30 2010-04-08 제록스 코포레이션 상 변화 잉크
KR101653833B1 (ko) 2008-09-30 2016-09-02 제록스 코포레이션 상 변화 잉크
KR20150026848A (ko) * 2013-08-28 2015-03-11 제록스 코포레이션 상 변화 잉크
KR102083038B1 (ko) 2013-08-28 2020-02-28 제록스 코포레이션 상 변화 잉크
JP2017530208A (ja) * 2014-07-28 2017-10-12 ダウ グローバル テクノロジーズ エルエルシー Lcdのカラーフィルタに使用されるフタロシアニン化合物

Also Published As

Publication number Publication date
DE60312419T2 (de) 2007-07-05
EP1335006B1 (en) 2007-03-14
US6726755B2 (en) 2004-04-27
US20030172841A1 (en) 2003-09-18
EP1335006A1 (en) 2003-08-13
JP4364522B2 (ja) 2009-11-18
DE60312419D1 (de) 2007-04-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4364522B2 (ja) 相変化インク組成物及びそれを用いた印刷方法
JP4471573B2 (ja) フタロシアニン化合物
US6476219B1 (en) Methods for preparing phthalocyanine compositions
DE602004000892T2 (de) Rhodaminfarbstoff Derivate und ihre Anwendung in Phasenaustauschtinten
KR101086541B1 (ko) 색지수 황색 안료 74에 기초한 혼합된 결정을 포함하는 안료 조성물의 용도
EP1491595B1 (en) Phase change inks containing colorant compounds
JP2004115801A (ja) 相変化インキ
EP1491596B1 (en) Phase change inks containing colorant compounds
JP2003213168A (ja) インク組成物、及びインクジェット記録方法
EP2206751A1 (en) Coloring composition, method for production thereof, and coloring method
US8057589B2 (en) Phase change inks
EP1958992B1 (en) Phase change inks containing colorant compounds
US7781026B2 (en) Ink compositions
EP1956052B1 (en) Colorant compounds
US7544796B2 (en) Colorant compounds
JP3402137B2 (ja) ジスアゾ顔料組成物及び印刷インキ
JP2021011531A (ja) キナクリドン顔料
JP2020033458A (ja) アゾ化合物を含有する着色組成物、カラーフィルター用着色剤およびカラーフィルター
TWI288769B (en) Benzimidazolone compound
JP2003082253A (ja) ジスアゾ顔料、その製造方法及び印刷インキ組成物
TW200528521A (en) Metallophthalocyanine mixed crystal and phthalocyanine pigment containing the same
JP2005255887A (ja) 印刷インキ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090501

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090512

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090721

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090819

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120828

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130828

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees