JP2003276857A - 記録装置のカットシートフィーダ - Google Patents

記録装置のカットシートフィーダ

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JP2003276857A
JP2003276857A JP2002082591A JP2002082591A JP2003276857A JP 2003276857 A JP2003276857 A JP 2003276857A JP 2002082591 A JP2002082591 A JP 2002082591A JP 2002082591 A JP2002082591 A JP 2002082591A JP 2003276857 A JP2003276857 A JP 2003276857A
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hoppers
cut
cut sheet
feeder
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Motoyuki Niimura
素行 新村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート幅の異なるカットシートを、着脱する
部材の存在なしに良好に保持し供給できること。 【解決手段】 供給ローラ77とばね付勢されたを押し
板79との間に複数枚のカットシートKを保持可能な一
対のホッパ78が、互いに接離する方向に移動可能に設
けられ、供給ローラの回転により、一対のホッパに保持
されたカットシートを1枚ずつ記録装置本体へ供給する
記録装置のカットシートフィーダ44において、一対の
ホッパには、これらのホッパが接離する方向に延在する
シート保持部材85が、ホッパケース81の挿通口84
に貫通して配設され、一対のホッパに保持されたカット
シートが、シート保持部材に接触して保持可能に構成さ
れたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、記録装置のカット
シートフィーダに関する。
【0002】
【従来の技術】図8及び図9に示す従来のドットインパ
クトプリンタ100には、単票紙等のカットシートを1
枚ずつプリンタ本体101へ自動供給可能とするカット
シートフィーダ102が着脱自在に設けられたものがあ
る。
【0003】このようなカットシートフィーダ102
は、供給ローラ103とばね付勢された押し板104と
の間に複数枚のカットシートを保持可能な一対のホッパ
105が、互いに接離する方向に移動可能に設けられ、
供給ローラ103の回転により、一対のホッパ105に
保持されたカットシートを1枚ずつプリンタ本体101
へ供給する。
【0004】上記カットシートフィーダ102には、一
対のホッパ105間にシート保持具106が着脱自在に
設けられる。シート幅の広いカットシートを一対のホッ
パ105により保持した場合には、図11に示すよう
に、カットシートKにおける幅方向のほぼ中央部分が重
力により下方に撓んでしまうことがある。上記シート保
持具106は、シート幅の広いカットシートKのほぼ中
央部分を支えて、このカットシートKの上述の撓みを防
止するものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、カットシー
トフィーダ102を用いて、葉書などのようにシート幅
の狭いカットシートを供給する場合には、図10に示す
ように、一対のホッパ105を接近して配置する必要が
ある。この場合、シート保持具106は邪魔になるの
で、カットシートフィーダ102から取り外される。
【0006】このように、シート保持具106がカット
シートKの種類によって装着されたり、取り外されたり
することから、このシート保持具106を紛失してしま
う恐れがある。
【0007】また、従来のドットインパクトプリンタに
おけるカットシートフィーダには、図12に示すよう
に、付勢ばね107により弾性支持されたシート保持板
108に、一対のホッパ109が、カットシートの幅方
向にスライド自在に設けられたものがある。
【0008】しかし、このようなカットシートフィーダ
では、シート保持板108に沿わせてホッパ109を移
動させるので、このシート保持板108に高精度な平面
度が要求されるほか、シート保持板108自体の剛性も
要求され、コストが上昇してしまう。
【0009】本発明の目的は、上述の事情を考慮してな
されたものであり、シート幅の異なるシートを、着脱す
る部材の存在なしに良好に保持し供給できる記録装置の
カットシートフィーダを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、供給ローラとばね付勢された押し板との間に複数枚
のシートを保持可能な複数個のホッパが、互いに接離す
る方向に移動可能に設けられ、上記供給ローラの回転に
より、複数個の上記ホッパに保持されたシートを1枚づ
つ記録装置本体へ供給する記録装置のカットシートフィ
ーダにおいて、複数個の上記ホッパには、これらのホッ
パが接離する方向に延在するシート保持部材が貫通して
配設され、複数個の上記ホッパに保持されたシートが、
上記シート保持部材に接触して保持可能に構成されたこ
とを特徴とするものである。
【0011】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、上記シート保持部材は、シートに接触
する保持面がホッパの押し板と略面一となるように配設
されたことを特徴とするものである。
【0012】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、上記シート保持部材が、ばね
付勢されて構成されたことを特徴とするものである。
【0013】請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3
のいずれかに記載の発明において、上記シート保持部材
には、シートに接触する保持面へ向かって連続する傾斜
面が形成されたことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を、図
面に基づき説明する。
【0015】図1は、本発明に係る記録装置の一実施の
形態が適用されたドットインパクトプリンタを示す斜視
図である。図2は、図1のプリンタにおけるプリンタ本
体を示す斜視図である。
【0016】図1に示す記録装置としてのプリンタ10
は、多数の記録ワイヤを、インクリボン(共に図示せ
ず)を介してシートに打ち付けてドットを記録すること
により、文字を含む画像を印刷するドットインパクトプ
リンタである。
【0017】このプリンタ10は、記録装置本体として
のプリンタ本体11と、このプリンタ本体11の後方側
に配置されたプッシュトラクタユニット12(図3)
と、プリンタ本体11の上方、下方をそれぞれ覆う外装
体としてのアッパケース13A及びロアケース13B
と、プリンタ本体11の前方側に設置されてカットシー
トの供給を案内するシート供給ガイド43と、プリンタ
本体11の後方側で、プッシュトラクタユニット12の
上方位置に設置され、カットシートをプリンタ本体11
の記録機構部へ1枚づつ供給するカットシートフィーダ
44(図1)と、を有して構成される。
【0018】上記シートには、所定長さに切断された上
記カットシートと、複数枚が連接された連続シートとが
ある。カットシートとしては、例えば単票紙、単票複写
紙又はカットフィルム等があり、連続シートとしては連
続紙、連続複写紙がある。
【0019】上記プリンタ本体11は、図2及び図4に
示すように、本体フレームとしてのベースフレーム1
4、リアフレーム15、左サイドフレーム16及び右サ
イドフレーム17と、記録機構部としての記録ヘッド1
8及びキャリッジ19と、シート搬送機構部としてのプ
ラテン20、シート案内25、第1搬送ローラ21、第
2搬送ローラ22、第3搬送ローラ23及び第4搬送ロ
ーラ24と、を有して構成される。
【0020】ベースフレーム14及びリアフレーム15
の略両端部に、左サイドフレーム16及び右サイドフレ
ーム17が立設して固定される。これらの左サイドフレ
ーム16と右サイドフレーム17間に、キャリッジガイ
ド軸26が架け渡されて、回動自在に枢支される。更
に、左サイドフレーム16と右サイドフレーム17間に
プラテン20が架け渡されて回転自在に配設されるとと
もに、更にシート案内25が固定して配設される。
【0021】プラテン20を含む上記シート搬送機構部
は、図2及び図4に示すように、プラテン20に対し、
第1搬送ローラ21及び第2搬送ローラ22がプリンタ
本体11の前方側に、第3搬送ローラ23及び第4搬送
ローラ24がプリンタ本体11の後方側にそれぞれ配置
されて構成される。第1搬送ローラ21と第2搬送ロー
ラ22が当接状態で上下に配置されて対をなし、フロン
ト側シート搬送ローラ27を構成する。また、第3搬送
ローラ23と第4搬送ローラ24とが当接状態で上下に
配置されて対をなし、リア側シート搬送ローラ37を構
成する。
【0022】このうち、第1搬送ローラ21及び第4搬
送ローラ24が後述の如く駆動ローラであり、第2搬送
ローラ22及び第3搬送ローラ23が従動ローラであ
る。また、第1搬送ローラ21及び第3搬送ローラ23
は、プラテン20と共にシート案内25の下方に配置さ
れ、第2搬送ローラ22及び第4搬送ローラ24はシー
ト案内25の上方に配置される。プラテン20、第1搬
送ローラ21及び第3搬送ローラ23の上部は、シート
案内25の上方に突出した状態となっている。
【0023】プラテン20、第1搬送ローラ21及び第
4搬送ローラ24は、図2に示す駆動輪列部34により
正または逆方向に回転駆動される。この駆動輪列部34
は左サイドフレーム16又は右サイドフレーム17の一
方、例えば左サイドフレーム16に設置される。
【0024】この駆動輪列部34は、正転又は逆転可能
なシート搬送モータ35の駆動軸に回転一体に固定され
たモータピニオン36を備える。このモータピニオン3
6からの駆動力が、複数の減速ギア48、49及び50
を介してプラテン20へ伝達され、更に、減速ギア50
から減速ギア51及び52を介して第1搬送ローラ21
へ伝達され、更に、減速ギア49から減速ギア53及び
54を経て第4搬送ローラ24へ伝達される。
【0025】これにより、プラテン20及び第1搬送ロ
ーラ21が同一方向に、第4搬送ローラ24が反対方向
に回転して、カットシートまたは連続シートを、プリン
タ本体11の前方から後方へ矢印A(図4)方向へ搬送
可能とし、または、プリンタ本体11の後方から前方へ
矢印B(図4)方向へ搬送可能とする。従って、カット
シート及び連続シートは、キャリッジ19の後述の主走
査方向に直交する副走査方向に搬送される。
【0026】図3及び図4に示す上記プッシュトラクタ
ユニット12は、連続シート(例えば連続紙)を、プラ
テン20を備えた上記シート搬送機構部へ供給するもの
であり、左右一対のトラクタ28を有する。これらのト
ラクタ28は、トラクタ駆動軸29に回転一体且つ軸方
向摺動自在に軸支されたトラクタ駆動プーリ(不図示)
と、トラクタガイド軸30に回転自在且つ軸方向に摺動
自在に軸支されたトラクタ従動プーリ(不図示)とにト
ラクタベルト31が巻き掛けられ、シート押え蓋32を
備えて構成される。
【0027】一対のトラクタ28間の距離は、搬送すべ
き連続シート(連続紙)の幅寸法に応じて調整可能とさ
れる。また、トラクタベルト31の全外周に突設された
複数本のピン33が、連続シートの幅方向両側に穿設さ
れた穴(不図示)に係合可能とされる。このトラクタベ
ルト31も前述の駆動輪列部34(図2)により駆動さ
れる。
【0028】つまり、駆動輪列部34のモータピニオン
36からの駆動力は、図3に示すように、第4搬送ロー
ラ24のローラ軸に設けられた伝動ギア55から、中間
ギア56及び57を経て、プッシュトラクタユニット1
2のトラクタ駆動軸29に固定されたトラクタ駆動ギア
(不図示)へ伝達され、これによりプッシュトラクタユ
ニット12のトラクタベルト31が駆動可能とされる。
【0029】このプッシュトラクタユニット12は、プ
ラテン20、フロント側シート搬送ローラ27(第1搬
送ローラ21及び第2搬送ローラ22)並びにリア側シ
ート搬送ローラ37(第3搬送ローラ23及び第4搬送
ローラ24)と共に連続紙等の連続シートを、主にプリ
ンタ本体11の後方から前方へ矢印B(図4)方向に搬
送し、または、プリンタ本体11の前方から後方へ矢印
A方向に搬送可能とする。
【0030】図1に示す前記シート供給ガイド43は、
プリンタ本体11の前方側において、アッパケース13
Aに着脱自在に設置される。このシート供給ガイド43
は、単票紙又は単票複写紙等のカットシートを、プリン
タ本体11の前方から後方へ手差しで1枚ずつ供給する
際に、このカットシートを案内する。このシート供給ガ
イド43により案内されたカットシートは、プラテン2
0、フロント側シート搬送ローラ27及びリア側シート
搬送ローラ37等のシート搬送機構部により搬送され
る。
【0031】図1及び図5に示す前記カットシートフィ
ーダ44は、プリンタ本体11の後方側に装着または離
脱可能に設けられて、単票紙又は単票複写紙等のカット
シートを、プリンタ本体11の後方から前方へ1枚ずつ
自動供給するものである。
【0032】つまり、このカットシートフィーダ44
は、図6に示すように、供給ローラ77の回転動作によ
って、複数枚のカットシートKを積層状態で保持するホ
ッパ78から、最上位のカットシートKをピックアップ
して供給し、この際、最上位のカットシートKと共に重
送されるカットシートKを、分離機構(不図示)にて分離
するものである。上記ホッパ78は、積層状態のカット
シートKを載置する押え板79が付勢ばね80のばね力
により付勢されて、最上位のカットシートKを供給ロー
ラ77へ圧接する。この供給ローラ77の一又は複数回
転により、1枚のカットシートKがプリンタ本体11へ
供給される。
【0033】ホッパ78は複数、例えば一対が互いに接
離する方向Xに移動可能に配設される。これらのホッパ
78間の距離が、供給すべきカットシートKの幅方向に
応じて調整可能とされる。
【0034】このカットシートフィーダ44の供給ロー
ラ77も、前述の駆動輪列部34(図2)により駆動さ
れる。即ち、駆動輪列部34のモータピニオン36から
の駆動力は、図3に示すように、第4搬送ローラ24の
ローラ軸に設けられた伝動ギア55から、中間ギア56
及び57を経てカットシートフィーダ44の供給ローラ
駆動ギア(不図示)へ伝達され、これにより、カットシ
ートフィーダ44の供給ローラ77が駆動される。
【0035】上記中間ギア57を、カットシートフィー
ダ44の供給ローラ駆動ギアと前述のプッシュトラクタ
ユニット12のトラクタ駆動ギアとに選択的に噛み合わ
せ可能とし、且つリア側シート搬送ローラ37の接触圧
を変更可能とする機構がレリース機構58である。
【0036】このレリース機構58のレリースレバー6
0が移動されて連続シート位置に設定され、プリンタ1
0が連続シート使用モードに切り換えられることによ
り、中間ギア57がプッシュトラクタユニット12のト
ラクタ駆動ギアに噛み合い、プッシュトラクタユニット
12が動作状態となる。
【0037】また、レリース機構58のレリースレバー
60が移動されてカットシート位置に設置され、プリン
タ10がカットシート使用モードに切り換えられること
により、プリンタ本体11にカットシートフィーダ44
が装着されている場合に限り、中間ギア57がカットシ
ートフィーダ44の供給ローラ駆動ギアに噛み合い、カ
ットシートフィーダ44が動作状態となる。
【0038】さて、図2に示す前記キャリッジ19は、
キャリッジガイド軸26に摺動自在に挿通されると共
に、リアフレーム15の上端部に摺接され、更に記録ヘ
ッド18を搭載する。キャリッジガイド軸26がプラテ
ン20と平行に配置されることから、キャリッジ19
は、これらプラテン20、キャリッジガイド軸26の軸
方向と一致する主走査方向に走行(走査)可能に設けら
れる。
【0039】このキャリッジ19は、キャリッジ駆動モ
ータ38の正転又は逆転により往復移動されるタイミン
グベルト39(図4)に結合される。従って、キャリッ
ジ19は、キャリッジ駆動モータ38の正転又は逆転に
より、タイミングベルト39を介し、キャリッジガイド
軸26に案内されて、主走査方向における図2の左向き
又は右向きに走査される。
【0040】また、キャリッジ19には、リボンカセッ
ト装着部40が設けられ、このリボンカセット装着部4
0に、インクリボンを収納したリボンカセット40Aが
装着される。更にキャリッジ19には、リボンカセット
のインクリボンを、プラテン20に接して搬送されるシ
ート(カットシートまたは連続シート)から保護するリ
ボンマスクホルダ41が設置されている。リボンカセッ
ト40A内のインクリボンは、リボンカセット装着部4
0に設置されたリボン駆動軸(不図示)により、記録ヘッ
ド18の記録ワイヤの前方を移動可能に設けられる。
【0041】上記記録ヘッド18は多数の記録ワイヤ
(不図示)を備え、これらの記録ワイヤの突出方向前方
に、上述の如くインクリボンが位置する。記録ヘッド1
8は、キャリッジ19と共に主走査方向に走行される間
に、記録ワイヤを突出させてインクリボンに打ち当て、
このインクリボンのインクを、プラテン20と記録ヘッ
ド18との間に搬送されるシート(カットシート又は連
続シート)に付着させて、このシートに文字を含む画像
を記録する。
【0042】記録ヘッド18による記録動作は、キャリ
ッジ19が図2の主走査方向左向き又は右向きに走行さ
れる間に、記録ヘッド18の記録ワイヤにより一行分の
記録がなされ、この一行分の記録がなされる度に、シー
トがカットシートの場合には、シート搬送機構部(プラ
テン20、第1搬送ローラ21、第2搬送ローラ22、
第3搬送ローラ23及び第4搬送ローラ24)が、また
シートが連続シートの場合には、上記シート搬送機構部
及びプッシュトラクタユニット12が、それぞれシート
を所定長(通常行間分)搬送させ、これらの動作が繰り
返されることにより実施される。
【0043】ところで、図5及び図6に示す前記カット
シートフィーダ44は、前述のごとく、ホッパ78が供
給ローラ77と、付勢ばね80により付勢された押え板
79とを有して構成され、これらの供給ローラ77、押
え板79及び付勢ばね80がホッパケース81内に収容
されている。一対のホッパ78は、一対のフィーダケー
ス82間に架け渡されたガイドロッド83に案内され
て、互いに接離する方向Xに移動可能に設けられる。
【0044】一対のホッパ78のホッパケース81には
挿通口84が形成され、これらの挿通口84内に、ホッ
パ78が接離する方向Xに延在するシート保持部材85
が貫通して配置されている。このシート保持部材85の
両端部は、図7に示すように、フィーダケース82に付
勢ばね86を用いて弾性支持される。
【0045】シート保持部材85は、その長手方向ほぼ
中央部に、平坦面に形成された保持面87を有する。こ
の保持面87は、一対のホッパ78における押え板79
とほぼ面一となるように設けられる。一対のホッパ78
の供給ローラ77と押え板79との間に挟持された複数
枚のカットシートK、特に図7(A)に示すシート幅の広
いカットシートKは、その幅方向ほぼ中央部分が上記シ
ート保持部材85の保持面87に接触して保持されて、
重力により下方へ撓むことが防止される。
【0046】また、シート保持部材85には、保持面8
7の両側に、この保持面87に連続して順次上昇する傾
斜面88が形成されている。図7(B)に示すように、一
対のホッパ78がシート幅の狭いカットシートK(例え
ば葉書など)を保持すべく接近して移動した時に、これ
らの両ホッパ78の押え板79が上記傾斜面88に接触
して押圧し、付勢ばね86の付勢力に抗してシート保持
部材85を押え板79の下方へ押し下げる。これによ
り、シート幅の狭いカットシートKが、主に一対のホッ
パ78により保持される。
【0047】上記実施の形態によれば、次の効果〜
を奏する。
【0048】一対のホッパ78が互いに接離する方向
Xに延在するシート保持部材85が、これらのホッパ7
8のホッパケース81における挿通口84に貫通して配
設されたことから、シート幅の広いカットシートKを、
撓みを生じさせることなく、一対のホッパ78及びシー
ト保持部材85によって良好に保持することができる。
【0049】シート幅の広いカットシートKのほぼ中
央部分を保持するシート保持部材85が、一対のホッパ
78のホッパケース81に貫通して配設されたので、シ
ート幅の狭いカットシートKを保持すべく、一対のホッ
パ78を接近させた時にも、シート保持部材85が邪魔
にならず、従って、このシート保持部材85を取り外す
必要がない。この結果、シート保持部材85が紛失して
しまうことを確実に防止できる。
【0050】本実施の形態のカットシートフィーダ4
4では、一対のホッパ78はフィーダケース82間に架
け渡されたガイドロッド83に沿って移動するため、シ
ート幅の広いカットシートKの中央部分を保持するシー
ト保持部材85に高精度な平面度や高度な剛性が要求さ
れず、コストを低減できる。
【0051】以上、本発明を上記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0052】例えば、上記実施の形態では、カットシー
トフィーダ44の一対のホッパ78が、複数枚のカット
シートを鉛直に近い状態で立設して保持するものを述べ
たが、水平に近い状態で横臥して保持する場合にも、本
発明を適用できる。
【0053】
【発明の効果】本発明に係る記録装置のカットシートフ
ィーダによれば、シート幅の異なるカットシートを、着
脱する部材の存在なしに良好に保持し供給できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る記録装置の一実施の形態が適用さ
れたドットインパクトプリンタを示す斜視図である。
【図2】図1のプリンタにおけるプリンタ本体を示す斜
視図である。
【図3】図2のプリンタ本体のシート搬送機構部を示す
斜視図である。
【図4】図2のIV−IV線に沿う断面図である。
【図5】図1に示すカットシートフィーダを示す斜視図
である。
【図6】図1のプリンタを示す概略側断面図である。
【図7】図5のVII‐VII線に沿う断面図であり、(A)
がシート幅の広いカットシートの場合を、(B)がシー
ト幅の狭いカットシートの場合をそれぞれ示す図であ
る。
【図8】従来のドットインパクトプリンタを示す斜視図
である。
【図9】図8のカットシートフィーダを示す斜視図であ
る。
【図10】図8のカットシートフィーダからシート保持
具を取り外して示す斜視図である。
【図11】図10のXI‐XI線に沿う断面図である。
【図12】従来の他のドットインパクトプリンタにおけ
るカットシートフィーダの図11に対応した断面図であ
る。
【符号の説明】
10 プリンタ(記録装置) 11 プリンタ本体 44 カットシートフィーダ 77 供給ローラ 78 ホッパ 79 押え板 80 付勢ばね 84 挿通口 85 シート保持部材 86 付勢ばね 87 保持面 88 傾斜面

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給ローラとばね付勢された押し板との
    間に複数枚のシートを保持可能な複数個のホッパが、互
    いに接離する方向に移動可能に設けられ、 上記供給ローラの回転により、複数個の上記ホッパに保
    持されたシートを1枚づつ記録装置本体へ供給する記録
    装置のカットシートフィーダにおいて、 複数個の上記ホッパには、これらのホッパが接離する方
    向に延在するシート保持部材が貫通して配設され、 複数個の上記ホッパに保持されたシートが、上記シート
    保持部材に接触して保持可能に構成されたことを特徴と
    する記録装置のカットシートフィーダ。
  2. 【請求項2】 上記シート保持部材は、シートに接触す
    る保持面がホッパの押し板と略面一となるように配設さ
    れたことを特徴とする請求項1に記載の記録装置のカッ
    トシートフィーダ。
  3. 【請求項3】 上記シート保持部材が、ばね付勢されて
    構成されたことを特徴とする請求項1または2に記載の
    記録装置のカットシートフィーダ。
  4. 【請求項4】 上記シート保持部材には、シートに接触
    する保持面へ向かって連続する傾斜面が形成されたこと
    を特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の記録装
    置のカットシートフィーダ。
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