JP2003276671A - 自転車用中空クランクアーム、及び該製造方法 - Google Patents

自転車用中空クランクアーム、及び該製造方法

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JP2003276671A JP2003075358A JP2003075358A JP2003276671A JP 2003276671 A JP2003276671 A JP 2003276671A JP 2003075358 A JP2003075358 A JP 2003075358A JP 2003075358 A JP2003075358 A JP 2003075358A JP 2003276671 A JP2003276671 A JP 2003276671A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軽量で構造的に優れた強度の自転車用中空ク
ランクアーム、及び該製造方法を提供する。 【解決手段】 細長い形状のボデーからなる自転車用の
中空クランクアームであって、その両端にはボトムブラ
ケット・スピンドルの結合される領域(28)と、ペダ
ルの結合される領域(34)とが形成される。ボデーに
は細長い形状の空洞部(22)が設けられ、空洞部(2
2)の両側に前記ボトムブラケット・スピンドル及びペ
ダルを結合する領域がそれぞれ設けられる2つの中実の
端末部(28、34)が設けられる。ボデーは、パンチ
を使用した熱間引き抜き、又は中子を使用した鋳造によ
り軽金属から形成され、あるいは合成樹脂基質に埋め込
まれた構造繊維ベースの織物を型内で架橋させて形成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自転車用の中空ク
ランクアーム及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自転車用クランクアームは伝統的に金属
材料(通常はアルミニウムもしくはその合金)から作ら
れた一体構造からなり、その両端にはペダル及びボトム
ブラケット・ピンドルを取り付ける穴が設けられてい
る。クランクアーム軽量化のため、ボデー内部に空洞部
を設ける目的でこれまでに各種解決策が提供されてい
る。
【0003】従来技術に1つには、クランクアームの中
実ボデー内に押し出しによって内部空洞を形成する加工
方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
この文献により提案されたシステムによれば、前記空洞
はクランクアームの一方の端部に至るまで延びる。この
結果、ペダル固定用のねじ穴を作るには、クランクアー
ムの端部領域に固定されるインサートを設ける必要があ
る。この解決策では、基本的に一方が開放した中空円筒
状となり、特にペダルの結合される領域に代表される荷
重が加わる位置が中空部分に当たるという事実から、捩
り及び曲げ応力に対する抵抗力が弱く、構造的強度の観
点で問題がある。
【0004】従来技術による他の方法として、中空クラ
ンクアームを鋳造で製造する加工方法が開示されている
(例えば、特許文献2参照。)。ここでは型の中に砂中
子が配置され、その型内に溶融金属を流し込んで凝固
し、長い空洞部をもつクランクアームを形成する。この
クランクアームは、閉鎖されたボトムと、ペダルを固定
するために設けられる穴の外部に至る端部とを有してい
る。この解決策もまた、空洞部がペダルを固定する穴内
まで延びており、これによって当該領域を弱くすること
から強度上の問題がある。
【0005】
【特許文献1】特許第5116670号明細書
【特許文献2】米国特許第6058803号明細書
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
した問題を解消する自転車用のクランクアームと、その
製造方法を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、請求項の趣旨に示される特性を有する自転車用ク
ランクとその製造方法とによって達成される。本発明の
特性と利点とは、添付図面を参照する以下の非限定的で
例示目的のために提供される詳細な記述によってより明
らかとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1及び図2の符号20は、アル
ミニウムやその合金、もしくは同様の軽量合金等の軽金
属で作られたビレット(短片)であり、本発明にかかる
自転車用中空クランクアームを得るための開始粗材とな
る。このビレット20は、好ましくは円形断面の中実円
筒形状を有し、棒材をその長手軸に直交する方向に切断
して得られる円筒状の棒材から得ることが好ましい。ビ
レット20は、好ましくはプレスによる鍛造の第1の熱
間塑性変形工程にかけられる。ここでは、閉鎖端部もし
くはボトムを備えた図3の符号22で示す円筒状空洞部
の変形を加えたビレットの引き抜きが行われ、前記円筒
状空洞部はビレットの端部24に開口している。このビ
レットが第2の引き抜きステップにかけられ、その完了
後には予備成形品もしくは中間鍛造品のクランクアーム
26が得られる。このクランクアームは、基本的に図
4、5、6に示すような形態を有する。この予備成形の
クランクアーム26は、閉鎖ボトムを備えた空洞部22
を有し、外方へ開口する端部24を有する。中実部分2
8が空洞部22のボトム30と予備成形クランクアーム
26の第1の端部32との間に形成される。突出部34
が空洞部22に対して横に延び、空洞部22の開口端部
24を越えて空洞部22の反対側に延びている。
【0009】この予備成形クランクアーム26が次に第
3の熱間鍛造ステップにかけられ、その完了の後には基
本的に図7、8、9に示す形状を有する半完成品を得
る。第3の鍛造ステップ完了後の半完成品も、空洞部2
2に対して横に延びて当該空洞部の反対側に位置する突
出部34を有する。この第3の引き抜きステップは、基
本的に空洞部22周囲の壁厚さを均一にする目的を有す
る。
【0010】前記半完成品26は、更なる熱間鍛造ステ
ップにより図10、11に示す形状となる。この更なる
熱間鍛造ステップでは、空洞部22が延ばされて抑圧さ
れ、一方中実部分28は、ボトムブラケット・スピンド
ルと結合する領域を形成できる形状となる。突出部34
は、常に空洞部22に対して横に配置され、この第4の
鍛造ステップの完了時に僅かに外方への傾斜が付けられ
る。理解されるように、これまでの全ての鍛造ステップ
において、各鍛造ステップの間で空洞部22内に挿入さ
れる引き抜き用パンチ(図示せず)の挿入と引き出しの
障害とならないよう、突出部34は空洞部22に対して
適切な位置に配置される。
【0011】この半完成品26はその後、第5及び最終
の熱間塑性変形のステップにかけられ、その完了時には
図12、13、14に示す最終的形状を有するクランク
アームボデー36が得られる。
【0012】この最終的なクランクアームボデー36
は、前記ボトムブラケット・スピンドルに結合される中
実部28と、ペダルに結合される中実部40とを含み、
それぞれには材料を除去する機械加工によって穴42、
44が形成される。ペダル44を結合するための穴44
には通常ねじが切られ、他方のボトムブラケット・スピ
ンドルを結合するための穴42は、例えば四角形状な
ど、対応するボトムブラケット・スピンドルの部分が結
合したときにトルク伝達するようにデザインされた形状
を有する。前記クランクアームボデーは、中空区域50
と中実区域52を有し、これらは前記ボトムブラケット
・スピンドルを結合する領域28と前記ペダルを結合す
る領域40との間に延びている。中実区域52は、ペダ
ルを結合するための中実領域40を含む。前記中空区域
は、前記ボトムブラケット・スピンドルと結合するため
の中実領域28に隣接している。前記中空領域におい
て、前記壁は薄く、前記空洞部はこの壁の厚さに対して
はるかに大きな寸法を有する。
【0013】再度図12、13、14を参照して、クラ
ンクアームボデー36は、幅広内側部54と、幅広外側
部56と、2つの幅狭部58を有する。中空区域50
は、上述したボトムブラケット・スピンドルを結合する
領域28とベダルを結合する領域40との間にある領域
内に、上述した各部のいずれかにある開口部24を通し
て外部と導通する空洞部22を有する。図示の実施の形
態では、この開口部24は幅広内側部54に位置してい
る。
【0014】前記熱間塑性変形の最終ステップの間、前
記機械加工の完了時に中空区域50と中実区域52がク
ランクアームボデーの長手方向の軸60にほぼ一致する
よう、突出部34が曲げられ、成形される。代替とし
て、クランクアームが自転車に搭載されたときに得られ
るスペースを最大限に利用するため、中実区域50は、
図16、17に示す変形のように、クランクアームの内
側にやや傾斜させてもよい。事実、この方法によって、
ボトムブラケット・スピンドルをより短くすることがで
き、これは動作をより適切に伝達することにつながる。
【0015】空洞部22は、クランクアームボデーの長
手方向の軸60にほぼ一致する軸を備えた細長い形状を
有する。クランクアームの構造的強度の観点から、ボト
ムブラケット・スピンドルとペダルを結合するための2
つの領域は、結合領域のより大きな構造的強度を得るた
めに、空洞部22とはつながっていない中実領域内に作
ることが特に重要である。空洞部22は、外部に開口す
る開口部24を除いてほぼ閉鎖され、これは高い剛性
と、捩り、曲げへの高い抵抗力を得ることを可能にす
る。
【0016】開口部24は、埃、水、ゴミなどが浸入す
ることを防ぐため、基本的にはクランクアームに何らの
機械的強度を及ぼさない閉鎖要素によって閉鎖すること
もできる。開口部24を閉鎖する第1の方法は、開口部
24のエッジに閉鎖要素(図示せず)を当て;前記閉鎖
要素は例えば、カバーもしくはこれに準ずるものとする
ことができ、クランクアームボデーに各種方法で固定さ
れ得る。例えば、溶接、接合、スナップ結合で固定され
得る。
【0017】他の解決策によれば、開口部24は、クラ
ンクアームの構造的強度を改善する目的で閉鎖される。
開口部24を閉鎖する1つの方法が図15に示されてお
り、開口部24の開口エッジに向けて閉鎖され、固定さ
れる一体式フラップ62を形成することからなる。固定
は、例えば溶接、貼り付けなどにより、符号64に示す
領域で行われる。
【0018】空洞部22を完全に閉鎖することは、構造
的強度の観点から有利である。というのは、閉鎖構造は
より高い慣性モーメントを有し、応力をより均等に配分
できることが知られているからである。
【0019】本発明にかかるクランクアームは、これま
で述べたものとは異なる工程で製造することができる。
例えば、図16は、完全に閉鎖された空洞部22を備え
たクランクアームを示しており、このクランクアーム
は、アルミニウムもしくはその合金、あるいはチタン等
の溶融金属材料を型内に鋳造する工程により得ることが
できる。閉鎖空洞部22を形成するには中子(図示せ
ず)の使用が想定され、この中子は、空洞部22の形状
に対応した形状を有する。前記中子は、クランクアーム
ボデーを構成する材料よりも密度と比重が小さいガラス
材料から構成することができ、クランクアームボデー内
に包み込まれたまま残ってもよい。代替として、前記中
子は、粒状材料から作ることができ、溶融材料が凝固し
た後、例えば上述したように追って閉鎖可能な開口部を
通して抜き取られる。
【0020】図17は、本発明にかかるクランクアーム
を製造する更に他の方法を示している。この方法は、開
放した下方領域66を備え、この下方領域66は、閉鎖
された空洞部を形成するよう当該下方領域66全体を覆
う閉鎖要素68によって閉鎖される。この変形では、ク
ランクアームボデー36は塑性変形、鋳造、材料からの
機械加工により得ることができ、閉鎖要素68は、溶接
もしくは貼り付けにより固定され得る。
【0021】図12から図17に示す形状を有するクラ
ンクアームは、合成樹脂材料の基質に埋め込まれた構造
繊維ベースの織物を型内で架橋させることにより得るこ
とができる。この繊維は、炭素繊維、ガラス繊維、アラ
ミド繊維、ボロン繊維、セラミック繊維、もしくはこれ
らの組合せから成る群から選ぶことができる。この場
合、空洞部22は、非架橋基質に内包された繊維を巻き
つけた膨張可能な中子を提供することによって成形する
ことができる。材料の架橋の間、前記中子は前記空洞部
の内部表面に成形圧力をかけ、材料の架橋完了の後にク
ランクアームボデーから抜き取られる。前記膨張可能な
中子は、テフロン(登録商標)などの熱的に膨張可能な
材料で構成することができる。代替として、前記空洞部
は、当該空洞部の内側表面を形成する膨張可能要素を提
供することにより成形することができる。
【0022】図12、図17を参照して、本発明にかか
るクランクアームは、その製造方法や使用される材料と
は無関係に、機械的な強度と軽量の観点で最適な結果を
得ることができる特定の寸法比を持つという特徴があ
る。各図において、符号lはクランクアームの有効長さ
を表し、2つの穴42、44の中心間の距離で定めら
れ;符号lは、開口部24の外側端部と穴42の中心
との間の距離を表し;lは、開口部24の外側端部と
穴44との間の距離を表し;lは、開口部24の外側
エッジと内側エッジの間の距離を表し、これら全ての距
離は、クランクアームの長手方向の軸60に沿って測定
される。本発明によれば、比率l/l(これはクラン
クアームの有効長さに対する中実区域の長さの比を表
す)は0.2と0.5の間、好ましくは0.3と0.4
の間であり:比率l/l(すなわち、「閉鎖された」
中空区域の長さとクランクアームの有効長さとの比)が
0.3と0.8の間、好ましくは0.5と0.7の間に
あり;比率l/l(すなわち、開口部の長さと前記有
効長さとの比)が0.1と0.25の間、好ましくは
0.15と0.22の間にあり;比率l/l(すなわ
ち、中空区域の全長とクランクアームの有効長さとの
比)が0.3と0.8の間、好ましくは0.6と0.7
の間にある。
【0023】図12に示すように、本発明の好ましい態
様によれば、ボトムブラケット・スピンドルを取り付け
るための領域28とペダルを取り付けるための領域4
0、及び開口部24を有する領域は、符号bで示す幅
を有し、この幅は、符号bで示す中空区域50の幅、
および中実区域52の幅よりも大きい。具体的には、比
率b/bは1.1と1.5の間、好ましくは1.2
と1.3の間にある。
【0024】更に重要な寸方比率は、図13、14、1
7に示す複数の厚さs(中空区域50の厚さ)、s
(中実区域52の厚さ)、s(空洞部22を囲む壁の
厚さ)である。本発明の好ましい態様によれば、比率s
/sは1.2と3.0の間、好ましくは1.5と
1.7の間にあり、比率s/sは0.1と0.3の
間にあり、好ましくは0.2である。加えて、sから
への壁厚さの変化は、開口部24の応力集中を防ぐ
ため、鋭いエッジがなく、スムースな曲線による段階的
なものでなければならない。これは、開口区域を有する
ことから、破壊のリスクの観点で最も重要となる領域の
1つである。
【0025】以上の説明は、自転車の左側のクランクア
ームの製造に関するものである。ギア変速用のフロント
チェーンリングを固定するためのアームを形成するよう
デザインされた突出部28から延びるアームのセットを
備えた右側クランクアームの製造に対しても、同様な工
程が適用できることは理解されよう。
【0026】本発明にかかるクランクアーム及びその製
造方法は、多数の変形を得ることができる。例えば、空
洞部22は、クランクアームの2つの幅広部分などの2
つの異なる位置で外部に開口することができる。さらに
は、クランクアームは、中空が維持される引き伸ばされ
たU字状鍛造から得ることもできる。その後、フラップ
がコアの上に曲げられて中空の延長が形成され、その
後、溶接によって構造的な閉鎖を得る。鍛造工程のステ
ップの間における予備成形品及び半完成品の形状や、完
成されたクランクアームボデーの形状は、単に例示目的
であって非限定的である図示されたものに対して変化さ
せることが可能であることも理解されよう。
【0027】
【発明の効果】本発明にかかる自転車用クランクアーム
又は該製造方法の実施により、軽量で構造的な強度に優
れたクランクアームを提供することができ、従来技術に
おける特に荷重がかかる領域での強度上の問題を解消す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるクランクアームを得るための
一連の塑性変形工程が加えられるようデザインされた金
属材料のビレットの側面図である。
【図2】 図1に示すビレットの平面図である。
【図3】 図1及び図2のビレットの第1引き抜きステ
ップの後における状態を示す。
【図4】 第2引き抜きステップの後における予備成形
もしくは鍛造途中のペダルの正面図である。
【図5】 図4に示すペダルの断面図である。
【図6】 図4に示すペダルの平面図である。
【図7】 第3引き抜きステップの後における予備成形
もしくは鍛造途中のペダルの正面図である。
【図8】 図7に示すペダルの断面図である。
【図9】 図7に示すペダルの平面図である。
【図10】 第4引き抜きステップの後における予備成
形もしくは鍛造途中のペダルの側面図である。
【図11】 図10に示すペダルの断面図である。
【図12】 本発明の第1の実施の形態にかかる完成品
クランクの正面図である。
【図13】 図12に示すクランクの側面図である。
【図14】 図12に示すクランクの断面図である。
【図15】 本発明にかかる第1の変形を示す断面図で
ある。
【図16】 本発明にかかる他の変形を示す断面図であ
る。
【図17】 本発明にかかる更に他の変形を示す断面図
である。
【符号の説明】
20.ビレット(短片)、 22.空洞部、 24.端
部、 26.予備成形クランクアーム、 28.中実部
分、 30.ボトム、 32.第1の端部、 34.突
出部、 36.クランクアームボデー、 42.ボトム
ブラケット・スピンドル取付穴、 44.ペダル取付
穴、 50.中空区域、 52.中実区域、28.ボト
ムブラケット・スピンドル結合領域、 40.ペダル結
合領域、54.幅広内側部、 56.幅広外側部、 5
8.幅狭部、 60.クランクアームボデー長手軸、
62.一体式フラップ、 66.下方領域、 68.閉
鎖要素。
フロントページの続き (72)発明者 マウリツィオ・ヴァッレ イタリア、イ−36100ヴィスンザ、ヴィア レ・エッセ・アゴスティーノ366番 (72)発明者 パオロ・パスクア イタリア、イ−36100ヴィスンザ、ヴィ ア・ニコロ・ヴィチェンティノ3番

Claims (79)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボトムブラケット・スピンドルに結合さ
    れる端部領域(28)と、空洞部(22)と、ペダルの
    結合される端部領域(40)とから構成される自転車用
    の中空クランクアーム(36)であって、 前記空洞部(22)が、前記ボトムブラケット・スピン
    ドルに結合される端部領域(28)と前記ペダルの結合
    される端部領域(40)との間にある領域内の前記クラ
    ンクアーム上で外部に開口する開口部(24)を有して
    いることを特徴とするクランクアーム。
  2. 【請求項2】 幅広外側部(56)と、幅広内側部(5
    4)と、一対の幅狭部(58)とから構成され、前記開
    口部(24)が、これらの各部(54、56、58)の
    いずれか1つの上で外部に開口することを特徴とする、
    請求項1に記載のクランクアーム。
  3. 【請求項3】 前記開口部(24)が、前記幅広部(5
    4、56)のいずれか1つの上で外部に開口することを
    特徴とする、請求項2に記載のクランクアーム。
  4. 【請求項4】 前記開口部(24)が、前記幅広内側部
    (54)上で外部に開口することを特徴とする、請求項
    3に記載のクランクアーム。
  5. 【請求項5】 前記開口部(24)が、前記ペダルの結
    合される領域(40)に近く、前記ボトムブラケット・
    スピンドルに結合される領域(28)からは離れた1つ
    の領域上で外部に開口することを特徴とする、請求項1
    に記載のクランクアーム。
  6. 【請求項6】 外部に開口する第2の開口部を備えてい
    ることを特徴とする、請求項1に記載のクランクアー
    ム。
  7. 【請求項7】 前記第2の開口部が、前記第1の開口部
    の開口する側とは反対側の幅広部で開口することを特徴
    とする、請求項6に記載のクランクアーム。
  8. 【請求項8】 前記ボトムブラケット・スピンドルに結
    合される領域と前記ペダルの結合される領域(28、4
    0)の両中心間で予め定められる有効長さ(l)を有
    し、予め定められた長さ(l)の中実部分(52)を
    備えていることを特徴とする、請求項1に記載のクラン
    クアーム。
  9. 【請求項9】 前記中実部分(52)の長さ(l)と
    前記クランクアームの有効長さ(l)の間の比(l
    l)が、0.2またはそれよりも大きいことを特徴とす
    る、請求項3に記載のクランクアーム。
  10. 【請求項10】 前記中実部分(52)の長さ(l
    と前記クランクアームの有効長さ(l)の間の比(l
    /l)が、0.5またはそれよりも小さいことを特徴と
    する、請求項8に記載のクランクアーム。
  11. 【請求項11】 前記中実部分(52)の長さ(l
    と前記クランクアームの有効長さ(l)の間の比(l
    /l)が、0.3と0.4の間にあることを特徴とす
    る、請求項8に記載のクランクアーム。
  12. 【請求項12】 前記ボトムブラケット・スピンドルに
    結合される領域と前記ペダルの結合される領域(28、
    40)の両中心間で予め定められる有効長さ(l)を有
    し、閉鎖区域を有する予め定められた長さ(l)の中
    空部分(50)を備えていることを特徴とする、請求項
    1に記載のクランクアーム。
  13. 【請求項13】 前記閉鎖区域を有する中空部分(5
    0)の長さ(l)と前記クランクアームの有効長さ
    (l)の間の比(l/l)が、0.3またはそれより
    も大きいことを特徴とする、請求項12に記載のクラン
    クアーム。
  14. 【請求項14】 前記閉鎖区域を有する中空部分(5
    0)の長さ(l)と、前記クランクアームの有効長さ
    (l)との間の比(l/l)が、0.8またはそれよ
    りも小さいことを特徴とする、請求項12に記載のクラ
    ンクアーム。
  15. 【請求項15】 前記閉鎖区域を有する中空部分(5
    0)の長さ(l)と前記クランクアームの有効長さ
    (l)の間の比(l/l)が、0.5と0.7の間に
    あることを特徴とする、請求項12に記載のクランクア
    ーム。
  16. 【請求項16】 前記ボトムブラケット・スピンドルに
    結合される領域と前記ペダルの結合される領域(28、
    40)の両中心間で予め定められる有効長さ(l)と、
    前記開口部(24)の予め定められた長さ(l)とを
    有し、前記開口部(24)の長さ(l)と前記クラン
    クアームの有効長さ(l)の間の比(l/l)が、
    0.1またはそれよりも大きいことを特徴とする、請求
    項1に記載のクランクアーム。
  17. 【請求項17】 前記ボトムブラケット・スピンドルに
    結合される領域と前記ペダルの結合される領域(28、
    40)の両中心間で予め定められる有効長さ(l)と、
    前記開口部(24)の予め定められた長さ(l)とを
    有し、前記開口部(24)の長さ(l)と前記クラン
    クアームの有効長さ(l)の間の比(l/l)が、
    0.25またはそれよりも小さいことを特徴とする、請
    求項1に記載のクランクアーム。
  18. 【請求項18】 前記ボトムブラケット・スピンドルに
    結合される領域と前記ペダルの結合される領域(28、
    40)の両中心間で予め定められる有効長さ(l)と、
    前記開口部(24)の予め定められた長さ(l)とを
    有し、前記開口部(24)の長さ(l)と前記クラン
    クアームの有効長さ(l)の間の比(l/l)が、
    0.15と0.22の間にあることを特徴とする、請求
    項1に記載のクランクアーム。
  19. 【請求項19】 予め定められた最少幅(b)を有
    し、前記開口部(24)に対応する位置において、前記
    最少幅(b)よりも広い幅(b)を有していること
    を特徴とする、請求項1に記載のクランクアーム。
  20. 【請求項20】 前記広い幅(b)と前記最少幅(b
    )との比が、1.1またはそれよりも大きいことを特
    徴とする、請求項19に記載のクランクアーム。
  21. 【請求項21】 前記広い幅(b)と前記最少幅(b
    )の間の比が、1.5またはそれよりも小さいことを
    特徴とする、請求項19に記載のクランクアーム。
  22. 【請求項22】 前記広い幅(b)と前記最少幅(b
    )の間の比が、1.2と1.3の間にあることを特徴
    とする、請求項19に記載のクランクアーム。
  23. 【請求項23】 予め定められた最少幅(b)を有
    し、前記ボトムブラケット・スピンドルに結合される領
    域と前記ペダルの結合される領域(28、40)の少な
    くとも1つに対応する位置において、前記最少幅
    (b)よりも広い幅(b)を有することを特徴とす
    る、請求項1に記載のクランクアーム。
  24. 【請求項24】 前記中実部分(52)に対応する位置
    において第1の予め定められた厚さ(s)と、前記中
    空部分(50)に対応する位置において第2の予め定め
    られた厚さ(s)とを有することを特徴とする、請求
    項8に記載のクランクアーム。
  25. 【請求項25】 前記第2の厚さ(s)が、前記第1
    の厚さ(s)よりも大きいことを特徴とする、請求項
    22に記載のクランクアーム。
  26. 【請求項26】 前記第1の厚さ(s)と前記第2の
    厚さ(s)の間の比(s/s)が、1.2または
    それよりも大きいことを特徴とする、請求項25に記載
    のクランクアーム。
  27. 【請求項27】 前記第1の厚さ(s)と前記第2の
    厚さ(s)の間の比(s/s)が、3.0または
    それよりも小さいことを特徴とする、請求項25に記載
    のクランクアーム。
  28. 【請求項28】 前記第1の厚さ(s)と前記第2の
    厚さ(s)の間の比(s/s)が、1.5と1.
    6の間にあることを特徴とする、請求項25に記載のク
    ランクアーム。
  29. 【請求項29】 前記空洞部(22)が予め定められた
    厚さ(s)の壁を有すること、及び当該壁の厚さ(s
    )と前記中空部(22)の厚さ(s)の間の比が
    0.1またはそれよりも大きいことを特徴とする、請求
    項1に記載のクランクアーム。
  30. 【請求項30】 前記壁の厚さ(s)と前記中空部
    (22)の厚さ(s)の間の比(s/s)が、
    0.3またはそれよりも小さいことを特徴とする、請求
    項29に記載のクランクアーム。
  31. 【請求項31】 前記壁の厚さ(s)と前記中空部
    (22)の厚さ(s)の間の比(s/s)が、ほ
    ぼ0.2に等しいことを特徴とする、請求項29に記載
    のクランクアーム。
  32. 【請求項32】 前記開口部(24)に対応する位置に
    おいて、厚さが前記壁の厚さ(s)から前記中実領域
    (52)の厚さ(s)へと段階的に増加することを特
    徴とする、請求項24又は請求項29に記載のクランク
    アーム。
  33. 【請求項33】 スムースな曲線からなる外部側及び内
    部側の表面を有することを特徴とする、請求項1に記載
    のクランクアーム。
  34. 【請求項34】 アルミニウム及びその合金、チタン、
    合成樹脂材料の基質内に埋め込まれた構造繊維ベースの
    織物で前記繊維が炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊
    維、ボロン繊維、セラミック繊維、これらの組合せの中
    から選ばれたもの、によって構成される群の中から選択
    された材料によって作られていることを特徴とする、請
    求項1に記載のクランクアーム。
  35. 【請求項35】 両端にボトムブラケット・スピンドル
    に結合される領域(28)とペダルの結合される領域
    (40)とがそれぞれ形成された細長いボデーからなる
    自転車用のクランクアーム(36)であって、前記両領
    域(28、40)の間に、中空断面の部分(50)と中
    実断面の部分(52)とを備えていることを特徴とする
    クランクアーム。
  36. 【請求項36】 前記中空断面の部分(50)が、前記
    ボトムブラケット・スピンドル(28)に結合される領
    域に隣接していることを特徴とする、請求項35に記載
    のクランクアーム。
  37. 【請求項37】 前記中実断面の部分(52)が、前記
    ペダルに結合される領域(40)を含んでいることを特
    徴とする、請求項35に記載のクランクアーム。
  38. 【請求項38】 前記中空断面の部分(50)におい
    て、空洞部(22)が前記クランクアームのボデー断面
    の主要部を占めて延びていることを特徴とする、請求項
    35に記載のクランクアーム。
  39. 【請求項39】 自転車に取り付けられた状態で、前記
    中空断面の部分(50)が、前記自転車のフレームへ向
    けて前記中実断面の部分(52)よりも余計に延びてい
    ることを特徴とする、請求項35に記載のクランクアー
    ム。
  40. 【請求項40】 前記中空断面の部分(50)が薄い壁
    で覆われていることを特徴とする、請求項35に記載の
    クランクアーム。
  41. 【請求項41】 前記中空断面の部分(50)と前記中
    実断面の部分(50)とが、相互に傾斜する長手方向の
    軸をそれぞれ有していることを特徴とする、請求項35
    に記載のクランクアーム。
  42. 【請求項42】 前記ボトムブラケット・スピンドルの
    結合される領域と前記ペダルの結合される領域(28、
    40)の両中心間で予め定められる有効長さ(l)と、
    前記中実部分(52)の予め定められた長さ(l)と
    を有し、前記中実部分(52)の長さ(l)と、前記
    クランクアームの有効長さ(l)の間の比(l/l)
    が、0.2またはそれよりも大きいことを特徴とする、
    請求項35に記載のクランクアーム。
  43. 【請求項43】 前記ボトムブラケット・スピンドルの
    結合される領域と前記ペダルの結合される領域(28、
    40)の両中心間で予め定められる有効長さ(l)と、
    前記中実部分(52)の予め定められた長さ(l)と
    を有し、前記中実部分(52)の長さ(l)と前記ク
    ランクアームの有効長さ(l)の間の比(l/l)
    が、0.5またはそれよりも小さいことを特徴とする、
    請求項42に記載のクランクアーム。
  44. 【請求項44】 前記ボトムブラケット・スピンドルの
    結合される領域と前記ペダルの結合される領域(28、
    40)の両中心間で予め定められる有効長さ(l)と、
    前記中実部分(52)の予め定められた長さ(l)と
    を有し、前記中実部分(52)の長さ(l)と、前記
    クランクアームの有効長さ(l)との間の比(l
    l)が、0.3と0.4の間にあることを特徴とする、
    請求項35に記載のクランクアーム。
  45. 【請求項45】 前記ボトムブラケット・スピンドルの
    結合される領域と前記ペダルの結合される領域(28、
    40)の両中心間で予め定められる有効長さ(l)と、
    前記中空部分(50)の予め定められた長さ(l)と
    を有し、前記中空部分(50)の長さ(l)と前記ク
    ランクアームの有効長さ(l)の間の比(l/l)
    が、0.3またはそれよりも大きいことを特徴とする、
    請求項35に記載のクランクアーム。
  46. 【請求項46】 前記ボトムブラケット・スピンドルの
    結合される領域と前記ペダルの結合される領域(28、
    40)の両中心間で予め定められる有効長さ(l)と、
    前記中空部分(50)の予め定められた長さ(l)と
    を有し、前記中空部分(50)の長さ(l)と前記ク
    ランクアームの有効長さ(l)の間の比(l/l)
    が、0.8またはそれよりも小さいことを特徴とする、
    請求項35に記載のクランクアーム。
  47. 【請求項47】 前記ボトムブラケット・スピンドルの
    結合される領域と前記ペダルの結合される領域(28、
    40)の両中心間で予め定められる有効長さ(l)と、
    前記中空部分(50)の予め定められた長さ(l)と
    を有し、前記中空部分(50)の長さ(l)と前記ク
    ランクアームの有効長さ(l)の間の比(l/l)
    が、0.6と0.7の間にあることを特徴とする、請求
    項35に記載のクランクアーム。
  48. 【請求項48】 前記中空断面の部分(50)で第1の
    厚さ(s)を有し、前記中実断面の部分(52)で第
    2の厚さ(s)を有していることを特徴とする、請求
    項35に記載のクランクアーム。
  49. 【請求項49】 前記第1の厚さ(s)と前記第2の
    厚さ(s)との間の比(s/s)が、1.2また
    はそれよりも大きいことを特徴とする、請求項48に記
    載のクランクアーム。
  50. 【請求項50】 前記第1の厚さ(s)と前記第2の
    厚さ(s)との間の比(s/s)が、3.0また
    はそれよりも小さいことを特徴とする、請求項48に記
    載のクランクアーム。
  51. 【請求項51】 前記第1の厚さ(s)と前記第2の
    厚さ(s)との間の比(s/s)が、1.5と
    1.7の間にあることを特徴とする、請求項48に記載
    のクランクアーム。
  52. 【請求項52】 前記中空断面の部分(50)が予め定
    められた厚さ(s)の壁を有すること、及び当該厚さ
    (s)と前記中空断面の部分の厚さ(s)の間の比
    が、0.1またはそれよりも大きいことを特徴とする、
    請求項48に記載のクランクアーム。
  53. 【請求項53】 前記中空断面の部分(50)が予め定
    められた厚さ(s)の壁を有すること、及び当該厚さ
    (s)と前記中空断面の部分の厚さ(s)の間の比
    が、0.3またはそれよりも小さいことを特徴とする、
    請求項48に記載のクランクアーム。
  54. 【請求項54】 前記中空断面の部分(50)が予め定
    められた厚さ(s)の壁を有すること、及び当該厚さ
    (s)と前記中空断面の部分の厚さ(s)の間の比
    が、ほぼ0.2に等しいことを特徴とする、請求項48
    に記載のクランクアーム。
  55. 【請求項55】 アルミニウム及びその合金、チタン、
    合成樹脂材料の基質内に埋め込まれた構造繊維ベースの
    織物で前記繊維が炭素繊維、ガラス繊維、アラミド繊
    維、ボロン繊維、セラミック繊維、これらの組合せの中
    から選ばれたもの、によって構成される群の中から選択
    された材料から作られていることを特徴とする、請求項
    35に記載のクランクアーム。
  56. 【請求項56】 前記両端部領域(28、40)の間
    に、中実断面の第2の部分を備えていることを特徴とす
    る、請求項35に記載のクランクアーム。
  57. 【請求項57】 前記空洞部(22)が、前記ボトムブ
    ラケット・スピンドル及びぺダルに結合される両領域
    (28、40)の間の領域でクランクアームの一方の側
    に位置する開口部(24)を介して外部と導通している
    ことを特徴とする、請求項35に記載のクランクアー
    ム。
  58. 【請求項58】 前記空洞部(22)が、閉鎖されたボ
    トムを有していることを特徴とする、請求項35に記載
    のクランクアーム。
  59. 【請求項59】 ボトムブラケット・スピンドル及びペ
    ダルを結合するための一対の穴(42、44)を備え、
    当該一対の穴(42、44)が前記空洞部(22)とは
    つながっていないことを特徴とする、請求項35に記載
    のクランクアーム。
  60. 【請求項60】 前記ペダルと結合するための領域(4
    0)が、前記空洞部(22)の長手方向の軸とほぼ一致
    する長手方向の軸を有する中実部分(52)に形成され
    ていることを特徴とする、請求項35に記載のクランク
    アーム。
  61. 【請求項61】 前記ペダルと結合するための領域(4
    0)が、前記空洞部(22)の長手方向の軸に対して傾
    斜する長手方向の軸を有する中実部分(52)に形成さ
    れていることを特徴とする、請求項35に記載のクラン
    クアーム。
  62. 【請求項62】 ボトムブラケット・スピンドルに結合
    される領域(28)とペダルの結合される領域(40)
    とを有する自転車用の中空クランクアームを製造する方
    法であって、空洞部(50)と、前記空洞部(22)の
    両端側に配置された前記両領域(28、40)を含む2
    つの中実の端末部分(28、40)とを形成することを
    特徴とする方法。
  63. 【請求項63】 前記両中実部分(28、40)の間に
    ある領域内で外部に開口する開口部(24)を備えた空
    洞部(22)を形成するステップを含むことを特徴とす
    る、請求項62に記載の方法。
  64. 【請求項64】 前記空洞部(22)とはつながってい
    ないボトムブラケット・スピンドル及びペダルを結合す
    る前記穴(42、44)を形成するステップを含むこと
    を特徴とする、請求項62に記載の方法。
  65. 【請求項65】 前記開口部(24)を閉鎖するステッ
    プを含むことを特徴とする、請求項63に記載の方法。
  66. 【請求項66】 前記開口部(24)の近傍に延びる一
    体式閉鎖用フラップ(62)を形成するステップと、前
    記フラップを前記開口部(24)の少なくとも一部のエ
    ッジに沿って固定するステップとを含むことを特徴とす
    る、請求項65に記載の方法。
  67. 【請求項67】 前記フラップの固定が、溶接もしくは
    貼り付けにより行われることを特徴とする、請求項66
    に記載の方法。
  68. 【請求項68】 前記開口部(24)にぴったり嵌る形
    状を有する個別の閉鎖要素を提供するステップと、前記
    閉鎖要素をボデーに固定するステップとを含むことを特
    徴とする、請求項67に記載の方法。
  69. 【請求項69】 前記空洞部(22)がパンチを利用し
    た熱間引き抜きによって得られることを特徴とする、請
    求項62に記載の方法。
  70. 【請求項70】 前記空洞部(22)が、下方領域(6
    6)が形成されたボデー(36)に閉鎖要素(68)を
    固定することによって形成されることを特徴とする、請
    求項62に記載の方法。
  71. 【請求項71】 前記閉鎖要素(68)が、溶接もしく
    は貼り付けによってクランクアームのボデーに固定され
    ることを特徴とする、請求項70に記載の方法。
  72. 【請求項72】 前記下方領域(66)が、材料を取り
    除く機械加工、もしくは塑性変形により形成されること
    を特徴とする、請求項61に記載の方法。
  73. 【請求項73】 前記ボデー(36)が型内での鋳造に
    よって形成され、前記空洞部(22)が、溶融材料の注
    入前に型内に配置された充填要素によって形成されるこ
    とを特徴とする、請求項62に記載の方法。
  74. 【請求項74】 前記充填要素が、クランクアームのボ
    デー内に挿入されて残る多孔性材料の中子であることを
    特徴とする、請求項73に記載の方法。
  75. 【請求項75】 前記充填要素が、前記溶融材料が凝固
    した後にクランクアームから抜き取られることを特徴と
    する、請求項73に記載の方法。
  76. 【請求項76】 前記ボデーが、型内における合成樹脂
    材料の基質に埋め込まれた構造繊維ベースの織物の架橋
    によって形成され、前記繊維が、炭素繊維、ガラス繊
    維、アラミド繊維、ボロン繊維、セラミック繊維、もし
    くはこれらの組合せからなる群から選択されることを特
    徴とする、請求項62に記載の方法。
  77. 【請求項77】 前記空洞部が、抜き取り可能な膨張性
    中子を提供することにより形成されることを特徴とす
    る、請求項76に記載の方法。
  78. 【請求項78】 前記膨張性中子が、熱的に膨張する材
    料から作られていることを特徴とする、請求項77に記
    載の方法。
  79. 【請求項79】 前記空洞部が、膨張性要素を提供する
    ことにより形成されることを特徴とする、請求項77に
    記載の方法。
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