JPH0794058B2 - 金型の製造方法 - Google Patents
金型の製造方法Info
- Publication number
- JPH0794058B2 JPH0794058B2 JP5376993A JP5376993A JPH0794058B2 JP H0794058 B2 JPH0794058 B2 JP H0794058B2 JP 5376993 A JP5376993 A JP 5376993A JP 5376993 A JP5376993 A JP 5376993A JP H0794058 B2 JPH0794058 B2 JP H0794058B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- filling material
- melting temperature
- product
- molding
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Molds, Cores, And Manufacturing Methods Thereof (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、製品にバリを生じさせ
ないようにした金型の製造方法に関するものである。
ないようにした金型の製造方法に関するものである。
【０００２】
【０００３】金型を用いて鋳造を行なう金型鋳造法にお
いては、金型内に溶融金属が注湯されることから熱的条
件が厳しく、使用回数が増すと金型３０の合わせ面３２
に図３に示すような湾曲変形が生じてしまい、鋳造され
た製品にバリが発生することがあった。このようにして
製品にバリが生じてしまうと、その除去に大きな人手と
時間を必要とするという問題があり、又一方金型３０は
その製作費が非常に高価であることから、多少のバリの
発生がみられてもそのために金型３０全体を新たに作製
することはできず、バリを後処理で除去するということ
で金型３０はそのまま使用していた。
いては、金型内に溶融金属が注湯されることから熱的条
件が厳しく、使用回数が増すと金型３０の合わせ面３２
に図３に示すような湾曲変形が生じてしまい、鋳造され
た製品にバリが発生することがあった。このようにして
製品にバリが生じてしまうと、その除去に大きな人手と
時間を必要とするという問題があり、又一方金型３０は
その製作費が非常に高価であることから、多少のバリの
発生がみられてもそのために金型３０全体を新たに作製
することはできず、バリを後処理で除去するということ
で金型３０はそのまま使用していた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明ではバリ
を生じさせることのない金型の製造方法を提供すること
を目的とするものであり、製品とすべき成形材料の溶解
温度より高く且つ金型の溶解温度よりも低い溶解温度か
らなる充填材料を金型に流し込み硬化後当該金型の合わ
せ面間に生じている隙間に充填されている部分を分離
し、分離した当該部分の充填材料を前記金型の合わせ面
の一方に固定させることを特徴とするものである。
を生じさせることのない金型の製造方法を提供すること
を目的とするものであり、製品とすべき成形材料の溶解
温度より高く且つ金型の溶解温度よりも低い溶解温度か
らなる充填材料を金型に流し込み硬化後当該金型の合わ
せ面間に生じている隙間に充填されている部分を分離
し、分離した当該部分の充填材料を前記金型の合わせ面
の一方に固定させることを特徴とするものである。
【０００５】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を詳細
に説明する。図１及び図２に本発明の金型の製造方法を
説明するための金型の断面を示す。
に説明する。図１及び図２に本発明の金型の製造方法を
説明するための金型の断面を示す。
【０００６】金型２は２台一組で構成された鋳造用金型
で、金型２の合わせ面４に成形部６を有し、この成形部
６同士を合わせて型締装置（図示せず）に、上記一組の
金型２を組み付け、金型２の内部の成形部６にアルミニ
ウム等を溶融した湯を注湯し製品を鋳造成形するもので
ある。
で、金型２の合わせ面４に成形部６を有し、この成形部
６同士を合わせて型締装置（図示せず）に、上記一組の
金型２を組み付け、金型２の内部の成形部６にアルミニ
ウム等を溶融した湯を注湯し製品を鋳造成形するもので
ある。
【０００７】本発明の金型２の特徴とするところは、一
方の合わせ面４における成形部６の外周部に充填材８が
固定されている点である。次に、この充填材８の固定手
段について述べる。かかる充填材８の固定を必要とする
金型２は、成形した製品にバリを生じさせているような
既に湾曲などして合わせ面４間に隙間が生じているもの
で、バリの発生を抑制する必要があるものである。
方の合わせ面４における成形部６の外周部に充填材８が
固定されている点である。次に、この充填材８の固定手
段について述べる。かかる充填材８の固定を必要とする
金型２は、成形した製品にバリを生じさせているような
既に湾曲などして合わせ面４間に隙間が生じているもの
で、バリの発生を抑制する必要があるものである。
【０００８】手順は一組の金型２を通常の鋳造時と同様
に型締装置に組み付け、成形部６内に溶融した充填材料
を流し込む。この充填材料は、金型２の溶融温度より低
く、且つ、この金型２で製造する製品の成形材料の溶融
温度よりも高い溶融温度からなるもので、例えば、金型
２が鋼製で、製品がアルミニウムであれば銅などが用い
られる。
に型締装置に組み付け、成形部６内に溶融した充填材料
を流し込む。この充填材料は、金型２の溶融温度より低
く、且つ、この金型２で製造する製品の成形材料の溶融
温度よりも高い溶融温度からなるもので、例えば、金型
２が鋼製で、製品がアルミニウムであれば銅などが用い
られる。
【０００９】このように成形部６に流し込まれた充填材
料は、図２に示すように、製品と同形に成形されるとと
もに金型２の合わせ面４に生じている隙間に流れ込みバ
リを形成する。そして、充填材料が流れ込み、その後、
充填材料が硬化したなら金型２を開き、本来の製品部分
をバリ部分と分離しバリ部分を金型２側に残して上記製
品部分を取り去る。そして、このバリ部分の充填材料、
即ち、充填材８をスポット溶接などで一方の金型２に固
定させるのである。１０は充填材８を金型２側に残して
おくための金型２に設けた袋穴であり、バリ発生箇所に
開口し奥部が拡張されたようになっている。従って、充
填材料が成形部６よりはみ出しバリとして流出するとこ
の袋穴１０に流れ込むようになっている。
料は、図２に示すように、製品と同形に成形されるとと
もに金型２の合わせ面４に生じている隙間に流れ込みバ
リを形成する。そして、充填材料が流れ込み、その後、
充填材料が硬化したなら金型２を開き、本来の製品部分
をバリ部分と分離しバリ部分を金型２側に残して上記製
品部分を取り去る。そして、このバリ部分の充填材料、
即ち、充填材８をスポット溶接などで一方の金型２に固
定させるのである。１０は充填材８を金型２側に残して
おくための金型２に設けた袋穴であり、バリ発生箇所に
開口し奥部が拡張されたようになっている。従って、充
填材料が成形部６よりはみ出しバリとして流出するとこ
の袋穴１０に流れ込むようになっている。
【００１０】このように充填材８をバリ部に残存させる
ことにより、このまま金型２を合わせるとバリ部が閉塞
されたことになり、続いて本来の鋳造成形作業を進行さ
せた際にバリの発生がない。そして、この充填材８は成
形品の材料の溶融温度より溶融温度が高いことから使用
中溶融するようなことはなく使用を行なうことができ
る。
ことにより、このまま金型２を合わせるとバリ部が閉塞
されたことになり、続いて本来の鋳造成形作業を進行さ
せた際にバリの発生がない。そして、この充填材８は成
形品の材料の溶融温度より溶融温度が高いことから使用
中溶融するようなことはなく使用を行なうことができ
る。
【００１１】なお、本実施例では充填材８を銅としたが
本発明はこれに限るものではない。また、上記実施例は
鋳造金型を例に述べたが、本発明はこれに限らず鍛造金
型にも適用可能なものである。
本発明はこれに限るものではない。また、上記実施例は
鋳造金型を例に述べたが、本発明はこれに限らず鍛造金
型にも適用可能なものである。
【００１２】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて説明したように本
発明の金型の製造方法によれば、製品とすべき成形材料
の溶解温度より高く且つ金型の溶解温度よりも低い溶解
温度からなる充填材料を金型に流し込み硬化後当該金型
の合わせ面間に生じている隙間に充填されている部分を
分離してその部分の充填材料を金型の合わせ面の一方に
固定させるようにしてので、成形品の鋳造に際して成形
品にバリを発生させることがない。
発明の金型の製造方法によれば、製品とすべき成形材料
の溶解温度より高く且つ金型の溶解温度よりも低い溶解
温度からなる充填材料を金型に流し込み硬化後当該金型
の合わせ面間に生じている隙間に充填されている部分を
分離してその部分の充填材料を金型の合わせ面の一方に
固定させるようにしてので、成形品の鋳造に際して成形
品にバリを発生させることがない。
【図１】本発明の一実施例に係る金型の製造方法を説明
するための金型の一方を表す断面図である。
するための金型の一方を表す断面図である。
【図２】一対の金型を合わせた状態の断面図である。
【図３】従来の金型を表す説明図である。
２，３０ 金型 ４，３２ あわせ面 ６ 成形部 ８ 充填材
Claims (1)
- 【請求項１】 製品とすべき成形材料の溶解温度より高
く且つ金型の溶解温度よりも低い溶解温度からなる充填
材料を金型に流し込み硬化後当該金型の合わせ面間に生
じている隙間に充填されている部分を分離し、分離した
当該部分の充填材料を前記金型の合わせ面の一方に固定
させることを特徴とする金型の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5376993A JPH0794058B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 金型の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5376993A JPH0794058B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 金型の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06122039A JPH06122039A (ja) | 1994-05-06 |
| JPH0794058B2 true JPH0794058B2 (ja) | 1995-10-11 |
Family
ID=12952025
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5376993A Expired - Lifetime JPH0794058B2 (ja) | 1993-03-15 | 1993-03-15 | 金型の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0794058B2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-15 JP JP5376993A patent/JPH0794058B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06122039A (ja) | 1994-05-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960402 |