JPH0724694U - 自転車用ブレーキレバー - Google Patents
自転車用ブレーキレバーInfo
- Publication number
- JPH0724694U JPH0724694U JP055622U JP5562293U JPH0724694U JP H0724694 U JPH0724694 U JP H0724694U JP 055622 U JP055622 U JP 055622U JP 5562293 U JP5562293 U JP 5562293U JP H0724694 U JPH0724694 U JP H0724694U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- brake lever
- locking hole
- metal insert
- wire
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K23/00—Rider-operated controls specially adapted for cycles, i.e. means for initiating control operations, e.g. levers, grips
- B62K23/02—Rider-operated controls specially adapted for cycles, i.e. means for initiating control operations, e.g. levers, grips hand actuated
- B62K23/06—Levers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Control Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ブレーキワイヤ先端部が係止される係止孔の
滑りが良好で、ブレーキワイヤに加わる曲げ応力を低減
でき、比較的安価なコストで製造し得る自転車用ブレー
キレバーを提供する。 【構成】 自転車用ブレーキレバーは、金属インサート
を挿入して合成樹脂により一体成形され、ブレーキワイ
ヤの先端部が係止される係止孔13を有する。ブレーキ
レバー10の長手方向略全長にわたって金属インサート
11が配置され、ブレーキワイヤ先端部が係止される係
止孔13の近傍に金属インサート11が配置され、係止
孔13の内周面が合成樹脂で完全に被覆される。
滑りが良好で、ブレーキワイヤに加わる曲げ応力を低減
でき、比較的安価なコストで製造し得る自転車用ブレー
キレバーを提供する。 【構成】 自転車用ブレーキレバーは、金属インサート
を挿入して合成樹脂により一体成形され、ブレーキワイ
ヤの先端部が係止される係止孔13を有する。ブレーキ
レバー10の長手方向略全長にわたって金属インサート
11が配置され、ブレーキワイヤ先端部が係止される係
止孔13の近傍に金属インサート11が配置され、係止
孔13の内周面が合成樹脂で完全に被覆される。
Description
【0001】
本考案は、金属インサートを挿入して合成樹脂により一体成形される自転車用 ブレーキレバーに関する。
【0002】
近年、軽量化や外観の高級化などから合成樹脂製の自転車用ブレーキレバーが 製造されている。
【0003】 合成樹脂製のブレーキレバーは、形状や色彩の自由度が大きく、感触の柔らか さなどが金属製ブレーキレバーに比べ優れているが、金属製に比べ強度が低くな る問題があった。そのために、空洞のブレーキレバーを樹脂成形した後、その空 洞内に補強金属を挿入したり、金属インサートを用いて合成樹脂製ブレーキレバ ーを一体成形することが行われている。
【0004】
しかし、前者のブレーキレバーは、補強金属と外側の樹脂の接着性が悪く、ま た、後者のものは、金属インサートが複数の金属部材を嵌合して形成されるため 、加工工数の多さからコスト高となり、さらに、前者、後者共に、ブレーキワイ ヤの先端部が嵌合接続される箇所が金属部分となるため、使用に伴なって金属部 分が腐食すると、ワイヤ先端部と金属嵌合部との滑りが非常に悪くなる。このた め、ブレーキレバーの回動操作時、ブレーキワイヤに曲げ応力が繰り返し発生し 、長期の使用によりブレーキワイヤが破損しやすくなる課題があった。
【0005】 そのため、ブレーキワイヤの先端部をリンク部材を介してブレーキレバーの孔 に連結することが行われているが、この方式は、リンク部材が別に必要となり、 部品点数や組付け工数が増大し、製造コストが高くなる課題があった。
【0006】 本考案は、上記の課題を解決するためになされたもので、ブレーキワイヤ先端 部が係止される係止孔の滑りが良好で、ブレーキワイヤに加わる曲げ応力を低減 でき、比較的安価なコストで製造し得る自転車用ブレーキレバーを提供すること を目的とする。
【0007】
このために、本考案の自転車用ブレーキレバーは、金属インサートを挿入して 合成樹脂により一体成形され、ブレーキワイヤの先端部が係止される係止孔を有 する自転車用ブレーキレバーにおいて、金属材料から一体成形された金属インサ ートがブレーキレバー内の長手方向略全長にわたって配設され、ブレーキワイヤ の先端部が係止される係止孔の近傍に金属インサートの一部が配置され、係止孔 の内周面が合成樹脂で完全に被覆されて構成される。
【0008】
ブレーキレバーは、その元部を所定形状のブラケット内に挿入し、元部に設け た孔にブラケットに支持される軸を差し込み、揺動可能に取付けられる。そして 、ブレーキワイヤの先端部が、ブレーキレバーの元部に設けた係止孔に挿入して 係止される。
【0009】 ブレーキ操作時、ブレーキレバーは、その元部の軸を中心に揺動してブレーキ ワイヤを引くように作用する。しかし、ブレーキワイヤ先端部が保持される係止 孔の内周面が樹脂で覆われているため、金属のように腐食が生じず、長期に渡っ てブレーキワイヤ先端部と係止孔間に、良好な滑りを確保することができる。こ のため、長期間使用しても、ブレーキワイヤに大きな曲げ応力が加わることはな く、ブレーキワイヤの破損を防止することができる。
【0010】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
【0011】 図1はブレーキレバー装置の正面図を示し、図2はその底面図を示し、図3は その左側面図を示している。図において、10はブレーキレバー、2はブレーキ レバー10を軸支するブラケット、3はブラケット2をハンドルに取付けるため の取付バンドである。
【0012】 ブラケット2は、金属板を略コ字状に曲げて形成され、前面部とその両側に続 く側面部から構成され、上部、後部、及び底部が開放された形状である。両側の 側面部には軸4が水平に支持され、その軸4に図4のようなブレーキレバー10 が揺動可能に軸支される。
【0013】 ブラケット2の上部は略U字状に開いた形状に形成され、その上に取付バンド 3が連結され、取付バンド3の一端とブラケット2の上部の一端に設けた孔に締 付ねじ9が挿通され、締付ねじ9により被取付部に締付け固定される。さらに、 ブラケット2の前面部には、ブレーキワイヤのアウター部分を係止し先端部分を 挿入するための切欠孔2aが設けられる。
【0014】 ブレーキレバー10は、図4などに示すように、金属材料から一体成形された 金属インサート11が内部の長手方向略全長にわたって配設され、合成樹脂によ り一体成形される。
【0015】 金属インサート11は、図10、図11に示すように、ブレーキレバーの側面 形状を少し小形にした形状に、例えば、厚さ4mmの鋼板を打ち抜いて形成され、 その元部の上部に軸4を挿入する軸孔11aを穿設し、ブレーキレバー10の元 部の係止孔周縁を補強するために下方に延設され、そこに切欠孔11cが設けら れる。また、この切欠孔11cが設けられる部分11bは、図11に示すように 、図10の背面側に突出して正面側に凹部を形成し、ブレーキワイヤが中央に挿 入できるようにしている。11dは金属インサート11の末端に穿設された成形 時のインサート保持ピン用の保持孔である。
【0016】 この実施例では、左側のブレーキレバーを図示して説明しているが、右側のブ レーキレバーは左側と左右対称に形成され、右側の金属インサートでは、この切 欠孔11cが設けられる部分11bは、上記と反対側に突出する。
【0017】 このような形状の金属インサート11は、鋼板をプレス加工により一体成形し て一度に加工できるため、加工工数は非常に少ない。
【0018】 このように形成された金属インサート11は、ブレーキレバーを成形するため の所定の成形型のキャビティ内に挿入され、軸孔11aと保持孔11dにインサ ート保持用のピンを嵌入させてインサートを保持し、合成樹脂材料をキャビティ 内に射出して射出成形が行われる。
【0019】 成形時、金属インサート11の切欠孔11cは樹脂で金属部分を覆うように成 形されて、ブレーキワイヤ先端部の係止孔13が一方の側面から内部に形成され 、その係止孔13の下部から前方にかけて、ワイヤを挿入するためのスリット1 4が成形される。また、ブレーキレバー10の元部には、ブラケット2の一部を 両側からカバーするためのカバー部15が形成され、このカバー部15の内側に はブラケット2の一部が進入する凹部15aが形成される。
【0020】 左右のブレーキレバーは、左右対称形状であるため、各々の成形型に各々の金 属インサートを挿入して成形されるが、左右の金属インサートは切欠孔11cを 設けた部分11bの突出側が異なるのみであるため、成形時に、左右の金属イン サートを間違えて挿入する恐れがある。このため、左右の成形型のキャビティ内 の末端に設ける支持ピンの位置を左右で僅かに相違させると共に、金属インサー トの末端に穿設する保持孔を位置を左右で僅かに相違させ、金属インサートの間 違いを防止している。
【0021】 このように構成されたブレーキレバー10は、その元部をブラケット2の内側 に挿入し、軸孔11aにブッシュを介して軸4を嵌挿してブラケット2に対し揺 動自在に軸支される。そして、ブラケット2の上部に取付バンド3が接続され、 ブラケット2の上部と取付バンド3及び締付ねじ9によって、ブラケット2がハ ンドル16に対し締付固定される。ブレーキワイヤは、その先端部がブレーキレ バー10の元部に設けた係止孔13に、スリット14を通して挿入され、係止さ れる。
【0022】 ブレーキ操作時、ブレーキレバー10は、その元部の軸4を中心に揺動してブ レーキワイヤ(インナーワイヤ)を引くように作用する。ブレーキワイヤ先端部 が保持される係止孔13の内周面が樹脂で覆われているため、金属のように腐食 が生じず、長期に渡ってブレーキワイヤ先端部と係止孔13間に、良好な滑りを 確保することができる。このため、長期間使用しても、ブレーキワイヤ7に大き な曲げ応力が加わることはなく、ブレーキワイヤの破損を防止することができる 。
【0023】
以上説明したように、本考案の自転車用ブレーキレバーによれば、金属材料か ら一体成形された金属インサートがブレーキレバー内の長手方向略全長にわたっ て配設されるため、金属材料により一体成形された金属インサートによりブレー キレバーに充分な強度をもたせることができ、また、金属インサートの加工工数 も少なくして、製造コストの低減を図ることができる。
【0024】 また、ブレーキワイヤの先端部が係止される係止孔の近傍に金属インサートの 一部が配置され、係止孔の内周面が合成樹脂で完全に被覆されているから、充分 な強度が得られると共に、係止孔の内面に金属の腐食が生じず、長期に渡ってブ レーキワイヤ先端部と係止孔間に、良好な滑りを確保することができ、長期間使 用しても、ブレーキワイヤに大きな曲げ応力が加わることはなく、ブレーキワイ ヤの破損を防止することができる。
【図1】本考案の一実施例を示すブレーキレバー装置の
正面図である。
正面図である。
【図2】同ブレーキレバー装置の底面図である。
【図3】同ブレーキレバー装置の左側面図である。
【図4】ブレーキレバー10の正面図である。
【図5】同ブレーキレバー10の左側面図である。
【図6】同ブレーキレバー10の背面図である。
【図7】図5の VII− VII断面図である。
【図8】図5のVIII−VIII断面図である。
【図9】図4のIX−IX断面図である。
【図10】金属インサート11の正面図である。
【図11】同金属インサート11の底面図である。
10−ブレーキレバー、11−金属インサート、11a
−軸孔、11c−切欠孔、11c−保持孔、13−係止
孔。
−軸孔、11c−切欠孔、11c−保持孔、13−係止
孔。
Claims (1)
- 【請求項1】 金属インサートを挿入して合成樹脂によ
り一体成形され、ブレーキワイヤの先端部が係止される
係止孔を有する自転車用ブレーキレバーにおいて、金属
材料から一体成形された金属インサートがブレーキレバ
ー内の長手方向略全長にわたって配設され、ブレーキワ
イヤの先端部が係止される係止孔の近傍に該金属インサ
ートの一部が配置され、該係止孔の内周面が合成樹脂で
完全に被覆されていることを特徴とする自転車用ブレー
キレバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP055622U JPH0724694U (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 自転車用ブレーキレバー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP055622U JPH0724694U (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 自転車用ブレーキレバー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0724694U true JPH0724694U (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=13003887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP055622U Pending JPH0724694U (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 自転車用ブレーキレバー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724694U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013037973A (ja) * | 2011-08-10 | 2013-02-21 | Mitsubishi Electric Corp | 照明器具 |
WO2023052880A1 (en) * | 2021-09-30 | 2023-04-06 | Polisport Plásticos, S.A. | A finger or hand lever for a manual brake or clutch lever of a vehicle |
-
1993
- 1993-10-14 JP JP055622U patent/JPH0724694U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013037973A (ja) * | 2011-08-10 | 2013-02-21 | Mitsubishi Electric Corp | 照明器具 |
WO2023052880A1 (en) * | 2021-09-30 | 2023-04-06 | Polisport Plásticos, S.A. | A finger or hand lever for a manual brake or clutch lever of a vehicle |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991102 |