JPS6027723Y2 - 自動車用ハンドル - Google Patents

自動車用ハンドル

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JPS6027723Y2
JPS6027723Y2 JP1026779U JP1026779U JPS6027723Y2 JP S6027723 Y2 JPS6027723 Y2 JP S6027723Y2 JP 1026779 U JP1026779 U JP 1026779U JP 1026779 U JP1026779 U JP 1026779U JP S6027723 Y2 JPS6027723 Y2 JP S6027723Y2
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JP
Japan
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arm
insert
core material
rim
plastic
Prior art date
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Expired
Application number
JP1026779U
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English (en)
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JPS55110371U (ja
Inventor
皇司 花田
Original Assignee
東京シ−ト株式会社
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Publication date
Application filed by 東京シ−ト株式会社 filed Critical 東京シ−ト株式会社
Priority to JP1026779U priority Critical patent/JPS6027723Y2/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はハンドル成形時のプラスチックの収縮による変
形を防止した自動車用ハンドルに関する。
一般に、自動車用ハンドルは、第1図に示すように、中
央に位置し操行軸に取り付けられるボス部1と、このボ
ス部1を取り囲むリング状のリム部2と、それら両者間
を連結するアーム部3とから構成されている。
そしてこの場合、このようなハンドルは通常プラスチッ
ク成形により製作されるが、充分な機械的強度を得るた
め、リム部2とアーム部とには第2図に示すように金属
製芯材42.43(芯材42,43同志は互いに溶接さ
れ固定されている)が埋め込まれている。
また、このような自動車用ハンドルにあって、リム側の
アーム付は根部分3aは、やはり第2図に示すように、
操作性、デザイン上あるいは強度保持上、アーム3の他
の支分より厚く形成されている。
ところで、このような構成のハンドルを製作する場合、
他の部分よりきわめて厚いアーム付は根部分3aに、い
わゆるプラスチックのひけが発生し、製品の外観を悪く
し、かつハンドルの操作時の感触を悪くしてその商品性
を低下するという問題がある。
このひけは、成形後の冷却時に成形品が第3図に破線で
示すように収縮し変形する現象で、プラスチックの熱膨
張および収縮係数が大きいことに起因するものと考えら
れる。
そこで、このひけを防止する対策が必要となるが、その
対策の一つとして、従来てはアーム部3に埋め込みの金
属製芯材として丸棒43に代えて、第4図および第5図
に示すようなプレス加工した平板43′を用いる方法が
採用されていた。
しかし、このような従来のひけ防止方法にあっては、丸
棒の芯材43と同一強度を得るには、比較的厚い平板4
3′を用いねばならず、全体として重量が増し、しかも
プレス工程を必要とするから精度低下の原因及びコスト
高となり、また、依然として第5図に示すような両サイ
ド部分のひけは防止できない、などの問題が残されてい
た。
本考案は以上の点を考慮してなされたもので、前記した
ような加工が容易な芯材42,43上にセット可能なプ
ラスチック製インサートを用いることにより、ハンドル
成形時のプラスチックのひけを確実に、かつ比較的安価
に防止することができ、かつ多様な機種に応じてアーム
の付根部分の外観形状が種種に異なるものでも共通の芯
材を使用できる自動車用ハンドルを提供するものである
以下、添付の第6図〜第9図を参照して本考案の実施例
について詳述する。
本考案の自動車ハンドルにあっても、ハンドル自体は、
中央に位置するボス部と、それを取り囲むリム部と、両
者を連結するアーム部とから構成されており、また、ア
ーム部およびリム部には金属製芯材が埋め込まれている
が、これらについては従来と同様である。
ただ本考案にあっては、前記したプラスチックのひげを
防止するために芯材自体は、例えばリムとアームの接合
部分を鋳ぐるんで膨大にする等特殊な加工をせずに、第
6図に示すように厚いアームの付は根部分3aに、別体
のプラスチック製インサート5を装着するようにしたの
である。
この別体のプラスチック製インサート5自体は、プラス
チック6による被覆成形の際に芯材42,43とともに
プラスチック6の内部に埋設一体化されるが、この点、
プラスチック製インサート5としては成形前のセットが
容易なのが適当である。
そこで本考案にあっては、このプラスチック製インサー
トとして、金属製芯材42,43の上に固定可能なもの
を選定した。
このプラスチック製インサート5の第1の実施例は、第
7図に示すように、全体として上方に凸の形状をなし、
しかも、その両端部分には、芯材42,43ヘセツトす
るためのリム支持部5bが設けられている。
第7図に示す通り、リム支持部5aは、インサート5の
前端上部より彎曲して延出し、リム芯材42の上面を弾
性的に把持する彎曲腕部5a2と、前端下部より延出し
、リム芯材42の下面を載置できる腕部5atとからな
っている。
アーム支持部5bはインサート5の後端面を斜面状にし
たものであり、この斜面上にアーム芯材43をはめ込む
ことのできる大略逆U字形の切欠き5b1が形成されて
いる。
このようなプラスチック製インサート5を金属製芯材4
2,43に対してセットする際には、まずリム芯材42
をリム支持部5bの腕部5a1,5a2間に圧入する。
このとき彎曲腕部5a□は弾性変形によりリム芯材42
の圧入を可能にし、圧入後は、その弾性によりリム芯材
42を両腕部5a1,5a2間に把持する。
次いでアーム支持部5bの切り欠き5b1とアーム芯材
43も合わせてはめ合わせればよい。
このインサート5のセット作業は、極めて容易である。
インサート5を芯材42,43上にセットした状態で型
締めし、プラスチックを射出成形する次の工程において
は、リム支持部5aがリム芯材42を強く把持している
から脱落することはない。
このときアーム支持部5bの斜面を利用して型で抑える
ようにすればなお確実にセット位置を保持できる。
また切り欠き5b、をアンダーカットにしてアーム芯材
43を強く把持することもできる。
次に第8,9図により他の実施例を説明する。
第8図に太い破線で示されるインサート5は、リム及び
アーム支持部5a、5bが前記した実施例と異る。
リム支持部5aは、支持腕部5a、とインサート5の前
端をなす段部5a3のみから構成される。
リム芯材42は支持腕部5a1と段部5a3とにより形
成される部分で支持され、段部5a3がストッパーとな
ってインサート5がリム芯材42側へさらに移動するこ
とを阻止する。
アーム支持部5bは第9図より明らかなように後端面を
斜面状にしたものであり、更に同様の斜面形状をなすリ
ブ5b2を延出させ、かつアーム芯材43を把持するた
めの切欠5b1が設けられている。
切欠5b1は、開口部をアーム芯材43の径よりも若干
狭くしてアンダーカットとしである。
このインサート5を用いる場合を第9図により説明する
第9図は第8図中IX−IX相当部分の成形時を示す断
面図である。
この場合インサート5の支持腕部5a1をまずリム芯材
42の下面に当接して支持し、次いで切欠5b1をアー
ム芯材43に圧接して、アーム芯材43を切欠5b□に
はめ込む。
このとき、アーム支持部5bは弾性変形してアーム芯材
43を受入れ、かつ把持するからインサート5はアーム
芯材43上に固定される。
このような状態で上下型7,8を型締めし、プラスチッ
クを注入して成形する。
このとき上型8に設けられた段部のうち、アーム支持部
5b相当部分には、リブ5b2の斜面に対応した斜面9
が形成されている。
したがって、型締めによりリブ5b2の斜面と型の斜面
9が摺接し、インサート5をリム芯材42側へ圧接し、
かつアーム芯材43が切欠5へより脱は出るこことを防
ぐ。
したがって、高圧により溶融樹脂を急速に注入された場
合でも、インサート5は所定位置に確実に固定され、脱
落、位置ずれすることなく、精度のよい成形を可能とす
る。
またリム芯材42上面にインサート5の一部を及ぼさな
くしたため、リム上部のプラスチックの肉厚は一定であ
り、このため、肉厚変化に原因する変形がリム部2上面
に生ずることがなく美観を維持できる。
さらにインサート5前部の上面を略■字型に切り欠いた
ため、リム芯材43の接合部分における溶接により肉盛
りの程度に影響されずにインサート5をセットできる。
本考案におけるインサートは、いずれの実施例の場合に
おいても、ポリプロピレン等にプラスチックより成形す
るのが適している。
しかしながら、その材料は、本考案の目的であるひけ止
めを遠戚できる限りいかなるものでも可能である。
また実施例のように中空形状とするだかりでなく、充実
体とすることができる。
さらに、リムおよびアームの芯材に固定する方法として
は、本実施例のように前後端に切り欠き等の把持部を設
けるばかりでなく、他の公知の把持手段を利用したり、
あるいはインサートを直接、農村上に接着することもで
る。
以上、本考案による自動車用バンドルにあっては、リム
側およびアーム側の各金属製芯材には何ら加工を施すこ
となくひけが問題となる肉厚部分に、農村上に載置可能
なプラスチック製インサートを装着するようにしている
ため、従来の平板スポークのような重量増およびコスト
高などの問題ヲ生じることなく、プラスチックのひけを
有効に防止することがで、きる。
特にこの場合、インサート材料をプラスチックとしてい
ることから、軽量化が図れることは勿輪のこと、加工が
容易なためひけ防止に最適な形状(インサートを取り囲
むプラスチックの外周肉厚が一定となるような形状)を
容易に得ることができ、したがって、プラスチックのひ
けをその部分の全周にわたりほぼ完全に防止することが
できる。
また本考案にあっては、金属製芯村上に載置可能なイン
サートを用いていることから、入子やスライドなどは何
ら不要で、通常の2つ割りの成形製を用いることができ
るという利点をも有している。
さらに芯材とは別体のインサートを使用するから、多様
な機種に応じてアームの付根部分の外観形状が種種に異
る場合であっても、単に別体の小部品であるインサート
を、あらかじめ数種類用意しておきこれを適宜選択使用
するだけでよ、芯材は共通のものを使用でるから多品種
少量生産にも極めて有利となる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの種の自動車用バンドルの斜視図、第2図は
その要部断面図、第3図は第2図のI−■線に沿った断
面図、第4図は従来のひけ防止法を示す要部断面図、第
5図は第4図の■−V線に沿った断面図、第6図aは本
考案による自動車用バンドルの一実施例の要部概略図、
同図すは第6図aの一部断面図、第7図はそこにおいて
用いるプラスチック製インサートの斜視図、第8図は本
考案の他の実施例を示す斜視図、第9図は同実施例にお
けるIX−IX線に沿った断面図である。 1・・・・・・ボス部、2・・・・・・リム部、3・・
・・・・アーム部、3a・・・・・・アーム付は根部分
、42,43・・・・・・金属製芯材、5・・・・・・
プラスチック製インサート、5a・・・・・・リム支持
部5b・・・・・・アーム支持部、5a1,5a2・・
・・・・腕部、5b、・・・・・・切り欠き、5 b2
・・・・・・リブ、7・・・・・・下型、8・・・・・
・上型。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中央に位置するボス部と、それに取り囲むリング状のリ
    ム部と、両者を連結するアーム部とからなり、アーム部
    およびリム部が相互に連結された芯材とそれを被覆する
    プラスチックとから構成されている自動車用ハンドルで
    あって、リム側のアーム付根部分がアー、ムの他の部分
    より厚く形成されたものにおいて、この厚いアームの付
    値部分における前記芯材上に、別体のプラスチック製イ
    ンサートをセットし、このインサートおよび芯材とをプ
    ラスチックで被覆するようにしたことを特徴とする自動
    車用ハンドル。
JP1026779U 1979-01-30 1979-01-30 自動車用ハンドル Expired JPS6027723Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1026779U JPS6027723Y2 (ja) 1979-01-30 1979-01-30 自動車用ハンドル

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1026779U JPS6027723Y2 (ja) 1979-01-30 1979-01-30 自動車用ハンドル

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Publication Number Publication Date
JPS55110371U JPS55110371U (ja) 1980-08-02
JPS6027723Y2 true JPS6027723Y2 (ja) 1985-08-21

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ID=28822545

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1026779U Expired JPS6027723Y2 (ja) 1979-01-30 1979-01-30 自動車用ハンドル

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS594369U (ja) * 1982-06-30 1984-01-12 日本プラスト株式会社 ステアリングホイ−ル

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JPS55110371U (ja) 1980-08-02

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