JP2519675Y2 - ボルトのインサート成形に使用するキャップ - Google Patents

ボルトのインサート成形に使用するキャップ

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JP2519675Y2
JP2519675Y2 JP40701390U JP40701390U JP2519675Y2 JP 2519675 Y2 JP2519675 Y2 JP 2519675Y2 JP 40701390 U JP40701390 U JP 40701390U JP 40701390 U JP40701390 U JP 40701390U JP 2519675 Y2 JP2519675 Y2 JP 2519675Y2
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JP
Japan
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cap
bolt
bolts
core material
insert molding
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JP40701390U
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敬行 杉山
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Isuzu Motors Ltd
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Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、複数のボルトを取り
付けたプリフォーム材を使用する成形に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、図面を参照して従来の技術を説明
する。図4において、プリフォーム材のコア材1に複数
のボルト2が取り付けられたコア材をプリフォーム成形
する場合、ウレタン等のコア材1にボルト2をプリフォ
ーム成形した段階で、成形収縮等によるバラツキが発生
し、ボルト2のピッチにバラツキが生じる。このため、
これを射出成形法あるいはレジントランスファー成形法
により型3を使用してインサート成形する場合、コア材
1にガラス繊維マット5を重ねてボルト2を挿通し、図
5に示すようにボルト2に樹脂が付着しないようにする
ため、通常耐熱シリコンゴム等のキャップ4を被せて、
そのキャップ4を型3の穴に埋め込んで成形することが
行われる。このときプリフォームされたボルト2のキャ
ップ4と他のボルトのキャップ4′のピッチが合わない
ため、型3にコア材1をセッ卜することができない場合
があり、どうしてもセッ卜できない場合にはコア材1を
中間のA部分で切断してボルト2を型3に合わせてセッ
トするようにしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、このような
方法では、コア材を切断するための工数が増加してしま
う。また、無理に型にセットした場合、キャップとボル
ト間に隙間が発生し、ボルトに樹脂が付着し、成型後に
ネジを切り直さなければならない。さらに、コア材を切
断したような場合には、複数のコアとなるため、型への
セット工数が増加してしまう。また、コア材とコア材の
間に樹脂が入り込み製品の強度が低下してしまうといっ
た問題点があった。
【0004】この考案は、このような点に鑑みてなされ
たもので、上述した従来技術の問題点を解消し、複数の
ボルトがプリフォームされたコア材をインサート成形す
る場合に使用するキャップを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案は、コアに複数
のボルトを一体に取付けたプリフォーム材を金型にセッ
トする際にボルトに被せるキャップであって、該キャッ
プを中空とし、その底部にボルトを挿通する穴を形成し
フランジ部を設けたことを特徴とするボルトのインサ
ート成形に使用するキャップである。
【0006】
【作用】複数のボルトを取り付けたコア材を切断するこ
となくインサート成形することが可能となる。また、ボ
ルト部への樹脂の付着を防止できる。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいてこの考案の実施例を説
明する。図1は、本考案のキャップをコア材にプリフォ
ームされたボルトに被せた状態を示す断面図である。即
ち、キャップ6は耐熱シリコンゴムから成形され、中央
部を中空とした台形状に形成されて、底部はコア材1に
プリフォームされたボルト2を挿通する穴6bが形成さ
れたフランジ部6aとなっており、コア材1上のボルト
2にガラス繊維マット5を挿通してキャップ6を被せ、
上型3にセッ卜して成形される。
【0008】このようにプリフォームされた複数のボル
ト2を有するコア材1のボルト2にキャップ6を被せて
上型3にセットして成形する場合、上型3にはキャップ
と対応する位置にキャップ6と同じ大きさの断面形状が
台形の穴3aがそれぞれ設けられており、この穴3aに
キャップ6を埋め込んだ状態で成形が行われる。
【0009】ところが、コア材1にプリフォームされて
いるボルト2がプリフォーム成形された段階でコア材1
の収縮等で複数のボルト2間のピッチに位置ズレを生じ
ている場合、使用する上型3との間に位置ずれが生じる
が、図2に示すように、キャップ6が中空体であるた
め、フランジ部6aが撓むことによってボルト2との位
置ズレを吸収することが可能となる。また、キャップ6
の底部にフランジ6aを設けることにより、キャップ6
の中空部への樹脂の侵入を防止するので、ボルトへの樹
脂の付着が防止される。これは、図3に示すように、ボ
ルト2の直径をφB,キャップ2の底部のフランジ6a
に形成される穴6bの直径をφAとすると、φA<φB
の関係になるように形成することにより達成できる。
【0010】
【考案の効果】本考案は、複数のボルトを取り付けたコ
ア材を切断することなくインサート成形することが可能
となり、コア材を切断しないで済むので、安定した製品
強度の成形品を得ることができる。また、ボルトのネジ
部への樹脂の付着が防止でき、後処理が不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示すキャップ部分の構成を示
す断面図である。
【図2】キャップが変形した状態を示す断面図である。
【図3】キャップとボルトとの関係を示す側面図であ
る。
【図4】従来のインサート成形を説明するための側面図
である。
【図5】従来のキャップを示す断面図である。
【符号の説明】
1 コア材 2 ボルト 3 上型 4,4′,6 キャップ 5 ガラス繊維マット

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアに複数のボルトを一体に取付けたプ
    リフォーム材を金型にセットする際にボルトに被せるキ
    ャップであって、該キャップを中空とし、その底部にボ
    ルトを挿通する穴を形成したフランジ部を設けたことを
    特徴とするボルトのインサート成形に使用するキャッ
    プ。
JP40701390U 1990-12-28 1990-12-28 ボルトのインサート成形に使用するキャップ Expired - Lifetime JP2519675Y2 (ja)

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JPH0560819U JPH0560819U (ja) 1993-08-10
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