JP2003274819A - 魚釣用スピニングリ−ル - Google Patents

魚釣用スピニングリ−ル

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JP2003274819A
JP2003274819A JP2002084919A JP2002084919A JP2003274819A JP 2003274819 A JP2003274819 A JP 2003274819A JP 2002084919 A JP2002084919 A JP 2002084919A JP 2002084919 A JP2002084919 A JP 2002084919A JP 2003274819 A JP2003274819 A JP 2003274819A
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JP
Japan
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spool shaft
fishing
spool
sliding body
shaft
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JP2002084919A
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Shinji Murakami
信治 村上
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Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成でスプ−ル軸と摺動体の結合
を緩み止めした魚釣用スピニングリ−ルを提供すること
である。 【解決手段】 スプ−ル軸4の太径部4a後端に切欠き
で小判形の回り止め部4cとネジ孔4dが形成され、回
り止め部4cの外周に嵌合したOリングからなる弾性材
16を変形させて挾んで摺動体5がネジ孔4dに螺合し
たネジ部材17で取り付けられている。摺動体5にはス
プ−ル軸4方向で小判形の回り止め孔5aとこの孔5a
に直交する方向の透孔5bとスプ−ル軸4方向の図示し
ない貫通孔が穿設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンドルの回転運
動をスプ−ル軸の前後動に変換する往復動装置を備え、
該往復動装置を介して前後動するスプ−ル軸の前部に設
けられたスプ−ルに釣糸を巻回してなる魚釣用スピニン
グリ−ルの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来魚釣用スピニングリ−ルは、ハンド
ル操作で連動回転する釣糸案内部を有するロ−タを介し
てスプ−ルに釣糸を巻回するタイプのリ−ルで、スプ−
ル軸の後部にはハンドル回転を前後方向に動力伝達する
摺動子が、実公平4−1806号公報で見られるよう
に、回り止め嵌着後に軸に直交する方向からネジで取付
け固定する方法が従来から一般的に知られている。ハン
ドルの回転による釣糸の巻き取り回転操作中には、摺動
子とスプ−ル軸の取付部(回り止め嵌着部、ネジ)に回
転方向の力が作用するため、ネジ部が変形したり、ガタ
ツキが発生したり、ネジが緩んでしまう等の問題が生じ
る。
【0003】そこで、このような問題の解決を図るため
に、スプ−ル軸に対して摺動子を軸方向に当接する方向
にナット部材で締め付け固定するようにしたものが、実
用新案登録第2557324号公報で提案されている
が、部品点数が多くなり、コスト高になると共に軸方向
後方に長くなってしまう。又、摺動子の締め付け固定
が、狭いリ−ル本体内のスプ−ル軸方向からの作業とな
るため、作業性が極めて悪い等の課題が残されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】解決しようとする問題
点は、摺動子とスプ−ル軸の取付部に回転方向の力が作
用するため、ネジ部が変形したり、ガタツキが発生した
り、ネジが緩んでしまう等の問題が生じ、スプ−ル軸に
対して摺動子を軸方向に当接する方向にナット部材で締
め付け固定するようにしたものでは、部品点数が多くな
り、コスト高になると共に軸方向後方に長くなってしま
い、狭いリ−ル本体内のスプ−ル軸方向からの作業とな
るため、作業性が極めて悪い等の課題が残されているこ
とである。
【0005】本発明の目的は前記欠点に鑑み、簡単な構
成でスプ−ル軸と摺動体の結合を緩み止めした魚釣用ス
ピニングリ−ルを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係わる本発明は、ハンドルの回転運動を
スプ−ル軸の前後動に変換する往復動装置の摺動体に取
り付け固定されたスプ−ル軸に設けられたスプ−ルに釣
糸案内部を有するロ−タを介して釣糸を巻回してなる魚
釣用スピニングリ−ルにおいて、前記スプ−ル軸と摺動
体との間に弾性材を介在させ、該弾性材を変形させなが
ら前記スプ−ル軸と摺動体の両部材をネジ部材で締め付
け固定したことを要旨とするものである。請求項2に係
わる本発明は、前記弾性材が、スプ−ル軸に嵌着される
摺動体の軸方向に介在されていることを要旨とするもの
である。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1の本発明により、スプ−
ル軸4と摺動体5の間に介在させたOリングからなる弾
性材16や皿板バネからなる弾性材7を変形させながら
ネジ部材17で締め付け固定する構成を採用したから、
弾発力によりネジ孔4dに摩擦抵抗が作用するので、釣
糸26の巻き取り駆動時にスプ−ル14を介してスプ−
ル軸4と摺動体5の取付固定部に回転方向の力が加わっ
てもネジ部材17の緩み発生を確実に防止できる。メカ
構成が簡素であると共にリ−ル本体1内において上方か
らの作業で組み付けできるので、作業性が良く、又、リ
−ル本体1の大型化も防止できる。請求項2の本発明に
より、弾性材16、7はスプ−ル軸4と摺動体5の間に
介在させたので、分解作業において、ネジを緩めると弾
性材16、7の弾発力の作用でスプ−ル軸4から摺動体
5が軸方向に容易に分離し、分解作業性が良くなり、ス
プ−ル軸4と摺動体5が堅く食いつく状態を防止するこ
とができる。
【0008】
【実施例】以下、図示の実施例によって本発明を説明す
ると、図1から図4は第1実施例で、図1は魚釣用スピ
ニングリ−ルの断面側面図、図2は摺動体周りの拡大断
面側面図、図3は摺動体とスプ−ル軸の他の要部断面側
面図、図4は摺動体の背面図である。
【0009】魚釣用スピニングリ−ルは、リ−ル本体1
の前側に取り付けられた軸受10で回転軸筒2が回転自
在に軸承されると共に前側に突出されて軸受10より前
側の回転軸筒2の外周にロ−タ3の筒部3aが回り止め
嵌合されてナット11で固定されている。回転軸筒2の
基端にはピニオン2aが設けられてピニオン2aは駆動
歯車12に噛合されている。ロ−タ3は中空軸筒2に取
り付けられてハンドル13の回転でピニオン2aと駆動
歯車12を介して回転自在に設けられている。回転軸筒
2の中心孔にはスプ−ル軸4の太径部4aが前後往復動
可能に摺動自在に挿入され、スプ−ル軸4の先端側に段
部で太径部4aより小径の小径部4bが形成されて小径
部4bにスプ−ル14が取り付けられている。リ−ル本
体1の後側に筒部1aが突出形成されて筒部1aの外形
にはカバ−15が固定されている。
【0010】スプ−ル軸4の太径部4a後端に切欠きで
断面小判形の回り止め部4cとネジ孔4dが形成され、
回り止め部4cの外周に嵌合したOリングからなる弾性
材16を変形させて挾んで摺動体5がネジ孔4dに螺合
したネジ部材17で取り付けられている。摺動体5には
スプ−ル軸4方向で小判形の回り止め孔5aとこの孔5
aに直交する方向の透孔5bとスプ−ル軸4方向の貫通
孔5cと図示しない係合子が挿入される穴が穿設されて
いる。摺動体5の貫通孔5c内にはトラバ−スカム軸6
が挿通されている。
【0011】トラバ−スカム軸6はリ−ル本体1内の図
示しない支持部とリ−ル本体1の後側の筒部1a内のカ
ラ−18で軸承されている。トラバ−スカム軸6には螺
旋溝6aが形成されて摺動体5内の図示しない係合子が
係合されている。トラバ−スカム軸6の前側には連動歯
車19が回り止め嵌合されて連動歯車19はピニオン2
aに噛合されている。連動歯車19と摺動体5とトラバ
−スカム軸6でスプ−ル14とスプ−ル軸4の前後往復
動装置が構成されている。
【0012】ロ−タ3は筒部3aで回転軸筒2に取り付
けられ、筒部3aと前壁3bと大径の筒部3cと大径の
筒部3cの基部3d、3eの外周から前方に向けて突出
された一対の支持腕3f、3gとで形成されている。一
対のベ−ル支持腕3f、3gの先端部外側に一方のベ−
ル支持部材20と他方のベ−ル支持部材21がビス2
2、23で釣糸巻取位置と釣糸放出位置に反転自在に軸
承されている。一方のベ−ル支持部材20には釣糸案内
部24が取り付けられている。他方のベ−ル支持部材2
1と釣糸案内部24の間にベ−ル25が取り付けられて
いる。
【0013】魚釣用スピニングリ−ルの動作は、一方の
ベ−ル支持部材20と他方のベ−ル支持部材21が釣糸
巻取位置にあって釣糸26がスプ−ル14に巻回される
方向にハンドル13が回転されると、駆動歯車12が回
転されてピニオン2aを介して回転軸筒2が回転され、
ロ−タ3が回転される。ピニオン2aが回転されると、
連動歯車19が回転されてトラバ−スカム軸6が回転さ
れ、摺動体5とスプ−ル軸4とスプ−ル14が前後往復
動され、スプ−ル14に釣糸26が平行に巻回される。
【0014】前記のように魚釣用スピニングリ−ルが構
成されると、スプ−ル軸4と摺動体5の間に介在させた
Oリングからなる弾性材16を変形させながらネジ部材
17で締め付け固定する構成を採用したから、弾発力に
よりネジ孔4dに摩擦抵抗が作用するので、釣糸26の
巻き取り駆動時にスプ−ル14を介してスプ−ル軸4と
摺動体5の取付固定部に回転方向の力が加わってもネジ
部材17の緩み発生を確実に防止できる。メカ構成が簡
素であると共にリ−ル本体1内において上方からの作業
で組み付けできるので、作業性が良く、又、リ−ル本体
1の大型化も防止できる。更に弾性材16はスプ−ル軸
4と摺動体5の間に介在させたので、分解作業におい
て、ネジを緩めると弾性材16の弾発力の作用でスプ−
ル軸4から摺動体5が軸方向に容易に分離し、分解作業
性が良くなり、スプ−ル軸4と摺動体5が堅く食いつく
状態を防止することができる。
【0015】図5は第2実施例で、図5は摺動体周りの
拡大要部断面側面図である。
【0016】第2実施例では皿板バネからなる弾性材7
が使用されている。他の構成は前記第1実施例と略同一
である。
【0017】図6は第3実施例で、図6は摺動体とスプ
−ル軸の要部断面側面図である。
【0018】第3実施例では、ネジ部材8の頭部8aの
周囲の摺動体5に凹部5dが形成されて凹部5d内にO
リングからなる弾性材16が落し込まれて頭部8aと凹
部5d上面に間に挾み込まれている。他の構成は前記第
1実施例と略同一である。
【0019】前記説明では、スプ−ル軸4の太径部4a
後端の回り止め部4cを断面小判形としたが、断面D形
の回り止め部としてもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、以下に記載されるような効果を奏する。
【0021】請求項1により、スプ−ル軸と摺動体の間
に介在させた弾性材を変形させながらネジ部材で締め付
け固定する構成を採用したから、弾発力によりネジ孔に
摩擦抵抗が作用するので、釣糸の巻き取り駆動時にスプ
−ルを介してスプ−ル軸と摺動体の取付固定部に回転方
向の力が加わってもネジ部材の緩み発生を確実に防止で
きる。メカ構成が簡素であると共にリ−ル本体内におい
て上方からの作業で組み付けできるので、作業性が良
く、又、リ−ル本体の大型化も防止できる。請求項2の
本発明により、弾性材はスプ−ル軸と摺動体の間に介在
させたので、分解作業において、ネジを緩めると弾性材
の弾発力の作用でスプ−ル軸から摺動体が軸方向に容易
に分離し、分解作業性が良くなり、スプ−ル軸と摺動体
が堅く食いつく状態を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例で、魚釣用スピニングリ−ルの断面
側面図である。
【図2】同摺動体周りの拡大断面側面図である。
【図3】同摺動体とスプ−ル軸の他の要部断面側面図で
ある。
【図4】同摺動体の背面図である。
【図5】第2実施例で、摺動体周りの拡大要部断面側面
図である。
【図6】第3実施例で、摺動体とスプ−ル軸の要部断面
側面図である。
【符号の説明】
1 リ−ル本体 3 ロ−タ 4 スプ−ル軸 5 摺動体 8、17 ネジ部材 7、16 弾性材 13 ハンドル 14 スプ−ル 24 釣糸案内部 26 釣糸

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルの回転運動をスプ−ル軸の前後動
    に変換する往復動装置の摺動体に取り付け固定されたス
    プ−ル軸に設けられたスプ−ルに釣糸案内部を有するロ
    −タを介して釣糸を巻回してなる魚釣用スピニングリ−
    ルにおいて、前記スプ−ル軸と摺動体との間に弾性材を
    介在させ、該弾性材を変形させながら前記スプ−ル軸と
    摺動体の両部材をネジ部材で締め付け固定したことを特
    徴とする魚釣用スピニングリ−ル。
  2. 【請求項2】前記弾性材が、スプ−ル軸に嵌着される摺
    動体の軸方向に介在されていることを特徴とする請求項
    1記載の魚釣用スピニングリ−ル。
JP2002084919A 2002-03-26 2002-03-26 魚釣用スピニングリ−ル Pending JP2003274819A (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2504866Y2 (ja) * 1990-06-20 1996-07-24 株式会社シマノ スピニングリ―ル
JP2000236785A (ja) * 1999-02-22 2000-09-05 Daiwa Seiko Inc 魚釣用スピニングリ−ル

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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