JP2003272223A - 光ピックアップ装置の製造方法および光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置の製造方法および光ピックアップ装置

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JP2003272223A JP2002074093A JP2002074093A JP2003272223A JP 2003272223 A JP2003272223 A JP 2003272223A JP 2002074093 A JP2002074093 A JP 2002074093A JP 2002074093 A JP2002074093 A JP 2002074093A JP 2003272223 A JP2003272223 A JP 2003272223A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光学ユニットに対する光検知器の位置調整の
精度を向上させると共に、光検知器の位置の調整後にお
ける信頼性を向上させる。 【解決手段】 光ピックアップ装置の光検知器1をフレ
キシブル基板(FPC)2に固定する前に、FPC2お
よび補助板4をねじ11により光学ユニット5に固定す
る。その後、プローブ12により光検知器1をFPC2
に押さえつけてリード部1aと導体部2aとを接触させ
る。その状態でプローブ12により光検知器1単体を動
かし、光検知器1の位置調整を行う。光検知器1単体と
FPC1間の摩擦は小さいため、高精度な調整が可能で
ある。また、リード部1aと導体部2aとを接触させて
いるので、光検知器1が出力する電気信号をFPC2を
介して観察しながらの位置調整は可能である。そして光
検知器1の最適な位置が決定すると、リード部1aと導
体部2aとを半田固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光学式情報記録
再生装置に使用される光ピックアップ装置に関するもの
であり、特にその光検知器の取り付け方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】光ディスク上にディジタル信号のデータ
として記録された情報は、再生装置により読み取られる
が、その情報の読み取りは再生装置が有する光ピックア
ップ装置によって行われる。光ピックアップ装置はレー
ザー光源が発生する照射光を光ディスクに照射し、光デ
ィスクからの反射光を検知して電気信号に変換するもの
であり、極めて高精度に位置決めされた光学機器を有し
ている。
【0003】図10は、実公平8―7535号公報に開
示されている従来の光ピックアップ装置の上面図であ
る。この図において、101は光ディスクからの反射光
である光信号(本明細書においては説明の便宜上、光デ
ィスクからの反射光を単に「反射光」と称することもあ
る)を受け、それに応じた電気信号に変換する光検知器
であり、101aは光検知器101がその電気信号を出
力するためのリード部である。102はフレキシブル基
板(以下、FPCという)であり、光検知器101のリ
ード部101aが出力する電気信号が入力される導体部
102aを有しており、リード部101aは半田部10
3により導体部102aに半田固定されている。104
は不図示の接着剤層を介してFPC102を貼付する例
えば鉄からなる調整板、105は不図示の光学部品等が
内設された光学ユニットである。106は速硬化させる
ことを目的として点状に塗布され硬化された紫外線硬化
形の第1の接着剤である。107は第1の接着剤部10
6を覆うように、さらに調整板204の全周へビード状
に塗布され、硬化された2液性のエポキシからなる第2
の接着剤である。
【0004】図11は図10に示した従来の光ピックア
ップ装置の側断面図である。この図において、図10と
同一の要素には同一符号を付してある。また、104
a、105aはそれぞれ調整板104および光学ユニッ
ト105に設けられた透孔であり、不図示の光ディスク
からの反射光108は透孔104aおよび105aを介
して光検知器101へ入射される。
【0005】光検知器は、光ディスクからの反射光10
8を受光し、ディスク上の情報を電気信号として出力す
る。さらに、ディスクに対する光スポットの焦点方向の
ずれやトラッキング方向のずれを検知してその情報も電
気信号として出力する。それらの光スポットのずれに関
する情報は、不図示の対物レンズアクチュエーターに入
力され、光スポットの位置の補正動作に用られる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】反射光108は光検知
器101の受光面で正しく焦点合わせされる必要があ
り、そのため、光検知器101は光学ユニット105に
対して高い精度で正確に調整された位置に固定されてい
なければならない。
【0007】従来の光ピックアップ装置の製造工程にお
いては、光検知器101の位置調整の際すでに光検知器
101は調整板104に貼付されたFPC102に半田
固定されており、光検知器101の位置調整は、光検知
器101が固定された調整板104を光学ユニット10
5に対して移動させることで行われる。通常、この位置
調整は、光検知器101から出力される電気信号をFP
C102を介して観察しながら行われるものであり、そ
の電気信号に基づいて光検知器101の最適な位置が決
定される。
【0008】光検知器101の位置が決まると、第1の
接着剤部106を調整板104と光学ユニット105と
の間に少量塗布し、短時間の紫外線照射により硬化させ
る。さらに、第2の接着剤部107である2液性のエポ
キシを塗布し、数分〜数時間のゆっくりとした硬化をさ
せて調整板104を光学ユニット105に固定する。
【0009】しかし、そのようにして光検知器101の
位置調整を行う場合、調整板204と光学ユニット20
5との摩擦が大きいために、その微調整が困難であり、
そのため調整精度を向上することが困難であった。
【0010】また、光検知器101上に複数個の受光部
列を有し、一つの光検知器101で複数の光束を受ける
ような光ピックアップ装置の場合、光検知器101の入
射光の光軸方向を軸とする回転方向の位置合わせも高精
度に行う必要が生じる。この場合も上記摩擦が大きいた
めに、調整精度を向上することが困難であった。
【0011】さらに上記したように、従来光検知器10
1の位置調整完了後に調整板104と光学ユニット10
5を接着剤で固定していた。しかし、接着剤の温度特性
や硬化の際の収縮のために、接着剤の硬化の際に光検知
器101の位置がばらつき、光検知器101の位置の調
整後における信頼性を低下させる原因となっていた。
【0012】本発明は以上のような課題を解決するため
になされたものであり、光学ユニットに対する光検知器
の位置調整の精度を向上させると共に、位置調整後の信
頼性を向上させることができる光ピックアップ装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の光ピッ
クアップ装置の製造方法は、光ディスクからの反射光を
受光する受光部列および前記受光部列が受光した前記反
射光に応じた電気信号を出力するリード部とを有する光
検知器と、前記光検知器が固定され、前記リード部から
の前記電気信号が入力される導体部を有する基板と、前
記基板が固定され、前記受光部列に入射する前記反射光
の調整を行う光学ユニットとを備える光ピックアップ装
置の製造方法であって、(a)前記基板を前記光学ユニ
ットの所定の位置に固定する工程と、(b)前記工程
(a)よりも後に行われ、前記導体部に前記リード部を
接触させながら前記光検知器の位置調整を行う工程と、
(c)前記工程(b)における前記位置調整が完了した
前記光検知器を前記基板に固定する工程とを備えること
を特徴とする。
【0014】請求項2に記載の光ピックアップ装置の製
造方法は、請求項1に記載の光ピックアップ装置の製造
方法であって、前記工程(b)において、前記導体部へ
の前記リード部の接触は、前記光検知器を前記基板側に
押し当てることにより行われることを特徴とする。
【0015】請求項3に記載の光ピックアップ装置の製
造方法は、請求項2に記載の光ピックアップ装置の製造
方法であって、前記光検知器が、前記光検知器を前記基
板に押し当てるためのプローブを当てるための窪みある
いは突起を少なくとも1つ以上有することを特徴とす
る。
【0016】請求項4に記載の光ピックアップ装置の製
造方法は、請求項2または請求項3に記載の光ピックア
ップ装置の製造方法であって、前記光検知器の前記リー
ド部が前記反射光の光軸方向に弾性を有し、前記工程
(b)が、(d)前記光検知器を前記基板に押し当てる
力を調整することにより前記リード部の弾性を利用して
前記光検知器の前記反射光の光軸方向の位置調整を行う
工程を含むことを特徴とする。
【0017】請求項5に記載の光ピックアップ装置の製
造方法は、請求項4に記載の光ピックアップ装置の製造
方法であって、前記光検知器の前記リード部が前記反射
光の光軸方向に弾性を有するように屈曲部を備えること
を特徴とする。
【0018】請求項6に記載の光ピックアップ装置の製
造方法は、請求項5に記載の光ピックアップ装置の製造
方法であって、前記光検知器の前記リード部の先端が他
の部分よりも細い形状を有することを特徴とする。
【0019】請求項7に記載の光ピックアップ装置の製
造方法は、請求項3から請求項6のいずれかに記載の光
ピックアップ装置の製造方法であって、前記光検知器
が、前記受光部列を複数個有し、前記窪みあるいは突起
の1つが、平面視で複数個の前記受光部列のうちのいず
れかの中心に位置し、前記工程(b)が、(e)前記窪
みあるいは突起を平面視で中心に有する前記受光部列の
位置調整を行う工程と、(f)前記工程(e)において
位置調整された、平面視で前記受光部列の中心に位置す
る前記窪みあるいは突起を軸として前記光検知器を回転
移動させることで前記光検知器の位置調整を行う工程と
を含むことを特徴とする。
【0020】請求項8に記載の光ピックアップ装置の製
造方法は、請求項1から請求項7のいずれかに記載の光
ピックアップ装置の製造方法であって、前記工程(c)
が、前記光検知器の前記リード部を前記基板の前記導体
部に半田付けすることにより行われることを特徴とす
る。
【0021】請求項9に記載の光ピックアップ装置は、
光ディスクからの反射光を受光する受光部列および前記
受光部列が受光した前記反射光に応じた電気信号を出力
するリード部とを有し、基板の所定の位置に固定される
光検知器を備える光ピックアップ装置であって、前記光
検知器が、前記光検知器を前記基板に押し当てるプロー
ブを当てるための窪みあるいは突起を少なくとも1つ以
上有することを特徴とする。
【0022】請求項10に記載の光ピックアップ装置
は、請求項9に記載の光ピックアップ装置であって、前
記光検知器の前記リード部が前記反射光の光軸方向に弾
性を有することを特徴とする。
【0023】請求項11に記載の光ピックアップ装置
は、請求項10に記載の光ピックアップ装置であって、
前記光検知器の前記リード部が前記反射光の光軸方向に
弾性を有するように屈曲部を備えることを特徴とする。
【0024】請求項12に記載の光ピックアップ装置
は、請求項11に記載の光ピックアップ装置であって、
前記光検知器の前記リード部の先端が他の部分よりも細
い形状を有することを特徴とする。
【0025】請求項13に記載の光ピックアップ装置
は、請求項9から請求項12のいずれかに記載の光ピッ
クアップ装置であって、前記光検知器は前記受光部列を
複数個有し、前記窪みあるいは突起の1つが、平面視で
複数個の前記受光部列のうちのいずれかの中心に位置す
ることを特徴とする。
【0026】
【発明の実施の形態】<実施の形態1>図1は、本発明
の実施の形態1に係る光ピックアップ装置の製造工程に
おける光検知器の調整時の状態を示す側断面図である。
この図において、1は光ディスクからの反射光である光
信号を受け、それに応じた電気信号に変換する光検知器
であり、1aはその電気信号を光検知器1が出力するた
めのリード部である。また、10は光検知器1が反射光
を受光する受光面に有する1つ以上の受光部から構成さ
れる受光部列であり、反射光はこの受光部列10によっ
て受光される。
【0027】2はフレキシブル基板(FPC)であり、
光検知器1のリード部1aからの電気信号が入力される
導体部2aを有している。4は、不図示の接着剤を介し
てFPC2が貼付され、FPC2の形状および強度を保
つための例えば鉄からなる補助板である。5は不図示の
光学部品等が内設され、光検知器1に入射する反射光を
調整する光学ユニット、4aおよび5aはそれぞれ補助
板4および光学ユニット5に設けられた透孔であり、光
ディスクからの反射光8は透孔4aおよび5aを介して
光検知器1へ入射される。11はFPC2および調整板
4を光学ユニット5に固定するためのねじである。
【0028】また、12は光検知器1をFPC2側に押
さえつけながら光検知器1の位置を調整するためのプロ
ーブであり、13に示した矢印はプローブ12が光検知
器1を押さえつける際の力を示している。
【0029】図2は図1に示した光検知器1の受光部列
10を有する面(受光面)を示す図である。この図にお
いて、10a〜10fのそれぞれは受光部であり、受光
部列10は、これらの受光部10a〜10fにより形成
される。光検知器1の位置調整においては、受光部1a
〜1dの中心部に光ディスクからの反射光8の中心光束
を受けるように調整を行うこととなる。
【0030】また、図3は図1に示した光検知器1およ
びFPC2の要部拡大上面図である。この図において、
1bはプローブ12を当てるための窪み部である。な
お、図1からも分かるように、窪み部1bは、光検知器
1の受光面の反対側の面(即ち、FPC2側とは反対側
の面、以下、「上面」と称する)に設けられている。図
3に示すように、窪み部1bは受光面の反対側の面にお
ける一対の対向する角付近にそれぞれ1個づつ配置され
ている。この窪み部1bにプローブ12を当て、プロー
ブ12を例えばA方向、B方向、C方向、D方向へ移動
させることにより位置調整が可能となる。窪み1bにプ
ローブ12を当てることによって、より正確に光検知器
1の位置調整を行うことができる。なお、その位置調整
は、プローブ12で光検知器1を所定の力13で押さえ
つけることにより光検知器1のリード部1aをFPC2
の導体部2aに接触させながら行われる。
【0031】以下、本実施の形態に係る光ピックアップ
装置の製造工程を説明する。本実施の形態においては従
来の製造工程とは異なり、光検知器1をFPC2に固定
する前に、FPC2および該FPC2が貼付された補助
板4をねじ11により光学ユニット5に固定する。
【0032】その後、プローブ12を光検知器1上面の
窪み部1bに当て、光検知器1をプローブ12でFPC
2に押さえつけることによってリード部1aと導体部2
aを接触させる。このとき、窪み部1bの位置は、光検
知器1の初期位置が精度良く決定されるように一定の位
置に配置されていることが望ましい。そして、その状態
でプローブ12を動かして光検知器1を例えばA〜D方
向に移動させることで、光検知器1の位置調整を行う。
光検知器1単体とFPC1間の摩擦は小さいため、この
ときの光検知器1の位置調整は高精度に行うことができ
る。
【0033】通常、光検知器1の位置調整は、光検知器
1から出力される電気信号をFPC2を介して観察しな
がら行われ、その電気信号に基づいて最適な位置が決定
される。本実施の形態においては光検知器1の位置調整
時には、光検知器1のリード部1aはFPC2の導体部
2aに半田付けされていない。しかし、光検知器1をプ
ローブ12でFPC2に押さえつけることによってリー
ド部1aと導体部2aを接触させているので、光検知器
1から出力される電気信号に基づく位置調整は問題無く
可能である。
【0034】そして、光検知器1の最適な位置が決定す
ると、リード部1aと導体部2aとを半田固定する。半
田は、接着剤に比べ温度特性に優れているため、調整後
の信頼性も向上される。
【0035】以上の説明したように、本実施の形態によ
れば、光検知器1の位置調整前にFPC2および補助板
4を光学ユニット5に予め固定し、光検知器1単体のみ
の位置を調整するので、光検知器1の位置調整時におけ
る摩擦を小さくでき、位置調整の精度を向上させること
ができる。また、位置調整時に、光検知器1をプローブ
12でFPC2に押さえつけることによってリード部1
aと導体部2aを接触させているので、光検知器1から
出力される電気信号に基づく位置調整は従来どおり可能
である。さらに、位置調整後の光検知器1の固定は半田
によって行われるので、従来のように位置調整後の固定
を接着剤で行う場合と比較して、光検知器1の位置の位
置調整後の信頼性は向上される。
【0036】なお、図3において、プローブ12を当て
るための窪み部1bは光検知器1上面の一対の対向する
角付近にそれぞれ1個づつ配置した構成を示したが、窪
み部1bの位置及び個数をこれに限定するものではな
く、プローブ12を用いて光検知器1を押さえつけなが
ら位置調整が可能な位置及び個数であればよい。
【0037】また、図1において、光検知器1の位置調
整前に予め光学ユニット5にFPC2および補助板4を
固定しておく手段として、ねじ11を示したが、強固に
固定可能なものであれば他の固定手段、例えば接着剤に
よる固定であってもよい。図10および図11に示した
従来の光ピックアップ装置の製造方法では、光学ユニッ
ト105と調整板104との位置関係を微調整するの
で、その間の固定は接着剤によらざるを得なかった。そ
れに対し、本実施の形態においては補助板4を光学ユニ
ット5に予め固定しておくため、ねじ11等を使用で
き、補助板4を光学ユニット5間の固定手段の選択肢が
広がるという利点もある。
【0038】<実施の形態2>実施の形態1において
は、光検知器1が、FPC2側とは反対側の面に、プロ
ーブ12を当てるための窪み部1bを有する構造を示し
た。しかし、プローブ12の形状によっては窪み部1b
に代えて”突起部”を有する構造としてもよい。
【0039】図4は実施の形態2に係る光検知器1およ
びFPC2の要部拡大側断面図である。12は光検知器
1をFPC2側に押さえつけながら位置を調整するため
のプローブ、1cはプローブ12を引っ掛ける、あるい
はプローブ12が掴むための突起部である。プローブ1
2で突起部1cを介して光検知器1を押さえつけること
により光検知器1のリード部1aとFPC2の導体部2
aを接触させ、さらにプローブ12を移動させることに
より光検知器1の位置調整を行うことができる。突起部
1cにプローブ12を当てることによって、より正確に
光検知器1の位置調整を行うことができる。
【0040】また、光検知器1のプローブ12を当てる
部分が窪み部でなく突起部であることにより、その配置
の選択肢は広がる。例えば、図5に突起部1cを光検知
器1の側面に配置した構造を示す。実施の形態1のよう
にプローブ12を当てる部分が窪み部である場合、それ
を光検知器1の側面に配置すると、それにプローブ12
を当てて光検知器1の位置調整を行うことは困難であ
る。しかし、プローブ12を当てる部分が突起部である
場合、図5のように突起部1cを光検知器1の側面に配
置しても、突起部1cをプローブ12に引っ掛ける、あ
るいはプローブ12が掴むことで容易に光検知器1の位
置調整を行うことができる。
【0041】なお、図4および図3において、プローブ
12を当てるための突起部1cは光検知器1上面の一対
の対向する角付近にそれぞれ1個づつ配置した構成を示
したが、突起部1cの位置及び個数をこれに限定するも
のではなく、プローブ12を用いて光検知器1を押さえ
つけながら位置調整が可能な位置及び個数であればよ
い。
【0042】<実施の形態3>図6は実施の形態3に係
る光ピックアップ装置における光検知器1の位置調整後
の固定状態を示す側断面図である。この図において、1
4は光検知器1のリード部1aをFPC2の導体部2a
に固定することで光検知器1をFPC2に固定する半田
である。
【0043】また、本実施の形態に係る光ピックアップ
装置の製造工程におけるその他の構成要素は図1に示し
たものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0044】図6に示すように、本実施の形態において
リード部1aは、光検知器1からリード部1aの先端と
導体部2aの接点までの距離が長くなるようにした屈曲
部を有しており、そのために不図示の光ディスクからの
反射光の光軸方向(反射光軸方向)に弾性を有してい
る。言い換えれば、リード部1aが、反射光軸方向に弾
性を有するばね形状になっている。よって、光検知器1
の位置調整時にプローブ12で押さえつける力13の大
きさを変更することで、光検知器1の反射光軸方向の位
置を変化させることができる。
【0045】つまり、本実施の形態における光検知器1
の位置調整は、反射光軸方向に対して垂直方向の位置調
整に加え、光検知器1をプローブ12で押さえつける力
を調整することで、光検知器1の光軸方向の位置調整を
行う。そして、プローブ12で光検知器1を光軸方向の
位置調整後の状態で押さえつけたまま、図6のようにリ
ード部1aの屈曲部を半田14で固定する。それによ
り、その後プローブ12を光検知器1から放しても、光
検知器1の光軸方向の位置は、プローブ12による調整
位置に保たれる。
【0046】本実施の形態によれば、光検出器1のリー
ド部1aに反射光軸方向に弾性を有するように屈曲部を
設けたので、プローブ12で光検知器1を押さえる力を
変えることにより、光軸方向の位置調整を行うことがで
きる。つまり、3次元的な調整を可能としたので、光学
ユニット5におけるレンズ等の光学部品の光軸方向の調
整が不要となる。それにより、製造効率の向上および光
軸方向の調整機構の部品点数の削減による、光ピックア
ップ装置のコストダウンを図ることができる。
【0047】なお、本実施の形態においては、光検知器
1のリード部1aが反射光軸方向に弾性を有する構造で
あればよく、リード部1aの形状を図6に示したものに
限定するものではないことは言うまでもない。
【0048】<実施の形態4>図7は、実施の形態4に
係る光ピックアップ装置における光検知器1の位置調整
後の固定状態を示す側断面図である。実施の形態3と同
様にリード部1aを斜めに屈曲させ、さらに、その先端
を細くすることにより光軸方向へ弾性をもたせている。
【0049】本実施の形態によれば、上述した実施の形
態3と同様に、プローブ12により加える力を調整する
ことにより、光検知器1の反射光軸方向の位置調整を行
うことができ、実施の形態3における効果を得ることが
できることは明らかである。
【0050】さらに、リード部1aの先端が細いため
に、図6に示した光検知器1に比較して、光検知器1か
らリード部1aの先端と導体部2aの接点までの距離を
短くしても、充分な弾性が得られる。つまり、装置の小
型化に寄与できる。
【0051】<実施の形態5>図8は、実施の形態5に
係る光検知器1の受光面を示す図である。この図におい
て、20は受光部20a〜20fから成る第1の受光部
列、21は受光部21a〜21fから成る第2の受光部
列である。つまり、本実施の形態において光検知器1は
受光部列を2つ有している。また上述したように、光検
知器1が複数個の受光部列を有する場合、光検知器1の
位置調整においては、反射光軸方向を軸とする回転方向
の位置合わせも高精度に行う必要がある。
【0052】図9は実施の形態5に係る光検知器1とF
PC2の要部拡大上面図である。この図は、光検知器1
の上面、即ち図8に示した受光面の反対側の面を示して
いる。また、1dおよび1eは、それぞれ光検知器1の
位置調整を行うプローブ12を当てるための窪み部であ
る。同図に示すように、窪み部1dは光検知器1の上面
における受光部列20の中心上に相当する位置に配置さ
れ(即ち、窪み部1dは平面視で受光部列20の中心に
配置される)、窪み部1eは光検知器1の上面の角付近
に配置されている。この窪み部1dおよび1eをプロー
ブ12で押さえつけることにより、光検知器1のリード
部1aとFPC2の導体部2aを接触させ、さらにプロ
ーブ12を例えばA方向、B方向、C方向、D方向へ移
動させることにより位置調整が可能となる。
【0053】また、本実施の形態に係る光ピックアップ
装置の製造工程におけるその他の構成要素は図1に示し
たものと同様であるので、ここでの説明は省略する。
【0054】以下、本実施の形態に係る光ピックアップ
装置の製造工程を説明する。まず、実施の形態1と同様
に、プローブ12を光検知器1上面の窪み部1dおよび
1eに当て、光検知器1をプローブ12でFPC2に押
さえつけることによってリード部1aと導体部2aを接
触させる。そして、その状態でプローブ12を動かして
光検知器1を例えばA〜D方向に移動させることで、光
検知器1の位置調整を行う。
【0055】まず、受光部列20の位置を決定する。受
光部列20の位置が決定すると、次は窪み部1dに当て
たプローブの位置は動かさずに、窪み部1eに当てたプ
ローブのみをF方向あるいはE方向動かすことで、窪み
部1dを軸とした回転方向の位置調整を行い、受光部列
21の位置を決定する。つまり、受光部列20の中心を
移動させることなく受光部列21の位置決めを精度良く
行うことが可能となる。また、光検知器1単体のみの位
置を調整するので、光検知器1の位置調整時における摩
擦は小さく、高精度な位置調整が可能である。つまり、
回転方向の位置調整を伴う受光部列20および21の位
置決め、即ち光検知器1の位置調整を精度良く行うこと
ができる。
【0056】なお、ここでの説明においては、光検知器
1の上面のプローブ12を当てる部分を”窪み部”とし
たが、プローブ12の形状によっては実施の形態2に示
したような”突起部”であってもよい。その場合も、突
起部の一つを、平面視で受光部列20の中心に配置すれ
ば、上記説明と同様の効果を得ることができる。
【0057】
【発明の効果】請求項1に記載の光ピックアップ装置の
製造方法によれば、工程(b)において光検知器単体を
移動させることとなるので、位置調整時における摩擦を
小さくでき、位置調整の精度を向上することができる。
また、リード部を導体部に接触させながら位置調整が行
われるので、光検知器から出力される電気信号に基づく
位置調整は従来どおり可能である。
【0058】請求項2に記載の光ピックアップ装置の製
造方法によれば、請求項1に記載の光ピックアップ装置
の製造方法において、工程(b)における導体部へのリ
ード部の接触は、光検知器を基板側に押し当てることに
より行われるので、リード部を導体部に接触させながら
の位置調整を容易に行うことができる。
【0059】請求項3に記載の光ピックアップ装置の製
造方法によれば、請求項2に記載の光ピックアップ装置
の製造方法において、光検知器が、光検知器を基板に押
し当てるためのプローブを当てるための窪みあるいは突
起を少なくとも1つ以上有するので、工程(b)におけ
るリード部を導体部に接触させながらの位置調整を容易
に行うことができる。さらに、窪みあるいは突起にプロ
ーブを当てて位置調整を行うことによって、より正確に
光検知器の位置調整を行うことができる。
【0060】請求項4に記載の光ピックアップ装置の製
造方法によれば、請求項2または請求項3に記載の光ピ
ックアップ装置の製造方法において、光検知器の位置の
3次元的な調整を可能となり、光学ユニットにおけるレ
ンズ等の光学部品の光軸方向の調整が不要となる。それ
により、光ピックアップ装置の製造効率の向上、および
反射光の光軸方向の調整機構の部品点数の削減によるコ
ストダウンを図ることができる。
【0061】請求項5に記載の光ピックアップ装置の製
造方法によれば、請求項4に記載の光ピックアップ装置
の製造方法において、3次元的な調整を可能となり、光
学ユニットにおけるレンズ等の光学部品の光軸方向の調
整が不要となる。それにより、光ピックアップ装置の製
造効率の向上、および反射光の光軸方向の調整機構の部
品点数の削減によるコストダウンを図ることができる。
【0062】請求項6に記載の光ピックアップ装置の製
造方法によれば、請求項5に記載の光ピックアップ装置
の製造方法において、光検知器のリード部の先端が他の
部分よりも細い形状を有するので、リード部の長さを短
くしても充分な弾性が得られ、装置の小型化に寄与でき
る。
【0063】請求項7に記載の光ピックアップ装置の製
造方法によれば、請求項3から請求項6のいずれかに記
載の光ピックアップ装置の製造方法において、工程
(e)で位置調整された受光部列の中心を移動させるこ
となく、その他の受光部列の位置決めを精度良く行うこ
とが可能となり、即ち複数個の受光部列を有する光検知
器の位置調整の精度が向上される。
【0064】請求項8に記載の光ピックアップ装置の製
造方法によれば、請求項1から請求項7のいずれかに記
載の光ピックアップ装置の製造方法において、工程
(c)が、光検知器のリード部を基板の導体部に半田付
けすることにより行われるので、従来のように位置調整
後の固定を接着剤で行う場合と比較して、光検知器の位
置の位置調整後の信頼性は向上される。
【0065】請求項9に記載の光ピックアップ装置によ
れば、光検知器が、光検知器を基板に押し当てるプロー
ブを当てるための窪みあるいは突起を少なくとも1つ以
上有するので、光ピックアップ装置の製造工程の光検知
器の位置調整工程において、光検知器を移動させるプロ
ーブを窪みあるいは突起に当てることで、より正確に光
検知器の位置調整を行うことができる。
【0066】請求項10に記載の光ピックアップ装置に
よれば、請求項9に記載の光検知器において、光検知器
のリード部が反射光の光軸方向に弾性を有するので、光
ピックアップ装置の製造工程の光検知器の位置調整工程
において、プローブが光検知器を押さえる力を調整する
ことにより、光検知器の反射光の光軸方向の位置調整を
行うことができる。よって、3次元的な調整を可能とな
り、光検知器が設置される光学ユニットにおけるレンズ
等の光学部品の光軸方向の調整が不要となる。それによ
り、光ピックアップ装置の製造効率の向上、および反射
光の光軸方向の調整機構の部品点数の削減によるコスト
ダウンを図ることができる。
【0067】請求項11に記載の光ピックアップ装置に
よれば、請求項10に記載の光検知器において、光検知
器のリード部が反射光の光軸方向に弾性を有するように
屈曲部を備えるので、光ピックアップ装置の製造工程の
光検知器の位置調整工程において、プローブが光検知器
を押さえる力を調整することにより、光検知器の反射光
の光軸方向の位置調整を行うことができる。よって、3
次元的な調整を可能となり、光検知器が設置される光学
ユニットにおけるレンズ等の光学部品の光軸方向の調整
が不要となる。それにより、光ピックアップ装置の製造
効率の向上、および反射光の光軸方向の調整機構の部品
点数の削減によるコストダウンを図ることができる。
【0068】請求項12に記載の光ピックアップ装置に
よれば、請求項11に記載の光検知器において、光検知
器のリード部の先端が他の部分よりも細い形状を有する
ので、リード部の長さを短くしても、充分な弾性が得ら
れ、装置の小型化に寄与できる。
【0069】請求項13に記載の光ピックアップ装置に
よれば、請求項9から請求項12のいずれかに記載の光
検知器において、光検知器は受光部列を複数個有し、窪
みあるいは突起の1つが、平面視で複数個の受光部列の
うちのいずれかの中心に位置するので、光ピックアップ
装置の製造工程の光検知器の位置調整工程において、ま
ず窪みあるいは突起を平面視で中心に有する受光部列の
位置調整を行い、その後、平面視で受光部列の中心に位
置する前記窪みあるいは突起を軸して光検知器を回転移
動させて光検知器の位置調整を行うことで、先に位置調
整された受光部列の中心を移動させることなく、その他
の受光部列の位置決めを精度良く行うことが可能とな
る。即ち、複数個の受光部列を有する光検知器の位置調
整の精度が向上される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1に係る光ピックアップ装置の製
造工程における光検知器の位置調整時の状態を示す側断
面図である。
【図2】 実施の形態1に係る光ピックアップ装置の光
検知器の受光面を示す図である。
【図3】 実施の形態1に係る光ピックアップ装置の光
検知器およびFPCの要部拡大上面図である。
【図4】 実施の形態2に係る光ピックアップ装置の光
検知器およびFPCの要部拡大側断面図である。
【図5】 実施の形態2において光検知器の突起部を、
光検知器の側面に配置した構造を示す図である。
【図6】 実施の形態3に係る光ピックアップ装置にお
ける光検知器の位置調整後の固定状態を示す側断面図で
ある。
【図7】 実施の形態4に係る光ピックアップ装置にお
ける光検知器の位置調整後の固定状態を示す側断面図で
ある。
【図8】 実施の形態5に係る光ピックアップ装置の光
検知器の受光面を示す図である。
【図9】 実施の形態5に係る光ピックアップ装置の光
検知器とFPCの要部拡大上面図である。
【図10】 従来の光ピックアップ装置の上面図であ
る。
【図11】 従来の光ピックアップ装置の側断面図であ
る。
【符号の説明】
1 光検知器、1a リード部、1b,1d,1e 窪
み部、1c 突起部、2 フレキシブル基板、2a 導
体部、4 補助板、5 光学ユニット、4a,5a 透
孔、10,20,21 受光部列、11 ねじ、12
プローブ、14半田。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成15年5月15日(2003.5.1
5)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】図10は、実公平8―7535号公報に開
示されている従来の光ピックアップ装置の上面図であ
る。この図において、101は光ディスクからの反射光
である光信号(本明細書においては説明の便宜上、光デ
ィスクからの反射光を単に「反射光」と称することもあ
る)を受け、それに応じた電気信号に変換する光検知器
であり、101aは光検知器101がその電気信号を出
力するためのリード部である。102はフレキシブル基
板(以下、FPCという)であり、光検知器101のリ
ード部101aが出力する電気信号が入力される導体部
102aを有しており、リード部101aは半田部10
3により導体部102aに半田固定されている。104
は不図示の接着剤層を介してFPC102を貼付する例
えば鉄からなる調整板、105は不図示の光学部品等が
内設された光学ユニットである。106は速硬化させる
ことを目的として点状に塗布され硬化された紫外線硬化
形の第1の接着剤である。107は第1の接着剤部10
6を覆うように、さらに調整板104の全周へビード状
に塗布され、硬化された2液性のエポキシからなる第2
の接着剤である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0009
【補正方法】変更
【補正内容】
【0009】しかし、そのようにして光検知器101の
位置調整を行う場合、調整板104と光学ユニット10
との摩擦が大きいために、その微調整が困難であり、
そのため調整精度を向上することが困難であった。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】図2は図1に示した光検知器1の受光部列
10を有する面(受光面)を示す図である。この図にお
いて、10a〜10fのそれぞれは受光部であり、受光
部列10は、これらの受光部10a〜10fにより形成
される。光検知器1の位置調整においては、受光部10
a〜10dの中心部に光ディスクからの反射光8の中心
光束を受けるように調整を行うこととなる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】その後、プローブ12を光検知器1上面の
窪み部1bに当て、光検知器1をプローブ12でFPC
2に押さえつけることによってリード部1aと導体部2
aを接触させる。このとき、窪み部1bの位置は、光検
知器1の初期位置が精度良く決定されるように一定の位
置に配置されていることが望ましい。そして、その状態
でプローブ12を動かして光検知器1を例えばA〜D方
向に移動させることで、光検知器1の位置調整を行う。
光検知器1単体とFPC間の摩擦は小さいため、この
ときの光検知器1の位置調整は高精度に行うことができ
る。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0041
【補正方法】変更
【補正内容】
【0041】なお、図4および図5において、プローブ
12を当てるための突起部1cは光検知器1上面の一対
の対向する角付近にそれぞれ1個づつ配置した構成を示
したが、突起部1cの位置及び個数をこれに限定するも
のではなく、プローブ12を用いて光検知器1を押さえ
つけながら位置調整が可能な位置及び個数であればよ
い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5D117 AA02 CC07 HH10 KK01 KK22 5D119 AA38 BA01 KA42 NA06 5D789 AA38 BA01 KA42 NA06

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ディスクからの反射光を受光する受光
    部列および前記受光部列が受光した前記反射光に応じた
    電気信号を出力するリード部とを有する光検知器と、 前記光検知器が固定され、前記リード部からの前記電気
    信号が入力される導体部を有する基板と、 前記基板が固定され、前記受光部列に入射する前記反射
    光の調整を行う光学ユニットとを備える光ピックアップ
    装置の製造方法であって、 (a)前記基板を前記光学ユニットの所定の位置に固定
    する工程と、 (b)前記工程(a)よりも後に行われ、前記導体部に
    前記リード部を接触させながら前記光検知器の位置調整
    を行う工程と、 (c)前記工程(b)における前記位置調整が完了した
    前記光検知器を前記基板に固定する工程とを備える、こ
    とを特徴とする光ピックアップ装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の光ピックアップ装置の
    製造方法であって、 前記工程(b)において、前記導体部への前記リード部
    の接触は、前記光検知器を前記基板側に押し当てること
    により行われる、ことを特徴とする光ピックアップ装置
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の光ピックアップ装置の
    製造方法であって、 前記光検知器が、前記光検知器を前記基板に押し当てる
    ためのプローブを当てるための窪みあるいは突起を少な
    くとも1つ以上有する、ことを特徴とする光ピックアッ
    プ装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3に記載の光ピッ
    クアップ装置の製造方法であって、 前記光検知器の前記リード部が前記反射光の光軸方向に
    弾性を有し、 前記工程(b)が、 (d)前記光検知器を前記基板に押し当てる力を調整す
    ることにより前記リード部の弾性を利用して前記光検知
    器の前記反射光の光軸方向の位置調整を行う工程を含
    む、ことを特徴とする光ピックアップ装置の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の光ピックアップ装置の
    製造方法であって、 前記光検知器の前記リード部が前記反射光の光軸方向に
    弾性を有するように屈曲部を備える、ことを特徴とする
    光ピックアップ装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の光ピックアップ装置の
    製造方法であって、 前記光検知器の前記リード部の先端が他の部分よりも細
    い形状を有する、ことを特徴とする光ピックアップ装置
    の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項3から請求項6のいずれかに記載
    の光ピックアップ装置の製造方法であって、 前記光検知器が、前記受光部列を複数個有し、 前記窪みあるいは突起の1つが、平面視で複数個の前記
    受光部列のうちのいずれかの中心に位置し、 前記工程(b)が、 (e)前記窪みあるいは突起を平面視で中心に有する前
    記受光部列の位置調整を行う工程と、 (f)前記工程(e)において位置調整された、平面視
    で前記受光部列の中心に位置する前記窪みあるいは突起
    を軸として前記光検知器を回転移動させることで前記光
    検知器の位置調整を行う工程とを含む、ことを特徴とす
    る光ピックアップ装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
    の光ピックアップ装置の製造方法であって、 前記工程(c)が、前記光検知器の前記リード部を前記
    基板の前記導体部に半田付けすることにより行われる、
    ことを特徴とする光ピックアップ装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 光ディスクからの反射光を受光する受光
    部列および前記受光部列が受光した前記反射光に応じた
    電気信号を出力するリード部とを有し、基板の所定の位
    置に固定される光検知器を備える光ピックアップ装置で
    あって、 前記光検知器が、前記光検知器を前記基板に押し当てる
    プローブを当てるための窪みあるいは突起を少なくとも
    1つ以上有する、ことを特徴とする光ピックアップ装
    置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の光ピックアップ装置
    であって、 前記光検知器の前記リード部が前記反射光の光軸方向に
    弾性を有する、ことを特徴とする光ピックアップ装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の光ピックアップ装
    置であって、 前記光検知器の前記リード部が前記反射光の光軸方向に
    弾性を有するように屈曲部を備える、ことを特徴とする
    光ピックアップ装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の光ピックアップ装
    置であって、 前記光検知器の前記リード部の先端が他の部分よりも細
    い形状を有する、ことを特徴とする光ピックアップ装
    置。
  13. 【請求項13】 請求項9から請求項12のいずれかに
    記載の光ピックアップ装置であって、 前記光検知器は前記受光部列を複数個有し、 前記窪みあるいは突起の1つが、平面視で複数個の前記
    受光部列のうちのいずれかの中心に位置する、ことを特
    徴とする光ピックアップ装置。
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