JPH087535Y2 - 光ピックアップ装置 - Google Patents

光ピックアップ装置

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JPH087535Y2
JPH087535Y2 JP8365289U JP8365289U JPH087535Y2 JP H087535 Y2 JPH087535 Y2 JP H087535Y2 JP 8365289 U JP8365289 U JP 8365289U JP 8365289 U JP8365289 U JP 8365289U JP H087535 Y2 JPH087535 Y2 JP H087535Y2
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JP
Japan
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adjusting plate
adhesive
adhesive portion
optical unit
optical
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JP8365289U
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孝 菱
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は光ピックアップ装置の特に光検知器を固定
した調整板の固定構造に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図および第4図に基づいて従来技術の一例を説明
する。
第3図は光検知器を固定する構造を示す分解斜視図で
ある。図において、1は光検知器、1aはリード部、2は
このリード部を後述の半田部4で半田固定する導体部2a
を有したフレキシブル基板(以下、FPCという)、2bは
光検知器1への光を通す透孔、3は図示しない接着剤層
を介してFPC2を貼着する例えば鉄からなる調整板、5は
図示しない光学部品等が内設された光学ユニットであ
る。
第4図は調整板の固定状態を示す側断面図である。図
において、符号1〜5は第3図と同等構成であり、6a,6
bは調整板3を光学ユニット5へ貼着する接着剤部で、
公知の紫外線硬化形接着剤である。3c,8は夫々光検知器
1への光を通す透孔である。接着強度は調整板3の端面
3a,3bと夫々光学ユニット5の上面5a,5bとで確保され
る。
以上のように、調整板3は接着剤部6a,6bにて光学ユ
ニット5へ接着固定されるが、調整板3は1ミクロンオ
ーダにて精度よく位置決め固定されねばならない。調整
には一般に公知の調整装置を使用するが、設備的には複
雑で高価格である。従って、作業としては高速で、例え
ば10〜20秒以内で行う必要がある。
このため、上記例のように、紫外線硬化形接着剤を使
用するなどの工夫を行っている。これらの接着剤は硬化
収縮がゼロではなく、わずかではあるが、例えば2〜6
%程度発生する。従って、接着剤部6a,6bでの夫々の硬
化速度を同等にするなどの工夫も必要である。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところが、調整板3を1ミクロンオーダにて位置調整
した後、例えば設備の経時的変化又は紫外線照射系の変
動、接着剤量のバラツキなどにより接着剤部6b側の硬化
速度が速すぎると、わずかながら硬化収縮のバランスが
くずれ、A方向へ位置ズレをおこす。このため、せっか
く高精度に調整された調整板3の位置が狂ってしまい、
光ピックアップ装置の精度が悪くなり、特性不良となる
ものである。
この考案は上記従来の課題を解消するためになされた
もので、硬化収縮による位置ずれのない光ピックアップ
装置を提供すること目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この考案にかかる光ピックアップ装置の光検知器の固
定構造は、光検知器が固定された調整板の固定接着剤を
速硬化させた第1の接着剤部と、遅硬化させた第2の接
着剤部とで構成したものである。
〔作用〕
この考案においては、第1の接着剤部で速やかに固定
し、ついで第2の接着剤部で時間をかけてゆっくり固定
するので、硬化収縮による位置ずれのおこりにくい構成
となるものである。
〔実施例〕
以下、この考案の一実施例を第1図、第2図に基づい
て説明する。
第1図はこの考案の一実施例における接着剤部の上面
図である。
図において、符号1〜6は上述した第3図〜第4図と
同等構成部を示し、11a,11bは夫々速硬化させることを
目的として点状に塗布され、硬化された紫外線硬化形の
第1の接着剤部、12はこの第1の接着剤部を覆うよう
に、さらに調整板3の全周へビート上に塗布され、硬化
された2液性のエポキシからなる第2の接着剤部であ
る。
第2図は、その要部拡大側断面図であり、符号2,3,5,
11a,12は夫々第1図と同等構成である。
以上において、第1の接着剤部11a,11bは調整板3と
光学ユニット5との間に対称位置に少量塗布されている
ので、紫外線照射による硬化も極めて短時間に行え、さ
らに塗布量のバラツキも小さく押さえられることから、
硬化速度のバラツキは小さなものとなる。
さらに第2の接着剤部12は、2液性のエポキシにより
数分〜数時間のゆっくりとした硬化により、硬化収縮の
歪は接着剤の中で吸収され、調整板3の位置変動は発生
しないものである。
なお、上記実施例においては、第1の接着剤部を紫外
線硬化形の接着剤としたが、速硬化させたものであれば
よく、例えば瞬間接着剤であってもよいものである。ま
た、第2の接着剤部を2液性のエポキシとしたが、よう
すれば遅硬化させたものであればよく、例えば紫外線硬
化形の接着剤で低パワーの紫外線光での長時間、例えば
10〜30分間にての硬化としてもよいものはいうまでもな
い。
また上述したように、第1の接着剤部11a,11bを対称
位置に配すれば、接着剤の硬化収縮による位置変動はも
っとも発生しない構成となるが、他の位置でも充分効果
が期待できる。例えば、第1の接着剤部として、速硬化
性の接着剤を調整板3と光学ユニット5との間の1箇所
または複数箇所に点状に、ごく少量塗布して仮固定し、
その後、第2の接着剤部で確実に固定してもよい。ま
た、この実施例では、調整板3は光学ユニット5に密着
した状態で固定されているが、これに限るものでなく、
小間隔、例えば0.4mm程度の空隙としてもよいのはいう
までもない。
また、この実施例では、エポキシ樹脂として全周を覆
ったので、吸湿による変動も小さくできるが、場合によ
っては第1の接着剤部を露出させた状態でも充分な効果
が期待できる。さらに、第2の接着剤部を調整板3の対
向する1組の2辺の箇所に適量配してもよい。これによ
り、第2の接着剤部の接着剤が遅硬化する際の調整板3
の位置変動は、調整板3の全周へビート上に塗布するの
と同様に、発生しないものとなる。また、第2の接着剤
部を調整板3およびまたは光学ユニットと略同様の熱膨
張係数のものとすれば、温度的に一層変動しない構成と
することができるという大きな効果もある。
〔考案の効果〕
以上説明したとおり、この考案によれば第1の接着剤
部により調整板が動かない程度に固定し、さらに第2の
接着剤部により時間をかけてかっちりと固定するので、
位置変動がなく、安定した特性が得られる。また調整装
置上での作業は短時間となり、高価格の設備の有効利用
の点からも大いに寄与するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の接着部剤を示す上面図、
第2図はその要部拡大側断面図、第3図は従来例を示す
分解斜視図、第4図はその組立てた状態の側断面図であ
る。 図において、1は光検知器、3は調整板、11a,11bは第
1の接着剤部、12は第2の接着剤部、5は光学ユニット
である。 なお、各図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号が形成されたディスクからの反射光を
    受光し、上記信号に応じた電気信号を出力する光検知器
    と、この光検知器が固定され、かつ入射する上記反射光
    の少なくとも光軸方向とは垂直な方向へ可動自在な調整
    板と、この調整板を接着剤部を介して固定する光学ユニ
    ットとを備え、上記接着剤部は上記調整板を上記光学ユ
    ニットへ固定する速硬化させた第1の接着剤部と、上記
    調整板を上記光学ユニットへ固定する遅硬化させた第2
    の接着剤部とから構成したことを特徴とする光ピックア
    ップ装置。
  2. 【請求項2】上記第1の接着部剤は上記調整板を少なく
    とも対向する2箇所で上記光学ユニットへ固定すること
    を特徴とする請求項第1記載の光ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】上記第2の接着部材は上記調整板を少なく
    とも対向する2箇所で上記光学ユニットへ固定すること
    を特徴とする請求項第1記載の光ピックアップ装置。
JP8365289U 1989-07-17 1989-07-17 光ピックアップ装置 Expired - Lifetime JPH087535Y2 (ja)

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JPH0323821U JPH0323821U (ja) 1991-03-12
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US7190660B2 (en) 2002-03-18 2007-03-13 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Method of manufacturing optical pickup device and optical pickup device

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