JP2004010759A - 接着構造、光ヘッド装置、および接着方法 - Google Patents

接着構造、光ヘッド装置、および接着方法 Download PDF

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Abstract

【課題】部材同士を間隙をあけた状態で接着固定する場合でも、接着剤の剥離や強度低下、および位置ずれが発生することのない接着構造、この接着構造を用いた光ヘッド装置、および接着方法を提供すること。
【解決手段】光ヘッド装置の製造方法において、受光素子を実装した回路基板110などの光学素子をやや浮かせた状態でフレーム3に対して接着固定するにあたって、フレーム3に柱状の突起31、32を形成しておき、これらの突起31、32を回路基板110の穴111、112に通した状態で回路基板110の三次元での位置を調整した後、突起31、32および穴111、112の周りに塗布した接着剤Rでフレーム3と回路基板110とを接着固定する。
【選択図】   図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、所定の間隙をあけて配置された部材同士の接着構造、この接着構造を用いた光ヘッド装置、および接着方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
CD(コンパクトディスク)やDVD(ディジタルバーサタイルディスク)などの光記録媒体の記録、再生に用いられる光ヘッド装置では、レーザダイオードなどのレーザ光源素子からの出射光を導光系を介して対物レンズに導き、対物レンズによって収束させた光を光記録媒体に収束させる。ここで、対物レンズや、対物レンズをトラッキング方向およびフォーカシング方向に駆動するレンズ駆動装置などは金属製あるいは樹脂製のフレームに搭載されているとともに、このフレームには、レーザ光源素子やフォトダイオードなどの受光素子も搭載されている。
【0003】
レーザダイオードやフォトダイオードなどの光学素子をフレームに搭載するには、光学素子を直接、あるいは回路基板やヒートシンクなどを介してフレームに接着剤で固定する方法が多用されている。但し、光学素子をフレームに接着固定する際には、光学素子の光軸位置、および焦点位置を高い精度で合わせる必要がある。このため、光学素子の接着部分では、光学素子やフレームの寸法精度や組み付け精度の影響を受けないように、光学素子をフレームから所定の間隙だけ離れた位置でその位置を三次元的に調整し、光学素子をフレームから浮かせた状態のまま接着固定している。
【0004】
例えば、図7(A)に示す位置調整工程において、受光素子が実装された回路基板110をハンド200でチャックし、この状態で、ハンド200を移動させ、回路基板110の位置を三次元的に調整する。この状態でフレーム3と回路基板110との間には、例えば、2.5mm程度の隙間Gがあいている。次に、図7(B)に示す接着固定工程において、回路基板110とフレーム3との間の複数箇所、例えば、4箇所にディスペンサーから光硬化性の接着剤Rをスポット状に塗布した後、光照射して接着剤Rを硬化させ、しかる後に、図7(C)に示す治具脱着工程において、回路基板110からハンド200を離す。
【0005】
ここで、接着剤Rには、光学素子を高い位置精度のまま固定できる低収縮性が求められ、かつ、広い間隙にも対応できるように形状維持性も求められる。このため、従来は、フィラーを多量に配合してチクソ性を高めた接着剤が用いられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、フィラーを多量に配合した接着剤Rは、接着剤成分の配合比率が低いので、接着力が低いという問題点がある。また、フィラーを多量に配合した接着剤Rは、フィラーの含有量が多い分、粘度が高いので、図8(A)に示すように、接触面との接触角が大きい結果、硬化時の収縮ストレスが、矢印Bで示すように、接着剤Rを剥離させようとする方向に作用し、接着剤Rの剥離、いわゆる「浮き」が発生してしまうという問題点がある。
【0007】
ここで、接着剤Rの粘度が高い場合に発生する剥離については、例えば、UV硬化接着剤を塗布した後、十分な時間をあけてから硬化させる方法、あるいはUV硬化接着剤に照射する紫外線強度を低く設定して時間をかけて硬化させる方法で解消することができるが、このような対策では、部材相互の位置を調整しながら接着剤を硬化させるのに用いる装置の稼働率が著しく低下するので好ましくない。
【0008】
かといって、フィラーの含有量の少ない接着剤Rでは、粘度が低すぎて、図8(B)に示すように、接着剤Rの垂れが著しく、接着剤Rと部材との接触面積が狭くなり、接着強度が低下してしまう。従って、フィラーの含有量の少ない接着剤Rについては、部材間の間隙が狭く、かつ、垂れの起こりにくい姿勢での接着用に限られるという問題点がある。
【0009】
さらに、いずれの接着剤Rを用いた場合でも、回路基板110とフレーム3との間に接着剤Rを分厚く塗布すると、いくらハンド200で保持しながら硬化を行っても、硬化時に発生する収縮によって回路基板110がずれることを避けることができないという問題点もある。また、接着剤Rを複数箇所にスポット状に塗布した際、その塗布量、塗布形状、硬化していく時間差などによって、回路基板110がずれたり、応力が残留するのを防ぐことができないという問題点もある。さらに、接着剤Rとしては、分厚くても硬化時の深度が良好であるようにアクリルベースのラジカル系のものが用いられるが、この種の接着剤Rでは使用環境温度、あるいは保証温度以上のガラス温度Tgに調製することが困難であるという問題点もある。
【0010】
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、部材同士を間隙をあけた状態で接着固定する場合でも、接着剤の剥離や強度低下、および位置ずれが発生することのない接着構造、この接着構造を用いた光ヘッド装置、および接着方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明では、第1の部材と第2の部材との接着構造であって、前記第1の部材、および前記第2の部材のうちの一方の部材に突起が形成されている一方、前記他方の部材には前記突起と近接配置される接続部が形成され、前記接続部に前記突起が近接配置された状態で、当該突起および前記接続部にかけて塗布された接着剤によって前記第1の部材と前記第2の部材とが所定の間隙を介して接着固定されていることを特徴とする。
【0012】
このような接着構造を形成するには、前記第1の部材と前記第2の部材の前記突起の高さ方向における相対位置を調整する位置調整工程を行った後、前記突起および前記接続部にかけて前記接着剤を塗布し、しかる後に、当該接着剤を硬化させる。また、前記位置調整工程では、前記第1の部材と前記第2の部材の前記突起の高さ方向に対して直交する方向への相対位置も調整することが好ましい。
【0013】
本発明では、前記第1の部材、および前記第2の部材のうちの一方の部材に突起を形成しておき、この突起の高さ方向における第1の部材と第2の部材の相対位置を調整する。この状態において、一方の部材の突起と、他方の部材の接続部とは近接した位置にあるので、突起および接続部にかけて接着剤を塗布し、それを硬化させれば、接着剤を分厚く塗布しなくても、第1の部材と第2の部材とを所定の間隙を介して接着固定することができる。このため、接着剤には、それを分厚く塗布しなければならないことに起因する制約や不具合が一切、発生しないので、接着力などといった特性のみから接着剤を選定し、使用することができる。それ故、部材同士を間隙をあけた状態で接着固定する場合でも、接着剤の剥離や強度低下、および位置ずれが発生することのない接着構造を実現できる。
【0014】
本発明においては、例えば、前記接続部に、前記突起が緩く嵌る穴が形成され、前記穴に前記突起が嵌った状態で、当該突起および前記穴の周囲にかけて前記接着剤が塗布されている構成を採用することができる。
【0015】
本発明において、前記接続部および前記突起の双方に当接、あるいは近接配置された連結部材を有し、前記連結部材および前記接続部にかけて前記接着剤が塗布されているとともに、前記連結部材および前記突起にかけて前記接着剤が塗布されている構成を採用してもよい。接続部と突起とにかけて接着剤を塗布した際、突起の周りで接着剤の塗布量が異なっていると、それに起因して、余計な応力が発生するが、接続部および突起の双方に当接、あるいは近接配置された連結部材を配置し、この連結部材および接続部にかけて接着剤を塗布するとともに、連結部材および突起にかけて接着剤を塗布すれば、接着剤の塗布量が場所によって相違することを防止できる。それ故、接着剤の塗布量の差に起因する応力の発生を防止できる。
【0016】
このような場合、前記連結部材は、前記接続部および前記突起のうちの一方に着脱可能に取り付けられていることが好ましい。このように構成すると、連結部材を固定しておけるので、第1の部材と第2の部材の姿勢が傾いた状態で接着作業を行っても連結部材がずれてしまうことがない。
【0017】
本発明に係る接着構造は、例えば、光ヘッド装置に適用することができる。すなわち、光ヘッド装置の製造工程において、レーザ光源からの出射光を光記録媒体に収束させる対物レンズが搭載されるフレームと光学素子とを各々前記第1の部材および前記第2の部材として前記接着剤によって接着固定する際に、本発明を適用する。ここで、前記光学素子は、例えば、レーザ光源素子、受光素子、あるいはミラーである。このような光学素子は、三次元的な位置調整を行った状態でフレームに搭載されることが多いので、これらの光学素子をフレームに接着固定するのに本発明を適用すれば、光学素子をフレームに好適に搭載できるので、光ヘッド装置の生産性や品質が向上する。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に図面を参照して本発明を適用した光ヘッド装置を説明する。
【0019】
(光ヘッド装置の全体構成)
図1は、CD、CD−R、およびDVDの記録再生を行う光ヘッド装置の要部の平面図である。
【0020】
図1に示すように、光ヘッド装置1は、樹脂製あるいは金属製のフレーム3を有している。このフレーム3は、機器に対して相互に平行となるように取り付けた2本のガイドシャフト2A、2Bが連結部301、302、303に通されていることにより、ガイドシャフト2A、2Bに沿って移動可能である。このフレーム3上には、以下に説明する光学系が構成されている。
【0021】
光ヘッド装置1の光学系は、第1のレーザ光L1を出射するDVD用レーザダイオード4と、第2のレーザ光L2を出射するCD用レーザダイオード5とを備え、各レーザダイオード4、5から出射された第1および第2のレーザ光L1、L2を共通光路6に導き、この共通光路6を利用してCD、CD−R、およびDVDの全ての記録再生を行うことができるようになっている。
【0022】
共通光路6は、フレーム3上に搭載された受光素子11、センサレンズ10、導光系20、コリメートレンズ7、および全反射ミラーからなる立ち上げミラー8と、立ち上げミラー8の上方に配列された対物レンズ9とによって規定されている。
【0023】
DVD用レーザダイオード4はDVDの記録再生用であり、波長650nmあるいは635nmの第1のレーザ光L1を出射する。一方、CD用レーザダイオード5は、CDおよびCD−Rの記録、再生用であり、波長780〜800nmの第2のレーザ光L2を出射する。レーザダイオード4、5は、共通光路6の導光系20の同一の側において、相互の光軸L10、L20が平行となるように配列されている。ここに図示の例では、DVD用レーザダイオード4の方がCD用レーザダイオード5よりも受光素子11の側に配置されている。
【0024】
DVD用レーザダイオード4から出射された第1のレーザ光L1は直接、導光系20に入射する。一方、CD用レーザダイオード5から出射された第2のレーザ光L2は、回折格子12を介して導光系20に入射する。回折格子12は、所定の回折特性が付与されており、CD用レーザダイオード5から出射された第2のレーザ光L2を3ビームに分割する。
【0025】
DVD用レーザダイオード4は、回路基板410に実装された状態でフレーム3の側面317で開口する穴305に圧入固定され、かつ、この回路基板410にはシールドケース60が被せられている。それにより、DVD用レーザダイオード4は、穴305を通して第1のレーザ光L1を導光系20に出射する。
【0026】
また、CD用レーザダイオード5が固着されたヒートシンク40は、フレーム3の側面316に接着剤により固定されている。それにより、CD用レーザダイオード5は、フレーム3に形成されている穴306の入口部分に配置され、この穴306を通して第2のレーザ光L2を回折格子12を介して導光系20に出射する。
【0027】
さらに、受光素子11が実装された回路基板110は、フレーム3の側面311に対して接着剤によって固定され、それにより受光素子11はフレーム3に搭載されている。
【0028】
導光系20は、部分反射面を備えたハーフミラー21と、部分反射面を備えたプリズム22とから構成されている。ハーフミラー21は、その部分反射面がレーザダイオード4から出射された第1のレーザ光L1の光軸L10に対して45度傾斜した状態となるように配置されている。プリズム22は、その部分反射面がレーザダイオード5から出射された第2のレーザ光L2の光軸L20に対して45度傾斜した状態となるように配置されている。
【0029】
このように構成した光ヘッド装置1において、対物レンズ9をフォーカシング方向およびトラッキング方向に駆動する対物レンズ駆動装置70は、対物レンズ9を保持したレンズホルダ71を有している。このレンズホルダ71は、円筒状の胴部72と、この胴部72の内側に形成された円筒状の軸受け部73を備えている。胴部72の外周面には一対のトラッキング駆動用コイル81と、一対のフォーカシング駆動用コイル82が構成されている。
【0030】
また、フレーム3に保持されているホルダ支持部材35の底壁からは支軸91が直立し、この支軸91はレンズホルダ71の軸受け部73の内側に差し込まれている。ホルダ支持部材35には外壁356および内壁357が形成され、外壁356にはトラッキング用駆動コイル81と対峙してトラッキング磁気回路を構成する一対のトラッキング用駆動マグネット83が取り付けられている。従って、レンズホルダ71を支軸91の回りに回転させ、トラッキングエラー補正を行うことができる。
【0031】
また、外壁356にはフォーカシング用駆動コイル82に対峙してフォーカシング磁気回路を構成する一対のフォーカシング用駆動マグネット84が取り付けられている。従って、レンズホルダ71を支軸91の軸線方向に移動させ、フォーカシングエラー補正を行うことができる。
【0032】
なお、レンズホルダ71には、ホルダ支持部材35の切り起こし部359に途中位置が支持されたフレキシブル基板77が接続されている。また、ホルダ支持部材35の上面にはカバー(図示せず)が被せられている。
【0033】
(光ヘッド装置の製造方法/第1の接着方法)
図2(A)〜(D)はそれぞれ、本発明に係る光ヘッド装置の製造工程のうち、フレーム3に対してCD用レーザダイオード5や受光素子11などの光学素子を接着剤で固定する手順を示す工程図である。なお、図2の左側には、接着固定部分の断面図を示し、右側にはその平面図を示してある。
【0034】
図1に示す光ヘッド装置1を製造するにあたっては、フレーム3に対してDVD用レーザダイオード4を固定した後、DVD用レーザダイオード4を発光させ、それを受光素子11でモニターしながら受光素子11が実装された回路基板110を最適位置に固定し、しかる後、CD用レーザダイオード5を点灯させ、それを受光素子11でモニターしながらCD用レーザダイオード5が固着されたヒートシンク40を最適位置に固定する。ここで、DVD用レーザダイオード4についてはフレーム3の穴305に対して圧入により固定するが、受光素子11が実装された回路基板110、およびCD用レーザダイオード5が固着されたヒートシンク40については、本発明に係る接着方法を適用してUV硬化接着剤Rによってフレーム3に接着固定する。
【0035】
そこで、図2を参照して、受光素子11が実装された回路基板110(第1の部材)のフレーム3(第2の部材)への接着工程を説明しながら、本発明に係る接着構造を説明する。
【0036】
受光素子11が実装された回路基板110をフレーム3に接着固定するにあたって、本形態では、まず、図2(A)に示すように、フレーム3の側には柱状の突起31、32を形成しておく一方、回路基板110には、穴111、112を備えた接続部113、114を形成しておく。ここで、穴111、112については、突起31、32が緩く嵌る大きさとしておく。
【0037】
このような構造の回路基板110(受光素子11)とフレーム3とを接着固定するには、図2(B)に示す位置調整工程において、フレーム3を治具にセットする一方、受光素子11が実装された回路基板110をフレーム3をハンド200でチャックし、突起31、32が穴111、112に嵌った状態とする。この状態で、DVD用レーザダイオード4を発光させ、それを受光素子11でモニターしながらハンド200を移動させ、受光素子11が実装された回路基板110の位置を三次元的に調整する。すなわち、突起31、32が穴111、112に嵌った状態のまま、ハンド200によって回路基板110を動かし、回路基板110の突起31、32の高さ方向における位置、および回路基板110の突起31、32の高さ方向と直交する2方向での位置を調整する。
【0038】
次に、図2(C)に示す接着固定工程において、突起31と穴111の周り(接続部113)にディスペンサーから光硬化性の接着剤Rを塗布するとともに、突起32と穴112の周り(接続部114)にもディスペンサーから光硬化性の接着剤Rを塗布した後、光照射して接着剤Rを硬化させる。
【0039】
次に、図2(D)に示す治具脱着工程において、回路基板110からハンド200を離す。
【0040】
その結果、フレーム3と回路基板110とは、突起31、32、接着剤R、および接続部113、114を介して固定される。この際、突起31、32と接続部113、114とは常に近接した位置にあるので、接着剤Rを分厚く塗布しなくても、フレーム3と回路基板110とを所定の間隙を介して接着固定することができる。このため、接着剤Rには、それを分厚く塗布しなければならないことに起因する制約や不具合が一切、発生しないので、接着力などといった特性のみから接着剤Rを選定し、使用することができる。それ故、フレーム3と回路基板110とを間隙をあけた状態で接着固定する場合でも、接着剤Rの剥離や強度低下、および位置ずれが発生することはない。
【0041】
(光ヘッド装置の製造方法/第2の接着方法)
図3(A)〜(E)はそれぞれ、本発明に係る光ヘッド装置の製造工程のうち、フレーム3に対して受光素子11を接着剤で固定する手順を示す工程図である。図4は、本形態の特有の効果を説明するための説明図である。なお、図3の左側には、接着固定部分の断面図を示し、右側にはその平面図を示してある。
【0042】
本形態でも、受光素子11が実装された回路基板110をフレーム3に接着固定するにあたって、図3(A)に示すように、フレーム3の側には柱状の突起31、32を形成しておく一方、回路基板110には、穴111、112を備えた接続部113、114を形成しておく。ここで、穴111、112については、突起31、32が緩く嵌る大きさとしておく。
【0043】
次に、図3(B)に示す位置調整工程において、フレーム3を治具にセットする一方、受光素子11が実装された回路基板110をフレーム3をハンド200でチャックし、突起31、32が穴111、112に嵌った状態とする。この状態で、DVD用レーザダイオード4を発光させ、それを受光素子11でモニターしながらハンド200を移動させ、受光素子11が実装された回路基板110の位置を三次元的に調整する。
【0044】
次に、図3(C)に示す連結部材装着工程において、突起31、32に対してリング状の座金41、42(連結部材)を装着する。ここで、装着された座金41、42は、接続部113、114で受け止められる。
【0045】
次に、図3(D)に示す接着固定工程において、座金41、42と接続部113、114にかけて、および座金41、42と突起31、32にかけてディスペンサーから光硬化性の接着剤Rを塗布した後、光照射して接着剤Rを硬化させる。
【0046】
次に、図3(E)に示す治具脱着工程において、回路基板110からハンド200を離す。
【0047】
その結果、フレーム3と回路基板110とは、突起31、32、接着剤R、座金41、42、および接続部113、114を介して固定される。この際、突起31、32と座金41、42は近接した位置にあり、かつ、座金41、42と接続部113、114も近接した位置にあるので、接着剤Rを分厚く塗布しなくても、フレーム3と回路基板110とを所定の間隙を介して接着固定することができる。このため、接着剤Rには、それを分厚く塗布しなければならないことに起因する制約や不具合が一切、発生しないので、接着力などといった特性のみから接着剤Rを選定し、使用することができる。それ故、フレーム3と回路基板110とを間隙をあけた状態で接着固定する場合でも、接着剤Rの剥離や強度低下、および位置ずれが発生することはない。
【0048】
また、図2を参照して説明した方法で回路基板110を突起31、32に接着固定した際、図4に示すように、穴111、112内で突起31、32が大きく偏った位置にあると、突起31、32の周りで接着剤の塗布量が異なることになり、それに起因して、余計な応力が発生するおそれがある。しかる本形態では、座金41、42と接続部113、114にかけて接着剤Rを塗布するとともに、座金41、42と突起31、32にかけて接着剤Rを塗布した状態になるので、穴111、112内で突起31、32が大きく偏った位置にあったとしても、突起31、32の周りで接着剤Rの塗布量が場所によって相違することを防止できる。それ故、接着剤Rの塗布量の差に起因する応力の発生を防止できる。
【0049】
(光ヘッド装置の製造方法/第3の接着方法)
図5は、本形態の光ヘッド装置の製造に用いたクリップ状の連結部材の説明図である。図6(A)〜(E)はそれぞれ、本発明に係る光ヘッド装置の製造工程のうち、フレーム3に対して受光素子11なを接着剤で固定する手順を示す工程図である。なお、図6の左側には、接着固定部分の断面図を示し、右側にはその平面図を示してある。
【0050】
図3および図4を参照して説明した形態では、連結部材として座金41、42を用いたが、本形態では、座金41、42に代えて、図5に示すクリップ状の連結部材43、44を用いる。この連結部材43、44は、座金41、42と違って、それぞれ4枚の板バネ部45を備えているので、回路基板110に対して着脱可能に取り付けることができる。
【0051】
このようなクリップ状の連結部材43、44を用いた本形態でも、受光素子11が実装された回路基板110をフレーム3に接着固定するにあたっては、図6(A)に示すように、フレーム3の側には柱状の突起31、32を形成しておく一方、回路基板110には、穴111、112を備えた接続部113、114を形成しておく。ここで、穴111、112については、突起31、32が緩く嵌る大きさとしておく。
【0052】
次に、図6(B)に示す位置調整工程において、フレーム3を治具にセットする一方、受光素子11が実装された回路基板110をフレーム3をハンド200でチャックし、突起31、32が穴111、112に嵌った状態とする。この状態で、DVD用レーザダイオード4を発光させ、それを受光素子11でモニターしながらハンド200を移動させ、受光素子11が実装された回路基板110の位置を三次元的に調整する。
【0053】
次に、図6(C)に示す連結部材装着工程において、突起31、32に対してクリップ状の連結部材43、44を装着する。
【0054】
次に、図6(D)に示す接着固定工程において、連結部材43、44と接続部113、114にかけて、および連結部材43、44と突起31、32にかけてディスペンサーから光硬化性の接着剤Rを塗布した後、光照射して接着剤Rを硬化させる。
【0055】
次に、図6(E)に示す治具脱着工程において、回路基板110からハンド200を離す。
【0056】
その結果、フレーム3と回路基板110とは、突起31、32、接着剤R、連結部材43、44、および接続部113、114を介して固定される。この際、突起31、32と連結部材43、44とは近接した位置にあり、かつ、連結部材43、44と接続部113、114とは近接した位置にあるので、接着剤Rを分厚く塗布しなくても、フレーム3と回路基板110とを所定の間隙を介して接着固定することができる。このため、接着剤Rには、それを分厚く塗布しなければならないことに起因する制約や不具合が一切、発生しないので、接着力などといった特性のみから接着剤Rを選定し、使用することができる。それ故、フレーム3と回路基板110とを間隙をあけた状態で接着固定する場合でも、接着剤Rの剥離や強度低下、および位置ずれが発生することはない。
【0057】
また、図4に示すように、穴111、112内で突起31、32が大きく偏った位置にあっても、連結部材43、44と接続部113、114にかけて接着剤Rを塗布するとともに、連結部材43、44と突起31、32にかけて接着剤Rを塗布するので、突起31、32の周りで接着剤Rの塗布量が場所によって相違することを防止できる。それ故、接着剤Rの塗布量の差に起因する応力の発生を防止できる。
【0058】
さらに座金41、42と違って、クリップ状の連結部材43、44を用いれば、連結部材43、44を回路基板110に固定しておけるので、回路基板110とフレーム3とを傾けた状態で接着作業を行う場合でも、連結部材43、44がずれることがない。
【0059】
(その他の実施の形態)
なお、図1に示すCD用レーザダイオード5が固着されたヒートシンク40をフレーム3に接着固定する際も、受光素子11(回路基板10)をフレーム3に接着固定した工程と同様に行えばよい。
【0060】
また、図1に示す立ち上げミラー8をフレーム3に実装する場合も、立ち上げミラー8の位置を三次元的に調整した後、接着剤で固定するので、この工程についても、受光素子11(回路基板110)をフレーム3に接着固定した工程と同様に行えばよい。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、前記第1の部材、および前記第2の部材のうちの一方の部材に突起を形成しておき、この突起の高さ方向における第1の部材と第2の部材の相対位置を調整する。この状態において、一方の部材の突起と、他方の部材の接続部とは近接した位置にあるので、突起および接続部にかけて接着剤を塗布し、それを硬化させれば、接着剤を分厚く塗布しなくても、第1の部材と第2の部材とを所定の間隙を介して接着固定することができる。このため、接着剤には、それを分厚く塗布しなければならないことに起因する制約や不具合が一切、発生しないので、接着力などといった特性のみから接着剤を選定し、使用することができる。それ故、部材同士を間隙をあけた状態で接着固定する場合でも、接着剤の剥離や強度低下、および位置ずれが発生することのない接着構造を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される光ヘッド装置の要部の平面図である。
【図2】(A)〜(D)はそれぞれ、本発明に係る光ヘッド装置の製造工程のうち、フレームに対して受光素子を接着固定する手順を示す工程図である。
【図3】(A)〜(E)はそれぞれ、本発明に係る光ヘッド装置の製造工程のうち、フレームに対して受光素子を接着固定する別の手順を示す工程図である。
【図4】図3に示す方法でフレームに対して受光素子を接着固定した場合の効果を説明するための説明図である。
【図5】図5に示す方法でフレームに対して受光素子を接着固定するのに用いた連結部材の説明図である。
【図6】(A)〜(E)はそれぞれ、本発明に係る光ヘッド装置の製造工程のうち、フレームに対して受光素子を接着固定するさらに別の手順を示す工程図である。
【図7】(A)〜(C)はそれぞれ、従来の光ヘッド装置の製造工程のうち、フレームに対して受光素子を接着固定する手順を示す工程図である
【図8】(A)、(B)はそれぞれ、粘度が高い接着剤を塗布した様子を示す説明図、および粘度が低い接着剤で2つの部材を接着固定した様子を示す説明図である。
【符号の説明】
1 光ヘッド装置
3 フレーム
4 DVD用レーザダイオード(光学素子)
5 CD用レーザダイオード(光学素子)
8 立ち上げミラー
9 対物レンズ
11 受光素子
31、32 突起
41、42 座金(連結部材)
43、44 クリップ状の連結部材
70 対物レンズ駆動装置
71 レンズホルダ
111、112 穴
113、114 接続部
200 ハンド
R 接着剤

Claims (8)

  1. 第1の部材と第2の部材との接着構造であって、
    前記第1の部材、および前記第2の部材のうちの一方の部材に突起が形成されている一方、前記他方の部材には前記突起と近接配置される接続部が形成され、
    前記接続部に前記突起が近接配置された状態で、当該突起および前記接続部にかけて塗布された接着剤によって前記第1の部材と前記第2の部材とが所定の間隙を介して接着固定されていることを特徴とする接着構造。
  2. 請求項1において、前記接続部には、前記突起が緩く嵌る穴が形成され、
    前記穴に前記突起が嵌った状態で、当該突起および前記穴の周囲にかけて前記接着剤が塗布されていることを特徴とする接着構造。
  3. 請求項1または2において、前記接続部および前記突起の双方に当接、あるいは近接配置された連結部材を有し、
    前記連結部材および前記接続部にかけて前記接着剤が塗布されているとともに、前記連結部材および前記突起にかけて前記接着剤が塗布されていることを特徴とする接着構造。
  4. 請求項3において、前記連結部材は、前記接続部に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする接続構造。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに規定する接着構造を備えた光ヘッド装置であって、レーザ光源からの出射光を光記録媒体に収束させる対物レンズが搭載されるフレーム、および光学素子が各々前記第1の部材および前記第2の部材として接着固定されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  6. 請求項5において、前記光学素子は、レーザ光源素子、受光素子、およびミラーのうちのいずれかであることを特徴とする光ヘッド装置。
  7. 請求項1ないし4のいずれかに規定する接着構造を形成するための接着方法であって、
    前記第1の部材と前記第2の部材の前記突起の高さ方向における相対位置を調整する位置調整工程を行った後、前記突起および前記接続部にかけて前記接着剤を塗布し、しかる後に、当該接着剤を硬化させることを特徴とする接着方法。
  8. 請求項7において、前記位置調整工程では、前記第1の部材と前記第2の部材の前記突起の高さ方向に対して直交する方向への相対位置も調整することを特徴とする接着方法。
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