JP2008293566A - 光ヘッド装置 - Google Patents

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勇一 武居
Katsumi Miyasaka
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Abstract

【課題】二波長レーザ光源から出射される二種類のレーザ光の光軸調整を容易にかつ、正確に行うことができる光ヘッド装置を提供すること。
【解決手段】二つの異なる波長のレーザ光が出射可能な二波長レーザ光源10と、該二波長レーザ光源10から出射される出射光Lの光記録ディスクDからの戻り光LRを受光する一つの受光素子20とを備える光ヘッド装置において、前記受光素子20が実装される受光素子用基板22には、該受光素子20の端子部201が固定されるランド221が形成され、該ランド221の幅寸法もしくは長さ寸法の少なくともいずれか一方が、前記受光素子20の端子部201における前記ランド221との当接面201aの幅寸法もしくは長さ寸法と略同一に形成されている光ヘッド装置とした。
【選択図】図4

Description

本発明は、光ヘッド装置に関し、更に詳しくは、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)等の光記録媒体の記録・再生を行う光ヘッド装置に関するものである。
従来一般に、CDやDVD等の光記録媒体の再生や記録を行う光記録再生装置等に使用される光ヘッド装置が知られている。この光ヘッド装置は、光源から出射されたレーザ光を光学系を介して光記録媒体上に照射し、その戻り光を受光素子が受光するよう構成される。図13(a)に示されるように、この受光素子100は、その端子部102がランド108が形成された受光素子用基板106に半田付けにより固定され、この状態で光ヘッド装置のフレームに固定されている。
ここで、CDおよびDVDの再生、記録等に対応したCD/DVD互換の光ヘッド装置には、波長の異なる二種類のレーザ光が必要となる。このような光ヘッド装置に好適に使用される光源として、DVD用の発光素子と、CD用の発光素子とが単一チップ上に集積され、二種類の発光領域を有する半導体レーザ素子が搭載された二波長レーザ光源が知られている(例えば特許文献1参照。)。この二波長レーザ光源は、部品点数の削減や組立容易化によるコストダウンにつながるため、現在多くの光ヘッド装置に使用されている。
この二波長レーザ光源に対応するため、受光素子100の受光面104には、CDおよびDVDからの戻り光を読み取るためのCD用受光部104aおよびDVD用受光部104bが形成されている。そして、光ヘッド装置の組立工程では、この受光部104aおよび104bに、戻り光のスポット位置(CD用レーザ光の戻り光のスポット位置;SPa,DVD用レーザ光の戻り光のスポット位置;SPb)が一致するよう調節する、いわゆる光軸調整がなされる。この光軸調整に際し、例えば、図13(b)に示される場合のように、CD用レーザ光の光軸ずれ量と、DVD用レーザ光の光軸ずれ量が同じである場合には、受光素子100や二波長レーザ光源をX軸、Y軸に移動調整することで、それぞれのスポット位置を受光部104a,104bに合わせることができる。
特開2007−35204号公報
しかしながら、受光素子100は、受光素子用基板106に形成されたランド108に固定されるため、受光素子用基板106に対する固定位置が一定でない。つまり、図14(a)に示されるように、端子部102の接地面の大きさに対して、受光素子基板106上に形成されたランド108が大きいため、受光素子用基板106(ランド108)に対して受光素子100が傾いて固定されてしまうことがあった。
このように固定された場合、図14(b)に示されるように、CD用レーザ光のスポット位置SPaの受光部104aからの光軸ずれ量と、DVD用レーザ光のスポット位置SPbの受光部104bからの光軸ずれ量が異なるものとなる。したがって、二次元的な調整(X軸、Y軸方向の調整)のみでは、CDおよびDVDそれぞれの戻り光のスポット位置SPaおよびSPbと受光部104aおよび104bを合わせることができない。その結果、光軸調整に時間が掛かり、製造コストの上昇を招くだけでなく、戻り光のスポット位置を正確に受光部に合わせることができず、光ヘッド装置の信頼性が大きく低下してしまうという問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、二波長レーザ光源から出射される二種類のレーザ光の光軸調整を容易にかつ、正確に行うことができる光ヘッド装置を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る光ヘッド装置は、請求項1に記載のように、二つの異なる波長のレーザ光が出射可能な二波長レーザ光源と、該二波長レーザ光源から出射される出射光の光記録媒体からの戻り光を受光する一つの受光素子とを備える光ヘッド装置において、前記受光素子が実装される基板には、該受光素子の端子部が固定されるランドが形成され、該ランドの幅寸法もしくは長さ寸法の少なくともいずれか一方が、前記受光素子の端子部における前記ランドとの当接面の幅寸法もしくは長さ寸法と略同一に形成されていることを要旨とするものである。ここで、幅寸法とは、前記端子部の突出方向に対して垂直な方向の寸法をいい、長さ寸法とは、前記端子部の突出方向に対して平行な方向の寸法をいう。
このように構成することにより、受光素子の端子部は、ランドとの当接面の幅寸法あるいは長さ寸法がランドと略同一に形成されていることにより、回転方向の動きが規制される。つまり、受光素子自体の回転方向への動きが規制されることとなり、受光素子が基板(ランド)に対して傾いて取り付けられることが防止される。その結果、光軸調整を光軸に対して回転方向に行う必要がないため、光軸調整を迅速かつ正確に行うことができ、光ヘッド装置のコストダウン、信頼性向上につながる。
この場合、請求項2に記載のように、前記受光素子が実装される基板には、該受光素子の一側および他側から突出して形成された複数の端子部がそれぞれ固定される複数のランドが形成され、該複数のランドうち、対角に配置された一対のランドの幅寸法もしくは長さ寸法の少なくともいずれか一方が、前記端子部における前記ランドとの当接面の幅寸法もしくは長さ寸法と略同一に形成されていればよい。このように構成すれば、受光素子に端子部が複数形成されている場合であっても、対角位置で受光素子の回転方向への動きが規制されるため、受光素子がランド(基板)に対して傾いて取り付けられることをより確実に防止することができる。これにより、光軸調整の容易化、迅速化につながると共に、光ヘッド装置の信頼性がさらに増す。
また、請求項3に記載の本発明に係る光ヘッド装置は、二種のレーザ光が出射される二波長レーザ光源と、該二波長レーザ光源から出射された出射光の戻り光を受光する一つの受光素子と、該受光素子の一側から突出して形成された複数の端子部がそれぞれ固定される複数のランドが形成された基板とを備える光ヘッド装置において、前記受光素子の一側に形成された複数の前記端子部のうち、二つの端子部の外側もしくは内側の間隔が、該二つの端子部に対応する前記ランドの外側の間隔もしくは内側の間隔と略同一に形成されていることを要旨とするものである。
また、請求項4に記載の本発明に係る光ヘッド装置は、二種のレーザ光が出射される二波長レーザ光源と、該二波長レーザ光源から出射された出射光の戻り光を受光する一つの受光素子と、該受光素子の一側および他側から突出して形成された複数の端子部がそれぞれ固定される複数のランドが形成された基板とを備える光ヘッド装置において、前記受光素子の一側に形成された一方の前記端子部の外側と、前記受光素子の他側に形成された他方の前記端子部の内側との間隔が、一方の前記端子部に対応する前記ランドの外側と、他方の前記端子部に対応する前記ランドの内側との間隔と略同一に形成されていることを要旨とするものである。
この請求項3あるいは請求項4のような構成とすることでも、受光素子は、その端子部およびランドにより回転方向の動きが規制される。そのため、受光素子がランド(基板)に対して傾いて取り付けられることを防止することができ、光ヘッド装置の光軸調整を容易、かつ迅速に行うことができる。
また、請求項5に記載のように、上記受光素子は、リフロー処理によって前記基板に半田により実装されていることが好ましい。これにより、ランド上の表面張力が均等に受光素子の端子部に働き、受光素子が傾いて固定されることを防止することができる。
本発明に係る光ヘッド装置によれば、二波長レーザ光源から出射される二種のレーザ光を受光する受光素子は、その端子部および受光素子が固定される基板により回転方向の動きが規制される。これにより、受光素子が基板(ランド)に対して傾いて固定されることがなくなる。その結果、光軸調整を光軸に対して回転方向に行う必要がなくなり、光軸調整を迅速かつ正確に行うことができ、光ヘッド装置の製造コストを抑えると共に、高い信頼性を有した高品質の光ヘッド装置とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係るCDおよびDVDの再生・記録に対応した(いわゆるCD/DVDデュアルライタードライブ)光ヘッド装置1の光学系の一例を模式的に示した概略構成図であり、図2は、この光ヘッド装置1の外観斜視図である。また、図3は、この光ヘッド装置1に搭載された受光素子20の外観斜視図である。
光ヘッド装置1は、光源としての二波長レーザ光源10と、この二波長レーザ光源10から出射された出射光L(後述するCD用レーザ光の出射光をL1、DVD用レーザ光の出射光をL2とする。)を対物レンズ18などを介して光記録ディスクDに向かい集束させる往路、および前記光記録ディスクDで反射した戻り光LR(後述するCD用レーザ光の戻り光をLR1、DVD用レーザ光の戻り光をLR2とする。)が受光素子20に向かう復路を構成する光学系Kと、戻り光LRを受光する信号検出用の受光素子20とを備える。これらの構成部品がフレーム30に固定されて、光ヘッド装置1が構成される。
光源である二波長レーザ光源10は、単一チップ上に異なる発光領域を持つ二つの半導体レーザ素子が集積されてなるものである。この二波長レーザ光源10からCDに対応した近赤外光域(約780nmの帯域)の出射光L1、DVDに対応した赤色光域(約650nmの帯域)の出射光L2のいずれか一方が、図示されない制御装置により選択されて出射されることとなる。
光学系Kは、互いに直交する座標軸をX軸、Y軸、Z軸(図1中に矢印X、Y、Zで示す)としたときに、二波長レーザ光源10からY軸方向に出射された出射光LをX軸方向に反射する光路分離素子としてのハーフミラー12と、ハーフミラー12からの出射光Lを平行光にするコリメートレンズ14と、この平行光をZ軸方向に立ち上げる全反射ミラー16と、平行光を光記録ディスクDの記録面に集束させる対物レンズ18等から構成されている。そして、出射光Lは、光記録ディスクDの記録面で反射された後、戻り光LRとして光路を逆に辿り、ハーフミラー12を透過して受光素子20に受光される。
受光素子20は、CDあるいはDVDに記録された音声、映像信号等を得るため、戻り光LRの受光量を算出するための素子である。図3に示されるように、戻り光LRを受光する受光面24には、CDからの戻り光LR1を受光するCD用受光部241、DVDからの戻り光LR2を受光するDVD用受光部242が形成されている。そして、その両側面からは、電気に接続するための複数の端子部201が形成されている。この端子部201の接地面201aを後述する受光素子用基板22のランド221と当接させて、受光素子20は半田により固定される。
前述したように、この二波長レーザ光源10、光学系Kを構成する光学素子、および受光素子20は、樹脂の一体成形品であるフレーム30に固定されている。フレーム30には、図示されない光記録ディスクDの駆動装置のガイド軸が挿通される第一の軸受部301、および第二の軸受部302が形成されている。
二波長レーザ光源10は、その接続端子部101を外側に向けてフレーム30の側面に固定されている。また、全反射ミラー16は、フレーム30のほぼ中央に形成された枠状開口部32に固定され、第一の天板34に覆われている。さらに、対物レンズ60は、レンズ駆動部31に固定されている。第一の天板34には、この対物レンズ18を露出させるための開口341が形成され、出射光Lはこの開口341を通って光記録ディスクDに到達する。
一方、受光素子20は、受光素子用基板22に実装されて、この受光素子用基板22を外側に向けてフレーム30に取り付けられている。受光素子20は、その取付位置の調整後(光軸調整後)、最終的には接着剤等により固定されるが、取付位置の調整前には、フレーム30を覆う第二の天板36から突出した屈曲片361により、フレーム30に押圧されて仮固定される。また、ハーフミラー12およびコリメートレンズ14は、この第二の天板36に覆われて、光軸上に取り付けられている。
受光素子20の受光素子用基板22への実装について図4を用いて説明する。図4は、受光素子20が受光素子用基板22に実装された状態を受光面24側から見た平面図である。
図4に示されるように、受光素子20は、その端子部201が受光素子用基板22上に形成されたランド221上に半田付けされることで固定されている。ここで、本実施形態においては、受光素子20の各端子部201の接地面(ランド221との当接面)201aの形状は、ランド221と略同一形状に形成されている。
この受光素子20の受光素子用基板22への実装は、リフロー処理によりなされる。具体的には、まず、受光素子用基板22の半田付け部分、すなわちランド221に、クリーム半田が印刷される。この印刷方法としては、スクリーン印刷等が例示できる。
この後、ランド221上に受光素子20が載置され、この状態でリフロー装置に入れて全体を加熱する。すると、ランド221上のクリーム半田が溶解して、ランド221上に端子部201が半田付けされる。このとき、クリーム半田が溶解したときに発生する表面張力により、端子部201は、それぞれがランド221の中央に引き寄せられる。しかも、本実施形態では、端子部201の接地面201aの形状が、ランド221と略同一形状に形成されているため、受光素子20の回転方向への動きがランド221により規制される。換言すると、端子部201は、半田の表面張力が働くランド221上に必ず位置することとなるので、受光素子20は、端子部201の接地面201aの外周がランド221の外周と一致する位置で固定される。つまり、接地面201aとランド221の形状を略同一とすることで、受光素子用基板22(ランド221)に対して受光素子20が傾いて半田付けされることを防止することができる。
このように、受光素子20は、受光素子用基板22に実装されて、前述のように光ヘッド装置1のフレーム30にまず仮固定される。そして、受光面24における戻り光LR1およびLR2のスポット位置が、CD用受光部241およびDVD受光部242と一致するように取付位置の調整(光軸調整)がなされて固定される。以下、この光軸調整を行うための光軸調整装置およびこれを用いた光軸調整方法について説明する。
図5は、受光素子20の光軸調整装置40の構成を説明するための概略図である。この光軸調整装置40は、基台42に、ワーク固定部50、取付位置調整部60、ディスク載置部70が取り付けられて構成されている。
ワーク固定部50は、基台42上に立設された支軸54と、この支軸54の側面から突出して設けられたフレーム取付軸56a,56bとから構成されている。
また、取付位置調整部60は、基台42上に立設された支軸62に、屈曲形成された受光素子保持部64が取り付けられて構成されている。この受光素子保持部64の先端には二股に分かれた挾持部66が設けられており、ネジ部によりその幅寸法Dを変えられるようになっている。また、受光素子保持部64は、支軸62上を図中のX、Y方向に移動可能に取り付けられている。
また、ディスク載置部70は、光軸調整のためのディスクDfが載置される個所である。なお、受光素子20の取付位置調整には、実際に使用されるCDやDVDに代えて、CD用疑似ディスクおよびDVD用疑似ディスクを使用する。このような光軸調整では、実際のディスクはその径が大きすぎるため、受光素子20の位置調整に際して障害となるからである。したがって、この疑似ディスクは、出射光Lを反射する必要最小限の大きさに形成されていればよい。この光軸調整装置40のディスク載置部70にCD用疑似ディスクが搭載されたものがCD光軸調整装置であり、DVDディスクが搭載されたものがDVD光軸調整装置である。
このように構成される光軸調整装置40(CD光軸調整装置、DVD光軸調整装置)を用いた受光素子20の取付位置の調整方法を以下説明する。
まず、ワークである光ヘッド装置1は、フレーム30の第一の軸受部301および第二の軸受部302のそれぞれにフレーム取付軸56a,56bが挿通されて、ナットN等によりCD光軸調整装置に固定される。この状態で受光素子保持部64の挾持部66に受光素子20を挟み込む。そして、二波長レーザ光源10からCD用の出射光L1を出力し、CD用疑似ディスクからの戻り光LR1のスポット位置を読みながら、受光素子20をX軸およびY軸方向に動かし、その取付位置調整を行う。具体的には、図6(a)に示されるように、受光素子20の受光面24における戻り光LR1のスポット位置SP1が、CD用受光部241と一致するように位置調整する。
この戻り光LR1の光軸の調整後、光ヘッド装置1をDVD光軸調整装置に固定する。そして、二波長レーザ光源10からDVD用の出射光L2を出力し、疑似DVDディスクからの戻り光LR2のスポット位置がDVD用受光部242と一致しているかを確認し(図6(b))、光軸調整は終了する。
本実施形態においては、受光素子用基板22のランド221の形状を、受光素子20の端子部201における接地面201aの形状と略同一とすることで、受光素子用基板22に対して受光素子20が傾いて半田付けされることを抑制している。したがって、上記受光素子20の位置調整前は、戻り光LR1と戻り光LR2の受光面24におけるスポット位置SP1およびSP2のそれぞれの受光部241および242からのずれ量は同一になる。つまり、CDからの戻り光LR1のスポット位置がCD用受光部241と一致するよう光軸調整を行えば、部品の製造誤差等が大きくない限り、DVDからの戻り光LR2のスポット位置も必然的にDVD用受光部242と一致することとなる。そのため、本実施形態に係る光ヘッド装置1によれば、DVD用レーザ光の戻り光LR2の光軸調整は必要なく、DVD用受光部242と一致していることを確認するのみでよい。また、戻り光LR1およびLR2のスポット位置が回転方向にずれる(例えば、図14(b)のような状態が挙げられる。)ことがないので、受光素子20や、二波長レーザ光源10等を回転させて光軸調整を行う必要もなく、XおよびY軸方向について二次元的な調整を行うのみでよい。
なお、この光軸調整方法は、CDの戻り光LR1の光軸調整を行った後、DVDの戻り光LR2のスポット位置がDVD用受光部242と一致しているかどうかを確認するようにした方法であるが、その逆、つまり、DVDの戻り光LR2の光軸調整を行った後、CDの戻り光LR1のスポット位置がCD用受光部241と一致しているかどうかを確認するようにしてもよい。
(他の実施形態)
以下、本発明の他の実施形態に係る光ヘッド装置を説明する。なお、以下の説明において、上記第一の実施形態と同様の構成部品は、同じ符号を付し、その説明を省略する。
図7は、本発明の第二の実施形態に係る光ヘッド装置の受光素子20が受光素子用基板22に実装された状態を、受光面24側から見た平面図である。図7から分かるように、受光素子基板22に形成された複数のランドのうち、受光素子20の対角位置に形成された一対のランド221aが、端子部201の接地面201aと略同一形状に形成されている。その他のランド222は、端子部201の接地面201aよりも大きく形成されている。
このように構成することで、第一の実施形態と同様、リフロー処理において、クリーム半田が溶解したときに発生する表面張力により、端子部201は、それぞれがランドの中央に引き寄せられる。そして、本実施形態では、受光素子20の対角に位置する一対のランド221aが端子部201の接地面201aの形状と略同一形状に形成されているため、受光素子20の回転方向への動きがこの一対のランド221aにより規制される。そして、受光素子20は、端子部201の接地面201aの外周がランド221aの外周と一致する位置で固定されることとなり、受光素子用基板22(ランド221a)に対して受光素子20が傾いて半田付けされることが防止される。
なお、上記第一および第二の実施形態においては、所定のランド221が、端子部201の接地面201aと略同一形状に形成されていることを説明したが、このような形状に限られるものではない。すなわち、受光素子20の傾きを防止するため、所定のランド221の幅方向の寸法、あるいは長さ方向の寸法のいずれか一方を端子部201の接地面201aと略同一に形成してもよい。例えば、図8(a)のように、ランド221の幅方向の寸法Dwを端子部201の接地面201aと略同一にしてもよいし、図8(b)のように長さ方向の寸法Dlを端子部201の接地面201aと略同一にしてもよい。
図9は、本発明の第三の実施形態に係る光ヘッド装置の受光素子20が受光素子用基板22に実装された状態を、受光面24側から見た平面図である。
この第三の実施形態では、受光素子基板22に形成された複数のランドのうち、受光素子20の一側に形成された所定の二つのランド221b,221cの形状が他のランド222と異なる。具体的には、図9(a)に示されるように、端子部201の突出方向と平行なランド221bの外側の辺2211と,ランド221cの外側の辺2212の間の寸法D1が、このランド221b,221cと当接する接地面201aの外側の間隔D2と略同一となるように形成されている。あるいは、図9(b)に示されるように、ランド221bの内側の辺2213と,ランド221cの内側の辺2214の間の寸法D1が、このランド221b,221cと当接する接地面201aの内側の間隔D2と略同一となるように形成されている。このように構成することで、ランド221b,221cに載置された端子部201が、ランド221b,221cにより回転方向の動きが規制されるため、上記第一および第二の実施形態と同様、受光素子20の回転方向への動きが規制され、受光素子20が受光素子用基板22に対して傾いて固定されるのが防止される。
また、図10は、本発明の第四の実施形態に係る光ヘッド装置の受光素子20が受光素子用基板22に実装された状態を、受光面24側から見た平面図である。
この第四の実施形態では、受光素子基板22に形成された複数のランドのうち、受光素子20の一側に形成された一のランド221d、および受光素子20の他側に形成された一のランド221eの形状が他のランド222と異なる。具体的には、端子部201の突出方向と平行なランド221dの内側の辺2215と,ランド221eの外側の辺2216の間の寸法D5が、このランド221d,221eと当接する端子部201aの内側の辺と外側の辺の間隔D6と略同一になるように形成されている。このように構成することで、ランド221d,221eに載置された端子部201がランド221e,221dにより回転方向の動きが規制されるため、受光素子20の回転方向への動きが規制され、受光素子20が受光素子用基板22に対して傾いて固定されるのが防止される。
また、図11は、本発明の第五の実施形態に係る光ヘッド装置5の受光素子20が受光素子用基板22に実装された状態を、受光面24側から見た平面図である。
この第五の実施形態では、受光素子基板22に形成された複数のランドのうち、受光素子20の一側に形成された一のランド221f、および受光素子20の他側に形成された一のランド221gの形状が他のランド222と異なる。具体的には、図11(a)に示されるように、端子部201の突出方向に垂直なランド221fの外側の辺2217と,ランド221gの外側の辺2218の間の寸法D7が、このランド221f,221gと当接する接地面201aの外側の間隔D8と略同一になるように形成されている。あるいは、図11(b)に示されるように、端子部201の突出方向に垂直なランド221fの内側の辺2219と,ランド221gの内側の辺2220の間の寸法D9が、このランド221f,221gと当接する接地面201aの内側の間隔D10と略同一になるように形成されている。このように構成することで、ランド221f,221gに載置された端子部201がランド221f,221gにより回転方向の動きが規制されるため、受光素子20の回転方向への動きが規制され、受光素子20が受光素子用基板22に対して傾いて固定されるのが防止される。なお、このランド221f、221gは、図11のように必ずしも対向する位置にある必要はなく、例えば、受光素子20の対角位置にあってもよい。
このように、本発明に係る第一ないし第五の実施形態によれば、受光素子用基板22に形成される複数のランドのうち、全部あるいは一部のランド形状を変化させることによって、受光素子20が受光素子用基板22に対して傾いて固定されるのが防止される。したがって、受光素子20の取付位置調整に際し、受光素子20の回転方向の位置調整は不要となる。また、CDもしくはDVD用レーザ光のいずれか一方の戻り光LRについて二次元的に光軸調整を行えばよく、他方の戻り光LRの光軸調整は不要となる。
なお、上記第一ないし第五の実施形態で説明したランド形状は、あくまで代表的なものを例示したものである。したがって、ランド形状により、受光素子20の回転方向の動きが規制されるものであれば、その他の形状であってもよい。
(本実施形態の効果)
このように、本実施形態に係る光ヘッド装置によれば、受光素子20が実装される受光素子用基板22には、受光素子20の端子部201が固定されるランド221が形成され、このランド221の幅寸法もしくは長さ寸法の少なくともいずれか一方が、受光素子20の端子部201におけるランド221との当接面201aの幅寸法もしくは長さ寸法と略同一に形成されている。そのため、受光素子20の端子部201は、ランド221により回転方向の動きが規制される。つまり、受光素子20自体の回転方向への動きが規制されることとなり、受光素子20が受光素子用基板22に対して傾いて取り付けられることを防止する。その結果、受光素子20の受光面24において、光軸調整を光軸に対して回転方向に行う必要がない(X、Y軸方向にのみ行えばよい)ため、光軸調整を迅速かつ確実に行うことができ、光ヘッド装置のコストダウン、信頼性向上につながる。
また、第二の実施形態に係る光ヘッド装置のように、両側面に複数の端子部201が形成された受光素子20の場合に、その対角線上に位置する二つのランド221の幅寸法もしくは長さ寸法の少なくともいずれか一方が、受光素子20の端子部201におけるランド221との当接面201aの幅寸法もしくは長さ寸法と略同一に形成されておれば、受光素子20が受光素子用基板22に対して傾いて取り付けられることを確実に防止することができる。
さらに、第三ないし第五の実施形態に係る光ヘッド装置によっても、受光素子用基板22上のランド形状により、受光素子20が受光素子用基板22に対して傾いて半田固定されてしまうことが防止される。これにより、光軸調整の容易化、迅速化に大きく寄与することとなる。
さらに、受光素子20の受光素子用基板22への実装(半田固定)は、リフロー処理によりなされるため、ランド221上の表面張力が均等に端子部201に働き、受光素子20が傾いて固定されることがほとんど無くなる。
以上、本発明の実施の形態について詳細に説明したが、本発明は上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
例えば、本実施形態に係る光ヘッド装置は、CDおよびDVDの再生、記録の双方に対応した、いわゆるCD/DVDデュアルライタードライブに使用できるものであることを説明したが、再生、記録の対象となるディスクはCDあるいはDVDに限られるものではない。
また、本発明の技術的思想は、CDあるいはDVDの少なくとも一方に、トラッキングの安定性を高めることを目的とした、いわゆる「3ビーム法」を採用した光ヘッド装置であっても適用可能である。例えば、図12に示すように、CD用受光部241がメインビームを受光するメイン受光部241a、および二つのサブ受光部241b,241cとからなる受光素子20aを搭載した光ヘッド装置であっても、サブビームがないものとして上記実施形態と同様の光軸調整を行えば、同時にサブビームの光軸調整も完了することとなる。
本発明の実施形態に係る光ヘッド装置の光学系の一例を模式的に示した概略構成図である。 本発明の実施形態に係る光ヘッド装置の外観斜視図である。 図1に示した光ヘッド装置に搭載された受光素子の外観斜視図である。 受光素子が受光素子用基板に実装された状態を受光面側から見た平面図である。 光軸調整装置の構成を説明するための概略図である。 図6(a)は、受光素子の受光面におけるCD用レーザ光の戻り光のスポット位置をCD用受光部に一致させた状態を示した平面図であり、図6(b)は、受光素子の受光面におけるDVD用レーザ光の戻り光のスポット位置がDVD用受光部に一致している状態を示した平面図である。 本発明の第二の実施形態に係る光ヘッド装置の受光素子が受光素子用基板に実装された状態を受光面側から見た平面図である。 図8(a)は、ランドの幅方向の寸法を端子部の接地面と略同一にした場合の一例を示す平面図であり、図8(b)は、ランドの長さ方向の寸法を端子部の接地面と略同一にした場合の一例を示す平面図である。 本発明の第三の実施形態に係る光ヘッド装置の受光素子が受光素子用基板に実装された状態を受光面側から見た平面図である。 本発明の第四の実施形態に係る光ヘッド装置の受光素子が受光素子用基板に実装された状態を受光面側から見た平面図である。 本発明の第五の実施形態に係る光ヘッド装置の受光素子が受光素子用基板に実装された状態を受光面側から見た平面図である。 いわゆる「3ビーム法」を採用した光ヘッド装置の受光素子を受光面側から見た平面図である。 図13(a)は、光ヘッド装置に搭載される受光素子が受光素子用基板に固定された状態を説明するための平面図であり、図13(b)は、CDおよびDVD用レーザ光の光軸ずれ量が同じである状態を示した平面図である。 図14(a)は、受光素子用基板(ランド)に対して受光素子が傾いて固定された状態を示した平面図であり、図14(b)は、CDおよびDVD用レーザ光の光軸ずれ量が異なる状態を示した平面図である。
符号の説明
1 光ヘッド装置
10 二波長レーザ光源
20 受光素子
201 端子部
201a 接地面
22 受光素子用基板
24 受光面
241 CD用受光部
242 DVD用受光部
221 ランド
D 光記録ディスク
K 光学系

Claims (5)

  1. 二つの異なる波長のレーザ光が出射可能な二波長レーザ光源と、該二波長レーザ光源から出射される出射光の光記録媒体からの戻り光を受光する一つの受光素子とを備える光ヘッド装置において、
    前記受光素子が実装される基板には、該受光素子の端子部が固定されるランドが形成され、該ランドの幅寸法もしくは長さ寸法の少なくともいずれか一方が、前記受光素子の端子部における前記ランドとの当接面の幅寸法もしくは長さ寸法と略同一に形成されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 請求項1に記載の光ヘッド装置において、前記受光素子が実装される基板には、該受光素子の一側および他側から突出して形成された複数の端子部がそれぞれ固定される複数のランドが形成され、該複数のランドうち、対角に配置された一対のランドの幅寸法もしくは長さ寸法の少なくともいずれか一方が、前記端子部における前記ランドとの当接面の幅寸法もしくは長さ寸法と略同一に形成されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  3. 二種のレーザ光が出射される二波長レーザ光源と、該二波長レーザ光源から出射された出射光の戻り光を受光する一つの受光素子と、該受光素子の一側から突出して形成された複数の端子部がそれぞれ固定される複数のランドが形成された基板とを備える光ヘッド装置において、
    前記受光素子の一側に形成された複数の前記端子部のうち、二つの端子部の外側もしくは内側の間隔が、該二つの端子部に対応する前記ランドの外側の間隔もしくは内側の間隔と略同一に形成されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  4. 二種のレーザ光が出射される二波長レーザ光源と、該二波長レーザ光源から出射された出射光の戻り光を受光する一つの受光素子と、該受光素子の一側および他側から突出して形成された複数の端子部がそれぞれ固定される複数のランドが形成された基板とを備える光ヘッド装置において、
    前記受光素子の一側に形成された一方の前記端子部の外側と、前記受光素子の他側に形成された他方の前記端子部の内側との間隔が、一方の前記端子部に対応する前記ランドの外側と、他方の前記端子部に対応する前記ランドの内側との間隔と略同一に形成されていることを特徴とする光ヘッド装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の光ヘッド装置において、前記受光素子は、リフロー処理によって前記基板に半田により実装されていることを特徴とする光ヘッド装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2024100805A1 (ja) * 2022-11-09 2024-05-16 株式会社Fuji 立体基板、および複数の電子部品を立体基板に位置決めする方法

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