JP2003271042A - 無線通信システム及び画像形成装置 - Google Patents

無線通信システム及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2003271042A
JP2003271042A JP2002075837A JP2002075837A JP2003271042A JP 2003271042 A JP2003271042 A JP 2003271042A JP 2002075837 A JP2002075837 A JP 2002075837A JP 2002075837 A JP2002075837 A JP 2002075837A JP 2003271042 A JP2003271042 A JP 2003271042A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
cartridge
wireless communication
tag
toner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002075837A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3778110B2 (ja
Inventor
Atsushi Iida
淳 飯田
Kyo Saito
協 斎藤
Hiroyuki Sakai
洋幸 酒井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2002075837A priority Critical patent/JP3778110B2/ja
Priority to KR1020020050032A priority patent/KR100847485B1/ko
Priority to US10/227,464 priority patent/US6807380B2/en
Priority to TW091119684A priority patent/TWI242699B/zh
Priority to CNB021421994A priority patent/CN1303766C/zh
Publication of JP2003271042A publication Critical patent/JP2003271042A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3778110B2 publication Critical patent/JP3778110B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements
    • G03G21/18Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements using a processing cartridge, whereby the process cartridge comprises at least two image processing means in a single unit
    • G03G21/1875Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements using a processing cartridge, whereby the process cartridge comprises at least two image processing means in a single unit provided with identifying means or means for storing process- or use parameters, e.g. lifetime of the cartridge
    • G03G21/1878Electronically readable memory
    • G03G21/1882Electronically readable memory details of the communication with memory, e.g. wireless communication, protocols
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2221/00Processes not provided for by group G03G2215/00, e.g. cleaning or residual charge elimination
    • G03G2221/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements and complete machine concepts
    • G03G2221/18Cartridge systems
    • G03G2221/1823Cartridges having electronically readable memory

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Computer Vision & Pattern Recognition (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Dry Development In Electrophotography (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カートリッジ部品にその端面部を覆うように
タグ側アンテナを取りつけることができず、また装置本
体に装着されるカートリッジ部品の個数が多い場合で
も、装置を大型化することなく、本体側アンテナとタグ
側アンテナとを十分に近づけ、かつ互いに対向させる。 【解決手段】トナーカートリッジ36,38,40,4
2にそれぞれ配置されたタグ側アンテナ82は導電性線
材によりコイル状に形成されており、そのコイル軸がカ
ートリッジホルダに対する挿脱方向に対して略直交する
ように支持されている。また本体側アンテナ124も導
電性線材によりコイル状に形成されており、そのコイル
軸が挿脱方向に略直交し、かつトナーカートリッジ3
6,38及びトナーカートリッジ40,42間にそれぞ
れ生じる隙間に挿入されるように支持されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、装置本体に複数個
のカートリッジ部品が着脱可能に装着される各種の装置
に適用される無線通信システム及び、装置本体に複数個
のカートリッジ部品がそれぞれ着脱可能に装着される複
写機、ファクシミリ、プリンター等の画像形成装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真プロセスを用いた複写機、レー
ザプリンタ等の画像形成装置には、メンテナンスを容易
にするために、トナーを収容する容器がトナーカートリ
ッジとして構成されたものがある。このような画像形成
装置では、装置本体に対して着脱可能とされたカートリ
ッジ部品であるトナーカートリッジ内から全てのトナー
が排出されると、ユーザによりトナーカートリッジが新
しいものに交換されることでトナー補給が行われる。こ
のとき、画像形成装置から取り外された使用済みトナー
カートリッジは、多くの場合、ユーザから画像形成装置
のメーカーへ返却され、メーカーにより検査、清掃、消
耗部品の交換、トナーの再充填等のリサイクル工程を経
て、ユーザへ再出荷される。また、上記のような画像形
成装置がカラー画像の形成可能なものである場合には、
装置本体に複数個(例えば、クロ、シアン、マゼンタ、
イエローに対応する4種類のトナーカートリッジ)が装
着され、これらのトナーカートリッジからそれぞれ異な
る色のトナーが装置本体側へ供給される。
【0003】さらに、上記のような画像形成装置には、
作像プロセスに関わるプロセス部品として、電子写真感
光体(以下、単に「感光体」という。)にトナーを付着
させる現像器、感光体からのトナー像の転写完了後に残
留トナーを回収するクリーニング器、感光体の像担持面
を所定電位に帯電する帯電器等が設けられており、これ
らのプロセス部品の少なくとも1個以上が感光体と共に
一体的に支持されるカートリッジ部品、所謂、プロセス
カートリッジを備えたものがある。プロセスカートリッ
ジは、プロセスカートリッジを構成する各種部品のうち
何れかの耐用期間が経過した場合に、プロセスカートリ
ッジが新しいものに交換される。このプロセスカートリ
ッジも、多くの場合、ユーザからメーカーへ返却され、
メーカーにより検査、清掃、耐用期間が経過した部品の
交換等のリサイクル工程を経て、画像形成装置を使用す
るユーザへ再出荷される。
【0004】近年、上記のような画像形成装置には、ト
ナーカートリッジやプロセスカートリッジ等のカートリ
ッジ部品にそれぞれ電波通信機能及び情報の記憶機能を
有するタグ(無線通信タグ)を取り付け、装置本体側に
は無線通信タグとの間で情報の入出力を行うための無線
通信装置を配置したものがある。この種の画像形成装置
では、装置本体にカートリッジ部品が装着されると、無
線通信装置とカートリッジタグとの間で電波通信を行う
ことで、装置本体に設置された本体制御部がカートリッ
ジタグに記憶された情報を読み取り、又はカートリッジ
タグに情報を書き込むことが行われる。これにより、例
えば、本体制御部がカートリッジタグからカートリッジ
部品の種類に対応する情報を読み取ることで、装置本体
における所定の装着部に本来、装着すべきカートリッジ
部品とは異なる種類のカートリッジ部品が誤装着された
場合にも、カートリッジ部品の誤装着を判断し、エラー
処理等の必要な制御を行うことが可能になる。また、本
体制御部が画像形成回数等に基づくカートリッジ部品の
使用履歴を無線通信タグに書き込むようにすれば、メー
カ等では、ユーザから返却されてきたカートリッジ部品
の無線通信タグから使用履歴に関する情報を読み取るこ
とで、カートリッジ部品に対するリサイクル工程におけ
る検査作業や部品交換作業を効率的に、かつ的確に行う
ことができるようになる。
【0005】また、上記のようなカートリッジ部品に取
り付けられる無線通信タグには、無線通信、情報処理等
の作動時における消費電力が装置本体側の無線通信装置
から電磁誘導により供給されるものがある。これによ
り、無線通信タグには、バッテリ等の電源を搭載する必
要がなくなり、小型化、コスト抑制の観点から有利にな
る。また、このような無線通信タグでは、通常、電力を
消費することなく情報を保持するため、情報記憶素子と
してEEPROM等の不揮発性メモリを用いている。
【0006】上記のような電磁誘導により電力が供給さ
れる無線通信タグを備えた画像形成装置としては、例え
ば、特開2001−222230号公報に開示されたも
のがある。この画像形成装置では、プロセスカートリッ
ジ及び現像器をカートリッジ部品とした現像カートリッ
ジにそれぞれ無線通信タグが取り付けられ、装置本体側
には無線通信装置が配置されている。ここで、無線通信
タグ及び無線通信装置には、金属薄膜をコイル状に巻き
回して形成された送受信アンテナがそれぞれ設けられて
いる。無線通信タグの送受信アンテナは、プロセスカー
トリッジ及び現像カートリッジの着脱方向に沿った外側
の端面部にそれぞれ配置され、また無線通信装置の送受
信アンテナは、閉鎖状態でプロセスカートリッジ及び現
像カートリッジの端面部に僅かな隙間を空けて対向する
装置前面扉の内側面に配置されている。この無線通信装
置の送受信アンテナは、その軸方向から見てプロセスカ
ートリッジの端面部及び現像カートリッジの端面部を覆
うように、軸直角方向に沿った面積がかなり広いものに
なっている。これにより、無線通信装置は、1個の送受
信アンテナのみにより2個の送受信アンテナに対する電
磁誘導が可能になる。このとき、電磁誘導により無線通
信タグに供給される電力は微弱なものであるが、無線通
信タグの送受信アンテナと装置本体側の送受信アンテナ
が十分に近接していることから、無線通信タグと装置本
体の無線通信装置との間では電波通信が十分に可能にな
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような画像形成装置に着脱されるカートリッジ部品に
は、装置本体に対する着脱方向に沿った端面部に何らか
の機構、部品を配置する必要があり、これらの機構、部
品との干渉が避けられないため、カートリッジ部品に、
その端面部を覆うように送受信アンテナを内蔵した無線
通信タグを取り付けられない場合もある。一方、装置本
体側でも、カートリッジ部品の端面部に対向する部分
に、カートリッジ部品の構造に応じて何らかの機構、部
品を配置する必要があり、これらの機構、部品との干渉
が避けられないため、送受信アンテナ(タグ側アンテ
ナ)を設置できない場合もある。
【0008】また、カートリッジ部品の端面部に無線通
信タグを取り付けた場合は、装置本体に装着されるカー
トリッジ部品の個数が増加するほど、装置本体側に配置
される送受信アンテナを大型化するか、送受信アンテナ
の設置個数を増加させる必要がある。このため、カラー
レーザープリンタ等のカートリッジ部品の個数が多い画
像形成装置では、装置を大型化することなく、送受信ア
ンテナ(本体側アンテナ)をカートリッジ部品側の送受
信アンテナ(タグ側アンテナ)に十分に近づけ、かつ対
向するように装置本体に配置することが困難になる。
【0009】本発明の目的は、上記事実を考慮して、カ
ートリッジ部品にその端面部を覆うようにタグ側アンテ
ナを取りつけることができず、また装置本体に装着され
るカートリッジ部品の個数が多い場合でも、装置を大型
化することなく、本体側アンテナとタグ側アンテナとを
十分に近づけ、かつ互いに対向させることができる無線
通信システム及び、この無線通信システムが適用される
画像形成装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明に係る無線通信システムは、装置本体と、
前記装置本体に設けられた複数のカートリッジ着脱部
と、前記カートリッジ着脱部にそれぞれ挿入され、着脱
可能に装着される複数個のカートリッジ部品と、を有す
る装置に適用される無線通信システムであって、前記カ
ートリッジ部品に取り付けられ、導電材料によりコイル
状に形成されたタグ側アンテナ、該タグ側アンテナを介
して非接触で情報を送信し、又は受信するタグ側無線制
御部及び、該タグ側無線制御部により情報が読み取ら
れ、又は書き込まれる情報記憶素子が搭載された無線通
信タグと、前記装置本体に配置され、導電材料によりコ
イル状に形成された本体側アンテナ及び、該本体側アン
テナと前記タグ側アンテナとを介して非接触で前記無線
制御部に情報を入出力する本体側無線制御部が設けられ
た無線通信装置とを有し、前記タグ側アンテナを、その
コイル軸が前記カートリッジ着脱部に対する前記カート
リッジ部品の挿脱方向に対して略直交するように、前記
カートリッジ部品により支持すると共に、前記本体側ア
ンテナを、そのコイル軸が前記挿脱方向に略直交し、か
つ該コイル軸に直交するコイル軸直角方向に沿って前記
タグ側アンテナに対向するように、前記装置本体に配置
したことを特徴とする。
【0011】本発明に係る無線通信システムでは、タグ
側アンテナを、そのコイル軸がカートリッジ着脱部に対
するカートリッジ部品の挿脱方向に対して略直交するよ
うにカートリッジ部品により支持することにより、タグ
側アンテナをカートリッジ部品の端面部を覆うように配
置する必要がなくなるので、カートリッジ部品の端面部
に何らの機構、部品等が配置されている場合でも、これ
らの機構、部品等に干渉しないように、無線通信タグを
カートリッジ部品に容易に取り付けることができる。
【0012】また本発明に係る無線通信システムでは、
本体側アンテナを、そのコイル軸が前記挿脱方向に略直
交し、かつ該コイル軸に直交するコイル軸直角方向に沿
ってタグ側アンテナに対向するように、装置本体に配置
したことより、本体側アンテナを装置本体におけるカー
トリッジ部品の端面部に対向する部分に配置する必要が
なくなるので、装置本体におけるカートリッジ部品の端
面部に対向する部分に何らの機構、部品等が配置されて
いる場合でも、これらの機構、部品等へ干渉しないよう
に、本体側アンテナを装置本体に容易に配置できる。
【0013】具体的には、例えば、装置本体内における
複数個のカートリッジ部品の間に生じる空間、カートリ
ッジ部品の上端部又は下端部と装置本体との間に生じる
空間等の従来、有効利用されることが少なかった空間
(デッドスペース)に本体側アンテナを配置でき、かつ
本体側アンテナをタグ側アンテナに十分に近接させつつ
タグ側アンテナに対向させることも容易になるので、装
置本体内の空間に本体側アンテナを効率的に配置でき、
かつ無線通信装置と無線通信タグとの間における電波に
よる情報通信も確実に行えるようになる。このとき、特
に、装置本体内における複数個のカートリッジ部品の間
に本体側アンテナを配置した場合には、1個の本体側ア
ンテナの表面部及び裏面部をそれぞれ異なるタグ側アン
テナに対向させることができるので、本体側アンテナを
小型のものにした場合でも、1個の本体側アンテナと2
個のタグ側アンテナとの間での電波送受信を確実に実行
できるようになる。
【0014】また本発明に係る画像形成装置は、画像形
成が行われる装置本体と、前記装置本体に設けられた複
数のカートリッジ着脱部と、前記カートリッジ着脱部に
それぞれ挿入され、着脱可能に装着される複数個のカー
トリッジ部品と、上記本発明に係る無線通信システムの
無線通信システムと、を有することを特徴とするもので
ある。
【0015】従って、本発明に係る画像形成装置によれ
ば、上記本発明に係る無線通信システムの無線通信シス
テムの説明から明らかなように、カートリッジ部品の端
面部に何らの機構、部品等が配置されている場合でも、
これらの機構、部品等に干渉しないように、無線通信タ
グをカートリッジ部品に容易に取り付けることができ、
さらに装置本体におけるカートリッジ部品の端面部に対
向する部分に何らの機構、部品等が配置されている場合
でも、これらの機構、部品等に干渉しないように、本体
側アンテナを装置本体に容易に配置できる。
【0016】この結果、例えば、画像形成装置の装置本
体内における複数個のカートリッジ部品の間に生じる空
間、カートリッジ部品の上端部又は下端部と装置本体と
の間に生じる空間等の従来、有効利用されることが少な
かった空間(デッドスペース)に本体側アンテナを配置
でき、かつ本体側アンテナをタグ側アンテナに十分に近
接させつつタグ側アンテナに対向させることも容易にな
るので、装置本体内の空間に本体側アンテナを効率的に
配置でき、かつ無線通信装置と無線通信タグとの間にお
ける電磁誘導による電力供給及び電波通信も確実に行え
るようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係るレ
ーザープリンター及び、このレーザープリンターにおけ
る無線通信システムについて図面を参照して説明する。
【0018】(レーザープリンターの構成)図1には、
本発明の実施形態に係る画像形成装置の一例としてレー
ザープリンターが示されている。このレーザープリンタ
ー10は、公知の電子写真プロセスにより、外部装置か
ら入力した画像情報に基づいて画像(トナー像)を形成
し、この画像を記録紙等に記録するものである。ここ
で、電子写真プロセスとは、電子写真感光体に対する帯
電、レーザー露光による静電潜像の形成、トナーによる
静電潜像の現像を経て電子者写真感光体上に形成された
トナー像を記録材に転写し、これを加熱定着することで
記録材に画像を記録する一連のプロセスを言い、この電
子写真プロセス及び電子写真プロセスに直接的に関係す
る電子写真感光体等の各種部品(プロセス部品)のう
ち、本発明の本質とは直接関係しないものについては、
詳細な説明を省略する。なお、本実施形態に係るレーザ
ープリンター10は、マゼンタ(M)、イエロー
(Y)、クロ(K)及びシアン(C)のトナーを用いて
カラー画像の形成が可能とされたものである。
【0019】レーザープリンター10には、装置の外殻
部として筐体12が設けられており、この筐体12内に
は、装置を構成する各種部品を支持するためのメインフ
レーム14が設けられている。メインフレーム14に
は、装置の幅方向(矢印W方向)に沿った一端部(図1
では左端部)にプロセスユニット16が配置されてい
る。このプロセスユニット16には、メインフレーム1
4により装置の奥行方向に沿ってスライド可能に支持さ
れたスライドフレーム18が設けられており、このスラ
イドフレーム18には、中間転写ベルト、転写器、クリ
ーニング器等の所定のプロセス部品(図示省略)が搭載
されている。これにより、メンテナンス時には、プロセ
スユニット16をメインフレーム14内から外部へ引き
出し、スライドフレーム18に搭載されたプロセス部品
の交換、点検作業等の簡略化が図れている。
【0020】メインフレーム14には、プロセスユニッ
ト16に隣接するように4個の感光体ドラム20,2
2,24,26が支持されると共に、これらの感光体ド
ラム20,22,24,26にそれぞれ接するように4
台の現像器21,23,25,27が配置されている。
これら4台の現像器21,23,25,27は、それぞ
れマゼンタ(M)、イエロー(Y)、クロ(K)及びシ
アン(C)のトナーに対応しており、感光体ドラム2
0,22,24,26の外周面(像担持面)に形成され
た静電潜像をKトナー、Mトナー、Yトナー及びCトナ
ーによりそれぞれトナー像として現像する。
【0021】4個の感光体ドラム20,22,24,2
6にそれぞれ形成されたトナー像は、プロセスユニット
16側に配置された中間転写ベルト上に転写、重畳され
てフルカラーのトナー像を形成する。このフルカラーの
トナー像は、中間転写ベルトから記録紙等の記録材へ転
写された後、加熱定着され記録材に記録される。またレ
ーザープリンター10では、Kトナーのみで形成された
モノクロのトナー像を記録材へ記録することも可能とさ
れている。トナー像が記録された記録材は、筐体12の
上面部に形成された排紙トレー部28上又は、筐体12
の側面部に側方へ延出するように取り付けられた排紙ト
レー30,32上へ排紙される。
【0022】レーザープリンター10には、幅方向に沿
ってメインフレーム14に隣接するようにカートリッジ
ホルダ34が設けられている。このカートリッジホルダ
34には、図2に示されるように、それぞれ略円柱状に
形成された4個のトナーカートリッジ36,38,4
0,42が着脱可能に装着されている。これらのトナー
カートリッジ36,38,40,42内には、それぞれ
内部に異なる色のトナー(マゼンタ(M)トナー、イエ
ロー(Y)トナー、クロ(K)トナー及びシアン(C)
トナー)が充填されている。
【0023】図1に示されるように、筐体12には、片
側(図1の紙面手前側)の側面部にプロセスユニット1
6及びカートリッジホルダ34に対向してメンテナンス
用の開閉扉13が開閉可能に設けられている。これによ
り、ユーザ等は、開閉扉13を開放させ、プロセスユニ
ット16及びカートリッジホルダ34を外部に露出させ
ることで、プロセスユニット16をメインフレーム14
内から外側へ引き出し、またカートリッジホルダ34に
対してトナーカートリッジ36,38,40,42をそ
れぞれ着脱することが可能になる。
【0024】カートリッジホルダ34に装着されたトナ
ーカートリッジ36,38,40,42はトナーを一時
的に収容するための容器として構成されている。すなわ
ち、レーザープリンター10では、現像器21,23,
25,27の作動時に、トナーカートリッジ36,3
8,40,42内からトナーを排出させ、このトナーを
現像器21,23,25,27に供給し、またトナーカ
ートリッジ36,38,40,42内に充填されたトナ
ーが全て排出されると、そのトナーカートリッジ36,
38,40,42が新しいものに交換される。このと
き、トナーがトナーカートリッジ36,38,40,4
2内に密封されていることから、レーザープリンター1
0に対するトナー補給を簡単な作業で行え、またトナー
補給時におけるトナー飛散による装置内外の汚染も効果
的に防止できる。
【0025】図2に示されるように、トナーカートリッ
ジ36,38,40,42は、樹脂材料により薄肉円筒
状に成形された筒体44を備えている。この筒体44に
は、軸方向に沿った一端面(後端面)に内部に連通する
開閉口(図示省略)が設けられている。筒体44は、そ
の後端部に円筒状の閉塞栓46が圧入、接着等により取
り付けられ、この閉塞栓46により前記開閉口が閉塞さ
れている。閉塞栓46は、筒体44と略同一の外径を有
する薄肉円筒状に形成されており、その内周側が円板状
の底板部45により塞がれている。また閉塞栓46内に
は、底板部47の外側にプレート状の把手部48が一体
的に成形されている。
【0026】図3に示されるように、筒体44の先端部
には、その周壁部の内周側に断面が略矩形状とされた内
周筒部50が一体的に設けられており、この内周筒部5
0の底板部には、円板状の従動連結板52が筒体44の
軸心Sを中心として回転可能に設置されている。従動連
結板52の表面側には、周方向に沿って複数の噛合爪5
3が一体的に形成されている。一方、筒体44内には、
ねじ軸状に形成されたトナー搬送用のスクリューフィー
ダ(図示省略)が同軸的に配置されており、このスクリ
ューフィーダは従動連結板52に連結され、この従動連
結板52と一体となって回転する。
【0027】筒体44の周壁部には、その先端側にトナ
ー供給口54及びトナー充填口55がそれぞれ形成され
ており、トナー供給口54の外周側には、周方向に沿っ
てスライド可能とされたシャッター部材56(図4参
照)が配置されている。シャッター部材56は、トナー
供給口54を閉塞する閉塞位置とトナー供給口54を開
放する開放位置との間でスライド可能とされており、コ
イルスプリング等の付勢部材(図示省略)により常に閉
塞位置に付勢されている。これにより、シャッター部材
56は、トナーカートリッジ36,38,40,42が
カートリッジホルダ34に装着されていない状態では、
閉塞位置に保持される。また筒体44の周壁部にはトナ
ー充填口55の外周側にキャップ部材58が固着されて
トナー充填口55が閉塞されている。
【0028】図4に示されるように、筒体44の後端部
には、その周壁部の内周面と内周筒部50の外周面との
間に形成される空間内に周壁部と内周筒部50とを連結
するように4枚の仕切板60,61,62,63がリブ
状に形成されている。これらの仕切板60,61,6
2,63は、筒体44における周壁部と内周筒部50と
の間に形成される環状の空間を周方向に沿って小空間に
区画している。これらの小空間は、筒体44の先端面で
開口すると共に、図6に示されるように、後端側が筒体
44の底板部45により閉塞されている。
【0029】ここで、筒体44内における仕切板60と
仕切板61との間の小空間及び仕切板61と仕切板62
との間にの小空間は、それぞれ後述する1個の無線通信
タグ72(図4参照)を収納するための収納室64,6
6として構成されている。また仕切板60と仕切板63
との間の小空間も、1個の無線通信タグ72を収納する
収納室68として構成されているが、この収納室68
は、図5に示されるように、内周筒部50のエッジ部5
0A付近を境として機能的には収納部68Aと収納部6
8Bとに分割されており、収納室68では、2個の収納
部68A,68Bの何れかに選択的に無線通信タグ72
が収納可能とされている。従って、1個の無線通信タグ
72は、収納室64、収納室66及び収納室68におけ
る2個の収納部68A,68Bの何れかに選択的に収納
され、この選択された収納室64,66及び収納部68
A,68Bに応じて取付位置が周方向に沿って変化す
る。
【0030】図4に示されるように、無線通信タグ72
は、軸方向から見た投影形状が収納室64,66に対応
する略扇状とされており、収納室64、収納室66、収
納室68における収納部68A,68Bの何れかに嵌挿
されることで、その収納室64,66及び収納部68
A,68Bの何れかの内部に収納、保持される。無線通
信タグ72には、外周面における挿入側の端部に外周側
に突出する一対の掛止爪74が形成され、さらに入口側
の端面部に軸心S側へ突出する係合突起76が形成され
ている。一方、筒体44の周壁部には、無線通信タグ7
2における掛止爪74に対応する掛止穴78が収納室6
4,66及び収納部68A,68B毎に形成されてお
り、内周筒部50の後端面には、無線通信タグ72にお
ける係合突起76に対応する係合凹部80が収納室6
4,66及び収納部68A,68B毎に形成されてい
る。
【0031】従って、無線通信タグ72は、収納室6
4,66及び収納部68A,68Bの何れかに嵌挿され
ると、その外周面を筒体44の内周面に密着させた状態
となって、一対の掛止爪74をそれぞれ一対の掛止穴7
8に挿入すると共に、係合突起76を係合凹部80に係
合させる。これにより、軸方向に沿った移動が確実に拘
束され、かつ係合突起76を係合凹部80に係合するこ
とで周方向に沿ったガタツキの発生が確実に防止され
る。このとき、掛止穴78に挿入された掛止爪74は、
無線通信タグ72自体を内周側に弾性変形させなければ
掛止穴78から抜けない。このため、収納室64,66
及び収納部68A,68Bの何れかに嵌挿された無線通
信タグ72は、専用の治具等を用いなければ、筒体44
から容易に取り外せないようになっている。
【0032】図4に示されるように、無線通信タグ72
内には、銅線等の導電性線材がコイル状に巻き巻かれて
構成されたタグ側アンテナ82が設けられている。タグ
側アンテナ82は、その導電性線材の巻中心であるコイ
ル軸TCが無線通信タグ72の厚さ方向と平行となるよ
うに設けられ、また軸直角方向に沿ったコイル面の形状
が無線通信タグ72の外周面に沿って湾曲している。具
体的には、無線通信タグ72には、図5及び図6に示さ
れるように、互いに平行となるように湾曲した外壁部8
4と内壁部86とが設けられ、これらの外壁部84と内
壁部86との間を巻芯部88が連結している。この巻芯
部88の外周側に導電性線材が巻かれることにより、軸
方向に沿って扁平なタグ側アンテナ82が無線通信タグ
72の外周面に沿って湾曲するように構成されている。
【0033】また無線通信タグ72には、タグ側アンテ
ナ82の内周側には外部から密閉された隔室部90が設
けられている。隔室部90内には回路基板92が納めら
れており、この回路基板92上には無線通信タグ72の
制御回路が1チップとして集積されたICチップ94が
実装されている。ICチップ94は、回路基板92等を
介してタグ側アンテナ82に電気的に接続されている。
【0034】図2に示されるように、装置本体側に設け
られたカートリッジホルダ34には、装置の高さ方向
(矢印H方向)に沿って上段部に2個の着脱部96,9
8が、中段部及び下段部にそれぞれ1個ずつ着脱部10
0,102が設けられており、これらの着脱部96,9
8,100,102には、それぞれ1個のトナーカート
リッジ36,38,40,42が着脱可能に装着され
る。ここで、カートリッジホルダ34に装着された4個
のトナーカートリッジ36,38,40,42は、その
軸方向外側から見て逆L字状の配列となっており、これ
により、4個のトナーカートリッジ36,38,40,
42が高さ方向に沿って直線状に配列された場合と比較
し、装置の高さ方向への寸法増加が抑制されている。
【0035】図2に示されるように、カートリッジホル
ダ34には、装置奥側の端部に4個のトナーカートリッ
ジ36,38,40,42のそれぞれ装着位置に対応す
るように4個(図2では上段部の2個のみが示されてい
る。)の駆動プレート108が設けられている。これら
の駆動プレート108は、それぞれ外形形状が肉厚板状
とされており、その厚さ方向が装置の奥行方向と一致す
るように支持されている。駆動プレート108には、ト
ナーカートリッジ36,38,40,42の先端面に対
向する表面部にトナーカートリッジ36,38,40,
42の従動連結板52(図4参照)に対応する駆動連結
板(図示省略)が回転可能に配置されている。この駆動
連結板は、基本的には従動連結板52と対称的な形状と
されており、従動連結板52と噛合可能とされている。
また駆動プレート108内には、それぞれ駆動モータ
(図示省略)が内蔵されており、この駆動モータは現像
器21,23,25,27の作動時に回転して駆動連結
板を回転させる。
【0036】図2に示されるように、カートリッジホル
ダ34には、装置手前側の端部に4個のトナーカートリ
ッジ36,38,40,42を囲うように逆L字状に延
在する支持プレート104が設けられており、この支持
プレート104には、4個のトナーカートリッジ36,
38,40,42のそれぞれ装着位置に対応するように
4個の支持ブラケット106が連結固定されている。カ
ートリッジホルダ34に装着された4個のトナーカート
リッジ36,38,40,42は、カートリッジホルダ
34に装着された状態では、駆動プレート108と支持
ブラケット106との間に掛け渡され、これらの駆動プ
レート108及び支持ブラケット106により先端部及
び後端部が支持される。また支持ブラケット106に
は、トナーカートリッジ36,38,40,42のシャ
ッター部材56に係合可能とされたシャッター係合部
(図示省略)が設けられている。
【0037】図2に示されるように、カートリッジホル
ダ34の各着脱部96,98,100,102には、駆
動プレート108と支持ブラケット106との間に2個
のガイド部材110,112が奥行方向に延在するよう
に設けられており、トナーカートリッジ36,38,4
0,42は、カートリッジホルダ34に対する挿脱時に
は、ガイド部材110,112により奥行方向に沿って
直線的に移動するように案内される。
【0038】レーザープリンター10において、トナー
カートリッジ36,38,40,42をカートリッジホ
ルダ34における対応する着脱部96,98,100,
102に装着する際には、先ず、トナーカートリッジ3
6,38,40,42を奥行方向に沿って装置奥側へ挿
入し、トナーカートリッジ36,38,40,42の先
端部を駆動プレート108に突き当てる。これにより、
トナーカートリッジ36,38,40,42の先端部が
駆動プレート108に連結されて支持され、また支持ブ
ラケット106のシャッター係合部がトナーカートリッ
ジ36,38,40,42のシャッター部材56に係合
する。
【0039】次いで、把手部48を用いてトナーカート
リッジ36,38,40,42を時計方向へ所定角度だ
け回転させることで、トナーカートリッジ36,38,
40,42が着脱部96,98,100,102に装着
完了する。このとき、駆動プレート108に配置された
駆動連結板がトナーカートリッジ36,38,40,4
2の従動連結板52に噛み合い、駆動プレート108に
内蔵された駆動モータが、駆動連結板及び従動連結板5
2を介してトナーカートリッジ36,38,40,42
内のスクリューフィーダへトルク伝達可能に連結され
る。またトナーカートリッジ36,38,40,42の
着脱部96,98,100,102での回転に連動し、
支持ブラケット106のシャッター係合部によりトナー
カートリッジ36,38,40,42のシャッター部材
56が閉塞位置から開放位置ヘスライドし、トナー供給
口54が開放される。
【0040】図2に示されるように、レーザープリンタ
ー10には、カートリッジホルダ34における各着脱部
96,98,100,102と現像器21,23,2
5,27との間にトナー給送管114が設けられてい
る。このトナー給送管114の一端部は支持ブラケット
106に接続されており、トナーカートリッジ36,3
8,40,42が着脱部96,98,100,102に
装着されると、支持ブラケット106を介してトナーカ
ートリッジ36,38,40,42のトナー供給口54
に接続される。またトナー給送管114内には、トナー
搬送用のスクリューフィーダ(図示省略)が配置されて
おり、このスクリューフィーダには、トルク伝達軸11
6等を介して駆動プレート108内の駆動モータからの
トルクが伝達される。
【0041】レーザープリンター10では、現像器2
1,23,25,27の作動時に、作動している現像器
21,23,25,27に対応する駆動プレート108
に内蔵された駆動モータを回転させる。これにより、ト
ナーカートリッジ36,38,40,42は、スクリュ
ーフィーダの作用によりトナー供給口54からトナーが
所定速度で排出され、このトナーがトナー給送管114
を通して作動状態にある現像器21,23,25,27
に供給される。このとき、現像器21,23,25,2
7に供給されるトナー量は、現像のために消費されるト
ナーの量と略等しくなるように設定されている。
【0042】図3に示されるように、カートリッジホル
ダ34には、着脱部96,98間における装置奥側及び
着脱部100,102間における装置奥側にそれぞれプ
レート状のアンテナユニット118,120が設置され
ている。これら2個のアンテナユニット118,120
には、それぞれ樹脂により薄肉プレート状に成形された
ケーシング部122が設けられると共に、このケーシン
グ部122内に銅線等の導電性線材が巻き回されたコイ
ル状の本体側アンテナ124が配置されている。アンテ
ナユニット118,120は、そのコイル軸BCがケー
シング部122の厚さ方向と平行となり、かつ軸直角方
向に沿った表裏面(コイル面)がケーシング部122の
面方向と平行になっている。ここで、カートリッジホル
ダ34における上段部に配置されたアンテナユニット1
18は、その面方向が装置の幅方向(矢印W方向)と直
交するように支持され、中段部と下段部との間に配置さ
れたアンテナユニット120は、その面方向が装置の高
さ方向(矢印H方向)と直交するように支持されてい
る。
【0043】図3に示されるように、カートリッジホル
ダ34にトナーカートリッジ36,38,40,42が
装着された状態では、上側のアンテナユニット118
は、装置の幅方向に沿ってトナーカートリッジ36,3
8間に形成される隙間に挿入されるように支持され、ま
た下側のアンテナユニット120は、装置の高さ方向に
沿ってトナーカートリッジ40,42間に形成される隙
間に挿入されるように支持される。
【0044】一方、カートリッジホルダ34における着
脱部96に装着されたトナーカートリッジ36には、収
納室68における収納部68A内に無線通信タグ72が
嵌挿され、着脱部98に装着されたトナーカートリッジ
38には収納室64に無線通信タグ72が嵌挿されてい
る。これにより、トナーカートリッジ36におけるタグ
側アンテナ82は、そのコイル面を本体側アンテナ12
4の厚さ方向に沿った一方のコイル面に十分に近接させ
つつ正対させ、またトナーカートリッジ38におけるタ
グ側アンテナ82は、そのコイル面を本体側アンテナ1
24の厚さ方向に沿った他方のコイル面に十分に近接さ
せつつ対向させる。
【0045】また、カートリッジホルダ34における着
脱部100に装着されたトナーカートリッジ40には、
収納室66内に無線通信タグ72が嵌挿され、着脱部1
02に装着されたトナーカートリッジ42には収納室6
8における収納部68B内に無線通信タグ72が嵌挿さ
れている。これにより、トナーカートリッジ40におけ
るタグ側アンテナ82は、そのコイル面を本体側アンテ
ナ124の上面側のコイル面に十分に近接させつつ正対
させ、またトナーカートリッジ42におけるタグ側アン
テナ82は、そのコイル面を本体側アンテナ124の下
面側のコイル面に十分に近接させつつ正対させる。
【0046】ここで、タグ側アンテナ82と本体側アン
テナ124との電波送受信は、通常、アンテナ間の距離
が短いほど効率が良くなり、またタグ側アンテナ82と
本体側アンテナ124とが同軸的な位置関係に近づくほ
ど効率が良くなる。レーザープリンター10では、トナ
ーカートリッジ38,40,42に取り付けられたタグ
側アンテナ82については、本体側アンテナ124と同
軸的に支持されており、アンテナ間の距離が一定の条件
下では、略最高効率で本体側アンテナ124との電波送
受信が可能になっている。またトナーカートリッジ36
に取り付けられたタグ側アンテナ82については、本体
側アンテナ124に一定角度(約20°)傾いて支持さ
れているが、本体側アンテナ124との距離が十分に小
さいことから、十分に高い効率で電波送受信が可能にな
っている。これを換言すれば、無線通信タグ72と本体
側の無線通信装置130(図7参照)との間で使用され
る電波出力を十分に小さくすれば、良好な無線通信状態
を維持しつつ、本体側アンテナ124と通信関係が設定
されていない無線通信タグ72との混信が確実に防止可
能になる。
【0047】(無線通信システムの構成及び動作)次
に、上記のように構成された本実施形態に係るレーザー
プリンターにおける無線通信システムの構成及び動作に
ついて説明する。
【0048】図7には、本発明の実施形態に係る無線通
信システムの構成がブロック図として示されている。こ
の無線通信システム128は、4個のトナーカートリッ
ジ36,38,40,42にそれぞれ取り付けられた無
線通信タグ72及び装置本体側に配置された無線通信装
置130により構成されている。無線通信装置130
は、カートリッジホルダ34に配置された2個のアンテ
ナユニット118,120及び、これらのアンテナユニ
ット118,120にそれぞれ内蔵された本体側アンテ
ナ124に接続された本体部132を備えている。
【0049】前述したように、各トナーカートリッジ3
6,38,40,42に取り付けられる無線通信タグ7
2は、コイル上のタグ側アンテナ82及び回路基板92
上に実装されたICチップ94を備えている。ICチッ
プ94には、図7に示されるように、CPU134、送
受信回路136、電源回路138、ROM140及びE
EPROM142が集積された単一素子として構成され
ている。CPU134は、ROM140に格納された制
御プログラムに従って無線通信タグ72全体を制御す
る。またROM140には、制御プログラムに加えて、
トナーカートリッジ36,38,40,42の種類に応
じた固有の情報としてマルチID、パスワード及びシス
テムIDが格納されている。ここで、マルチIDとは、
基本的にトナーカートリッジ36,38,40,42に
種類に対応して予め決められたデータであり、またパス
ワード及びシステムIDは、それぞれ無線通信装置13
0との情報交換を許可された無線通信タグ72であるこ
とを確認するためのデータである。
【0050】一方、EEPROM142は、記憶情報を
維持するための電力が不要とされた不揮発性の情報記憶
素子であり、CPU134により任意の情報を書き込む
と共に、書き込まれた情報から任意のものを読み出すこ
とが可能とされている。具体的には、EEPROM14
2には、例えば、CPU134により下記のような情報
が書き込まれ、必要に応じて書き込まれた情報の内容が
更新される。
【0051】 感光体ドラム20,22,24,26
に対する露光量、帯電量、現像バイアス等のプロセス情
報 トナーカートリッジ36,38,40,42につい
てのロット番号、製造日、種類、保存期間、認識番号、
リサイクル回数、リサイクル回数の上限値、カートリッ
ジの構成部品の交換時期 トナーについてのロット番号、製造日、充填量、種
類、保存期間、リサイクル回数、リサイクル回数の上限
値 無線通信タグ72における送受信回路136は、情報送
信時には、CPU134から送られてきたパラレルの情
報信号をシリアルの情報信号に変換した後、この情報信
号により変調された電気信号をタグ側アンテナ82へ出
力する。これにより、タグ側アンテナ82からは、CP
U134からの情報信号に対応する電波信号が出力(放
射)される。また送受信回路136は、情報受信時に
は、タグ側アンテナ82により受信した電波信号により
得られた電気信号をシリアルの情報信号に復調した後、
この情報信号をパラレルの情報信号に変換してCPU1
34に出力する。
【0052】無線通信タグ72における電源回路138
は、無線通信装置130との送受信時に、タグ側アンテ
ナ82に電磁誘導により生じた所定周波数の交流電流を
情報信号から分離し、この交流電流を直流電流に変換し
た後、CPU134及び送受信回路136に供給する。
これにより、CPU134及び送受信回路136には、
無線通信装置130との送受信時に必要な電力が供給さ
れ、無線通信タグ72には電池、バッテリ等の電源が不
要とされている。
【0053】図7に示されるように、無線通信装置13
0の本体部には、CPU144、送受信回路146、電
源回路148、ROM150、RAM152及びインタ
ーフェイス回路154が設けられている。ここで、送受
信回路146は、アンテナに対して2個の入出力端子1
46A,146Bを備えており、一方の入出力端子14
6Aにはアンテナユニット118の本体側アンテナ12
4が接続され、他方の入出力端子146Bにはアンテナ
ユニット120の本体側アンテナ124が接続されてい
る。送受信回路146は、無線通信タグ72との情報送
受信時に、情報の入出力先に応じて入出力端子146
A,146Bの一方のみをオン状態とし、他方をオフ状
態とする。
【0054】CPU144は、ROM150に格納され
た制御プログラムに従って無線通信装置130全体を制
御する。またROM150には、制御プログラムに加え
て、全てのトナーカートリッジ36,38,40,42
についてのマルチID、パスワード及びシステムIDが
格納されている。CPU144は、無線通信タグ72か
ら入力したマルチID及びパスワードをROM150に
格納されたマルチID及びパスワードと比較すること
で、電波通信中の無線通信タグ72が取り付けられてい
るトナーカートリッジ36,38,40,42の種類を
識別すると共に、無線通信装置130との情報交換を許
可された無線通信タグ72であることを確認する。
【0055】CPU144は、インターフェイス回路1
54を通してレーザープリンター10の中央制御部(図
示省略)から送られてきた各トナーカートリッジ36,
38,40,42毎の感光体ドラム20,22,24,
26に対する露光量、帯電量、現像バイアス等のプロセ
ス情報、このプロセス情報に基づいて演算されるトナー
消費量等の書き込み情報をRAM152に一時記憶させ
た後、所定のタイミングでRAM152から送信情報を
読み出し、無線通信タグ72へ送信する。これにより、
無線通信タグ72のCPU134は、無線通信装置13
0から受信した書き込み情報をEEPROM142に書
き込み、トナーの充填量から消費量を減算したトナー残
量をEEPROM142に記録する。
【0056】本体部における送受信回路146は、情報
送信時には、CPU144から送られてきたパラレルの
情報信号をシリアルの情報信号に変換した後、この情報
信号により変調された電気信号を2個の本体側アンテナ
124の何れかに出力する。これにより、本体側アンテ
ナ124からは、CPU144からの情報信号に対応す
る電波信号が出力(輻射)される。また送受信回路14
6は、情報受信時には、本体側アンテナ124により受
信した電波により得られた電気信号をシリアルの情報信
号に復調した後、この情報信号をパラレルの情報信号に
変換してCPU144に出力する。
【0057】本体部における電源回路148は、無線通
信タグ72との交信中に所定周波数の交流電流を本体側
アンテナ124に供給する。これにより、この本体側ア
ンテナ124に対向するタグ側アンテナ82には電磁誘
導が生じ、前述したように、無線通信タグ72に電力が
供給される。ここで、電源回路148により本体側アン
テナ124に供給される交流電流の周波数は、送受信回
路136,146により情報伝送用に用いられる電気信
号の周波数と送信時は同じ帯域が選択され、受信時は異
なる帯域(例えば、高周波域)が選択されている。
【0058】また本体部のCPU144は、トナーカー
トリッジ36,38,40,42内から全てのトナーが
排出されたことを判断した時点で、そのトナーカートリ
ッジ36,38,40,42に取り付けられた無線通信
タグ72にカウントアップ信号を送信する。このカウン
トアップ信号を受けた無線通信タグ72のCPU134
は、EEPROM142に書き込まれているトナーカー
トリッジ36,38,40,42についてのリサイクル
回数及びトナーについてのリサイクル回数に“1”を加
算する。
【0059】図8には、本実施形態に係る無線通信シス
テム128における通信開始処理の一連の動作が示され
ている。レーザープリンター10では、電源投入、トナ
ーカートリッジ36,38,40,42の交換、ジャム
等の異常発生後のリセット処理等が行われた場合に、無
線通信装置130のCPU144により図8に示される
無線通信システム128の通信開始処理を行う。
【0060】なお、無線通信システム128において、
無線通信装置130との通信が行われる通信先は、正確
には各トナーカートリッジ36,38,40,42に取
り付けられ無線通信タグ72であるが、以下の図8のフ
ローチャートに係る記載では、無線通信先を正確に区別
する必要ない場合は、説明を簡略化するため無線通信装
置130の通信先を単に「トナーカートリッジ36,3
8,40,42」と記載する。
【0061】通信開始処理では、ステップ300にて、
無線通信装置130側のマルチID(M)とトナーカー
トリッジ36側のマルチID(M)とが一致しているか
否を判断する。ステップ300で、無線通信装置130
側のマルチID(M)とトナーカートリッジ36側のマ
ルチID(M)とが一致した場合、カートリッジホルダ
34の着脱部96に適正なトナーカートリッジ36が装
着されていると判断し、ルーチンをステップ304へ移
行し、無線通信装置130がトナーカートリッジ36と
の通信を開始する。また無線通信装置130側のマルチ
ID(M)とトナーカートリッジ36側のマルチID
(M)が一致しない場合には、ルーチンをステップ30
2へ移行し、カートリッジホルダ34の着脱部96にト
ナーカートリッジが装着されていないか、又は着脱部9
6に装着されているトナーカートリッジが不適正なもの
であると判断し、所定のエラー処理を実行する。
【0062】ステップ304〜306で、無線通信装置
130とトナーカートリッジ36との間で、パスワード
照合及びシステムID照合を順に行う。このとき、トナ
ーカートリッジ36側のパスワード及びシステムIDの
何れかが適正でないと判断された場合には、着脱部96
に装着されているトナーカートリッジが不適正なもので
あると判断し、ルーチンをステップ308へ移行し、所
定のエラー処理を実行する。またトナーカートリッジ3
6側のパスワード及びシステムIDの双方が適正である
と判断された場合には、ルーチンを310へ移行し、無
線通信装置130のCPU144は、トナーカートリッ
ジ36における無線通信タグ72を制御し、EEPRO
M142から感光体ドラム20,22,24,26に対
する露光量、帯電量、現像バイアス等のプロセス情報及
びトナーについての充填量、種類及び保存期間等のトナ
ー情報を読み取る。
【0063】ステップ312では、無線通信装置130
におけるCPU144は、トナーカートリッジ36にお
けるCPU134との間で、EEPROM142から読
み取った情報がEEPROM142に書き込まれている
から情報と一致しているか否かを判断するリードチェッ
クを実行し、双方の情報が一致している場合には、ルー
チンをステップ314へ移行し、また双方の情報が一致
していない場合には、ルーチンをステップ310にリタ
ーンし、EEPROM142から読み取った情報がEE
PROM142に書き込まれた情報と一致するまで、E
EPROM142に対する情報の読み取り処理を繰り返
す。
【0064】ステップ314では、無線通信装置130
のCPU144は、レーザープリンター10固有の識別
番号、ユーザ固有の識別番号、トナーカートリッジ36
の使用開始時間等の初期情報をトナーカートリッジ36
における無線通信タグ72へ送信し、この初期情報を無
線通信タグ72のEEPROM142に書き込む。ステ
ップ316では、無線通信装置130におけるCPU1
44は、トナーカートリッジ36におけるCPU134
との間で、送信した初期情報がEEPROM142に誤
り無く書き込まれた否かを判断するリードチェックを実
行し、双方の情報が一致している場合には、トナーカー
トリッジ36との通信開始処理を終了させる。また双方
の初期情報が一致していない場合には、ルーチンをステ
ップ314にリターンし、無線通信タグ72に送信した
初期情報がEEPROM142に書き込まれた情報と、
EEPROM142に対する情報の書き込み処理を繰り
返す。
【0065】無線通信システム128では、上記したM
トナーを収容したトナーカートリッジ36についての通
信開始処理が完了したならば、他のY、K及びCのトナ
ーを収容したトナーカートリッジ38,40,42との
間でも、図8に示される一連の通信開始処理と基本的に
同一の処理を順に実行する。レーザープリンター10の
中央制御は、無線通信装置130と全てのトナーカート
リッジ36,38,40,42との間の通信開始処理が
終了した後、画像形成動作が開始可能となるようにイン
ターロックを解除する。
【0066】また中央制御部は、画像形成を1回行う毎
に、又は画像形成を所定回数行う毎に、無線通信装置1
30におけるインターフェイス回路154を通して各ト
ナーカートリッジ36,38,40,42に対応するプ
ロセス情報、トナー消費量等に関する情報をCPU14
4に出力する。CPU144は、中央制御部からの情報
を対応するトナーカートリッジ36,38,40,42
の無線通信タグ72に送信すると共に、その無線通信タ
グ72のEEPROM142に中央制御部からの情報を
書き込む。
【0067】(実施形態の作用)次に、上記のように構
成された本実施形態に係るレーザープリンター10によ
る作用について説明する。
【0068】本実施形態に係るレーザープリンター10
の無線通信システム128では、トナーカートリッジ3
6,38,40,42にそれぞれ配置されたタグ側アン
テナ82を、そのコイル軸TCが着脱部96,98,1
00,102に対する挿脱方向に対して略直交するよう
にトナーカートリッジ36,38,40,42により支
持することにより、タグ側アンテナ82をトナーカート
リッジ36,38,40,42の端面部を覆うように配
置する必要がなくなるので、トナーカートリッジ36,
38,40,42の端面部に閉塞栓46、従動連結板5
2等が配置されている場合でも、これらの部品等に干渉
しないように、無線通信タグ72をトナーカートリッジ
36,38,40,42に容易に取り付けることができ
る。
【0069】また無線通信システム128では、本体側
アンテナ124を、そのコイル軸BCがトナーカートリ
ッジ36,38,40,42の着脱部96,98,10
0,102に対する挿脱方向に略直交し、かつ該コイル
軸BCに直交するコイル軸直角方向に沿ったコイル面が
てタグ側アンテナ82のコイル面に対向するように、カ
ートリッジホルダ34に配置したことより、本体側アン
テナ124を装置本体におけるトナーカートリッジ3
6,38,40,42の端面部に対向する部分に配置す
る必要がなくなるので、装置本体におけるトナーカート
リッジ36,38,40,42の端面部に対向する部分
に駆動連結板等の部品が配置されている場合でも、これ
らの部品へ干渉しないように、本体側アンテナ124を
装置本体に容易に配置できる。
【0070】具体的には、無線通信システム128で
は、2個の本体側アンテナ124が2個のトナーカート
リッジ36,38間に生じる隙間及び、2個のトナーカ
ートリッジ40,42間に生じる隙間にそれぞれ配置さ
れているので、従来、レーザープリンターでは有効利用
されることが少なかった空間(デッドスペース)に本体
側アンテナ124を配置でき、かつ本体側アンテナ12
4をタグ側アンテナ82に十分に近接させつつ、タグ側
アンテナ82に対向させることも容易になるので、装置
本体内の狭い空間に本体側アンテナ124を効率的に配
置でき、かつ無線通信装置130と各トナーカートリッ
ジ36,38,40,42に取り付けられた無線通信タ
グ72との間における電磁誘導による電力供給及び電波
通信も確実に行えるようになる。
【0071】また無線通信システム128では、1個の
本体側アンテナ124の表面部及び裏面部をそれぞれ異
なるタグ側アンテナ82に対向していることから、本体
側アンテナ124を小型のもの、具体的には、タグ側ア
ンテナ82と略同一サイズにした場合でも、1個の本体
側アンテナ124と2個のタグ側アンテナ82との間で
の電磁誘導及び電波送受信を確実に実行できるようにな
る。
【0072】(実施形態の変形例)図9及び図10に
は、本実施形態に係るレーザープリンターにおける無線
通信システムの第1及び第2の変形例がそれぞれ示され
ている。
【0073】図9に示される無線通信システム160が
適用されるレーザープリンターでは、カートリッジホル
ダ162に対してMトナー、Yトナー、Kトナー及びC
トナーをそれぞれ収容する4個のトナーカートリッジ3
6,38,40,42がそれぞれ着脱可能に装着される
と共に、通常、最も消費量が多いKトナーを収容した1
個のトナーカートリッジ172が着脱可能に装着され
る。ここで、トナーカートリッジ172とトナーカート
リッジ40との間では、相互に互換性を確保する必要が
あることから、これらのトナーカートリッジ40,17
2に取り付けられる無線通信タグ72のEEPROM1
42にはマルチIDとして同一データが書き込まれてい
る。
【0074】図9に示されるように、カートリッジホル
ダ162には、5個のトナーカートリッジ36,38,
40,42,172が装置の幅方向に沿って直線的に配
列されるように装着されている。これらのトナーカート
リッジ36,38,40,42,172の下端部には、
それぞれ無線通信タグ72が同一方向(下方)を向くよ
うに取り付けられている。一方、カートリッジホルダ1
62には、それぞれ薄肉プレート状に形成されたアンテ
ナユニット164,166が配置されている。ここで、
アンテナユニット164内には、銅線等の導電性線材が
コイル状に巻かれて構成された大型の本体側アンテナ1
68が設けられており、またアンテナユニット166内
には、銅線等の導電性線材がコイル状に巻かれて構成さ
れた小型の本体側アンテナ170が設けられている。こ
れらの本体側アンテナ168,170のコイル軸BCに
直交するコイル面は、それぞれアンテナユニット16
4,166の面方向と平行になっている。
【0075】アンテナユニット164の本体側アンテナ
168は、そのコイル面が4個のトナーカートリッジ3
6,38,40,42における全てのタグ側アンテナ8
2のコイル面に正対するように支持され、またアンテナ
ユニット166の本体側アンテナ170は、そのコイル
面がトナーカートリッジ172におけるタグ側アンテナ
82のコイル面のみに正対するように支持されている。
ここで、本体側アンテナ168からトナーカートリッジ
36,38,40,42までの距離と、本体側アンテナ
170からトナーカートリッジ172までの距離とは互
いに等しくなっており、この距離に対し、本体側アンテ
ナ168からトナーカートリッジ172までの距離及び
本体側アンテナ170からトナーカートリッジ36,3
8,40,42までの距離は十分に長くなっている。ま
た無線通信装置176と無線通信タグ72との電波出力
は、本体側アンテナ168とトナーカートリッジ172
との間、及び本体側アンテナ170とトナーカートリッ
ジ36,38,40,42との間では交信できないよう
に設定されている。
【0076】図9に示される無線通信システム160で
は、2個のアンテナユニット164,166における本
体側アンテナ168,170が本体部174に接続され
て装置本体側の無線通信装置176が構成されている。
この本体部174は、基本的に図7に示される本体部1
32と同一構造とされているので、詳細な説明を省略す
る。無線通信装置176は、トナーカートリッジ36,
38,40,42の何れかと交信を行う場合には、本体
側アンテナ168を用いてトナーカートリッジ36,3
8,40,42におけるタグ側アンテナ82との間で電
波の送受信を行い、またトナーカートリッジ172と交
信を行う場合には、小型の本体側アンテナ170を用い
てトナーカートリッジ172におけるタグ側アンテナ8
2との間で電波の送受信を行う。
【0077】これにより、Kトナーをそれぞれ収容する
トナーカートリッジ40,172が同一のマルチIDを
有している場合でも、本体側アンテナ168によりトナ
ーカートリッジ36,38,40,42の無線通信タグ
72と交信しようとした場合に、トナーカートリッジ1
72の無線通信タグ72との間で混信が生じることを防
止でき、これとは逆に、本体側アンテナ170によりト
ナーカートリッジ172の無線通信タグ72と交信しよ
うとした場合に、トナーカートリッジ40の無線通信タ
グ72との間で混信が生じることを防止できる。
【0078】図10に示される無線通信システム180
が適用されるレーザープリンターでは、カートリッジホ
ルダ182に対してMトナー、Yトナー、Kトナー及び
Cトナーをそれぞれ収容する4個のトナーカートリッジ
36,38,40,42がそれぞれ着脱可能に装着さ
れ、これらのトナーカートリッジ36,38,40,4
2は、装置の幅方向に沿って直線的に配列されるように
支持されている。これらのトナーカートリッジ36,3
8,40,42の下端部には、それぞれ無線通信タグ7
2が同一方向(下方)を向くように取り付けられてい
る。
【0079】一方、カートリッジホルダ182には、装
置の幅方向に沿って直線的に延在するガイド基台184
がトナーカートリッジ36,38,40,42の下端部
に正対するように設けられている。このガイド基台18
4上には、薄肉プレート状のアンテナユニット186が
幅方向に沿ってスライド可能に設置されている。具体的
には、アンテナユニット186は、図10の実線で示さ
れるようなトナーカートリッジ36に正対する位置から
2点鎖線で示されるようなトナーカートリッジ42に正
対する位置までの範囲で移動可能とされている。
【0080】アンテナユニット186内には、銅線等の
導電性線材がコイル状に巻かれて構成された本体側アン
テナ188が設けられている。この本体側アンテナ18
8のコイル軸BCに直交するコイル面は、それぞれアン
テナユニット186の面方向と平行になっている。また
本体側アンテナ188のコイル面に沿ったサイズは、無
線通信タグ72に内蔵されたタグ側アンテナ82と略等
しくなっている。
【0081】ガイド基台184内には、アンテナユニッ
ト186を幅方向に沿って駆動するための駆動機構(図
示省略)が配置されており、この駆動機構は、無線通信
装置192の本体部190からの制御信号によりアンテ
ナユニット186をトナーカートリッジ36,38,4
0,42の何れかに正対する位置にスライドさせる。こ
こで、無線通信装置192と無線通信タグ72との電波
出力は、アンテナユニット186が正対するトナーカー
トリッジ36,38,40,42の無線通信タグ72と
の間のみで交信可能になり、他のトナーカートリッジ3
6,38,40,42の無線通信タグ72との間では交
信できないように設定されている。
【0082】図10に示される無線通信システム180
では、アンテナユニット186における本体側アンテナ
188が本体部190に接続されて装置本体側の無線通
信装置192が構成されている。この本体部190は、
送受信回路における本体側アンテナ188が接続される
入出力端子が1個にのみである点を除き、図7に示され
る本体部132と同一構造とされている。
【0083】無線通信装置192は、トナーカートリッ
ジ36,38,40,42の何れかと交信を行う場合に
は、ガイド基台184内の駆動機構によりアンテナユニ
ット186を交信先となる1個のトナーカートリッジ3
6,38,40,42に正対する位置へ移動させた後、
無線通信タグ72との間で交信を開始する。
【0084】これにより、小型化された1個の本体側ア
ンテナ188のみを用いて複数個のトナーカートリッジ
36,38,40,42の何れに対して電波による交信
が可能になると共に、カートリッジホルダ182に装着
されているトナーカートリッジ36,38,40,42
の何れかが他のトナーカートリッジと同一のマルチID
を有している場合でも、送信先として選択されたトナー
カートリッジ36,38,40,42とのみ交信を行
え、他のトナーカートリッジ36,38,40,42と
の間で混信が生じることを防止できる。
【0085】なお、本実施形態では、本実施形態に係る
無線通信システム128,160,180をレーザープ
リンター10における装置本体側の無線通信装置13
0,276,192とトナーカートリッジ36,38,
40,42との間の交信に用いる場合のみを説明した
が、このようなトナーカートリッジ36,38,40,
42以外にも、レーザープリンター10において装置本
体に対して着脱される電子写真感光体及び1個以上のプ
ロセス部品を含むプロセスユニット、電子写真感光体、
クリーニング器、帯電器、除電器、現像器等のプロセス
部品等に無線通信タグを取り付け、装置本体側の無線通
信装置との間で電波による交信を行い、無線通信タグに
対して各種のデータを書き込み、又は読み出すようにし
ても良い。
【0086】また本実施形態に係る無線通信システムの
基本構成は、レーザープリンター以外の各種の画像形成
装置、例えば、電子写真プロセスを用いて画像形成を行
うファクシミリ装置、プリンター、ファクシミリ等が一
体となった複合機にも適用可能であり、さらに電子写真
プロセスを用いることなく画像形成を行うインクジェッ
トプリンタ、サーマルプリンター等の画像形成装置に適
用し、インクカートリッジ、インクリボンカートリッジ
等の装置本体に対して着脱されるカートリッジ部品に無
線通信タグを取り付けるようにしても良い。
【0087】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る無線
通信システム及び画像形成装置によれば、カートリッジ
部品にその端面部を覆うようにタグ側アンテナを取りつ
けることができず、また装置本体に装着されるカートリ
ッジ部品の個数が多い場合でも、装置を大型化すること
なく、本体側アンテナとタグ側アンテナとを十分に近づ
け、かつ互いに対向させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るレーザープリンター
の構成を示す側面図である。
【図2】 図1に示されるレーザープリンターにおける
トナーカートリッジが着脱可能に装着されたカートリッ
ジホルダの構成を示す斜視図である。
【図3】 図1に示されるレーザープリンターにおける
トナーカートリッジ及び無線通信装置のアンテナユニッ
トの構成を示す斜視図である。
【図4】 図1に示されるレーザープリンターにおける
トナーカートリッジ及びトナーカートリッジに取り付け
られる無線通信タグの構成を示す分解斜視図である。
【図5】 図1に示されるレーザープリンターにおける
トナーカートリッジに取り付けられた無線通信タグ及び
無線通信装置のアンテナユニットを軸方向外側から見た
正面図である。
【図6】 図1に示されるレーザープリンターにおける
トナーカートリッジに取り付けられた無線通信タグ及び
無線通信装置のアンテナユニットを構成を示す側面断面
図である。
【図7】 本発明の実施形態に係るレーザープリンター
における無線通信システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図8】 本発明の実施形態に係る無線通信システムに
よる通信開始処理時の動作を示すフローチャートであ
る。
【図9】 本発明の実施形態に係る無線通信システムの
変形例を示すトナーカートリッジ及びアンテナユニット
の正面図である。
【図10】 本発明の実施形態に係る無線通信システム
の変形例を示すトナーカートリッジ及びアンテナユニッ
トの正面図である。
【符合の説明】
10 レーザープリンター(画像形成装置) 14 メインフレーム(装置本体) 34 カートリッジホルダ(カートリッジ着脱部) 36、38、40、42、 トナーカートリッジ
(カートリッジ部品) 72 無線通信タグ 82 タグ側アンテナ 92 回路基板(タグ側無線制御部) 94 ICチップ(タグ側無線制御部) 96、98、100、102 着脱部(カートリッ
ジ着脱部) 118 アンテナユニット 120 アンテナユニット 124 本体側アンテナ 128 無線通信システム 130 無線通信装置 136 送受信回路(タグ側無線制御部) 138 電源回路(タグ側無線制御部) 146 送受信回路(本体側無線制御部) 148 電源回路(本体側無線制御部) 154 インターフェイス回路(本体側無線制御
部) 160 無線通信システム 162 カートリッジホルダ(カートリッジ着脱
部) 164、166 アンテナユニット 168、170 本体側アンテナ 172 トナーカートリッジ(カートリッジ部品) 174 本体部(無線通信装置) 176 無線通信装置 180 無線通信システム 182 カートリッジホルダ(カートリッジ着脱
部) 186 アンテナユニット 188 本体側アンテナ 190 本体部(無線通信装置) 192 無線通信装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒井 洋幸 埼玉県岩槻市府内3丁目7番1号 富士ゼ ロックス株式会社岩槻事業所内 Fターム(参考) 2C061 AP01 AP03 AP04 AQ06 CG01 CG15 2H027 DD02 DD05 DE04 DE10 EJ04 EJ08 HB02 HB13 HB14 HB15 HB16 HB17 2H077 AA03 DA15 DA22 GA04 GA13 2H171 FA02 GA14 GA19 JA02 JA04 JA06 JA07 JA10 JA11 JA23 JA49 JA50 KA30 QB60

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体と、前記装置本体に設けられた
    複数のカートリッジ着脱部と、前記カートリッジ着脱部
    にそれぞれ挿入され、着脱可能に装着される複数個のカ
    ートリッジ部品と、を有する装置に適用される無線通信
    システムであって、 前記カートリッジ部品に取り付けられ、導電材料により
    コイル状に形成されたタグ側アンテナ、該タグ側アンテ
    ナを介して非接触で情報を送信し、又は受信するタグ側
    無線制御部及び、該タグ側無線制御部により情報が読み
    取られ、又は書き込まれる情報記憶素子が搭載された無
    線通信タグと、 前記装置本体に配置され、導電材料によりコイル状に形
    成された本体側アンテナ及び、該本体側アンテナと前記
    タグ側アンテナとを介して非接触で前記無線制御部に情
    報を入出力する本体側無線制御部が設けられた無線通信
    装置とを有し、 前記タグ側アンテナを、そのコイル軸が前記カートリッ
    ジ着脱部に対する前記カートリッジ部品の挿脱方向に対
    して略直交するように、前記カートリッジ部品により支
    持すると共に、 前記本体側アンテナを、そのコイル軸が前記挿脱方向に
    略直交し、かつ該コイル軸に直交するコイル軸直角方向
    に沿って前記タグ側アンテナに対向するように、前記装
    置本体に配置したことを特徴とする無線通信システム。
  2. 【請求項2】 前記本体側アンテナを前記挿脱方向に対
    して直交するカートリッジ幅方向に沿って複数個の前記
    カートリッジ部品の間に配置し、該複数個のカートリッ
    ジ部品によりそれぞれ支持された複数個の前記タグ側ア
    ンテナを前記コイル軸直角方向に沿って前記本体側アン
    テナに対向させたことを特徴とする請求項1記載の無線
    通信システム。
  3. 【請求項3】 前記無線通信装置は、複数個の前記本体
    側アンテナと、該複数個の本体側アンテナの何れか1個
    を選択的に前記タグ側アンテナに対して電波通信可能と
    するアンテナ選択手段と、を有することを特徴とする請
    求項1又は2記載の無線通信システム。
  4. 【請求項4】 画像形成が行われる装置本体と、 前記装置本体に設けられた複数のカートリッジ着脱部
    と、 前記カートリッジ着脱部にそれぞれ挿入され、着脱可能
    に装着される複数個のカートリッジ部品と、 請求項1、2又は3記載の無線通信システムと、を有す
    ることを特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 レーザー光により静電潜像が形成される
    感光体と、前記感光体に形成された静電潜像をトナーに
    よりトナー像に現像する現像器と、前記現像器に供給す
    るトナーを収納したトナー収納容器とを有し、 前記トナー収納容器を、前記無線通信タグが取り付けら
    れる前記カートリッジ部品として構成したことを特徴と
    する請求項4記載の画像形成装置。
JP2002075837A 2002-03-19 2002-03-19 無線通信システム、画像形成装置及びカートリッジ部品 Expired - Fee Related JP3778110B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002075837A JP3778110B2 (ja) 2002-03-19 2002-03-19 無線通信システム、画像形成装置及びカートリッジ部品
KR1020020050032A KR100847485B1 (ko) 2002-03-19 2002-08-23 무선 통신 시스템 및 화상 형성 장치
US10/227,464 US6807380B2 (en) 2002-03-19 2002-08-26 Wireless communication system and image forming device
TW091119684A TWI242699B (en) 2002-03-19 2002-08-29 Wireless communication system and image forming device
CNB021421994A CN1303766C (zh) 2002-03-19 2002-08-30 无线通信系统和图像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002075837A JP3778110B2 (ja) 2002-03-19 2002-03-19 無線通信システム、画像形成装置及びカートリッジ部品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003271042A true JP2003271042A (ja) 2003-09-25
JP3778110B2 JP3778110B2 (ja) 2006-05-24

Family

ID=28035389

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002075837A Expired - Fee Related JP3778110B2 (ja) 2002-03-19 2002-03-19 無線通信システム、画像形成装置及びカートリッジ部品

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6807380B2 (ja)
JP (1) JP3778110B2 (ja)
KR (1) KR100847485B1 (ja)
CN (1) CN1303766C (ja)
TW (1) TWI242699B (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005157000A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、交換ユニット、消耗データ管理方法、プログラム
JP2005189249A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Ricoh Co Ltd 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
JP2006018396A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Konica Minolta Holdings Inc 画像記録装置
JP2006146007A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Canon Inc 画像形成装置、プロセスカートリッジ及び現像剤量検出装置
JP2007148006A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2008077058A (ja) * 2006-08-21 2008-04-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および無線通信装置
US7509072B2 (en) 2004-06-28 2009-03-24 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
US7515839B2 (en) 2006-01-13 2009-04-07 Kyocera Mita Corporation Image forming apparatus with wireless communication function between toner cartridge and developing unit
JP2009282153A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Kyocera Mita Corp 画像形成装置及び消耗品ユニット
US7761014B2 (en) 2006-10-02 2010-07-20 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming cartridge usage storage apparatus
JP2011209511A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Kyocera Mita Corp 駆動装置及びそれを備えた画像形成装置
US8144019B2 (en) * 2008-01-22 2012-03-27 Oki Data Corporation Image forming apparatus
JP2017049333A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器及び画像形成装置

Families Citing this family (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6724895B1 (en) 1998-06-18 2004-04-20 Supersensor (Proprietary) Limited Electronic identification system and method with source authenticity verification
US7137000B2 (en) 2001-08-24 2006-11-14 Zih Corp. Method and apparatus for article authentication
JP4147832B2 (ja) * 2002-06-17 2008-09-10 富士ゼロックス株式会社 無線通信システム、画像形成装置及びカートリッジ部品
JP4306489B2 (ja) * 2003-03-13 2009-08-05 セイコーエプソン株式会社 画像形成装置
US7054566B2 (en) * 2003-04-11 2006-05-30 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, cartridge, and storage medium
KR100571964B1 (ko) 2004-02-28 2006-04-17 삼성전자주식회사 화상 형성장치
KR100603198B1 (ko) * 2004-05-28 2006-07-24 삼성전자주식회사 알에프 칩을 이용한 인증 시스템 및 방법
JP2005343129A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Seiko Epson Corp 印刷装置及び印刷管理方法
US9296214B2 (en) 2004-07-02 2016-03-29 Zih Corp. Thermal print head usage monitor and method for using the monitor
JP4213093B2 (ja) * 2004-08-09 2009-01-21 シャープ株式会社 画像形成装置及びそれに備えられた回転部材の回転制御方法
JP4476749B2 (ja) * 2004-09-06 2010-06-09 株式会社沖データ 電子装置
JP2006085038A (ja) * 2004-09-17 2006-03-30 Ricoh Co Ltd 画像形成ユニット及びこれを用いた画像形成装置、並びに画像形成ユニットの再生方法
US20060285132A1 (en) * 2005-06-21 2006-12-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Electrophotographic image forming apparatus
JP4285449B2 (ja) * 2005-06-22 2009-06-24 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
US8917159B2 (en) * 2005-08-19 2014-12-23 CLARKE William McALLISTER Fully secure item-level tagging
US8721203B2 (en) 2005-10-06 2014-05-13 Zih Corp. Memory system and method for consumables of a printer
JP4786361B2 (ja) * 2006-02-09 2011-10-05 京セラミタ株式会社 画像形成装置
US9466057B2 (en) * 2006-05-04 2016-10-11 First Data Corporation RF presentation instrument with sensor control
US8127991B2 (en) * 2007-08-03 2012-03-06 Brady Worldwide, Inc. Removable media spindle and antenna assembly for printer
JP5043612B2 (ja) * 2007-11-27 2012-10-10 キヤノン株式会社 画像形成装置
CN102238891B (zh) * 2008-07-21 2016-12-21 雀巢产品技术援助有限公司 监控配料特性的液体食品或饮料机
EP2367068A2 (en) * 2010-03-03 2011-09-21 Kabushiki Kaisha Toshiba Toner cartridge
CN101966781A (zh) * 2010-11-03 2011-02-09 珠海天威技术开发有限公司 喷墨打印机
KR102404582B1 (ko) 2018-11-06 2022-06-02 휴렛-팩커드 디벨롭먼트 컴퍼니, 엘.피. 토너 리필 과정에서의 에러 처리 방법

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4963939A (en) * 1986-09-24 1990-10-16 Mita Industrial Co., Ltd. Cartridge discriminating system
US4961088A (en) * 1989-04-20 1990-10-02 Xerox Corporation Monitor/warranty system for electrostatographic reproducing machines using replaceable cartridges
JP3123282B2 (ja) * 1993-01-29 2001-01-09 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置のインターフェース装置
FR2744391B1 (fr) * 1996-02-01 1998-03-06 Imaje Sa Imprimante industrielle apte a recevoir au moins une cartouche de consommable
JP3248846B2 (ja) * 1996-07-10 2002-01-21 株式会社東芝 画像形成装置の組立方法
US6144812A (en) * 1998-03-20 2000-11-07 Canon Kabushiki Kaisha Image formation system having a memory device located in an electrophotographic process cartridge for storing data relating to image formation
US6404995B1 (en) * 1998-04-10 2002-06-11 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus including a unit detachably attachable to the main assembly having a memory and an antenna electrically connected to the memory
JP3447595B2 (ja) * 1998-12-22 2003-09-16 シャープ株式会社 画像形成装置
US6385407B1 (en) * 1998-12-28 2002-05-07 Hitachi Maxell, Ltd. Accommodating enclosure and management system
JP4377989B2 (ja) * 1999-06-10 2009-12-02 キヤノン株式会社 電子写真画像形成装置
JP3571584B2 (ja) * 1999-07-08 2004-09-29 シャープ株式会社 画像形成装置
JP3893861B2 (ja) * 2000-08-18 2007-03-14 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置及びこれに用いる交換部品

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005157000A (ja) * 2003-11-26 2005-06-16 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置、交換ユニット、消耗データ管理方法、プログラム
JP2005189249A (ja) * 2003-12-24 2005-07-14 Ricoh Co Ltd 現像装置及びこれを備えた画像形成装置
US7509072B2 (en) 2004-06-28 2009-03-24 Sharp Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP4617741B2 (ja) * 2004-06-30 2011-01-26 コニカミノルタホールディングス株式会社 画像記録装置
JP2006018396A (ja) * 2004-06-30 2006-01-19 Konica Minolta Holdings Inc 画像記録装置
JP2006146007A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Canon Inc 画像形成装置、プロセスカートリッジ及び現像剤量検出装置
JP4684631B2 (ja) * 2004-11-22 2011-05-18 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP2007148006A (ja) * 2005-11-28 2007-06-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US7515839B2 (en) 2006-01-13 2009-04-07 Kyocera Mita Corporation Image forming apparatus with wireless communication function between toner cartridge and developing unit
US7734198B2 (en) 2006-08-21 2010-06-08 Ricoh Company, Limited Image forming apparatus and wireless communication device
JP2008077058A (ja) * 2006-08-21 2008-04-03 Ricoh Co Ltd 画像形成装置および無線通信装置
US7761014B2 (en) 2006-10-02 2010-07-20 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming cartridge usage storage apparatus
US8144019B2 (en) * 2008-01-22 2012-03-27 Oki Data Corporation Image forming apparatus
JP2009282153A (ja) * 2008-05-20 2009-12-03 Kyocera Mita Corp 画像形成装置及び消耗品ユニット
JP2011209511A (ja) * 2010-03-30 2011-10-20 Kyocera Mita Corp 駆動装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2017049333A (ja) * 2015-08-31 2017-03-09 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 電子機器及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR100847485B1 (ko) 2008-07-22
CN1303766C (zh) 2007-03-07
CN1445935A (zh) 2003-10-01
KR20030076164A (ko) 2003-09-26
TWI242699B (en) 2005-11-01
US20030180059A1 (en) 2003-09-25
JP3778110B2 (ja) 2006-05-24
US6807380B2 (en) 2004-10-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100847485B1 (ko) 무선 통신 시스템 및 화상 형성 장치
JP4147832B2 (ja) 無線通信システム、画像形成装置及びカートリッジ部品
JP4513286B2 (ja) 画像形成装置
US7324762B2 (en) Cartridge, indentification information tag and image forming device
USRE46519E1 (en) Developing device, memory unit thereof, and image forming apparatus
US7986898B2 (en) Image forming apparatus with contacts for memory chips
US20030215280A1 (en) Recording liquid container, ink jet recording apparatus, and cartridge collecting apparatus
JP2009210615A (ja) 画像形成装置用のカートリッジ
EP1352747A2 (en) Recording liquid container, ink jet recording apparatus, and cartridge collecting apparatus
JP4016682B2 (ja) トナーカートリッジの装着状態検出装置
US20030123887A1 (en) Adertising from the customer replaceable unit memory of a copier or printer cartridge
JP2003270920A (ja) トナーカートリッジ及び画像形成装置
JP2005227712A (ja) 画像形成装置
JP4432521B2 (ja) 画像形成装置
US20030165347A1 (en) Color image forming apparatus
JP4557809B2 (ja) 画像形成装置
JP2005250374A (ja) 画像形成装置
CN114253114A (zh) 基板单元、装卸单元及图像形成装置
JP2019045596A (ja) トナー容器、画像形成装置
JP2003316234A (ja) メモリー部材、ユニット、及びプロセスカートリッジ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040917

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051109

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051115

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060111

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060207

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060220

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100310

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110310

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120310

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130310

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130310

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140310

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees