JP4617741B2 - 画像記録装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像記録装置に係り、特に、RFIDシステムを使用した画像記録装置に関する。
従来、インクジェットプリンタ等の画像記録装置には、複数の記録ヘッドやインクタンク等の管理が必要な部品に対して、管理情報を記憶するメモリや配線アレイが個別に搭載されている。そして、各部品を管理する際においては、プロセッサと配線アレイとが電気的に接続されることで、各メモリから各部品の管理情報がプロセッサに伝達されるようになっている。
近年、非接触での情報送受を可能とするRFID(Radio Frequency IDentification)システムが開発されたことによって、様々な分野でRFIDシステムが用いられるようになっている。これは、上記した画像記録装置においても例外ではなく、画像記録装置にRFIDシステムを適用して、装置内の各部品のID管理をRFIDシステムで行うものも開発されている(例えば特許文献1参照)。詳細に説明すると、特許文献1に記載されるようなインクジェットプリンタには、管理の必要な部品に対して当該部品の管理情報を記憶するRFIDタグが搭載されている。また、インクジェットプリンタには、RFIDタグの管理情報を読み出したり、上書きしたりするリーダライタが設けられており、このリーダライタにはRFIDタグと通信するためのアンテナが備えられている。記録ヘッドやインクタンクなどが複数配列されている場合においては1つ1つの並び順序を特定しなければならないために、アンテナが各RFIDタグと対になるように複数配列されている。この際、複数のアンテナが同一のRFIDタグを認識してしまうと、並び順序が特定できなくなるので、アンテナの通信距離は、対となるRFIDタグのみと通信できるように設定されている。
特開2003−326741号公報
しかしながら、RFIDタグとアンテナとが対になっていると、アンテナはRFIDタグと同数必要になるために、アンテナのコスト増加、設置個所の拡大、切り替え回路の複雑化など、様々な負担が大きくなってしまいコスト高騰の一因になっていた。だからといって、アンテナ個数を減少させ、それぞれの通信距離を広げてしまえば、1つのアンテナで複数のRFIDタグが一度に認識されてしまって、配列順序が特定できなくなっていた。
本発明の課題は、アンテナの設置個数を抑えつつも、複数配列されたRFIDタグの配列順序を正確に認識させることである。
請求項1記載の発明における画像記録装置は、
ID情報を記憶するRFIDタグと、
前記RFIDタグのID情報を読み書きするリーダライタと、
前記RFIDタグを搭載して配列される複数の被IDモジュールと、
前記リーダライタに接続されて、当該リーダライタ及び前記RFIDタグ間でID情報を通信するアンテナと、
前記複数の被IDモジュールが前記アンテナに対して相対的に移動することで、前記複数の被IDモジュールに搭載される全ての前記RFIDタグが前記アンテナの通信範囲を
一度以上通過するように、前記複数の被IDモジュール及び前記アンテナの少なくとも一方を移動させる移動機構と、
前記移動機構によって前記複数の被IDモジュールが前記アンテナに対して相対的に移動させられた際に、前記アンテナを介して前記リーダライタで読み出された前記RFIDタグのID情報を基にして、前記RFIDタグの配列順序を認識する制御部と
前記複数の被IDモジュールのそれぞれに搭載される前記RFIDタグの設置個数及び前記リーダライタで読み書きされた前記RFIDタグのID情報を記憶する記憶部を備え、
前記制御部は、
前記アンテナを介して前記リーダライタに入力されたID情報を基に、前記アンテナの通信範囲に進入した前記RFIDタグの通信個数を得て、当該通信個数が前記記憶部に記憶される前記設置個数と同数になるまで、前記移動機構によって前記複数の被IDモジュールが前記アンテナに対して相対的に移動させられた際に、前記アンテナを介して前記リーダライタで読み出される前記RFIDタグのID情報の出現順序及び消失順序から、前記RFIDタグの配列順序を認識することを特徴としている。
請求項1記載の発明によれば、移動機構によって複数の被IDモジュール及びアンテナの少なくとも一方が移動させられると、複数の被IDモジュールがアンテナに対して相対的に移動して、複数の被IDモジュールに搭載される全てのRFIDタグがアンテナの通信範囲を一度以上通過するので、アンテナの設置個数が被IDモジュールの設置個数よりも少なくとも、全ての被IDモジュールに搭載されるRFIDタグと通信することが可能になる。そして、この通信により、制御部がアンテナを介してリーダライタで読み出されたRFIDタグのID情報を基にして、配列順序を認識する。このように、アンテナの設置個数が被IDモジュールの設置個数よりも少なかったとしても、RFIDタグの配列順序を認識することが可能になる。
また、請求項1記載の発明によれば、アンテナの通信範囲に進入したRFIDタグの通信個数が、記憶部に記憶される設置個数と同数になるまで、移動機構によって複数の被IDモジュールがアンテナに対して相対的に移動させられると、当該移動時の通信により、制御部はアンテナを介してリーダライタで読み出されたRFIDタグのID情報を基にして、RFIDタグの配列順序を認識する。このため、上記したようにアンテナの設置個数が被IDモジュールの設置個数よりも少なかったとしても、全ての被IDモジュールに搭載されるRFIDタグの配列順序を正確に認識できる。
ここで、リーダライタはアンテナの通信範囲内に存在するRFIDタグからID情報を受信するが、その通信範囲内には複数のRFIDタグが存在する場合もある。このような場合、複数のRFIDタグの配列順序を認識するためには、移動機構による移動時に通信範囲内に出現したRFIDタグの出現順序、若しくは通信範囲内から消失したRFIDタグの消失順序の両者を基にすれば、RFIDタグの配列順序を認識することが可能である。したがって、請求項1記載の発明のように、制御部が、アンテナを介してリーダライタで読み出されるRFIDタグのID情報の出現順序及び消失順序を基にして、RFIDタグの配列順序を認識すれば、より正確に配列順序を認識することが可能となる。
請求項記載の発明は、請求項記載の画像記録装置において、
前記制御部は、
前記複数の被IDモジュールに搭載される全ての前記RFIDタグが前記アンテナの通信範囲を一度以上通過するように、前記移動機構が前記複数の被IDモジュール及び前記アンテナの少なくとも一方を移動させた際に、前記通信個数が前記記憶部に記憶される前記設置個数よりも少ない場合には、エラー処理を施すことを特徴としている。
ここで、RFIDタグの通信個数が、記憶部に記憶される設置個数よりも少なければ、被IDモジュールの取付忘れやRFIDタグの故障などの不具合が発生しているおそれがあり、このまま通常の制御を行ったとしても正確な画像記録が行えない可能性が高い。このため、請求項記載の発明のように、通信個数が記憶部に記憶される設置個数よりも少ない場合にはエラー処理が施されていれば、不具合が発生したまま画像記録が行われることを防止できる。
請求項記載の発明における画像記録装置は、
ID情報を記憶するRFIDタグと、
前記RFIDタグのID情報を読み書きするリーダライタと、
前記RFIDタグを搭載して配列される複数の被IDモジュールと、
前記リーダライタに接続されて、当該リーダライタ及び前記RFIDタグ間でID情報を通信するアンテナと、
前記複数の被IDモジュールが前記アンテナに対して相対的に移動することで、前記複数の被IDモジュールに搭載される全ての前記RFIDタグが前記アンテナの通信範囲を一度以上通過するように、前記複数の被IDモジュール及び前記アンテナの少なくとも一方を移動させる移動機構と、
前記複数の被IDモジュールのそれぞれに搭載される前記RFIDタグの設置個数及び前記リーダライタで読み書きされた前記RFIDタグのID情報を記憶する記憶部と、
前記複数の被IDモジュールに搭載される全ての前記RFIDタグが前記アンテナの通信範囲を一度通過するように、前記移動機構によって前記複数の被IDモジュール及び前記アンテナの少なくとも一方が移動させられた際に、前記RFIDタグのID情報の出現順序及び消失順序から、前記RFIDタグの配列順序を認識する制御部とを備えることを特徴としている。
請求項記載の発明によれば、移動機構によって複数の被IDモジュール及びアンテナの少なくとも一方が移動させられると、複数の被IDモジュールがアンテナに対して相対的に移動して、複数の被IDモジュールに搭載される全てのRFIDタグがアンテナの通信範囲を一度以上通過するので、アンテナの設置個数が被IDモジュールの設置個数よりも少なくとも、全ての被IDモジュールに搭載されるRFIDタグと通信することが可能になる。
また、複数の被IDモジュールに搭載される全てのRFIDタグがアンテナの通信範囲を一度通過するように、移動機構によって複数の被IDモジュール及びアンテナの少なくとも一方が移動させられると、全てのRFIDタグとアンテナとが通信することになる。これにより、制御部はID情報の出現順序及び消失順序から、RFIDタグの配列順序を認識する。したがって、上記したようにアンテナの設置個数が被IDモジュールの設置個数よりも少なかったとしても、全ての被IDモジュールに搭載されるRFIDタグの配列順序を正確に認識できる。
請求項記載の発明は、請求項記載の画像記録装置において、
前記制御部は、
前記複数の被IDモジュールに搭載される全ての前記RFIDタグが前記アンテナの通信範囲を一度通過するように、前記移動機構が前記複数の被IDモジュール及び前記アンテナの少なくとも一方を移動させた際に、前記アンテナを介して前記リーダライタに入力されたID情報を基に、前記アンテナの通信範囲に進入した前記RFIDタグの通信個数を得て、当該通信個数が前記記憶部に記憶される前記設置個数よりも少ない場合には、エラー処理を施すことを特徴としている。
請求項記載の発明によれば請求項記載の発明と同等の作用、効果を得ることができる。
請求項記載の発明は、請求項1又は3記載の画像記録装置において、
前記制御部は、
前記アンテナを介して前記リーダライタに入力されたID情報が誤情報であると判断した場合には、エラー処理を施すことを特徴としている。
ここで、通信エラー、RFIDタグの不良(故障)、リーダライタの不良(故障)が発生していると、このまま通常の制御を行ったとしても正確な画像記録が行えない可能性が高い。このため、請求項記載の発明のように、アンテナを介してリーダライタに入力されたID情報が誤情報であると制御部が判断した場合にはエラー処理が施されるので、不具合が発生したまま画像記録が行われることを防止できる。
請求項記載の発明は、請求項2、4、5のいずれか一項に記載の画像記録装置において、
前記制御部の制御に基づいてユーザに報知を行う報知部を備え、
前記制御部は、前記エラー処理として、前記報知部を制御して不具合の発生をユーザに報知することを特徴としている。
請求項記載の発明によれば、通信個数が記憶部に記憶される設置個数よりも少ない場合には、エラー処理として、不具合の発生が報知部からユーザに報知されるので、その不具合に対してユーザは早急に対処できる。
請求項記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像記録装置において、
前記被IDモジュールは交換自在であり、
前記制御部は、前記記憶部に記憶されている交換前のID情報と、交換後の前記被IDモジュールにおける前記RFIDタグのID情報とを比較し、異なっている場合においては前記記憶部に記憶されている交換前のID情報を、交換後の前記被IDモジュールにおける前記RFIDタグのID情報に書き換えることを特徴としている。
請求項記載の発明によれば、交換後の被IDモジュールにおけるRFIDタグのID情報が、記憶部に記憶されている交換前のID情報と異なっている場合においては、制御部は記憶部内のID情報を交換後のID情報に書き換えるので、交換前の被IDモジュールにおける独自のID情報が、交換後の被IDモジュールの制御に影響することを防止できる。
請求項記載の発明は、請求項1〜のいずれか一項に記載の画像記録装置において、
前記制御部は、前記RFIDタグの配列順序を認識した後に、制御内容を前記RFIDタグのID情報に対応させていることを特徴としている。
請求項記載の発明によれば、RFIDタグの配列順序を認識した後に、制御部が制御内容をRFIDタグのID情報に対応させているので、配列順序の認識後であれば、それ以降の制御に配列順序が反映されることになり、より確実な制御が可能となる。
本発明によれば、アンテナの設置個数が被IDモジュールの設置個数よりも少なくとも、全ての被IDモジュールに搭載されるRFIDタグと通信することが可能になる。そして、アンテナの設置個数が被IDモジュールの設置個数よりも少なかったとしても、全ての被IDモジュールに搭載されるRFIDタグの配列順序を正確に認識できる。
図1は、本発明が適用された実施形態の画像記録装置の概略構成を表す斜視図である。図1に示すとおり、画像記録装置1は、記録装置本体2と、記録装置本体2を下方から支持する支持台3とを備えている。記録装置本体2の内部には、左右方向に長尺な平板状のプラテン4が設けられている。このプラテン4はシート状の記録媒体を下から平坦状に支持するものである。
図1においては、画像が記録される記録媒体を図示していないが、記録媒体は、記録装置本体2の背面に設けられた搬入口から送り込まれ、記録装置本体2の内部に配設された搬送機構24(図3参照)によってプラテン4に支持された状態で記録装置本体2の内部を後から前に通過し、記録装置本体2の外部に搬出されるようになっている。つまり、記録媒体は、搬送機構によって記録装置本体2の内部を通過するように搬送方向Bに搬送される。
搬送機構は、例えば、図示しない搬送モータ及び搬送ローラ等を備えており、搬送モータの駆動により搬送ローラを回転させることで記録媒体を搬送するものである。搬送機構は、画像記録時において、後述するキャリッジ5の動作に合わせて、記録媒体の搬送と停止とを繰り返し記録媒体を間欠的に搬送するようになっている。
プラテン4の上方には、図1に示すように記録装置本体2の内部において左右方向に延在するガイド部材6が配設されている。ガイド部材6にはキャリッジ5が支持されており、このキャリッジ5はガイド部材6に案内されて左右に移動自在とされている。また、駆動機構34(図3参照)がキャリッジ5をガイド部材6に沿って移動させるようになっている。なお、以下では、キャリッジ5が移動する方向を走査方向Aとして説明する。
キャリッジ5には、インクを吐出する複数の記録ヘッド20が搭載されている。図2は、複数の記録ヘッド20を表す斜視図である。図2に示すように、複数の記録ヘッド20は走査方向Aに沿って配列されている。各記録ヘッド20には、当該記録ヘッド20のID情報を記憶するRFIDタグ21が搭載されている。記録ヘッド20におけるRFIDタグ21の設置個所は、全ての記録ヘッド20に搭載されるRFIDタグ21が走査方向Aに沿って直線状に配列されて、RFIDタグ21の表面が外方に向くのであれば、どこでもよく、例えば図2(a)に示すように記録ヘッド20の前面や、図2(b)に示すように記録ヘッド20の上面などが挙げられる。
また、記録装置本体2の内部には、各記録ヘッド20のRFIDタグ21と通信するアンテナ22が設けられている。このアンテナ22は、記録装置本体2に固定されており、キャリッジ5の走査によって複数の記録ヘッド20に対して相対的に移動して、各記録ヘッド20のRFIDタグ21に対向するようになっている。例えば、図2(a)の場合ではアンテナ22は記録ヘッド20の前方に配置されていて、図2(b)の場合では記録ヘッド20の上方に配置されている。そして、対向時におけるアンテナ22及びRFIDタグ21の間隔は、RFIDタグ21との通信が可能となるように、アンテナ22の通信範囲よりも狭く設定されている。
図1に示すように、プラテン4の走査方向Aの右側には、キャリッジ5に搭載された複数の記録ヘッド20をメンテナンスするためのメンテナンスユニット7が設けられている。メンテナンスユニット7は、キャリッジ5の移動範囲内であってキャリッジ5の下方に配置されている。
また、プラテン4の走査方向Aの左側には、インクを貯留する複数のインクタンク8が配設されている。
図3は、画像記録装置の主要制御部を表すブロック図である。図3に示す通り、画像記録装置1には、画像記録装置1内の各駆動部を制御する制御部30が備えられている。この制御部30には、アンテナ22に接続され、当該アンテナ22を介してRFIDタグ21のID情報を読み書きするリーダライタ23が接続されている。また、制御部30には、複数の記録ヘッド20のそれぞれに搭載されるRFIDタグ21の設置個数及びリーダライタ23で読み書きされたRFIDタグ21のID情報を記憶する記憶部31が接続されている。そして、制御部30には、記憶部31に記憶されたID情報を基に各記録ヘッド20の駆動波形を生成するヘッド駆動波形生成部32と、ユーザに報知を行う報知部33と、搬送機構24、駆動機構34とが接続されている。なお、制御部30には、これら以外にも画像記録装置1の各駆動部が接続されている。
ここで、記録ヘッド20のRFIDタグ21に記憶されているID情報には、当該記録ヘッド20の駆動電圧、シリアル番号、ヘッドタイプ、設置日などが記憶されている。つまり、ID情報としての駆動電圧を基にして、ヘッド駆動波形生成部32は各記録ヘッド20の駆動波形を生成するようになっている。
次に、本実施形態の画像記録装置1における作用について説明する。
画像記録が開始されると、制御部30は搬送機構24を制御して記録媒体を間欠的に搬送させる。この間欠搬送時において、記録媒体が停止するタイミングに合わせて制御部30は、駆動機構34及びヘッド駆動波形生成部32を制御して、キャリッジ5を走査させながら記録ヘッド20から記録媒体にインクを吐出させている。この動作を繰り返すことにより、記録媒体上に画像が記録されることになる。
ここで、吐出不良などが発生するとユーザは記録ヘッド20を交換する。交換後には新たな記録ヘッド20のRFIDタグ21を認識し、交換されていない記録ヘッド20のRFIDタグの21との配列順序を再認識しなければならないために、制御部30は、配列順序認識処理を行うようになっている。図4は配列順序認識処理の一例を表すフローチャートであり、図5は配列順序認識処理時における各記録ヘッド20とアンテナ22との位置変化を表す説明図である。図5において複数配列される記録ヘッド20及びRFIDタグ21には、説明の便宜上その符号の末尾に左から順にA,B,C,Dを付与することにする。
図4に示すように配列順序認識処理が開始されると、制御部30は駆動機構34を制御してキャリッジ5を初期位置に移動させる(ステップS1)。初期位置とは、走査方向Aに沿って配列された複数の記録ヘッド20のうち、いずれか一方の端に配置された記録ヘッド20が、アンテナ22に対向する位置のことである。例えば図5(a)では、左端に配置された記録ヘッド20Aがアンテナ22に対向する位置を初期位置としている。
キャリッジ5が初期位置に移動すると、記録ヘッド20Aと記録ヘッド20Bとに搭載される2つのRFIDタグ21A,21Bがアンテナ22の通信範囲50内に存在することになる。リーダライタ23は、アンテナ22から入力された2つのRFIDタグ21A,21BのID情報を読み込み(ステップS2)、読み込まれたID情報は記憶部31に記憶される(ステップS3)。
その後、制御部30は、全記録ヘッド20のID情報の取得が完了しているか否かを判断する(ステップS4)。ここで制御部30は、アンテナ22を介してリーダライタ23に入力されたID情報を基に、アンテナ22の通信範囲に進入したRFIDタグ21の通信個数を得る。具体的に説明すると、1つのRFIDタグ21に記憶される複数のID情報は、当該RFIDタグ21がアンテナ22の通信範囲に進入すると、全て同時に記憶部31に記憶されることになる。つまり、アンテナ22の通信範囲にRFIDタグ21が進入する度に、記憶部31には新たなID情報が記憶されることになる。このID情報の記憶回数を基にすれば上記の通信個数が得られることになる。
一方、1つのRFIDタグ21の全ID情報は、他のRFIDタグ21に記憶される複数のID情報と内容が同じであることはない。このため、他のRFIDタグ21がアンテナ22の通信範囲に進入した際に、新たに記憶部31に記憶される複数のID情報と、予め記憶されていた複数のID情報とは、少なくとも1つのID情報が異なるので、この変化を基にすることでも上記の通信個数が得られることになる。
このように通信個数を検出すると、制御部30は通信個数と、記憶部31に予め記憶されているRFIDタグ21の設置個数とが同数になっている場合を「完了」と判断してステップS6に移行し、同数でない場合を「未完」と判断してステップS5に移行する。
ステップS5では、制御部30は駆動機構34を制御して、次の読み込み位置までキャリッジ5を移動させる。つまり、全記録ヘッド20のID情報の取得が完了するまで、ステップS2〜ステップS5が繰り返される。
以下、各読み込み位置における処理について説明する。
図5(b)は左から2番目の記録ヘッド20Bがアンテナ22に対向する位置(読み込み位置1)に移動した場合を表している。この際、記録ヘッド20A,20B,20Cに搭載される3つのRFIDタグ21A,21B,21Cがアンテナ22の通信範囲50内に存在することになり、リーダライタ23は、アンテナ22から入力された3つのRFIDタグ21A,21B,21CのID情報を読み込み、読み込まれたID情報は記憶部31に記憶される。
次に、図5(c)は左から3番目の記録ヘッド20Cがアンテナ22に対向する位置(読み込み位置2)に移動した場合を表している。この際、記録ヘッド20B,20C,20Dに搭載される3つのRFIDタグ21B,21C,21Dがアンテナ22の通信範囲50内に存在することになり、リーダライタ23は、アンテナ22から入力された3つのRFIDタグ21B,21C,21DのID情報を読み込み、読み込まれたID情報は記憶部31に記憶される。
最後に、図5(d)は右端の記録ヘッド20Dがアンテナ22に対向する位置(読み込み位置3)に移動した場合を表している。この際、記録ヘッド20C,20Dに搭載される2つのRFIDタグ21C,21Dがアンテナ22の通信範囲50内に存在することになり、リーダライタ23は、アンテナ22から入力された2つのRFIDタグ21C,21DのID情報を読み込み、読み込まれたID情報は記憶部31に記憶される。
このように、キャリッジ5の移動により、複数の記録ヘッド20が初期位置から読み込み位置3まで、アンテナ22に対して相対的に移動すれば、複数の記録ヘッド20に搭載される全てのRFIDタグ21がアンテナ22の通信範囲50を通過することになって、全てのRFIDタグ21のID情報を読み込み、記憶できるようになっている。つまり、本発明に係る移動機構は、駆動機構34、キャリッジ5、ガイド部材6から構成されている。
ステップS6では、制御部30は、複数のRFIDタグ21の配列順序解析処理を行う。リーダライタ23は、アンテナ22の通信範囲50内に存在するRFIDタグ21からID情報を受信するが、通信範囲50内に複数のRFIDタグ21が存在している場合には、複数のID情報を一度に受信することになり、ID情報の読み込み時にはその配列順序までは認識することはできない。このため、制御部30は、初期位置及び各読み込み位置でID情報を読み込む際に、全位置でのRFIDタグ21の出現順序及び消失順序を基にして複数のRFIタグ21の配列順序を認識している。具体的には、表1に示すように、初期位置であるとRFIDタグ21A,21BのID情報が受信されるために、制御部30はRFIDタグ21A,21Bの出現を認識する。また、読み込み位置1では、RFIDタグ21A,21B,21CのID情報が受信されるために、制御部30はRFIDタグ21Cの出現を認識する。そして、読み込み位置2では、RFIDタグ21B,21C,21DのID情報が受信されるために制御部30はRFIDタグ21Dの出現を認識するとともに、RFIDタグ21Aの消失を認識する。最後に、読み込み位置3では、RFIDタグ21C,21DのID情報が受信されるために制御部30はRFIDタグ21Bの消失を認識する。
Figure 0004617741
つまり、制御部30は、出現順序としてRFIDタグ21A,21Bが同時に出現してから、RFIDタグ21Cが出現し、その後RFIDタグ21Dが出現することを認識する。これだけでは、RFIDタグ21A,21Bの配列順序が不明であるために、RFIDタグ21Aが消失した後にRFIDタグ21Bが消失するという消失順序を基にして、制御部30はRFIDタグ21A,21Bの配列順序を認識する。結果、制御部30は、全てのRFIDタグ21の配列順序を認識することになる。
配列順序が認識されると、制御部30は、記憶部31に記憶されている複数のID情報を、先ほど認識したRFIDタグ21の配列順序に対応するように並び替える(ステップS7)。これにより、配列順序認識処理が終了する。
このように、配列順序認識処理によってRFIDタグ21の配列順序を認識すると、その後制御部30は、以降の制御内容をRFIDタグ21のID情報に対応させて、各部を制御する。例えば、記録ヘッド20の場合であると、制御部30は記憶部31に記憶されているID情報から駆動電圧やヘッドタイプを読み出し、これらのID情報を基にしてヘッド駆動波形生成部32を制御する。これにより、配列順序認識処理後の制御にも配列順序が反映されることになり、より確実な制御が可能となる。
なお、記憶部31には交換前のID情報が記憶されているために、記録ヘッド20の交換後においては、制御部30は記憶部31に記憶されている交換前のID情報と、交換後のID情報とを比較する。この比較により、交換前のID情報と交換後のID情報とが異なっている場合には、記憶部31の交換前のID情報を交換後の記録ヘッド20におけるID情報に書き換える。これにより、交換前の記録ヘッド20における独自のID情報が、交換後の記録ヘッド20制御に影響することを防止できる。
また、ステップS4で、全ての読み込み位置にキャリッジ5を移動させたにも関わらず、RFIDタグ21の通信個数が、記憶部31に記憶される設置個数よりも少ない場合には、制御部30はエラー処理を施す。エラー処理としては例えば制御部30が報知部33を制御して、不具合の発生をユーザに報知する。これによりユーザは早急に不具合の対処を行うことができる。これ以外にもエラー処理としては、確認のため配列順序認識処理を再度行う再スキャンが挙げられる。
さらに制御部30は、リーダライタ23で読み込まれたID情報が誤情報であると判断した場合にもエラー処理を施すことになる。ID情報には、正常に通信が行われているか否かをチェックするための例えばCRCやチェックサムなどの誤り訂正符号が付加されているが、通信エラーや、リーダライタ23の不良(故障)、RFIDタグ21の不良(故障)等によって、正常に通信が行われなかった場合には、リーダライタ23で読み込まれたID情報の誤り訂正符号が、通信以前の誤り訂正符号と異なる。誤り訂正符号が異なっていれば、制御部30はID情報が誤情報であると判断して、エラー処理を施す。これにより不具合が発生したまま画像記録が行われることを防止できる。
以上のように本実施形態の画像記録装置1によれば、移動機構によって複数の記録ヘッド20が移動させられると、複数の記録ヘッド20がアンテナ22に対して相対的に移動して、複数の記録ヘッド20に搭載される全てのRFIDタグ21がアンテナ22の通信範囲50を一度通過するので、アンテナ22の設置個数が記録ヘッド20の設置個数よりも少なくとも、全ての記録ヘッド20に搭載されるRFIDタグ21と通信することが可能になる。
また、RFIDタグ21の通信個数が、記憶部31に記憶される設置個数と同数になるまで、移動機構によって複数の記録ヘッド20がアンテナ22に対して相対的に移動させられると、制御部30はID情報の出現順序及び消失順序から、RFIDタグ21の配列順序を認識する。このため、上記したようにアンテナ22の設置個数が記録ヘッド20の設置個数よりも少なかったとしても、全ての記録ヘッド20に搭載されるRFIDタグ21の配列順序を正確に認識できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、本実施形態では、本発明に係る被IDモジュールとして記録ヘッド20を例示して説明したが、被IDモジュールとしては、画像記録装置1内で複数配列されて、RFIDタグが搭載されるものであれば如何なるものでも構わない。例えば、インクを貯留するインクタンクや、記録媒体を収納する収納トレイなどが挙げられる。被IDモジュールがインクタンクの場合には、そのID情報としてはインク色、シリアル番号、耐用期間、インク残量、設置日などが挙げられる。また、収納トレイの場合には、そのID情報としては、紙種、紙残量、設置日などが挙げられる。そして、これらの場合においても、制御部30は配列順序認識処理後の制御内容を、ID情報に対応させている。具体的に被IDモジュールがインクタンクの場合には、例えばID情報としてのインク色を基にして、当該インク色に最適な駆動波形になるように、ヘッド駆動波形生成部32を制御することが挙げられる。一方、被IDモジュールが収納トレイの場合には、例えばID情報としての紙残量を基にして、紙残量警告の有無を決定することが挙げられる。
また、本実施形態では、被IDモジュールとしての記録ヘッド20を移動機構が移動させる構成を例示して説明したが、複数の被IDモジュールがアンテナ22に対して相対的に移動するのであれば、移動機構は複数の被IDモジュール及びアンテナ22の少なくとも一方を移動させればよい。
さらに、本実施形態では、移動機構は自動で複数の被IDモジュールをアンテナ22に対して相対的に移動させる構成を例示したが、手動であっても構わない。図6は移動機構が手動である場合を例示した説明図であるが、この図6に示すように、記録ヘッド20の待機箇所の前方にはガイドレール40が、記録ヘッド20の配列方向に沿って延在している。このガイドレール40には、当該ガイドレール40によって案内されるアンテナ41が、移動自在に取り付けられている。記録ヘッド20が交換されると、ユーザがアンテナ41を手動で初期位置から読み取り位置3まで移動させることになり、各記録ヘッド20のRFIDタグ21のID情報は読み取られ、記憶されることになる。
また、配列順序認識処理は、被IDモジュールの交換時期だけでなく、画像記録装置1の組立時における被IDモジュールの搭載時においても適用されれば、組立後に配列順序を手入力しなくても各RFIDタグの配列順序を認識することができる。
また、本実施形態では、リーダライタ23とアンテナ22とが個別に設けられた場合を例示しているが、リーダライタ23とアンテナと22とが一体に設けられていてもよい。
さらに、本実施形態では、制御部30が、RFIDタグ21の出現順序及び消失順序の両者を基にして配列順序を認識しているが、出現順序及び消失順序のいずれか一方だけでも配列順序を認識することは可能である。例えば、出現順序のみで配列順序を認識する場合には、アンテナの通信範囲をRFIDタグが1つしか入らない範囲に設定しておけばよい。一方、消失順序のみで配列順序を認識する場合には、アンテナの通信範囲を、全てのRFIDタグが入る範囲に設定しておけばよい。
そして、本実施形態の配列順序認識処理では、RFIDタグ21の通信個数と、記憶部31に予め記憶されているRFIDタグ21の設置個数とが同数になるとID情報の取得が完了する場合を例示して説明したが、複数の記録ヘッド20に搭載される全てのRFIDタグ21がアンテナ22の通信範囲50を一度通過したことによりID情報の取得を完了させてもよい。全てのRFIDタグ21がアンテナ22の通信範囲50を一度通過すれば、リーダライタ23は全てのRFIDタグ21のID情報を読み込むことになる。これにより、制御部30は、RFIDタグ21のID情報の出現順序及び消失順序の少なくとも一方から、RFIDタグ21の配列順序を認識することができる。
この配列順序認識処理について図7を参照にして説明すると、制御部30は駆動機構34を制御してキャリッジ5を初期位置に移動させる(ステップS11)。キャリッジ5が初期位置に移動すると、制御部30は駆動機構34を制御してキャリッジ5を最終位置に向けて移動させる。ここで最終位置は、キャリッジ5が初期位置から最終位置まで移動することにより、全てのRFIDタグ21がアンテナ22の通信範囲50内に順を追って1度は通過するように設定されている。この移動時においては、通信範囲50内に進入した各RFIDタグ21のID情報はリーダライタ23に読み込まれて、記憶部31に記憶される(ステップS12)。
キャリッジ5が最終位置に到達すると、制御部30は駆動機構34を制御してキャリッジ5を停止させて、全記録ヘッド20のID情報の取得が完了していると判断する(ステップS13)。
その後、制御部30は、上記のステップS6と同様の配列順序解析処理を行う(ステップS14)。配列順序が認識されると、制御部30は、記憶部31に記憶されている複数のID情報を、先ほど認識したRFIDタグ21の配列順序に対応するように並び替える(ステップS15)。これにより、配列順序認識処理が終了する。
なお、この場合においても、制御部30は、RFIDタグ21の通信個数を検出していて、キャリッジ5が最終位置に到達したにも関わらず、RFIDタグ21の通信個数が、記憶部31に記憶される設置個数よりも少ない場合にはエラー処理を施すことが好ましい。
さらに御部30は、リーダライタ23で読み込まれたID情報が誤情報であると判断した場合にもエラー処理を施すことが好ましい。
本実施形態に係る画像記録装置の概略構成を表す斜視図である。 図1の画像記録装置に備わる複数の記録ヘッドを表す斜視図である。 図1の画像記録装置の主要制御部を表すブロック図である。 図3の制御部によって行われる配列順序認識処理の一例を表すフローチャートである。 図3の配列順序認識処理時における各記録ヘッドとアンテナとの位置変化を表す説明図である。 図1の移動機構の変形例を示す説明図であり、移動機構が手動である場合を例示した説明図である。 図4の配列順序認識処理の変形例を表すフローチャートである。
符号の説明
1 画像記録装置
5 キャリッジ(移動機構)
6 ガイド部材(移動機構)
20 記録ヘッド
21 RFIDタグ
22 アンテナ
23 リーダライタ
30 制御部
31 記憶部
33 報知部
34 駆動機構(移動機構)

Claims (8)

  1. ID情報を記憶するRFIDタグと、
    前記RFIDタグのID情報を読み書きするリーダライタと、
    前記RFIDタグを搭載して配列される複数の被IDモジュールと、
    前記リーダライタに接続されて、当該リーダライタ及び前記RFIDタグ間でID情報を通信するアンテナと、
    前記複数の被IDモジュールが前記アンテナに対して相対的に移動することで、前記複数の被IDモジュールに搭載される全ての前記RFIDタグが前記アンテナの通信範囲を一度以上通過するように、前記複数の被IDモジュール及び前記アンテナの少なくとも一方を移動させる移動機構と、
    前記移動機構によって前記複数の被IDモジュールが前記アンテナに対して相対的に移動させられた際に、前記アンテナを介して前記リーダライタで読み出された前記RFIDタグのID情報を基にして、前記RFIDタグの配列順序を認識する制御部と
    前記複数の被IDモジュールのそれぞれに搭載される前記RFIDタグの設置個数及び前記リーダライタで読み書きされた前記RFIDタグのID情報を記憶する記憶部を備え、
    前記制御部は、
    前記アンテナを介して前記リーダライタに入力されたID情報を基に、前記アンテナの通信範囲に進入した前記RFIDタグの通信個数を得て、当該通信個数が前記記憶部に記憶される前記設置個数と同数になるまで、前記移動機構によって前記複数の被IDモジュールが前記アンテナに対して相対的に移動させられた際に、前記アンテナを介して前記リーダライタで読み出される前記RFIDタグのID情報の出現順序及び消失順序から、前記RFIDタグの配列順序を認識することを特徴とする画像記録装置。
  2. 請求項記載の画像記録装置において、
    前記制御部は、
    前記複数の被IDモジュールに搭載される全ての前記RFIDタグが前記アンテナの通信範囲を一度以上通過するように、前記移動機構が前記複数の被IDモジュール及び前記アンテナの少なくとも一方を移動させた際に、前記通信個数が前記記憶部に記憶される前記設置個数よりも少ない場合には、エラー処理を施すことを特徴とする画像記録装置。
  3. ID情報を記憶するRFIDタグと、
    前記RFIDタグのID情報を読み書きするリーダライタと、
    前記RFIDタグを搭載して配列される複数の被IDモジュールと、
    前記リーダライタに接続されて、当該リーダライタ及び前記RFIDタグ間でID情報を通信するアンテナと、
    前記複数の被IDモジュールが前記アンテナに対して相対的に移動することで、前記複数の被IDモジュールに搭載される全ての前記RFIDタグが前記アンテナの通信範囲を一度以上通過するように、前記複数の被IDモジュール及び前記アンテナの少なくとも一方を移動させる移動機構と、
    前記複数の被IDモジュールのそれぞれに搭載される前記RFIDタグの設置個数及び前記リーダライタで読み書きされた前記RFIDタグのID情報を記憶する記憶部と、
    前記複数の被IDモジュールに搭載される全ての前記RFIDタグが前記アンテナの通信範囲を一度通過するように、前記移動機構によって前記複数の被IDモジュール及び前記アンテナの少なくとも一方が移動させられた際に、前記RFIDタグのID情報の出現順序及び消失順序から、前記RFIDタグの配列順序を認識する制御部とを備えることを特徴とする画像記録装置。
  4. 請求項記載の画像記録装置において、
    前記制御部は、
    前記複数の被IDモジュールに搭載される全ての前記RFIDタグが前記アンテナの通信範囲を一度通過するように、前記移動機構が前記複数の被IDモジュール及び前記アンテナの少なくとも一方を移動させた際に、前記アンテナを介して前記リーダライタに入力されたID情報を基に、前記アンテナの通信範囲に進入した前記RFIDタグの通信個数を得て、当該通信個数が前記記憶部に記憶される前記設置個数よりも少ない場合には、エラー処理を施すことを特徴とする画像記録装置。
  5. 請求項1又は3記載の画像記録装置において、
    前記制御部は、
    前記アンテナを介して前記リーダライタに入力されたID情報が誤情報であると判断した場合には、エラー処理を施すことを特徴とする画像記録装置。
  6. 請求項2、4、5のいずれか一項に記載の画像記録装置において、
    前記制御部の制御に基づいてユーザに報知を行う報知部を備え、
    前記制御部は、前記エラー処理として、前記報知部を制御して不具合の発生をユーザに報知することを特徴とする画像記録装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の画像記録装置において、
    前記被IDモジュールは交換自在であり、
    前記制御部は、前記記憶部に記憶されている交換前のID情報と、交換後の前記被IDモジュールにおける前記RFIDタグのID情報とを比較し、異なっている場合においては前記記憶部に記憶されている交換前のID情報を、交換後の前記被IDモジュールにおける前記RFIDタグのID情報に書き換えることを特徴とする画像記録装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の画像記録装置において、
    前記制御部は、前記RFIDタグの配列順序を認識した後に、制御内容を前記RFIDタグのID情報に対応させていることを特徴とする画像記録装置。
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