JP2003270699A - 防水カメラ及びその製造方法 - Google Patents
防水カメラ及びその製造方法Info
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- JP2003270699A JP2003270699A JP2002076069A JP2002076069A JP2003270699A JP 2003270699 A JP2003270699 A JP 2003270699A JP 2002076069 A JP2002076069 A JP 2002076069A JP 2002076069 A JP2002076069 A JP 2002076069A JP 2003270699 A JP2003270699 A JP 2003270699A
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- Diaphragms For Cameras (AREA)
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
- Accessories Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 外部操作によって大きな絞りに切り換え可能
にし、陸上より暗い水中でも良好な写真を得ることを可
能とした防水カメラ。 【解決手段】 予めフィルムが装填されており、少なく
とも撮影機構とフィルム1コマ送り機構とを備えたカメ
ラ部と、該カメラ部を水密状態に被覆するハウジング部
とより構成される防水カメラにおいて、前記カメラ部
は、絞り径が大なる第1絞りと、該第1絞りより絞り径
が小なる第2絞りとに切り換え可能な切換部材を備え、
前記ハウジング部は、前記切換部材と係合して前記ハウ
ジング部の外部から前記第1絞りと前記第2絞りとに切
り換え可能な切換操作部材を備えたこと。
にし、陸上より暗い水中でも良好な写真を得ることを可
能とした防水カメラ。 【解決手段】 予めフィルムが装填されており、少なく
とも撮影機構とフィルム1コマ送り機構とを備えたカメ
ラ部と、該カメラ部を水密状態に被覆するハウジング部
とより構成される防水カメラにおいて、前記カメラ部
は、絞り径が大なる第1絞りと、該第1絞りより絞り径
が小なる第2絞りとに切り換え可能な切換部材を備え、
前記ハウジング部は、前記切換部材と係合して前記ハウ
ジング部の外部から前記第1絞りと前記第2絞りとに切
り換え可能な切換操作部材を備えたこと。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラ部をハウジ
ング部に収納して該カメラ部を水密状態に被覆した防水
カメラ及びその製造方法に関する。
ング部に収納して該カメラ部を水密状態に被覆した防水
カメラ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】固定の絞りと単速のシャッタを備え、予
めフィルムが装填されたレンズ付きフィルムユニットが
多数市販されているが、このようなレンズ付きフィルム
ユニットをアクリル等の透明樹脂からなるハウジングに
水密状態に収納して防水タイプとしたものも市販されて
いる。
めフィルムが装填されたレンズ付きフィルムユニットが
多数市販されているが、このようなレンズ付きフィルム
ユニットをアクリル等の透明樹脂からなるハウジングに
水密状態に収納して防水タイプとしたものも市販されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の防水タイプのレ
ンズ付きフィルムユニットは、日中の屋外、即ち空気中
での撮影時に良好なプリントが得られるように絞りとシ
ャッタ速度を選定しているので、水中で撮影を行った場
合には入射光が空気中よりも減少してしまうため、露光
不足になってしまい、良好な写真が得難いという問題が
あった。
ンズ付きフィルムユニットは、日中の屋外、即ち空気中
での撮影時に良好なプリントが得られるように絞りとシ
ャッタ速度を選定しているので、水中で撮影を行った場
合には入射光が空気中よりも減少してしまうため、露光
不足になってしまい、良好な写真が得難いという問題が
あった。
【0004】本発明はかかる問題に鑑みてなされたもの
であり、外部操作によって大きな絞りに切り換え可能に
し、陸上より暗い水中でも良好な写真を得ることを可能
とした防水カメラを提案することを目的とする。
であり、外部操作によって大きな絞りに切り換え可能に
し、陸上より暗い水中でも良好な写真を得ることを可能
とした防水カメラを提案することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は下記の何れか
の手段により達成される。
の手段により達成される。
【0006】予めフィルムが装填されており、少なく
とも撮影機構とフィルム1コマ送り機構とを備えたカメ
ラ部と、該カメラ部を水密状態に被覆するハウジング部
とより構成される防水カメラにおいて、前記カメラ部
は、絞り径が大なる第1絞りと、該第1絞りより絞り径
が小なる第2絞りとに切り換え可能な切換部材を備え、
前記ハウジング部は、前記切換部材と係合して前記ハウ
ジング部の外部から前記第1絞りと前記第2絞りとに切
り換え可能な切換操作部材を備えたことを特徴とする防
水カメラ。
とも撮影機構とフィルム1コマ送り機構とを備えたカメ
ラ部と、該カメラ部を水密状態に被覆するハウジング部
とより構成される防水カメラにおいて、前記カメラ部
は、絞り径が大なる第1絞りと、該第1絞りより絞り径
が小なる第2絞りとに切り換え可能な切換部材を備え、
前記ハウジング部は、前記切換部材と係合して前記ハウ
ジング部の外部から前記第1絞りと前記第2絞りとに切
り換え可能な切換操作部材を備えたことを特徴とする防
水カメラ。
【0007】予めフィルムが装填されており、少なく
とも撮影機構とフィルム1コマ送り機構とを備えたカメ
ラ部と、該カメラ部を水密状態に被覆するハウジング部
とより構成され、前記カメラ部を上下方向から前記ハウ
ジング部に挿入して収納する防水カメラにおいて、前記
カメラ部は、絞り径が大なる第1絞りと、該第1絞りよ
り絞り径が小なる第2絞りとに切り換え可能な切換部材
を備え、前記ハウジング部は、前記切換部材と係合して
前記ハウジング部の外部から前記第1絞りと前記第2絞
りとに切り換え可能な切換操作部材を備え、前記カメラ
部を前記ハウジング部に挿入したとき互いに係合する係
合部を前記切換部材と前記切換操作部材とに設けたこと
を特徴とする防水カメラ。
とも撮影機構とフィルム1コマ送り機構とを備えたカメ
ラ部と、該カメラ部を水密状態に被覆するハウジング部
とより構成され、前記カメラ部を上下方向から前記ハウ
ジング部に挿入して収納する防水カメラにおいて、前記
カメラ部は、絞り径が大なる第1絞りと、該第1絞りよ
り絞り径が小なる第2絞りとに切り換え可能な切換部材
を備え、前記ハウジング部は、前記切換部材と係合して
前記ハウジング部の外部から前記第1絞りと前記第2絞
りとに切り換え可能な切換操作部材を備え、前記カメラ
部を前記ハウジング部に挿入したとき互いに係合する係
合部を前記切換部材と前記切換操作部材とに設けたこと
を特徴とする防水カメラ。
【0008】予めフィルムが装填されており、少なく
とも撮影機構とフィルム1コマ送り機構とを備えたカメ
ラ部と、該カメラ部を水密状態に被覆するハウジング部
とより構成され、前記ハウジング部を前記カメラ部の上
下方向に第1ハウジング部と第2ハウジング部とに二分
割して、前記ハウジング部に前記カメラ部を挿入して収
納する防水カメラの製造方法において、前記カメラ部
は、絞り径が大なる第1絞りと、該第1絞りより絞り径
が小なる第2絞りとに切り換え可能な切換部材を備え、
前記第1ハウジング部は、前記切換部材と係合して前記
ハウジング部の外部から前記第1絞りと前記第2絞りと
に切り換え可能な切換操作部材を備え、前記カメラ部を
前記第1ハウジング部に挿入して、前記切換部材に設け
た係合部を前記切換操作部材に設けた係合部に係合させ
る工程と、前記第1ハウジング部に前記第2ハウジング
部を装着して前記カメラ部を水密状態に被覆する工程
と、を備えたことを特徴とする防水カメラの製造方法。
とも撮影機構とフィルム1コマ送り機構とを備えたカメ
ラ部と、該カメラ部を水密状態に被覆するハウジング部
とより構成され、前記ハウジング部を前記カメラ部の上
下方向に第1ハウジング部と第2ハウジング部とに二分
割して、前記ハウジング部に前記カメラ部を挿入して収
納する防水カメラの製造方法において、前記カメラ部
は、絞り径が大なる第1絞りと、該第1絞りより絞り径
が小なる第2絞りとに切り換え可能な切換部材を備え、
前記第1ハウジング部は、前記切換部材と係合して前記
ハウジング部の外部から前記第1絞りと前記第2絞りと
に切り換え可能な切換操作部材を備え、前記カメラ部を
前記第1ハウジング部に挿入して、前記切換部材に設け
た係合部を前記切換操作部材に設けた係合部に係合させ
る工程と、前記第1ハウジング部に前記第2ハウジング
部を装着して前記カメラ部を水密状態に被覆する工程
と、を備えたことを特徴とする防水カメラの製造方法。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の防水カメラを図1乃至図
4を参照して詳細に説明する。
4を参照して詳細に説明する。
【0010】先ず、本発明の防水カメラを構成するカメ
ラとハウジングについて、図1及び図2を参照して説明
する。図1は防水カメラの三面図であって、図1(A)
は上面図、図1(B)は正面図、図1(C)は左側面図
である。図2は図1におけるA−A断面図である。
ラとハウジングについて、図1及び図2を参照して説明
する。図1は防水カメラの三面図であって、図1(A)
は上面図、図1(B)は正面図、図1(C)は左側面図
である。図2は図1におけるA−A断面図である。
【0011】両図において、Cはカメラであって、少な
くとも撮影機構とフィルム1コマ送る機構とを備えてい
る。このカメラCをハウジング1に挿入し、水密状態に
保持して防水カメラを構成する。
くとも撮影機構とフィルム1コマ送る機構とを備えてい
る。このカメラCをハウジング1に挿入し、水密状態に
保持して防水カメラを構成する。
【0012】図2において、ハウジング1はカメラCの
上下方向に二分割された第1ハウジング11と第2ハウ
ジング12とからなる。カメラCをハウジング1に挿入
するときは、先ず第1ハウジング11の底部に設けた開
口部にカメラCを上部から挿入し、カメラCの上部を第
1ハウジング11の上部内壁に設けたリブ11aで位置
決めする。続いて上部に開口部を有する第2ハウジング
12を第1ハウジング11の開口部側から挿入する。
上下方向に二分割された第1ハウジング11と第2ハウ
ジング12とからなる。カメラCをハウジング1に挿入
するときは、先ず第1ハウジング11の底部に設けた開
口部にカメラCを上部から挿入し、カメラCの上部を第
1ハウジング11の上部内壁に設けたリブ11aで位置
決めする。続いて上部に開口部を有する第2ハウジング
12を第1ハウジング11の開口部側から挿入する。
【0013】続いて、第2ハウジング12を第1ハウジ
ング11に挿着するが、第2ハウジングは外方に変形可
能な弾性を有しているので、第2ハウジング12の上部
内周壁の全周に設けた係止溝12aが第1ハウジング1
1の下部外周壁の全周に設けた係止部11bに係止し、
第1ハウジング11と第2ハウジング12は結合され
る。このとき、第1ハウジング11の下端外周壁にはゴ
ムパッキン13が設けられていて、第2ハウジング12
の内周壁に圧着するので、外部から水が浸入することが
なく、内部に挿入したカメラCは水密状態に保持され
る。また、カメラCの下部は第2ハウジング12に設け
たリブ12bによって位置決めされる。
ング11に挿着するが、第2ハウジングは外方に変形可
能な弾性を有しているので、第2ハウジング12の上部
内周壁の全周に設けた係止溝12aが第1ハウジング1
1の下部外周壁の全周に設けた係止部11bに係止し、
第1ハウジング11と第2ハウジング12は結合され
る。このとき、第1ハウジング11の下端外周壁にはゴ
ムパッキン13が設けられていて、第2ハウジング12
の内周壁に圧着するので、外部から水が浸入することが
なく、内部に挿入したカメラCは水密状態に保持され
る。また、カメラCの下部は第2ハウジング12に設け
たリブ12bによって位置決めされる。
【0014】図1において、第1ハウジング11及び第
2ハウジング12は樹脂成型されていて、第1ハウジン
グ11は透明な樹脂によって構成されているが、第2ハ
ウジング12は必ずしも透明でなくてもよく、着色され
ていてもよい。LはカメラCの撮影レンズ、Fはカメラ
Cのファインダ対物レンズ窓であるが、特にこれらの光
学部材の前面に位置する第1ハウジング11の部分は表
裏面が平滑且つ平行に形成されている。
2ハウジング12は樹脂成型されていて、第1ハウジン
グ11は透明な樹脂によって構成されているが、第2ハ
ウジング12は必ずしも透明でなくてもよく、着色され
ていてもよい。LはカメラCの撮影レンズ、Fはカメラ
Cのファインダ対物レンズ窓であるが、特にこれらの光
学部材の前面に位置する第1ハウジング11の部分は表
裏面が平滑且つ平行に形成されている。
【0015】第1ハウジング11の上面には、ゴム製の
レリーズボタン14が固着され、上部を押圧することに
よって、内部に収納したカメラCの図示していないレリ
ーズボタンが押下される。レリーズボタン14の後方に
はフィルムを1コマずつ巻き上げる巻上げノブ15が配
置され、図示していない歯車を介してカメラCの図示し
ていない巻上げノブと係合している。なお、巻上げノブ
15と第1ハウジング11との間隙より漏水しないよう
に、Oリング等が内部に設けられている。また、上面中
央には枠ファインダ16が設けられていて、非使用時に
は後方に90度回転して水平に収納することができる。
レリーズボタン14が固着され、上部を押圧することに
よって、内部に収納したカメラCの図示していないレリ
ーズボタンが押下される。レリーズボタン14の後方に
はフィルムを1コマずつ巻き上げる巻上げノブ15が配
置され、図示していない歯車を介してカメラCの図示し
ていない巻上げノブと係合している。なお、巻上げノブ
15と第1ハウジング11との間隙より漏水しないよう
に、Oリング等が内部に設けられている。また、上面中
央には枠ファインダ16が設けられていて、非使用時に
は後方に90度回転して水平に収納することができる。
【0016】なお、前述の如くカメラを上下方向から二
つのハウジングで被覆するのでなく、カメラを前後方向
から二つのハウジングで被覆するようにしてもよい。
つのハウジングで被覆するのでなく、カメラを前後方向
から二つのハウジングで被覆するようにしてもよい。
【0017】ここで、カメラCの特徴としては、高感度
フィルムが装填されていて、撮影レンズLの開放口径が
比較的大きく、暗い場所での撮影にも好適なことであ
る。しかも大小の絞りに切り換え可能な絞り切換機構を
有している。従って、絞り切換機構を大絞りに切り換え
ることによって、防水カメラとして用いたときは暗い水
中での撮影にも露出不足になることがなく、絞り切換機
構を小絞りに切り換えることによって、明るい陸上での
撮影においても露出過多になることがなく、水中及び陸
上の双方において良好な写真を得ることができる。
フィルムが装填されていて、撮影レンズLの開放口径が
比較的大きく、暗い場所での撮影にも好適なことであ
る。しかも大小の絞りに切り換え可能な絞り切換機構を
有している。従って、絞り切換機構を大絞りに切り換え
ることによって、防水カメラとして用いたときは暗い水
中での撮影にも露出不足になることがなく、絞り切換機
構を小絞りに切り換えることによって、明るい陸上での
撮影においても露出過多になることがなく、水中及び陸
上の双方において良好な写真を得ることができる。
【0018】このような絞り切換機構について、以下に
説明する。図1において、第1ハウジング11の前面右
部には絞り切換レバー21が設けられていて、水中で撮
影するときや陸上でも暗いときは絞り切換レバー21を
反時計方向に回動させ、陸上の明るいときに撮影すると
きは絞り切換レバー21を時計方向に回動させる。図2
に示す如く、絞り切換レバー21は一体の支軸21aが
第1ハウジング11に設けた孔を裏面に貫通していて、
第1ハウジング11の裏面に配置された連動レバー22
と嵌合し、止めネジ23によって保持されている。ま
た、漏水防止のために、絞り切換レバー21の裏面にO
リング24が配置され、第1ハウジング11の表面に圧
接している。
説明する。図1において、第1ハウジング11の前面右
部には絞り切換レバー21が設けられていて、水中で撮
影するときや陸上でも暗いときは絞り切換レバー21を
反時計方向に回動させ、陸上の明るいときに撮影すると
きは絞り切換レバー21を時計方向に回動させる。図2
に示す如く、絞り切換レバー21は一体の支軸21aが
第1ハウジング11に設けた孔を裏面に貫通していて、
第1ハウジング11の裏面に配置された連動レバー22
と嵌合し、止めネジ23によって保持されている。ま
た、漏水防止のために、絞り切換レバー21の裏面にO
リング24が配置され、第1ハウジング11の表面に圧
接している。
【0019】次に、図3に絞り切換機構の斜視図を示す
が、絞り切換レバー21の支軸21aの先端は二方摺り
21bに形成されていて、二方摺り21bが連動レバー
22に穿設した小判形の孔22aに嵌合している。従っ
て、絞り切換レバー21を回動させると、連動レバー2
2も確実に回動する。
が、絞り切換レバー21の支軸21aの先端は二方摺り
21bに形成されていて、二方摺り21bが連動レバー
22に穿設した小判形の孔22aに嵌合している。従っ
て、絞り切換レバー21を回動させると、連動レバー2
2も確実に回動する。
【0020】一方、カメラCの前面右部にも絞りを切り
換える絞り切換レバーC11が設けられていて、ハウジ
ング1にカメラCを挿着しなくても、カメラC単独で絞
り切り換えが可能になっている。絞り切換レバーC11
の上端には連動ピンC12が立設していて、連動レバー
22の下端に設けた二股部22bと係合している。
換える絞り切換レバーC11が設けられていて、ハウジ
ング1にカメラCを挿着しなくても、カメラC単独で絞
り切り換えが可能になっている。絞り切換レバーC11
の上端には連動ピンC12が立設していて、連動レバー
22の下端に設けた二股部22bと係合している。
【0021】なお、図3においては、第1ハウジング1
1及びOリング24が省略してある。
1及びOリング24が省略してある。
【0022】また、カメラCの前面カバーも省略してあ
るが、絞り切換レバーC11の支軸C13は該前面カバ
ーを貫通して裏面にて保持されている。そして、絞り切
換レバーC11の上端後部には連動ピンC14が立設し
ている。
るが、絞り切換レバーC11の支軸C13は該前面カバ
ーを貫通して裏面にて保持されている。そして、絞り切
換レバーC11の上端後部には連動ピンC14が立設し
ている。
【0023】続いて、図4に示す絞り板等の斜視図にお
いて、撮影レンズLの後方には絞り板31が左右に摺動
自在に配置されている。絞り板31には大小二つの貫通
孔が設けられ、小さい口径の孔が小絞り31aを構成
し、大きい口径の孔が大絞り31bを構成している。ま
た、絞り板31の右端下部には切り欠き31cが設けら
れ、絞り切換レバーC11の連動ピンC14と係合して
いる。
いて、撮影レンズLの後方には絞り板31が左右に摺動
自在に配置されている。絞り板31には大小二つの貫通
孔が設けられ、小さい口径の孔が小絞り31aを構成
し、大きい口径の孔が大絞り31bを構成している。ま
た、絞り板31の右端下部には切り欠き31cが設けら
れ、絞り切換レバーC11の連動ピンC14と係合して
いる。
【0024】なお、第1ハウジング11の開口部からカ
メラCを挿入するとき、連動レバー22の二股部22b
が第1ハウジング11の開口部の方を概ね向いているの
で、絞り切換レバーC11の連動ピンC12を二股部2
2bに容易に係合させることができる。
メラCを挿入するとき、連動レバー22の二股部22b
が第1ハウジング11の開口部の方を概ね向いているの
で、絞り切換レバーC11の連動ピンC12を二股部2
2bに容易に係合させることができる。
【0025】また、図3とは逆に、絞り切換レバーC1
1の支軸C13を連動ピンC12より上方に配置して、
絞り切換レバー21と絞り切換レバーC11の回転方向
を同一にしてもよい。
1の支軸C13を連動ピンC12より上方に配置して、
絞り切換レバー21と絞り切換レバーC11の回転方向
を同一にしてもよい。
【0026】更に、連動レバー22に連動ピンを立設し
て、絞り切換レバーC11に二股部を設け、該連動ピン
に該二股部を係合させてもよい。
て、絞り切換レバーC11に二股部を設け、該連動ピン
に該二股部を係合させてもよい。
【0027】以上の如き絞り切換機構において、陸上の
明るいときに撮影するときは、絞り切換レバー21を時
計方向に回動させる。すると、連動レバー22も時計方
向に回動して、連動ピンC12を介して絞り切換レバー
C11は反時計方向に回動する。従って、連動ピンC1
4を介して絞り板31は左方に移動して、小絞り31a
の中心が撮影レンズLの光軸と合致する。
明るいときに撮影するときは、絞り切換レバー21を時
計方向に回動させる。すると、連動レバー22も時計方
向に回動して、連動ピンC12を介して絞り切換レバー
C11は反時計方向に回動する。従って、連動ピンC1
4を介して絞り板31は左方に移動して、小絞り31a
の中心が撮影レンズLの光軸と合致する。
【0028】一方、水中で撮影するときや陸上でも暗い
ときには、絞り切換レバー21を反時計方向に回動させ
る。すると、上述とは逆の作動になって、絞り板31が
右方に移動し、大絞り31bの中心が撮影レンズLの光
軸と合致する。
ときには、絞り切換レバー21を反時計方向に回動させ
る。すると、上述とは逆の作動になって、絞り板31が
右方に移動し、大絞り31bの中心が撮影レンズLの光
軸と合致する。
【0029】なお、図示していないが、絞り切換レバー
21が必要以上に回動しないようにする停止部材が第1
ハウジング11に設けられていて、絞り板31には小絞
り31a及び大絞り31bの中心が撮影レンズLの光軸
と合致するようにクリックストップ機構が設けられてい
る。
21が必要以上に回動しないようにする停止部材が第1
ハウジング11に設けられていて、絞り板31には小絞
り31a及び大絞り31bの中心が撮影レンズLの光軸
と合致するようにクリックストップ機構が設けられてい
る。
【0030】また、絞り切換レバーC11の連動ピンC
12は、カメラCをハウジング1に挿着しないで用いる
ときは邪魔になるので、適宜挿脱できるようにしてもよ
い。
12は、カメラCをハウジング1に挿着しないで用いる
ときは邪魔になるので、適宜挿脱できるようにしてもよ
い。
【0031】ここで、カメラCの絞り板31を小絞り3
1aに切り換えたときの絞り値をF12.3とし、大絞
り31bに切り換えたときの絞り値をF6.7とする。
また、図示していない撮影機構のシャッタにおけるシャ
ッタ速度を1/80秒とし、装填するフィルムの感度を
ISO800とする。
1aに切り換えたときの絞り値をF12.3とし、大絞
り31bに切り換えたときの絞り値をF6.7とする。
また、図示していない撮影機構のシャッタにおけるシャ
ッタ速度を1/80秒とし、装填するフィルムの感度を
ISO800とする。
【0032】また、基準露光量のEV値は下記の式で求
めることができる。 EV=〔log10F2+log10(1/T)−log10
(S/100)〕/log102 但し、Fは絞り値、Tはシャッタ速度(秒)、Sはフィ
ルムのISO感度である。
めることができる。 EV=〔log10F2+log10(1/T)−log10
(S/100)〕/log102 但し、Fは絞り値、Tはシャッタ速度(秒)、Sはフィ
ルムのISO感度である。
【0033】従って、F=12.3、T=1/80、S
=800のときのEV値は8.8となり、F=12.
3、T=1/80、S=800のときのEV値は10.
6となる。
=800のときのEV値は8.8となり、F=12.
3、T=1/80、S=800のときのEV値は10.
6となる。
【0034】依って、明るいときと暗いときとでは約2
EVの差で撮影することができる。一方、装填するフィ
ルムをネガフィルムとすると、ネガフィルムは露出過多
になる側の方がラチチュードが広い。
EVの差で撮影することができる。一方、装填するフィ
ルムをネガフィルムとすると、ネガフィルムは露出過多
になる側の方がラチチュードが広い。
【0035】依って、絞り切換機構を大絞りに切り換え
たときの基準露光量をAとし、小絞りに切り換えたとき
の基準露光量をBとすれば、下記の式を満足すれば良好
な写真が得られる。
たときの基準露光量をAとし、小絞りに切り換えたとき
の基準露光量をBとすれば、下記の式を満足すれば良好
な写真が得られる。
【0036】
A≦9 ・・・
10≦B ・・・
A+1≦B≦A+4・・・
式でAが9より大きくなると、水中撮影で露光不足に
なり易くなる。また、式でBが10より小さくなる
と、陸上での撮影時に露光オーバーになる場合が発生し
てしまう。更に、式での上限を外れると、大絞りでは
露光オーバーになる場合が発生し、小絞りでは露光不足
になる場合が発生してしまう。
なり易くなる。また、式でBが10より小さくなる
と、陸上での撮影時に露光オーバーになる場合が発生し
てしまう。更に、式での上限を外れると、大絞りでは
露光オーバーになる場合が発生し、小絞りでは露光不足
になる場合が発生してしまう。
【0037】最後に「特許請求の範囲」で述べた用語と
「発明の実施の形態」で述べた用語との対応を説明す
る。
「発明の実施の形態」で述べた用語との対応を説明す
る。
【0038】切換部材は絞り切換レバーC11に相当
し、切換操作部材は絞り切換レバー21に相当する。
し、切換操作部材は絞り切換レバー21に相当する。
【0039】
【発明の効果】請求項1〜5に記載の防水カメラ、請求
項6,7に記載の防水カメラの製造方法によれば、外部
操作によって大小の絞りに切り換えることができる絞り
切換機構を有しているので、大絞りに切り換えることに
よって、防水カメラとして用いたときは暗い水中での撮
影にも露出不足になることがなく、絞り切換機構を小絞
りに切り換えることによって、明るい陸上での撮影にお
いても露出過多になることがなく、水中及び陸上の双方
において良好な写真を得ることができる。
項6,7に記載の防水カメラの製造方法によれば、外部
操作によって大小の絞りに切り換えることができる絞り
切換機構を有しているので、大絞りに切り換えることに
よって、防水カメラとして用いたときは暗い水中での撮
影にも露出不足になることがなく、絞り切換機構を小絞
りに切り換えることによって、明るい陸上での撮影にお
いても露出過多になることがなく、水中及び陸上の双方
において良好な写真を得ることができる。
【0040】また、大絞りにすることによって被写界深
度が浅くなるが、水中では水の透明度により遠方の被写
体の撮影は困難であるので、問題は生じない。
度が浅くなるが、水中では水の透明度により遠方の被写
体の撮影は困難であるので、問題は生じない。
【図1】防水カメラの三面図である。
【図2】図1におけるA−A断面図である。
【図3】絞り切換機構の斜視図である。
【図4】絞り板等の斜視図である。
C カメラ
1 ハウジング
11 第1ハウジング
12 第2ハウジング
21,C11 絞り切換レバー
31 絞り板
31a 小絞り
31b 大絞り
Claims (7)
- 【請求項1】 予めフィルムが装填されており、少なく
とも撮影機構とフィルム1コマ送り機構とを備えたカメ
ラ部と、該カメラ部を水密状態に被覆するハウジング部
とより構成される防水カメラにおいて、前記カメラ部
は、絞り径が大なる第1絞りと、該第1絞りより絞り径
が小なる第2絞りとに切り換え可能な切換部材を備え、
前記ハウジング部は、前記切換部材と係合して前記ハウ
ジング部の外部から前記第1絞りと前記第2絞りとに切
り換え可能な切換操作部材を備えたことを特徴とする防
水カメラ。 - 【請求項2】 前記第1絞り、前記撮影機構のシャッタ
速度、及び装填したフィルムの感度により決定される基
準露光量をAとし、前記第2絞り、前記撮影機構のシャ
ッタ速度、及び装填したフィルムの感度により決定され
る基準露光量をBとしたとき、下記の式を満足すること
を特徴とする請求項1に記載の防水カメラ。 A≦9 10≦B A+1≦B≦A+4 - 【請求項3】 予めフィルムが装填されており、少なく
とも撮影機構とフィルム1コマ送り機構とを備えたカメ
ラ部と、該カメラ部を水密状態に被覆するハウジング部
とより構成され、前記カメラ部を上下方向から前記ハウ
ジング部に挿入して収納する防水カメラにおいて、前記
カメラ部は、絞り径が大なる第1絞りと、該第1絞りよ
り絞り径が小なる第2絞りとに切り換え可能な切換部材
を備え、前記ハウジング部は、前記切換部材と係合して
前記ハウジング部の外部から前記第1絞りと前記第2絞
りとに切り換え可能な切換操作部材を備え、前記カメラ
部を前記ハウジング部に挿入したとき互いに係合する係
合部を前記切換部材と前記切換操作部材とに設けたこと
を特徴とする防水カメラ。 - 【請求項4】 前記ハウジング部は前記カメラ部の上下
方向に二つのハウジング部に二分割されており、一方の
ハウジング部に切換操作部材が設けられていることを特
徴とする請求項3に記載の防水カメラ。 - 【請求項5】 前記切換部材と前記切換操作部材との何
れか一方の係合部が二股に形成されていることを特徴と
する請求項3又は請求項4に記載の防水カメラ。 - 【請求項6】 予めフィルムが装填されており、少なく
とも撮影機構とフィルム1コマ送り機構とを備えたカメ
ラ部と、該カメラ部を水密状態に被覆するハウジング部
とより構成され、前記ハウジング部を前記カメラ部の上
下方向に第1ハウジング部と第2ハウジング部とに二分
割して、前記ハウジング部に前記カメラ部を挿入して収
納する防水カメラの製造方法において、前記カメラ部
は、絞り径が大なる第1絞りと、該第1絞りより絞り径
が小なる第2絞りとに切り換え可能な切換部材を備え、
前記第1ハウジング部は、前記切換部材と係合して前記
ハウジング部の外部から前記第1絞りと前記第2絞りと
に切り換え可能な切換操作部材を備え、前記カメラ部を
前記第1ハウジング部に挿入して、前記切換部材に設け
た係合部を前記切換操作部材に設けた係合部に係合させ
る工程と、前記第1ハウジング部に前記第2ハウジング
部を装着して前記カメラ部を水密状態に被覆する工程
と、を備えたことを特徴とする防水カメラの製造方法。 - 【請求項7】 前記切換部材と前記切換操作部材との何
れか一方の係合部が二股に形成されていることを特徴と
する請求項6に記載の防水カメラの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002076069A JP2003270699A (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | 防水カメラ及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002076069A JP2003270699A (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | 防水カメラ及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003270699A true JP2003270699A (ja) | 2003-09-25 |
Family
ID=29204969
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002076069A Withdrawn JP2003270699A (ja) | 2002-03-19 | 2002-03-19 | 防水カメラ及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003270699A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008152147A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Casio Comput Co Ltd | 撮像装置、撮影システム、入力処理方法及びプログラム |
US7522136B2 (en) | 2003-12-02 | 2009-04-21 | Lg Display Co., Ltd. | Liquid crystal display device and driving method thereof |
-
2002
- 2002-03-19 JP JP2002076069A patent/JP2003270699A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7522136B2 (en) | 2003-12-02 | 2009-04-21 | Lg Display Co., Ltd. | Liquid crystal display device and driving method thereof |
JP2008152147A (ja) * | 2006-12-19 | 2008-07-03 | Casio Comput Co Ltd | 撮像装置、撮影システム、入力処理方法及びプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20050131 |
|
A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20070528 |