JP2003267942A - 芳香族ニトリルおよび複素環ニトリルの製造方法 - Google Patents

芳香族ニトリルおよび複素環ニトリルの製造方法

Info

Publication number
JP2003267942A
JP2003267942A JP2002065579A JP2002065579A JP2003267942A JP 2003267942 A JP2003267942 A JP 2003267942A JP 2002065579 A JP2002065579 A JP 2002065579A JP 2002065579 A JP2002065579 A JP 2002065579A JP 2003267942 A JP2003267942 A JP 2003267942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nitrile
compound
catalyst
heterocyclic
chromium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002065579A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4240191B2 (ja
Inventor
Hideji Ebata
秀司 江端
Hideaki Ogino
英明 荻野
Kengo Tsukahara
建悟 塚原
Yasushi Hiramatsu
靖史 平松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP2002065579A priority Critical patent/JP4240191B2/ja
Publication of JP2003267942A publication Critical patent/JP2003267942A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4240191B2 publication Critical patent/JP4240191B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Pyridine Compounds (AREA)
  • Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】炭素環化合物または複素環化合物を気相接触反
応によりアンモ酸化させ、対応する芳香族ニトリルまた
は複素環ニトリルを製造するに際し、固定床の多管式反
応器で実用的な高強度を有し、且つ、目的生成物を高収
率で得る触媒を提案する。 【解決手段】炭素環化合物または複素環化合物と、アン
モニアおよび酸素を含む混合ガスを触媒上で接触反応さ
せて対応するニトリル化合物を製造するに際し、クロム
化合物をアルコール類、糖類、有機オキシ化合物および
水溶性アルデヒド類から選ばれる少なくとも一種のクロ
ム処理剤を用いて処理したものと、V、MoおよびFe
から選ばれた一種以上の金属の酸化物、およびアルミナ
またはチタニアを混合して調製した高強度触媒を用いる
ことを特徴とする芳香族ニトリルまたは複素環ニトリル
の製造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は炭素環化合物または
複素環化合物をアンモニアおよび酸素を含む混合ガスと
反応させ、芳香族ニトリルまたは複素環ニトリルを製造
する方法に関する。芳香族ニトリルは、合成樹脂、農薬
等の製造原料およびアミン、イソシアネート等の中間原
料として有用である。一方、複素環ニトリルは、医薬
品、飼料添加剤、食品添加剤等の中間原料として用いら
れる。
【0002】
【従来の技術】炭素環化合物または複素環化合物に気相
でアンモニアと酸素を反応させるアンモ酸化反応は、い
ずれも大量の反応熱が発生するために反応温度の制御が
著しく困難であり、その解決策として流動層形式の反応
器が有効とされる。触媒にはシリカを坦体に用いる特公
昭49−45860号は特公昭45−19284号を改
良したものであり、優れた性能を示す。また、特公昭5
1−15028号、特開平1−275551号、特開平
5−170724号も同じく流動層反応器を用いて好ま
しい結果が得られる。しかしながら、これらの触媒は何
れも流動状態における触媒摩耗と微粉化が免れず、安定
した反応を継続することが難しい。一方、固定床形式で
は多管式の反応器が用いられ、一般には、アルミナやチ
タニアに有効成分を担持した金属酸化物触媒が使用され
る。これら触媒は、対応するニトリル化合物を高収率で
得ることと同時に、触媒充填の際や反応条件下において
触媒粉化による反応器内の変流を防止するために、実用
上、耐えうる強度を有することが重要とされる。
【0003】触媒強度を向上させる方法としては、10
00℃以上で焼結によって強固な担体を形成し、その上
に有効金属酸化物を担持することができるが、有効金属
酸化物を多く必要とする触媒系では、担体と有効金属酸
化物の間に、外的衝撃や熱応力によって、剥離やひび割
れ等の欠陥が生じ、粉化することから充分な強度を得る
ことが難しい。担体と有効金属酸化物の結合力を上げる
ために、担体と有効金属酸化物を粉末の段階で混合し、
更に化学的な結合力を有する、例えばアルミナやジルコ
ニア等の成型助剤を添加することも有効な手段ではある
が、この場合も強度が向上する一方で、それら酸化物の
化学的な活性点で分解反応が促進され、目的のニトリル
生成物を高収率で得ることができない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、炭素
環化合物または複素環化合物を気相接触反応によりアン
モ酸化させ、対応する芳香族ニトリルまたは複素環ニト
リルを製造するに際し、固定床の多管式反応器で実用的
な高強度を有し、且つ、目的生成物を高収率で得る触媒
を提案することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記目的を
達成するために鋭意検討した結果、クロム化合物を特定
のクロム処理剤を用いて処理したものを、バナジウム、
モリブデンまたは鉄を含む金属酸化物と、アルミナまた
はチタニアに混合することにより、実用的に耐えうる強
度を有し、且つ、目的生成物が高収率で得られる触媒が
できることを見出し、本発明を完成するに至った。すな
わち本発明は、炭素環化合物または複素環化合物と、ア
ンモニアおよび酸素を含む混合ガスを触媒上で接触反応
させて対応するニトリル化合物を製造するに際し、クロ
ム化合物をアルコール類、糖類、有機オキシ化合物およ
び水溶性アルデヒド類から選ばれる少なくとも一種のク
ロム処理剤を用いて処理したものと、V、MoおよびF
eから選ばれた一種以上の金属の酸化物、およびアルミ
ナまたはチタニアを混合して調製した高強度触媒を用い
ることを特徴とする芳香族ニトリルまたは複素環ニトリ
ルの製造方法に関するものである。
【0006】
【発明の実施の態様】以下、本発明を具体的に説明す
る。本発明における反応は、炭素環化合物または複素環
化合物と、酸素含有ガスおよびアンモニアとの反応(ア
ンモ酸化反応)であり、触媒上で気相接触させることで
なされる。
【0007】本発明で原料として用いられる炭素環化合
物は芳香族化合物及び脂環族化合物であり、脂環族化合
物は酸素含有ガスおよびアンモニアとの本反応(アンモ
酸化反応)において、同時に酸化、脱水素反応により容
易に芳香族ニトリルに変換できる。芳香族化合物及び脂
環族化合物は、ベンゼン、ナフタレン、アントラセン、
シクロヘキセン、シクロヘキサン、ジヒドロナフタレ
ン、テトラリン、デカリン等の炭素環を有し、結合した
メチル基、エチル基、プロピル基、ホルミル基、アセチ
ル基、ヒドロキシメチル基、メトキシカルボニル基等、
アンモ酸化反応によりシアノ基を生成し得る側鎖(以
下、置換基と称す)を少なくとも1つ有する炭素環化合
物である。また、この炭素環化合物はハロゲン基、ヒド
ロキシル基、アルコキシル基、アミノ基、ニトロ基等を
含んでいても使用できる。例えば、トルエン、キシレ
ン、トリメチルベンゼン、エチルベンゼン、メチルナフ
タレン、ジメチルナフタレン、メチルテトラリン、ジメ
チルテトラリン、クロロトルエン、ジクロロトルエン、
メチルアミリン、クレゾール、メチルアニソール等が挙
げられる。これらの化合物は単独または混合物で使用で
きる。
【0008】本発明に用いられる複素環化合物は、フラ
ン、ピロール、インドール、チオフェン、ピラゾール、
イミアゾール、オキサゾール、ピラン、ピリジン、キノ
リン、イソキノリン、ピロリン、ピロリジン、イミドゾ
リン、イミダゾリジン、ペピリジン、ペピラジン等の複
素環を有する化合物であり、その側鎖には、上記炭素環
化合物と同様に置換基を有する。また、炭素環化合物と
同様に、ハロゲン基等の置換基を含んでいても良い。例
えば、フルフラール、2−メチルチオフェン、3−メチ
ルチオフェン、2−ホルミルチオフェン、4−メチルチ
アゾール、メチルピリジン、ジメチルピリジン、トリメ
チルピリジン、メチルキノリン、メチルピラジン、ジメ
チルピラジン、メチルペピラジン等が挙げられる。これ
らの化合物は単独または混合物で使用できる。
【0009】本発明に用いられる原料アンモニアは工業
用グレードで良い。アンモニアの使用量は炭素環化合物
または複素環化合物1モルに含まれる置換基1個に対し
て1〜10倍モル、好ましくは3〜6倍モルの範囲であ
る。これより使用量が少ないと目的生成物の収率は低下
し、一方、これより多いと空時収率が小さくなる。本発
明方法では、反応ガスに含まれる未反応アンモニアを回
収し、反応系に戻し再使用できる。反応ガスから未反応
アンモニアの回収方法は種々考えられるが、工業的に
は、未反応アンモニアを水に吸収させた後、それを蒸留
操作でアンモニアを他の副生物と分離するのが有利であ
る。ここで回収されるアンモニア中の水分量は蒸留の操
作条件によってことなるが、通常は5〜20容量%が含
まれる。
【0010】本発明で使用される酸素は、酸素含有ガス
の形で供給され、通常は空気が用いられる。別法とし
て、空気または酸素を不活性ガス、例えば窒素、炭酸ガ
ス、排ガス等で希釈して用いることもできる。酸素の使
用量は、炭素環化合物または複素環化合物1モルに含ま
れる置換基1個に対して1.5倍モル以上、好ましくは
2〜50倍モルの範囲である。これより使用量が少ない
と目的生成物の収率が低下し、一方、これより多いと空
時収率が小さくなる。
【0011】本発明で用いられる触媒は、基本的には
V、MoおよびFeから選ばれる一種以上の金属酸化物
と、後述するクロム処理物を含む組成で構成される。ク
ロム処理物は、クロムの金属酸化物基準で1.0〜1
0.0重量%の範囲であることが好ましく、クロム処理
物がこれより少ない場合には、触媒の強度と目的生成物
の収率が悪くなる。一方、これより多い場合も希釈作用
により収率低下が起こると共に、触媒費が嵩み、経済面
で不利となる。また、上記金属酸化物に対し、Mg、C
a、Ba、W、Co、Ni、B、Ge、Sn、Pb、
P、SbおよびBiの群から選ばれた少なくとも一種の
金属の酸化物を添加し、修飾した組成系が好ましく、下
記の組成式で表される金属酸化物触媒が特に好ましい。 組成式:(Cr)a(V)b(Mo)c(Fe)d
(X)e(O)f (但し、XはMg、Ca,Ba、W、Co、Ni、B、
Ge、Sn、Pb、P、SbおよびBiの群から選ばれ
た少なくとも一種の元素、添字のa,b,c,dおよび
eは原子比を各々示し、a=0.01〜1(好ましくは
0.1〜0.7)、b=0.01〜1(好ましくは0.
1〜0.7)、c=0〜1、d=0〜1(好ましくは
0.05〜0.7)、e=0〜1(好ましくは0.05
〜0.7)、およびfは上記元素が結合して得られる酸
化物の酸素数)。 これらの金属酸化物触媒は、担体としてアルミナまたは
チタニアを用いることにより、本発明における高強度触
媒とすることができる。
【0012】本発明においては、上記の組成式で包含さ
れる種々の金属酸化物触媒を用いることができるが、特
にCr〜V〜B〜Moに担体としてアルミナまたはチタ
ニアを50〜99重量%、好ましくは65〜97重量%
を加えた高強度触媒が好適に用いられる。
【0013】本触媒におけるバナジウム源としては、メ
タバナジン酸アンモニウム、硫酸バナジル、およびシュ
ウ酸、酒石酸などの有機酸のバナジウム塩類が使用され
るが、その後の焼成操作で分解し、容易に酸化物となり
うるメタバナジン酸アンモニウム、シュウ酸バナジル、
酒石酸バナジルなどが好ましい。ホウ素源としては、ホ
ウ酸、ホウ酸アンモニウム、などが使用される。また、
モリブデン源としてはパラモリブデン酸アンモニウム、
モリブデン酸ナトリウム、モリブデン酸カリウムなどが
あげられるが、このうち、その後の焼成操作で容易に分
解し、ナトリウムイオン、カリウムイオン等の金属陽イ
オンが触媒中に残留しないパラモリブデン酸アンモニウ
ムが好適である。
【0014】クロム源としては、無水クロム酸、クロム
酸アンモニウム、クロム酸ナトリウム、重クロム酸アン
モニウム、重クロム酸カリウム、重クロム酸ナトリウム
などのクロム化合物を使用することができるが、これら
のうち、金属陽イオンを含む塩は、これを除去する操作
(例えばイオン交換法など)が必要であり、この操作を
必要としない無水クロム酸、クロム酸アンモニウム、重
クロム酸アンモニウムを用いることが有利である。更
に、原料の価格を考慮すると無水クロム酸が最も好まし
い。
【0015】本発明のクロム処理剤は、アルコール類、
糖類、有機オキシ化合物および水溶性アルデヒド類から
選ぶことができる。アルコール類としては、エタノー
ル、プロパノール、ブタノール、プロピレングリコー
ル、グリセリン、ペンタエリスリトール、キシロール、
ソルビトール等が例示され、糖類としては、ガラクトー
ス、マンニット、イノシット、果糖、デンプン等が挙げ
られる。また、有機オキシ化合物としては、有機オキシ
酸およびそのアンモニウム塩が好ましく、具体的には、
グリコール酸、グリセリン酸、シュウ酸および酒石酸
と、そのアンモニウム塩が挙げられる。水溶性アルデヒ
ド類としては、ホルムアルデヒド、グリコールアルデヒ
ド等が挙げられる。上記の化合物は、単独または2種以
上の混合物として使用することができる。
【0016】クロム化合物の処理方法は、クロム化合物
の水溶液と上記処理剤の水溶液を混合し、還流器付きの
反応器で加熱沸騰せしめる。その際、クロム化合物の濃
度および処理剤の濃度は臨界的ではなく、用いるクロム
化合物および処理剤の種類に応じて広範に変えうるが、
一般には、双方とも0.1〜5.0モル/リットルの濃
度が有利であり、これより濃度が低いと生産性が悪く、
経済性の面で不利であり、また、これより濃度は高いと
得られるクロム化合物の粒子成長が大きくなり、その後
の混合の際に均質性ある触媒を得ることができない。加
熱により処理する時間は2時間以内、好ましくは30分
〜1時間が有利である。この処理により上記クロムの水
溶液からゾル状物質(クロム処理物)となる。
【0017】触媒は公知の方法を用いて製造することが
できる。例えば、酸化バナジウムをシュウ酸に溶かした
水溶液に、ホウ酸水溶液を加え、均一水溶液とした後
に、クロム処理物および担体であるアルミナまたはチタ
ニアの粉末を加え混合する。その後、充分に触媒の均質
化を図るため機械的な操作により混練した後に、二軸押
出し成型機により適用な形状に押出し成型する。得られ
た成型体は110〜150℃で恒量になるまで乾燥し、
次いで、焼成を350〜700℃、好ましくは400〜
600℃で数時間以上、空気を流通しながら行う。な
お、この焼成に先立って200〜350℃において予備
焼成を行うと、より好ましい結果を得ることができる。
【0018】反応温度は300〜500℃の広い範囲で
実施できるが、330〜470℃であることが好まし
い。300℃より低い温度では原料化合物の転化率が小
さく、500℃より高い温度では二酸化炭素、シアン化
水素などの生成が増加しニトリル化合物の収率が低下す
る。最高の収率を示す反応温度は、原料の種類、原料濃
度、接触時間、および触媒の焼成温度などにより変化す
るので、これらの条件に応じて適宜この範囲で選択する
ことが好ましい。反応ガスと触媒の接触時間は一般には
かなり広い範囲に採ることができるが、0.5〜30秒
であることが好ましい。
【0019】本発明の反応は通常、常圧にて行われる
が、加圧下または減圧下にても行うことができる。反応
生成物の捕集は、任意の適当な方法、例えば、生成物が
析出するに充分な温度まで冷却し捕集する方法、水その
他適当な溶媒などで反応生成ガスを洗浄、捕集する方法
などが使用される。
【0020】
【実施例】次に実施例および比較例により、本発明を更
に具体的に説明する。但し本発明はこれらの実施例によ
り制限されるものでない。
【0021】実施例1 (触媒の調製)無水クロム酸CrO319.6gを水8
0mlに溶解した後に、50℃においてソルビトール3
5.3gを徐々に加え、溶解し、反応させた後に、還流
装置付きフラスコで煮沸し、クロムの処理を完全に行っ
た。一方、五酸化バナジウムV2517.8gを水40
mlに溶解し、80〜90℃に加熱後、よく攪拌しなが
らシュウ酸44.4gを加え、溶解した液に、水30m
lに溶解したパラモリブデン酸アンモニウム(NH46
Mo724・4H2O 0.69gとホウ酸H3BO31.
21gを加えた。次に、酸化アルミニウムα-Al23
の粉末300gと、先に調製したクロム処理物をV、M
o、Bの混合水溶液に加えた後、石川式らいかい機によ
り、3時間を要し均質となるまで混練した。その後、得
られたケーキを二軸押出し成型機により成型し、110
℃で12時間乾燥した後、250℃で予備焼成し、最終
450℃で15時間焼成した。この触媒の原子比はC
r:V:B:Moが1.0:1.0:0.1:0.02
の割合で含有され、触媒中の担体アルミナの濃度は90
wt%である。
【0022】(触媒強度)この触媒の平均直径は3.2
mmであり、圧壊強度を測定した結果、強度は113
(N)粉化率は1.0重量%と良好な値を示し、実用に耐
える強度を有していた。
【0023】(触媒の活性試験)溶融塩にて加熱された
内径23mmの反応器に、この触媒13mlを充填し、
メタキシレン濃度0.6容積%、アンモニア3.8容積
%、空気95.6容積%よりなるガスを、この触媒が最
高のイソフタロニトリル収率を与える温度である400
℃において、空時速度SV2330Hr-1の条件で接触
反応させた。この結果、メタキシレンに対してイソフタ
ロニトリルの収率が83.8モル%、メタトルニトリル
の収率が1.9モル%であり、反応したメタキシレンに
対するイソフタロニトリルの選択率は84.1モル%で
あった。
【0024】実施例2 (触媒の活性試験)実施例1で調製した触媒を用い、メ
タキシレンに代えて3メチル−ピリジンを使用して、実
施例1と同様に活性試験を行った。3−メチルピリジン
0.7容量%、アンモニア2.0容量%、空気97.3
容量%よりなるガスを、この触媒が最高の3−シアノピ
リジン収率を与える温度である390℃、SV2290
Hr-1の条件で反応した。この結果、3−メチルピリジ
ンに対する3―シアノピリジンの収率は、90.5モル
%であり、反応した3−メチルピリジンに対する3−シ
アノピリジンの選択率は90.7モル%であった。
【0025】実施例3 (触媒の調製)ソルビトールに代えて、酒石酸29.4
gを用いた以外は実施例1と同様に行った。
【0026】(触媒強度)この触媒の平均直径は3.2
mmであり、圧壊強度を測定した結果、強度は126
(N)、粉化率は0.8重量%と良好な値を示し、実用に
耐える強度を有していた。
【0027】(触媒の活性試験)実施例1と同様に活性
試験を行った。メタキシレン濃度0.6容積%、アンモ
ニア3.8容積%、空気95.6容積%よりなるガス
を、この触媒が最高のイソフタロニトリル収率を与える
温度である400℃において、空時速度SV2310H
-1の条件で接触反応させた。この結果、メタキシレン
に対してイソフタロニトリルの収率が82.5モル%、
メタトルニトリルの収率が1.6モル%であり、反応し
たメタキシレンに対するイソフタロニトリルの選択率は
83.0モル%であった。
【0028】実施例4 (触媒の調製)担体アルミナに代えて、酸化チタンの粉
末300gを用いた以外は実施例1と同様に行った。
【0029】(触媒強度)この触媒の平均直径は3.1
mmであり、圧壊強度を測定した結果、強度は103
(N)、粉化率は1.5重量%と良好な値を示し、実用に
耐える強度を有していた。
【0030】(触媒の活性試験)実施例1と同様に活性
試験を行った。メタキシレン濃度0.7容積%、アンモ
ニア3.9容積%、空気95.4容積%よりなるガス
を、この触媒が最高のイソフタロニトリル収率を与える
温度である375℃において、空時速度SV2350H
-1の条件で接触反応させた。この結果、メタキシレン
に対してイソフタロニトリルの収率が85.6モル%、
メタトルニトリルの収率が1.2モル%であり、反応し
たメタキシレンに対するイソフタロニトリルの選択率は
86.1モル%であった。
【0031】比較例1 (触媒の調製)五酸化バナジウムV2517.8gを水
40mlに溶解し、80〜90℃に加熱後、よく攪拌し
ながらシュウ酸44.4gを加え、溶解した液に、水3
0mlに溶解したパラモリブデン酸アンモニウム(NH
46Mo724・4H2O 0.69gとホウ酸H3BO3
1.21gを加えた。次に、酸化アルミニウムα-Al2
3の粉末164gを、先に調製したV、Mo、B混合
水溶液に加えた後、石川式らいかい機により、3時間を
要し均質となるまで混練した。その後、得られたケーキ
を二軸押出し成型機により成型し、110℃で12時間
乾燥した後、250℃で予備焼成し、最終450℃で1
5時間焼成した。この触媒の原子比はV:B:Moが
1.0:0.1:0.02の割合で含有され、触媒中の
担体アルミナの濃度は90wt%である。
【0032】(触媒強度)この触媒の平均直径は3.3
mmであり、圧壊強度を測定した結果、強度は27
(N)、粉化率は6.9重量%と悪く、実用上において耐
えない強度であった。
【0033】(触媒の活性試験)溶融塩にて加熱された
内径23mmの反応器にこの触媒13mlを充填し、メ
タキシレン濃度0.6容積%、アンモニア3.8容積
%、空気95.6容積%よりなるガスを、この触媒が最
高のイソフタロニトリル収率を与える温度である405
℃において、空時速度SV2250Hr-1の条件で接触
反応させた。この結果、メタキシレンに対してイソフタ
ロニトリルの収率が72.8モル%、メタトルニトリル
の収率が1.0モル%であり、反応したメタキシレンに
対するイソフタロニトリルの選択率は73.0モル%で
あった。
【0034】比較例2 (触媒の活性試験)比較例1で調製した触媒を用い、メ
タキシレンに代えて3メチル−ピリジンを使用して、比
較例1と同様に活性試験を行った。3−メチルピリジン
0.7容量%、アンモニア1.9容量%、空気97.4
容量%よりなるガスを、この触媒が最高の3−シアノピ
リジン収率を与える温度である395℃、SV2310
Hr-1の条件で反応した。この結果、3−メチルピリジ
ンに対する3―シアノピリジンの収率は、81.5モル
%であり、反応した3−メチルピリジンに対する3−シ
アノピリジンの選択率は81.8モル%であった。
【0035】比較例3 (触媒の調製)担体アルミナに代えて、酸化チタンの粉
末300gを用いた以外は比較例1と同様に行った。
【0036】(触媒強度)この触媒の平均直径は3.2
mmであり、圧壊強度を測定した結果、強度は22
(N)、粉化率は7.5重量%と悪く、実用上において耐
えない強度であった。
【0037】(触媒の活性試験)比較例1と同様に活性
試験を行った。メタキシレン濃度0.7容積%、アンモ
ニア3.9容積%、空気95.4容積%よりなるガス
を、この触媒が最高のイソフタロニトリル収率を与える
温度である380℃において、空時速度SV2300H
-1の条件で接触反応させた。この結果、メタキシレン
に対してイソフタロニトリルの収率が72.2モル%、
メタトルニトリルの収率が1.5モル%であり、反応し
たメタキシレンに対するイソフタロニトリルの選択率は
72.9モル%であった。
【0038】
【発明の効果】上述のように、クロム化合物をアルコー
ル類、糖類、有機オキシ化合物および水溶性アルデヒド
類から選ばれる少なくとも一種のクロム処理剤で処理し
たものと、V、MoおよびFeから選ばれた一種以上の
金属の酸化物、およびアルミナまたはチタニアを混合す
ることにより、実施例に示される如く、炭素環化合物や
複素環化合物をアンモ酸化して対応するニトリル化合物
が極めて高い収率で得られ、且つ、取扱い上において実
用に耐えうる高強度を有する触媒を得ることができる。
一般的に大量の発熱を伴うアンモ酸化反応を固定床で行
うためには多管反応器の使用が不可欠であり、本触媒は
その実施下において、充分に特性が発揮され、対応する
ニトリル化合物を工業的に極めて有利に製造することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 213/85 C07D 213/85 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300 (72)発明者 塚原 建悟 新潟県新潟市太夫浜字新割182番地 三菱 瓦斯化学株式会社新潟研究所内 (72)発明者 平松 靖史 新潟県新潟市太夫浜字新割182番地 三菱 瓦斯化学株式会社新潟研究所内 Fターム(参考) 4C055 AA01 BA01 CA02 CA59 DA01 FA15 FA34 FA36 4G069 AA03 AA08 BA01B BA04B BC09A BC10A BC13A BC21A BC22A BC23A BC25A BC54B BC58B BC59B BC60A BC67A BC68A BD03B BD07A CB53 CB55 EA02Y FB65 4H006 AA02 AC54 BA06 BA11 BA12 BA13 BA14 BA20 BA21 BA27 BA30 BA55 QN28 4H039 CA70 CD10 CD50 CL50

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素環化合物または複素環化合物と、アン
    モニアおよび酸素を含む混合ガスを触媒上で接触反応さ
    せて対応するニトリル化合物を製造するに際し、クロム
    化合物をアルコール類、糖類、有機オキシ化合物および
    水溶性アルデヒド類から選ばれる少なくとも一種のクロ
    ム処理剤を用いて処理したものと、V、MoおよびFe
    から選ばれた一種以上の金属の酸化物、およびアルミナ
    またはチタニアを混合して調製した高強度触媒を用いる
    ことを特徴とする芳香族ニトリルまたは複素環ニトリル
    の製造方法。
  2. 【請求項2】前記クロム化合物が、無水クロム酸、クロ
    ム酸アンモニウムおよび/または重クロム酸アンモニウ
    ムである請求項1に記載の芳香族ニトリルまたは複素環
    ニトリルの製造方法。
  3. 【請求項3】前記高強度触媒が、Mg、Ca,Ba、
    W、Co、Ni、B、Ge、Sn、Pb、P、Sbおよ
    びBiの群から選ばれた少なくとも一種の金属の酸化物
    を更に含むものである請求項1または2に記載の芳香族
    ニトリルまたは複素環ニトリルの製造方法。
  4. 【請求項4】高強度触媒に含まれる金属の酸化物が、
    V、MoおよびBの酸化物である請求項3に記載の芳香
    族ニトリルまたは複素環ニトリルの製造方法。
JP2002065579A 2002-03-11 2002-03-11 芳香族ニトリルおよび複素環ニトリルの製造方法 Expired - Lifetime JP4240191B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002065579A JP4240191B2 (ja) 2002-03-11 2002-03-11 芳香族ニトリルおよび複素環ニトリルの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002065579A JP4240191B2 (ja) 2002-03-11 2002-03-11 芳香族ニトリルおよび複素環ニトリルの製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008151462A Division JP2009007354A (ja) 2008-06-10 2008-06-10 芳香族ニトリルおよび複素環ニトリルの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003267942A true JP2003267942A (ja) 2003-09-25
JP4240191B2 JP4240191B2 (ja) 2009-03-18

Family

ID=29197818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002065579A Expired - Lifetime JP4240191B2 (ja) 2002-03-11 2002-03-11 芳香族ニトリルおよび複素環ニトリルの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4240191B2 (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7541497B2 (en) 2003-09-10 2009-06-02 Basf Aktiengesellschaft Method for producing xylylenediamine (XDA)
JP2010024188A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Mitsubishi Gas Chemical Co Inc 芳香族ニトリルの製造方法
JP2010024187A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Mitsubishi Gas Chemical Co Inc 芳香族ニトリルの製造方法
EP2202218A1 (en) 2008-12-26 2010-06-30 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Production method of xylylenediamine
WO2012105498A1 (ja) 2011-01-31 2012-08-09 三菱瓦斯化学株式会社 キシリレンジアミンの製造方法
KR20160003887A (ko) 2014-03-10 2016-01-11 미쯔비시 가스 케미칼 컴파니, 인코포레이티드 디시아노벤젠의 제조방법 및 제조장치
WO2019188459A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 三菱瓦斯化学株式会社 アンモ酸化反応による芳香族ニトリルの製造方法

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7541497B2 (en) 2003-09-10 2009-06-02 Basf Aktiengesellschaft Method for producing xylylenediamine (XDA)
JP2010024188A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Mitsubishi Gas Chemical Co Inc 芳香族ニトリルの製造方法
JP2010024187A (ja) * 2008-07-22 2010-02-04 Mitsubishi Gas Chemical Co Inc 芳香族ニトリルの製造方法
EP2202218A1 (en) 2008-12-26 2010-06-30 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Production method of xylylenediamine
WO2012105498A1 (ja) 2011-01-31 2012-08-09 三菱瓦斯化学株式会社 キシリレンジアミンの製造方法
US9024070B2 (en) 2011-01-31 2015-05-05 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Method for producing xylylenediamine
KR20160003887A (ko) 2014-03-10 2016-01-11 미쯔비시 가스 케미칼 컴파니, 인코포레이티드 디시아노벤젠의 제조방법 및 제조장치
CN106068254A (zh) * 2014-03-10 2016-11-02 三菱瓦斯化学株式会社 二氰基苯的制造方法和制造装置
US9822062B2 (en) 2014-03-10 2017-11-21 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Method and apparatus for producing dicyanobenzene
WO2019188459A1 (ja) * 2018-03-30 2019-10-03 三菱瓦斯化学株式会社 アンモ酸化反応による芳香族ニトリルの製造方法
CN111770911A (zh) * 2018-03-30 2020-10-13 三菱瓦斯化学株式会社 基于氨氧化反应的芳香族腈的制造方法
JPWO2019188459A1 (ja) * 2018-03-30 2021-04-15 三菱瓦斯化学株式会社 アンモ酸化反応による芳香族ニトリルの製造方法
EP3778561A4 (en) * 2018-03-30 2021-05-19 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. PROCESS FOR PRODUCING AROMATIC NITRILE BY AMMOXIDATION REACTION
TWI811312B (zh) * 2018-03-30 2023-08-11 日商三菱瓦斯化學股份有限公司 利用氨氧化反應之芳香族腈之製造方法
JP7420068B2 (ja) 2018-03-30 2024-01-23 三菱瓦斯化学株式会社 アンモ酸化反応による芳香族ニトリルの製造方法
CN111770911B (zh) * 2018-03-30 2024-07-09 三菱瓦斯化学株式会社 基于氨氧化反应的芳香族腈的制造方法
US12060311B2 (en) 2018-03-30 2024-08-13 Mitsubishi Gas Chemical Company, Inc. Method for producing aromatic nitrile by ammoxidation reaction

Also Published As

Publication number Publication date
JP4240191B2 (ja) 2009-03-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0132820B2 (ja)
CN101433836A (zh) 一种用于生产3-氰基吡啶的催化剂及其制备方法和应用
JPH02257A (ja) ニトリルの製造法
US4985581A (en) Catalyst and process for producing aromatic nitriles
JP4240191B2 (ja) 芳香族ニトリルおよび複素環ニトリルの製造方法
JP4240162B2 (ja) ニトリル化合物の製造方法および製造用触媒
EP0930295B1 (en) Process for producing nitrile compound and catalyst used therefor
JP3156734B2 (ja) ニトリル化合物の製造法および製造用触媒
JP2615819B2 (ja) シアノピリジンの製造法
JP2522929B2 (ja) ニトリル類製造用バナジウム・アンチモン含有酸化物触媒の製法
JP2010024187A (ja) 芳香族ニトリルの製造方法
US3959339A (en) Process for producing aromatic nitriles
EP1069108B1 (en) Process for producing carbocyclic and heterocyclic nitriles
JP4380866B2 (ja) ニトリル化合物の製造法
JP4114019B2 (ja) ニトリル化合物の製造方法および製造用触媒
JP2009007354A (ja) 芳香族ニトリルおよび複素環ニトリルの製造方法
JP5353095B2 (ja) 芳香族ニトリルの製造方法
EP0525367A1 (en) Catalyst and process for producing nitrile compounds
EP3778561B1 (en) Method for producing aromatic nitrile by ammoxidation reaction
JP3431032B2 (ja) ナフタレンニトリル類の製造法
JP2002088043A (ja) ニトリル化合物の製造方法
JP2933114B2 (ja) ナフタレンニトリル類の製造法
JP2001163848A (ja) ニトリル化合物の製造方法
JPH06211767A (ja) アクリロニトリルの製造法
JP2001335552A (ja) 選択的部分アンモ酸化方法および触媒

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080410

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080610

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081216

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4240191

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120109

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130109

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140109

Year of fee payment: 5

EXPY Cancellation because of completion of term