JP2003267168A - 車両の消音機能付リヤバンパ構造 - Google Patents

車両の消音機能付リヤバンパ構造

Info

Publication number
JP2003267168A
JP2003267168A JP2002074130A JP2002074130A JP2003267168A JP 2003267168 A JP2003267168 A JP 2003267168A JP 2002074130 A JP2002074130 A JP 2002074130A JP 2002074130 A JP2002074130 A JP 2002074130A JP 2003267168 A JP2003267168 A JP 2003267168A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floor side
side member
bumper
box
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002074130A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Koyama
悦伸 小山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
Priority to JP2002074130A priority Critical patent/JP2003267168A/ja
Publication of JP2003267168A publication Critical patent/JP2003267168A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Body Structure For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 フロアサイドメンバ内の共鳴に起因する騒音
を後続のリヤバンパを利用してサイドメンバ自体の内部
で低減し得る車両の消音機能付バンパ構造を提供する。 【解決手段】 両側の空洞状フロアサイドメンバ1の後
端部に取付けられ車幅方向のバンパリインフォース5
に、バンパカバー6が取付けられる。バンパリインフォ
ース5をフロアサイドメンバ1の後端部に取付ける取付
部材10は、フロアサイドメンバ1の共鳴音を吸収する
ヘルムホルツ型の消音器として機能するように、箱とし
て構成されると共に、この箱の前面部11に、この前面
部に形成された開口部18に基端部が連通するパイプ状
ネック部12が突設され、箱の周面部13及び背面部1
4がフロアサイドメンバ1及びバンパリインフォース1
にそれぞれ取付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、両側の空洞状フロ
アサイドメンバの後端部に取付けられ車幅方向のバンパ
リインフォースに、バンパカバーが取付けられてフロア
サイドメンバに生じる共鳴音を吸収するヘルムホルツ型
の消音器として機能する車両の消音機能付リヤバンパ構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】空洞状フロアサイドメンバには、エンジ
ン、トランスミッション、プロペラシャフト等の振動に
起因して共鳴することにより騒音を発生する問題があ
る。例えば、通常の3ジョイント式プロペラシャフトの
普通乗用車の場合、車室内に生じるこもり音よりも高域
の400Hz前後の騒音である所謂デフうなり音を発生
することが知られている。
【0003】この対策として、本出願人は、特開平10
−152073号により、ラテラルコントロールアーム
の近辺に位置するサスペンションタワーが共鳴モードの
腹近辺に在ることを確認したことを基にして、ボックス
を形成するサスペンションタワー用リインフォースの下
端部をフロアサイドメンバに連通させることにより、サ
イドメンバ内の騒音源に対してリインフォースが消音器
として機能するサスペンションタワーの消音器機能付リ
インフォースを提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これにより、400H
z前後の共鳴周波数の騒音に対して、リインフォース
は、サスペンションタワーを補強すると共に、密閉され
たボックスの下端部でサイドメンバの空洞に連通して共
鳴して消音作用を発生するが、この発明はサスペンショ
ンタワーの存在及び消音作用を得ることのできる一定の
位置関係の存在を前提にしたものである。
【0005】本発明は、このような点に鑑みて、フロア
サイドメンバ内の共鳴に起因する騒音を後続のリヤバン
パを利用してサイドメンバ自体の内部で低減し得る車両
の消音機能付バンパ構造を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、この目的を達
成するために、請求項1により、両側の空洞状フロアサ
イドメンバの後端部に取付けられ車幅方向のバンパリイ
ンフォースに、バンパカバーが取付けられている車両の
リヤバンパ構造において、バンパリインフォースをフロ
アサイドメンバの後端部に取付ける取付部材が、フロア
サイドメンバの共鳴音を吸収するヘルムホルツ型の消音
器として機能するように、箱として構成されると共に、
この箱の前面部に、この前面部に形成された開口部に基
端部が連通するパイプ状ネック部が突設され、箱の周面
部及び背面部がフロアサイドメンバ及びバンパリインフ
ォースにそれぞれ取付けられたことを特徴とする。
【0007】バンパリインフォースは、ヘルムホルツ型
の消音器として機能する箱形の取付部材を介してフロア
サイドメンバの後端部に取付けられる。因みに、通常は
バンパリインフォースに突設されたステーがフロアサイ
ドメンバの側面部に取付けられる。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図3を基に本発明の実施
の形態の一例による消音機能付リヤバンパ構造を説明す
る。リヤバンパは、車幅方向に延在するバンパリインフ
ォース5に、バンパカバー6で通常通りカバーされると
共に、後述する取付部材10により、途中にリヤサスタ
ワ2が立設される両側の空洞状フロアサイドメンバ1の
後端部にそれぞれ取付けられる。
【0009】フロアサイドメンバ1は、前端が閉鎖し、
かつ車両後部で後端が開放した管形状となって、閉鎖端
から開放端までの長さは約2mである一般的な車両構造
である。即ち、共鳴周波数を400Hzとすると、その
1/4波長である21cmの10倍程度の長さである。
【0010】取付部材10は、フロアサイドメンバ1の
上下側の内周面に対して隙間1aを残すように相対的に
小さな方形状の箱として構成されると共に、フロアサイ
ドメンバ1の共鳴音を吸収するヘルムホルツ型の消音器
としても機能するように、前面部11の開口部18に基
端部が連通し、かつ前方へ向けて突設されたパイプ状ネ
ック部12を備え、その両側の周面部13にねじ座13
aが形成され、背面部14にはボルト14aが突設され
ている。
【0011】これにより、取付部材10はフロアサイド
メンバ1の後端部に挿入されて、取付部材10の両側の
周面部がフロアサイドメンバ1の両側の内周面に接面し
た状態で、ボルト16をねじ座13aにねじ止めするこ
とにより取付けられる。さらに、この取付部材の背面部
14に、バンパリインフォース5の前面部5aが、その
ボルト挿通孔にボルト14aが挿通されてナット17で
ねじ止めされる。
【0012】ここで、ネック部12の長さをL、その内
径をd、取付部材10の容積をvとすると、ヘルムホル
ツ型共鳴による消音周波数fは次の通りになる。 f=(c/2π)×√(G/v)……(1) ここで、cは音速、G=πd/(L+d×π/2)で
ある。
【0013】フロアサイドメンバ1は、取付部材10の
上下の周辺に隙間1aを残した状態で、共鳴周波数40
0Hzで共鳴すると仮定する。取付部材10の容積V=
500ccに設定するとして、フロアサイドメンバ1の
内周面の横幅が7cmであることを前提に、取付部材1
0の高さ幅約5cm、前後幅は約7cm及び長さ約14
cmとなる。さらに、ネック部12の長さLは、5.6
cmでその先端がフロアサイドメンバ1の共鳴モードの
最後端の腹位置近辺を占めるとすると、内径d=6cm
で、取付部材10の空洞共鳴周波数は400Hzに設定
される。
【0014】これにより、ヘルムホルツ型共鳴による消
音器として機能する取付部材10は、フロアサイドメン
バ1に生じるデフうなり音を、その腹に先端が位置する
ネック部12を通して吸収してその内部で減衰させる。
【0015】図4は別の実施の形態によるバンパリイン
フォース5の取付部材30を示すもので、フロアサイド
メンバ1の内周面の全周に接面するように、フロアサイ
ドメンバ1の断面形状に対応した方形状の箱として構成
されている。この場合、フロアサイドメンバ1に取り付
けられた状態で、周囲が密閉されることにより、取付部
材30の前面部31がフロアサイドメンバ1の後端の閉
鎖面となる。したがって、この閉鎖面を腹としてフロア
サイドメンバ1が400Hz前後の空洞共鳴周波数で共
鳴し、ネック部32はその基端部が腹位置で吸収口とな
るように取付部材30内に向けて突設されている。
【0016】本発明の取付部材は、場合により両側のフ
ロアサイドメンバの一方のみに取り付けることもでき
る。その際、他方の取付部材はステー状に構成すること
もできる。
【0017】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、重量増を回避
してフロアサイドメンバに対するヘルムホルツ型共鳴の
消音器が実現される。そのネック部の位置設定により、
共鳴モードの腹位置で効率良く共鳴音を吸収できる。そ
の際、請求項2の発明によれば、取付部材がフロアサイ
ドメンバの全内周面に確実に支持される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態による車両の消音機能付リ
ヤバンパ構造の断面図である。
【図2】同バンパ構造の取り付け部材の斜視図である。
【図3】同バンパ構造の組立て前の概略斜視図である。
【図4】別の実施の形態によるバンパ構造の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 フロアサイドメンバ 5 バンパリインフォース 6 バンパカバー 10、30 取付部材 11、31 前面部 12、32 ネック部 13 周面部 14 背面部 18 開口部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側の空洞状フロアサイドメンバの後端
    部に取付けられ車幅方向のバンパリインフォースに、バ
    ンパカバーが取付けられている車両のリヤバンパ構造に
    おいて、 バンパリインフォースをフロアサイドメンバの後端部に
    取付ける取付部材が、前記フロアサイドメンバの共鳴音
    を吸収するヘルムホルツ型の消音器として機能するよう
    に、箱として構成されると共に、この箱の前面部に、こ
    の前面部に形成された開口部に基端部が連通するパイプ
    状ネック部が突設され、 前記箱の周面部及び背面部が前記フロアサイドメンバ及
    び前記バンパリインフォースにそれぞれ取付けられたこ
    とを特徴とする車両の消音機能付リヤバンパ構造。
  2. 【請求項2】 箱が、フロアサイドメンバの空洞形状に
    対応した方形状に形成されると共に、前記フロアサイド
    メンバの後端部に挿入されて前記箱の周面部の全周でフ
    ロアサイドメンバの内周面に接面すると共に、パイプ状
    ネック部が、前記箱の内部に向けて突設されたことを特
    徴とする請求項1記載の車両の消音機能付リヤバンパ構
    造。
JP2002074130A 2002-03-18 2002-03-18 車両の消音機能付リヤバンパ構造 Pending JP2003267168A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002074130A JP2003267168A (ja) 2002-03-18 2002-03-18 車両の消音機能付リヤバンパ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002074130A JP2003267168A (ja) 2002-03-18 2002-03-18 車両の消音機能付リヤバンパ構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003267168A true JP2003267168A (ja) 2003-09-25

Family

ID=29203608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002074130A Pending JP2003267168A (ja) 2002-03-18 2002-03-18 車両の消音機能付リヤバンパ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003267168A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021066392A (ja) * 2019-10-28 2021-04-30 マツダ株式会社 車両の消音構造

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021066392A (ja) * 2019-10-28 2021-04-30 マツダ株式会社 車両の消音構造
JP7342615B2 (ja) 2019-10-28 2023-09-12 マツダ株式会社 車両の消音構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2008126862A (ja) 車両のドア構造
JP3869825B2 (ja) 自動車用マフラーの固定機構
JP2004345624A (ja) リアストラットアセンブリの上端マウンティング部構造
JP2006321407A (ja) 自動車の車体前部構造
KR101188469B1 (ko) 자동차의 프론트사이드멤버와 서브프레임 마운팅구조
JP2000108841A (ja) 車両用前部構造
JP2008114697A (ja) 車両用防音構造
JP2007038983A (ja) 車両の側部車体構造
JP2007091129A (ja) バンパー一体型マフラー構造
JP2000335448A (ja) 自動車のサスペンション取付け部構造
JP2003267168A (ja) 車両の消音機能付リヤバンパ構造
JPH08198140A (ja) フロントサスペンションメンバ取付構造
JP3783317B2 (ja) キャブのアンダフレーム構造
JP2005029120A (ja) 前部車体構造
JP2002193169A (ja) 自動二輪車の衝撃吸収構造
JP3882451B2 (ja) 防音型エンジンフード
JP2003112678A (ja) 自動二輪車の燃料タンク取付構造
JP3102508B2 (ja) 自動車の後部車体構造
JP2000177641A (ja) 自動車のリヤシェルフ構造
KR100836690B1 (ko) 배터리의 비틀림 회전 방지를 위한 배터리의 장착 구조
JP3952658B2 (ja) 消音装置付きエンジンルーム
JP2014076759A (ja) 自動二輪車
JPS5917737Y2 (ja) 自動車におけるエンジン搭載用クロスメンバの防振構造
JP4192548B2 (ja) エンジンルームの防音構造
KR100569993B1 (ko) 자동차용 프론트사이드멤버의 엔진 마운팅구조