JP2003267049A - ホルダ付きサンバイザ - Google Patents

ホルダ付きサンバイザ

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JP2003267049A
JP2003267049A JP2002070579A JP2002070579A JP2003267049A JP 2003267049 A JP2003267049 A JP 2003267049A JP 2002070579 A JP2002070579 A JP 2002070579A JP 2002070579 A JP2002070579 A JP 2002070579A JP 2003267049 A JP2003267049 A JP 2003267049A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート片を保持できるホルダ付きサンバイザ
において、シート片の差込操作が円滑に行なえ、かつ長
期使用によってもシート片の保持強度を強固に保つ。 【解決手段】 サンバイザ本体20の一面にホルダ30
を付設したホルダ付きサンバイザ10であって、ホルダ
30は、樹脂成形体からなるカバー40と、このカバー
40を支持し、サンバイザ本体20に固定されるベース
50の2部構成、あるいはヒンジを介してカバー40と
ベース50を一体化した構成であり、カバー40に設け
たシート片Sの差込用開口41の手前箇所にガイド面4
3を設けることにより、シート片Sの挿入を円滑にさせ
るとともに、シート片Sを保持する押圧用舌片56等を
設けることにより、シート片Sを確実に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、高速道路のチケ
ットや各種領収書等のシート片や弾性のあるカード類を
保持できるホルダを備えたホルダ付きサンバイザに係
り、特に、シート片の差込操作が円滑に行なえるととも
に、シート片の保持を長期に亘り確実に行なうことがで
きるホルダ付きサンバイザに関する。
【0002】
【従来の技術】通常、直射日光を遮り、乗員の走行視界
を有効に確保するためにフロント側乗員の斜め上方に車
両用サンバイザが設けられている。このサンバイザは、
非使用時は天井面に格納され、使用の際にはフロントウ
インドウ面とほぼ平行となるように下方に展開操作して
使用しているが、乗員の身近にあることから、高速道路
のチケットや各種領収書等のシート片を保持するホルダ
を備えたものが多い。
【0003】例えば、図20に示すように、ホルダ付き
サンバイザ1は、日除け機能をもつサンバイザ本体2が
回動用シャフト3に回動可能に支承されており、サンバ
イザ本体2は、非使用時には天井面4に格納され、使用
時には下方向に回動操作してフロントウインドウ面と略
平行となる展開位置をとるようにしている。
【0004】そして、シート片Sを保持できるように帯
状のストラップ5をサンバイザ本体2の表面にフィット
するように取り付けている。
【0005】また、図21に示すように、サンバイザ本
体2を天井面4に格納した際、室内側に向く面にポケッ
ト6をウエルダ溶着加工により付設し、ポケット6の開
口6aからシート片Sを収容保持するものも提案されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のホ
ルダ付きサンバイザ1においては、サンバイザ本体2の
一面にストラップ5やポケット6を付設するという構成
であるが、最近の傾向として、サンバイザ本体2の製品
表面は手触り感、表面風合いを考慮して、クロス等の起
毛状に形成されることが多い。従って、図22に示すよ
うに、シート片Sをストラップ5に差し込む際、シート
片Sのコーナー部分がサンバイザ本体2の起毛部分に引
っ掛かり、ストラップ5やポケット6に差し込みづら
く、シート片Sの差込み作業性を低下させる大きな要因
となっている。
【0007】また、長期使用によりストラップ5が伸び
てサンバイザ本体2に対する密着力が低下したり、ま
た、ポケット6の開口6aが口開きするなど、シート片
Sの確実な保持がなされず、走行中の振動、あるいはサ
ンバイザ本体2の回動操作時、シート片Sが脱落すると
いう不具合があり、確実なシート片Sの保持が望まれて
いた。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、シート片の差込操作が円滑に行なえ、使い
勝手に優れるとともに、長期使用によってもシート片を
確実に保持することができ、サンバイザの回動操作時に
シート片が容易に脱落することがないホルダ付きサンバ
イザを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この出願の請求項1に記載の発明は、日除け機能を
もつサンバイザ本体が天井格納状態と展開使用状態との
間で回動用シャフトにより回動可能に支承されるととも
に、格納時に室内側に対向する面にシート片を保持する
ホルダを備えたホルダ付きサンバイザにおいて、ホルダ
は、合成樹脂製のカバーを備えるとともに、カバーに設
けたシート片の差込用開口の手前側にシート片の挿入を
ガイドするガイド面が設けられていることを特徴とす
る。
【0010】そして、請求項1に記載のホルダ付きサン
バイザによれば、シート片をホルダに差し込む際、カバ
ーの表面に設けられたガイド面を滑らせて差込用開口か
らシート片を収納部内に差し込むことができるため、シ
ート片の差込時における引っ掛かり等の不具合を解消で
きる。
【0011】更に、長期使用によっても、ストラップの
緩みやポケット開口の口開き等がなく、常にシート片の
保持強度を一定に保つことができる。
【0012】この出願の請求項2に記載の発明は、ホル
ダは、合成樹脂製のカバーと、このカバーを支持すると
ともに、サンバイザ本体に固着されるベースとからなる
ことを特徴とする。
【0013】ここで、ホルダは、カバーと、カバーを支
持するベースとを別体構成としているが、樹脂の薄肉ヒ
ンジを利用して、カバーとベースとを一体成形すること
も可能である。
【0014】そして、請求項2に記載のホルダ付きサン
バイザによれば、サンバイザ本体にベースを固着した
後、ベースに対してカバーを取り付ければ、サンバイザ
本体にホルダを簡単に組み込むことができる。
【0015】この出願の請求項3に記載の発明は、ベー
スには、内部に差込み収容されるシート片を支持する押
圧用舌片が設けられていることを特徴とする。
【0016】そして、請求項3に記載のホルダ付きサン
バイザによれば、ベース内部に収容されるシート片は、
押圧用舌片により弾接保持されるため、シート片の確実
な保持が可能となる。
【0017】この出願の請求項4に記載の発明は、カバ
ーの差込用開口は、複数列設けられていることを特徴と
する。
【0018】そして、請求項4に記載のホルダ付きサン
バイザによれば、カバーには、差込用開口が複数列設け
られているため、シート片の区分け収納が可能となる。
【0019】この出願の請求項5に記載の発明は、カバ
ーに設けられる差込用開口は、左右一対設けられてお
り、両方向からシート片の挿入を可能としたことを特徴
とする。
【0020】そして、請求項5に記載のホルダ付きサン
バイザによれば、左右にそれぞれ差込用開口が設けられ
ているため、両方向からのシート片の挿入が可能とな
り、使い勝手を高めるとともに、一方側の差込口から挿
入して、他方側の差込口から外部へ導けば、長寸状シー
ト片の保持が可能となる。
【0021】この出願の請求項6に記載の発明は、カバ
ーに設けられているガイド面の表面が湾曲面状に設定さ
れていることを特徴とする。
【0022】そして、請求項6に記載のホルダ付きサン
バイザによれば、カバーに設けたガイド面が湾曲面状に
設定されているため、シート片の挿入をより円滑に行な
える。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るホルダ付きサ
ンバイザの好適な実施の形態について、添付図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0024】図1乃至図5は本発明に係るホルダ付きサ
ンバイザの第1実施形態を示し、図1はホルダ付きサン
バイザの正面図、図2は同ホルダ付きサンバイザの要部
を示す断面図、図3,図4は同ホルダ付きサンバイザに
おけるホルダのカバー及びベースを示す各正面図、図5
は同ホルダ付きサンバイザにおけるホルダを示す断面図
である。
【0025】図6乃至図9は本発明に係るホルダ付きサ
ンバイザの第2実施形態を示し、図6はホルダ付きサン
バイザの正面図、図7は同ホルダ付きサンバイザにおけ
るホルダを示す正面図、図8,図9は、同ホルダ付きサ
ンバイザの要部を示す各断面図である。
【0026】図10乃至図15は本発明に係るホルダ付
きサンバイザの第3実施形態を示し、図10はホルダ付
きサンバイザの正面図、図11は同ホルダ付きサンバイ
ザにおけるホルダの正面図、図12は同ホルダの構成を
示す断面図、図13は同ホルダの変形例を示す正面図、
図14は図13に示すホルダの変形例を示す断面図、図
15は同ホルダの更に変形例を示す断面図である。
【0027】図16乃至図19は本発明に係るホルダ付
きサンバイザの第4実施形態を示し、図16はホルダ付
きサンバイザの正面図、図17は同ホルダ付きサンバイ
ザにおけるホルダの正面図、図18は同ホルダの構成を
示す断面図、図19は同ホルダにおけるカバーの成形概
要を示す説明図である。
【0028】まず、図1乃至図5に基づいて、本発明に
係るホルダ付きサンバイザの第1実施形態について説明
する。図1,図2において、ホルダ付きサンバイザ10
は、日除け機能をもつサンバイザ本体20の一側面にシ
ート片を保持する機能を有するホルダ30が付設されて
いる。
【0029】更に詳しくは、サンバイザ本体20は、回
動用シャフト21により回動可能に支持され、回動用シ
ャフト21は、天井面に取り付けられるブラケット22
を介して車体の天井側に固定されている。従って、サン
バイザ本体20は、天井面に格納状態となる非使用時
と、フロントウインドウと略平行に展開される使用状態
との間で上記回動用シャフト21により回動可能に支承
されている。
【0030】また、回動用シャフト21取付部と反対側
のサンバイザ本体20には、補助ノブ23が設けられ、
補助ノブ23は、天井側の図示しないノブ係着用ホルダ
に係着されて、サンバイザ本体20は、回動用シャフト
21と補助ノブ23との2点支持により確実に保持され
る。
【0031】上記サンバイザ本体20は、PPビーズ発
泡成形体等のサンバイザコア24の外表面をクロス等の
サンバイザ表皮25により被包してなる。上述したサン
バイザ本体20の構成は、従来構成を準用するものであ
り、本願発明は、このサンバイザ本体20に設けられる
ホルダ30の構成に特徴がある。尚、図2中符号26
は、サンバイザコア24のビーズ発泡成形時、ホルダ3
0(後述するベース50)を仮止めしておくためのロケ
ートピン跡(空隙部)を示す。
【0032】図1,図2では、長寸状シート片S1とコ
ンパクトな短寸状シート片S2をホルダ30に保持した
状態を示しているが、これら長寸、あるいは短寸のシー
ト片S1,S2を差し込む際の操作が極めて円滑に行な
え、かつ長期使用によっても従来のように保持力が低下
して、サンバイザ本体20の回動操作時にシート片S
1,S2が落下するという不具合を可及的に防止して、
操作性、機能性を高めたものである。
【0033】このホルダ30の構成を図3乃至図5を基
に説明すると、ホルダ30は、合成樹脂成形体からなる
カバー40と、これを支持するベース50の2部品から
構成される。
【0034】更に詳しくは、カバー40は、コーナー部
分に丸みをもたせた矩形状の合成樹脂製プレート体から
なり、このカバー40には、中央及び左右の3箇所に上
下に伸びる差込用開口41(左右の開口41a,41
b、中央開口41c)が開設されている。
【0035】そして、左右の差込用開口41a,41b
を通して長寸状シート片S1を保持する機能をもち、中
央の差込用開口41cには、弾性押圧片42を開口41
内部に延設させることにより、短寸状シート片S2を簡
単に保持できる構成となっている。
【0036】また、長寸状シート片S1を左右の差込用
開口41に差し込む際、操作が円滑に行なえるように、
左右の差込用開口41a,41bの外側部(挿入手前側
部)は、ガイド機能をもつようにやや湾曲した形状のガ
イド面43として形成されている。尚、カバー40の裏
面には、ベース50に係止するための係止爪44が周縁
部分複数箇所に設けられており、カバー40とベース5
0はワンタッチ操作で係着固定可能であるが、カバー4
0とベース50を超音波溶着により一体化しても良い。
【0037】一方、上記カバー40を支持するベース5
0は、カバー40と略同一形状の合成樹脂製プレート体
からなり、サンバイザコア24の成形時にインサート成
形によりベース50はサンバイザコア24に一体化され
ているが、ベース50は超音波溶着によりサンバイザコ
ア24に固着しても良い。尚、ベース50をサンバイザ
コア24の成形金型に精度良く位置決めするために、ベ
ース50の4辺略中央部にロケート孔51が開設されて
いる。また、ベース50には、カバー40を係着するた
めの係止孔52がカバー40における係止爪44に対応
して設けられている。
【0038】このように、本発明に使用するホルダ30
は、カバー40とベース50とから構成されているが、
ホルダ30の組付構造としては、ベース50をサンバイ
ザコア24にインサート成形した後、サンバイザコア2
4の外周をサンバイザ表皮25により被包するようにサ
ンバイザ表皮25をアッセンブリ加工し、その後、カバ
ー40の係止爪44をベース50の係止孔52内に係着
することにより、サンバイザ本体20に対してホルダ3
0の組み付けが完了する。
【0039】従って、本実施形態におけるホルダ付きサ
ンバイザ10は、長寸状シート片S1を保持する際は、
左右側いずれかの差込用開口41a,41bに差し込
み、他方側の差込用開口41a,41bを通すように差
し込めば、長寸状シート片S1においても確実に保持で
き、特に、差込用開口41a,41bの外側部にやや湾
曲状となるガイド面43が形成されているため、長寸状
シート片S1のコーナー部分が引っ掛かることがなく、
円滑な差込操作が可能になる。
【0040】また、短寸状シート片S2を保持する際
は、中央の差込用開口41cを利用して弾性押圧片42
で押さえ込むようにすれば良いため、長寸状シート片S
1及び短寸状シート片S2を区分けして保持でき、使い
勝手を高めることができるとともに、従来のストラップ
やポケットに比べ、ストラップの伸びやポケットの口開
き等が生じないため、長期使用によっても保持力が低下
することがなく、確実なシート片S1,S2の保持が可
能となる。
【0041】次に、本発明に係るホルダ付きサンバイザ
10の第2実施形態について、図6乃至図9を基に説明
する。尚、サンバイザ本体20の構成は第1実施形態と
同一であるため、その詳細な説明は省略する。
【0042】この第2実施形態におけるホルダ30は、
合成樹脂成形体からなるカバー40とベース50とから
構成される点は第1実施形態と同一であるが、この第2
実施形態におけるカバー40は、左右対称式のカバー4
0A,40Bの分割体からなり、各カバー40A,40
Bには、シート片Sを差込操作できるように、差込用開
口41A,41Bが形成されており、各差込用開口41
A,41Bに到達するまでのカバー40A,40Bの表
面は、シート片Sをガイドできるような湾曲状のガイド
面43A,43Bが形成されている。また、各カバー4
0A,40Bの裏面には、係止爪44A,44Bがそれ
ぞれ2箇所に突設形成されている。
【0043】一方、サンバイザ本体20に取り付けられ
るベース50は、サンバイザコア24の成形時にインサ
ート成形されており、下面プレート53と上面プレート
54を備えた偏平各筒状に成形され、カバー40を支持
するためのフランジ55が両側に設けられ、カバー40
A,40Bの各差込用開口41A,41Bとベース50
の内部空間が連通している。
【0044】そして、カバー40A,40Bの各係止爪
44A,44Bを係止するための係止孔52がフランジ
55に形成され、かつ上面プレート54には、シート片
Sを保持するための押圧用舌片56が設けられている。
【0045】更に、この第2実施形態におけるホルダ3
0を組み付ける手順としては、サンバイザコア24の成
形時にベース50を一体成形するとともに、その後、サ
ンバイザ表皮25をサンバイザコア24及びベース50
の表面を包むようにアッセンブリした後、カバー40
A,40Bの係止爪44A,44Bをベース50の係止
孔52内に係着することにより、ホルダ30をサンバイ
ザ本体20に組み付ければ良い。
【0046】この第2実施形態におけるホルダ付きサン
バイザ10においても、長寸状シート片S1、あるいは
短寸状シート片S2をホルダ30に差し込む際、左右い
ずれの方向からでも差込操作でき、特に、差込用開口4
1A,41Bに到達する前に湾曲状のガイド面43A,
43Bに沿ってシート片Sをガイドさせることができる
ため、シート片Sのコーナー部分が引っ掛かることがな
く、円滑に差込操作ができるとともに、長寸状シート片
S1については、一方側の差込用開口41Aから他方側
の差込用開口41Bを通せば、長寸状シート片S1の寸
法に制約がなく、また、ベース50の押圧用舌片56に
より確実に保持される。尚、短寸状シート片S2を挿入
するときは、ベース50の押圧用舌片56のみで短寸状
シート片S2を保持できるため、使い勝手が良い。
【0047】次いで、図10乃至図15は、本発明に係
るホルダ付きサンバイザ10の第3実施形態を示してお
り、図10乃至図12に示すように、第3実施形態のホ
ルダ付きサンバイザ10は、両側タイプの第2実施形態
に比べ、片側タイプの構造である。
【0048】すなわち、カバー40は、シート片Sを差
し込むための差込用開口41が開設され、この差込用開
口41の外側部には湾曲状のガイド面43が形成されて
おり、かつ裏面に係止爪44が一体に設けられている。
【0049】一方、このカバー40を支持するベース5
0は、偏平状の角筒体であるが、カバー40の差込用開
口41が1箇所だけであるため、一方面がこれと連通す
るように開口されているが、他方側面は閉鎖されてサン
バイザコア24にインサート成形されている。尚、符号
27は、ベース50に設けられているロケート片を示
し、ロケート片27は、サンバイザコア24の成形前に
成形金型のロケートピンにセットされる。
【0050】従って、この第3実施形態におけるホルダ
付きサンバイザ10においては、ホルダ30はベース5
0と、ベース50と連通する単一のカバー40とから構
成されているため、構造を簡素化することができる。
【0051】また、この第3実施形態におけるホルダ3
0についても、ガイド面43を利用して、シート片Sを
差し込めば、差込操作が円滑に行なえるとともに、押圧
用舌片56の押さえ作用により、サンバイザ本体20を
回動操作してもシート片Sが容易に落ちることがなく、
確実な保持が可能になる。
【0052】更に、図13,図14は、この第3実施形
態におけるホルダ付きサンバイザ10の変形例を示して
おり、このホルダ30は、ベース50において押圧用舌
片56を下面プレート53に形成したことが特徴であ
る。
【0053】従って、ベース50における上面プレート
54は、フラットで製品表面から押さえても凹凸等の違
和感がないとともに、外観上もフラット感を維持でき、
見栄えが向上するとともに、触った際の違和感を乗員に
与えることがない。
【0054】図15は、第3実施形態におけるホルダ付
きサンバイザ10の更に変形例を示すもので、ホルダ3
0はベース50と単一のカバー40とから構成されてお
り、特にカバー40におけるシート片S挿入入口部であ
るガイド面43は、ベース50と重合するようにフラッ
ト面に設定されている。従って、カバー40は、ベース
50に対して強固に取り付けることができる。
【0055】このとき、シート片Sを差込み操作するに
は、サンバイザ10の表面にシート片Sを当接させ、シ
ート片Sの弾性を利用して、シート片Sを保持するよう
にすれば良い。
【0056】次いで、図16乃至図19は、本発明に係
るホルダ付きサンバイザ10の第4実施形態を示してお
り、サンバイザ本体20の構成は、上述した各実施形態
と同一である。
【0057】また、この第4実施形態におけるホルダ3
0は、第3実施形態におけるホルダの改良例であり、カ
バー40に複数列の差込用開口45a,45bを開設し
たことが特徴であり、このことにより、図18に示すよ
うに、複数のシート片S3,S4をそれぞれの差込用開
口45a,45bを通じてベース50内に差し入れるこ
とができ、シート片Sの区分け収納が可能となる。
【0058】また、この第4実施形態に使用するカバー
40は、図19に示すように、キャビティ型60、コア
型61の型締め時にアンダーカット形状とならず、合成
樹脂成形体からなるカバー40を成形するための成形型
の型費が嵩むことがない。
【0059】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明に係るホルダ
付きサンバイザは、サンバイザ本体の天井面格納時に室
内側を向くサンバイザ本体面に樹脂成形体からなるホル
ダを付設するという構成で、このホルダはシート片を円
滑に差し込めるガイド面をもつカバーを備えているた
め、従来のようにサンバイザ表皮の起毛部分にシート片
が引っ掛かることがなく、差込口から円滑にシート片を
挿入することができ、シート片の挿入作業性を高めるこ
とができるという効果を有する。
【0060】更に、本発明に係るホルダ付きサンバイザ
におけるホルダは、従来のストラップやポケットのよう
に、ストラップ弛みやポケットの口開き等の不具合が生
じることがなく、サンバイザの操作時や走行中の振動等
によりシート片が落下することがなく、シート片の保持
機能を長期に亘り良好に維持できるという効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホルダ付きサンバイザの第1実施
形態を示す正面図である。
【図2】図1に示すホルダ付きサンバイザの断面図であ
る。
【図3】図1に示すホルダ付きサンバイザにおけるホル
ダのカバーを示す正面図である。
【図4】図1に示すホルダ付きサンバイザにおけるホル
ダのベースを示す正面図である。
【図5】図1に示すホルダ付きサンバイザにおけるホル
ダを示す正面図である。
【図6】本発明に係るホルダ付きサンバイザの第2実施
形態を示す正面図である。
【図7】図6に示すホルダ付きサンバイザにおけるホル
ダを示す正面図である。
【図8】図7中VIII−VIII線断面図である。
【図9】図7中IX−IX線断面図である。
【図10】本発明に係るホルダ付きサンバイザの第3実
施形態を示す正面図である。
【図11】図10に示すホルダ付きサンバイザにおける
ホルダを示す正面図である。
【図12】図10に示すホルダ付きサンバイザの断面図
である。
【図13】図11に示すホルダの変形例を示す正面図で
ある。
【図14】図13に示すホルダの構成を示す断面図であ
る。
【図15】図11に示すホルダの更に変形例を示す断面
図である。
【図16】本発明に係るホルダ付きサンバイザの第4実
施形態を示す正面図である。
【図17】図16に示すホルダ付きサンバイザにおける
ホルダを示す正面図である。
【図18】図16中XVIII−XVIII線断面図である。
【図19】図17のホルダにおけるカバーの成形工程を
示す説明図である。
【図20】従来のストラップ付きサンバイザを示す
(a)正面図、(b)断面図である。
【図21】従来のポケット付きサンバイザを示す(a)
正面図、(b)断面図である。
【図22】従来のストラップ付きサンバイザの不具合を
示す説明図である。
【符号の説明】
10 ホルダ付きサンバイザ 20 サンバイザ本体 24 サンバイザコア 25 サンバイザ表皮 26 空隙部(ロケートピン跡) 30 ホルダ 40(40A,40B) カバー 41(41a,41b,41c,41A,41B) 差
込用開口 42 弾性押圧片 43(43A,43B) ガイド面 44(44A,44B) 係止爪 45a,45b 差込用開口 50 ベース 51 ロケート孔 52 係止孔 53 下面プレート 54 上面プレート 56 押圧用舌片 S,S3,S4 シート片 S1 長寸状シート片 S2 短寸状シート片

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 日除け機能をもつサンバイザ本体(2
    0)が天井格納状態と展開使用状態との間で回動用シャ
    フト(21)により回動可能に支承されるとともに、格
    納時に室内側に対向する面にシート片(S)を保持する
    ホルダ(30)を備えたホルダ付きサンバイザ(10)
    において、 ホルダ(30)は、合成樹脂製のカバー(40)を備え
    るとともに、カバー(40)に設けたシート片(S)の
    差込用開口(41)の手前側にシート片(S)の挿入を
    ガイドするガイド面(43)が設けられていることを特
    徴とするホルダ付きサンバイザ。
  2. 【請求項2】 ホルダ(30)は、合成樹脂製のカバー
    (40)と、このカバー(40)を支持するとともに、
    サンバイザ本体(20)に固着されるベース(50)と
    からなることを特徴とする請求項1に記載のホルダ付き
    サンバイザ。
  3. 【請求項3】 ベース(50)には、内部に差込み収容
    されるシート片(S)を支持する押圧用舌片(56)が
    設けられていることを特徴とする請求項2に記載のホル
    ダ付きサンバイザ。
  4. 【請求項4】 カバー(40)の差込用開口(45a,
    45b)は、複数列設けられていることを特徴とする請
    求項1乃至3のいずれかに記載のホルダ付きサンバイ
    ザ。
  5. 【請求項5】 カバー(40)に設けられる差込用開口
    (41A,41B)は、左右一対設けられており、両方
    向からシート片(S)の挿入を可能としたことを特徴と
    する請求項1乃至3のいずれかに記載のホルダ付きサン
    バイザ。
  6. 【請求項6】 カバー(40)に設けられているガイド
    面(43)の表面が湾曲面状に設定されていることを特
    徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のホルダ付き
    サンバイザ。
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