JPH0928508A - シートバックのポケット構造 - Google Patents

シートバックのポケット構造

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Publication number
JPH0928508A
JPH0928508A JP20845895A JP20845895A JPH0928508A JP H0928508 A JPH0928508 A JP H0928508A JP 20845895 A JP20845895 A JP 20845895A JP 20845895 A JP20845895 A JP 20845895A JP H0928508 A JPH0928508 A JP H0928508A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
seat back
frame body
pocket
net
elastic
Prior art date
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Pending
Application number
JP20845895A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Asada
田 健 治 朝
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ikeda Corp
Original Assignee
Ikeda Bussan Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ikeda Bussan Co Ltd filed Critical Ikeda Bussan Co Ltd
Priority to JP20845895A priority Critical patent/JPH0928508A/ja
Publication of JPH0928508A publication Critical patent/JPH0928508A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 必要最小限の構成部品点数によってポケット
部を簡単に構成する。上下方向及び左右方向から自由に
小物を挿入する。組み付け作業が容易で、部品点数、重
量、コストを減少させる。清掃が容易で耐久性及び外観
を向上させる。 【解決手段】 ポケット部11をゴム紐等からなる弾性
体を閉環状に連結して形成した弾性枠体12と、該弾性
枠体12に取付けられたネット15と、該弾性枠体12
をシートバックの背面部に固定する複数の取付具21と
から形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシートバックのポケ
ット構造に関し、更に詳細に説明すると、シートバック
フレームと、該シートバックフレームに取付けられたパ
ッド材及びパッド材を被覆する表皮材とを備えたシート
バックの背面部にポケット部が形成されたシートバック
のポケット構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用シート等においては、前
席のシートバックの背面部にポケット部が形成され、ポ
ケット部に小物を収納することにより車室内の居住性の
向上を図っている。このようなシートバックのポケット
構造としては、実公平6−25176号公報、実開昭5
9−5440号公報等に示されている如く、種々提案さ
れている。
【0003】図6に示す如く、従来のポケット部1は金
属製または合成樹脂製の略U字状に形成されたポケット
枠2と、このポケット枠2の内側に取付けられたネット
3とを備え、前記ポケット枠2の四隅が取付けビス5に
よりシートバックの背面側に取付けられている。尚、図
中7は上部開放部のゴム紐である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、従来のシー
トバックのポケット構造においては、ポケット部1のポ
ケット枠2が金属製または合成樹脂製であるので、略U
字状の上部開放部であるゴム紐7側の上方向から小物を
挿入することができるだけで、左右方向及び下方向から
は小物を挿入することができないものであった。
【0005】また、略U字状のポケット枠2の上部開放
部であるゴム紐7側の上方向から大きさの大きいかさば
る小物を挿入すると、ゴム紐7及びネット3が伸びきる
虞れを有し、ゴム紐7及びネット3が垂れ下がり外観を
悪化させる虞れを有していた。
【0006】また、略U字状のポケット枠2を成形した
り、このポケット枠2にネット3を取付ける取付け作業
が煩雑で作業能率を向上させることができず、重量が増
大したり、コストが増大する欠点を有していた。
【0007】本発明の目的は、必要最小限の構成部品点
数によって簡単に構成し、然も、上下方向及び左右方向
から自由に小物を挿入することができ、組み付け作業が
容易で、部品点数、重量、コストを減少させることがで
き、清掃が容易で耐久性及び外観の優れたシートバック
のポケット構造を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載のシー
トバックのポケット構造は、シートバックフレームと、
該シートバックフレームに取付けられたパッド材及びパ
ッド材を被覆する表皮材とを備えたシートバックの背面
部にポケット部が形成されたシートバックのポケット構
造において、前記ポケット部は弾性枠体と、該弾性枠体
に取付けられたネットと、該弾性枠体をシートバックの
背面部に固定する複数の取付具とからなることを特徴と
する。
【0009】本発明の請求項2に記載のシートバックの
ポケット構造は、シートバックフレームと、該シートバ
ックフレームに取付けられたパッド材及びパッド材を被
覆する表皮材とを備えたシートバックの背面部にポケッ
ト部が形成されたシートバックのポケット構造におい
て、前記ポケット部はゴム紐等からなる弾性体を閉環状
に連結して形成した弾性枠体と、該弾性枠体に取付けら
れたネットと、該弾性枠体をシートバックの背面部に固
定する複数の取付具とからなることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明に係るシートバックの
ポケット構造を図面を参照して詳述する。図1乃至図5
には本発明に係るシートバックのポケット構造の実施の
形態の一例が夫々示されており、この実施の形態では車
両用シートのシートバックに本発明を適用した場合とし
て説明するが、これに限定されるものではなく、種々の
シートのシートバック及び車室内の壁等に適用すること
ができる。
【0011】車両用シートのシートバックはシートバッ
クフレームと、このシートバックフレームに取付けられ
たパッド材及びパッド材を被覆する表皮材とを備えてい
るが、従来公知であるので、図示説明はこれを省略す
る。
【0012】車両用シートのシートバックの背面側に
は、図1及び図2に示す如く、ポケット部11が形成さ
れている。このポケット部11はゴム紐等からなる弾性
体を閉環状に連結して形成した弾性枠体12を有してい
る。尚、図1中、符号13は連結部材である。
【0013】前記弾性枠体12の内側にはネット15取
付けられている。このネット15はこの実施の形態では
略長方形状に形成されているがこれに限定されるもので
はなく、円形状、多角形状と種々に変更することができ
る。
【0014】前記弾性枠体12とネット15とは、ゴム
紐等からなる弾性体を連結部材13により閉環状に連結
する前に、ゴム紐等からなる弾性体の一端部をネット1
5の外周縁のネット目15aに挿入することにより一体
化することかできる。
【0015】このゴム紐等からなる弾性体の一端部をネ
ット15の外周縁のネット目15aに挿入した後、弾性
体の両端部を連結部材13により閉環状に連結する。
【0016】前記弾性枠体12を略長方形状にしてシー
トバックの背面部に複数の取付具21により固定する。
この取付具21は図2及び図3(a)、(b)に示す如
く、中央部に折り曲げ可能なヒンジ部25が形成された
一対の挟持片23,24と、取付けビス27とを有して
いる。
【0017】前記一対の挟持片23,24の相互に対向
する位置には取付けビス27を挿通する透孔23a,2
4aが夫々形成されている。また上部側となる挟持片2
4にはゴム紐等からなる弾性体を閉環状に連結して形成
した弾性枠体12を挿入するための凹部28が形成され
ている。
【0018】また、図3(c)に一部拡大して示す如
く、上部側となる挟持片24の先端にはフック部29が
形成され、下部側となる挟持片23の先端には被係止部
31が形成されている。また下部側となる挟持片23の
ヒンジ部25側には屈折部23bが形成されている。
【0019】従って、取付具21を中央部のヒンジ部2
5で折り曲げ、一対の挟持片23,24で弾性枠体12
を挟持し、一対の挟持片23,24のフック部29と被
係止部31とを係止させることにより、一対の挟持片2
3,24の折り曲げ状態を保持することができる。
【0020】この一対の挟持片23,24の折り曲げ状
態を保持した状態で、シートバックの背面部に複数の取
付具21を複数の取付けビス27により複数箇所で固定
することにより、車両用シートのシートバックの背面側
にポケット部11を形成することができる。
【0021】尚、本発明の実施の形態では取付具21を
4個用いたがこれに限定されるものではない。また折り
曲げ可能なヒンジ部25の構成も図示のものに限定され
るものではない。
【0022】従って、図4(a)、(b)に示す如く、
複数の取付具21間の種々の方向より弾性枠体12の幅
や高さより大きい小物41を、弾性枠体12の外部には
みだした状態で保持することができる。
【0023】また図5に示す如く、弾性枠体12の幅や
高さより小さい小物41をネット15により収納するこ
とができ、また何れの方向からもこの収納した小物41
を取り出すことができる。特にゴミ等を取り出す際に、
ネット15または弾性枠体12の下部を手前に引張るこ
とにより、ゴミを落下させることができる。
【0024】
【発明の効果】以上が本発明に係るシートバックのポケ
ット構造の実施の形態の一例の構成であるが、本発明の
請求項1に記載のシートバックのポケット構造によれ
ば、シートバックフレームと、該シートバックフレーム
に取付けられたパッド材及びパッド材を被覆する表皮材
とを備えたシートバックの背面部にポケット部が形成さ
れたシートバックのポケット構造において、前記ポケッ
ト部は弾性枠体と、該弾性枠体に取付けられたネット
と、該弾性枠体をシートバックの背面部に固定する複数
の取付具とからなるので、弾性枠体を何れの方向からも
開状態とすることができ、小物等の収納方向、取出方向
に制限を受けることがなく、また弾性枠体の伸びを著し
く大きくすることができ、弾性枠体及びネットが垂れ下
がり外観を悪化させる虞れがない。
【0025】本発明の請求項2に記載のシートバックの
ポケット構造によれば、ポケット部はゴム紐等からなる
弾性体を閉環状に連結して形成した弾性枠体と、該弾性
枠体に取付けられたネットと、該弾性枠体をシートバッ
クの背面部に固定する複数の取付具とからなるので、弾
性枠体を何れの方向からも開状態とすることができ、小
物等の収納方向、取出方向に制限を受けることがなく、
また弾性枠体の伸びを著しく大きくすることができ、弾
性枠体及びネットが垂れ下がり外観を悪化させる虞れが
ない。
【0026】本発明によれば、必要最小限の構成部品点
数によって簡単に構成することができ、然も、上下方向
及び左右方向の何れの方向からも自由に小物を挿入する
ことができ、組み付け作業が容易で、部品点数、重量、
コストを減少させることができ、清掃が容易で耐久性及
び外観の優れたシートバックのポケット構造を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートバックのポケット構造の正
面図。
【図2】本発明に係るシートバックのポケット構造の一
部断面図。
【図3】本発明に係るシートバックのポケット構造の取
付具を夫々示すもので、(a)は開いた状態の平面図、
(b)は開いた状態の断面図、(c)は閉じた状態の一
部断面図。
【図4】本発明に係るシートバックのポケット構造の使
用状態を示すもので、(a)、(b)は夫々正面図。
【図5】本発明に係るシートバックのポケット構造の使
用状態を示す正面図。
【図6】従来のシートバックのポケット構造の正面図。
【符号の説明】
11 ポケット部 12 弾性枠体 13 連結部材 15 ネット 21 取付具 23 挟持片 24 挟持片 25 ヒンジ部 27 取付けビス 28 凹部 29 フック部 31 被係止部 41 小物

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックフレームと、該シートバッ
    クフレームに取付けられたパッド材及びパッド材を被覆
    する表皮材とを備えたシートバックの背面部にポケット
    部が形成されたシートバックのポケット構造において、
    前記ポケット部は弾性枠体と、該弾性枠体に取付けられ
    たネットと、該弾性枠体をシートバックの背面部に固定
    する複数の取付具とからなることを特徴とするシートバ
    ックのポケット構造。
  2. 【請求項2】 シートバックフレームと、該シートバッ
    クフレームに取付けられたパッド材及びパッド材を被覆
    する表皮材とを備えたシートバックの背面部にポケット
    部が形成されたシートバックのポケット構造において、
    前記ポケット部はゴム紐等からなる弾性体を閉環状に連
    結して形成した弾性枠体と、該弾性枠体に取付けられた
    ネットと、該弾性枠体をシートバックの背面部に固定す
    る複数の取付具とからなることを特徴とするシートバッ
    クのポケット構造。
JP20845895A 1995-07-24 1995-07-24 シートバックのポケット構造 Pending JPH0928508A (ja)

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JP20845895A JPH0928508A (ja) 1995-07-24 1995-07-24 シートバックのポケット構造

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7482724B2 (en) 2004-02-05 2009-01-27 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Ipm electric rotating machine
US7997635B2 (en) * 2005-03-23 2011-08-16 Faurecia Interieur Industrie Bistable opening/closing device, and storage compartment comprising same
JP2014024461A (ja) * 2012-07-27 2014-02-06 Johnson Controls Technology Co 乗り物用座席

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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