JP2014024461A - 乗り物用座席 - Google Patents

Abstract

【課題】シートバック背面に設けられた支持手段から取り出し易く、しかも、支持した物を視認できる乗り物用座席を提供する。
【解決手段】シートバック２の背面２ａに帯状の弾性体４、５を格子状に架橋してなり、適宜の形状の小物８、９を前記弾性体４、５とシートバックの背面２ａとの間で挟持可能なるようにした。
【選択図】図１

Description

本発明は、乗り物用座席に関する。

従来の乗り物用座席、特にシートバックの背面を利用して装備品を設けたものがある（例えば、特許文献１参照。）。

特開平１１−１９８６８９号公報

しかしながら、このような従来の技術にあっては、開閉可能な蓋体の底に入り込んだ物は取り出しづらく、全てを取り出さずには取り出せない恐れがある。

本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、シートバック背面に設けられた支持手段から取り出し易く、しかも、支持した物を視認できる乗り物用座席を提供するものである。

請求項１に記載の発明は、シートバック背面に帯状の弾性体を格子状に架橋してなり、適宜の形状の小物を前記弾性体とシートバック背面との間で挟持可能なるようにしたことを特徴とする。

請求項２記載の発明は、請求項１に記載の乗り物用座席であって、前記弾性体は、前記シートバック背面に配設した閉ループ状の枠部材の間に架橋されてなることを特徴とする。

請求項３記載の発明は、請求項２に記載の乗り物用座席であって、前記弾性体は、斜め方向に架橋してなることを特徴とする。

請求項４記載の発明は、請求項１乃至請求項３の何れか１項に記載の乗り物用座席であって、前記枠部材の固定部間には、帯状の弾性体を保持可能なることを特徴とする。

請求項１記載の発明によれば、シートバック背面に帯状の弾性体を格子状に架橋してなり、適宜の形状の小物を前記弾性体とシートバック背面との間で挟持可能なため、シートバック背面に設けられた弾性体から取り出し易く、しかも、支持した物を視認できる。

請求項２記載の発明によれば、前記弾性体は、前記シートバック背面に配設した閉ループ状の枠部材の間に架橋されてなるため、弾性体が枠部材によって確実に保持できることになる。

請求項３記載の発明によれば、前記弾性体は、斜め方向に架橋してなるため、小物を斜め方向から支持できるので、前記小物を容易に取り出し易いことになる。

請求項４記載の発明によれば、前記枠部材の固定部間には、帯状の弾性体を保持可能ため、小物だけで無く、枠部材ぐらいの大きな物の支持が確実にできる。

本発明の一実施形態に係る支持部に小物を支持した状態における乗り物用座席の背面を示す斜視図。

シートバック背面に設けられた支持手段から取り出し易く、しかも、支持した物を視認できる乗り物用座席を提供する、という目的を、シートバック背面に帯状の弾性体を格子状に架橋してなり、適宜の形状の小物を前記弾性体とシートバック背面との間で挟持可能なるようにしたことで、実現した。

以下、本発明の最良の実施例を図１に基づいて説明する。自動車としての乗り物用座席１は、図示しないシートクッションと、該シートクッションに前後に傾動自在なるシートバック２とよりなり、該シートバック２の背面２ａには、閉ループ状の枠部材３が固設されてなる。符号７は、枠部材３の下側に配されるポケットである。

前記枠部材３は、鉄板でも合成樹脂でも良いが、開口３ａが形成されてなり、枠の上下に鍵穴状の貫通穴３ｂに固定具６によりシートバック２の背面２ａに固定されている。貫通穴３ｂは、シートバック２の中央と、その左右に配され、都合６個形成されている。

前記枠部材３の開口３ａには、シートバック２の背面２ａに帯状の弾性体４、５を格子状に架橋してなり、適宜の形状の小物、例えば、合成樹脂製のボトル８やカメラ９を前記弾性体４、５とシートバック２の背面２ａとの間で挟持可能、或いは伸ばした前記弾性体４、５と伸ばさない前記弾性体４、５との間で挟持してなる。

前記弾性体４、５は、前記シートバック２の背面２ａに配設した閉ループ状の枠部材３の開口３ａ間に架橋されてなる。

前記弾性体４、５は、図１に示すように、斜め方向に架橋してなる。

前記枠部材３の上下に配される固定部である固定具６、６間には、帯状の弾性体（図示省略）を保持可能である。

次に、本実施例の作用を説明する。

シートバック２の背面２ａに帯状の弾性体４、５を格子状に架橋してなり、適宜の形状の小物、例えば、合成樹脂製のボトル８やカメラ９を前記弾性体４、５とシートバック２の背面２ａとの間で挟持可能なため、シートバック２の背面２ａに設けられた弾性体４、５から取り出し易く、しかも、支持した物、例えば、合成樹脂製のボトル８やカメラ９を視認できる。

前記弾性体４、５は、前記シートバック２の背面２ａに配設した閉ループ状の枠部材３の間に架橋されてなるため、弾性体４、５が枠部材３によって確実に保持できることになる。

前記弾性体４、５は、斜め方向に架橋してなるため、小物、例えば、合成樹脂製のボトル８やカメラ９を斜め方向から支持できるので、前記小物、例えば、合成樹脂製のボトル８やカメラ９を容易に取り出し易いことになる。

前記枠部材３の固定部である固定具６、６間には、帯状の弾性体（図示省略）を上下間に保持可能であるため、小物、例えば、合成樹脂製のボトル８やカメラ９だけで無く、枠部材３ぐらいの大きな物の支持が確実にできる。

以上の実施例では、乗り物用座席として自動車用の座席を例にして説明したが、これに限定されず、航空機、鉄道車両、船舶などに搭載されている座席でも良い。

１ 乗り物用座席
２ シートバック
２ａ シートバックの背面
３ 枠部材
３ａ 枠部材の開口
４、５ 弾性体
８、９ 小物

Claims (4)

1. シートバック背面に帯状の弾性体を格子状に架橋してなり、適宜の形状の小物を前記弾性体とシートバック背面との間で挟持可能なるようにしたことを特徴とする乗り物用座席。
2. 請求項１に記載の乗り物用座席であって、
   前記弾性体は、前記シートバック背面に配設した閉ループ状の枠部材の間に架橋されてなることを特徴とする乗り物用座席。
3. 請求項２に記載の乗り物用座席であって、
   前記弾性体は、斜め方向に架橋してなることを特徴とする乗り物用座席。
4. 請求項１乃至請求項３の何れか１項に記載の乗り物用座席であって、
   前記枠部材の固定部間には、帯状の弾性体を保持可能なることを特徴とする乗り物用座席。

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