JP4240271B2 - ホルダ付きサンバイザ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、高速道路のチケットや各種領収書等のシート片や弾性のあるカード類を保持できるホルダを備えたホルダ付きサンバイザに係り、特に、シート片の差込操作が円滑に行なえるとともに、シート片の保持を長期に亘り確実に行なうことができるホルダ付きサンバイザに関する。
【0002】
【従来の技術】
通常、直射日光を遮り、乗員の走行視界を有効に確保するためにフロント側乗員の斜め上方に車両用サンバイザが設けられている。このサンバイザは、非使用時は天井面に格納され、使用の際にはフロントウインドウ面とほぼ平行となるように下方に展開操作して使用しているが、乗員の身近にあることから、高速道路のチケットや各種領収書等のシート片を保持するホルダを備えたものが多い。
【0003】
例えば、図20に示すように、ホルダ付きサンバイザ1は、日除け機能をもつサンバイザ本体2が回動用シャフト3に回動可能に支承されており、サンバイザ本体2は、非使用時には天井面4に格納され、使用時には下方向に回動操作してフロントウインドウ面と略平行となる展開位置をとるようにしている。
【0004】
そして、シート片Sを保持できるように帯状のストラップ5をサンバイザ本体2の表面にフィットするように取り付けている。
【0005】
また、図21に示すように、サンバイザ本体2を天井面4に格納した際、室内側に向く面にポケット6をウエルダ溶着加工により付設し、ポケット6の開口6aからシート片Sを収容保持するものも提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のホルダ付きサンバイザ1においては、サンバイザ本体2の一面にストラップ5やポケット6を付設するという構成であるが、最近の傾向として、サンバイザ本体2の製品表面は手触り感、表面風合いを考慮して、クロス等の起毛状に形成されることが多い。従って、図22に示すように、シート片Sをストラップ5に差し込む際、シート片Sのコーナー部分がサンバイザ本体2の起毛部分に引っ掛かり、ストラップ5やポケット6に差し込みづらく、シート片Sの差込み作業性を低下させる大きな要因となっている。
【0007】
また、長期使用によりストラップ5が伸びてサンバイザ本体2に対する密着力が低下したり、また、ポケット6の開口6aが口開きするなど、シート片Sの確実な保持がなされず、走行中の振動、あるいはサンバイザ本体2の回動操作時、シート片Sが脱落するという不具合があり、確実なシート片Sの保持が望まれていた。
【0008】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、シート片の差込操作が円滑に行なえ、使い勝手に優れるとともに、長期使用によってもシート片を確実に保持することができ、サンバイザの回動操作時にシート片が容易に脱落することがないホルダ付きサンバイザを提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この出願の請求項1に記載の発明は、日除け機能をもつサンバイザ本体が天井格納状態と展開使用状態との間で回動用シャフトにより回動可能に支承されるとともに、格納時に室内側に対向する面にシート片を保持するホルダを備えたホルダ付きサンバイザにおいて、前記ホルダは、合成樹脂製プレート体からなるカバーと、このカバーを支持するとともに、サンバイザ本体に固着される合成樹脂製プレート体からなるベースの2部品から構成されるとともに、上記カバーには、シート片の差込用開口が開設されており、この差込用開口のシート片挿入方向手前側部にシート片の挿入をガイドする湾曲面状のガイド面が設けられていることを特徴とする。
【0010】
そして、請求項1に記載のホルダ付きサンバイザによれば、シート片をホルダに差し込む際、カバーの表面に設けられたガイド面を滑らせて差込用開口からシート片を収納部内に差し込むことができるため、シート片の差込時における引っ掛かり等の不具合を解消できる。
【0011】
更に、長期使用によっても、ストラップの緩みやポケット開口の口開き等がなく、常にシート片の保持強度を一定に保つことができる。
【0013】
ここで、ホルダは、カバーと、カバーを支持するベースとを別体構成としているが、樹脂の薄肉ヒンジを利用して、カバーとベースとを一体成形することも可能である。
【0014】
そして、請求項1に記載のホルダ付きサンバイザによれば、サンバイザ本体にベースを固着した後、ベースに対してカバーを取り付ければ、サンバイザ本体にホルダを簡単に組み込むことができる。
【0015】
この出願の請求項2に記載の発明は、ベースには、内部に差込み収容されるシート片を支持する押圧用舌片が設けられていることを特徴とする。
【0016】
そして、請求項2に記載のホルダ付きサンバイザによれば、ベース内部に収容されるシート片は、押圧用舌片により弾接保持されるため、シート片の確実な保持が可能となる。
【0017】
この出願の請求項3に記載の発明は、カバーの差込用開口は、複数列設けられていることを特徴とする。
【0018】
そして、請求項3に記載のホルダ付きサンバイザによれば、カバーには、差込用開口が複数列設けられているため、シート片の区分け収納が可能となる。
【0019】
この出願の請求項4に記載の発明は、カバーに設けられる差込用開口は、左右一対設けられており、両方向からシート片の挿入を可能としたことを特徴とする。
【0020】
そして、請求項4に記載のホルダ付きサンバイザによれば、左右にそれぞれ差込用開口が設けられているため、両方向からのシート片の挿入が可能となり、使い勝手を高めるとともに、一方側の差込口から挿入して、他方側の差込口から外部へ導けば、長寸状シート片の保持が可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るホルダ付きサンバイザの好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0024】
図1乃至図5は本発明に係るホルダ付きサンバイザの第1実施形態を示し、図1はホルダ付きサンバイザの正面図、図2は同ホルダ付きサンバイザの要部を示す断面図、図3,図4は同ホルダ付きサンバイザにおけるホルダのカバー及びベースを示す各正面図、図5は同ホルダ付きサンバイザにおけるホルダを示す断面図である。
【0025】
図6乃至図9は本発明に係るホルダ付きサンバイザの第2実施形態を示し、図6はホルダ付きサンバイザの正面図、図7は同ホルダ付きサンバイザにおけるホルダを示す正面図、図8,図9は、同ホルダ付きサンバイザの要部を示す各断面図である。
【0026】
図10乃至図15は本発明に係るホルダ付きサンバイザの第3実施形態を示し、図10はホルダ付きサンバイザの正面図、図11は同ホルダ付きサンバイザにおけるホルダの正面図、図12は同ホルダの構成を示す断面図、図13は同ホルダの変形例を示す正面図、図14は図13に示すホルダの変形例を示す断面図、図15は同ホルダの更に変形例を示す断面図である。
【0027】
図16乃至図19は本発明に係るホルダ付きサンバイザの第4実施形態を示し、図16はホルダ付きサンバイザの正面図、図17は同ホルダ付きサンバイザにおけるホルダの正面図、図18は同ホルダの構成を示す断面図、図19は同ホルダにおけるカバーの成形概要を示す説明図である。
【0028】
まず、図1乃至図5に基づいて、本発明に係るホルダ付きサンバイザの第1実施形態について説明する。図1,図2において、ホルダ付きサンバイザ10は、日除け機能をもつサンバイザ本体20の一側面にシート片を保持する機能を有するホルダ30が付設されている。
【0029】
更に詳しくは、サンバイザ本体20は、回動用シャフト21により回動可能に支持され、回動用シャフト21は、天井面に取り付けられるブラケット22を介して車体の天井側に固定されている。従って、サンバイザ本体20は、天井面に格納状態となる非使用時と、フロントウインドウと略平行に展開される使用状態との間で上記回動用シャフト21により回動可能に支承されている。
【0030】
また、回動用シャフト21取付部と反対側のサンバイザ本体20には、補助ノブ23が設けられ、補助ノブ23は、天井側の図示しないノブ係着用ホルダに係着されて、サンバイザ本体20は、回動用シャフト21と補助ノブ23との2点支持により確実に保持される。
【0031】
上記サンバイザ本体20は、PPビーズ発泡成形体等のサンバイザコア24の外表面をクロス等のサンバイザ表皮25により被包してなる。上述したサンバイザ本体20の構成は、従来構成を準用するものであり、本願発明は、このサンバイザ本体20に設けられるホルダ30の構成に特徴がある。尚、図2中符号26は、サンバイザコア24のビーズ発泡成形時、ホルダ30(後述するベース50)を仮止めしておくためのロケートピン跡(空隙部)を示す。
【0032】
図1,図2では、長寸状シート片S1とコンパクトな短寸状シート片S2をホルダ30に保持した状態を示しているが、これら長寸、あるいは短寸のシート片S1,S2を差し込む際の操作が極めて円滑に行なえ、かつ長期使用によっても従来のように保持力が低下して、サンバイザ本体20の回動操作時にシート片S1,S2が落下するという不具合を可及的に防止して、操作性、機能性を高めたものである。
【0033】
このホルダ30の構成を図3乃至図5を基に説明すると、ホルダ30は、合成樹脂成形体からなるカバー40と、これを支持するベース50の2部品から構成される。
【0034】
更に詳しくは、カバー40は、コーナー部分に丸みをもたせた矩形状の合成樹脂製プレート体からなり、このカバー40には、中央及び左右の3箇所に上下に伸びる差込用開口41(左右の開口41a,41b、中央開口41c)が開設されている。
【0035】
そして、左右の差込用開口41a,41bを通して長寸状シート片S1を保持する機能をもち、中央の差込用開口41cには、弾性押圧片42を開口41内部に延設させることにより、短寸状シート片S2を簡単に保持できる構成となっている。
【0036】
また、長寸状シート片S1を左右の差込用開口41に差し込む際、操作が円滑に行なえるように、左右の差込用開口41a,41bの外側部(挿入手前側部)は、ガイド機能をもつようにやや湾曲した形状のガイド面43として形成されている。尚、カバー40の裏面には、ベース50に係止するための係止爪44が周縁部分複数箇所に設けられており、カバー40とベース50はワンタッチ操作で係着固定可能であるが、カバー40とベース50を超音波溶着により一体化しても良い。
【0037】
一方、上記カバー40を支持するベース50は、カバー40と略同一形状の合成樹脂製プレート体からなり、サンバイザコア24の成形時にインサート成形によりベース50はサンバイザコア24に一体化されているが、ベース50は超音波溶着によりサンバイザコア24に固着しても良い。尚、ベース50をサンバイザコア24の成形金型に精度良く位置決めするために、ベース50の4辺略中央部にロケート孔51が開設されている。また、ベース50には、カバー40を係着するための係止孔52がカバー40における係止爪44に対応して設けられている。
【0038】
このように、本発明に使用するホルダ30は、カバー40とベース50とから構成されているが、ホルダ30の組付構造としては、ベース50をサンバイザコア24にインサート成形した後、サンバイザコア24の外周をサンバイザ表皮25により被包するようにサンバイザ表皮25をアッセンブリ加工し、その後、カバー40の係止爪44をベース50の係止孔52内に係着することにより、サンバイザ本体20に対してホルダ30の組み付けが完了する。
【0039】
従って、本実施形態におけるホルダ付きサンバイザ10は、長寸状シート片S1を保持する際は、左右側いずれかの差込用開口41a,41bに差し込み、他方側の差込用開口41a,41bを通すように差し込めば、長寸状シート片S1においても確実に保持でき、特に、差込用開口41a,41bの外側部にやや湾曲状となるガイド面43が形成されているため、長寸状シート片S1のコーナー部分が引っ掛かることがなく、円滑な差込操作が可能になる。
【0040】
また、短寸状シート片S2を保持する際は、中央の差込用開口41cを利用して弾性押圧片42で押さえ込むようにすれば良いため、長寸状シート片S1及び短寸状シート片S2を区分けして保持でき、使い勝手を高めることができるとともに、従来のストラップやポケットに比べ、ストラップの伸びやポケットの口開き等が生じないため、長期使用によっても保持力が低下することがなく、確実なシート片S1,S2の保持が可能となる。
【0041】
次に、本発明に係るホルダ付きサンバイザ10の第2実施形態について、図6乃至図9を基に説明する。尚、サンバイザ本体20の構成は第1実施形態と同一であるため、その詳細な説明は省略する。
【0042】
この第2実施形態におけるホルダ30は、合成樹脂成形体からなるカバー40とベース50とから構成される点は第1実施形態と同一であるが、この第2実施形態におけるカバー40は、左右対称式のカバー40A,40Bの分割体からなり、各カバー40A,40Bには、シート片Sを差込操作できるように、差込用開口41A,41Bが形成されており、各差込用開口41A,41Bに到達するまでのカバー40A,40Bの表面は、シート片Sをガイドできるような湾曲状のガイド面43A,43Bが形成されている。また、各カバー40A,40Bの裏面には、係止爪44A,44Bがそれぞれ2箇所に突設形成されている。
【0043】
一方、サンバイザ本体20に取り付けられるベース50は、サンバイザコア24の成形時にインサート成形されており、下面プレート53と上面プレート54を備えた偏平各筒状に成形され、カバー40を支持するためのフランジ55が両側に設けられ、カバー40A,40Bの各差込用開口41A,41Bとベース50の内部空間が連通している。
【0044】
そして、カバー40A,40Bの各係止爪44A,44Bを係止するための係止孔52がフランジ55に形成され、かつ上面プレート54には、シート片Sを保持するための押圧用舌片56が設けられている。
【0045】
更に、この第2実施形態におけるホルダ30を組み付ける手順としては、サンバイザコア24の成形時にベース50を一体成形するとともに、その後、サンバイザ表皮25をサンバイザコア24及びベース50の表面を包むようにアッセンブリした後、カバー40A,40Bの係止爪44A,44Bをベース50の係止孔52内に係着することにより、ホルダ30をサンバイザ本体20に組み付ければ良い。
【0046】
この第2実施形態におけるホルダ付きサンバイザ10においても、長寸状シート片S1、あるいは短寸状シート片S2をホルダ30に差し込む際、左右いずれの方向からでも差込操作でき、特に、差込用開口41A,41Bに到達する前に湾曲状のガイド面43A,43Bに沿ってシート片Sをガイドさせることができるため、シート片Sのコーナー部分が引っ掛かることがなく、円滑に差込操作ができるとともに、長寸状シート片S1については、一方側の差込用開口41Aから他方側の差込用開口41Bを通せば、長寸状シート片S1の寸法に制約がなく、また、ベース50の押圧用舌片56により確実に保持される。尚、短寸状シート片S2を挿入するときは、ベース50の押圧用舌片56のみで短寸状シート片S2を保持できるため、使い勝手が良い。
【0047】
次いで、図10乃至図15は、本発明に係るホルダ付きサンバイザ10の第3実施形態を示しており、図10乃至図12に示すように、第3実施形態のホルダ付きサンバイザ10は、両側タイプの第2実施形態に比べ、片側タイプの構造である。
【0048】
すなわち、カバー40は、シート片Sを差し込むための差込用開口41が開設され、この差込用開口41の外側部には湾曲状のガイド面43が形成されており、かつ裏面に係止爪44が一体に設けられている。
【0049】
一方、このカバー40を支持するベース50は、偏平状の角筒体であるが、カバー40の差込用開口41が1箇所だけであるため、一方面がこれと連通するように開口されているが、他方側面は閉鎖されてサンバイザコア24にインサート成形されている。尚、符号27は、ベース50に設けられているロケート片を示し、ロケート片27は、サンバイザコア24の成形前に成形金型のロケートピンにセットされる。
【0050】
従って、この第3実施形態におけるホルダ付きサンバイザ10においては、ホルダ30はベース50と、ベース50と連通する単一のカバー40とから構成されているため、構造を簡素化することができる。
【0051】
また、この第3実施形態におけるホルダ30についても、ガイド面43を利用して、シート片Sを差し込めば、差込操作が円滑に行なえるとともに、押圧用舌片56の押さえ作用により、サンバイザ本体20を回動操作してもシート片Sが容易に落ちることがなく、確実な保持が可能になる。
【0052】
更に、図13,図14は、この第3実施形態におけるホルダ付きサンバイザ10の変形例を示しており、このホルダ30は、ベース50において押圧用舌片56を下面プレート53に形成したことが特徴である。
【0053】
従って、ベース50における上面プレート54は、フラットで製品表面から押さえても凹凸等の違和感がないとともに、外観上もフラット感を維持でき、見栄えが向上するとともに、触った際の違和感を乗員に与えることがない。
【0054】
図15は、第3実施形態におけるホルダ付きサンバイザ10の更に変形例を示すもので、ホルダ30はベース50と単一のカバー40とから構成されており、特にカバー40におけるシート片S挿入入口部であるガイド面43は、ベース50と重合するようにフラット面に設定されている。従って、カバー40は、ベース50に対して強固に取り付けることができる。
【0055】
このとき、シート片Sを差込み操作するには、サンバイザ10の表面にシート片Sを当接させ、シート片Sの弾性を利用して、シート片Sを保持するようにすれば良い。
【0056】
次いで、図16乃至図19は、本発明に係るホルダ付きサンバイザ10の第4実施形態を示しており、サンバイザ本体20の構成は、上述した各実施形態と同一である。
【0057】
また、この第4実施形態におけるホルダ30は、第3実施形態におけるホルダの改良例であり、カバー40に複数列の差込用開口45a,45bを開設したことが特徴であり、このことにより、図18に示すように、複数のシート片S3,S4をそれぞれの差込用開口45a,45bを通じてベース50内に差し入れることができ、シート片Sの区分け収納が可能となる。
【0058】
また、この第4実施形態に使用するカバー40は、図19に示すように、キャビティ型60、コア型61の型締め時にアンダーカット形状とならず、合成樹脂成形体からなるカバー40を成形するための成形型の型費が嵩むことがない。
【0059】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係るホルダ付きサンバイザは、サンバイザ本体の天井面格納時に室内側を向くサンバイザ本体面に樹脂成形体からなるホルダを付設するという構成で、このホルダはシート片を円滑に差し込めるガイド面をもつカバーを備えているため、従来のようにサンバイザ表皮の起毛部分にシート片が引っ掛かることがなく、差込口から円滑にシート片を挿入することができ、シート片の挿入作業性を高めることができるという効果を有する。
【0060】
更に、本発明に係るホルダ付きサンバイザにおけるホルダは、従来のストラップやポケットのように、ストラップ弛みやポケットの口開き等の不具合が生じることがなく、サンバイザの操作時や走行中の振動等によりシート片が落下することがなく、シート片の保持機能を長期に亘り良好に維持できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホルダ付きサンバイザの第1実施形態を示す正面図である。
【図2】図1に示すホルダ付きサンバイザの断面図である。
【図3】図1に示すホルダ付きサンバイザにおけるホルダのカバーを示す正面図である。
【図4】図1に示すホルダ付きサンバイザにおけるホルダのベースを示す正面図である。
【図5】図1に示すホルダ付きサンバイザにおけるホルダを示す正面図である。
【図6】本発明に係るホルダ付きサンバイザの第2実施形態を示す正面図である。
【図7】図6に示すホルダ付きサンバイザにおけるホルダを示す正面図である。
【図8】図7中VIII−VIII線断面図である。
【図9】図7中IX−IX線断面図である。
【図10】本発明に係るホルダ付きサンバイザの第3実施形態を示す正面図である。
【図11】図10に示すホルダ付きサンバイザにおけるホルダを示す正面図である。
【図12】図10に示すホルダ付きサンバイザの断面図である。
【図13】図11に示すホルダの変形例を示す正面図である。
【図14】図13に示すホルダの構成を示す断面図である。
【図15】図11に示すホルダの更に変形例を示す断面図である。
【図16】本発明に係るホルダ付きサンバイザの第4実施形態を示す正面図である。
【図17】図16に示すホルダ付きサンバイザにおけるホルダを示す正面図である。
【図18】図16中XVIII−XVIII線断面図である。
【図19】図17のホルダにおけるカバーの成形工程を示す説明図である。
【図20】従来のストラップ付きサンバイザを示す(a)正面図、(b)断面図である。
【図21】従来のポケット付きサンバイザを示す(a)正面図、(b)断面図である。
【図22】従来のストラップ付きサンバイザの不具合を示す説明図である。
【符号の説明】
10 ホルダ付きサンバイザ
20 サンバイザ本体
24 サンバイザコア
25 サンバイザ表皮
26 空隙部(ロケートピン跡)
30 ホルダ
40(40A,40B) カバー
41(41a,41b,41c,41A,41B) 差込用開口
42 弾性押圧片
43(43A,43B) ガイド面
44(44A,44B) 係止爪
45a,45b 差込用開口
50 ベース
51 ロケート孔
52 係止孔
53 下面プレート
54 上面プレート
56 押圧用舌片
S,S3,S4 シート片
S1 長寸状シート片
S2 短寸状シート片
Claims (4)
- 日除け機能をもつサンバイザ本体(20)が天井格納状態と展開使用状態との間で回動用シャフト(21)により回動可能に支承されるとともに、格納時に室内側に対向する面にシート片(S)を保持するホルダ(30)を備えたホルダ付きサンバイザ(10)において、
前記ホルダ(30)は、合成樹脂製プレート体からなるカバー(40)と、このカバー(40)を支持するとともに、サンバイザ本体(20)に固着される合成樹脂製プレート体からなるベース(50)の2部品から構成されるとともに、
上記カバー(40)には、シート片(S)の差込用開口(41)が開設されており、この差込用開口(41)のシート片挿入方向手前側部にシート片(S)の挿入をガイドする湾曲面状のガイド面(43)が設けられていることを特徴とするホルダ付きサンバイザ。 - ベース(50)には、内部に差込み収容されるシート片(S)を支持する押圧用舌片(56)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のホルダ付きサンバイザ。
- カバー(40)の差込用開口(45a,45b)は、複数列設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載のホルダ付きサンバイザ。
- カバー(40)に設けられる差込用開口(41A,41B)は、左右一対設けられており、両方向からシート片(S)の挿入を可能としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のホルダ付きサンバイザ。
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