JPH0497772A

JPH0497772A - シートの表皮吊込み構造

Info

Publication number: JPH0497772A
Application number: JP21539390A
Authority: JP
Inventors: Yuko Takeuchi; 竹内　雄幸
Original assignee: Suzuki Motor Corp
Current assignee: Suzuki Motor Corp
Priority date: 1990-08-14
Filing date: 1990-08-14
Publication date: 1992-03-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】ａ、　産業上の利用分野本発明は、シートの表皮吊込み構造に関するものである
。

ｂ、　従来の技術第４図は自動車のフロントシートを示している。

このようなシート１は、座り心地等。を良くするために
、シートバック２の側部２ａおよび背部２ｂの一部やシ
ートクッシゴン３の側部３ａおよび座部３ｂの一部を膨
出させている。

Ｃ０発明が解決しようとする課題ところで、このようなシート１では、表皮をパッド材に
密着させるため、表皮とパッド材とを一体成形する方法
１表皮を接着剤によってパッド材に貼着する方法２表皮
に袋状の部材を縫着し、その中に紐、ゴム、ワイヤ等を
通し、これらのワイヤ等を使って表皮の一部をパッド材
の溝に引込み、それによって表皮をパッド材を張設する
方法等が採用されている。

しかしながら、上記一体成形する方法はコストが高く、
上記接着方法は作業が煩雑になるばかりでなく、熟練度
も要求され、さらに上記引込み方法は、シート１の形状
によっては採用できない。

本発明の目的は、表皮をパッド材に安価かつ容易に取付
けることができ、しかもシートの形状に限定されること
のないシートの表皮吊込み構造を提供することにある。

ｄ６　　課題を解決するための手段本発明のシートの表皮吊込み構造では、パッド材に溝を
形成し、該溝内に凸条部材または凹条部材の一方を植設
するとともに、表皮の裏面に凸条部材または凹条部材の
他方を固着し、上記凸条部材の凸部を上記凹条部材の凹
部に嵌着させて、上記表皮を上記パッド材に張設させる
ようにしている。

ｅ、　作用本発明のシートの表皮吊込み構造では、凸条部材の凸部
を凹条部材の凹部に嵌着させるだけで、表皮をパッド材
に張設でき、表皮は溝の形状が変化していても、溝に倣
って確実に取付けられる。

ｆ、　実施例第１図は本発明に係るシートの表皮吊込み樽を備えたシ
ートバンクを示している。

このシートバックのパッド材１０は、着座した人の背中
の下半部を支える下方背部１１と、背中の上半部を支え
る上方背部１２と、背中の側部を支える側方背部１３．
１３とに区別けされ、それらの境界には溝１４が形成さ
れている。そして、この溝１４内の適宜個所には、第２
図に示した形状をもった凹条部材１５が設置されている
。この凹条部材１５は、長手方向全長に亘って凹部１６
が形成されている。この凹部１６はその開口部１６ａが
狭く形成され、内部１６ｂに断面が略円形の拡大部を有
している。また、この凹条部材１５は、上記開口部１６
ａ　と反対の方向に延びる突起１７を有している。この
突起１７は、先端に膨出部１７ａを有し、中間に孔１７
ｂを有している。

そして、この凹条部材１５の凹部１６を、第３図に示し
たように、成形用下型Ａの突部ａに嵌着させることによ
って、凹条部材１５を下型Ａに保持させ、この状態でパ
ッド材１０を成形する。このようにして成形されたパッ
ド材１０は、その溝１４内に凹条部材１５が植設され、
該凹条部材１５の開口部１６ａが溝１４内に開口される
。なお、第３図において符号Ｂは上型を示している。

一方、表皮２０は、上記バント部材１（ｌの下方背部１
１、上方背部１２、側方背部１３．１３に対応する位置
および形状の部分２１．２２．２３．２３を有している
。そして、それらの各部の接合部２４には凸条部材２５
が縫合、接着等によって固着される。この凸条部材２５
は、先端に凸部２６を有している。

このように構成された表皮２０は、その凸条部材２５の
凸部２６をバンド材１０の凹条部材１５の凹部１６に嵌
着させることによって、各接合部２５をパッド材１０の
溝１４内に吊込み、各部分２１．２２．２３．２３でパ
ッド材１０の下方背部１１、上方背部１２、側方背部１
３１３を覆い、縁部処理を行って、パッド材１０に取付
けられる。

なお、上記実施例では、溝１４の複数個所で表皮２０と
パッド材１０を一体化させているが、それらを溝１４の
全長に亘って行うこともできる。

また、上記実施例においては、第３図に示したように、
凹条部材１５を下型Ａに保持させるために、下型Ａに突
部ａを一体に形成しているが、この突部ａを下型Ａとは
別体に形成し、それを下型Ａに粘着テープ、Ｍ１石等を
使用して固定することもできる。

さらに、上記実施例では、凸条部材１５の突起１７に膨
出部１７ａおよび孔１．７　ｂを形成している。これは
、凸条部材１５がパッド材１０内に植設された状態で、
凸条部材１５が抜出ないようにするためである。

したがって、膨出部１７ａに替えて、そこにフランジを
形成してもよく、膨出部１７ａを形成することなく、孔
１７ｂのみでもよい。

ｇ、　発明の効果上記したように、本発明に係るシー十の表皮吊込み構造
では、凸条部材の凸部を凹条部材の凹部に嵌着させるこ
とによって表皮をバンド材に吊込むことができ、したが
って作業が極めて簡単になり、しかも安価である。

また、このようにして吊込まれた表皮はパッド材の溝に
倣うため、如何なる形状のバンド材にも適用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るシートの表皮吊込み構造を適用し
たシートハックの分解斜視図、第２図はその構造で採用
される凹条部材および凸条部材の一実施例を示した斜視
図、第３図は凹条部材をバンド材に植設する方法を示し
た断面図、第４図は一般的な自動車のシートを示した斜
視図である。１０・・・パッド材、１２・・・上方背部、１４・・・溝、１６・・・凹部、１６ｂ・・・内部、１７ａ・・・膨出部、２０・・・表皮、２４・・・接合部、２６・・・凸部。１１・・・下方背部、１３・・・側方背部、１５・・・凹条部材、１６ａ・・・開口部、１７・・・突起、１７ｂ・・・孔、２Ｌ　２２．２３・・・部分、２５・・・凸条部材、

Claims

【特許請求の範囲】

パッド材に溝を形成し、該溝内に凸条部材または凹条部
材の一方を植設するとともに、表皮の裏面に凸条部材ま
たは凹条部材の他方を固着し、上記凸条部材の凸部を上
記凹条部材の凹部に嵌着させて、上記表皮を上記パッド
材に張設させるようにしたことを特徴とするシートの表
皮吊込み構造。