JP2003266796A - 画像処理装置及び方法、並びにプログラム - Google Patents

画像処理装置及び方法、並びにプログラム

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JP2003266796A JP2002072148A JP2002072148A JP2003266796A JP 2003266796 A JP2003266796 A JP 2003266796A JP 2002072148 A JP2002072148 A JP 2002072148A JP 2002072148 A JP2002072148 A JP 2002072148A JP 2003266796 A JP2003266796 A JP 2003266796A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、ドットの重なり合いを低減して良
好な視覚特性を得るとと共に、中間調での擬似輪郭の発
生量及びインク打ち込み量を低減し、ランニングコスト
の増大を抑制することができる画像処理装置及び方法、
並びにプログラムを提供する。 【解決手段】 パーソナルコンピュータ等で構成され、
画像処理装置として機能するホスト装置51は、階層構
造をしたアプリケーションソフトウエアと、オペレーテ
ィングシステム(OS)と、ハーフトーニング(中間調
処理)モジュール34を含むドライバソフトウエアの3
つのソフトウエアを備え、カラーの画像データに擬似中
間調処理として誤差拡散処理を行うときは、ハーフトー
ニングモジュール34により注目画素における淡インク
の濃度値ctに基づいて濃インクの誤差拡散処理で用い
る閾値(cthrehosld)を求め、濃インクの濃度値Ctと
閾値(cthrehosld)とを比較し、濃インクの濃度値Ct
の方が大きい場合は濃インクで出力を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像処理装置及び
方法、並びにプログラムに関し、特に、多値画像データ
に擬似中間調処理として誤差拡散処理を行う画像処理装
置及び方法、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カラー画像を2値で表現する疑似
中間調処理として誤差拡散法が知られている("An Adapt
ive Algorithm for Spatial Gray Scale" in society f
or Information Display 1975 Symposium Digest of Te
chnical Papers, 1975, 36)。この方法は、着目画素を
P、その濃度をvとし、着目画素Pの周辺画素P0,P
1,P2,P3の濃度をそれぞれv0,v1,v2,v
3とし、2値化のための閾値をTとすると、着目画素P
における2値化誤差Eを周辺画素P0,P1,P2,P
3に経験的に求めた重み係数W0,W1,W2,W3で
振り分けて、マクロ的に平均濃度を元画像の濃度と等し
くする方法である。
【0003】例えば、出力2値データをoとすると、周
辺画素の濃度v0,v1,v2,v3は下記にように表
すことができる。
【0004】 v≧T ならば o=1,E=v−Vmax;・・・(1) v<T ならば o=0,E=v−Vmin; (ただし、Vmax:最大濃度、Vmin:最小濃度) v0=v0+E×W0;・・・(2) v1=v1+E×W1;・・・(3) v2=v2+E×W2;・・・(4) v3=v3+E×W3;・・・(5) (重み係数の例: W0 = 7/16, W1 = 1/16, W2 = 5/16, W3 = 3/16 ) 従来、カラーインクジェットプリンタ等では、シアン
(C)、マゼンタ(M)、イエロ(Y)、ブラック
(K)の4色のインクを用いて多値画像データを出力す
る際に、各色独立に誤差拡散法等を用いて擬似中間調処
理を行っていたために、1色について見た場合には視覚
特性が優れていても、2色以上が重なり合うと必ずしも
良好な視覚特性が得られない。
【0005】この問題を改善するために、特開平8−2
79920号公報及び特開平11−10918号公報等
においては、2色以上を組み合わせて誤差拡散法を用い
ることにより、2色以上が重なり合う場合においても良
好な視覚特性の得られる擬似中間調処理方法が開示され
ている。
【0006】また、特開平9−139841号公報にお
いては、2色以上を独立に擬似中階調処理した後に、入
力値の合計により出力値の修正を行うことにより、上記
と同様の効果が得られる方法が開示されている。
【0007】特に、カラー画像の中濃度領域の粒状感を
低減するのに、シアン(C)成分とマゼンタ(M)成分
のドットが互いに重なり合わない様に画像処理をするこ
とが効果的であり、そのために以下の方法が用いられて
いる。
【0008】図7は、従来のカラー画像の画像処理方法
を説明する説明図である。
【0009】図7において、カラー画像の画像データ
は、その各画素、各濃度成分(YMCK)が8ビット
(階調値が0〜255)の多値データで表現されてい
る。画像データにおける任意の注目画素のシアン(C)
成分の濃度値Ctとマゼンタ(M)成分の濃度値Mt
は、原画像のC成分とM成分の濃度値をそれぞれC、M
とすると、次式で表される。ここで、CerrとMer
rは、それぞれC成分とM成分の注目画素に対して誤差
拡散された値である。
【0010】Ct = C + Cerr Mt = M + Merr 従来のカラー画像の画像処理方法では、注目画素のC成
分とM成分の濃度に従って以下に示す4通りの画像処理
制御を行う。
【0011】1.(Ct+Mt)が閾値(Threshold
1)以下である場合、即ち、図7に示す領域(1)に属
する場合にはドット記録を行わない。
【0012】2.(Ct+Mt)が閾値(Threshold
1)を越えており、且つ(Ct+Mt)が別の閾値(Thr
eshold 2)未満であり、且つCt>Mtである場合、即
ち、図7の領域(2)に属する場合には、Cインクのみ
でドット記録を行う。
【0013】3.(Ct+Mt)が閾値(Threshold
1)を越えており、且つ(Ct+Mt)が別の閾値(Thr
eshold 2)未満であり、且つCt≦Mtである場合、即
ち、図7の領域(3)に属する場合には、Mインクのみ
でドット記録を行う。
【0014】4.(Ct+Mt)が別の閾値(Threshol
d 2)以上である場合、即ち、図7の領域(4)に属す
る場合には、Cインク及びMインクを用いてドット記録
を行う。なお、Threshold 1<Threshold 2とする。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像処理方法では、C,M等の異なるインク色間の
ドットの重なり合いの低減を考慮しているが、下記に示
すような他の視覚特性を劣化させる要因については改善
できない。
【0016】1.同一系統のインク色であり、染料濃度
の異なる濃インクと淡インク間でのドットの重なり合
い。
【0017】2.同一系統のインク色であり、吐出量の
異なる大液滴インクと小液滴インク間でのドットの重な
り合い。
【0018】3.上記1.,2.のインク群と、従来例
での複数のインク色を含めたインク系全体でのドットの
重なり合い。
【0019】特に、上記1.,2.のインクの重なり合
いは、ドットの重なり合いによる視覚特性の劣化という
課題に加えて、中間調での擬似輪郭の発生、該擬似輪郭
を低減するためのインク打ち込み量の増大、及びそれに
伴うランニングコストの増大という課題があった。
【0020】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、ドットの重なり合いを低減して良好な視覚特性
を得るとと共に、中間調での擬似輪郭の発生量及びイン
ク打ち込み量を低減し、ランニングコストの増大を抑制
することができる画像処理装置及び方法、並びにプログ
ラムを提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の画像処理装置は、複数の濃度成分か
らなる多値画像データに誤差拡散処理を行う画像処理装
置であって、前記複数の濃度成分のうちの1つである第
1の濃度成分に前記誤差拡散処理を行う場合、当該誤差
拡散処理で用いる閾値を前記複数の濃度成分のうちの少
なくとも1つである第2の濃度成分の濃度値に基づいて
決定する決定手段と、前記決定された閾値に基づいて前
記第1の濃度成分に前記誤差拡散処理を実行する誤差拡
散実行手段と、前記実行された誤差拡散処理の結果を出
力する出力手段とを備えることを特徴とする。
【0022】請求項2記載の画像処理装置は、請求項1
記載の画像処理装置において、前記第1の濃度成分と前
記第2の濃度成分は、色、染料濃度、及び吐出量のうち
少なくとも1つが異なっていることを特徴とする。
【0023】上記目的を達成するために、請求項3記載
の画像処理装置は、複数の濃度成分からなる多値画像デ
ータに誤差拡散処理を行う画像処理装置であって、前記
複数の濃度成分のうちの1つである第1の濃度成分に前
記誤差拡散処理を行う場合、当該誤差拡散処理で用いる
閾値を前記複数の濃度成分のうちの少なくとも2つの第
2の濃度成分の濃度値に基づいて決定する決定手段と、
前記決定された閾値に基づいて前記第1の濃度成分に前
記誤差拡散処理を実行する誤差拡散実行手段と、前記実
行された誤差拡散処理の結果を出力する出力手段とを備
えることを特徴とする。
【0024】請求項4記載の画像処理装置は、請求項3
記載の画像処理装置において、前記第1の濃度成分と前
記第2の濃度成分は、それぞれ互いに色、染料濃度、及
び吐出量のうち少なくとも1つが異なっていることを特
徴とする。
【0025】上記目的を達成するために、請求項5記載
の画像処理装置は、複数の濃度成分からなる多値画像デ
ータに誤差拡散処理を行う画像処理装置であって、前記
複数の濃度成分のうちの1つである第1の濃度成分に前
記誤差拡散処理を行う場合、当該誤差拡散処理で用いる
閾値を前記複数の濃度成分のうちの少なくとも2つの第
2の濃度成分の濃度値の和及び当該少なくとも2つの第
2の濃度成分の濃度値の最大値のうちの少なくとも1つ
に基づいて決定する決定手段と、前記決定された閾値に
基づいて前記第1の濃度成分に前記誤差拡散処理を実行
する誤差拡散実行手段と、前記実行された誤差拡散処理
の結果を出力する出力手段とを備えることを特徴とす
る。
【0026】請求項6記載の画像処理装置は、請求項5
記載の画像処理装置において、前記第1の濃度成分と前
記第2の濃度成分は、それぞれ互いに色、染料濃度、及
び吐出量のうち少なくとも1つが異なっていることを特
徴とする。
【0027】上記目的を達成するために、請求項7記載
の画像処理方法は、複数の濃度成分からなる多値画像デ
ータに誤差拡散処理を行う画像処理方法であって、前記
複数の濃度成分のうちの1つである第1の濃度成分に前
記誤差拡散処理を行う場合、当該誤差拡散処理で用いる
閾値を前記複数の濃度成分のうちの少なくとも1つであ
る第2の濃度成分の濃度値に基づいて決定する決定工程
と、前記決定された閾値に基づいて前記第1の濃度成分
に前記誤差拡散処理を実行する誤差拡散実行工程と、前
記実行された誤差拡散処理の結果を出力する出力工程と
を備えることを特徴とする。
【0028】請求項8記載の画像処理方法は、請求項7
記載の画像処理方法において、前記第1の濃度成分と前
記第2の濃度成分は、色、染料濃度、及び吐出量のうち
少なくとも1つが異なっていることを特徴とする。
【0029】上記目的を達成するために、請求項9記載
の画像処理方法は、複数の濃度成分からなる多値画像デ
ータに誤差拡散処理を行う画像処理方法であって、前記
複数の濃度成分のうちの1つである第1の濃度成分に前
記誤差拡散処理を行う場合、当該誤差拡散処理で用いる
閾値を前記複数の濃度成分のうちの少なくとも2つの第
2の濃度成分の濃度値に基づいて決定する決定工程と、
前記決定された閾値に基づいて前記第1の濃度成分に前
記誤差拡散処理を実行する誤差拡散実行工程と、前記実
行された誤差拡散処理の結果を出力する出力工程とを備
えることを特徴とする。
【0030】請求項10記載の画像処理方法は、請求項
9記載の画像処理方法において、前記第1の濃度成分と
前記第2の濃度成分は、それぞれ互いに色、染料濃度、
及び吐出量のうち少なくとも1つが異なっていることを
特徴とする。
【0031】上記目的を達成するために、請求項11記
載の画像処理方法は、複数の濃度成分からなる多値画像
データに誤差拡散処理を行う画像処理方法であって、前
記複数の濃度成分のうちの1つである第1の濃度成分に
前記誤差拡散処理を行う場合、当該誤差拡散処理で用い
る閾値を前記複数の濃度成分のうちの少なくとも2つの
第2の濃度成分の濃度値の和及び当該少なくとも2つの
第2の濃度成分の濃度値の最大値のうちの少なくとも1
つに基づいて決定する決定工程と、前記決定された閾値
に基づいて前記第1の濃度成分に前記誤差拡散処理を実
行する誤差拡散実行工程と、前記実行された誤差拡散処
理の結果を出力する出力工程とを備えることを特徴とす
る。
【0032】請求項12記載の画像処理方法は、請求項
11記載の画像処理方法において、前記第1の濃度成分
と前記第2の濃度成分は、それぞれ互いに色、染料濃
度、及び吐出量のうち少なくとも1つが異なっているこ
とを特徴とする。
【0033】上記目的を達成するために、請求項13記
載のプログラムは、複数の濃度成分からなる多値画像デ
ータに誤差拡散処理を行う画像処理方法をコンピュータ
により実行させるプログラムであって、前記複数の濃度
成分のうちの1つである第1の濃度成分に前記誤差拡散
処理を行う場合、当該誤差拡散処理で用いる閾値を前記
複数の濃度成分のうちの少なくとも1つである第2の濃
度成分の濃度値に基づいて決定する決定ステップと、前
記決定された閾値に基づいて前記第1の濃度成分に前記
誤差拡散処理を実行する誤差拡散実行ステップと、前記
実行された誤差拡散処理の結果を出力する出力ステップ
とを備えることを特徴とする。
【0034】上記目的を達成するために、請求項14記
載のプログラムは、複数の濃度成分からなる多値画像デ
ータに誤差拡散処理を行う画像処理方法をコンピュータ
に実行させるプログラムであって、前記複数の濃度成分
のうちの1つである第1の濃度成分に前記誤差拡散処理
を行う場合、当該誤差拡散処理で用いる閾値を前記複数
の濃度成分のうちの少なくとも2つの第2の濃度成分の
濃度値に基づいて決定する決定ステップと、前記決定さ
れた閾値に基づいて前記第1の濃度成分に前記誤差拡散
処理を実行する誤差拡散実行ステップと、前記実行され
た誤差拡散処理の結果を出力する出力ステップとを備え
ることを特徴とする。
【0035】上記目的を達成するために、請求項15記
載のプログラムは、複数の濃度成分からなる多値画像デ
ータに誤差拡散処理を行う画像処理方法をコンピュータ
に実行させるプログラムであって、前記複数の濃度成分
のうちの1つである第1の濃度成分に前記誤差拡散処理
を行う場合、当該誤差拡散処理で用いる閾値を前記複数
の濃度成分のうちの少なくとも2つの第2の濃度成分の
濃度値の和及び当該少なくとも2つの第2の濃度成分の
濃度値の最大値のうちの少なくとも1つに基づいて決定
する決定ステップと、前記決定された閾値に基づいて前
記第1の濃度成分に前記誤差拡散処理を実行する誤差拡
散実行ステップと、前記実行された誤差拡散処理の結果
を出力する出力ステップとを備えることを特徴とする。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
画像処理装置について図面を参照して詳細に説明する。
【0037】(共通の実施の形態)以下に示す実施の形
態において共通に用いられる画像処理システムの全体概
要、ハードウエア構成の概要、ソフトウエア構成の概
要、及び画像処理の概要について説明する。
【0038】1.画像処理システムの全体概要 図1は、本発明の実施の形態に係る画像処理装置を備え
る画像処理システムの概略構成を示すブロック図であ
る。
【0039】図1において、本画像処理システムは、パ
ーソナルコンピュータ(以下、単に「パソコン」とい
う。)等で構成され、画像処理装置として機能するホス
ト装置51と、インクジェットプリンタ等で構成された
画像出力装置52とを備え、これらの間が双方向インタ
ーフェース53により接続されている。
【0040】ホスト装置51は、後述するMPU、メモ
リ、大容量記憶装置であるハードディスクドライブ、キ
ーボード、及びCRT等から成る表示装置を備え、メモ
リには本発明を適用したドライバソフトウエア54が記
憶(格納)されている。
【0041】2.ホスト装置51と画像出力装置52の
ハードウエア構成 図2は、図1におけるホスト装置51と画像出力装置5
2のハードウエア構成の概要を示すブロック図である。
【0042】図2において、ホスト装置51は、処理部
1000と、表示装置2001と、制御プログラムやデ
ータが格納されたハードディスクドライブ(HDD)装
置2002と、キーボード2003とで構成されてい
る。
【0043】処理部1000は、後述する画像処理や誤
差拡散処理を実行すると共に、制御プログラムに従って
ホスト装置51全体の制御を行うMPU1001と、処
理部1000内の各構成要素を互いに接続するバス10
02と、画像処理や誤差拡散処理を含むMPU1001
が実行する制御プログラムやデータ等を一時記憶するD
RAM1003と、システムバス1002及びMPU1
001を接続するブリッジ1004と、表示装置200
1にグラフィック情報を表示させるための制御機能を備
えたグラフィックアダプタ1005とを備える。
【0044】また、処理部1000は、HDD2002
とのインターフェースを司るHDDコントローラ100
6と、キーボード2003とのインターフェースを司る
キーボードコントローラ1007と、IEEE1284
規格に従って画像出力装置52との間の通信を制御する
パラレルインターフェースである通信I/F1008と
を備える。
【0045】処理部1000は、グラフィックアダプタ
1005を介して表示装置2001に接続され、HDD
コントローラ1006を介してHDD装置2002に接
続され、キーボードコントローラ1007を介してキー
ボード2003に接続されている。
【0046】画像出力装置52は、制御回路部3003
と、記録ヘッド3010と、記録ヘッド3010を搬送
するキャリアを駆動するキャリア(CR)モータ301
1と、用紙を搬送する搬送(LF)モータ3012とで
構成されている。
【0047】制御回路部3003は、制御プログラム実
行機能と周辺装置制御機能とを兼ね備え、画像出力装置
52全体の制御を行うMCU3001と、制御回路部3
003内の各構成要素を互いに接続するシステムバス3
002と、記録データの記録ヘッド3010への供給、
メモリアドレスデコーディング、キャリアモータへの制
御パルス発生機構等を制御回路として内部に納めたゲー
トアレイ3013(G.A.)とを備える。
【0048】また、制御回路部3003は、MCU30
01が実行する制御プログラムやホスト印刷情報等を格
納するROM3004と、各種データ(画像記録情報や
ヘッドに供給される記録データ等)を保存するDRAM
3005と、IEEE1284規格に従ってホスト装置
51との間の通信を制御するパラレルインターフェース
である通信I/F3006と、ゲートアレイ3013か
ら出力されたヘッド記録信号に基づいて記録ヘッド30
10を駆動するための電気信号に変換するヘッドドライ
バ3007とを備える。
【0049】制御回路部3003は、ゲートアレイ30
13から出力されるキャリアモータ制御パルスを実際に
CRモータ3011を駆動するための電気信号に変換す
るCRモータドライバ3008と、MCU3001から
出力された搬送モータ制御パルスを実際にLFモータ3
012を駆動するための電気信号に変換するLFモータ
ドライバ3009とを備える。
【0050】次に、画像出力装置52の具体的構成につ
いて説明する。
【0051】図3は、図1における画像出力装置52の
代表的な実施の形態であるインクジェットプリンタの概
略構成を示す斜視図である。
【0052】図3において、インクジェットプリンタI
JRAは、図2に示した制御回路部3003と共に、記
録ヘッドIJH(記録ヘッド3010)と、キャリッジ
HCと、インクタンクITと、インクカートリッジIJ
Cとを備える。記録ヘッドIJHは、YMCK各成分の
多値濃度データに基づいて、少なくともイエロ(Y)、
マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4つ
のインクを用いてカラー画像を記録することができる。
【0053】キャリッジHCは、駆動モータ5013の
正逆回転に連動して駆動力伝達ギア5009〜5011
を介して回転するリードスクリュー5005の螺旋溝5
004に対して係合する。また、キャリッジHCはピン
(不図示)を有し、ガイドレール5003に支持されて
矢印a,b方向を往復移動する。
【0054】キャリッジHCには、記録ヘッドIJHと
インクタンクITとを内蔵した一体型インクジェットカ
ートリッジIJCが搭載されている。紙押え板5002
は、キャリッジHCの移動方向にわたって記録用紙Pを
プラテン5000に対して押圧する。フォトカプラ50
07,5008は、キャリッジHCのレバー5006の
存在を確認して駆動モータ5013の回転方向切り換え
等を行うためのホームポジション検知器である。
【0055】支持部材5016は、記録ヘッドIJHの
前面をキャップするキャップ部材5022を支持するも
のである。吸引器5015は、キャップ部材5022内
を吸引するものであり、キャップ内開口5023を介し
て記録ヘッドIJHの吸引回復を行う。部材5019
は、クリーニングブレード5017を前後方向に移動可
能にするものであり、本体支持板5018にこれらが支
持されている。なお、クリーニングブレード5017
は、本形態に限らず周知のクリーニングブレードが適用
可能であることは云うまでもない。
【0056】レバー5021は、吸引回復の吸引を開始
するためのレバーで、キャリッジHCと係合するカム5
020の移動に伴って移動し、駆動モータからの駆動力
がクラッチ切り換え等の公知の伝達機構で移動制御され
る。
【0057】これらのキャッピング、クリーニング、吸
引回復は、キャリッジHCがホームポジション側の領域
に来たときに、リードスクリュー5005の作用によっ
てそれらの対応位置で所望の処理が行えるように構成さ
れているが、周知のタイミングで所望の動作を行うよう
にすれば、本例にはいずれも適用できる。
【0058】なお、上述したように、インクタンクIT
と記録ヘッドIJHとは一体的に形成されて交換可能な
インクカートリッジIJCを構成してもよいが、これら
インクタンクITと記録ヘッドIJHとを分離可能に構
成して、インクがなくなったときにインクタンクITだ
けを交換できるようにしてもよい。
【0059】3.ソフトウエア構成の概要及び画像処理
の概要 図4は、図1の画像処理システムで用いられるソフトウ
エアの構造を示すブロック図である。
【0060】図4において、ホスト装置51は、階層構
造をしたアプリケーションソフトウエアと、オペレーテ
ィングシステム(OS)と、ドライバソフトウエアの3
つのソフトウエアを備え、これらのソフトウエアが画像
出力装置52に対して記録データを出力するために互い
に連携して画像処理を行う。
【0061】アプリケーションソフトウエアの階層に
は、アプリケーションソフトウエア11が設けられ、O
S(オペレーティングシステム)の階層には、アプリケ
ーションソフトウエア11からの描画命令を受け取る描
画処理インターフェース21と生成された画像データを
インクジェットプリンタ等の画像出力装置52へ渡すス
プーラ22とが設けられている。
【0062】そして、ドライバソフトウエアの階層に
は、画像出力装置52固有の表現形式が記憶された装置
固有描画機能31−1,31−2,・・・,31−nと、
OSからの線分割化画像情報を受け取り、ドライバソフ
トウエア内部の表色系からデバイス固有の表色系への変
換を行う色特性変換モジュール33と、デバイスの各画
素の状態を表す量子化量への変換を行うハーフトーニン
グ(中間調処理)モジュール34と、ハーフトーニング
が施された画像データに画像出力装置52へのコマンド
を付加してスプーラ22に出力するプリントコマンド生
成モジュール35とが設けられている。
【0063】本実施の形態では、画像出力装置52夫々
に個別に依存する部分は、装置固有描画機能31−1,
31−2,・・・,31−nが扱い、画像出力装置52の
個別の実装に依存するプログラム部品を共通的に処理を
行うことができるプログラムと分離し、且つドライバソ
フトウエアの根幹処理部分を個別の画像出力装置から独
立した構造にしている。
【0064】量子化量に変換された線分割化画像は、色
特性変換モジュール33やハーフトーニングモジュール
34等により画像処理が施され、プリントコマンド生成
モジュール35によりデータ圧縮/コマンドが付加され
て、OS(オペレーティングシステム)に設けられたス
プーラ22を介して画像出力装置52へ出力される。
【0065】次に、図1の画像処理システムにおける画
像処理の概要について具体的に説明する。
【0066】図5は、図1の画像処理システムにおいて
実行される画像処理を示すフローチャートである。
【0067】図5において、アプリケーションソフトウ
エア11が画像出力装置52へ画像を出力する場合、ま
ず、アプリケーションソフトウエア11がOSの描画処
理インターフェース21を介して文字、線分、図形、及
びビットマップ等の描画命令をドライバソフトウエア内
部の装置固有描画機能31−1,31−2,…,31−
nに発行する(ステップS1)。
【0068】次に、画面/紙面を構成する描画命令が完
結したか否かを判別し(ステップS2)、描画命令が完
結すると(ステップS2でYES)、OSは、ドライバ
ソフトウエア内部の装置固有描画機能31−1,31−
2,…,31−nを呼び出しつつ、各描画命令をOSの
内部形式から装置固有の表現形式(各描画単位を線分割
化したもの)に変換し(ステップS3)、しかる後に画
面/紙面を線分割化した画像情報としてドライバソフト
ウエアへ渡す(ステップS4)。
【0069】ドライバソフトウエア内部では、色特性変
換モジュール33によってデバイスの色特性を補正する
と共に、ドライバソフトウエア内部の表色系からデバイ
ス固有の表色系への変換を行い(ステップS5)、更に
ハーフトーニングモジュール34によってデバイスの各
画素の状態を表す量子化量への変換(ハーフトーニン
グ)を行う(ステップS6)。なお、ここでの量子化量
への変換とは、画像出力装置52の処理するデータの形
態に対応して多値化することである。例えば、画像出力
装置52による記録が2値データに基づいて行われると
きは2値化され、画像出力装置52による記録が多値デ
ータ(濃淡インクによる記録、大小インクによる記録を
行うため)に基づいて行われるときは多値化される。こ
のハーフトーニングについての詳細は、後述する各実施
の形態において説明する。
【0070】プリントコマンド生成モジュール35は、
いずれも量子化(2値化、多値化等)された画像データ
を受け取る(ステップS7)。プリントコマンド生成モ
ジュール35は、量子化された画像情報を相異なる方法
にて画像出力装置52の特性に合わせて加工し、該画像
情報にデータ圧縮、コマンドヘッダの付加を行い、デー
タを生成する(ステップS8)。
【0071】次に、プリントコマンド生成モジュール3
5は、OS内部に設けられたスプーラ22に生成したデ
ータを受け渡し(ステップS9)、画像出力装置52へ
のデータ出力を行って(ステップS10)、本処理を終
了する。
【0072】本実施の形態では、ホスト装置51内のH
DD装置2002等に格納された図5の処理に基づくプ
ログラムをMPU1001により実行させることで、上
述の制御方法を実現させることが可能となる。
【0073】以上のように、ドライバソフトウエアの根
幹処理部分を個別の画像出力装置52から独立した構造
にしているので、ドライバソフトウエアと画像出力装置
52間のデータ処理の分担をドライバソフトウエアの構
成を損なうことなく柔軟に変更することが可能になり、
ソフトウエアの保守及び管理面で有利となる。
【0074】次に、ハーフトーニングモジュール34に
よって実行される誤差拡散処理の詳細について説明す
る。なお、本誤差拡散処理では、各画素をイエロ(Y)
成分、マゼンタ(M)成分、シアン(C)成分、ブラッ
ク(K)成分からなる濃度データとし、各成分を8ビッ
ト(256階調表現)で構成される多値画像データとし
て用いることとする。
【0075】(第1の実施の形態)本第1の実施の形態
では、複雑な閾値制御を閾値テーブルを用いて簡便に行
う画像処理方法を示す。閾値テーブルとは、各階調を決
定するために必要な閾値が設定されたデータである。こ
こでは、カラーの画像データは、その各画素、各染料
度成分(YMCK)が8ビット(階調値が0〜255)
の多値データで表現されている。
【0076】カラー画像データの任意の注目画素におけ
るシアン(C)成分の濃インクの濃度値Ct及び淡イン
クの濃度値ctは、原画像におけるC成分の濃インク及
び淡インクの濃度値をそれぞれC、cとすると次式で表
される。ここでCerrとcerrは、それぞれ濃インクと淡
インクの注目画素に対して誤差拡散された値(累積誤
差)である。
【0077】Ct = C + Cerr ct = c + cerr 本第1の実施の形態におけるカラー画像の画像処理は、
上述した各濃度値を用いて以下の誤差拡散処理手順によ
り行われる(図6)。なお、本処理は、ホスト装置51
内のMPU1001がHDD装置2002から読み出し
たプログラムに基づいて実行される。
【0078】1.淡インクの濃度値ctに基づいて濃イ
ンクの誤差拡散で用いる閾値(cthreshold)を求める
(ステップS11)。
【0079】2.濃インクの濃度値Ctと閾値(cthreh
osld)とを比較し、濃度値Ctの方が大きい場合は濃イ
ンクで出力を行う(ステップS12〜S14)。
【0080】3.濃インクの濃度値Ctに基づいて淡イ
ンクの誤差拡散で用いる閾値(Cthreshold)を求める
(ステップS15)。
【0081】4.淡インクの濃度値ctと閾値(Cthreh
osld)とを比較し、濃度値ctの方が大きい場合は淡イ
ンクで出力を行う(ステップS16〜S18)。
【0082】上記手順に基づいてドットの重なり合いを
低減した場合のアルゴリズムを次式に示す。これによ
り、同一色系統の濃インクと淡インクのドットの重なり
合いを低減することができる。
【0083】 (Threshold_Table[ct]:濃インクの誤差拡散で用いる
閾値テーブル、Threshold_Table[Ct]:淡インクの誤差
拡散で用いる閾値テーブル) 上記第1の実施の形態によれば、カラーの画像データに
擬似中間調処理として誤差拡散処理を行うときは、例え
ば、濃インクの誤差拡散処理で用いる閾値(cthrehosl
d)を求め、閾値(cthrehosld)と濃インクの濃度値C
tとを比較するので、染料濃度の異なるインク間の重な
りを低減することができる。
【0084】(第2の実施の形態)本第2の実施の形態
では、同一色系統の大液滴インクと小液滴インクのドッ
トの重なり合いを低減する画像処理方法について説明す
る。なお、上記第1の実施の形態と同様に、カラーの画
像データは、その各画素、各染料濃度成分(YMCK)
が8ビット(階調値が0〜255)の多値データで表現
されている。
【0085】カラー画像データの任意の注目画素におけ
るシアン(C)成分の大液滴インクの濃度値Clt及び小
液滴インクの濃度値Cstは、原画像におけるC成分の大
液滴インク及び小液滴インクの濃度値をそれぞれCl、
Csとすると次式で表される。ここでClerrとCserr
は、それぞれ大液滴インクと液滴インクの注目画素に対
して誤差拡散された値(累積誤差)である。
【0086】Clt = Cl + Clerr Cst = Cs + Cserr 本第2の実施の形態におけるカラー画像の画像処理は、
上述した各濃度値を用いて以下の誤差拡散処理手順によ
り行われる。
【0087】1.小液滴インクの濃度値Cstに基づいて
大液滴インクの誤差拡散で用いる閾値(Cs threshol
d)を求める。
【0088】2.大液滴インクの濃度値Clと閾値(Cs
threshold)とを比較し、濃度値Cltの方が大きい場合
は大液滴インクで出力を行う。
【0089】3.大液滴インクの濃度値Cltに基づいて
小液滴インクの誤差拡散で用いる閾値(Cl threshol
d)を求める。
【0090】4.小液滴インクの濃度値Csと閾値(Cl
threshold)とを比較し、濃度値Cstの方が大きい場合
は小液滴インクで出力を行う。
【0091】上記手順に基づいてドットの重なり合いを
低減した場合のアルゴリズムを次式に示す。これによ
り、同一色系統の大液滴インクと小液滴インクのドット
の重なり合いを低減することができる。
【0092】 (Threshold_Table[Cst]:大液滴インクの誤差拡散で用
いる閾値テーブル、Threshold_Table[Clt]:小液滴イン
クの誤差拡散で用いる閾値テーブル) 上記第2の実施の形態によれば、カラーの画像データに
擬似中間調処理として誤差拡散処理を行うときは、例え
ば、大液滴インクの誤差拡散処理で用いる閾値(Cs th
reshold)を求め、閾値(Cs threshold)と大液滴イン
クの濃度値Ctとを比較するので、吐出量の異なるイン
ク間の重なりを低減することができる。
【0093】(第3の実施の形態)本第3の実施の形態
では、複数色の染料濃度が異なるインク群間の各ドット
の重なり合いを低減する画像処理方法について説明す
る。なお、上記第1の実施の形態と同様に、カラーの画
像データは、その各画素、各染料濃度成分(YMCK)
が8ビット(階調値が0〜255)の多値データで表現
されている。
【0094】カラー画像データの任意の注目画素におい
て、シアン(C)成分の濃インクの濃度値Ct及び淡イ
ンクの濃度値ct、並びにマゼンタ(M)成分の濃イン
クの濃度値Mt及び淡インクの濃度値mtは、原画像にお
けるC成分の濃インク及び淡インクの濃度値をそれぞれ
C、cとし、M成分の濃インク及び淡インクの濃度値を
それぞれM、mとすると次式で表される。ここで、Cer
rとcerr及びMerrとmerrは、それぞれC成分、M成分
の濃インク及び淡インクの注目画素に対して誤差拡散さ
れた値(累積誤差)である。
【0095】Ct = C + Cerr ct = c + cerr Mt = M + Merr mt = m + merr 本第3の実施の形態におけるカラー画像の画像処理は、
上述した各濃度値を用いて以下の誤差拡散処理手順によ
り行われる。
【0096】1.C成分の淡インクの濃度値ctとM成
分の濃インクの濃度値MtとM成分の淡インクの濃度値
mtの和に基づいて、C成分の濃インクの誤差拡散で用
いる閾値を求める。
【0097】2.C成分の濃インクの濃度値Ctと閾値
とを比較し、濃度値Ctの方が大きい場合はC成分の濃
インクで出力を行う。
【0098】3.C成分の濃インクの濃度値CtとM成
分の濃インクの濃度値MtとM成分の淡インクの濃度値
mtの和に基づいて、C成分の淡インクの誤差拡散で用
いる閾値を求める。
【0099】4.C成分の淡インクの濃度値ctと閾値
とを比較し、濃度値ctの方が大きい場合はC成分の淡
インクで出力を行う。
【0100】5.M成分の淡インクの濃度値mtとC成
分の濃インクの濃度値CtとC成分の淡インクの濃度値
ctの和に基づいて、M成分の濃インクの誤差拡散で用
いる閾値を求める。
【0101】6.M成分の濃インクの濃度値Mtと閾値
とを比較し、濃度値Mtの方が大きい場合はM成分の濃
インクで出力を行う。
【0102】7.M成分の濃インクの濃度値MtとC成
分の濃インクの濃度値CtとC成分の淡インクの濃度値
ctの和に基づいて、M成分の淡インクの誤差拡散で用
いる閾値を求める。
【0103】8.M成分の淡インクの濃度値mtと閾値
とを比較し、濃度値mtの方が大きい場合はM成分の淡
インクで出力を行う。
【0104】上記手順に基づいてドットの重なり合いを
低減した場合のアルゴリズムを次式に示す。これによ
り、シアン成分の濃インクと淡インク、及びマゼンタ成
分の濃インク及び淡インクの各ドットの重なり合いを低
減することができる。
【0105】 上記第3の実施の形態によれば、複数色の染料濃度が異
なるインク群間の重なりを低減することができる。
【0106】(第4の実施の形態)本第4の実施の形態
では、複数色の吐出量が異なるインク群間の各ドットの
重なり合いを低減する画像処理方法について説明する。
なお、上記第1の実施の形態と同様に、カラーの画像デ
ータは、その各画素、各染料濃度成分(YMCK)が8
ビット(階調値が0〜255)の多値データで表現され
ている。
【0107】カラー画像データの任意の注目画素におい
て、シアン(C)成分の大液滴インクの濃度値Clt及び
小液滴インクの濃度値Cst、並びにマゼンタ(M)成分
の大液滴インクの濃度値Mlt及び小液滴インクの濃度値
Mstは、原画像におけるC成分の大液滴インク及び小液
滴インクの濃度値をそれぞれCl、Csとし、M成分の大
液滴インク及び小液滴インクの濃度値をそれぞれMl、
Msとすると次式で表される。ここで、ClerrとCserr
及びMlerrとMserrは、それぞれC成分、M成分の大液
滴インク及び小液滴インクの注目画素に対して誤差拡散
された値(累積誤差)である。
【0108】Clt = Cl + Clerr Cst = Cs + Cserr Mlt = Ml + Mlerr Mst = Ms + Mserr 本第4の実施の形態におけるカラー画像の画像処理は、
上述した各濃度値を用いて以下の誤差拡散処理手順によ
り行われる。
【0109】1.C成分の小液滴インクの濃度値Cstと
M成分の大液滴インクの濃度値MltとM成分の小液滴イ
ンクの濃度値Mstの和に基づいて、C成分の大液滴イン
クの誤差拡散で用いる閾値を求める。
【0110】2.C成分の大液滴インクの濃度値Cltと
閾値とを比較し、濃度値Cltの方が大きい場合はC成分
の大液滴インクで出力を行う。
【0111】3.C成分の大液滴インクの濃度値Cltと
M成分の大液滴インクの濃度値MltとM成分の小液滴イ
ンクの濃度値Mstの和に基づいて、C成分の小液滴イン
クの誤差拡散で用いる閾値を求める。
【0112】4.C成分の小液滴インクの濃度値Cstと
閾値とを比較し、濃度値Cstの方が大きい場合はC成分
の小液滴インクで出力を行う。
【0113】5.M成分の小液滴インクの濃度値Mstと
C成分の大液滴インクの濃度値CltとC成分の小液滴イ
ンクの濃度値Cstの和に基づいて、M成分の大液滴イン
クの誤差拡散で用いる閾値を求める。
【0114】6.M成分の大液滴インクの濃度値Mltと
閾値とを比較し、濃度値Mltの方が大きい場合はM成分
の大液滴インクで出力を行う。
【0115】7.M成分の大液滴インクの濃度値Mltと
C成分の大液滴インクの濃度値CltとC成分の小液滴イ
ンクの濃度値Cstの和に基づいて、M成分の小液滴イン
クの誤差拡散で用いる閾値を求める。
【0116】8.M成分の小液滴インクの濃度値Mstと
閾値とを比較し、濃度値Mstの方が大きい場合はM成分
の小液滴インクで出力を行う。
【0117】上記手順に基づいてドットの重なり合いを
低減した場合のアルゴリズムを次式に示す。これによ
り、シアン成分の大液滴インクと小液滴インク、及びマ
ゼンタ成分の大液滴インク及び小液滴インクの各ドット
の重なり合いを低減することができる。
【0118】 上記第4の実施の形態によれば、複数色の吐出量が異な
るインク群間の重なりを低減することができる。
【0119】(第5の実施の形態)本第5の実施の形態
では、複数色の染料濃度が異なり、吐出量が異なるイン
ク群間の各ドットの重なり合いを低減する画像処理方法
について説明する。なお、上記第1の実施の形態と同様
に、カラーの画像データは、その各画素、各染料濃度成
分(YMCK)が8ビット(階調値が0〜255)の多
値データで表現されている。
【0120】上記第1〜第4の実施の形態と同様に、原
画像におけるC成分の大液滴濃インクの濃度値をCl、
小液滴濃インクの濃度値をCs、大液滴淡インクの濃度
値をcl、小液滴淡インクの濃度値をcsとし、M成分の
大液滴濃インクの濃度値をMl、小液滴濃インクの濃度
値をMs、大液滴淡インクの濃度値をml、小液滴淡イン
クの濃度値をmsとすると、カラー画像データの任意の
注目画素におけるC成分の大液滴濃インクの濃度値Clt
及び小液滴濃インクの濃度値Cst、大液滴淡インクの濃
度値clt及び小液滴淡インクの濃度値cst、並びにM成分
の大液滴濃インクの濃度値Mlt及び小液滴濃インクの濃
度値Mst、大液滴淡インクの濃度値mlt及び小液滴淡イ
ンクの濃度値mstは次式で表される。
【0121】Clt = Cl + Clerr Cst = Cs + Cserr clt = cl + clerr cst = cs + cserr Mlt = Ml + Mlerr Mst = Ms + Mserr mlt = ml + mlerr mst = ms + mserr 本第5の実施におけるカラー画像の画像処理は、上述し
た各濃度値を用いて次式のアルゴリズムにより行われ
る。
【0122】 if( Clt > Threshold_Table[ Cst+clt+cst+Mlt+Mst+mlt+mst] ) Print Cl:シアン成分の大液滴濃インクで出力を行う。
【0123】 if( Cst > Threshold_Table[Clt +clt+cst+Mlt+Mst+mlt+mst] ) Print Cs:シアン成分の小液滴濃インクで出力を行う。
【0124】 if( clt > Threshold_Table[Clt+Cst +cst+Mlt+Mst+mlt+mst] ) Print cl:シアン成分の大液滴淡インクで出力を行う。
【0125】 if( cst > Threshold_Table[Clt+Cst+clt +Mlt+Mst+mlt+mst] ) Print cs:シアン成分の小液滴淡インクで出力を行う。
【0126】 if( Mlt > Threshold_Table[Clt+Cst+clt+cst +Mst+mlt+mst] ) Print Ml:マゼンタ成分の大液滴濃インクで出力を行う。
【0127】 if( Mst > Threshold_Table[Clt+Cst+clt+cst+Mlt +mlt+mst] ) Print Ms:マゼンタ成分の小液滴濃インクで出力を行う。
【0128】 if( mlt > Threshold_Table[Clt+Cst+clt+cst+Mlt+Mst +mst] ) Print ml:マゼンタ成分の大液滴淡インクで出力を行う。
【0129】 if( mst > Threshold_Table[Clt+Cst+clt+cst+Mlt+Mst+mlt ] ) Print ms:マゼンタ成分の小液滴淡インクで出力を行う。
【0130】上記第5の実施の形態では、複数色の染料
濃度が異なり、吐出量が異なるインク群間の重なりを低
減することができる。
【0131】上記第3〜第5の実施の形態では、複数の
濃度成分のうちの少なくとも2つから成る濃度成分の濃
度値の和から閾値を求めて当該閾値に基づいて処理を行
っているが、これに限らず、複数の濃度成分のうちの少
なくとも2つから成る濃度成分の濃度値の最大値から閾
値を求めて当該閾値に基づいて処理を行うようにしても
よい。また、上述した濃度値の和及び最大値から閾値を
求めて処理を行ってもよい。
【0132】上記第1〜第5の実施の形態では、インク
の色をシアンとマゼンタの2色とし、量子化を0と1の
2階調、染料濃度も濃・淡の2段階とし、吐出量も大・
小の2段階としたが、本発明の効果はこれに限らず、そ
れぞれより大きな色数、量子化階調数、染料濃度階調
数、吐出量階調数に対して本発明を適用しても同様の効
果が得られることは云うまでもない。
【0133】また、上記各実施の形態では、複雑な閾値
制御を閾値テーブルを用いて簡便に行う方法を説明した
が、この方法が最も効果的に本発明を実施でき、且つ説
明が容易だったためである。よって、本発明は上記方法
に限定されるものではなく、本発明の効果が実現できる
方法であればどのようなものであってもよい。例えば、
特開平8−279920号公報及び特開平11−109
18号公報に開示された方法に本発明の主旨を当てはめ
て適用してもよいし、特開平9−139841号公報に
開示された方法に本発明の主旨を当てはめて適用しても
よい。
【0134】さて、上記各実施の形態においては、記録
ヘッドIJHから吐出される液滴をインクとし、インク
タンクに収容される液体をインクとしたが、これに限定
されるものではなく、例えば、記録画像の定着性や耐水
性を高めたり、その画像品質を高めたりするために記録
媒体に対して吐出される処理液のようなものがインクタ
ンクに収容されていてもよい。
【0135】上記各実施の形態では、画像出力装置52
が、インクジェット方式の中でもインク吐出を行わせる
ために利用するエネルギーとして熱エネルギーを発生す
る手段(例えば、電気熱変換体やレーザ光等)を備え、
この熱エネルギーによりインクの状態変化を生起させる
方式を用いることにより記録の高密度化、高精細化が達
成できる。
【0136】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
【0137】このパルス形状の駆動信号としては、米国
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、更に優れた記録を行うことができる。
【0138】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他
に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開示
する米国特許第4558333号明細書、米国特許第4
459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれる
ものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共
通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギー
の圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を開
示する特開昭59−138461号公報に基づいた構成
としてもよい。
【0139】更に、記録装置が記録できる最大記録媒体
の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録ヘ
ッドとしては、上述した明細書に開示されているような
複数の記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
【0140】加えて、上記各実施の形態で説明した記録
ヘッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカート
リッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着
されることで、装置本体との電気的な接続や装置本体か
らのインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプ
の記録ヘッドを用いてもよい。
【0141】また、上述した記録装置の構成に、記録ヘ
ッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加すること
は記録動作を一層安定にできるので好ましい。これらを
具体的に挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピング
手段、クリーニング手段、加圧或いは吸引手段、電気熱
変換体或いはこれとは別の加熱素子、又はこれらの組み
合わせによる予備加熱手段等がある。また、記録とは別
の吐出を行う予備吐出モードを備えることも安定した記
録を行うために有効である。
【0142】更に、記録装置の記録モードとしては黒色
等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッド
を一体的に構成するか複数個の組み合わせによってでも
よいが、異なる色の複色カラー、又は混色によるフルカ
ラーの少なくとも1つを備えた装置とすることもでき
る。
【0143】以上説明した実施の形態においては、イン
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、或いはインクジェ
ット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下の
範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範囲
にあるように温度制御するものが一般的であるから、使
用記録信号付与時にインクが液状をなすものであればよ
い。
【0144】加えて、積極的に熱エネルギーによる昇温
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
又はインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し加
熱によって液化するインクを用いてもよい。いずれにし
ても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイン
クが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒体
に到達する時点では既に固化し始めるもの等のような、
熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質のイン
クを使用する場合も本発明は適用可能である。このよう
な場合インクは、特開昭54−56847号公報或いは
特開昭60−71260号公報に記載されるような多孔
質シート凹部、貫通孔に液状又は固形物として保持され
た状態で、電気熱変換体に対して対向するような形態と
してもよい。本発明においては、上述した各インクに対
して最も有効なものは、上述した膜沸騰方式を実行する
ものである。
【0145】更に加えて、本発明に係る記録装置の形態
としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力端
末として一体又は別体に設けられるものの他、画像読み
取るリーダ等と組み合わせた複写装置、送受信機能を有
するファクシミリ装置の形態を取るものであってもよ
い。
【0146】なお、本発明は、複数の機器(例えば、ホ
ストコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、及
びプリンタ等)から構成されるシステムに適用しても、
1つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミ
リ装置等)に適用してもよい。
【0147】また、本発明の目的は、上述した各実施の
形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコード
を記録した記憶媒体(又は記録媒体)を、システム或い
は装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュー
タ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプロ
グラムコードを読み出して実行することによっても達成
されることは云うまでもない。この場合、記憶媒体から
読み出されたプログラムコード自体が上述した各実施の
形態の機能を実現することになり、そのプログラムコー
ドを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0148】また、コンピュータが読み出したプログラ
ムコードを実行することにより、上述した各実施の形態
の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコード
の指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレ
ーティングシステム(OS)等が実際の処理の一部又は
全部を行い、その処理によって上述した実施の形態の機
能が実現される場合も含まれることは云うまでもない。
【0149】更に、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備
わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その
処理によって上述した各実施の形態の機能が実現される
場合も含まれることは云うまでもない。
【0150】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ドットの重なり合いを低減して良好な視覚特性を
得るとと共に、中間調での擬似輪郭の発生量及びインク
打ち込み量を低減し、ランニングコストの増大を抑制す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る画像処理装置を備え
る画像処理システムの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1におけるホスト装置51と画像出力装置5
2のハードウエア構成の概要を示すブロック図である。
【図3】図1における画像出力装置52の代表的な実施
の形態であるインクジェットプリンタの概略構成を示す
斜視図である。
【図4】図1の画像処理システムで用いられるソフトウ
エアの構造を示すブロック図である。
【図5】図1の画像処理システムにおいて実行される画
像処理を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第1の実施の形態における誤差拡散処
理のフローチャートである。
【図7】従来のカラー画像の画像処理方法を説明する説
明図である。
【符号の説明】
11 アプリケーションソフトウエア 21 描画処理インターフェース 22 スプーラ 31−1,31−2,・・・,31−n 装置固有描画機
能 33 色特性変換モジュール 34 ハーフトーニング(中間調処理)モジュール 35 プリントコマンド生成モジュール 51 ホスト装置 52 画像出力装置 53 双方向インターフェース 54 ドライバソフトウエア 1000 処理部 1001 MPU 1002 バス 1003 DRAM 1004 ブリッジ 1005 グラフィックアダプタ 1006 HDDコントローラ 1007 キーボードコントローラ 1008 通信I/F 2001 表示装置 2002 HDD装置 2003 キーボード 3001 MCU 3003 制御回路部 3004 ROM 3005 DRAM 3006 通信I/F 3007 ヘッドドライバ 3008 CRモータドライバ 3009 LFモータドライバ 3010 記録ヘッド 3011 キャリア(CR)モータ 3012 搬送(LF)モータ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 1/52 H04N 1/46 B 5C079 Fターム(参考) 2C056 EA06 EA11 EC75 EC76 ED01 ED07 EE03 2C057 AF25 AF39 AF91 AH13 AM15 CA01 CA07 2C262 AA02 AA18 AA24 AA26 AA27 AB13 AC17 BB08 BB10 BB16 BB22 5B057 BA30 CA01 CA08 CA12 CB01 CB07 CB12 CB16 CE14 CE17 5C077 LL19 MP08 NN02 NN11 PP33 PQ08 RR08 RR16 SS02 TT05 5C079 HB03 KA15 LA17 LC09 LC11 MA11 NA02 PA03

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の濃度成分からなる多値画像データ
    に誤差拡散処理を行う画像処理装置であって、 前記複数の濃度成分のうちの1つである第1の濃度成分
    に前記誤差拡散処理を行う場合、当該誤差拡散処理で用
    いる閾値を前記複数の濃度成分のうちの少なくとも1つ
    である第2の濃度成分の濃度値に基づいて決定する決定
    手段と、 前記決定された閾値に基づいて前記第1の濃度成分に前
    記誤差拡散処理を実行する誤差拡散実行手段と、 前記実行された誤差拡散処理の結果を出力する出力手段
    とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の濃度成分と前記第2の濃度成
    分は、色、染料濃度、及び吐出量のうち少なくとも1つ
    が異なっていることを特徴とする請求項1記載の画像処
    理装置。
  3. 【請求項3】 複数の濃度成分からなる多値画像データ
    に誤差拡散処理を行う画像処理装置であって、 前記複数の濃度成分のうちの1つである第1の濃度成分
    に前記誤差拡散処理を行う場合、当該誤差拡散処理で用
    いる閾値を前記複数の濃度成分のうちの少なくとも2つ
    の第2の濃度成分の濃度値に基づいて決定する決定手段
    と、 前記決定された閾値に基づいて前記第1の濃度成分に前
    記誤差拡散処理を実行する誤差拡散実行手段と、 前記実行された誤差拡散処理の結果を出力する出力手段
    とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1の濃度成分と前記第2の濃度成
    分は、それぞれ互いに色、染料濃度、及び吐出量のうち
    少なくとも1つが異なっていることを特徴とする請求項
    3記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 複数の濃度成分からなる多値画像データ
    に誤差拡散処理を行う画像処理装置であって、 前記複数の濃度成分のうちの1つである第1の濃度成分
    に前記誤差拡散処理を行う場合、当該誤差拡散処理で用
    いる閾値を前記複数の濃度成分のうちの少なくとも2つ
    の第2の濃度成分の濃度値の和及び当該少なくとも2つ
    の第2の濃度成分の濃度値の最大値のうちの少なくとも
    1つに基づいて決定する決定手段と、 前記決定された閾値に基づいて前記第1の濃度成分に前
    記誤差拡散処理を実行する誤差拡散実行手段と、 前記実行された誤差拡散処理の結果を出力する出力手段
    とを備えることを特徴とする画像処理装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の濃度成分と前記第2の濃度成
    分は、それぞれ互いに色、染料濃度、及び吐出量のうち
    少なくとも1つが異なっていることを特徴とする請求項
    5記載の画像処理装置。
  7. 【請求項7】 複数の濃度成分からなる多値画像データ
    に誤差拡散処理を行う画像処理方法であって、 前記複数の濃度成分のうちの1つである第1の濃度成分
    に前記誤差拡散処理を行う場合、当該誤差拡散処理で用
    いる閾値を前記複数の濃度成分のうちの少なくとも1つ
    である第2の濃度成分の濃度値に基づいて決定する決定
    工程と、 前記決定された閾値に基づいて前記第1の濃度成分に前
    記誤差拡散処理を実行する誤差拡散実行工程と、 前記実行された誤差拡散処理の結果を出力する出力工程
    とを備えることを特徴とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 前記第1の濃度成分と前記第2の濃度成
    分は、色、染料濃度、及び吐出量のうち少なくとも1つ
    が異なっていることを特徴とする請求項7記載の画像処
    理方法。
  9. 【請求項9】 複数の濃度成分からなる多値画像データ
    に誤差拡散処理を行う画像処理方法であって、 前記複数の濃度成分のうちの1つである第1の濃度成分
    に前記誤差拡散処理を行う場合、当該誤差拡散処理で用
    いる閾値を前記複数の濃度成分のうちの少なくとも2つ
    の第2の濃度成分の濃度値に基づいて決定する決定工程
    と、 前記決定された閾値に基づいて前記第1の濃度成分に前
    記誤差拡散処理を実行する誤差拡散実行工程と、 前記実行された誤差拡散処理の結果を出力する出力工程
    とを備えることを特徴とする画像処理方法。
  10. 【請求項10】 前記第1の濃度成分と前記第2の濃度
    成分は、それぞれ互いに色、染料濃度、及び吐出量のう
    ち少なくとも1つが異なっていることを特徴とする請求
    項9記載の画像処理方法。
  11. 【請求項11】 複数の濃度成分からなる多値画像デー
    タに誤差拡散処理を行う画像処理方法であって、 前記複数の濃度成分のうちの1つである第1の濃度成分
    に前記誤差拡散処理を行う場合、当該誤差拡散処理で用
    いる閾値を前記複数の濃度成分のうちの少なくとも2つ
    の第2の濃度成分の濃度値の和及び当該少なくとも2つ
    の第2の濃度成分の濃度値の最大値のうちの少なくとも
    1つに基づいて決定する決定工程と、 前記決定された閾値に基づいて前記第1の濃度成分に前
    記誤差拡散処理を実行する誤差拡散実行工程と、 前記実行された誤差拡散処理の結果を出力する出力工程
    とを備えることを特徴とする画像処理方法。
  12. 【請求項12】 前記第1の濃度成分と前記第2の濃度
    成分は、それぞれ互いに色、染料濃度、及び吐出量のう
    ち少なくとも1つが異なっていることを特徴とする請求
    項11記載の画像処理方法。
  13. 【請求項13】 複数の濃度成分からなる多値画像デー
    タに誤差拡散処理を行う画像処理方法をコンピュータに
    より実行させるプログラムであって、 前記複数の濃度成分のうちの1つである第1の濃度成分
    に前記誤差拡散処理を行う場合、当該誤差拡散処理で用
    いる閾値を前記複数の濃度成分のうちの少なくとも1つ
    である第2の濃度成分の濃度値に基づいて決定する決定
    ステップと、 前記決定された閾値に基づいて前記第1の濃度成分に前
    記誤差拡散処理を実行する誤差拡散実行ステップと、 前記実行された誤差拡散処理の結果を出力する出力ステ
    ップとを備えることを特徴とするプログラム。
  14. 【請求項14】 複数の濃度成分からなる多値画像デー
    タに誤差拡散処理を行う画像処理方法をコンピュータに
    実行させるプログラムであって、 前記複数の濃度成分のうちの1つである第1の濃度成分
    に前記誤差拡散処理を行う場合、当該誤差拡散処理で用
    いる閾値を前記複数の濃度成分のうちの少なくとも2つ
    の第2の濃度成分の濃度値に基づいて決定する決定ステ
    ップと、 前記決定された閾値に基づいて前記第1の濃度成分に前
    記誤差拡散処理を実行する誤差拡散実行ステップと、 前記実行された誤差拡散処理の結果を出力する出力ステ
    ップとを備えることを特徴とするプログラム。
  15. 【請求項15】 複数の濃度成分からなる多値画像デー
    タに誤差拡散処理を行う画像処理方法をコンピュータに
    実行させるプログラムであって、 前記複数の濃度成分のうちの1つである第1の濃度成分
    に前記誤差拡散処理を行う場合、当該誤差拡散処理で用
    いる閾値を前記複数の濃度成分のうちの少なくとも2つ
    の第2の濃度成分の濃度値の和及び当該少なくとも2つ
    の第2の濃度成分の濃度値の最大値のうちの少なくとも
    1つに基づいて決定する決定ステップと、 前記決定された閾値に基づいて前記第1の濃度成分に前
    記誤差拡散処理を実行する誤差拡散実行ステップと、 前記実行された誤差拡散処理の結果を出力する出力ステ
    ップとを備えることを特徴とするプログラム。
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