JPH09139841A - 画像処理方法 - Google Patents

画像処理方法

Info

Publication number
JPH09139841A
JPH09139841A JP7296972A JP29697295A JPH09139841A JP H09139841 A JPH09139841 A JP H09139841A JP 7296972 A JP7296972 A JP 7296972A JP 29697295 A JP29697295 A JP 29697295A JP H09139841 A JPH09139841 A JP H09139841A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
color
ctarget
image
image processing
processing method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7296972A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromichi Enomoto
洋道 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP7296972A priority Critical patent/JPH09139841A/ja
Publication of JPH09139841A publication Critical patent/JPH09139841A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/52Circuits or arrangements for halftone screening

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Color, Gradation (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】誤差拡散処理によって得られる画像の画質向上
を図る。 【解決手段】入力値Ay,Am,Acに対して、誤差成
分Aerror-y,Aerror-m,Aerror-c の他、乱数成分th
1及び周期性成分th2を足し合わせて、各色毎の目標
値Ctarget-y, Ctarget-m, Ctarget-cを得る(S
4)。そして、前記目標値としきい値との比較によって
ドット打ちの有無に対応する2値化を行う(S5)。続
いて、入力値の総和として求めたパラメータAtotal
(S3)と、前記2値化で決定されたドット打ち数(S
6)とによって該当する色領域を判別し、該判別結果に
基づいて前記2値化の結果を修正して、最終的な各色別
のドット打ちを決定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理方法に関
し、詳しくは、カラー階調画像をオリジナルよりもレベ
ル数の少ない濃度階調(強度変調)と面積階調(面積変
調)との組み合わせで表現するための画像処理方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から、デジタルプリンタやデジタル
ファクシミリ等において、オリジナルよりもレベル数の
少ない濃度階調(強度変調)と面積階調(面積変調)と
の組み合わせで中間調を再現するための手法として、デ
ィザ法や誤差拡散法が知られている(特開昭61−35
676号公報,特開昭63−217768号公報等参
照)。
【0003】前記ディザ法(2値ディザ法)は、ディザ
・マトリクスの各行列の値を閾値とし、対応する座標点
の画素の濃度と比較して、1(印画又は発光),0(無
印画又は無発光)を決定し2値化する方法であり、原画
データと閾値とを比較演算するだけで面積階調用の2値
化データを得ることができ、高速演算が可能である。ま
た、前記誤差拡散法は、階調画像データをより少ないレ
ベル数のデータ(例えば2値)に変換したときの誤差
を、近傍の画素に分散させ、周囲近傍の画素と併せて階
調表現誤差を低減させるものである(文献:「R.W.
Floyd and L.Steinberg "An Adaptive Algorithm for
Spatial Gray Scale" , SID 75 Digest(1976)」参照)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラー
階調画像をディザ法で処理する場合には、原色毎にディ
ザ法で処理していたため、再現画像上で表現したい色の
種類に関係なく、カラー階調画像を表す原色毎にドット
打ちが決定されることになり、どの色を表現する場合で
あっても、原色のいずれかが発生する可能性があり、こ
れによって、シャドー部に薄く明るい色のドットが突然
打たれたり、ハイライト部に濃いドットが突然打たれた
りして、画像のざらつき感を与えたり、また、疑似輪郭
があるように見える場合があった。
【0005】また、ディザ法では、階調性と解像度がデ
ィザマトリクスの大きさに直接依存するため、階調性と
解像度とを両立させることができないという問題があっ
た。更に、誤差拡散法では、画像のハイライト部やシャ
ドウ部の粒状性ノイズが目立ち、更に、中間調を中心に
テキスチュアと呼ばれる規則的な縞模様が発生するとい
う画質上の問題があった。
【0006】また、誤差拡散法では、文字部のエッジが
ぼけしてしまうという欠点があった。本発明は上記問題
点に鑑みなさたものであり、カラー階調画像をオリジナ
ルよりもレベル数の少ない濃度階調と面積階調との組み
合わせで表現するに当たって、画像のざらつき感を低減
して、階調性の高い高品質な中間調を作ることができる
画像処理方法を提供することを目的とする。
【0007】更に、誤差拡散法における粒状性やテキス
チュアを低減できる画像処理方法を提供することを目的
とする。更に、誤差拡散によってエッジ部がぼけること
を回避できる画像処理方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】そのため請求項1記載の
発明は、カラー階調画像をオリジナルよりもレベル数の
少ない濃度階調と面積階調との組み合わせで表現するた
めの画像処理方法において、各色毎に誤差拡散処理を施
して、各色独立に出力値を暫定的に決定した後、当該画
素が含まれる色領域に応じて前記出力値を修正して出力
する構成とした。
【0009】かかる構成によると、各処理毎に誤差拡散
処理を施して、各色独立に出力値を決定する場合には、
再現画像上で表現したい色の種類に関係なくドット打ち
が決定されることになり、例えば画像のシャドー部に薄
く明るいドットが発生したりする可能性があるので、当
該画素が含まれる色領域を特定し、色領域に応じて一旦
決定された出力値を修正することで、再現画像上で表現
したい色に適合する出力値が得られるようにした。
【0010】請求項2記載の発明では、前記色領域を、
入力値の複数カラー成分の相関と、前記各色毎の暫定的
な出力値の相関とに基づいて決定する構成とした。かか
る構成によると、入力値の複数カラー成分の相関に基づ
いて、画像のハイライト側であるかシャドー側であるか
を判別でき、かつ、前記暫定的な出力値から、修正しな
い場合の再現色を判定でき、以て、再現画像上で表現し
たい色に適合する出力値に修正できる。
【0011】請求項3記載の発明では、前記入力値の複
数カラー成分の相関に乱数を加える構成とした。かかる
構成によると、分割した色領域の境界が不連続になるこ
とを回避できる。請求項4記載の発明では、前記各色毎
の出力値がドット打ちの有無を示す2値データであっ
て、前記暫定的な出力値の決定におけるドット打ち数
と、入力値の複数カラー成分の総和とに基づいて、前記
色領域を決定する構成とした。
【0012】かかる構成によると、入力値の複数カラー
成分の総和をしきい値と比較することでシャドー部,ハ
イライト部の判別を簡便に行える一方、ドット打ち数に
基づいてホワイトドット(ドット打ち無し)となる場合
や濃いドットとなる場合等を判断できる。請求項5記載
の発明では、前記誤差拡散処理において、各色毎の誤差
成分と、周期性成分と、非周期性成分とを入力値にそれ
ぞれ加える構成とした。
【0013】かかる構成によると、誤差成分の他に、周
期性成分,非周期性成分を加えることで、規則的な縞模
様の発生や粒状性ノイズの発生を抑制できる。請求項6
記載の発明では、前記誤差拡散処理において、画像のエ
ッジ部を検出し、画像のエッジ部では、入力値に各色毎
の誤差成分のみを加える構成とした。かかる構成による
と、入力値に対して誤差成分のみを加え、周期性成分,
非周期性成分を加えないことで、エッジがぼけることを
回避できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を説明
する。本実施形態においては、色剤に対応する3原色
(イエローY,マゼンタM,シアンC)のカラー階調信
号Ay,Am,Ac (8ビットデータ)が入力される構成の
プリンタにおいて、オリジナルよりもレベル数の少ない
2値(ドット有り無し)でカラー階調画像を表現するた
めに階調画像信号を処理し、面積階調(面積変調)の手
法で階調を表現させるものとする。
【0015】但し、カラー階調信号がレッドR,グリー
ンG,ブルーBの3原色で与えられ、これをY,M,C
系に変換して用いるものであっても良い。実施形態とし
て、カラー階調信号Ay,Am,Ac それぞれで独立して誤
差拡散を行って、Y,M,Cのインクによるドット打ち
を個別に決定する画像処理方法を、図1及び図2のフロ
ーチャートに基づいて説明する。
【0016】図1及び図2のフローチャートにおいて、
まず、S1では、前処理として、入力信号(オリジナル
信号)としてのカラー階調信号Ay,Am,Ac に乱数成分
th1(非周期性成分)を加算させるべく、乱数テーブ
ルを乱数ジェネレータにより作成する。前記乱数テーブ
ルのサイズは、64*64から256 *256 程度が適当である
が、コストアップを無視すれば、一定パターンの発生を
回避するためにより大きなサイズのものが望ましい。
【0017】尚、前記乱数成分th1は、後述するよう
に係数coeff が乗算され、th1*coeff として入力信
号に加算されるようになっており、前記S1で作成され
たテーブルが、その後、当該画像におけるカラー階調信
号Ay,Am,Ac の処理に共通的に用いられる。次のS2
では、入力信号に対して前記乱数成分th1と共に加算
される周期性成分th2の基準マトリクスを作る。
【0018】前記周期性成分th2に周期性をもたせる
ために、周期性成分th2は、後述するように、ディザ
で使われるマトリクスの各要素と信号値とを比較し、該
比較結果に基づいて計算される。前記マトリクスは、例
えば1*1画素単位の市松模様を示すベイヤー(bayer)
型マトリックス(図3参照)や、このベイヤー型マトリ
ックスを基礎として2*2画素単位(図4参照)又は4
*4画素単位(図5参照)の市松模様としたマトリック
スなどを用いることが好ましいが、前記2*2画素単位
の市松模様のマトリックスが最も好ましい。また、マト
リクスのサイズは、入力信号が8ビットである場合に
は、16*16とすることが好ましいが、これ以下のサイズ
であっても良い。
【0019】前記市松模様の基準マトリクスに基づく周
期性成分th2の算出は、以下のように入力信号と前記
基準マトリクスとに基づいて行われ、入力信号に応じて
周期性成分th2が異なる構成としてある。尚、以下で
は、マトリクスサイズを16*16とした場合を示す。ここ
で、座標(x,y)での信号をB0とした場合に、B0
≦matrix(x mod16,y mod 16 )のときには、th2
=−(32+B0)*k(kは定数)とし、B0>matrix
(x mod 16,y mod 16 )のときには、th2=(32+
(255 −B0))*kとする。
【0020】ここで、簡便には、B0≦matrix(x mod
16,y mod 16 )のときには、th2=−32*kとし、
B0>matrix(x mod 16,y mod 16 )のときには、t
h2=32*kとしても良い。尚、前記周期性成分th2
は、後述するように係数coeff2が乗算され、th2*co
eff2として入力信号に加算される。
【0021】S3では、オリジナル色が該当する色領域
を決定するために用いるパラメータAtotal を、以下の
式に従って算出する。 Atotal ←(Ay +Am +Ac )+乱数 上記のように乱数を加えることで、分割された色領域の
境界が不連続になることを回避できる。
【0022】S4では、各色毎の目標値Ctarget-y, C
target-m, Ctarget-cを算出する。前記各色毎の目標値
Ctarget-y, Ctarget-m, Ctarget-cは、入力値Ay,A
m,Ac に、誤差拡散法によって各色毎に周囲画素から割
り振られた各色毎の誤差成分Aerror-y,Aerror-m,Aer
ror-c ,前記乱数テーブルの乱数成分(非周期性成分)
th1*coeff 及び周期性成分th2*coeff2を足し合
わせて算出される。
【0023】 Ctarget-y=Ay +Aerror-y +th1*coeff +th2*coeff2 Ctarget-m=Am +Aerror-m +th1*coeff +th2*coeff2 Ctarget-c=Ac +Aerror-c +th1*coeff +th2*coeff2 ここで、前記各色毎の目標値Ctarget-y, Ctarget-m,
Ctarget-cの演算において、周期性成分th2を加算す
ることにより、中間調でオリジナル画像とは無関係に発
生する規則的な縞模様を打ち消すことができる一方、ハ
イライト,シャドウ部では逆にこの周期性がノイズとし
て感じられるため、乱数成分th1を加えた方がノイズ
は低く感じられる。
【0024】尚、前記乱数成分th1,周期性成分th
2に乗算される係数coeff ,coeff2、換言すれば、乱数
成分th1,周期性成分th2の配分比率は固定値であ
っても良いが、処理後の画像信号が出力される媒体(プ
リンタ)毎に最適な値を選択することで、出力媒体の特
性に対応して乱数成分th1と周期性成分th2とを適
当な割合で加算でき、以て、出力媒体毎に画質を効果的
に改善できる。例えば、プリンタの特性によってハード
コピー上で縞模様よりも粒状性ノイズが目立つ場合に
は、乱数成分th1の割合を大きくすれば良いし、逆
に、規則的な縞模様がハードコピー上に顕著に現れる場
合には、周期性成分th2の割合を増大させるようにす
れば良い。
【0025】S5では、前記各色毎の目標値Ctarget-
y, Ctarget-m, Ctarget-cと、固定のしきい値とをそ
れぞれ比較し、各色毎にドット打ちの有無を示す0(O
FF),1(ON)に2値化する。ここでの2値化の結
果が、暫定的な各色独立の出力値に相当する。S6で
は、前記各色毎の目標値Ctarget-y, Ctarget-m, Cta
rget-cのON(ドット打ち)と判別された色の数を計算
する。
【0026】S7では、前記S3で算出したパラメータ
Atotal の大きさを判別する。具体的には、前記パラメ
ータAtotal が、255 以下であるか、510 以上である
か、255 と510 との中間値であるかを判別することで、
シャドー部,中間調部,ハイライト部に判別する。例え
ば前記パラメータAtotal が255 以下であった場合(ハ
イライト側の場合)には、S8へ進み、前記ドット打ち
の色数が2以上であるか否かを判別する。前記ドット打
ち数が2以上でないと判別された場合、即ち、目標値と
しきい値との比較によってドット打ちを行うと判別され
た色数が1或いは0であった場合には、前記S5におけ
る2値化の結果をそのまま採用すべく、S9で修正なし
としてS23へ進む。従って、この場合には、Y,M,C
の全てでドット打ち無しとするか、或いは、ドット打ち
として判別されたY,M,Cの中の1色が当該画素に割
り当てられることになる。
【0027】一方、S8で、ON判別された色数が2以
上(2又は3)であったと判別された場合には、S10へ
進み、Ctarget-y≧Ctarget-m、かつ、Ctarget-y≧C
target-cであるか否かを判別する。S10で、Ctarget-y
≧Ctarget-m、かつ、Ctarget-y≧Ctarget-cであると
判別された場合には、S11へ進み、当該画素に対してイ
エローYを割り当てる。
【0028】また、S10で、Ctarget-y≧Ctarget-m、
かつ、Ctarget-y≧Ctarget-cでないと判別された場合
には、S12へ進み、Ctarget-m≧Ctarget-cであるか否
かを判別する。そして、Ctarget-m≧Ctarget-cであれ
ば、S13へ進んで、当該画素にマゼンタMを割り当て、
Ctarget-m≧Ctarget-cでない場合には、S14へ進んで
シアンCを割り当てる。
【0029】即ち、前記パラメータAtotal が255 以下
であって、ドット打ち判別された色数が2以上ある場合
には、Y,M,Cの優先順位で、目標値Ctarget-y, C
target-m, Ctarget-cがより大きな色、換言すれば、再
現したい色に最も近い色を割り当てるようにする。ハイ
ライト部において、Y,M,Cの中の2色或いは3色が
重ね打ちされると、濃いドットがハイライト部突然に再
現されることになってしまい、これが画像のざらつき感
を与えることになってしまう。そこで、ドット打ちを行
う色数が1、或いは0であってホワイトドット(ドット
打ち無し)の場合には修正を行わないが、ドット打ちを
行う色数が2以上であってドットの重ね打ちが行われる
設定の場合には、Y,M,Cの中で再現したい色に近い
1色だけを選択して、該選択した1色のドット打ちに修
正し、重ね打ちによって濃いドットが表されることを回
避する。
【0030】一方、S7でパラメータAtotal が255 と
510 との中間値であると判別された場合には、S15へ進
み、前記ドット打ち判別された色数が2以上(2又は
3)であったか否かを判別する。S15で、色数が1或い
は0であったと判別されると、S10へ進み、前記同様に
して、Y,M,Cの優先順位で、目標値Ctarget-y, C
target-m, Ctarget-cがより大きな色を割り当てるよう
にする。
【0031】また、S7でパラメータAtotal が510 以
上である(シャドー部である)と判別されると、S16へ
進み、前記ドット打ち判別された色数が2未満(0又は
1)であったか否かを判別する。そして、ドット打ち判
別された色数が2以上であった場合には、前記S5にお
ける2値化の結果をそのまま採用すべく、S17で修正な
しとしてS23へ進む。
【0032】即ち、ドット打ちが2色以上で行われる設
定であれば、Y,M,Cのいずれよりも濃いドットとな
って、シャドー部に突然薄く明るいドットが打たれるこ
とがないので、修正することなく、S5における決定の
ままドット打ちを行わせる。また、S16で前記ドット打
ち判別された色数が2未満(1又は0)であったと判別
された場合には、かかる決定のままドット打ちを行うと
薄く明るいドット(ホワイトW,Y,M,Cのドット)
が打たれることになってしまうので、該決定結果を修正
すべくS18へ進む。尚、S15で前記ドット打ち判別され
た色数が2以上であったと判別された場合にも、S18へ
進む。
【0033】S18では、Ctarget-y≦Ctarget-m、か
つ、Ctarget-y≦Ctarget-cであるか否かを判別する。
そして、Ctarget-y≦Ctarget-m、かつ、Ctarget-y≦
Ctarget-cであれば、S19へ進んで、再現したい色に近
いブルーBのドット打ちを決定する。尚、ブルーBのド
ットは、MドットとCドットとの重ね打ちによって得ら
れる。
【0034】また、Ctarget-y≦Ctarget-m、かつ、C
target-y≦Ctarget-cでないと判別された場合には、S
20へ進み、Ctarget-m≦Ctarget-cであるか否かを判別
する。そして、Ctarget-m≦Ctarget-cであれば、S21
へ進んで、再現したい色に近いグリーンGのドット打ち
を決定する。尚、グリーンGのドットは、YドットとC
ドットとの重ね打ちによって得られる。
【0035】一方、Ctarget-m≦Ctarget-cでない場合
には、S22へ進んで再現色に近いレッドRのドット打ち
を決定する。尚、レッドRのドットは、YドットとMド
ットとの重ね打ちによって得られる。即ち、シャドー側
でドット打ち数が2未満であると判別された場合、又
は、中間調域でドット打ち数が2以上であると判別され
た場合には、目標値Ctarget-y, Ctarget-m, Ctarget
-cの比較によって、R,G,Bの中で再現したい色に近
い色を決定し、該決定された色を再現すべくY,M,C
の中の2色の重ね打ちを行わせる。
【0036】従って、シャドー側でドット打ち数が2未
満であると判別された場合であっても、該当する色領域
の判別結果から、Y,M,Cの中の2色の重ね打ちに修
正されるから、シャドー部において、突然明るく薄いド
ット(ホワイトW,Y,M,Cのドット)が打たれて、
画像のざらつき感を与えることを防止できる。S23で
は、前記2値化による誤差分を各処理毎に算出する。
【0037】そして、次のS24では、前記算出された各
処色毎の誤差を、各色毎に周囲画素に分配して、周囲画
素における誤差成分Aerror-y,Aerror-m,Aerror-c を
決定する。S25では、全画素について処理が終了したか
否かを判別し、処理が終了するまで前記S3〜S24の処
理を繰り返す。
【0038】尚、Y,M,Cのインクの他、ブラックK
のインクによるドット打ちを行う構成の場合には、ブラ
ックKに関しては、単独で誤差拡散を行って、色領域の
判別に基づく修正は行わないようにすれば良い。図6及
び図7のフローチャートは、第2の実施形態における画
像処理方法を示す。
【0039】ここで、図6及び図7のフローチャートに
示されるプログラムは、第1の実施形態の図1及び図2
のフローチャートに示されるプログラムのS4の部分
を、S4a〜S4dに置き換えた部分のみが異なり、他
のステップについては全く同様であるので、共通部分に
ついての詳細な説明は省略し、異なる部分(S4a〜S
4d)を中心に説明する。
【0040】図6及び図7のフローチャートに示される
第2の実施形態においては、各色毎の目標値Ctarget-
y, Ctarget-m, Ctarget-cを算出するに先立って、S
4aでエッジ量を計算する。エッジ量は、例えば隣接す
る画素間の濃度差として求めることができる。次のS4
bでは、前記エッジ量が所定値THを越えているか否か
を判別し、例えば文字の輪郭部分などであってエッジ量
が所定値THを越える場合には、S4dに進む。
【0041】一方、エッジ量が所定値TH以下である場
合には、S4cへ進む。S4cでは、前記第1の実施形
態におけるS4と同様に、入力値Ay,Am,Acに、誤差
拡散法によって各色毎に周囲画素から割り振られた各色
毎の誤差成分Aerror-y,Aerror-m,Aerror-c ,前記乱
数テーブルの乱数成分(非周期性成分)th1*coeff
及び周期性成分th2*coeff2を足し合わせて、各色毎
の目標値Ctarget-y, Ctarget-m, Ctarget-cを求め
る。
【0042】これに対し、文字部の輪郭などであってS
4dに進んだ場合には、前記入力値Ay,Am,Ac に、誤
差拡散法によって各色毎に周囲画素から割り振られた各
色毎の誤差成分Aerror-y,Aerror-m,Aerror-c のみを
加え、乱数成分(非周期性成分)th1*coeff 及び周
期性成分th2*coeff2を加えないで、各色毎の目標値
Ctarget-y, Ctarget-m, Ctarget-cを以下のようにし
て求める。
【0043】 Ctarget-y=Ay +Aerror-y Ctarget-m=Am +Aerror-m Ctarget-c=Ac +Aerror-c このように、エッジ部において乱数成分(非周期性成
分)th1*coeff 及び周期性成分th2*coeff2を加
えないで、各色毎の目標値Ctarget-y, Ctarget-m, C
target-cを求めれば、乱数成分及び周期性成分によるエ
ッジのぼけを回避でき、誤差拡散における画質の低下を
防止できる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によると、各処理毎に誤差拡散処理を施して、各色独立
に出力値を決定した結果を、該当する色領域に基づいて
修正するので、例えば画像のシャドー部に薄く明るいド
ットが発生したりすることを回避でき、以て、画像のざ
らつき感を無くして画質を向上させることができるとい
う効果がある。
【0045】請求項2記載の発明によると、画像のハイ
ライト側であるかシャドー側であるかの判別結果と、修
正しない場合の再現色とから、再現画像上で表現したい
色に適合する出力値に確実に修正して、画質の向上を図
れるという効果がある。請求項3記載の発明によると、
該当する色領域を判別して出力値に修正を加える構成に
おいて、分割した色領域の境界が不連続になることを回
避できるという効果がある。
【0046】請求項4記載の発明によると、シャドー
部,ハイライト部の判別を簡便に行えると共に、ドット
打ち数に基づいてホワイトドット(ドット打ち無し)と
なる場合や濃いドットとなる場合等を簡便に判断できる
という効果がある。請求項5記載の発明によると、誤差
拡散処理において、各色毎の誤差成分の他、周期性成分
と、非周期性成分とを入力値にそれぞれ加える構成とし
たので、規則的な縞模様の発生や粒状性ノイズの発生を
抑制できるという効果がある。
【0047】請求項6記載の発明によると、入力値に対
して誤差成分のみを加え、周期性成分,非周期性成分を
加えないことで、文字等のエッジ画像がぼけることを回
避できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像処理の第1実施形態を示すフローチャー
ト。
【図2】画像処理の第1実施形態を示すフローチャー
ト。
【図3】16×16のベイヤー型マトリックスの例を示す
図。
【図4】2×2画素単位の市松模様のマトリックスを示
す図。
【図5】4×4画素単位の市松模様のマトリックスを示
す図。
【図6】画像処理の第2実施形態を示すフローチャー
ト。
【図7】画像処理の第2実施形態を示すフローチャー
ト。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カラー階調画像をオリジナルよりもレベル
    数の少ない濃度階調と面積階調との組み合わせで表現す
    るための画像処理方法において、 各色毎に誤差拡散処理を施して、各色独立に出力値を暫
    定的に決定した後、当該画素が含まれる色領域に応じて
    前記出力値を修正して出力することを特徴とする画像処
    理方法。
  2. 【請求項2】前記色領域を、入力値の複数カラー成分の
    相関と、前記各色毎の暫定的な出力値の相関とに基づい
    て決定することを特徴とする請求項1記載の画像処理方
    法。
  3. 【請求項3】前記入力値の複数カラー成分の相関に乱数
    を加えることを特徴とする請求項2記載の画像処理方
    法。
  4. 【請求項4】前記各色毎の出力値がドット打ちの有無を
    示す2値データであって、前記暫定的な出力値の決定に
    おけるドット打ち数と、入力値の複数カラー成分の総和
    とに基づいて、前記色領域を決定することを特徴とする
    請求項2又は3に記載の画像処理方法。
  5. 【請求項5】前記誤差拡散処理において、各色毎の誤差
    成分と、周期性成分と、非周期性成分とを入力値にそれ
    ぞれ加えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1
    つに記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】前記誤差拡散処理において、画像のエッジ
    部を検出し、画像のエッジ部では、入力値に各色毎の誤
    差成分のみを加えることを特徴とする請求項5記載の画
    像処理方法。
JP7296972A 1995-11-15 1995-11-15 画像処理方法 Pending JPH09139841A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7296972A JPH09139841A (ja) 1995-11-15 1995-11-15 画像処理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7296972A JPH09139841A (ja) 1995-11-15 1995-11-15 画像処理方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09139841A true JPH09139841A (ja) 1997-05-27

Family

ID=17840591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7296972A Pending JPH09139841A (ja) 1995-11-15 1995-11-15 画像処理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09139841A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7099046B2 (en) 2000-11-30 2006-08-29 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and image processing method
US7167278B2 (en) 2002-03-15 2007-01-23 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method, program for implementing the method
US7312901B2 (en) 2002-03-15 2007-12-25 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method, and program
US7315395B2 (en) 2002-03-15 2008-01-01 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method, program for implementing the method, and storage medium
US7342684B2 (en) 2002-09-20 2008-03-11 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method and apparatus
US7855809B2 (en) 2002-12-06 2010-12-21 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method for executing a process of error diffusion
US7881372B2 (en) 2005-04-06 2011-02-01 Canon Kabushiki Kaisha Image processing device and image processing method

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7099046B2 (en) 2000-11-30 2006-08-29 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and image processing method
EP2051500A1 (en) 2000-11-30 2009-04-22 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and image processing method
US7548346B2 (en) 2000-11-30 2009-06-16 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method for performing error diffusion based on density values of different color components
US7859723B2 (en) 2000-11-30 2010-12-28 Canon Kabushiki Kaisha Image processing to perform error diffusion with dots formed based color component values and their sum relative to a threshold
US7965418B2 (en) 2000-11-30 2011-06-21 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and image processing method
US7167278B2 (en) 2002-03-15 2007-01-23 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method, program for implementing the method
US7312901B2 (en) 2002-03-15 2007-12-25 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method, and program
US7315395B2 (en) 2002-03-15 2008-01-01 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, image processing method, program for implementing the method, and storage medium
US7342684B2 (en) 2002-09-20 2008-03-11 Canon Kabushiki Kaisha Image processing method and apparatus
US7855809B2 (en) 2002-12-06 2010-12-21 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus and method for executing a process of error diffusion
US7881372B2 (en) 2005-04-06 2011-02-01 Canon Kabushiki Kaisha Image processing device and image processing method
US8406295B2 (en) 2005-04-06 2013-03-26 Canon Kabushiki Kaisha Image processing device and image processing method

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5973803A (en) Combined color halftoning
JP3730057B2 (ja) 画像処理装置、および、それを用いた画像形成装置、並びに、そのプログラムが記録された記録媒体
EP0356225B1 (en) Image processing apparatus
JPH05336373A (ja) 画像記録装置
KR20010020817A (ko) 컬러 이미지를 프린트하기 위한 오차 확산 하프톤 방법
US7474443B2 (en) Image formation using dots of different spatial density determined based on comparison of pixel value to threshold value matrix and error added by error diffusion
US20060181738A1 (en) Image forming apparatus, image forming method, and image forming program
JPH10109443A (ja) カラー画像処理方法
US20060119894A1 (en) Image forming method and image forming apparatus
US6344899B1 (en) Ink jet recording apparatus
JPH09139841A (ja) 画像処理方法
JPH08317235A (ja) カラー画像記録装置
JPH11196271A (ja) 画像データ変換方法およびその装置並びに画像データ変換プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP3823933B2 (ja) 画像処理装置
JP2000043297A (ja) 記録装置および記録方法
US6006011A (en) Target patterns controlled error management
JP3932161B2 (ja) 画像処理装置および方法
JP3740721B2 (ja) 画像処理方法
JPH09139842A (ja) 画像処理方法
JPH07264423A (ja) 画像処理方法
JP2002010079A5 (ja)
JP3788913B2 (ja) 画像処理方法、画像処理装置および画像形成装置
JPH03226180A (ja) カラー画像処理方法
JPH0691605B2 (ja) 画像処理装置
JP2999786B2 (ja) カラー画像処理方法