JP2003265546A - 介護用ベッドの離床検知装置 - Google Patents

介護用ベッドの離床検知装置

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JP2003265546A
JP2003265546A JP2002069666A JP2002069666A JP2003265546A JP 2003265546 A JP2003265546 A JP 2003265546A JP 2002069666 A JP2002069666 A JP 2002069666A JP 2002069666 A JP2002069666 A JP 2002069666A JP 2003265546 A JP2003265546 A JP 2003265546A
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bed
care
mat
leaving
frame
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JP2002069666A
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Hisanobu Kai
久順 甲斐
Takashi Kawamura
隆 川村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被介護者が介護用ベッドから離床する動作を
速やかに且つ正確に検知して、介護者の監視負担を軽減
する。 【解決手段】 介護用ベッド10と、この介護用ベッド
10に装着されて被介護者が介護用ベッド10から離床
したのを検知する離床検知センサ20とを備えている。
介護用ベッド10は、ベッドマット11と、これを支持
するフレーム12と、転落防止用柵13とを備え、離床
検知センサ20は、ベッドマット11とフレーム12の
間の、被介護者が離床する側の縁部で、且つ転落防止柵
13が設置されていない検知領域15に配置され、検知
領域15でベッドマット11とフレーム12との間に加
えられた荷重を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被介護者が介護用
ベッドから離れたのを検知して警報を報知する介護者支
援のための介護用ベッドの離床検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、老人等の被介護者の転倒事故
は、被介護者が介護用ベッドから立ち上がろうとした際
に発生することが多い。このため、介護者は、被介護者
が介護要ベッドから一人で離床しないように常に監視し
ておく必要がある。このような介護者の介護負担を軽減
する目的で、従来より種々の離床検知方式が提案されて
いる。第1の方式は赤外線検知方式である。この方式
は、赤外線センサをベッド側面に設置しておき、被介護
者が立ち上がろうとして、ベッド側面の赤外線を遮断す
ると警報を発する方式である。第2の方式はマット上荷
重検知方式である。この方式は、マイクロスイッチを多
数仕込んだマットをベッドマット上に設置し、マットに
荷重がかかっているときはOKと判断し、マット上で荷
重が検出されなくなったら、「利用者が立ち上がろうと
している」と判断する。また、第3の方式は、ベッドの
横の床面にマット状のスイッチを置いておき、利用者が
ベッドから降りようとして床面に足を付くと警報を発す
るものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た方式のうち、赤外線検知方式は、布団などがセンサに
かかっただけで警報を発し、誤報が多いという問題があ
る。また、赤外線の光軸の調整が難しいという問題もあ
る。マット上荷重検知方式では、介護用ベッドをギャッ
ジアップ(背上げ)すると、荷重のかかり方が変化して
誤報を発生するため、使用できない。また、被介護者の
体勢によって誤報を発生する場合もある。更に、ベッド
下荷重検知方式では、床面に足を付いてから警報が発生
するので、対応が遅れるという問題がある。更に、この
方式の場合、ベッドから落下する場合もあるため、対応
ができないという問題がある。
【0004】本発明は、このような問題点に鑑みなされ
たもので、被介護者が介護用ベッドから離床する動作を
速やかに且つ確実に検知して、介護者の監視負担を軽減
することができる介護用ベッドの離床検知装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る介護用ベッ
ドの離床検知装置は、介護用ベッドと、この介護用ベッ
ドに装着されて被介護者が介護用ベッドから離床したの
を検知する離床検知センサとを備えて構成され、前記介
護用ベッドは、ベッドマットと、これを支持するフレー
ムと、前記フレームの側縁部に設置された転落防止柵と
を備え、前記離床検知センサは、前記ベッドマットとフ
レームの間の、前記介護用ベッドの被介護者が離床する
側の縁部で、且つ前記転落防止柵が設置されていない検
知領域に配置され、前記検知領域でベッドマットとフレ
ームとの間に加えられた荷重を検出するものであること
を特徴とする。
【0006】本発明によれば、被介護者が介護用ベッド
から離床しようとしたときに、介護用ベッドの被介護者
が離床する側の端部で、且つ転落防止柵が設置されてい
ない検知領域に配置された離床検知センサが、ベッドマ
ットとそれを支持するフレームとの間に加えられた荷重
を検出して、被介護者の離床を検知するようにしている
ので、その検知出力を例えばナースステーション等にナ
ースコールとして出力する等して介護者に報知すること
ができる。これにより、介護者は、被介護者がベッドか
ら降りようとしている瞬間を正確に捉えて、被介護者の
動作を速やかに且つ確実に検知することができ、常時監
視という介護負担から解放される。
【0007】また、この発明によれば、ベッドマットと
フレームとの間に離床検知センサを配置するだけである
ため、ベッドメイクは支障なく行うことができ、ベッド
端への荷重移動を捉えるため、介護用ベッドをギャッジ
アップ(背上げ)した状態でも使用可能である。
【0008】なお、本発明の一つの実施形態において、
前記離床検出センサは、剛体である支点部を前記介護用
ベッドの端に配置し、荷重検出部を支点部よりも介護用
ベッドの外側に配置してなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図面に示した実施形態を参
照して、本発明を詳細に説明する。図1は、本発明の一
実施形態に係る介護用ベッドの離床検知装置の構成を示
す図で、同図(a)は平面図、同図(b)側面図であ
る。介護用ベッド10は、ベッドマット11と、これを
支持するフレーム12とを備えている。この例では、介
護用ベッド10が一方の側縁部を壁30に密着させた状
態で配置されており、フレーム12の他方の側縁部に
は、被介護者の就寝状態において身体頭部側がベッドか
ら転落するのを防止するための転落防止柵13が設けら
れている。また、フレーム12は、4分割された床板1
4を有し、これら床板14が同図(b)のように適宜ギ
ャッジアップ(背上げ)できるように構成されている。
【0010】この実施形態では、介護用ベッド10の被
介護者が離床する側の端部、即ち壁30とは反対側の端
部で、且つ転落防止柵が無い側を検知領域15とし、こ
の検知領域15内のベッドマット11とフレーム12と
の間に、離床検知センサ20を挿脱自在に配置してい
る。離床検知センサ20の出力は、コントロールユニッ
ト21に供給され、ここで警報が生成されてナースコー
ルへ出力されるようになっている。
【0011】図2は、この装置を頭側から見た図であ
る。同図(a)に示すように、離床検知センサ20は、
ヒンジ機構を構成する支点部P、ばねS、接点部C等を
用いたスイッチ機構から構成されている。離床検知セン
サ20の支点部Pは、ある程度の厚みをもっており、こ
の支点Pが接点Cよりも介護用ベッド10の内側に配置
されている。このため、ベッドマット11がこの支点部
Pにより浮き上がり、更にベッドマット11はある程度
の剛性を持っているため、支点部Pよりも外側の部分は
支点部Pよりも上に持ち上がる。この状態では、ベッド
マット11の支点部Pよりも内側の部分にどのような荷
重が加わっても、接点部Cが接触することはない。従っ
て、被介護者40が就寝中は、離床検知センサ20は、
多少の寝返りなどで片足が検知領域15に乗っても誤報
は発生しない。これは、図1(b)に二点鎖線で示すよ
うに、介護用ベッド10がギャッジアップされた場合で
も同様で、離床検知センサ20を床板14の折れ曲がら
ない部位に配置しておけば、ギャッジアップされた場合
でも接点部Cに荷重がかかることがなく、誤報は発生し
ない。
【0012】一方、同図(b)に示すように、被介護者
40が離床の意思を持って介護用ベッド10の端に体重
を移動させたときには、ベッドマット11の端が被介護
者40の体重で下に折れ曲がるので、接点部Cが接触
し、警報がナースステーションに出力される。
【0013】このように、剛体である支点部Pを介護用
ベッド10の端に配置し、荷重を検出する部分(C)を
支点部Pよりも外側に配置することにより、離床検知セ
ンサ20は、支点部Pよりも内側での荷重変動には応答
せず、ベッドマット11の端に加わる荷重のみに応答す
ることになる。これにより、離床検知センサ20をベッ
ドマット11とフレーム12の間に配置することが可能
になった。
【0014】なお、離床検知センサ20は、上述した構
成に限定されるものではなく、例えば図3に示すよう
に、支点部Pと感圧センサBとを一体に組み合わせた離
床検知センサ20´を用いることもできる。この場合で
も、剛体である支点部Pによってベッドマット11の端
を浮き上がらせ、支点部Pの外側に感圧センサBを配置
することにより、前述と同様の効果を得ることができ
る。
【0015】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、被介
護者が介護用ベッドから離床しようとしたときに、介護
用ベッドの被介護者が離床する側の端部で、且つ転落防
止柵が設置されていない検知領域に配置された離床検知
センサが、ベッドマットとそれを支持するフレームとの
間に加えられた荷重を検出して、被介護者の離床を検知
するようにしているので、介護者は、被介護者がベッド
から降りようとしている瞬間を正確に捉えて、被介護者
の動作を速やかに且つ確実に検知することができ、常時
監視という介護負担から解放される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係る介護用ベッドの離
床検出装置の平面図及び側面図である。
【図2】 同装置の被介護者の頭部側から見た断面図で
ある。
【図3】 本発明の他の実施形態に係る介護用ベッドの
一部を示す断面図である。
【符号の説明】
10…介護用ベッド 11…ベッドマット 12…フレーム 13…転落防止柵 14…床板 15…検知領域 20,20´…離床検知センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C040 AA08 AA18 AA19 BB03 DD04 EE01 GG15 GG20 4C341 LL10 5C086 AA22 BA01 BA07 BA30 CA19 CB20 DA14 FA01 FA11 5C087 AA03 AA19 BB03 BB74 DD03 DD24 DD29 DD30 DD49 EE05 EE18 FF01 FF04 GG55 GG66 GG70 GG83

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 介護用ベッドと、この介護用ベッドに装
    着されて被介護者が介護用ベッドから離床したのを検知
    する離床検知センサとを備えて構成され、 前記介護用ベッドは、ベッドマットと、これを支持する
    フレームと、前記フレームの側縁部に設置された転落防
    止柵とを備え、 前記離床検知センサは、前記ベッドマットとフレームの
    間の、前記介護用ベッドの被介護者が離床する側の縁部
    で、且つ前記転落防止柵が設置されていない検知領域に
    配置され、前記検知領域でベッドマットとフレームとの
    間に加えられた荷重を検出するものであることを特徴と
    する介護用ベッドの離床検知装置。
  2. 【請求項2】 前記離床検知センサは、剛体である支点
    部を前記介護用ベッドの端に配置し、荷重検出部を支点
    部よりも介護用ベッドの外側に配置してなるものである
    ことを特徴とする請求項1記載の介護用ベッドの離床検
    知装置。
JP2002069666A 2002-03-14 2002-03-14 介護用ベッドの離床検知装置 Pending JP2003265546A (ja)

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