JP2014071677A - 離床検出装置、離床監視システム、およびプログラム - Google Patents

離床検出装置、離床監視システム、およびプログラム Download PDF

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Noriyuki Mochizuki
規之 望月
Kei Kokuzen
慶 谷全
Hideyuki Seki
秀行 関
Takashi Kato
隆 加藤
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Abstract

【課題】廉価構成で、かつ離床前の被介護者の動作を予兆することにより精度向上をはかる。
【解決手段】離床検出装置20は、被介護者の昇降部位が端部に固定された介護用ベッドの昇降部位近傍に設けられた介護用ベッドの一脚と、当該介護用ベッドが設置される床面との間に設けられた荷重センサ21と、荷重センサ21から逐次出力される荷重値と、被介護者が昇降部位に端座したときに荷重センサ21から出力される荷重値を用いて規定される値と、を比較し、被介護者が介護用ベッドから離床する前の昇降部位に端座した状態を判定して出力する制御部22と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、被介護者が介護用ベッドから離床しようとする予兆を検出して事故を未然に防ぐ、離床検出装置、離床監視システム、およびプログラムに関する。
病院や養護老人ホーム等の医療・介護施設において、補助を必要とする被介護者が一人でベッドから起き上がろうとすると転倒等を起こすことがあり、非常に危険である。また、転倒した場合、その時間帯や場所によっては長時間放置されることがありより危険である。このため、従来、ベッドに離床センサを設置して被介護者の離床を検知し、警報を発することで、転倒を未然に防止する装置が提案されている。
離床センサとして代表的なものに、マットセンサ、赤外線センサ、荷重センサがある。マットセンサは、誤報が少ないものの、ベッドの下にマットを敷き、踏まれてはじめて通報する仕組みを使用するため、対応が手遅れになることがある。また、介護者がいる場合、マットを避けて通る必要があり、誤って踏むことがあるため精度面でも問題があった。また、赤外線センサの場合は被介護者以外に介護者も検知するため誤報が多い。
一方、歪みゲージ(抵抗体)を使用する荷重センサの場合は、比較的誤報が少なく、精度も高い。例えば、特許文献1に開示されているように、ベッドの支柱(3または4本の脚)と床面との間に複数の荷重センサを設置し、重心を検出することでベッド上における被介護者の体重移動を検出することができる。
特開平11−76178号公報
特許文献1に開示された技術によれば、荷重センサによって検出された荷重値が閾値を超え、それが所定時間以上継続し、その後、検出された荷重値が閾値以下になり、かつそれが所定時間以上継続した場合に被介護者が離床したと判定する。しかしながら、被介護者の体重移動検出のために3〜4個の荷重センサの使用が必須になるため比較的高価になり、また、離床前の動作を予兆できないために精度面でも問題があった。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、廉価構成で、かつ離床前の被介護者の動作を予兆することにより精度向上をはかった、離床検出装置、離床監視システム、およびプログラムを提供することにある。
上記した課題を解決するために本発明は、被介護者の昇降部位が端部に固定された介護用ベッドの前記昇降部位近傍に設けられた前記介護用ベッドの一脚と、当該介護用ベッドが設置される床面との間に設けられた荷重センサと、前記荷重センサから逐次出力される荷重値と、前記被介護者が前記昇降部位に端座したときに前記荷重センサから出力される荷重値を用いて規定される値と、を比較し、前記被介護者が前記介護用ベッドから離床する前の前記昇降部位に端座した状態を判定して出力する制御部と、を備えたことを特徴とする。
本発明において、前記制御部は、前記被介護者が、前記介護用ベッドにいない無人の状態のときに前記荷重センサから出力される第1の荷重値を、前記介護用ベッドの略中央部位に横になったときに前記荷重センサから出力される第2の荷重値から減算して得られる第3の荷重値によって規定される閾値により、前記被介護者が前記介護用ベッドを離床する前の前記昇降部位に端座した状態を判定することを特徴とする。
本発明において、前記制御部は、前記第2の荷重値により規定される第1の閾値と、前記第3の荷重値によって規定される第2の閾値とを用い、前記荷重センサから逐次出力される荷重値が、前記第1の閾値未満の場合に離床状態、前記第1の閾値を越えて前記第2の閾値未満の場合に就寝状態、前記第2閾値を越える場合に端座状態にあるとそれぞれ判定することを特徴とする。
本発明において、前記制御部により直近に検出された前記状態を記憶する記憶部を有し、前記制御部は、前記離床状態から前記端座状態へ変化し、あるいは前記就寝状態から前記離床状態へ変化したことを検出すると、前記記憶部を参照して直近に前記端座状態が検出されていなければ依然として離床状態、または就寝状態にあると判定することを特徴とする。
また、本発明は、被介護者が介護用ベッドから離床したことを検出する離床検出装置と、前記被介護者の前記離床を集中監視する離床監視装置とからなる離床監視システムであって、前記離床検出装置は、昇降部位が端部に固定された前記介護用ベッドの前記昇降部位近傍に設けられた前記介護用ベッドの一脚と、当該介護用ベッドが設置される床面との間に設けられた荷重センサと、前記荷重センサから逐次出力される荷重値と、前記被介護者が前記昇降部位に端座したときに前記荷重センサから出力される荷重値を用いて規定される値と、を比較し、前記被介護者が前記介護用ベッドから離床する前の前記昇降部位に端座した状態を判定する制御部と、前記制御部により検出される前記端座状態を含む前記被介護者の状態を出力する出力部と、からなり、前記離床監視装置は、前記出力部を介して出力される前記被介護者の状態が端座状態にある場合に警報を発することを特徴とする。
また、本発明は、被介護者の昇降部位が端部に固定された介護用ベッドの前記昇降部位近傍に設けられた前記介護用ベッドの一脚と、当該介護用ベッドが設置される床面との間に設けられた荷重センサを含む離床検出装置のコンピュータに、前記荷重センサから逐次出力される荷重値と、前記被介護者が前記昇降部位に端座したときに前記荷重センサから出力される荷重値を少なくとも用いて規定される値とを比較する処理と、前記処理の結果に基づき、前記被介護者が前記介護用ベッドから離床する前の前記昇降部位に端座した状態を判定して外部に出力する処理と、を実行させることを特徴とする。
本発明によれば、廉価構成で、かつ離床前の被介護者の動作を予兆することにより精度向上をはかった、離床検出装置、離床監視システム、およびプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る離床監視システムの基本構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る離床検出装置の内部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る離床検出装置により設定される閾値と被介護者の体重移動による状態との関係を示す図である。 本発明の実施の形態に係る離床検出装置の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る離床検出装置により判定される被介護者の動作態を示す状態遷移図である。
以下、添付図面を参照して本発明を実施するための実施の形態(以下、単に実施形態という)について詳細に説明する。
(実施形態の構成)
まず、本実施形態に係る離床監視システム1の基本構成について、図1を参照しながら説明する。図1において、介護用ベッド10は、位置が固定された被介護者の昇降部位13を除き、四方が落下防止用の柵12により囲まれた市販のベッドである。介護用ベッド10の4本の支柱(脚)11a〜11dのうち、昇降部位13近傍に位置する1本の脚11dと床面との間には、被介護者が介護用ベッド10から離床したことを検出する離床検出装置20が設置されている。離床検出装置20は、例えば、ナースセンタに設置され、被介護者の離床を集中監視する離床監視装置30に無線あるいは有線で接続されている。
離床検出装置20は、後述するように荷重センサ(21)を内蔵し、荷重センサ(21)から逐次出力される荷重値と、被介護者が昇降部位13に端座したときに荷重センサ(21)から出力される荷重値を少なくとも用いて規定される値(後述するCまたは閾値2または閾値1および2)と、を比較し、被介護者が介護用ベッド10から離床する前の昇降部位13に端座した状態を検出して離床監視装置30へ通知して介護者の出動を促す。
離床監視装置30は、離床検出装置20から出力される被介護者の状態が端座状態にある場合に警報を発して介護者の出動を促す。このため、離床監視装置30は、図示省略してあるが、離床検出装置20との間で通信を行う通信装置と、警報を発するための警報装置とを少なくとも有する。
図2に本実施形態に係る離床検出装置20の内部構成が示されている。図2によれば、本実施形態に係る離床検出装置20は、荷重センサ21と、制御部22と、記憶部23と、出力部24とを含み構成される。
荷重センサ21は、シンプルな形状の部品に歪みゲージを接着した製品であり、例えば、荷重を検知するブリッジ回路をゲージ内部に構成したロードセルである。制御部22は、例えば、マイクロプロセッサで構成され、記憶部23のプログラム領域に記憶された本実施形態に係るプログラムを逐次読み出し実行することにより、荷重センサ21から逐次出力される荷重値と、被介護者が介護用ベッド上で固定された昇降部位13に端座したときに荷重センサ21から出力される荷重値を用いて規定される値(後述する荷重値Cまたは閾値2または閾値1および2)と、を比較し、被介護者が介護用ベッド10から離床する前の昇降部位13に端座した状態を判定して出力する。
制御部22は、被介護者が、介護用ベッド10にいない無人の状態のときに荷重センサ21から出力される第1の荷重値(後述するA)を、介護用ベッド10の略中央部位に横になったときに荷重センサ21から出力される第2の荷重値(後述するB)から減算して得られる第3の荷重値(後述するD)によって規定される閾値(後述する閾値2)により、被介護者が介護用ベッド10を離床する前の昇降部位に端座した状態を判定してもよい。
このとき、制御部22は、第1の荷重値(後述するA)により規定される第1の閾値(閾値1)と、第3の荷重値(後述するD)によって規定される第2の閾値(閾値2)とを用い、荷重センサ21から逐次出力される荷重値が、第1の閾値未満の場合に離床状態、第1の閾値を越えて第2の閾値未満の場合に就寝状態、第2閾値を越える場合に端座状態にあるとそれぞれ判定する。このため、制御部22は、図中、制御部22が実行するプログラムの構造が機能的に展開されて示されているように、閾値設定部221と、状態判定部222と、タイマー部223とを含む。
閾値設定部221は、状態判定部222が被介護者の介護用ベッド10上での体重移動による状態を検出するために、オペレータによる外部からのスイッチ入力に従い荷重センサ21出力のスレッショルドレベルを設定する。ここでは、図3を参照しながら閾値設定部221により設定される閾値の詳細について説明する。
図3(a)は、介護用ベッド10上での被介護者の体重移動を説明するために示した介護用ベッド10の平面図である。図中、aは、被介護者が就寝中の略中央部位を示し、b,cは、被介護者が介護用ベッド10の長手方向左右端に横臥しているときの端部位を示している。dは、被介護者が離床前に移動する端座部位(昇降部位13)を示している。
図3(b)は、縦軸に、荷重センサ21による荷重出力値、横軸に、被介護者の状態を割当てて示すことにより、被介護者の介護用ベッド10での体重移動による荷重値の変化をグラフで表現した図である。図3(b)から明らかなように、被介護者が昇降部位dにいる端座状態の場合、荷重センサ21に最も体重がかかるため最も大きな荷重値を示し、就寝状態にあっては、就寝部位c,a,bの順に大きな荷重値を示す。なお、離床後の無人状態にあるときの荷重値も示してある。
図3(c)は、閾値設定部221による閾値設定のアルゴリズムを図3(b)に示すグラフ上で表現した図である。閾値1は、介護用ベッドが無人のときの荷重値Aに誤差相当分のオフセットを加えた値として設定する。閾値2は、荷重値Aと、被介護者が介護用ベッド10の略中央部位aで横になったときの荷重値Bとを用いて算出する。閾値2は、被介護者の体重D(=B−A)に適当な係数αを乗算することによって算出することができる。このように、オフセットや係数αの設定により、あるいは閾値1,2ともに複数のパターンを用意することによって、被介護者の体重変化等による感度調整が可能になっている。なお、Cは、被介護者が昇降部位13に端座したときに荷重センサ21から出力される荷重値である。
上記のように閾値設定部221が閾値1と閾値2を設定することにより、状態判定部222は、荷重センサ21から逐次出力される荷重値と閾値1,2とを比較し、閾値1未満の場合には離床状態、閾値1を越えて閾値2未満の場合には就寝状態、閾値2を越える場合には端座状態にある、とそれぞれ判定することが可能である。なお、タイマー部223は、時間監視を行い、状態判定部222によって判定される状態が所定時間継続したときにその状態を確定するために用いられる。これは、瞬時の体重移動のみで状態把握をすることを回避するための措置である。
なお、記憶部23は、プログラム領域と作業領域とからなり、作業領域には、状態判定部222によって判定された被介護者の直近の状態がフラグとして一時記憶される。状態判定部222は、判定された状態が、例えば、就寝状態から離床状態に変化したことを検出すると、記憶部23の作業領域に記憶されたフラグを参照することにより、直近に端座状態が検出されていなければ被介護者は依然として就寝状態にあると判定する。これは、状態判定部222が、状態遷移を荷重値のみで判定すると、被介護者が無人の状態から介護用ベッド10に入ろうとした場合にも離床状態と判定される誤判定を回避するための措置であり、被介護者の直近の状態を参照することで判定結果の妥当性を確認するために使用される。
出力部24は、制御部22(状態判定部222)によって判定された被介護者の状態を離床監視装置30に出力するインタフェースである。ここでは、無線通信により判定された状態を通知することとし、このため、出力部24として無線LAN(Local Area Network)等の通信アダプタが使用される。なお、状態判定部222により判定される状態は、無線に限らず有線であってもよい。
(実施形態の動作)
以下、図4のフローチャートを参照しながら図2の本実施形態に係る離床検出装置20の動作について詳細に説明する。
まず、制御部22は、オペレータにより不図示のスイッチを介して手入力される閾値に基づき閾値設定部221が閾値1(第1の閾値)を設定する(ステップS101)。閾値1は、図3(c)に示したように介護用ベッド10が無人の状態にあるときに、荷重センサ21から出力される荷重値Aにオフセットを加えた値である。次に、閾値設定部221は、閾値2を設定する。閾値2は、図3(c)に示したように、上記した荷重値Aと、被介護者が介護用ベッド10略中央部位aで横になったときに荷重センサ21から出力される荷重値Bとを用いて算出される値である。ここでは、閾値設定部221によりB−Aが閾値2として設定される。
続いて制御部22は、タイマー部223を起動してタイマーをスタートさせる(ステップS103)。同時に荷重センサ21によって検出される荷重値を取得する(ステップS104)。次に、状態判定部222は、取得した荷重値と、閾値1,および閾値2との比較を行なうことにより被介護者の介護用ベッド10上での状態判定を行う(ステップS105)。すなわち、状態判定部222は、荷重センサ21から取得した荷重値が閾値1未満の場合には「離床状態」、閾値1を越えて閾値2未満の場合には「就寝状態」、閾値2を越える場合には「端座状態」にある、とそれぞれ判定する。
次に、状態判定部222は、瞬時の体重移動のみで状態把握をすることを回避するために、判定された状態がタイマー部223に設定されたタイムカウント値以上継続するか否かを判定する(ステップS106)。ここで継続することが確認されると(ステップS106“Yes”)、更に、記憶部23の作業領域に記憶された直近の状態から妥当性チェックを行い(ステップS107)、例えば、就寝状態から離床状態に変化したときに、直近に端座状態が検出されていなければ、依然として就寝状態であると判定してその状態を確定し、出力部224を介してその状態を離床監視装置30に出力する(ステップS108)。
なお、判定された状態がタイマー部223に設定された設定時間以上継続しなければ(ステップS106“No”)、判定された状態を無効とし、ステップS104の処理に戻って、次のサイクルで荷重センサ21から取得される荷重値と閾値1,2とを比較する処理を繰り返す。続いて、状態判定部222は、被介護者の介護用ベッド10での状態を、体重移動のみならず、状態遷移による妥当性チェックにより確定し、出力部224を介して出力した後、タイマー部223をリセットして一連の状態判定処理を終了する(ステップS109)。
なお、図4に示すフローチャートによれば、荷重センサ21から逐次出力される荷重値を、閾値設定部221により設定される閾値1,2と比較することにより、被介護者が介護用ベッド10で、「離床」状態、「就寝」状態、「端座」状態にあるとそれぞれ判定したが、閾値2のみ、あるいは、被介護者が昇降部位13に端座したときに荷重センサ21から出力される荷重値(C)を直接用いて比較することによっても離床前の被介護者の動作を予兆して被介護者が離床する前に介護者の出動を促すことができる。
図5に状態判定部222により判定される被介護者の介護用ベッド10での体重移動の状態が遷移図として示されている。図5に示すように、介護用ベッド10が無人の「離床」状態から始まって、被介護者が介護用ベッド10に入る「端座」状態、介護用ベッド10に横になって就寝する「就寝」状態、介護用ベッド10から離床するために固定された昇降部位13に移動する「端座」状態、そして、無人の「離床」状態に戻る。通報により介護者の出動が必要なのは、状態が、「就寝」状態から「端座」状態に変化した場合であり、被介護者が介護用ベッド10に入るために無人の「離床」状態から「端座」状態に変化する場合は不要である。
このため、状態判定部222は、状態遷移による妥当性チェックを行い、記憶部23(直近の判定フラグ)を参照することで、直近に「端座」状態が検出されていない限り「端座」状態にないと判定する。また、就寝状態から離床状態に変化した場合も同様、妥当性チェックを行い、記憶部23(直近の判定フラグ)を参照することで、直近に「端座」状態が検出されていない限り依然として「就寝」状態にあると判定する。なお、離床監視装置30は、出力部224を介して離床検出装置20から出力された状態が「離床」状態を示していると、不図示の警報装置を駆動してアラームを出力して介護者の出動を促す。
(実施形態の効果)
以上説明のように本実施形態に係る離床検出装置20によれば、制御部22が、荷重センサ21から逐次出力される荷重値と、位置が固定された昇降部位に端座したときに荷重センサ21から出力される荷重値を用いて規定される値(荷重値Cまたは閾値2または閾値1および2)と、を比較し、被介護者が介護用ベッド10から離床する前の昇降部位13に端座した状態を判定して出力することで精度向上がはかれ、また、離床前の被介護者の動作を予兆して被介護者が離床する前に介護者の出動を促すことができる。
また、本実施形態に係る離床検出装置20によれば、制御部22は、被介護者が、介護用ベッド10にいない無人の状態のときに荷重センサ21から出力される第1の荷重値(A)を、介護用ベッド10の略中央部位に横になったときに荷重センサ21から出力される第2の荷重値(B)から減算して得られる第3の荷重値(D=B−A)によって規定される閾値(閾値2)により、被介護者が介護用ベッド10を離床する前の昇降部位13に端座した状態を判定する。あるいは、第2の荷重値(B)により規定される第1の閾値(閾値1)と、第3の荷重値(D=B−A)によって規定される第2の閾値(閾値2)とを用い、荷重センサ21から逐次出力される荷重値が、第1の閾値未満の場合に「離床」状態、第1の閾値を越えて第2の閾値未満の場合に「就寝」状態、第2閾値を越える場合に「端座」状態にあるとそれぞれ判定する。
このように、本実施形態に係る離床検出装置20によれば、被介護者が介護用ベッド10から離床する前の昇降部位13に端座した状態を判定して出力することで精度向上がはかれ、また、離床前の被介護者の動作を予兆して被介護者が離床する前に介護者の出動を促すことができる他に、離床検出装置20に内蔵される荷重センサ21は1個だけで被介護者の体重移動を検出できるため、3〜4個の荷重センサにより重心を判定していた従来例に比べて廉価構成で離床検出装置20を設計することができる。
また、本実施形態に係る離床検出装置20によれば、制御部22は、「離床」状態から「端座」状態に変化したことを検出すると、記憶部23を参照し、直近に「端座」状態が検出されていなければ、依然として「離床」状態であると判定する。したがって、体重移動のみならず状態遷移も使用して状態判定の妥当性を確認するため、被介護者が無人の状態から介護用ベッドに入ろうとする場合にも離床と判定して介護者の出動を促すような誤判定を回避することができ、信頼性の高い離床検出装置20を提供することができる。
なお、本実施形態に係る離床監視システム1は、例えば、図1に示すように、被介護者が介護用ベッド10から離床したことを検出する離床検出装置20と、被介護者の離床を集中監視する離床監視装置30とから構成される。そして、その離床検出装置20は、例えば、図1,図2に示すように、昇降部位13が端部に固定された介護用ベッド10の昇降部位13近傍に設けられた介護用ベッド10の一脚(11d)と、当該介護用ベッド10が設置される床面との間に設けられた荷重センサ21と、荷重センサ21から逐次出力される荷重値と、被介護者が昇降部位13に端座したときに荷重センサ21から出力される荷重値を用いて規定される値と、を比較し、被介護者が記介護用ベッド10から離床する前の昇降部位13に端座した状態を判定する制御部22と、制御部2により検出される端座状態を含む被介護者の状態を出力する出力部24と、からなり、離床監視装置30は、出力部24を介して出力される被介護者の状態が端座状態にある場合に警報を発する。
本実施形態に係る離床監視システム1によれば、廉価構成で、かつ離床前の被介護者の動作を予兆することにより精度向上がはかれ、介護者は、被介護者が離床する前に動作を把握できるため、適切なタイミングでの出動が可能になる。
また、実施形態に係るプログラムは、例えば、図1,図2に示すように、被介護者の昇降部位13が端部に固定された介護用ベッド10の昇降部位13近傍に設けられた介護用ベッド10の一脚11dと、当該介護用ベッド10が設置される床面との間に設けられた荷重センサ21を含む離床検出装置20のコンピュータ(制御部22)によって実行される。そして、そのプログラムは、コンピュータ(制御部22)に、例えば、図4に示すように、荷重センサ21から逐次出力される荷重値と、被介護者が昇降部位13に端座したときに荷重センサ21から出力される荷重値を用いて規定される値(荷重Cまたは閾値2)とを比較する処理(S101〜S105)と、当該処理結果に基づき、被介護者が介護用ベッド10から離床する前の昇降部位13に端座した状態を判定して外部に出力する処理(S16〜S109)と、を実行させる。
本実施形態に係るプログラムによれば、制御部22が記憶部23のプログラム領域に記憶された当該プログラムを逐次読み出し実行することにより、廉価構成で、かつ離床前の被介護者の動作を予兆することにより精度向上をはかった離床検出装置20を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1…離床監視システム、10…介護用ベッド、11a〜11d…支柱(脚)、12…落下防止用柵、13…昇降部位(端座部位)、20…離床検出装置、21…荷重センサ、22…制御部、221…閾値設定部、222…状態判定部、223…タイマー部、23…記憶部、24…出力部、30…離床監視装置。

Claims (6)

  1. 被介護者の昇降部位が端部に固定された介護用ベッドの前記昇降部位近傍に設けられた前記介護用ベッドの一脚と、当該介護用ベッドが設置される床面との間に設けられた荷重センサと、
    前記荷重センサから逐次出力される荷重値と、前記被介護者が前記昇降部位に端座したときに前記荷重センサから出力される荷重値を用いて規定される値と、を比較し、前記被介護者が前記介護用ベッドから離床する前の前記昇降部位に端座した状態を判定して出力する制御部と、
    を備えたことを特徴とする離床検出装置。
  2. 前記制御部は、
    前記被介護者が、前記介護用ベッドにいない無人の状態のときに前記荷重センサから出力される第1の荷重値を、前記介護用ベッドの略中央部位に横になったときに前記荷重センサから出力される第2の荷重値から減算して得られる第3の荷重値によって規定される閾値により、前記被介護者が前記介護用ベッドを離床する前の前記昇降部位に端座した状態を判定することを特徴とする請求項1記載の離床検出装置。
  3. 前記制御部は、
    前記第1の荷重値により規定される第1の閾値と、前記第3の荷重値によって規定される第2の閾値とを用い、前記荷重センサから逐次出力される荷重値が、前記第1の閾値未満の場合に離床状態、前記第1の閾値を越えて前記第2の閾値未満の場合に就寝状態、前記第2閾値を越える場合に端座状態にあるとそれぞれ判定することを特徴とする請求項1または2記載の離床検出装置。
  4. 前記制御部により直近に検出された前記状態を記憶する記憶部を有し、
    前記制御部は、
    前記離床状態から前記端座状態へ変化し、あるいは前記就寝状態から前記離床状態へ変化したことを検出すると、前記記憶部を参照して直近に前記端座状態が検出されていなければ依然として離床状態、または就寝状態にあると判定することを特徴とする請求項3記載の離床検出装置。
  5. 被介護者が介護用ベッドから離床したことを検出する離床検出装置と、前記被介護者の前記離床を集中監視する離床監視装置とからなる離床監視システムであって、
    前記離床検出装置は、
    昇降部位が端部に固定された前記介護用ベッドの前記昇降部位近傍に設けられた前記介護用ベッドの一脚と、当該介護用ベッドが設置される床面との間に設けられた荷重センサと、前記荷重センサから逐次出力される荷重値と、前記被介護者が前記昇降部位に端座したときに前記荷重センサから出力される荷重値を用いて規定される値と、を比較し、前記被介護者が前記介護用ベッドから離床する前の前記昇降部位に端座した状態を判定する制御部と、前記制御部により検出される前記端座状態を含む前記被介護者の状態を出力する出力部と、からなり、
    前記離床監視装置は、
    前記出力部を介して出力される前記被介護者の状態が端座状態にある場合に警報を発することを特徴とする離床監視システム。
  6. 被介護者の昇降部位が端部に固定された介護用ベッドの前記昇降部位近傍に設けられた前記介護用ベッドの一脚と、当該介護用ベッドが設置される床面との間に設けられた荷重センサを含む離床検出装置のコンピュータに、
    前記荷重センサから逐次出力される荷重値と、前記被介護者が前記昇降部位に端座したときに前記荷重センサから出力される荷重値を用いて規定される値とを比較する処理と、
    前記処理の結果に基づき、前記被介護者が前記介護用ベッドから離床する前の前記昇降部位に端座した状態を判定して外部に出力する処理と、
    を実行させるプログラム。
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