JP2003262418A - 冷凍空調装置 - Google Patents

冷凍空調装置

Info

Publication number
JP2003262418A
JP2003262418A JP2002060697A JP2002060697A JP2003262418A JP 2003262418 A JP2003262418 A JP 2003262418A JP 2002060697 A JP2002060697 A JP 2002060697A JP 2002060697 A JP2002060697 A JP 2002060697A JP 2003262418 A JP2003262418 A JP 2003262418A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
refrigerant
refrigerating
refrigerating machine
machine oil
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002060697A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3743861B2 (ja
Inventor
Fumitake Unezaki
史武 畝崎
Shinichi Wakamoto
慎一 若本
Masayuki Tsunoda
昌之 角田
So Nomoto
宗 野本
Toshihiko Enomoto
寿彦 榎本
Yoshihisa Kitora
善久 木藤良
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2002060697A priority Critical patent/JP3743861B2/ja
Publication of JP2003262418A publication Critical patent/JP2003262418A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3743861B2 publication Critical patent/JP3743861B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2309/00Gas cycle refrigeration machines
    • F25B2309/06Compression machines, plants or systems characterised by the refrigerant being carbon dioxide

Abstract

(57)【要約】 【課題】 下部から冷凍機油を回収するアキュムレータ
を有する冷凍空調装置で、冷凍空調装置の運転範囲内に
おいて、液冷媒の密度が冷凍機油の密度より大きくなる
ことがあると、圧縮機へ液バックが生じる問題があっ
た。 【解決手段】 冷媒との相溶性が小さいとともに、冷凍
空調装置の冷房運転、暖房運転及びデフロスト運転又は
冷房運転及び暖房運転の運転範囲内において、冷凍機油
の密度が液冷媒の密度がより大きくなる冷凍機油を用い
ることにより、圧縮機への液バックを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷凍空調装置に関
し、特に、冷凍機油を圧縮機に回収し、圧縮機の潤滑部
に供給する冷凍空調装置に関するものであり、また、二
酸化炭素冷媒を使用する冷凍空調装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】二酸化炭素を冷媒として用いる冷凍空調
装置として、特開平11−94380号公報に記載の冷
凍空調装置がある。図8は本公報に記載の冷凍サイクル
を示す図である。図8において、1は圧縮機、16は放
熱器、3は膨張弁、17は蒸発器、18はアキュムレー
タである。冷凍サイクルの冷媒は二酸化炭素(CO2
であり、冷凍機油には冷媒と相溶性の低く、密度の重い
PAG(ポリアルキレングリコール)系オイルが用いら
れている。この冷凍サイクルの冷媒の流れは以下のよう
になる。まず、圧縮機1において高温高圧のガスに圧縮
され吐出された冷媒は、超臨界状態で放熱器16にて冷
却され温度が低下する。この冷媒を膨張弁3により減圧
し、冷媒は低圧の二相状態となり、蒸発器17に流入
し、ここで蒸発ガス化し、アキュムレータ18を経て圧
縮機1に吸入される。このようにして、車室内の空気を
冷却する。
【0003】アキュムレータ18の構造は、図9に示さ
れるような構造となり、冷凍サイクルの余剰の液冷媒、
および冷凍機油が保持される。冷凍機油と冷媒は前述し
たように相溶性が低く、冷凍機油の密度が大きいため冷
凍機油はアキュムレータ18の底部に滞留し、冷凍機油
の上に液冷媒が浮く形となり、アキュムレータ18の底
部の油戻し穴7を経てアキュムレータ18内の冷凍機油
が圧縮機1内に供給され圧縮機1を潤滑する。このよう
にして、アキュムレータ6内の余剰の液冷媒が圧縮機1
へ吸入されることを防止しつつ、冷凍機油のみを圧縮機
1に供給することで、冷凍サイクルの信頼性を確保して
いた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の冷凍サ
イクルには以下のような問題があった。図3は温度に対
するCO2の飽和液密度の変化、およびPAG油の密度
の変化を示している。図3にあるように温度が−15℃
より高い場合は、冷媒の液密度が油の密度より小さく、
アキュムレータ18の底部に油が滞留し、圧縮機1に油
が返油されるが、温度が−15℃以下の場合は、冷媒の
液密度が油の密度より大きくなり、アキュムレータ18
の底部に液冷媒が滞留し、その上に油が浮く状態とな
る。このときアキュムレータ18の油戻し穴7からは液
冷媒が圧縮機1に戻るようになる一方、圧縮機1に油が
供給されない状態となるため、圧縮機1の潤滑に不具合
をきたし、圧縮機1の破損に至る恐れがあった。従って
運転状態に応じてアキュムレータ18での温度状況が変
化した場合には、圧縮機1への油の供給が確実になされ
ない状態となるため、冷凍空調装置運転の際の信頼性が
確保されないとという問題があった。
【0005】本発明は以上の課題に鑑みなされたもの
で、冷媒に対して相溶性の低い冷凍機油を用い、二酸化
炭素(CO2)のように、温度状態によって液密度が変
化し、冷媒の液密度と冷凍機油の密度の大小関係が逆転
するような状態が発生する可能性のある冷媒を充填した
冷凍空調装置において、圧縮機への冷凍機油の回収を確
実に行うことを目的とする。また、圧縮機への液バック
を防止することを目的とする。また、圧縮機内で潤滑部
に冷凍機油を確実に供給することを目的とする。また、
冷媒として二酸化炭素を使用することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の冷凍
空調装置は、圧縮機、四方弁、放熱器、減圧装置、蒸発
器を順次接続した冷凍サイクルを有する冷凍空調装置に
おいて、冷凍サイクルに、下部から冷凍機油を回収又は
供給する油回収・供給装置を有する液貯留部を備え、冷
房運転及び暖房運転の各運転において、又は冷房運転、
暖房運転及びデフロスト運転の各運転において、冷凍機
油が、冷媒と相溶性が小さく、かつその密度が液冷媒の
密度より大きいものである。
【0007】また、請求項2の冷凍空調装置は、圧縮
機、放熱器、減圧装置、蒸発器を順次接続した冷凍サイ
クルを有する冷凍空調装置において、冷凍機油として冷
媒と相溶性の小さい冷凍機油を用い、また、センサー情
報に基づき、冷凍機油の密度と冷媒の液密度とを演算及
び両者の大小を判断し、冷媒の液密度が冷凍機油の密度
より大きくなる運転状態となった場合、冷凍空調装置の
運転を停止する制御装置を備えたものである。
【0008】また、請求項3の冷凍空調装置は、請求項
2の冷凍空調装置において、冷媒の液密度が冷凍機油の
密度より大きくなる運転状態となった場合、冷凍空調装
置の運転を停止せずに、冷媒の液密度が冷凍機油の密度
より小さくなるように、冷媒圧力上昇運転又は冷媒温度
上昇運転を実施する制御装置を備えたものである。
【0009】また、請求項4の冷凍空調装置は、請求項
1から請求項3のいずれかの冷凍空調装置において、圧
縮機と蒸発器との間に液貯留部としてアキュムレータを
設け、冷凍機油回収・供給装置としてアキュムレータ下
部に滞留する冷凍機油を圧縮機に回収する油回収回路を
設けたものである。
【0010】また、請求項5の冷凍空調装置は、圧縮
機、放熱器、減圧装置、蒸発器、アキュムレータを順次
接続した冷凍サイクルを有する冷凍空調装置において、
冷凍機油として冷媒と相溶性の小さい冷凍機油を用い、
アキュムレータ下部の冷凍機油を回収する油回収回路
と、油回収回路の流量を制御する流量制御装置と、セン
サー情報に基づき、冷凍機油の密度と冷媒の液密度とを
演算及び両者の大小を判断するとともに流量制御装置を
制御する制御装置とを備えたものである。
【0011】また、請求項6の冷凍空調装置は、請求項
5の冷凍空調装置において、冷媒の液密度が冷凍機油の
密度より大きくなる運転状態になった場合、制御装置が
油回収回路の流量制御装置を制御して流量を減少させる
又は流れを止めるものである。
【0012】また、請求項7の冷凍空調装置は、圧縮
機、放熱器、減圧装置、蒸発器、アキュムレータを順次
接続した冷凍サイクルを有する冷凍空調装置において、
冷凍機油として冷媒と相溶性の小さい冷凍機油を用い、
アキュムレータに滞留する冷凍機油を回収する油回収回
路を備え、油回収回路のアキュムレ−タ内の油取出口を
高さ方向で、異なる高さに複数設けたものである。
【0013】また、請求項8の冷凍空調装置は、圧縮機
が低圧シェルタイプであり、底部に油溜を備えたもので
ある。
【0014】また、請求項9の冷凍空調装置は、請求項
1から請求項8のいずれかの冷凍空調装置において、冷
媒が二酸化炭素であり、冷凍機油がPAG油、鉱油、ア
ルキルベンゼン油のいずれかであるものである。
【0015】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、本発明の実
施の形態1を図1、図2及び図3により説明する。図1
は、実施の形態1の冷凍サイクルを示す冷媒回路図であ
り、図2は、冷凍サイクルのアキュムレータを示す図で
あり、また図3は、二酸化炭素の飽和液密度及びPAG
油の密度の温度特性図である。図1において、1は圧縮
機、2は四方弁、3は室外機側熱交換器、4は減圧装置
である電子膨張弁、5は室内側熱交換器、6は液貯溜部
であるアキュムレータである。アキュムレータ6の構造
は図2に図示されるように、底部に油取出口である油戻
し穴7を設け、アキュムレータ6の底部に滞留する油を
油戻し穴7を介して圧縮機1に戻す構造となっている。
この場合、冷媒を圧縮機に戻す配管である、アキュムレ
ータ6内のU字状配管が油回収回路でもあり、油戻し穴
7と油戻し穴7を有する油回収回路とが油回収・供給装
置に該当する。
【0016】冷媒はCO2を用いる。また、圧縮機1は
低圧シェルタイプの圧縮機であり、圧縮機1のシェル底
部の油溜である液貯留部に冷凍機油が滞留するととも
に、圧縮機1のシェル底部に設けられた給油ポンプで圧
縮機1内のシリンダ、軸受け等の潤滑部に冷凍機油を供
給する構造となっている。この場合、給油ポンプで圧縮
機1内のシリンダ、軸受け等の潤滑部に冷凍機油を供給
する手段が、油供給・回収装置に該当する。室外熱交換
器3は外気と熱交換を行い、室内熱交換器5は室内空気
と熱交換を行い、室内側の空調を実施する。各熱交換器
の熱交換量はファン(表示せず)で制御される。また、
8、9は圧力センサであり、圧力センサ8は高圧(吐出
圧力)を計測し、また圧力センサ9は低圧(吸入圧力)
を計測する。10、11は温度センサであり、温度セン
サ10は圧縮機1の吐出温度を計測し、温度センサ11
は圧縮機1の吸入温度を計測する。制御装置(図示せ
ず)には圧力センサ8、9、温度センサ10、11での
計測情報など冷凍空調装置の運転情報を収集、演算及び
判断し、その結果より圧縮機1の運転・停止、運転周波
数の制御、各熱交換器での熱交換量、電子膨張弁4の開
度、四方弁2の切換え等冷凍空調装置の運転制御を実施
する。
【0017】次に、この冷凍空調装置での運転動作につ
いて説明する。冷凍空調装置は冷房、暖房の各空調運転
を実施できるヒートポンプ機である。冷房運転の場合
は、以下のような運転となる。まず、四方弁2は図1の
実線方向の流路に設定される。圧縮機1で圧縮され、吐
出された高温・高圧のガス冷媒は、四方弁2を経て、放
熱器である室外熱交換器3に流入し、室外熱交換器3で
放熱しながら温度低下する。このとき高圧が臨界圧以上
であれば、冷媒は超臨界状態のまま温度低下し放熱す
る。また高圧が臨界圧以下であれば、室外熱交換器3は
凝縮器として作用し冷媒は凝縮液化しながら放熱する。
室外熱交換器3を出た冷媒は電子膨張弁4で減圧され低
圧の二相状態となり、室内熱交換器5に流入する。室内
熱交換器5では、冷媒は蒸発ガス化され、その際、室内
空気より熱を奪い冷房を行う。室内熱交換器5を出たガ
ス冷媒はアキュムレータ5を経て圧縮機1に吸入され
る。
【0018】一方、暖房運転は以下のような運転とな
る。まず、四方弁2は図1の点線方向の流路に設定され
る。圧縮機1で圧縮され、吐出された高温・高圧のガス
冷媒は、四方弁2を経て、放熱器である室内熱交換器5
に流入し、室内熱交換器5で放熱しながら温度低下す
る。このとき高圧が臨界圧以上であれば、冷媒は超臨界
状態のまま温度低下し放熱する。また高圧が臨界圧以下
であれば、室内熱交換器5は凝縮器として作用し冷媒は
凝縮液化しながら放熱する。冷媒から放熱された熱を室
内空気に与えることで暖房を行う。室内熱交換器5を出
た冷媒は、電子膨張弁4で減圧され低圧の二相状態とな
り、室外熱交換器3に流入する。室外熱交換器3では、
冷媒は蒸発ガス化され、室外熱交換器3を出たガス冷媒
はアキュムレータ5を経て圧縮機1に吸入される。
【0019】また暖房運転を行うときに、外気温度が低
い場合は、室外熱交換器3に着霜するため、暖房運転開
始後、一定時間経過した場合や、低圧が予め定められた
設定値よりも低下した場合には、デフロスト運転が実施
される。本冷凍空調装置でのデフロスト運転はリバース
デフロストで実施され、このとき四方弁は冷房運転を同
じく図1の実線方向の流路に設定される。冷媒の流れは
冷房運転と同様となり、室外熱交換器3での冷媒からの
放熱により、着霜した霜を溶解する。デフロスト運転中
に高圧が予め定められた圧力より上昇する、又は一定時
間デフロスト運転を実施すると、デフロスト運転は終了
し、暖房運転に復帰する。
【0020】このような運転を行う冷凍空調装置におい
て、冷凍機油は冷媒との相溶性が低く、前記の各運転が
実施される範囲内において、冷媒の液密度より密度が大
きくなる冷凍機油が選択され用いられる。特に、本冷凍
空調装置では、アキュムレータ6での油戻り、及び圧縮
機1のシェル内の油の潤滑部への供給はシェル底部に油
が滞留していることが前提となっているため、前記各運
転範囲において、圧縮機1、アキュムレータ6にて冷凍
機油の密度が冷媒の液密度より大きくなるような油が選
択される。圧縮機1、アキュムレータ6はともに低圧の
圧力であり、液冷媒が存在するときは気液が共存する二
相状態となるため、低圧から換算される飽和温度(蒸発
温度)によって、即ち、図3の密度の温度特性図から冷
凍機油、液冷媒の密度が決定される。
【0021】前記各運転における低圧(蒸発温度)は以
下のように求められる。まず冷房運転の場合、低圧は蒸
発器である室内熱交換器5での熱交換によって決まるの
で、室内空気温度によって変動するとともに、室内熱交
換器5での伝熱効率(熱通過率)によっても変動する。
冷房運転を実施する場合、室内の空気温度は概ね20℃
以上となる。また、室内熱交換器5での熱交換量は、 熱交換量=伝熱面積×熱通過率×(室内空気温度−蒸発
温度) となるので、空調運転で要求される熱交換量に対し、熱
通過率が大きいと、室内空気温度と蒸発温度の温度差は
小さくてすみ、逆に、熱通過率が小さいと、室内空気温
度と蒸発温度の温度差は大きくしなければならない。室
内空気温度と蒸発温度の温度差は大きくなると、それに
伴い低圧が低下し、圧縮機1の運転効率が低下するた
め、室内空気温度と蒸発温度の温度差はできるだけ小さ
くなるように室内熱交換器5の熱通過率は設計される。
その結果、室内空気温度と蒸発温度の温度差は熱交換量
が最大の場合でも15℃程度になり、前記空気温度が2
0℃以上ということから、蒸発温度は最も低くても5℃
程度になる。
【0022】暖房運転の場合の蒸発温度は、冷房運転と
同様に蒸発器である室外熱交換器3での熱交換によって
決定され、外気温度と室外熱交換器3での熱通過率によ
って決定される。外気温度の範囲は冷凍空調装置が設置
される気候で決定され例えば、設置場所が東京の場合
は、概ね外気温度が−5℃より大となる。また低圧の低
下にともなう圧縮機1の運転効率低下を抑制するため、
室外熱交換器3においても外気温度と蒸発温度の温度差
はできるだけ小さくなるように設計され、この温度差は
最大でも概ね5℃程度となる。従って、暖房運転の場合
には、蒸発温度は最も低くても−10℃程度となる。
【0023】また、デフロスト運転の場合は、室外熱交
換器3での温度は着霜しているため0℃となり、冷凍サ
イクルの凝縮温度はそれより若干高い5℃程度となる。
それに伴い蒸発器となる室内熱交換器5での蒸発温度は
5℃よりも低い温度となり、おおよそ−20℃程度とな
る。
【0024】以上のように、冷房運転、暖房運転ともに
行うヒートポンプ機で、リバースデフロスト運転を実施
する冷凍サイクルの場合、蒸発温度は最も低い場合は、
リバースデフロストを実施する場合となり、−20℃程
度となる。従って、冷媒の液密度が冷凍機油の密度より
小さくなるためには、図3より、−20℃での冷媒の飽
和液密度1030kg/m3より密度の大きい油を選択
し充填する。このような冷凍機油の例としては、リン酸
エステル(密度1150kg/m3)、ポリフェニルエ
ーテル(密度1200kg/m3)がある。このように
することで、アキュムレータ6、及び圧縮機1の底部に
冷凍機油が滞留するようになり、圧縮機1への油戻り及
び圧縮機1への潤滑部の給油が的確に行われるため、信
頼性の高い冷凍空調装置の運転を実施することができ
る。
【0025】なお、冷房運転及び暖房運転を行うヒート
ポンプ機の場合は上述したように油が選択されるが、冷
房運転しか行わない冷房専用機の場合には、蒸発温度は
最も低い場合で5℃程度となる。5℃での冷媒の飽和液
密度は900kg/m3であるので、これより密度の大
きい油を選択し充填する。また、ヒートポンプでもデフ
ロスト運転として、リバースデフロストではなく、圧縮
機1から吐出されたホットガスを減圧し、室外熱交換器
3に供給するホットガスデフロストが実施される場合も
ある。このとき、室外熱交換器3での圧力が低圧とな
り、その蒸発温度は着想した霜を溶解するため0℃以上
となる。
【0026】従って、ホットガスデフロストを行う場
合、蒸発温度は最も低くなる場合は暖房運転であり、上
記東京の外気温度の場合だと−10℃が最も低い値とな
る。従って−10℃での冷媒の飽和液密度980kg/
3よりも密度の大きい油を選択し充填する。このよう
に、冷凍空調装置において想定される運転範囲におい
て、常に冷媒の飽和液密度を冷凍機油の密度より小さく
することで、アキュムレータ6及び圧縮機1の底部に冷
凍機油が滞留するようになり、圧縮機1への油戻り及び
圧縮機1への潤滑部の給油が的確に行われるため、信頼
性の高い冷凍空調装置の運転を実施することができる。
【0027】冷媒と相溶性が低く、このような密度関係
を満たす冷凍機油であれば、特に冷凍機油の種類は限定
されるものではなく、冷媒がCO2の場合には、CO2
相溶性の低いPAG油、鉱油、アルキルベンゼン油のい
ずれを用いてもよい。また、冷媒もCO2に限定される
ものではなくHFC系冷媒、HC系冷媒、水、空気、N
3などの自然冷媒いずれを用いた場合にも同様に冷凍
機油を選択し充填することで、信頼性の高い冷凍空調装
置の運転を実施することができる。
【0028】なお、この実施の形態では、冷凍機油が貯
留される場所が低圧になる場合について説明したが、冷
凍空調装置の高圧になる場所に冷媒が貯留する場合に同
様なことを実施してもよい。例えば、冷凍サイクルの放
熱器の出口に液貯留部として容器を設け、そこに冷媒を
貯留する冷凍サイクルの場合で、冷媒と冷凍機油の相溶
性が低く、冷媒の密度が冷凍機油の密度より小さくなる
場合には、前述したアキュムレータ6と同様に容器下部
に滞留する油を回収し、容器への油の貯まり込みを防止
する必要がある。この場合、前述したアキュムレータ6
と同様に容器下部に滞留する油を回収する油回収・供給
装置である、配管や油戻し穴を設けるとともに、冷凍空
調装置の想定される運転範囲での放熱器の出口の容器で
の温度をもとに、冷媒と油の密度関係を把握し、冷媒の
液密度が冷凍機油の密度より小さくなる冷凍機油を選択
し充填する。
【0029】また、圧縮機1が高圧シェルの圧縮機であ
り、前記と同様にシェル下部の液貯溜部に冷凍機油を貯
留し圧縮機1の潤滑部に冷凍機油を供給する場合にも、
シェル底部に冷凍機油が滞留する必要がある(液貯溜部
から圧縮機1の潤滑部に冷凍機油を供給する手段が油回
収・供給装置に該当する)。この場合も同様に冷凍空調
装置の想定される運転範囲での高圧となる圧縮機シェル
での温度をもとに、冷媒と冷凍機油の密度関係を把握
し、冷媒の液密度が冷凍機油の密度より小さくなる冷凍
機油を選択し充填する。以上のように油が貯留される場
所に応じて、それぞれ運転範囲に応じて得られる温度よ
り、冷媒の液密度を冷凍機油の密度より小さくすること
で、放熱器の出口の容器底部、または圧縮機1の底部に
冷凍機油が滞留するようになり、容器内に滞留する冷凍
機油の回収及び圧縮機1への潤滑部の給油が的確に行わ
れるため、信頼性の高い冷凍空調装置の運転を実施する
ことができる。
【0030】実施の形態2.以下、実施の形態2を図
1、図2及び図3により説明する。本実施の形態での冷
凍空調装置の構成は、図1、図2に示すように実施の形
態1と同じであるので説明を省略し、主として相違点を
説明する。冷凍空調装置の冷媒にはCO2が用いられ、
冷凍機油としては図3点線で密度の相関が示されるPA
G油が用いられる。図3に示されているようにPAG油
と冷媒の飽和液密度は、−15℃で大小が入れ代わり、
アキュムレータ6や圧縮機1での温度が−15℃以下と
なると、圧縮機1への油戻り、及び圧縮機1の潤滑部へ
の油の供給がうまくいかなくなり、信頼性に影響を及ぼ
すのは前記のとおりである。
【0031】そこで、圧力センサ9で検知される低圧が
蒸発温度−15℃以下相当の23.3kgf/cm2
bs以下となり、温度センサ11で検知される吸入温度
が−15℃以下となり、かつ圧縮機1の吸入過熱度(S
H)がつかない状態となった場合、冷凍空調装置の制御
装置にて運転を停止する。前記の運転状態の場合、吸入
過熱度(SH)がつかない状態であるので、アキュムレ
ータ6や圧縮機1のシェル内では冷媒の気液が存在する
二相状態となっており、この温度は低圧の飽和温度(蒸
発温度)となる。従ってこの状態では、冷媒や冷凍機油
の温度が低く、冷媒の液密度が冷凍機油の密度より大き
くなるので、そのまま継続して運転すると、アキュムレ
ータ6内の液冷媒が油戻し穴7を介して圧縮機1へ戻る
液バック、及び圧縮機1シェル内において潤滑部へ冷凍
機油の代わりに液冷媒が供給され不具合を生じるので、
冷凍空調装置の運転を停止する。そして時間が経過し、
冷媒や油の温度が上昇するなどして冷媒の液密度が冷凍
機油の密度より小さくなった時点で冷凍空調装置の運転
を再開する。
【0032】このように、冷媒の状態が冷媒の液密度が
冷凍機油の密度より小さくなる時間だけ冷凍空調装置の
運転を実施するよう制御装置で制御を実施するため、ア
キュムレータ6や圧縮機1の底部に冷凍機油が滞留し圧
縮機1への油戻りおよび圧縮機1への潤滑部の給油が確
実に実施でき、信頼性の高い冷凍空調装置の運転を実施
することができる。
【0033】なお、この実施の形態では冷凍サイクルの
圧縮機1の吸入状態での圧力・温度を検知して、冷凍空
調装置の運転停止を制御したが、冷凍機油が貯留される
場所に応じて、検知される圧力・温度が違ってくる。例
えば、放熱器の出口の液貯留部に冷凍機油が貯留される
場合は、高圧を検知する圧力センサ及び放熱器の出口の
冷媒温度が検知される温度センサが用いられる。また、
圧縮機1が高圧シェルタイプである場合には、高圧を検
知する圧力センサ及び圧縮機シェル内の冷媒温度が検知
される温度センサが用いられる。そしてこれらの圧力セ
ンサ、温度センサから求められる液貯留部である冷凍機
油貯留部の冷媒液密度が冷凍機油の密度より大きくなっ
た場合は冷凍空調装置の運転を停止し、冷媒液密度が冷
凍機油の密度より小さくなった段階で運転を再開する。
これらの制御は制御装置により行われる。
【0034】このようにして、液貯留部である容器内に
滞留する冷凍機油の回収及び圧縮機1の潤滑部への給油
が的確に行われるため、信頼性の高い冷凍空調装置の運
転を実施することができる。
【0035】また、この実施の形態では圧力の検知に圧
力センサを用いたが代わりに、冷凍サイクル二相部の冷
媒温度を検知し、その温度の飽和圧力から圧力を検知し
てもよい。例えば冷凍サイクルの蒸発器入口や中間部は
二相部となるのでここの温度を検知し、この温度の飽和
圧力として低圧を求めることもできる。
【0036】実施の形態3.以下、実施の形態3を図
1、図2、図3及び図4により説明する。本実施の形態
での冷凍空調装置の構成は、図1、図2に示すように実
施の形態1と同じであるので説明を省略し、主として相
違点を説明する。冷凍空調装置の冷媒にはCO2が用い
られ、冷凍機油としては図3点線で密度の相関が示され
るPAG油が用いられる。図3に示されているようにP
AG油と冷媒の飽和液密度は、−15℃で大小が入れ代
わり、アキュムレータ6や圧縮機1での温度が−15℃
以下となると、冷媒の液密度が冷凍機油の密度より大き
くなると圧縮機1への油戻り、及び圧縮機1の潤滑部へ
の油の供給がうまくいかなくなり、信頼性に影響を及ぼ
すのは前記のとおりである。
【0037】そこで、圧力センサ9で検知される低圧が
飽和温度−15℃以下相当の23.3kgf/cm2
bs以下となり、温度センサ11で検知される吸入温度
が−15℃以下となり、かつ吸入過熱度(SH)がつか
ない状態となった場合には、冷凍空調装置の制御装置に
て制御を実施し、吸入圧力を上昇させる、あるいは冷媒
の温度を上昇させることで、アキュムレータ6や圧縮機
1での温度を−15℃以上とし、冷媒の液密度を冷凍機
油の密度より小さくすることで、圧縮機1への油戻り、
及び圧縮機1への潤滑部への冷凍機油の供給を確保す
る。
【0038】具体的には、圧縮機1の運転周波数を低減
させる。これにより低圧を上昇させることができ、それ
に伴い気液が共存する二相部の温度も上昇させることが
できるので、冷媒の液密度を冷凍機油の密度より小さく
することができる。また、冷凍サイクルで蒸発器となる
熱交換器、冷房運転時は室内熱交換器5、暖房運転時は
室外熱交換器3の熱交換能力を増強させても良い。この
実施の形態の場合、熱交換能力はファン風量で制御でき
るので、ファン風量を増加させることにより、熱交換能
力を増加させることができる。これにより低圧を上昇さ
せることができ、それに伴い気液が共存する二相部の温
度も上昇させることができるので、冷媒の液密度を冷凍
機油の密度より小さくすることができる。
【0039】また、図4に示すように、圧縮機1の吐出
ガスをアキュムレータ6へ供給するホットガスバイパス
配管12を設け、このバイパス配管12の途中に設けら
れる電磁弁13を閉から開へ制御してもよい。但し、ホ
ットガスバイパスは冷凍能力の低下につながるので、冷
凍機油の密度が冷媒の液密度より大きくなり、圧縮機1
への油戻り、及び圧縮機1の潤滑部への冷凍機油の供給
に不具合が発生しない場合は、電磁弁13は閉に制御さ
れる。冷凍機油の密度が冷媒の液密度より小さくなり、
圧縮機1への油戻り、及び圧縮機1への潤滑部への冷凍
機油の供給に不具合が発生する場合に電磁弁13を開に
制御する。
【0040】このように冷凍サイクルの高低圧を接続す
るバイパス配管12を設けることで低圧を上昇させると
ともに、ホットガスの導入によりアキュムレータ6に存
在する液冷媒、冷凍機油の温度を上昇させることができ
る。こうすることで、冷凍機油の密度を冷媒の液密度よ
り大きくすることができる。以上のような制御を実施す
ることで、冷凍機油の密度を冷媒の液密度より大きくす
ることができ、圧縮機1への油戻り、及び圧縮機1の潤
滑部への冷凍機油の供給が的確に実施され、信頼性の高
い冷凍空調装置の運転を実施することができる。
【0041】なお、この実施の形態では冷凍サイクルの
圧縮機吸入状態での圧力・温度を検知して、冷凍空調装
置の運転を制御したが、冷凍機油が貯留される液貯留部
の場所に応じて、実施される制御が違ってくる。例え
ば、放熱器の出口に冷凍機油が貯留される場合は、高圧
を検知する圧力センサ及び放熱器の出口の冷媒温度が検
知される温度センサが用いられ、検知結果に伴い、冷凍
機油の密度が冷媒の液密度より小さくなる場合には、冷
凍機油の密度が冷媒の液密度より大きくなるような制御
が実施される。例えば、冷凍サイクルの放熱器となる熱
交換量をファン風量低下などにより低下させる。このよ
うにすることで、放熱器の出口の冷媒温度を上昇させる
ことができ、冷凍機油の密度を冷媒の液密度より大きく
することができる。
【0042】実施の形態4.以下、実施の形態4を図
1、図3及び図5により説明する。図1に示す本実施の
形態での冷凍空調装置の構成は実施の形態1と同じであ
るので説明を省略し、主として相違点を説明する。この
冷凍空調装置の冷媒にはCO2が用いられ、冷凍機油と
しては図3点線で密度の相関が示されるPAG油が用い
られる。図5は、液貯溜部であるアキュムレータ6の構
成を示す図であり、14は油回収回路である返油管、1
5は流量制御装置である電磁弁である。この場合、油回
収・供給装置は、返油管14と電磁弁15とが該当す
る。
【0043】アキュムレータ6では、通常運転時は電磁
弁15は開に制御され、下部に滞留した油を返油管14
を介して返す構造となっている。図3に示されているよ
うにPAG油と冷媒の飽和液密度は、−15℃で大小が
入れ代わり、アキュムレータ6や圧縮機1での温度が−
15℃以下となると、冷媒の液密度が冷凍機油の密度よ
り大きくなりアキュムレータ6底部に液冷媒が滞留し、
返油管14を介して圧縮機1への液戻りが発生し、圧縮
機1の運転の信頼性を低下させる。そこで、圧力センサ
9で検知される低圧が飽和温度−15℃以下相当の2
3.3kgf/cm2abs以下となり、温度センサ1
1で検知される吸入温度が−15℃以下となり、吸入過
熱度(SH)がつかない状態となった場合には、冷凍空
調装置の制御装置にて制御を実施し、電磁弁15を閉に
制御する。
【0044】こうすることで、返油管14を介して圧縮
機1への液戻りを抑止し、圧縮機1の運転の信頼性を確
保することができる。なお、電磁弁15の代わりに電子
膨張弁を用いてもよい。この場合も冷媒の液密度が冷凍
機油の密度より大きくなりアキュムレータ6底部に液冷
媒が滞留する運転状態となった場合には、電子膨張弁の
開度を小さくする又は閉とし、返油管14を介して圧縮
機1への液戻りを抑制することができ、同様の効果を得
ることができる。
【0045】実施の形態5.以下、実施の形態5を図
1、図3、図6及び図7により説明する。図1に示す本
実施の形態での冷凍空調装置の構成は実施の形態1と同
じであるので説明を省略し、主として相違点を説明す
る。この冷凍空調装置の冷媒にはCO2が用いられ、冷
凍機油としては図3点線で密度の相関が示されるPAG
油が用いられる。図6は、液貯溜部であるアキュムレー
タ6の構成を示す図であり、アキュムレータ6内部に上
下方向に複数の油取出口である油戻し穴7が設けられお
り、油回収回路である返油配管14がこれらの油戻し穴
7に接続している。この場合は、油戻し穴7及び返油配
管14が油回収・供給装置である。
【0046】図3に示されているようにPAG油と冷媒
の飽和液密度は、−15℃で大小が入れ代わる。アキュ
ムレータ6の構成をこのようにすることで、冷媒液密度
が冷凍機油の密度より小さくなっている場合には、アキ
ュムレータ6底部に滞留する冷凍機油を下部の油戻し穴
7から返油することができ、逆に冷媒液密度が冷凍機油
の密度より大きくなっている場合には、液冷媒に浮いて
いている冷凍機油を上部の油戻し穴7から回収すること
ができる。このように冷凍機油を返油させる油戻し穴7
を上下方向に複数設けることで、運転条件によって、冷
媒の液密度と冷凍機油の密度の大小関係が変化してもア
キュムレータ6に滞留する油を油戻し穴7から確実に返
油することができ、冷凍空調装置運転の信頼性を高める
ことができる。なお、油戻し穴7は2個以上複数であれ
ばよく、また、それぞれが返油管14を有してもよい。
【0047】また、液貯溜部であるアキュムレータ6の
構造を図7に示す形としてもよい。図7に示されるよう
にアキュムレータ8に上下方向に開口部を有する油回収
回路である複数本の返油配管14a、14bが設けら
れ、それぞれに返油量を制御するための流量制御装置で
ある電磁弁15a、15bが設けられている。冷凍空調
装置の運転状態を検知し、冷媒液密度が冷凍機油の密度
より小さくなる場合には、アキュムレータ6底部に滞留
する油を下部の返油配管14aから戻すことになるの
で、電磁弁15aは開に制御される。一方、上部の返油
配管14bは液冷媒が戻ってくることになるので、圧縮
機1への液戻りを抑制し、運転信頼性を向上させるため
に、電磁弁15bは閉に制御される。また、冷媒液密度
が冷凍機油の密度より大きくなる場合には、液冷媒に浮
いている油をアキュムレータ6上部の返油配管14bか
ら戻すことになるので、電磁弁15bは開、下部の返油
配管14aからの液戻りを抑制するため電磁弁15aは
閉に制御される。これらの制御は制御装置により行われ
る。
【0048】このように、アキュムレータ6内の冷凍機
油を返油する返油配管14のアキュムレータ6内の開口
部を上下方向に2個以上設けるととともに、冷媒液密度
と冷凍機油の密度の相関から、返油配管14を流れる流
量の制御を行い、アキュムレータ6から選択的に冷凍機
油だけ返油させるようにすることで、圧縮機1への油戻
しを的確に行うとともに、圧縮機1への液バックを防止
できるので冷凍空調装置運転の信頼性を高めることがで
きる。電磁弁15a、15bを、それぞれ有する返油配
管14a、14bは、3個以上でもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明の請求項1の冷凍空調装置は、圧
縮機、四方弁、放熱器、減圧装置、蒸発器を順次接続し
た冷凍サイクルを有する冷凍空調装置において、冷凍サ
イクルに、下部から冷凍機油を回収又は供給する油回収
・供給装置を有する液貯留部を備え、冷房運転及び暖房
運転の各運転において、又は冷房運転、暖房運転及びデ
フロスト運転の各運転において、冷凍機油が、冷媒と相
溶性が小さく、かつその密度が液冷媒の密度より大きい
ので、冷凍空調装置の各運転で液貯留部から冷凍機油を
回収・供給できる。例えば、圧縮機への液バックを防止
し冷凍機油の供給を的確に行うことができ、また、圧縮
機の潤滑部に給油が可能となり、信頼性の高い冷凍空調
装置を得ることができる。
【0050】また、請求項2の冷凍空調装置は、圧縮
機、放熱器、減圧装置、蒸発器を順次接続した冷凍サイ
クルを有する冷凍空調装置において、冷凍機油として冷
媒と相溶性の小さい冷凍機油を用い、また、センサー情
報に基づき、冷凍機油の密度と冷媒の液密度とを演算及
び両者の大小を判断し、冷媒の液密度が冷凍機油の密度
より大きくなる運転状態となった場合、冷凍空調装置の
運転を停止する制御装置を備えたので、冷媒の液密度が
冷凍機油の密度より大きくなる場合、制御装置により運
転を停止し、例えば圧縮機への液バックにより圧縮機を
不具合になるのを防止でき、また圧縮機の潤滑部に液冷
媒を供給する不具合の発生を防止する。
【0051】また、請求項3の冷凍空調装置は、請求項
2の冷凍空調装置において、冷媒の液密度が冷凍機油の
密度より大きくなる運転状態となった場合、冷凍空調装
置の運転を停止せずに、冷媒の液密度が冷凍機油の密度
より小さくなるように、冷媒圧力上昇運転又は冷媒温度
上昇運転を実施する制御装置を備えたので、冷媒の液密
度が冷凍機油の密度より小さくなり、例えば、圧縮機へ
の液バックを防止し油の供給を的確に行うことができ、
また、圧縮機の潤滑部に給油が可能となり、信頼性の高
い冷凍空調装置を得ることができる。
【0052】また、請求項4の冷凍空調装置は、請求項
1から請求項3のいずれかの冷凍空調装置において、圧
縮機と蒸発器との間に液貯留部としてアキュムレータを
設け、冷凍機油回収・供給装置としてアキュムレータ下
部に滞留する冷凍機油を圧縮機に回収する油回収回路を
設けたので、圧縮機への液バックを防止し油の供給を的
確に行うことができ、信頼性の高い冷凍空調装置を得る
ことができる。
【0053】また、請求項5の冷凍空調装置は、圧縮
機、放熱器、減圧装置、蒸発器、アキュムレータを順次
接続した冷凍サイクルを有する冷凍空調装置において、
冷凍機油として冷媒と相溶性の小さい冷凍機油を用い、
アキュムレータ下部の冷凍機油を回収する油回収回路
と、油回収回路の流量を制御する流量制御装置と、セン
サー情報に基づき、冷凍機油の密度と冷媒の液密度とを
演算及び両者の大小を判断するとともに流量制御装置を
制御する制御装置とを備えたので、冷凍機油の密度と冷
媒の液密度との大小により流量制御装置を制御し、冷媒
の液密度が大きくなった場合、流量制御装置を止めるま
たは流量を少なくすることにより、アキュムレータから
圧縮機への液バックを防止できる。
【0054】また、請求項6の冷凍空調装置は、請求項
5の冷凍空調装置において、冷媒の液密度が冷凍機油の
密度より大きくなる運転状態になった場合、制御装置が
油回収回路の流量制御装置を制御して流量を減少させる
又は流れを止めるので、アキュムレータから圧縮機への
液バックを防止し油の供給を的確に行うことができ、信
頼性の高い冷凍空調装置を得ることができる。
【0055】また、請求項7の冷凍空調装置は、圧縮
機、放熱器、減圧装置、蒸発器、アキュムレータを順次
接続した冷凍サイクルを有する冷凍空調装置において、
冷凍機油として冷媒と相溶性の小さい冷凍機油を用い、
アキュムレータに滞留する冷凍機油を回収する油回収回
路を備え、油回収回路のアキュムレ−タ内の油取出口を
高さ方向で、異なる高さに複数設けたので、アキュムレ
ータから圧縮機への油の回収が可能である。
【0056】また、請求項8の冷凍空調装置は、圧縮機
が低圧シェルタイプであり、底部に油溜を備えたので、
圧縮機内潤滑部への油の供給を的確に行うことができ、
信頼性の高い冷凍空調装置を得ることができる。
【0057】また、請求項9の冷凍空調装置は、請求項
1から請求項8のいずれかの冷凍空調装置において、冷
媒が二酸化炭素であり、冷凍機油がPAG油、鉱油、ア
ルキルベンゼン油のいずれかであるので、冷媒として二
酸化炭素を用いて、圧縮機への液バックを防止し油の供
給を行うことができ、また圧縮機内潤滑部への油の供給
を的確に行うことができ、信頼性の高い冷凍空調装置を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1〜5の冷凍空調装置の
冷媒回路を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態1〜3の冷凍空調装置の
アキュムレータの構造を示す図である。
【図3】 CO2とPAG油の密度の温度特性を示す図
である。
【図4】 本発明の実施の形態3の冷凍空調装置の冷媒
回路を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態4の冷凍空調装置のアキ
ュムレータの構造を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態5の冷凍空調装置のアキ
ュムレータの構造を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態5の冷凍空調装置の別の
アキュムレータの構造を示す図である。
【図8】 従来の冷凍空調装置の冷媒回路を示す図であ
る。
【図9】 従来の冷凍空調装置のアキュムレータの構造
を示す図である。
【符号の説明】
1 圧縮機、 2 四方弁、3 放熱器(蒸発器)、4
減圧装置、 5 蒸発器(放熱器)、6 液貯留部
(アキュムレータ)、7 油取出口、14、14a、1
4b 油回収回路、15、15a、15b 流量制御装
置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10M 105/74 C10M 105/74 107/34 107/34 171/00 171/00 F25B 1/00 341 F25B 1/00 341L 371 371B 387 387F 387G 395 395Z 43/00 43/00 D 43/02 43/02 H // C10N 20:00 C10N 20:00 C 30:00 30:00 Z 40:30 40:30 (72)発明者 角田 昌之 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 野本 宗 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 榎本 寿彦 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 木藤良 善久 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 Fターム(参考) 3L092 AA07 AA08 BA21 4H104 BA04A BB08A BH03A CB14A DA02A EA06A LA20 PA20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、四方弁、放熱器、減圧装置、蒸
    発器を順次接続した冷凍サイクルを有する冷凍空調装置
    において、 冷凍サイクルに、下部から冷凍機油を回収又は供給する
    油回収・供給装置を有する液貯留部を備え、 冷房運転及び暖房運転の各運転において、又は冷房運
    転、暖房運転及びデフロスト運転の各運転において、冷
    凍機油が、冷媒と相溶性が小さく、かつその密度が液冷
    媒の密度より大きいことを特徴とする冷凍空調装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機、放熱器、減圧装置、蒸発器を順
    次接続した冷凍サイクルを有する冷凍空調装置におい
    て、 冷凍機油として冷媒と相溶性の小さい冷凍機油を用い、
    また、冷凍機油の密度と冷媒の液密度とをセンサー情報
    に基づき演算及び両者の大小を判断し、冷媒の液密度が
    冷凍機油の密度より大きくなる運転状態となった場合、
    冷凍空調装置の運転を停止する制御装置を備えたことを
    特徴とする冷凍空調装置。
  3. 【請求項3】 冷媒の液密度が冷凍機油の密度より大き
    くなる運転状態となった場合、冷凍空調装置の運転を停
    止せずに、冷媒の液密度が冷凍機油の密度より小さくな
    るように、冷媒圧力上昇運転又は冷媒温度上昇運転を実
    施する制御装置を備えたことを特徴とする請求項2記載
    の冷凍空調装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機と蒸発器との間に液貯留部として
    アキュムレータを設け、冷凍機油回収・供給装置として
    前記アキュムレータ下部に滞留する冷凍機油を圧縮機に
    回収する油回収回路を設けたことを特徴とする請求項1
    から請求項3のいずれかに記載の冷凍空調装置。
  5. 【請求項5】 圧縮機、放熱器、減圧装置、蒸発器、ア
    キュムレータを順次接続した冷凍サイクルを有する冷凍
    空調装置において、 冷凍機油として冷媒と相溶性の小さい冷凍機油を用い、 アキュムレータ下部の冷凍機油を回収する油回収回路
    と、 前記油回収回路の流量を制御する流量制御装置と、 センサー情報に基づき、冷凍機油の密度と冷媒の液密度
    とを演算及び両者の大小を判断するとともに前記流量制
    御装置を制御する制御装置と、を備えたことを特徴とす
    る冷凍空調装置。
  6. 【請求項6】 冷媒の液密度が冷凍機油の密度より大き
    くなる運転状態になった場合、前記制御装置が前記油回
    収回路の流量制御装置を制御して流量を減少させる又は
    流れを止めることを特徴とする請求項5記載の冷凍空調
    装置。
  7. 【請求項7】 圧縮機、放熱器、減圧装置、蒸発器、ア
    キュムレータを順次接続した冷凍サイクルを有する冷凍
    空調装置において、 冷凍機油として冷媒と相溶性の小さい冷凍機油を用い、 前記アキュムレータに滞留する冷凍機油を回収する油回
    収回路を備え、 前記油回収回路の前記アキュムレ−タ内の油取出口を高
    さ方向で、異なる高さに複数設けたことを特徴とする冷
    凍空調装置。
  8. 【請求項8】 圧縮機が低圧シェルタイプであり、底部
    に油溜を備えたことを特徴とする請求項1から請求項7
    のいずれかに記載の冷凍空調装置。
  9. 【請求項9】 冷媒が二酸化炭素であり、冷凍機油がP
    AG油、鉱油、アルキルベンゼン油のいずれかであるこ
    とを特徴とする請求項1から請求項8のいずれかに記載
    の冷凍空調装置。
JP2002060697A 2002-03-06 2002-03-06 冷凍空調装置 Expired - Lifetime JP3743861B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002060697A JP3743861B2 (ja) 2002-03-06 2002-03-06 冷凍空調装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002060697A JP3743861B2 (ja) 2002-03-06 2002-03-06 冷凍空調装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003262418A true JP2003262418A (ja) 2003-09-19
JP3743861B2 JP3743861B2 (ja) 2006-02-08

Family

ID=29195608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002060697A Expired - Lifetime JP3743861B2 (ja) 2002-03-06 2002-03-06 冷凍空調装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3743861B2 (ja)

Cited By (23)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006275440A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Mitsubishi Electric Corp 冷凍装置
JP2007010288A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Jfe Engineering Kk 既設ヒートポンプ式空調装置の冷暖房能力増強方法、蓄熱ユニット装置および該装置を用いたヒートポンプ式空調装置
JP2007510568A (ja) * 2003-10-02 2007-04-26 バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト 少なくとも2つの物理量を監視するためのセンサ装置
JP2008202810A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Denso Corp 冷凍サイクル装置
JP2008232564A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Daikin Ind Ltd 冷凍装置及び冷凍装置の制御方法
WO2008117530A1 (ja) * 2007-03-26 2008-10-02 Daikin Industries, Ltd. 冷凍装置及び冷凍装置の油戻し方法
JP2011021883A (ja) * 2010-11-02 2011-02-03 Mitsubishi Electric Corp 冷凍空調装置
WO2011064813A1 (ja) * 2009-11-25 2011-06-03 三菱電機株式会社 アキュムレータ及び冷凍サイクル装置
JP2011127777A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Mitsubishi Electric Corp ヒートポンプ装置及びヒートポンプ装置の運転方法
JP2011208860A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Hitachi Appliances Inc 空気調和機
JP2012017894A (ja) * 2010-07-07 2012-01-26 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置、流体判別方法
WO2014196045A1 (ja) * 2013-06-06 2014-12-11 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置
WO2015125743A1 (ja) * 2014-02-18 2015-08-27 三菱電機株式会社 空気調和装置
JP2016223741A (ja) * 2015-06-03 2016-12-28 東芝キヤリア株式会社 冷凍サイクル装置
CN107208937A (zh) * 2015-01-23 2017-09-26 三菱电机株式会社 空气调节装置
JP2020165593A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 空気調和機
JP2020165594A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 空気調和機
CN111928547A (zh) * 2020-07-15 2020-11-13 青岛海尔空调电子有限公司 油分离器、回油系统及空调系统
CN111928548A (zh) * 2020-07-15 2020-11-13 青岛海尔空调电子有限公司 气液分离器、回油系统及空调系统
WO2021215167A1 (ja) * 2020-04-20 2021-10-28 株式会社デンソー 冷凍サイクル装置
WO2024071213A1 (ja) * 2022-09-30 2024-04-04 ダイキン工業株式会社 冷凍サイクル装置
WO2024071215A1 (ja) * 2022-09-30 2024-04-04 ダイキン工業株式会社 冷凍サイクル装置
WO2024071214A1 (ja) * 2022-09-30 2024-04-04 ダイキン工業株式会社 冷凍サイクル装置

Cited By (33)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007510568A (ja) * 2003-10-02 2007-04-26 バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト 少なくとも2つの物理量を監視するためのセンサ装置
JP4701178B2 (ja) * 2003-10-02 2011-06-15 バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフト 少なくとも2つの物理量を監視するためのセンサ装置
JP4537242B2 (ja) * 2005-03-30 2010-09-01 三菱電機株式会社 冷凍装置
JP2006275440A (ja) * 2005-03-30 2006-10-12 Mitsubishi Electric Corp 冷凍装置
JP2007010288A (ja) * 2005-07-04 2007-01-18 Jfe Engineering Kk 既設ヒートポンプ式空調装置の冷暖房能力増強方法、蓄熱ユニット装置および該装置を用いたヒートポンプ式空調装置
JP2008202810A (ja) * 2007-02-16 2008-09-04 Denso Corp 冷凍サイクル装置
JP2008232564A (ja) * 2007-03-22 2008-10-02 Daikin Ind Ltd 冷凍装置及び冷凍装置の制御方法
WO2008117530A1 (ja) * 2007-03-26 2008-10-02 Daikin Industries, Ltd. 冷凍装置及び冷凍装置の油戻し方法
JP2008241065A (ja) * 2007-03-26 2008-10-09 Daikin Ind Ltd 冷凍装置及び冷凍装置の油戻し方法
WO2011064813A1 (ja) * 2009-11-25 2011-06-03 三菱電機株式会社 アキュムレータ及び冷凍サイクル装置
JP2011127777A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Mitsubishi Electric Corp ヒートポンプ装置及びヒートポンプ装置の運転方法
JP2011208860A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Hitachi Appliances Inc 空気調和機
JP2012017894A (ja) * 2010-07-07 2012-01-26 Mitsubishi Electric Corp 冷凍サイクル装置、流体判別方法
JP2011021883A (ja) * 2010-11-02 2011-02-03 Mitsubishi Electric Corp 冷凍空調装置
WO2014196045A1 (ja) * 2013-06-06 2014-12-11 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置
JPWO2014196045A1 (ja) * 2013-06-06 2017-02-23 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置、及び、冷凍サイクル装置の運転方法
JP5847366B1 (ja) * 2014-02-18 2016-01-20 三菱電機株式会社 空気調和装置
CN106030219A (zh) * 2014-02-18 2016-10-12 三菱电机株式会社 空气调节装置
WO2015125743A1 (ja) * 2014-02-18 2015-08-27 三菱電機株式会社 空気調和装置
US10208987B2 (en) 2014-02-18 2019-02-19 Mitsubishi Electric Corporation Heat pump with an auxiliary heat exchanger for compressor discharge temperature control
CN107208937A (zh) * 2015-01-23 2017-09-26 三菱电机株式会社 空气调节装置
US10753660B2 (en) 2015-01-23 2020-08-25 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus
JP2016223741A (ja) * 2015-06-03 2016-12-28 東芝キヤリア株式会社 冷凍サイクル装置
JP7225001B2 (ja) 2019-03-29 2023-02-20 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 空気調和機
JP2020165594A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 空気調和機
JP7214533B2 (ja) 2019-03-29 2023-01-30 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 空気調和機
JP2020165593A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 空気調和機
WO2021215167A1 (ja) * 2020-04-20 2021-10-28 株式会社デンソー 冷凍サイクル装置
CN111928547A (zh) * 2020-07-15 2020-11-13 青岛海尔空调电子有限公司 油分离器、回油系统及空调系统
CN111928548A (zh) * 2020-07-15 2020-11-13 青岛海尔空调电子有限公司 气液分离器、回油系统及空调系统
WO2024071213A1 (ja) * 2022-09-30 2024-04-04 ダイキン工業株式会社 冷凍サイクル装置
WO2024071215A1 (ja) * 2022-09-30 2024-04-04 ダイキン工業株式会社 冷凍サイクル装置
WO2024071214A1 (ja) * 2022-09-30 2024-04-04 ダイキン工業株式会社 冷凍サイクル装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3743861B2 (ja) 2006-02-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3743861B2 (ja) 冷凍空調装置
US6986259B2 (en) Refrigerator
US6722156B2 (en) Refrigeration system
KR101096851B1 (ko) 열원유닛 및 냉동장치
JP4989511B2 (ja) 空気調和装置
KR100743344B1 (ko) 공기 조화 장치
AU749518B2 (en) Refrigerating device
EP2211127A1 (en) Heat pump type air conditioner
JP5434460B2 (ja) ヒートポンプ装置
JP2000193327A (ja) 空気調和機および空気調和機の制御方法
JP4100135B2 (ja) 冷凍サイクル装置及び冷凍サイクル装置の制御方法
JP2002277078A (ja) 冷凍サイクル
JP2010223574A (ja) 冷凍装置
JP4905018B2 (ja) 冷凍装置
JP2009109065A (ja) 冷凍装置
CN113959010A (zh) 一拖多制冷制热空调机
JP5783783B2 (ja) 熱源側ユニット及び冷凍サイクル装置
JP3852591B2 (ja) 冷凍サイクル
AU5997599A (en) Two-refrigerant refrigerating device
US20100326125A1 (en) Refrigeration system
JPH11316058A (ja) 空気調和機
JP2003279175A (ja) 冷凍空調装置
JP2007322048A (ja) 冷凍装置
KR100614364B1 (ko) 냉동 장치
JP2008128570A (ja) 冷凍装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050215

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050222

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050420

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050721

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050816

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051003

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051025

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051104

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3743861

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091202

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101202

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111202

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121202

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121202

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131202

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term