JP7225001B2 - 空気調和機 - Google Patents

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Description

本発明は、空気調和機に関するものである。
空気調和機において、圧縮機の能力を負荷に応じて変化させる等の理由から、圧縮機の吐出側の冷媒ガス(ホットガス)の一部を、圧縮機の吸入側へ導く配管(ホットガスバイパス管)を設けることがある(例えば、特許文献1)。
特許文献1には、一端が圧縮機から吐出された高圧の冷媒を凝縮器へ導く室外機高圧ガス管に接続され、他端がアキュムレータの流入側の配管である室外機低圧ガス管に接続されているホットガスバイパス管を備えた空気調和装置が開示されている。この装置では、アキュムレータは、流入した冷媒をガス冷媒と液冷媒とに分離し、ガス冷媒のみを圧縮機に吸入させる。また、この装置では、ホットガスバイパスに、第1電磁弁が備えられており、第1電磁弁を開閉することによってホットガスバイパス管を冷媒が流れる状態あるいは流れない状態とできる。
特開2013-83425号公報
しかしながら、特許文献1に記載の装置では、ホットガスバイパス管が、圧縮機から吐出された高圧の冷媒を凝縮器へ導く室外機高圧ガス管と、アキュムレータの流入側の配管である室外機低圧ガス管とを直接接続している。このような構成では、ホットガスバイパス配管に流入した高温の冷媒は、温度調節されることなくアキュムレータの流入側の配管へ導入され、アキュムレータを介して圧縮機へ吸入される。したがって、ホットガスバイパス配管に流入する冷媒の温度によっては、圧縮機に吸入される冷媒の温度が許容温度よりも高温となり、圧縮機自体が熱により損傷する可能性があった。また、圧縮機に吸入される冷媒の温度が高温となると、圧縮機から吐出される冷媒の温度も高温となる。このため、圧縮機の吐出側の装置(例えば、逆止弁等)が熱により損傷する可能性があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、ホットガスバイパス配管を設けた場合であっても、圧縮機へ導かれる冷媒の温度を所望の温度に調整することができ、圧縮機及び圧縮機の吐出側に設けられた機器の損傷を抑制することができる空気調和機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の空気調和機は以下の手段を採用する。
本発明の第1態様に係る空気調和機は、圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器を接続する配管で冷媒を循環させる空気調和機であって、前記圧縮機へ導かれる冷媒を気液分離するアキュムレータと、長手方向の一端が前記圧縮機と接続し、長手方向の他端が前記アキュムレータと接続し、前記アキュムレータで分離された気相の冷媒を前記圧縮機へ導く吸入配管と、前記アキュムレータから前記圧縮機へ油を導く油戻し配管と、前記凝縮器で凝縮された冷媒を前記膨張弁へ導く冷媒配管と、内部を流通する冷媒の流量を調整する冷却用膨張弁を有し、前記冷媒配管から分岐し、前記冷媒配管を流通する冷媒の一部である冷媒を前記冷媒配管から抽出する分岐配管と、ホットガスバイパス弁を有し、前記圧縮機の吐出側の配管と前記分岐配管とを接続し、前記圧縮機から吐出された冷媒を前記分岐配管へ導く第1ホットガスバイパス配管と、前記分岐配管を流通する冷媒と前記冷媒配管を流通する冷媒とを熱交換し、前記冷媒配管を流通する冷媒を冷却する熱交換器と、前記熱交換器で前記冷媒配管を流通する冷媒を冷却した冷媒を、前記吸入配管へ導く第2ホットガスバイパス配管と、を備え、前記第2ホットガスバイパス配管の下流端は、前記吸入配管のうち、前記吸入配管の前記一端から前記他端までの長さを100%とした場合に前記他端から10%までの領域に接続されている。
上記構成では、ホットガスバイパス弁を有し、圧縮機の吐出側の配管と分岐配管とを接続する第1ホットガスバイパス配管を有している。これにより、ホットガスバイパス弁を制御し、第1ホットガスバイパス配管に冷媒が流通可能な状態とすることで、圧縮機の吐出側配管を流通する冷媒の流量を調整することができる。すなわち、蒸発器へ導かれる冷媒の量を調整することができる。したがって、蒸発器をフロスト(着霜)し難くすることができる。よって、例えば、油戻し配管における油の移動量を確保するために、圧縮機の最低回転数を上昇させた場合であっても、蒸発器をフロストし難くすることができる。また、例えば、蒸発器がフロストした場合に、空気調和機を停止するように設定している場合には、室内機をフロストし難くすることで、空気調和機の停止時間を短縮することができるので、利用者の快適性を向上させることができる。
また、第1ホットガスバイパス配管によって圧縮機から吐出された冷媒を、冷却用膨張弁を有する分岐配管へ導いている。また、第2ホットガスバイパス配管を介して、熱交換器で冷媒配管を流通する冷媒を冷却した冷媒を、吸入配管へ導いている。
上記構成では、第1ホットガスバイパス配管を流通する冷媒は、分岐配管を流通する冷媒と合流する。第1ホットガスバイパス配管を流通する冷媒の温度と、分岐配管を流通する冷媒の温度とは異なっているため、分岐配管を介して合流する冷媒の流量を調整することで、合流後の冷媒(以下、「冷却用冷媒」という。)の温度を調整することができる。冷却用冷媒は、熱交換器及び第2ホットガスバイパス配管を介して、吸入配管へ導入される。よって、冷却用膨張弁によって分岐配管を流通する冷媒の流量を調整することで、吸入配管へ導かれる冷媒の温度を調整することができる。したがって、吸入配管を介して圧縮機へ導かれる冷媒の温度を所望の温度に調整することができる。よって、圧縮機及び圧縮機の吐出側に設けられた機器の損傷を抑制することができる。
また、冷却用膨張弁を利用して、第1ホットガスバイパス配管を流通する冷媒の温度を調整している。これにより、別途第1ホットガスバイパス配管または第2ホットガスバイパス配管を流通する冷媒の温度を調整する構成を有することなく、第1ホットガスバイパス配管を流通する冷媒の温度を調整することができる。したがって、別途第1ホットガスバイパス配管を流通する冷媒の温度を調整する構成と比較して、構成を簡素化することができる。よって、設置コストを低減することができるとともに、信頼性を向上させることができる。
例えば、吸入配管の長手方向の中央領域又は中央領域よりも圧縮機側の領域に第2ホットガスバイパス配管の下流端を接続して、熱交換器で冷媒配管を流通する冷媒を冷却した冷媒を、吸入配管へ戻す構成とした場合には、吸入配管と第2ホットガスバイパス配管との接続位置よりも上流側において、流通する冷媒の流量が減少することで圧力損失が低下する。特に、吸入配管の長手方向の中央領域又は中央領域よりも圧縮機側の領域に第2ホットガスバイパス配管の下流端を接続するような場合には、接続位置よりも上流側の配管長さが長くなるので、より圧力損失が低下する。吸入配管の圧力損失が低下することで、吸入配管と並列して設けられている油配管では、油が好適に圧縮機へ導かれない可能性がある。
上記構成では、第2ホットガスバイパス配管の下流端が、吸入配管のうち、吸入配管の一端から他端までの長さを100%とした場合に他端から10%までの領域に接続されている。すなわち、第2ホットガスバイパス配管の下流端が、アキュムレータの近傍に接続されている。これにより、第2ホットガスバイパス配管から吸入配管へと導入された冷媒が、吸入配管の長手方向の全長の90%以上を流通することとなる。上述のように、吸入配管と第2ホットガスバイパス配管との接続位置よりも上流側において、流通する冷媒の流量が減少することで圧力損失が低下する可能性があるが、上記構成のように、吸入配管の他端(アキュムレータ側の端部)から10%までの領域に接続されている場合には、吸入配管全体の圧力損失に影響が少ないことが、発明者らの試験及び検討の結果から判明した。詳細には、吸入配管全体の圧力損失が油戻し配管における油の移動に影響するほど大幅に低下しないということが判明した。
よって、上記構成では、吸入配管における圧力損失の大幅な低下を抑制することができるので、油戻し配管を介してアキュムレータから圧縮機へと好適に油を導くことができる。
また、第1ホットガスバイパス配管を流通する冷媒よりも、分岐配管を流通する冷媒の温度は低いため、冷却用冷媒の温度は、第1ホットガスバイパス配管を流通する冷媒の温度よりも低くなる。また、熱交換器で熱交換を終えた冷却用冷媒は、気液混合状態となっている。このような気液混合状態の冷媒を吸入配管へ導くことで、圧縮機が吸入する冷媒の温度を低減し、圧縮機から吐出される冷媒の温度が所定の温度よりも高くならないようにすることができる。
また、本発明の第1態様に係る空気調和機は、冷房運転時であって、かつ、前記圧縮機の回転数が所定の回転数以下である場合に、前記ホットガスバイパス弁を開状態としてもよい。
空気調和機が低負荷の場合には、必要な冷媒の循環量が低下しているため、圧縮機の回転数を低減する制御を行う場合がある。このような制御を行っている場合には、圧縮機の回転数が所定の回転数以下である状態では、空気調和機が低負荷となっていると判断することができる。空気調和機が低負荷状態の場合には、蒸発器がフロストし易くなる場合がある。特に、例えば、圧縮機の最低回転数が高く、圧縮機の回転数を低下させても冷媒循環量が十分に低下しないような場合には、冷媒循環量が過多となり、蒸発器がフロストし易くなる。
上記構成では、圧縮機の回転数が所定の回転数以下である場合に、ホットガスバイパス弁を開状態としている。すなわち、蒸発器がフロストし易い状態となると、ホットガスバイパス弁を開状態として、蒸発器へ導かれる冷媒の量を低減させ、蒸発器をフロストし難くしている。したがって、より確実に、蒸発器をフロストし難くすることができる。
また、本発明の第1態様に係る空気調和機は、冷房運転時であって、かつ、前記圧縮機の吸入側の冷媒の圧力が所定の圧力以下である場合に、前記ホットガスバイパス弁を開状態としてもよい。
圧縮機の吸入側の冷媒の圧力が低い状態では、蒸発器での冷媒の蒸発温度が低下するため、蒸発器がフロストし易い。上記構成では、圧縮機の吸入側の冷媒の圧力が所定の圧力以下である場合に、ホットガスバイパス弁を開状態としている。すなわち、蒸発器がフロストし易い状態となると、ホットガスバイパス弁を開状態として、蒸発器へ導かれる冷媒の量を低減させ、蒸発器をフロストし難くしている。したがって、より確実に、蒸発器をフロストし難くすることができる。
また、本発明の第1態様に係る空気調和機は、前記ホットガスバイパス弁を開状態とした場合には、所定時間開状態を維持してもよい。
上記構成では、ホットガスバイパス弁を開状態とした場合には、所定時間開状態を維持する。これにより、ホットガスバイパス弁の開閉の切換の回数を低減させることができる。したがって、ホットガスバイパス弁の製品寿命を長寿命化することができる。
また、本発明の第1態様に係る空気調和機は、前記第2ホットガスバイパス配管には、前記第2ホットガスバイパス配管内を流通する冷媒の温度を計測する温度計測部が設けられていて、前記冷却用膨張弁の開度は、前記温度計測部が計測した温度に基づいて制御してもよい。
上記構成では、冷却用膨張弁の開度を温度計測部が計測した温度に基づいて制御している。このように、第2ホットガスバイパス配管内を流通する冷媒の温度に基づいて、冷却用膨張弁の開度を制御することで、より正確に、アキュムレータを介して圧縮機へ導かれる冷媒の温度を所望の温度に調整することができる。
本発明によれば、ホットガスバイパス配管を設けた場合であっても、圧縮機へ導かれる冷媒の温度を所望の温度に調整することができ、圧縮機及び圧縮機の吐出側に設けられた機器の損傷を抑制することができる。
本発明の実施形態に係るマルチ型空気調和機を示した概略構成図である。 図1のマルチ型空気調和機のブロック図である。 図1のマルチ型空気調和機の制御装置が行う処理を示すフローチャートである。 図1のマルチ型空気調和機の制御装置が行う処理を示すフローチャートである。
以下に、本発明に係る空気調和機の一実施形態について、図1から図4を参照して説明する。
図1には、1台の室外機2に対して複数台の室内機3A,3Bが接続されるマルチ型空気調和機の冷媒回路図が示されている。なお、室外機2は複数台であっても良い。
図1に示すように、マルチ型空気調和機(空気調和機)1は、1台の室外機2に、複数台の室内機3A,3Bが並列に接続されたものである。複数台の室内機3A,3Bは、室外機2に接続されているガス側配管4と液側配管5との間に分岐器6を介して互いに並列に接続されている。なお、以下において、室内機3A,3Bや、室外熱交換器13A,13B等と示される各部は、特に区別しない場合にはA,B等の符号を省略し、例えば、室内機3、室外熱交換器13のように示す。
室外機2は、冷媒を圧縮するインバータ駆動の圧縮機10と、圧縮された冷媒中のミスト状の潤滑油(オイル)を冷媒から分離するオイルセパレータ11と、冷媒の循環方向を切換える四方切換弁12と、冷媒と外気とを熱交換させる2台の室外熱交換器13A,13Bと、各室外熱交換器13と一体的に構成されている過冷却コイル14A,14Bと、暖房用の膨張弁である2つの室外膨張弁15A,15Bと、液冷媒を貯留するレシーバ16と、液冷媒に過冷却を与える過冷却熱交換器(熱交換器)17と、過冷却熱交換器17に分流される冷媒量を制御する過冷却用膨張弁(冷却用膨張弁)18と、圧縮機10に吸入される冷媒ガスから液分を分離し、ガス分のみを圧縮機10側に吸入させるアキュムレータ19と、ガス側操作弁20と、液側操作弁21とを備えている。
また、室外機2は、圧縮機10とオイルセパレータ11とを接続していて圧縮機10で圧縮された冷媒が流通する吐出配管30と、オイルセパレータ11と四方切換弁12とを接続する第1ガス配管31と、四方切換弁12と室外熱交換器13とを接続する第2ガス配管32と、室外熱交換器13とレシーバ16とを接続する第1液配管33と、レシーバ16と過冷却熱交換器17とを接続する第2液配管34と、過冷却熱交換器17と液側操作弁21とを接続する第3液配管35と、を備えている。また、室外機2は、ガス側操作弁20と四方切換弁12とを接続する第3ガス配管36と、四方切換弁12とアキュムレータ19とを接続する第4ガス配管37と、長手方向の一端が圧縮機10と接続し、長手方向の他端がアキュムレータ19と接続する吸入配管38と、を備えている。
また、室外機2は、第2液配管34と途中位置と過冷却熱交換器17とを接続する分岐配管40と、第1ガス配管31の途中位置と分岐配管40の途中位置とを接続する第1ホットガスバイパス配管41と、過冷却熱交換器17と吸入配管38とを接続する第2ホットガスバイパス配管42と、第1液配管33の途中位置と吸入配管38の途中位置とを接続する液バイパス配管43と、を備えている。
また、室外機2は、アキュムレータ19と吸入配管38とを接続していて油が流通する第1油配管(油戻し配管)46と、オイルセパレータ11と圧縮機10とを接続していて油が流通する第2油配管47と、を備えている。
圧縮機10は、大型の圧縮機(例えば、押し退け量85cc~120cc程度)であって、インバータ制御されており、回転数を変化させることができる。詳細には、圧縮機10の下限の回転数は、キャパシティコントロール回路を介さない場合には20rps程度とされ、キャパシティコントロール回路によって一部の冷媒をバイパスする場合にはキャパシティコントロール回路を介さない場合の1.2倍から2倍程度の回転数とされている。キャパシティコントロール回路とは、圧縮機10から吐出された冷媒を吸入側へ戻す回路のことである。圧縮機10の回転数の下限値は、第1油配管46内を油が流通可能な回転数に基づいて決定されている。
圧縮機10の吐出側には、吐出配管30を介してオイルセパレータ11が接続されている。オイルセパレータ11では、圧縮された冷媒から潤滑油が分離される。オイルセパレータ11でミスト状潤滑油が分離された冷媒は、第1ガス配管31を介して、四方切換弁12へと導かれる。第1ガス配管31には、逆止弁31aが設けられており、冷媒が逆流しないようになっている。また、第1ガス配管31には、内部を流通する冷媒の圧力を計測する高圧センサ31bが設けられている。高圧センサ31bは、計測した圧力を制御装置50へ送信する。
オイルセパレータ11で分離された潤滑油は、第2油配管47を介して、圧縮機10へ導かれる。第2油配管47は、途中位置で分岐油配管47Aと分岐油配管47Bとに分岐されている。分岐油配管47A,47Bには、各々、キャピラリ47Aa,47Baが設けられている。また、一方の分岐油配管47Aには、キャピラリ47Aaよりも上流側に電磁弁47Abが設けられている。分岐油配管47A,47Bは、各キャピラリ47Aa,47Baの下流側で1本の第2油配管47となるように合流している。
室外熱交換器13は、室外空気と熱交換するものであり、通過する冷媒の状態に応じて、凝縮器または蒸発器として動作する。第2ガス配管32は、途中位置で室外熱交換器13A,13Bに対応するように分岐している。
各室外熱交換器13A,13Bとレシーバ16とを接続する第1液配管33は、各室外熱交換器13A,13Bに対応するように、途中位置まで2本に分かれている。2本の第1液配管33は、合流地点P1で合流している。合流地点P1と室外熱交換器13との間の第1液配管33には、室外熱交換器13側から順番に、過冷却コイル14及び室外膨張弁15が設けられている。
レシーバ16と過冷却熱交換器17とを接続する第2液配管34の途中位置からは、分岐配管40が分岐している。分岐配管40には、レシーバ16から液側操作弁21へと向かう冷媒が流入する。すなわち、分岐配管40は、レシーバ16から液側操作弁21へと向かう冷媒の一部を抽出している。分岐配管40には、開度を調整することで、内部を流通する冷媒の流量を調整可能であって、かつ、内部を流通する冷媒を等エンタルピー膨張させる過冷却用膨張弁18が設けられている。また、分岐配管40の過冷却用膨張弁18よりも下流側には、後述する第1ホットガスバイパス配管41の下流端が接続されている。
過冷却熱交換器17は、レシーバ16から液側操作弁21へと向かう冷媒と、分岐配管40によって抽出された冷媒と第1ホットガスバイパス配管41からの冷媒とが混合された冷媒(以下、「冷却用冷媒」という。)と、を熱交換する。
四方切換弁12とアキュムレータ19とを接続する第4ガス配管37には、内部を流通する冷媒の圧力を計測する低圧センサ37aが設けられている。低圧センサ37aは、計測した圧力を制御装置50へ送信する。
アキュムレータ19と吸入配管38とを接続する第1油配管46は、アキュムレータ19で分離された液冷媒を潤滑油とともに、吸入配管38へ戻すために設けられている。第1油配管46には、キャピラリ46aが設けられている。キャピラリ46aは、固定絞りとして用いられ、通過する液冷媒及び潤滑油の圧力を減少させる。
第1ホットガスバイパス配管41は、第1ガス配管31のうち逆止弁31aと高圧センサ31bとの間に、上流端が接続されている。また、第1ホットガスバイパス配管41は、分岐配管40のうち過冷却用膨張弁18の下流側に、下流端が接続されている。第1ホットガスバイパス配管41には、開状態と閉状態とを切り換え可能なホットガスバイパス弁41aが設けられている。ホットガスバイパス弁41aは、いわゆる電磁弁である。ホットガスバイパス弁41aのサイズ(すなわち、ホットガスバイパス弁41aを開状態としたときに第1ホットガスバイパス配管41を流通する冷媒の流量)は、第1油配管46において油が好適に移動可能となる吸入配管38の冷媒の流量と、後述する室内熱交換器23がフロスト(着霜)しない冷媒の循環量と、に基づいて決定される。
なお、ホットガスバイパス弁41aは、開度を調整できる流量調整弁であってもよい。また、第1ホットガスバイパス配管41には、キャピラリを設けてもよい。
第2ホットガスバイパス配管42は、過冷却熱交換器17で熱交換を終えた冷却用冷媒を吸入配管38へ導いている。すなわち、第2ホットガスバイパス配管42の下流端は、吸入配管38の途中位置に接続されている。詳細には、第2ホットガスバイパス配管42の下流端は、吸入配管38のうち、アキュムレータ19の近傍に接続されている。近傍とは、第2ホットガスバイパス配管42から冷媒が流入しても、吸入配管38全体の圧力損失に影響が少ない領域のことである。詳細には、吸入配管38全体の圧力損失が第1油配管46における油の移動に影響するほど大幅に低下しない領域のことである。
本実施形態では、第2ホットガスバイパス配管42の下流端は、吸入配管38のうち、吸入配管38の一端(圧縮機10に接続される長手方向の端部)から、他端(アキュムレータ19に接続される長手方向の端部)までの長さを100%とした場合に、他端から10%の位置に接続されている。発明者らの試験及び検討の結果から、吸入配管38の他端から10%までの領域に接続されている場合には、吸入配管38全体の圧力損失に影響が少ないことが判明した。よって、第2ホットガスバイパス配管42の下流端の接続位置は、本実施形態で例示している吸入配管38の他端から10%の位置に限定されず、他端から10%までの領域であれば何れの位置であってもよい。すなわち、第2ホットガスバイパス配管42の下流端の接続位置は、吸入配管38を長手方向に10等分した場合に、最もアキュムレータ19側に位置する吸入配管38であればよい。
第2ホットガスバイパス配管42には、内部を流通する冷媒の温度を計測する第1温度センサ42aが設けられている。第1温度センサ42aは、計測した温度を制御装置50へ送信する。
液バイパス配管43は、第2液配管34のうち、合流地点P1よりも下流側に、上流端が接続されている。液バイパス配管43は、吸入配管38のうち、第2ホットガスバイパス配管42の接続位置よりも下流側に、下流端が接続されている。液バイパス配管43と吸入配管38との接続位置は、吸入配管38の長手方向の略中央であってもよい。液バイパス配管43には、上流側から順番に、電磁弁43a及びキャピラリ43bが設けられている。液バイパス配管43は、凝縮器で凝縮され、第1液配管33を流通する液冷媒を、吸入配管38へ導いている。このように、第1液配管33を流通する液冷媒を、吸入配管38へ導くことで、圧縮機10が吸入する冷媒の温度を低減し、圧縮機10から吐出される冷媒の温度が所定の温度よりも高くならないようにしている。
室内機3A,3Bは、室内空気を冷媒と熱交換させて冷却又は加熱し、室内の空調に供する室内熱交換器23と、冷房用の膨張弁である室内膨張弁24と、室内熱交換器23と室内膨張弁24とを接続する第4液配管39と、を備えている。室内側の分岐ガス側配管4A,4B及び分岐液側配管5A,5Bを介して分岐器6に接続されている。
室内熱交換器23は、室内空気と熱交換するものであり、通過する冷媒の状態に応じて、凝縮器または蒸発器として動作する。室内熱交換器23には、室内熱交換器23内を通過する冷媒の温度を計測する第2温度センサ23aが設けられている。第2温度センサ23aは、計測した温度を制御装置50へ送信する。
室外機2と室内機3とは、ガス側配管4及び液側配管5によって接続されている。ガス側配管4及び液側配管5は、一端が室外機2のガス側操作弁20及び液側操作弁21に接続される冷媒配管であり、現場での据え付け施工時に、室外機2とそれに接続される複数台の室内機3A,3Bとの間の距離に応じて、その配管長が適宜設定されるようになっている。ガス側配管4及び液側配管5の途中には、複数の分岐器6が設けられ、該分岐器6を介して適宜台数の室内機3A,3Bが接続されている。詳細には、ガス側配管4の他端は、室内熱交換器23に接続され、液側配管5の他端は、室内膨張弁24に接続されている。これによって、密閉された1系統の冷凍サイクル7が構成されている。
また、圧縮機10と他の室外機2に設けられた圧縮機10とは、均油配管48によって接続されている。
また、マルチ型空気調和機1は、制御装置50を備えている。制御装置50は、圧力センサ及び温度センサ等による冷媒圧力及び冷媒温度等を取得し、圧縮機10の回転数制御、各膨張弁の開度の制御、四方切換弁12の切替制御、他の各弁の開閉または開度の制御等を行う。
制御装置50は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体等から構成されている。そして、各種機能を実現するための一連の処理は、一例として、プログラムの形式で記憶媒体等に記憶されており、このプログラムをCPUがRAM等に読み出して、情報の加工・演算処理を実行することにより、各種機能が実現される。なお、プログラムは、ROMやその他の記憶媒体に予めインストールしておく形態や、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶された状態で提供される形態、有線又は無線による通信手段を介して配信される形態等が適用されてもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等である。
制御装置50は、図2に示すように、圧縮機回転数制御部51、ホットガスバイパス弁制御部52、過冷却用膨張弁制御部53及び室内膨張弁制御部54を有する。
圧縮機回転数制御部51は、室内機3の負荷に応じて圧縮機10の回転数を変更する。
ホットガスバイパス弁制御部52は、ホットガスバイパス弁41aの開閉を制御する。ホットガスバイパス弁制御部52は、マルチ型空気調和機1が通常に運転している状態では、ホットガスバイパス弁41aを閉状態としており、所定の条件が成立すると、ホットガスバイパス弁41aを開状態とする。ホットガスバイパス弁41aを開状態とする所定の条件等の詳細は後述する。
過冷却用膨張弁制御部53は、過冷却用膨張弁18の開度を制御する。詳細には、過冷却用膨張弁制御部53は、第1温度センサ42aが計測する温度が所定の温度範囲となるように、開度を制御している。所定の温度は、第2ホットガスバイパス配管42から圧縮機10へ導入された冷媒が圧縮機10で圧縮された際に、当該冷媒の温度が圧縮機10及び圧縮機10の吐出側に設けられた機器(逆止弁31a等)が損傷しない温度以下であって、かつ、圧縮機10へ液バックしない温度以上となるように決定される。
室内膨張弁制御部54は、室内膨張弁24の開度を制御する。詳細には、室内熱交換器23を流通する冷媒の温度が所定の温度以下となった場合には、室内熱交換器23がフロストする可能性があると判断し、室内膨張弁24を閉状態とする。
次に、上記のマルチ型空気調和機1の冷房運転時の冷媒の流れについて説明する。
圧縮機10で圧縮され、吐出された高温高圧の冷媒ガスは、吐出配管30を介してオイルセパレータ11に導かれる。オイルセパレータ11では、冷媒から潤滑油が分離される。潤滑油が分離された冷媒は、第1ガス配管31を介して四方切換弁12へ導かれ、四方切換弁12により第2ガス配管32を介して室外熱交換器13側に循環される。一方、冷媒から分離された潤滑油は、第2油配管47を介して圧縮機10へ導入される。
また、第1ホットガスバイパス配管41に設けられたホットガスバイパス弁41aが開状態の場合には、第1ガス配管31を流通する冷媒の一部が第1ホットガスバイパス配管41へ流入する。第1ホットガスバイパス配管41に流入した冷媒は、後述する分岐配管40へ導かれる。
室外熱交換器13側に循環された冷媒は、室外熱交換器13で外気と熱交換されて凝縮液化される。この液冷媒は、過冷却コイル14で更に冷却された後、室外膨張弁15を通過し、第1液配管33を介して、レシーバ16へ導かれる。レシーバ16へ導かれた冷媒は、レシーバ16内にいったん貯留される。
液バイパス配管43に設けられた電磁弁43aが開状態の場合には、第1液配管33を流通する冷媒の一部が液バイパス配管43へ流入する。液バイパスに流入した冷媒は、キャピラリ43bで減圧され、後述する吸入配管38へ導かれる。
レシーバ16で循環量が調整された液冷媒は、第2液配管34、第3液配管35を介し、液側配管5へ導かれる。この過程で、過冷却熱交換器17で熱交換されて過冷却度が付与される。過冷却熱交換器17で過冷却度が付与された液冷媒は、液側操作弁21を経て室外機2から液側配管5へと導かれ、分岐器6を介して各室内機3A,3Bへと分流される。
一方、第2液配管34では、過冷却用膨張弁18の開度に応じて、液冷媒の一部が分岐配管40へ流入する。分岐配管40へ流入した液冷媒は、過冷却用膨張弁18で断熱膨張される。断熱膨張された液冷媒は、第1ホットガスバイパス配管41を介して導入される冷媒と合流する。第1ホットガスバイパス配管41からの冷媒と合流した冷媒(以下、「冷却用冷媒」という。)は、過冷却熱交換器17で、液側配管5へ導かれる冷媒と熱交換し、液側配管5へ導かれる冷媒に過冷却度を付与する。過冷却熱交換器17で熱交換を終えた冷却用冷媒は、第2ホットガスバイパス配管42を介して、吸入配管38へ導かれる。
室内機3に流入した液冷媒は、室内膨張弁24で断熱膨張される。断熱膨張された冷媒は、第4液配管39を介して室内熱交換器23に流入される。室内熱交換器23では、室内空気と冷媒とが熱交換され、室内空気は冷却されて室内の冷房に供される。一方、冷媒はガス化され、ガス側配管4を介して室外機2へ導かれる。ガス側配管4の途中位置には、分岐器6が設けられており、分岐器6で他の室内機からの冷媒ガスと合流する。
再び室外機2に戻った冷媒ガスは、ガス側操作弁20、第3ガス配管36、四方切換弁12を経て、第4ガス配管37へ流入する。第4ガス配管37を流通する冷媒は、過冷却熱交換器17からの冷媒ガスと合流した後、アキュムレータ19に導入される。アキュムレータ19では、冷媒ガス中に含まれている液分が分離される。分離されたガス分のみが、吸入配管38を介して圧縮機10に吸入される。このとき、吸入配管38を流通する冷媒は、液バイパス配管43からの冷媒と合流する。圧縮機10に吸入された冷媒は、圧縮機10において再び圧縮され、以上のサイクルを繰り返すことによって冷房運転が行われる。アキュムレータ19で分離された液冷媒は、アキュムレータ19の底部に貯留され、潤滑油とともに第1油配管46を介して吸入配管38へと導かれる。
次に、上記のマルチ型空気調和機1の暖房運転時の冷媒の流れについて説明する。
圧縮機10で圧縮され、吐出された高温高圧の冷媒ガスは、吐出配管30を介してオイルセパレータ11に導かれる。オイルセパレータ11では、冷媒から潤滑油が分離される。潤滑油が分離された冷媒は、第1ガス配管31を介して四方切換弁12へ導かれる。四方切換弁12に導かれた冷媒は、四方切換弁12により、ガス側操作弁20及び第3ガス配管36を介して、ガス側配管4へ導かれる。ガス側配管4へ導かれた冷媒は、分岐器6を介して、各室内機3A,3Bへと分流される。
室内機3に導入された高温高圧の冷媒ガスは、室内熱交換器23で室内空気と熱交換され、これにより加熱された室内空気は室内に吹出されて暖房に供される。一方、室内熱交換器23で凝縮液化された冷媒は、第4液配管39及び室内膨張弁24を介して液側配管5に導入される。液側配管5に導入された冷媒は、室外機2へも導かれる。液側配管5の途中位置には、分岐器6が設けられており、分岐器6で他の室内機3からの冷媒と合流する。
室外機2に戻った冷媒は、液側操作弁21、第3液配管35及び第2液配管34を経て、レシーバ16へ導かれる。この過程で、過冷却熱交換器17で熱交換されて過冷却度が付与される。過冷却熱交換器17で過冷却度が付与された液冷媒は、レシーバ16内にいったん貯留され、循環量が調整される。
一方、第2液配管34では、過冷却用膨張弁18の開度に応じて、液冷媒の一部が分岐配管40へ流入する。分岐配管40へ流入した液冷媒は、過冷却用膨張弁18で断熱膨張される。断熱膨張された冷媒は、過冷却熱交換器17で、レシーバ16へ導かれる冷媒と熱交換し、レシーバ16へ導かれる冷媒に過冷却度を付与する。過冷却熱交換器17で過冷却度を付与した冷媒は、第2ホットガスバイパス配管42を介して、吸入配管38へ導かれる。
レシーバ16で循環量が調整された冷媒は、第1液配管33を介し、室外膨張弁15に供給されて断熱膨張された後、過冷却コイル14を経て室外熱交換器13に流入される。室外熱交換器13では、外気と冷媒とが熱交換され、冷媒は外気から吸熱して蒸発ガス化される。
液バイパス配管43に設けられた電磁弁43aが開状態の場合には、第1液配管33を流通する液冷媒の一部が液バイパス配管43へ流入する。液バイパスに流入した冷媒は、キャピラリ43bで減圧され、後述する吸入配管38へ導かれる。
室外熱交換器13でガス化した冷媒は、第2ガス配管32を介して、四方切換弁12へ導かれる。四方切換弁12によって、第4ガス配管37へ流入した冷媒は、過冷却熱交換器17からの冷媒ガスと合流された後、アキュムレータ19へ導入される。アキュムレータ19では、冷媒ガス中に含まれている液分が分離される。分離されたガス分のみが、吸入配管38を介して圧縮機10に吸入される。このとき、吸入配管38を流通する冷媒は、液バイパス配管43からの冷媒と合流する。圧縮機10に吸入された冷媒は、圧縮機10において再び圧縮され、以上のサイクルを繰り返すことによって暖房運転が行われる。アキュムレータ19で分離された液冷媒は、アキュムレータ19の底部に貯留され、潤滑油とともに第1油配管46を介して吸入配管38へと導かれる。
次に、制御装置50が行うホットガスバイパス弁41aを開状態とする処理(ホットガスバイパス運転モードをONにする処理)について、図3を用いて説明する。
本処理が開始される際には、ホットガスバイパス弁41aは閉状態とされている。本処理が開始されると、まず、制御装置50は、マルチ型空気調和機1が冷房運転しているか否かを判断する(S1)。冷房運転をしていると判断した場合には、S2に進む。一方、マルチ型空気調和機1が冷房運転していないと判断した場合には、S7へ進みホットガスバイパス弁41aの閉状態を維持し、本処理を終了する。
S2では、マルチ型空気調和機1が油戻し制御を行っているか否かを判断する。油戻し制御とは、冷凍サイクル7に流出し、室内機3に滞留している潤滑油を、アキュムレータ19を介して圧縮機10へ戻す制御のことである。油戻し制御を行っていないと判断した場合には、S3に進む。一方、油戻し制御を行っていると判断した場合には、S7へ進みホットガスバイパス弁41aの閉状態を維持し、本処理を終了する。
S3では、マルチ型空気調和機1が発停時ポンプダウン制御を行っているか否かを判断する。発停時ポンプダウン制御を行っていないと判断した場合には、S4に進む。一方、発停時ポンプダウン制御を行っていると判断した場合には、S7へ進みホットガスバイパス弁41aの閉状態を維持し、本処理を終了する。
S4では、圧縮機10の回転数が所定の閾値A1以下であるか否かを判断する。回転数が所定の閾値A1以下であると判断すると、S5に進む。一方、回転数が所定の閾値A1以下ではないと判断した場合には、S7へ進みホットガスバイパス弁41aの閉状態を維持し、本処理を終了する。閾値A1は、例えば、25rpsとされている。
S5では、低圧センサ37aの計測する圧力に基づいて、第4ガス配管37を流通する冷媒の圧力が所定の閾値B1以下であるか否かを判断する。圧力が所定の閾値B1以下であると判断すると、S6へ進む。S6では、ホットガスバイパス弁41aを開状態とする。ホットガスバイパス弁41aを開状態とすると、本処理を終了する。一方、圧力が所定の閾値B1以下ではないと判断した場合には、S7へ進みホットガスバイパス弁41aの閉状態を維持し、本処理を終了する。
次に、制御装置50が行うホットガスバイパス弁41aを開状態から閉状態とする処理(ホットガスバイパス運転モードをOFFにする処理)について、図4を用いて説明する。
本処理が開始されると、まず、制御装置50は、マルチ型空気調和機1が冷房運転しているか否かを判断する(S11)。冷房運転をしていると判断した場合には、S12に進む。一方、マルチ型空気調和機1が冷房運転していないと判断した場合には、S17へ進みホットガスバイパス弁41aの閉状態とし、本処理を終了する。
S12では、マルチ型空気調和機1が均油制御を行っているか否かを判断する。均油制御とは、均油配管48を介して、他の室外機2と潤滑油の受け渡しを行う制御である。均油制御を行っていないと判断した場合には、S13に進む。一方、均油制御を行っていると判断した場合には、S17へ進みホットガスバイパス弁41aの閉状態とし、本処理を終了する。
S13では、ホットガスバイパス弁41aを開状態としてから5分以上経過している否かを判断する。5分以上経過していると判断した場合には、S15へ進む。一方、5分以上経過していないと判断した場合には、S14へ進み、ホットガスバイパス弁41aの開状態を維持し、本処理を終了する。
S15では、圧縮機10の回転数が所定の閾値A2以上であるか否かを判断する。回転数が所定の閾値A2以上であると判断すると、S17へ進みホットガスバイパス弁41aの閉状態とし、本処理を終了する。一方、回転数が所定の閾値A2以上ではないと判断した場合には、S16へ進む。閾値A2は、例えば、21rpsとされている。閾値A2が閾値A1よりも低い値とされているのは、回転数が閾値A1付近を上下した際にホットガスバイパス弁41aの開状態と閉状態とが頻繁に繰り返されることを防止するために、ヒステリシスを持たせているためである。
S16では、低圧センサ37aの計測する圧力に基づいて、第4ガス配管37を流通する冷媒の圧力が所定の閾値B2以上であるか否かを判断する。圧力が所定の閾値B2以上であると判断すると、S17へ進みホットガスバイパス弁41aの閉状態とし、本処理を終了する。一方、圧力が所定の閾値B2以上ではないと判断した場合には、S14へ進み、ホットガスバイパス弁41aの開状態を維持し、本処理を終了する。閾値B2は、閾値B1よりも0.1MPa低い値に設定されている。閾値B2が閾値B1よりも低い値とされているのは、圧力が閾値B1付近を上下した際にホットガスバイパス弁41aの開状態と閉状態とが頻繁に繰り返されることを防止するために、ヒステリシスを持たせているためである。
本実施形態によれば、以下の作用効果を奏する。
一般に、吸入配管の圧力損失が大きいと、圧縮機が冷媒を吸入する圧力(圧縮機吸入圧力)が低下し、冷媒密度が低下するため、同一の圧縮機の回転数において、能力が低下する。圧縮機の能力の低下を抑制するために、吸入配管の管径を拡大し、吸入配管の圧力損失を低下させることが考えられる。
しかしながら、吸入配管の圧力損失を低下させると、吸入配管と並列的に設けられている第1油配管において、アキュムレータから圧縮機へと油が移動し難くなる。特に圧縮機の回転数が低回転数の場合に、顕著である。その対策として、圧縮機の下限の回転数を高く設定することで、第1油配管における油の移動を確保することが考えられる。
しかしながら、圧縮機の下限回転数を高くすると、圧縮機の最小能力が上昇するので、冷房運転における低負荷運転(例えば、室内機が1台しか稼働していない状態での運転等)において、室内熱交換器での低圧が低下し、蒸発温度が低下する。このため、室内熱交換器がフロスト(着霜)してしまう可能性がある。室内熱交換器がフロストした場合(もしくは、そのおそれがある場合)には、室内機を停止させる(室内膨張弁を閉状態とする)アンチフロスト制御を行う。このため、圧縮機の下限回転数を高くすると、頻繁にアンチフロスト制御を行うこととなる可能性があった。頻繁にアンチフロスト制御を行うと、室内機の発停が頻繁に繰り返され、冷房能力が低下し、利用者の快適性が低下する可能性があった。
本実施形態では、ホットガスバイパス弁41aを有し、圧縮機10の吐出側の配管と分岐配管40とを接続する第1ホットガスバイパス配管41を有している。これにより、ホットガスバイパス弁41aを制御し、第1ホットガスバイパス配管41に冷媒が流通可能な状態とすることで、圧縮機10の吐出側の配管(吐出配管30等)を流通する冷媒の流量を調整することができる。すなわち、蒸発器(冷房運転時における室内熱交換器23)へ導かれる冷媒の量を調整することができる。したがって、蒸発器をフロストし難くすることができる。
よって、吸入配管38の圧力損失を低減させ、かつ、第1油配管46において油の移動量を確保するために、圧縮機10の最低回転数を上昇させた場合であっても、室内機3に設けられた蒸発器をフロストし難くすることができる。また、室内機3をフロストし難くすることで、アンチフロスト制御を行う頻度が低減するので、室内機3の停止時間を短縮することができる。よって、冷房能力の低下を抑制し、利用者の快適性を向上させることができる。
また、第1ホットガスバイパス配管41によって圧縮機10から吐出された冷媒を、過冷却用膨張弁18を有する分岐配管40へ導いている。また、第2ホットガスバイパス配管42を介して、熱交換器を終えた冷却用冷媒を、吸入配管38へ導いている。
第1ホットガスバイパス配管41を流通する冷媒は、分岐配管40を流通する冷媒と合流する。第1ホットガスバイパス配管41を流通する冷媒の温度と、分岐配管40を流通する冷媒の温度とは異なっているため、分岐配管40を介して合流する冷媒の流量を調整することで、合流後の冷却用冷媒の温度を調整することができる。冷却用冷媒は、過冷却熱交換器17及び第2ホットガスバイパス配管42を介して、吸入配管38へ導入される。よって、過冷却用膨張弁18によって分岐配管40を流通する冷媒の流量を調整することで、吸入配管38へ導かれる冷媒の温度を調整することができる。したがって、吸入配管38を介して圧縮機10へ導かれる冷媒の温度を所望の温度に調整することができる。よって、圧縮機10及び圧縮機10の吐出側に設けられた機器の損傷を抑制することができる。
また、過冷却用膨張弁18を利用して、第1ホットガスバイパス配管41を流通する冷媒の温度を調整している。これにより、別途、第1ホットガスバイパス配管41または第2ホットガスバイパス配管42を流通する冷媒の温度を調整する構成を有することなく、第1ホットガスバイパス配管41を流通する冷媒の温度を調整することができる。したがって、別途第1ホットガスバイパス配管41を流通する冷媒の温度を調整する構成と比較して、構成を簡素化することができる。よって、設置コストを低減することができるとともに、信頼性を向上させることができる。
例えば、吸入配管38の長手方向の中央領域又は中央領域よりも圧縮機側の領域に第2ホットガスバイパス配管42の下流端を接続して、冷却用冷媒を吸入配管38へ戻す構成とした場合には、吸入配管38と第2ホットガスバイパス配管42との接続位置よりも上流側において、流通する冷媒の流量が減少することで圧力損失が低下する。特に、吸入配管38の長手方向の中央領域又は中央領域よりも圧縮機10側の領域に第2ホットガスバイパス配管42の下流端を接続するような場合には、接続位置よりも上流側の配管長さが長くなるので、より圧力損失が低下する。吸入配管38の圧力損失が低下することで、吸入配管38と並列して設けられている第1油配管46では、油を圧縮機10へ好適に導くことができない可能性がある。
本実施形態では、第2ホットガスバイパス配管42の下流端が、吸入配管38のうち、吸入配管38の一端から他端までの長さを100%とした場合に他端から10%の位置に接続されている。すなわち、第2ホットガスバイパス配管42の下流端が、アキュムレータ19の近傍に接続されている。これにより、第2ホットガスバイパス配管42から吸入配管38へと導入された冷媒が、吸入配管38の長手方向の全長の90%以上を流通することとなる。吸入配管38と第2ホットガスバイパス配管42との接続位置よりも上流側において、流通する冷媒の流量が減少することで圧力損失が低下する可能性があるが、本実施形態のように、吸入配管38の他端(アキュムレータ19側の端部)から10%までの領域に接続されている場合には、吸入配管38全体の圧力損失に影響が少ないことが、発明者らの試験及び検討の結果から判明した。詳細には、吸入配管38全体の圧力損失が第1油配管46における油の移動に影響するほど大幅に低下しないということが判明した。
よって、本実施形態では、吸入配管38における圧力損失の大幅な低下を抑制することができるので、第1油配管46を介してアキュムレータ19から圧縮機10へと好適に油を導くことができる。
また、第1ホットガスバイパス配管41を流通する冷媒よりも、分岐配管40を流通する冷媒の温度は低いため、冷却用冷媒の温度は、第1ホットガスバイパス配管41を流通する冷媒の温度よりも低くなる。また、過冷却熱交換器17で熱交換を終えた冷却用冷媒は、気液混合状態となっている。このような気液混合状態の冷媒を吸入配管38へ導くことで、圧縮機10が吸入する冷媒の温度を低減し、圧縮機10から吐出される冷媒の温度が所定の温度よりも高くならないようにすることができる。
本実施形態では、圧縮機10の下限の回転数が、キャパシティコントロール回路を介さない場合には20rps程度とされ、キャパシティコントロール回路によって一部の冷媒をバイパスする場合にはキャパシティコントロール回路を介さない場合の1.2倍から2倍程度の回転数とされている。このように、圧縮機10の下限回転数を通常の圧縮機10の回転数よりも増大させることで、圧縮機10の油を吸入する能力が向上する。すなわち、油配管を介して圧縮機10が油を吸入し易くなる。したがって、例えば、吸入配管38の圧力損失を低下させた場合であっても、油配管を介してアキュムレータ19から圧縮機10へと好適に油を導くことができる。
また、圧縮機10の下限回転数を上げたとしても、上述のように、ホットガスバイパス弁41aを調整することで、蒸発器へ導かれる冷媒の量を調整し、蒸発器をフロストし難くすることができる。
圧縮機10の吸入側の冷媒の圧力が低い状態では、蒸発器での冷媒の蒸発温度が低下するため、蒸発器がフロストし易い。本実施形態では、圧縮機10の吸入側の冷媒の圧力が所定の圧力以下である場合に、ホットガスバイパス弁41aを開状態としている。すなわち、蒸発器がフロストし易い状態となると、ホットガスバイパス弁41aを開状態として、蒸発器へ導かれる冷媒の量を低減させ、蒸発器をフロストし難くしている。したがって、より確実に、蒸発器をフロストし難くすることができる。
本実施形態では、ホットガスバイパス弁41aを開状態とした場合には、所定時間(本実施形態では、一例として5分間)開状態を維持する。これにより、ホットガスバイパス弁41aの開閉の切換の回数を低減させることができる。したがって、ホットガスバイパス弁41aの製品寿命を長寿命化することができる。
本実施形態では、冷却用膨張弁の開度を温度計測部が計測した温度に基づいて制御している。このように、第2ホットガスバイパス配管42内を流通する冷媒の温度に基づいて、冷却用膨張弁の開度を制御することで、より正確に、アキュムレータ19を介して圧縮機10へ導かれる冷媒の温度を所望の温度に調整することができる。
なお、本発明は、上記実施形態にかかる発明に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、適宜変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、低圧センサ37aが計測した圧力に基づいて、ホットガスバイパス弁41aを制御する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、低圧センサ37aが計測した圧力の代わりに、室内熱交換器23内を通過する冷媒の温度を計測する第2温度センサ23aが計測した温度に基づいて、ホットガスバイパス弁41aを制御してもよい。
また、例えば、液バイパス配管43を設けなくてもよい。すなわち、上記実施形態では、液バイパス配管43及び第2ホットガスバイパス配管42によって、凝縮器から膨張弁へ向かう冷媒の一部を吸入配管38へ導いている(液バイパスしている)が、第2ホットガスバイパス配管42のみによって液バイパスを行ってもよい。
液バイパス配管43と、第2ホットガスバイパス配管42を併存させる必要がある場合として、例えば、第2ホットガスバイパス配管42からの冷媒のみでは液バイパス量が不足する場合が挙げられる。第2ホットガスバイパス配管42の流量は、過冷却用膨張弁18の開度によって決まるが、過冷却用膨張弁18の開度範囲が過冷却熱交換器17を流れる流量の範囲で決められている場合がある。一方、必要液バイパス量は、マルチ型空気調和機1の機種や運転条件(温度条件,室内機運転台数,運転台数変化等)により決まる。よって、過冷却用膨張弁18の開度を最大としても、液バイパス量が不足する場合がある。このような場合には、第2ホットガスバイパス配管42とともに、液バイパス配管43を設けることで、液バイパス量を十分に確保することができる。
一方、第2ホットガスバイパス配管42のみで、必要な液バイパス量を十分に確保することができる場合には、液バイパス配管43を設けないことで、マルチ型空気調和機1の構成を簡素化することができる。
1 :マルチ型空気調和機
2 :室外機
3 :室内機
3A :室内機
3B :室内機
4 :ガス側配管
4A :分岐ガス側配管
4B :分岐ガス側配管
5 :液側配管
5A :分岐液側配管
5B :分岐液側配管
6 :分岐器
7 :冷凍サイクル
10 :圧縮機
11 :オイルセパレータ
12 :四方切換弁
13 :室外熱交換器
13A :室外熱交換器
13B :室外熱交換器
14 :過冷却コイル
14A :過冷却コイル
14B :過冷却コイル
15 :室外膨張弁
15A :室外膨張弁
15B :室外膨張弁
16 :レシーバ
17 :過冷却熱交換器
18 :過冷却用膨張弁
19 :アキュムレータ
20 :ガス側操作弁
21 :液側操作弁
23 :室内熱交換器
23a :第2温度センサ
24 :室内膨張弁
30 :吐出配管
31 :第1ガス配管
31a :逆止弁
31b :高圧センサ
32 :第2ガス配管
33 :第1液配管
34 :第2液配管
35 :第3液配管
36 :第3ガス配管
37 :第4ガス配管
37a :低圧センサ
38 :吸入配管
39 :第4液配管
40 :分岐配管
41 :第1ホットガスバイパス配管
41a :ホットガスバイパス弁
42 :第2ホットガスバイパス配管
42a :第1温度センサ
43 :液バイパス配管
43a :電磁弁
43b :キャピラリ
46 :第1油配管
46a :キャピラリ
47 :第2油配管
47A :分岐油配管
47Aa :キャピラリ
47Ab :電磁弁
47B :分岐油配管
47Ba :キャピラリ
48 :均油配管
50 :制御装置
51 :圧縮機回転数制御部
52 :ホットガスバイパス弁制御部
53 :過冷却用膨張弁制御部
54 :室内膨張弁制御部

Claims (5)

  1. 圧縮機、凝縮器、膨張弁及び蒸発器を接続する配管で冷媒を循環させる空気調和機であって、
    前記圧縮機へ導かれる冷媒を気液分離するアキュムレータと、
    長手方向の一端が前記圧縮機と接続し、長手方向の他端が前記アキュムレータと接続し、前記アキュムレータで分離された気相の冷媒を前記圧縮機へ導く吸入配管と、
    前記アキュムレータから前記圧縮機へ油を導く油戻し配管と、
    前記凝縮器で凝縮された冷媒を前記膨張弁へ導く冷媒配管と、
    内部を流通する冷媒の流量を調整する冷却用膨張弁を有し、前記冷媒配管から分岐し、前記冷媒配管を流通する冷媒の一部である冷媒を前記冷媒配管から抽出する分岐配管と、
    ホットガスバイパス弁を有し、前記圧縮機の吐出側の配管と前記分岐配管の前記冷却用膨張弁よりも下流側の部分とを接続し、前記圧縮機から吐出された冷媒を前記分岐配管へ導く第1ホットガスバイパス配管と、
    前記分岐配管を流通する冷媒と前記冷媒配管を流通する冷媒とを熱交換し、前記冷媒配管を流通する冷媒を冷却する熱交換器と、
    前記熱交換器で前記冷媒配管を流通する冷媒を冷却した冷媒を、前記吸入配管へ導く第2ホットガスバイパス配管と、を備え、
    前記第2ホットガスバイパス配管の下流端は、前記吸入配管のうち、前記吸入配管の前記一端から前記他端までの長さを100%とした場合に前記他端から10%までの領域に接続されている空気調和機。
  2. 冷房運転時であって、かつ、前記圧縮機の回転数が所定の回転数以下である場合に、前記ホットガスバイパス弁を開状態とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 冷房運転時であって、かつ、前記圧縮機の吸入側の冷媒の圧力が所定の圧力以下である場合に、前記ホットガスバイパス弁を開状態とする請求項1または請求項2に記載の空気調和機。
  4. 前記ホットガスバイパス弁を開状態とした場合には、所定時間開状態を維持する請求項2または請求項3に記載の空気調和機。
  5. 前記第2ホットガスバイパス配管には、前記第2ホットガスバイパス配管内を流通する冷媒の温度を計測する温度計測部が設けられていて、
    前記冷却用膨張弁の開度は、前記温度計測部が計測した温度に基づいて制御されている請求項1から請求項4のいずれかに記載の空気調和機。
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