JP2015068571A - 冷凍装置 - Google Patents

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東 近藤
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武夫 植野
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Abstract

【課題】四路切換弁を有する冷凍装置において、逆サイクルのデフロスト運転時に圧縮機の潤滑不良が生じるのを防止できるようにする。
【解決手段】四路切換弁18と圧縮機13a、13b、13cの吸入側の間の第1接続点P1と、四路切換弁18と利用側熱交換器22,32,42の間の第2接続点P2とにバイパス通路85を接続し、このバイパス通路85に、第1接続点P1から第2接続点P2へ向かう冷媒流れを許容し、逆方向への冷媒流れを禁止する逆止弁CV8を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷凍装置に関し、特に、逆サイクルのデフロスト運転時に圧縮機の潤滑不良が生じるのを防止する技術に関するものである。
従来、圧縮機と熱源側熱交換器と膨張機構と利用側熱交換器と四路切換弁とを備えた冷媒回路で冷凍サイクル動作を行う冷凍装置が知られている(例えば、特許文献1の図2参照)。冷凍装置(広義の冷凍装置)には、庫内を冷却する狭義の冷凍装置や、室内を空調する空気調和装置が含まれる。
特許文献1に記載されているのは空気調和装置であり、この空気調和装置では、圧縮機の吐出側が四路切換弁の第1ポートに接続され、圧縮機の吸入側が四路切換弁の第2ポートに接続されている。また、熱源側熱交換器のガス側端が四路切換弁の第3ポートに接続され、利用側熱交換器のガス側端が四路切換弁の第4ポートに接続されている。熱源側熱交換器の液側端と利用側熱交換器の液側端は、膨張機構を介して互いに接続されている。
上記四路切換弁は、第1ポートと第3ポートが連通して第2ポートと第4ポートが連通する冷房運転時の第1位置と、第1ポートと第4ポートが連通して第2ポートと第3ポートが連通する暖房運転時の第2位置とに切り換え可能に構成されている。
上記冷媒回路には、膨張機構をバイパスするバイパス回路が設けられている。そして、この空気調和装置では、圧縮機、四路切換弁、熱源側熱交換器、膨張機構、利用側熱交換器及び四路切換弁の順に冷媒が流れる冷房運転と、圧縮機、四路切換弁、利用側熱交換器、膨張機構、熱源側熱交換器及び四路切換弁の順に冷媒が流れる暖房運転と、冷房運転時と同じ向きの冷媒流れでバイパス回路を利用する逆サイクルのデフロスト運転を行うことができるようになっている。
特開昭59−049456号公報
ところが、上記空気調和装置におけるデフロスト運転の開始前には、着霜している熱源側熱交換器の圧力が低く、利用側熱交換器の圧力が高い暖房サイクルが行われているため、特に外気温度が低い状態で逆サイクルのデフロスト運転にしたときには、熱源側熱交換器の圧力が上がりにくく、利用側熱交換器の圧力が下がりにくい問題を生じることがある。
また、庫内を冷却する狭義の冷凍装置においても、庫内の冷凍や冷蔵を行う冷却運転中に庫内熱交換器(利用側熱交換器)に着霜したときに行うデフロスト運転時には、庫内熱交換器の温度が低くなっているために、逆サイクルに切り換えても庫内熱交換器の圧力が上がりにくく、熱源側熱交換器の圧力が下がりにくい問題を生じることがある。
このような状況では、逆サイクルのデフロスト運転が、高低差圧の小さな状態で開始されることになり、デフロスト運転中に圧縮機の内部でも高低差圧がつきにくくなる。その結果、圧縮機が、該圧縮機の内部に溜まる冷凍機油(潤滑油)を吸入側と吐出側の高低差圧により潤滑部に供給する給油構造を採用している場合に、冷凍機油が圧縮機構部や軸受部の摺動箇所(潤滑部)に供給されにくくなり、圧縮機の内部で潤滑不良が生じるおそれがあった。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、冷凍装置において、逆サイクルのデフロスト運転時に、圧縮機の潤滑不良が生じるのを防止できるようにすることである。
第1の発明は、圧縮機(13a,13b,13c)と熱源側熱交換器(12)と膨張機構(23,33,43)と利用側熱交換器(22,32,42)と四路切換弁(18)とを備えて冷凍サイクル動作を行う冷媒回路(2)を有し、上記圧縮機(13a,13b,13c)の吐出側が四路切換弁(18)の第1ポートに接続され、上記圧縮機(13a,13b,13c)の吸入側が四路切換弁(18)の第2ポートに接続され、上記熱源側熱交換器(12)のガス側端が四路切換弁(18)の第3ポートに接続され、上記利用側熱交換器(22,32,42)のガス側端が四路切換弁(18)の第4ポートに接続され、上記熱源側熱交換器(12)の液側端が膨張機構(23,33,43)を介して利用側熱交換器(22,32,42)の液側端に接続され、上記四路切換弁(18)が、第1ポートと第3ポートが連通して第2ポートと第4ポートが連通する第1位置と、第1ポートと第4ポートが連通して第2ポートと第3ポートが連通する第2位置とに切り換え可能に構成され、上記圧縮機(13a,13b,13c)が、該圧縮機(13a,13b,13c)の内部に溜まる冷凍機油を吸入側と吐出側の間の高低差圧により潤滑部に供給する給油構造を有する冷凍装置を前提としている。この冷凍装置は広義の冷凍装置である。
そして、この冷凍装置は、上記四路切換弁(18)の第2ポートと圧縮機(13a,13b,13c)の吸入ポートの間の第1接続点(P1)と、上記四路切換弁(18)の第4ポートと利用側熱交換器(22,32,42)のガス側端の間の第2接続点(P2)とに接続されたバイパス通路(85)を備え、上記バイパス通路(85)に、上記第1接続点(P1)及び第2接続点(P2)の一方から他方へ向かう冷媒流れを許容し、逆方向への冷媒流れを禁止する逆止弁(CV8)が設けられていることを特徴としている。
上記第1の発明では、空気調和装置で差圧が大きくなる暖房運転時に室外熱交換器に着霜したり、狭義の冷凍装置で高低差圧が大きくなる冷却運転中に利用側熱交換器(22,32,42)に着霜したりしてデフロスト運転が開始されると、四路切換弁(18)をデフロスト運転を行う位置へ切り換えて、一旦、高低差圧をほぼゼロの状態にする。その後、四路切換弁(18)の切り換えが完了するまでの間は、圧縮機(13a,13b,13c)が冷媒を吸入しようとするのに対して四路切換弁(18)が切り換え途中であって実際には冷媒が吸入されず、低圧圧力が低下して差圧がついていく。
四路切換弁(18)の切り換えが終了すると圧縮機(13a,13b,13c)を停止し、膨張機構(23,33,43)を閉じた状態にする。このようにすると、冷媒が高低差圧によりバイパス通路(85)を通って、狭義の冷凍装置の熱源側熱交換器(12)から利用側熱交換器(22,32,42)へ、または空気調和装置の利用側熱交換器(22,32,42)から熱源側熱交換器(12)へ流れるバイパス動作が行われる。
上記バイパス動作が行われることにより、熱源側熱交換器(12)の圧力と利用側熱交換器(22,32,42)の圧力が均圧される。このバイパス動作では、熱源側熱交換器(12)及び利用側熱交換器(22,32,42)の一方の高温の冷媒がバイパス通路(85)を通って他方の熱交換器(22,32,42)(12)へ流れ込むので、その熱交換器(22,32,43)(12)の伝熱管に付着した霜がゆっくりと溶けていく。
第2の発明は、第1の発明において、上記利用側熱交換器(22,32,42)が冷却対象の庫内を冷却する熱交換器であり、デフロスト運転の動作を制御するコントローラ(100)を備え、かつバイパス通路(85)の逆止弁(CV8)が、上記第1接続点(P1)から第2接続点(P2)へ向かう冷媒流れを許容し、逆方向への冷媒流れを禁止する逆止弁であり、上記コントローラ(100)が、庫外温度が庫内温度よりも高い状態での利用側熱交換器のデフロスト運転時に四路切換弁(18)が第2位置に切り換わると圧縮機(13a,13b,13c)を停止し、かつ上記膨張機構である利用側膨張機構(23,33,43)を閉じた状態にして、冷媒がバイパス通路(85)を通って熱源側熱交換器(12)から利用側熱交換器(22,32,42)へ流れるバイパス動作を行うことを特徴としている。この冷凍装置は、庫内を冷凍する狭義の冷凍装置である。
第3の発明は、第2の発明において、上記コントローラ(100)が、熱源側熱交換器(12)側の圧力と利用側熱交換器(22,32,42)側の圧力が均圧するまで上記バイパス動作を行うことを特徴としている。
この第2,第3の発明では、高低差圧が大きな冷却運転中に利用側熱交換器(22,32,42)に着霜してデフロスト運転が開始されると、四路切換弁(18)が第1位置から第2位置へ切り換えられ、一旦、高低差圧がほぼゼロの状態になる。その後、四路切換弁(18)の切り換えが完了するまでの間は、圧縮機(13a,13b,13c)が冷媒を吸入しようとするのに対して四路切換弁(18)が切り換え途中であって実際には冷媒が吸入されず、低圧圧力が低下していく。
四路切換弁(18)の切り換えが終了すると四路切換弁(18)の第2位置への切り換えが完了した状態になり、このときに圧縮機(13a,13b,13c)を停止し、利用側膨張機構(23,33,43)を閉じた状態にする。このようにすると、図5に矢印で示すように、熱源側熱交換器(12)の高温の冷媒が、四路切換弁(18)の第1ポート、四路切換弁の第2ポート、第1接続点(P1)、及び接続点(P2)の順に流れて、利用側熱交換器(22,32,42)へ供給されるバイパス動作が行われる。
上記バイパス動作が行われることにより、高圧側の圧力と低圧側の圧力が素早く均圧される。また、バイパス動作では、熱源側熱交換器(12)の高温の冷媒がバイパス通路(85)を通って低温の利用側熱交換器(22,32,42)へ流れ込むので、利用側熱交換器(22,32,43)の伝熱管に付着した霜がゆっくりと溶けていく。第3の発明では、このバイパス動作は、熱源側熱交換器(12)側の高圧圧力と利用側熱交換器(22,32,42)側の低圧圧力が均圧するまで行われる。
第4の発明は、第3の発明において、上記冷媒回路(2)が、冷却運転時に熱源側熱交換器(12)の下流側で冷媒を貯留するレシーバ(15)を備え、上記コントローラ(100)が、デフロスト運転時に上記バイパス動作が終了すると圧縮機(13a,13b,13c)を起動し、利用側膨張機構(23,33,43)を閉じた状態で、レシーバ(15)の冷媒を熱源側熱交換器(12)を介して圧縮機(13a,13b,13c)で吸入し、さらに冷媒を該圧縮機(13a,13b,13c)から利用側熱交換器(22,32,42)に供給する高温冷媒供給動作を行うことを特徴としている。
この第4の発明では、バイパス動作が終了すると、圧縮機(13a,13b,13c)が起動される。そうすると、冷却運転時には熱源側熱交換器(12)の下流側で冷媒を貯留していたレシーバ(15)から、図6に矢印で示すように、冷媒が熱源側熱交換器(12)を介して圧縮機(13a,13b,13c)に吸入され、さらに圧縮機(13a,13b,13c)から利用側熱交換器(22,32,42)へ高温の冷媒が供給される(高温冷媒供給動作)。このとき、利用側膨張機構(23,33,43)は閉じた状態であり、利用側熱交換器(22,32,42)にレシーバ(15)からの冷媒が次々に送られてくるから、その冷媒の熱により、伝熱管に付着した霜がバイパス動作の時よりも速く溶けていく。
第5の発明は、第4の発明において、上記コントローラ(100)が、デフロスト運転時の高温冷媒供給動作により圧縮機(13a,13b,13c)の吸入圧力が所定値よりも低下するか吐出圧力が所定値よりも高くなると利用側膨張機構(23,33,43)を開き、逆サイクルデフロスト動作を行うことを特徴としている。
この第5の発明では、このデフロスト運転時の高温冷媒供給動作により、圧縮機(13a,13b,13c)の吸入圧力が所定値よりも低下するか吐出圧力が所定値よりも高くなると、利用側膨張機構(23,33,43)が開かれる。そして、図7に矢印で示すように冷媒が冷媒回路(2)を循環し、逆サイクルのデフロスト動作が行われる。
第1の発明によれば、広義の冷凍装置において、デフロスト運転の開始時にバイパス通路(85)を用いて熱源側熱交換器(12)から利用側熱交換器(22,32,42)または利用側熱交換器(22,32,42)から熱源側熱交換器(12)へ冷媒を流すことにより、該熱源側熱交換器(12)と利用側熱交換器(22,32,42)を均圧するようにしている。そして、このときには圧縮機(13a,13b,13c)が停止しているので、利用側熱交換器(22,32,42)で庫内を冷却する冷却運転中のデフロストや、空気調和装置の暖房運転時の熱源側熱交換器(12)のデフロストの際に、いわゆる差圧給油方式の圧縮機(13a,13b,13c)であっても、デフロスト運転時の潤滑不良を防止できる。また、熱源側熱交換器(12)と利用側熱交換器(22,32,42)のうちの高圧側の熱交換器(12)(22,32,42)の高温の冷媒が低圧側の熱交換器(22,32,42)(12)へ流れていくので、低圧側の熱交換器(22,32,42)(12)に付着した霜が溶けていく。
上記第2,第3の発明によれば、狭義の冷凍装置で庫内の冷却運転時に利用側熱交換器(22,32,42)に付着した霜を、熱源側熱交換器(12)から高温の冷媒が流入するバイパス運転により溶かすことができる。この場合も、圧縮機は停止しているので、デフロスト運転時の圧縮機の潤滑不良の問題は生じない。
上記第4の発明によれば、利用側膨張機構(23,33,43)を閉じて圧縮機(13a,13b,13c)を起動することにより、レシーバ(15)の冷媒を圧縮機(13a,13b,13c)から利用側熱交換器(22,32,42)へ送り込むことができる。したがって、この冷媒の熱を用いて利用側熱交換器(22,32,42)についた霜を溶かすことができる。このときには、高低差圧がついているので、圧縮機(13a,13b,13c)の内部で潤滑不良が起こることもない。
上記第5の発明によれば、利用側膨張機構(23,33,43)を閉じたまま圧縮機(13a,13b,13c)を運転することにより、圧縮機(13a,13b,13c)の低圧圧力が下がりすぎるか高圧圧力が上がりすぎると、該利用側膨張機構(23,33,43)を開いて逆サイクルのデフロスト運転が行われる。したがって、利用側膨張機構(23,33,43)を閉じたままで圧縮機(13a,13b,13c)が異常な運転に陥るのを防止できる。
図1は、本発明の実施形態に係る冷凍装置の冷媒回路図である。 図2は、図1の冷媒回路において冷却運転時の冷媒の流れを示す図である。 図3は、比較例のデフロスト運転時の圧力変化を示すグラフである。 図4は、本実施形態のデフロスト運転時の圧力変化を示すグラフである。 図5は、本実施形態の冷媒回路においてデフロスト運転のバイパス動作を示す図である。 図6は、本実施形態の冷媒回路においてデフロスト運転の高圧冷媒供給動作を示す図である。 図7は、本実施形態の冷媒回路において逆サイクルデフロスト動作を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
この実施形態の冷凍装置は、冷凍庫の庫内を冷却する狭義の冷凍装置に関するものである。
−全体構成−
図1に示すように、冷凍装置(1)は、庫外ユニット(10)と、庫内ユニットである第1冷凍ユニット(20)及び第2冷凍ユニット(30)及び第3冷凍ユニット(40)と、コントローラ(100)とを備えている。庫外ユニット(10)には、庫外熱交換器(熱源側熱交換器)(12)を有する熱源側回路としての庫外回路(11)が設けられている。第1冷凍ユニット(20)には、第1冷凍用熱交換器(第1利用側熱交換器)(22)を有する第1冷凍用回路(利用側回路)(21)が設けられている。第2冷凍ユニット(30)には、第2冷凍用熱交換器(第2利用側熱交換器)(32)を有する第2冷凍用回路(利用側回路)(31)が設けられている。第3冷凍ユニット(40)には、第3冷凍用熱交換器(42)を有する第3冷凍用回路(利用側回路)(41)が設けられている。庫外回路(11)に対して複数の利用側回路(21,31,41)が互いに並列に接続されることで蒸気圧縮式の冷凍サイクルを行う冷媒回路(2)が構成されている。
上記庫外回路(11)と各利用側回路(21,31,41)は、ガス側連絡配管(51)及び液側連絡配管(52)によって互いに接続されている。具体的には、ガス側連絡配管(51)は、一端が第1分岐ガス管(51a)と第2分岐ガス管(51b)と第3分岐ガス管(51c)とに分岐し、他端が庫外回路(11)のガス側閉鎖弁(71)に接続されている。第1分岐ガス管(51a)の先端は、第1冷凍用回路(21)のガス側端に接続され、第2分岐ガス管(51b)の先端は、第2冷凍用回路(31)のガス側端に接続され、第3分岐ガス管(51c)の先端は、第3冷凍用回路(41)のガス側端に接続されている。液側連絡配管(52)は、一端側が第1分岐液管(52a)と第2分岐液管(52b)と第3分岐液管(52c)とに分岐し、他端が庫外回路(11)の液側閉鎖弁(72)に接続されている。第1分岐液管(52a)の先端は、第1冷凍用回路(21)の液側端に接続され、第2分岐液管(52b)の先端は、第2冷凍用回路(31)の液側端に接続され、第3分岐液管(52c)の先端は、第3冷凍用回路(41)の液側端に接続されている。
〈庫外ユニット〉
庫外ユニット(10)は、屋外に設置され、上記庫外回路(11)と、該庫外回路(11)を収容する庫外ケーシング(熱源側ケーシング)(10a)とを有している。庫外回路(11)は、上記庫外熱交換器(12)と、圧縮機構(13)と、庫外膨張弁(14)と、レシーバ(15)と、第1〜第3油分離器(17a,17b,17c)と、四路切換弁(18)と、2つの閉鎖弁(71,72)とを備えている。上記レシーバ(15)は、冷却運転時に熱源側熱交換器(12)の下流側で冷媒を貯留し,循環量を調整するものである。
上記圧縮機構(13)は、第1〜第3圧縮機(13a,13b,13c)を有している。第1〜第3圧縮機(13a,13b,13c)は、いずれも固定スクロール及び可動スクロールが噛み合って形成される圧縮室を有する全密閉型のスクロール圧縮機である。第1〜第3圧縮機(13a,13b,13c)では、各圧縮室の吸入位置において吸入ポート(図示省略)が開口し、吐出位置において吐出ポート(図示省略)が開口し、中間位置において中間ポート(図示省略)が開口している。
上記第1圧縮機(13a)は、可変容量型の圧縮機を構成している。つまり、第1圧縮機(13a)は、インバータ制御によって回転速度が可変に構成されている。一方、第2圧縮機(13b)及び第3圧縮機(13c)は、回転速度が一定の固定容量型の圧縮機を構成している。なお、第2圧縮機(13b)及び第3圧縮機(13c)は、可変容量型の圧縮機であってもよい。また、上記第1〜第3圧縮機(13a,13b,13c)には、吸入側に吸入配管(55)が接続される一方、吐出側に吐出配管(56)が接続されている。
上記各圧縮機(13a,13b,13c)は、該圧縮機(13a,13b,13c)の内部に溜まる冷凍機油を、吸入側と吐出側の間の高低差圧により圧縮機構部や軸受部などの潤滑部(摺動箇所)に供給する一般的な差圧給油方式の給油構造を採用した圧縮機である。
上記吸入配管(55)は、第1吸入分岐管(55a)と第2吸入分岐管(55b)と第3吸入分岐管(55c)とに分岐している。第1吸入分岐管(55a)は上記第1圧縮機(13a)の吸入側端に接続され、第2流出分岐管(55b)は上記第2圧縮機(13b)の吸入側端に接続され、第3流出分岐管(55c)は上記第3圧縮機(13c)の吸入側端に接続されている。
上記吐出配管(56)は、第1吐出分岐管(56a)と第2吐出分岐管(56b)と第3吐出分岐管(56c)とに分岐している。第1吐出分岐管(56a)は上記第1圧縮機(13a)の吐出側端に接続され、第2吐出分岐管(56b)は上記第2圧縮機(13b)の吐出側端に接続され、第3吐出分岐管(56c)は上記第3圧縮機(13c)の吐出側端に接続されている。第1〜第3吐出分岐管(56a,56b,56c)にはそれぞれに逆止弁(CV1,CV2,CV3)が設けられている。これらの逆止弁(CV1,CV2,CV3)は、第1〜第3圧縮機(13a,13b,13c)から四路切換弁(18)へ向かう冷媒の流通を許容し、逆方向への冷媒の流通を阻止する。
上記第1〜第3油分離器(17a,17b,17c)は、吐出配管(56)の各吐出分岐管(56a,56b,56c)の中途部であって各圧縮機(13a,13b,13c)と各逆止弁(CV1,CV2,CV3)との間に設けられている。第1〜第3油分離器(17a,17b,17c)は、それぞれ接続される第1〜第3圧縮機(13a,13b,13c)から吐出される冷媒に混じった潤滑油を分離し、該潤滑油を第1〜第3圧縮機(13a,13b,13c)に返送する。具体的には、第1〜第3油分離器(17a,17b,17c)において冷媒から分離された潤滑油は、各第1〜第3油分離器(17a,17b,17c)に接続された油戻し配管(50)を介して後述するインジェクション配管(81)の流入端側に返送される。油戻し配管(50)は、流入側が3つに分岐し、各分岐管が各油分離器(17a,17b,17c)に接続されている。油戻し配管(50)の各分岐管には、油分離器(17a,17b,17c)からインジェクション配管(81)へ向かって順に、逆止弁(CV11,CV12,CV13)とキャピラリチューブ(48a,48b,48c)とが設けられている。各逆止弁(CV11,CV12,CV13)は、油分離器(17a,17b,17c)からインジェクション配管(81)へ向かう潤滑油の流通を許容し、逆方向への潤滑油の流通を阻止する。
四路切換弁(18)は、第1ポートが第3ポートに連通し且つ第2ポートが第4ポートに連通する第1状態(図1に実線で示す状態)と、第1ポートが第4ポートに連通し且つ第2ポートが第3ポートに連通する第2状態(図1に破線で示す状態)とに切り換わる。上記冷凍装置は、この四路切換弁(18)の切換動作によって、冷却運転とデフロスト運転を行うことができる。
四路切換弁(18)の第1ポートには吐出分岐管(56a,56b,56c)が合流した吐出配管(56)が接続されている。四路切換弁(18)の第2ポートは、吸入分岐管(55a,55b,55c)が合流した吸入配管(55)が接続されている。四路切換弁(18)の第3ポートは、庫外ガス配管(58)を介して庫外熱交換器(12)のガス側端に接続されている。四路切換弁(18)の第4ポートは、ガス接続管(62)を介してガス側閉鎖弁(71)に接続されている。
四路切換弁(18)の第2ポートと圧縮機構(13)の吸入ポートの間の第1接続点(P1)と、四路切換弁(18)の第4ポートと利用側熱交換器(20,30,40)のガス側端の間の第2接続点(P2)とには、バイパス通路(85)が接続されている。このバイパス通路(85)には、第1接続点(P1)から第2接続点(P2)へ向かう冷媒流れを許容し、逆方向への冷媒流れを禁止する逆止弁(CV8)が設けられている。
庫外熱交換器(12)は、フィン・アンド・チューブ型の熱交換器であり、近傍に庫外ファン(12a)が設けられている。この庫外熱交換器(12)では、内部を流れる冷媒と庫外ファン(12a)が送風する外気との間で熱交換が行われる。庫外ファン(12a)は、庫外回路(11)と共に庫外ケーシング(10a)内に収容されている。
上記庫外熱交換器(12)は、液側端が第1液管(59)を介して上記レシーバ(15)の頂部に接続されている。レシーバ(15)の底部は、第2液管(60)を介して液側閉鎖弁(72)に接続されている。第1液管(59)及び第2液管(60)には、それぞれ逆止弁(CV4,CV5)が設けられている。第1液管(59)の逆止弁(CV4)は、庫外熱交換器(12)からレシーバ(15)の頂部へ向かう冷媒の流通を許容し、逆方向への冷媒の流通を阻止する。第2液管(60)の逆止弁(CV5)は、レシーバ(15)の底部から液側閉鎖弁(72)へ向かう冷媒の流通を許容し、逆方向への冷媒の流通を阻止する。
上記第1液管(59)と第2液管(60)との間には、バイパス管(61)が設けられている。該バイパス管(61)は、一端が第1液管(59)の逆止弁(CV4)の上流側に接続され、他端が第2液管(60)の逆止弁(CV5)の上流側に接続されている。バイパス管(61)の中途部には、庫外膨張弁(14)が設けられている。庫外膨張弁(14)は、開度が調節可能な電子膨張弁によって構成されている。また、上記第2液管(60)には、過冷却熱交換器(76)が設けられている。
上記過冷却熱交換器(76)は、高圧側流路(76a)と低圧側流路(76b)とを備えている。過冷却熱交換器(76)は、高圧側流路(76a)及び低圧側流路(76b)を流れる冷媒同士が熱交換して高圧側流路(76a)の冷媒が過冷却されるように構成されている。低圧側流路(76b)は、第2液管(60)の逆止弁(CV5)の上流側と後述するインジェクション配管(81)の流入端とを接続する第1分岐管(77)の一部を構成している。第1分岐管(77)の低圧側流路(76b)の上流側には過冷却用膨張弁(78)が設けられている。過冷却用膨張弁(78)は、開度が調節可能な電子膨張弁で構成されている。
上記第2液管(60)の逆止弁(CV5)の下流側と第1液管(59)の逆止弁(CV4)の下流側との間には、第2分岐管(79)が設けられている。第2分岐管(79)には、逆止弁(CV6)が設けられている。逆止弁(CV6)は、第2液管(60)から第1液管(59)へ向かう冷媒の流通を許容し、逆方向への冷媒の流通を阻止する。
また、第2分岐管(79)の逆止弁(CV6)の下流側と第1液管(59)の逆止弁(CV4)の上流側との間には、第3分岐管(80)が設けられている。第3分岐管(80)には、逆止弁(CV7)が設けられている。逆止弁(CV7)は、第2分岐管(79)から第1液管(59)へ向かう冷媒の流通を許容し、逆方向への冷媒の流通を阻止する。
上記インジェクション配管(81)は、上述のように流入端が上記第1分岐管(77)に接続され、流出端は3つに分岐している。具体的には、インジェクション配管(81)の流出端は、第1〜第3インジェクション管(81a,81b,81c)に分岐している。各インジェクション管(81a,81b,81c)は、各圧縮機(13a,13b,13c)の中間圧の圧縮室に連通する中間圧ポートに接続されている。また、第1圧縮機(13a)のインジェクション管(81a)には膨張弁(82a)が設けられ、第2圧縮機(13b)及び第3圧縮機(13c)のインジェクション管(81b,81c)には、それぞれ電磁弁(82b,82c)と逆止弁(82d,82e)が設けられている。各インジェクション管(81a,81b,81c)は、過冷却熱交換器(76)から各圧縮機(13a,13b,13c)の中間圧の圧縮室へガス冷媒を導入するインジェクション回路を構成している。このように各圧縮機(13a,13b,13c)の中間圧の圧縮室へガス冷媒を導入するシステムが所謂エコノマイザシステムとして構成されている。
上記庫外回路(11)には、各種センサが設けられている。具体的には、吐出配管(56)の各吐出分岐管(56a,56b,56c)の各油分離器(17a,17b,17c)の上流側には、各圧縮機(13a,13b,13c)の吐出冷媒の温度を検出する吐出温度センサ(90a,90b,90c)が設けられている。また、吐出配管(56)には、各圧縮機(13a,13b,13c)の吐出冷媒の圧力を検出する吐出圧力センサ(91)が設けられている。一方、吸入配管(55)には、圧縮機構(13)の吸入冷媒温度を検出する吸入温度センサ(92)が設けられている。
庫外熱交換器(12)の近傍には、庫外の外気温度を検出する庫外温度センサ(12b)が設けられている。また、第1分岐管(77)の過冷却熱交換器(76)の低圧側流路(76b)の上流側と下流側には、それぞれ液温度センサ(95)とガス温度センサ(94)が設けられている。
〈冷凍ユニット〉
第1,第2及び第3冷凍ユニット(20,30,40)は、上記冷凍用回路(21,31,41)と、該冷凍用回路(21,31,41)を収容する冷凍ショーケース(20a,30a,40a)とをそれぞれ有している。
第1冷凍ユニット(20)の第1冷凍用回路(21)は、ガス側端がガス側連絡配管(51)の第1分岐ガス管(51a)に接続され、液側端が液側連絡配管(52)の第1分岐液管(52a)に接続されている。第1冷凍用回路(21)には、ガス側端から順に、第1冷凍用熱交換器(22)、庫内膨張弁(利用側膨張機構)(23)及び電磁弁(24)が設けられている。第1冷凍用熱交換器(22)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器によって構成され、近傍に庫内ファン(22a)が設けられている。庫内ファン(22a)は、第1冷凍用回路(21)と共に冷凍ショーケース(20a)内に収容されている。第1冷凍用熱交換器(22)では、内部を流れる冷媒と庫内ファン(22a)が送風する冷凍ショーケース(20a)内の庫内空気との間で熱交換が行われる。また、第1冷凍用熱交換器(22)の近傍には、庫内空気の温度を検出する庫内温度センサ(22b)が設けられている。庫内膨張弁(23)は、感温式膨張弁であって、感温筒が第1冷凍用熱交換器(22)のガス側に取り付けられている。庫内膨張弁(23)は、第1冷凍用熱交換器(22)が蒸発器として機能する際に、該第1冷凍蔵用熱交換器(22)の出口側の冷媒温度に基づいて開度が調節される。
第2冷凍ユニット(30)の第2冷凍用回路(31)は、ガス側端がガス側連絡配管(51)の第2分岐ガス管(51b)に接続され、液側端が液側連絡配管(52)の第2分岐液管(52b)に接続されている。第2冷凍用回路(31)には、ガス側端から順に、第2冷凍用熱交換器(32)、庫内膨張弁(利用側膨張機構)(33)及び電磁弁(34)が設けられている。第2冷凍用熱交換器(32)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器によって構成され、近傍に庫内ファン(32a)が設けられている。庫内ファン(32a)は、第2冷凍用回路(31)と共に冷凍ショーケース(30a)内に収容されている。第2冷凍用熱交換器(32)では、内部を流れる冷媒と庫内ファン(32a)が送風する冷凍ショーケース(30a)内の庫内空気との間で熱交換が行われる。また、第2冷凍用熱交換器(32)の近傍には、庫内空気の温度を検出する庫内温度センサ(32b)が設けられている。庫内膨張弁(33)は、感温式膨張弁であって、感温筒が第2冷凍用熱交換器(32)のガス側に取り付けられている。庫内膨張弁(33)は、第2冷凍用熱交換器(32)が蒸発器として機能する際に、該第2冷凍用熱交換器(32)の出口側の冷媒温度に基づいて開度が調節される。
一方、第3冷凍ユニット(40)の第3冷凍用回路(41)は、ガス側端がガス側連絡配管(51)の第3分岐ガス管(51c)に接続され、液側端が液側連絡配管(52)の分岐液管(52c)に接続されている。第3冷凍用回路(41)には、ガス側端から順に、第3冷凍用熱交換器(42)、庫内膨張弁(利用側膨張機構)(43)及び電磁弁(44)が設けられている。第3冷凍用熱交換器(42)は、クロスフィン式のフィン・アンド・チューブ型熱交換器によって構成され、近傍に庫内ファン(42a)が設けられている。庫内ファン(42a)は、第3冷凍用回路(41)と共に冷凍ショーケース(40a)内に収容されている。第3冷凍用熱交換器(42)では、内部を流れる冷媒と庫内ファン(42a)が送風する冷凍ショーケース(40a)内の庫内空気との間で熱交換が行われる。また、第3冷凍用熱交換器(42)の近傍には、庫内空気の温度を検出する庫内温度センサ(42b)が設けられている。庫内膨張弁(43)は、感温式膨張弁であって、感温筒が第3冷凍用熱交換器(42)のガス側に取り付けられている。庫内膨張弁(43)は、第3冷凍用熱交換器(42)が蒸発器として機能する際に、該第3冷凍用熱交換器(42)の出口側の冷媒温度に基づいて開度が調節される。
〈コントローラ〉
コントローラ(100)は、上述した各種センサの検出値が入力され、該検出値に基づいて各種機器(各種弁や各種ファン等)の制御を行って冷凍装置(1)の運転を制御するものである。
上記コントローラ(100)は、デフロスト運転の動作も制御する。
まず、上記コントローラ(100)は、庫外温度が庫内温度よりも高い状態でのデフロスト運転時に四路切換弁(18)が第2位置に切り換わると圧縮機(13)を3台とも停止し、かつ上記庫内膨張弁(23,33,43)を閉じた状態にして、冷媒がバイパス通路(85)を通って熱源側熱交換器(12)から利用側熱交換器(22,32,42)へ流れるバイパス動作を行う。
次に、上記コントローラ(100)は、熱源側熱交換器(12)側の高圧圧力と利用側熱交換器(22,32,42)側の低圧圧力が均圧するまで上記バイパス動作を継続する。
そして、上記コントローラ(100)は、デフロスト運転時にバイパス動作が終了すると圧縮機(13)を起動し、庫内膨張弁(33,33,43)を閉じた状態で、レシーバ(15)の冷媒を熱源側熱交換器(12)を介して圧縮機(13)で吸入し、さらに冷媒を該圧縮機(15)から利用側熱交換器(22,32,42)に供給する高温冷媒供給動作を行う。
その後、上記コントローラ(100)は、デフロスト運転時の高温冷媒供給動作により圧縮機(13)の吸入圧力が所定値よりも低下するか吐出圧力が所定値よりも高くなると庫内膨張弁(23,33,43)を開き、逆サイクルデフロスト動作を行う。
−運転動作−
上記冷凍装置(1)では、上述のように、コントローラ(100)により、上記冷媒回路(2)において、冷凍ユニット(20,30,40)によって庫内を冷却する冷却運転と、各冷凍熱交換器(22,32,42)に付着した霜を取るためのデフロスト運転とが行われる。
〈冷却運転〉
冷却運転時は、四路切換弁(18)を第1状態に切り換えると共に、庫外膨張弁(14)を全閉に制御する。また、第1,第2及び第3冷凍用回路(21,31,41)の電磁弁(24,34,44)を開放状態に制御し、第1〜第3圧縮機(13a,13b,13c)の運転を開始する。その結果、冷媒回路(2)では、図2に冷媒の流れを矢印で示すように、熱源側熱交換器(12)が凝縮器として機能する一方、全ての利用側熱交換器(22,32,42)が蒸発器として機能するように冷媒が循環して蒸気圧縮式の冷凍サイクルが行われる。なお、図3では、油戻し配管(50)を流れる潤滑油の流れの図示を省略している。また、図3では、第1〜第3圧縮機(13a,13b,13c)の全てが運転状態となっているが、第1圧縮機(13a)の容量制御や第2及び第3圧縮機(13b,13c)の起動と停止との切り換え制御を行って冷却負荷に応じた運転を行う。そのため、冷却負荷が小さい場合には、第2及び第3圧縮機(13b,13c)は運転が停止される。
上述のような各種機器及び弁の制御により、冷媒回路(2)では以下のように冷媒が循環する。
第1〜第3圧縮機(13a,13b,13c)で圧縮された冷媒は、各油分離器(17a,17b,17c)において潤滑油が分離された後に吐出配管(56)において合流し、第1四路切換弁(18)及び庫外ガス配管(58)を通過して庫外熱交換器(12)に流入する。庫外熱交換器(12)では、冷媒が庫外空気に放熱して凝縮する。庫外熱交換器(12)で凝縮した液冷媒は、第1液管(59)を介してレシーバ(15)に流入し、該レシーバ(15)に貯留される。
レシーバ(15)に貯留された液冷媒は、レシーバ(15)から流出し、第2液管(60)を液側閉鎖弁(72)に向かって流れる。その際に、冷媒は過冷却熱交換器(76)を通過する。
レシーバ(15)から流出した高圧の液冷媒は、過冷却熱交換器(76)の高圧側流路(76a)に流入する。一方、過冷却熱交換器(76)の低圧側流路(76b)には高圧側流路(76a)を通過後に第2液管(60)から第1分岐管(77)に分岐して過冷却用膨張弁(78)で減圧された分岐冷媒が流入する。低圧側流路(76b)を流れる分岐冷媒は、高圧側流路(76a)を流れる高圧の液冷媒と熱交換して蒸発する一方、高圧側流路(76a)の高圧の液冷媒は、低圧側流路(76b)の分岐冷媒に放熱することによって過冷却状態となる。このようにして過冷却状態となった液冷媒は、液側閉鎖弁(72)を通過して液側連絡配管(52)に流入する。一方、蒸発した低圧側流路(76b)の冷媒は、インジェクション配管(81)に流入する。なお、過冷却用膨張弁(78)の開度は、例えば、上記インジェクション配管(81)を流れる冷媒の過熱度が所望の過熱度(例えば5℃)となるように調整される。
液側連絡配管(52)に流入した液冷媒は、3つに分岐して第1分岐液管(52a),第2分岐液管(52b)及び第3分岐液管(52c)のそれぞれに流入する。第1分岐液管(52a)に流入した液冷媒は、第1冷凍ユニット(20)の第1冷凍用回路(21)に流入し、第2分岐管(52b)に流入した液冷媒は、第2冷凍ユニット(30)の第2冷凍用回路(31)に流入し、第3分岐液管(52c)に流入した液冷媒は、第3冷凍ユニット(40)の第3冷凍用回路(41)に流入する。各冷凍用回路(21,31,41)に流入した液冷媒は、各庫内膨張弁(23,33,43)で減圧された後、第1,第2及び第3冷凍用熱交換器(22,32,42)に流入する。第1,第2及び第3冷凍用熱交換器(22,32,42)では、冷媒が庫内空気から吸熱して蒸発する。その結果、庫内空気が冷却される。各第1,第2及び第3冷凍用熱交換器(22,32,42)で蒸発した冷媒は、各冷凍用回路(21,31,41)からガス側連絡配管(51)の第1分岐ガス管(51a),第2分岐ガス管(51b)及び第3分岐ガス管(51c)にそれぞれ流入し、やがて合流する。ガス側連絡配管(51)において合流した冷媒は、ガス側閉鎖弁(71)を通過した後、第1ガス管(62)及び第1四路切換弁(18)を通過して、吸入配管(55)に流入する。
上述のようにして吸入配管(55)に流入した冷媒は、第1吸入分岐管(55c)、第2吸入分岐管(55d)及び第3吸入分岐管(55e)にそれぞれ分岐する。そして、第1〜第3流出分岐管(55c,55d,55e)に流入した冷媒は、それぞれ対応する第1〜第3圧縮機(13a,13b,13c)に吸入されて圧縮される。
一方、インジェクション配管(81)に流入した冷媒は、第1〜第3インジェクション管(81a,81b,81c)に分岐した後、対応する第1〜第3圧縮機(13a,13b,13c)の中間圧の圧縮室に導入される。これにより、第1〜第3圧縮機(13a,13b,13c)の吐出ガス温度が低下する。また、第1〜第3油分離器(17a,17b,17c)において第1〜第3圧縮機(13a,13b,13c)の吐出冷媒から分離された潤滑油は、油戻し配管(50)を通ってインジェクション配管(81)に返送される。
〈デフロスト運転〉
次に、デフロスト運転について説明する。
まず、比較例として、冷凍装置の一般的な逆サイクルデフロスト運転の動作を図3に基づいて説明する。図3は、縦軸に圧縮機の圧力(高圧圧力(HP)と低圧圧力(LP))を表し、横軸に時間を表して、時間の経過に伴う圧力の変化を示すグラフである。
冷却運転を行っているときは、圧縮機(13a,13b,13c)の高圧と低圧の差圧は大きい。冷却運転中に庫内熱交換器(22,32,42)に着霜してデフロスト運転に入ると、四路切換弁(18)が第1位置から第2位置へ切り換えられ、一旦、高低差圧がほぼゼロの状態になる。その後、四路切換弁(18)の切り換えが完了するまでの間(図で四路弁保障と表している間)は、圧縮機(13a,13b,13c)が冷媒を吸入しようとするのに対して四路切換弁(18)が切り換え途中であって実際には冷媒を吸入できないので、低圧圧力が低下していく。
四路弁保障の時間が終了すると四路切換弁(18)の第2位置への切り換えが完了した状態になり、圧縮機(13a,13b,13c)の吸入側で冷媒が流れ始めるので、低圧圧力が上昇していく。このとき、圧縮機は例えば1台だけ運転される。しかし、この間は、デフロスト対象である庫内熱交換器(22,32,42)は低温の状態を保っているから、高圧圧力はほとんど上昇しない。また、その後も所定時間の間は低圧圧力が下がらず、高圧圧力も上昇しない均圧状態になって、その間は高低差圧がほとんどない状態で圧縮機(13a,13b,13c)を動作させることになる。このような状態では圧縮機(13a,13b,13c)の内部にも差圧が生じないので、圧縮機が本実施形態のように高低差圧で給油する給油構造を採用している場合に、冷凍機油が圧縮機(13a,13b,13c)の内部の摺動箇所に供給されず、潤滑不良が生じるおそれがある。
一方、本実施形態では、デフロスト運転による圧力の変化は図4に示すようになる。なお、本実施形態のデフロスト運転は、庫外温度が庫内温度よりも高い状態で行われる庫内熱交換器の(22,32,42)デフロスト運転である。
まず、高低差圧が大きな冷却運転中に庫内熱交換器(22,32,42)に着霜してデフロスト運転が開始されると、四路切換弁(18)が第1位置から第2位置へ切り換えられ、一旦、高低差圧がほぼゼロの状態になる。その後、四路切換弁(18)の切り換えが完了するまでの四路弁保障の間は、圧縮機(13a,13b,13c)が冷媒を吸入しようとするのに対して四路切換弁(18)が切り換え途中であって実際には冷媒を吸入できないので、低圧圧力が停止していく。ここまでは、比較例と同じ動作となる。
四路弁保障の時間が終了すると四路切換弁(18)の第2位置への切り換えが完了した状態になり、本実施形態では、このときにすべての圧縮機(13a,13b,13c)を停止し、庫内膨張弁(23,33,43)を閉じた状態にする。このようにすると、図5に矢印で示すように、庫外熱交換器(12)の高温の冷媒が、四路切換弁(18)の第1ポート、四路切換弁の第2ポート、第1接続点(P1)、バイパス通路(85)及び接続点(P2)の順に流れて、庫内熱交換器(22,32,42)へ供給されるバイパス動作が行われる。このとき、庫内膨張弁(23,33,43)を閉じているので、レシーバ(15)の冷媒が第2液管(60)及び液側連絡配管(52)を通って庫内熱交換器(22,32,42)へ流れてしまうことはない。
上記バイパス動作が行われることにより、高圧側の圧力と低圧側の圧力が均圧される。また、バイパス動作では、庫外熱交換器(12)の高温の冷媒がバイパス通路(85)を通って低温の庫内熱交換器(22,32,42)へ流れ込むので、庫内熱交換器(12)の伝熱管に付着した霜がゆっくりと溶けていく。このバイパス動作は、庫外熱交換器(12)側の高圧圧力と庫内熱交換器(22,32,42)側の低圧圧力が均圧するまで行われる。
バイパス動作が終了すると、圧縮機(13a,13b,13c)が起動される。そうすると、冷却運転時には庫外熱交換器(12)の下流側で冷媒を貯留していたレシーバ(15)から、図6に矢印で示すように、冷媒が庫外熱交換器(12)を介して圧縮機(13a,13b,13c)に吸入され、さらに圧縮機(13a,13b,13c)から庫内熱交換器(22,32,42)へ高温の冷媒が供給される(高温冷媒供給動作)。このとき、庫内膨張弁(23,33,43)は閉じた状態であり、庫内熱交換器(22,32,42)にレシーバ(15)の高温の冷媒が次々に送られてくるから、伝熱管に付着した霜がバイパス動作の時よりも速く溶けていく。
このデフロスト運転時の高温冷媒供給動作により、圧縮機(13a,13b,13c)の吸入圧力が所定値よりも低下するか吐出圧力が所定値よりも高くなると庫内膨張弁(23,33,43)が開かれる。そして、図7に矢印で示すように冷媒が冷媒回路(2)を循環し、逆サイクルのデフロスト動作が行われる。
そして、デフロスト運転が終了すると、四路切換弁(18)を第1位置に切り換えることにより、冷却運転に戻って冷凍サイクルの動作が行われる。
−実施形態の効果−
本実施形態によれば、デフロスト運転の開始時にバイパス通路(85)を用いて庫外熱交換器(12)から庫内熱交換器(22,32,42)へ冷媒を流すことにより、該庫外熱交換器(12)と庫内熱交換器(22,32,42)を均圧するようにしている。そして、このときには圧縮機(13a,13b,13c)が停止しているので、圧縮機が差圧方式の給油機構を採用している場合であっても、デフロスト運転時の潤滑不良の問題は生じない。また、庫外熱交換器(12)の高温の冷媒が庫内熱交換器(22,32,42)へ流れていくので、庫内熱交換器(22,32,42)に付着した霜が溶けていく。
また、庫内膨張弁(23,33,43)を閉じて圧縮機(13a,13b,13c)を起動することにより、レシーバ(15)の冷媒を圧縮機(13a,13b,13c)から庫内熱交換器(22,32,42)へ送り込むことができる。したがって、この冷媒の熱を用いて庫内熱交換器(22,32,42)についた霜を溶かすことができる。このときには、高低差圧がついているので、圧縮機(13a,13b,13c)の内部で潤滑不良が起こることもない。また、レシーバ(15)の冷媒の熱量を利用して効果的にデフロストを行える。
また、庫内膨張機構(23,33,43)を閉じたまま圧縮機(13a,13b,13c)を運転することにより、圧縮機(13a,13b,13c)の低圧圧力が下がりすぎるか高圧圧力が上がりすぎると、該庫内膨張弁(23,33,43)を開いて逆サイクルのデフロスト運転が行われる。したがって、庫内膨張弁(23,33,43)を閉じたままで圧縮機(13a,13b,13c)が異常な運転に陥るのを防止できる。
《その他の実施形態》
上記実施形態については、以下のような構成としてもよい。
例えば、上記実施形態では庫内を冷凍する冷凍装置において、庫内熱交換器(22,32,42)をデフロストする技術に本発明を適用しているが、本発明は、空気調和装置の暖房運転時の室外熱交換器(12)をデフロストする技術に適用することもできる。その場合、バイパス通路(85)の逆止弁(CV8)の向きを上記実施形態とは逆向き(室内側から室外側へ冷媒が流れる向き)に設けることになる。また、バイパス運転が終了した後に圧縮機(13a,13b,13c)を起動すると、レシーバ(15)の冷媒が圧縮機に吸入される手前で着霜している室外熱交換器(12)に吸入され、その冷媒の熱により霜を溶かすことができる。その後は、状況に応じて通常の逆サイクルデフロスト運転を行った後、暖房運転の動作に戻るとよい。
また、上記実施形態では庫内熱交換器を3台接続し、圧縮機も3台接続した冷凍装置を例示しているが、冷媒回路の具体的な構成は適宜変更してもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、冷凍装置において、逆サイクルデフロスト運転時に圧縮機の潤滑不良が生じるのを防止する技術について有用である。
1 冷凍装置
2 冷媒回路
12 庫外熱交換器(熱源側熱交換器)
13a 第1圧縮機
13b 第2圧縮機
13c 第3圧縮機
15 レシーバ
18 四路切換弁
22 第1冷凍用熱交換器(第1利用側熱交換器)
23 庫内膨張弁(利用側膨張機構)
32 第2冷凍用熱交換器(第2利用側熱交換器)
33 庫内膨張弁(利用側膨張機構)
42 第3冷凍用熱交換器(第3利用側熱交換器)
43 庫内膨張弁(利用側膨張機構)
85 バイパス通路
100 コントローラ
P1 第1接続点
P2 第2接続点
CV8 逆止弁

Claims (5)

  1. 圧縮機(13a,13b,13c)と熱源側熱交換器(12)と膨張機構(23,33,43)と利用側熱交換器(22,32,42)と四路切換弁(18)とを備えて冷凍サイクル動作を行う冷媒回路(2)を有し、
    上記圧縮機(13a,13b,13c)の吐出側が四路切換弁(18)の第1ポートに接続され、上記圧縮機(13a,13b,13c)の吸入側が四路切換弁(18)の第2ポートに接続され、上記熱源側熱交換器(12)のガス側端が四路切換弁(18)の第3ポートに接続され、上記利用側熱交換器(22,32,42)のガス側端が四路切換弁(18)の第4ポートに接続され、上記熱源側熱交換器(12)の液側端が膨張機構(23,33,43)を介して利用側熱交換器(22,32,42)の液側端に接続され、
    上記四路切換弁(18)が、第1ポートと第3ポートが連通して第2ポートと第4ポートが連通する第1位置と、第1ポートと第4ポートが連通して第2ポートと第3ポートが連通する第2位置とに切り換え可能に構成され、
    上記圧縮機(13a,13b,13c)が、該圧縮機(13a,13b,13c)の内部に溜まる冷凍機油を吸入側と吐出側の間の高低差圧により潤滑部に供給する給油構造を有する冷凍装置であって、
    上記四路切換弁(18)の第2ポートと圧縮機(13a,13b,13c)の吸入ポートの間の第1接続点(P1)と、上記四路切換弁(18)の第4ポートと利用側熱交換器(22,32,42)のガス側端の間の第2接続点(P2)とに接続されたバイパス通路(85)を備え、
    上記バイパス通路(85)に、上記第1接続点(P1)及び第2接続点(P2)の一方から他方へ向かう冷媒流れを許容し、逆方向への冷媒流れを禁止する逆止弁(CV8)が設けられていることを特徴とする冷凍装置。
  2. 請求項1において、
    上記利用側熱交換器(22,32,42)が冷却対象の庫内を冷却する熱交換器であり、
    デフロスト運転の動作を制御するコントローラ(100)を備え、かつバイパス通路(85)の逆止弁(CV8)が、上記第1接続点(P1)から第2接続点(P2)へ向かう冷媒流れを許容し、逆方向への冷媒流れを禁止する逆止弁であり、
    上記コントローラ(100)は、庫外温度が庫内温度よりも高い状態での利用側熱交換器(22,32,42)のデフロスト運転時に四路切換弁(18)が第2位置に切り換わると圧縮機(13a,13b,13c)を停止し、かつ上記膨張機構である利用側膨張機構(23,33,43)を閉じた状態にして、冷媒がバイパス通路(85)を通って熱源側熱交換器(12)から利用側熱交換器(22,32,42)へ流れるバイパス動作を行うことを特徴とする冷凍装置。
  3. 請求項2において、
    上記コントローラ(100)は、熱源側熱交換器(12)側の圧力と利用側熱交換器(22,32,42)側の圧力が均圧するまで上記バイパス動作を行うことを特徴とする冷凍装置。
  4. 請求項3において、
    上記冷媒回路(2)は、冷却運転時に熱源側熱交換器(12)の下流側で冷媒を貯留するレシーバ(15)を備え、
    上記コントローラ(100)は、デフロスト運転時に上記バイパス動作が終了すると圧縮機(13a,13b,13c)を起動し、利用側膨張機構(23,33,43)を閉じた状態で、レシーバ(15)の冷媒を熱源側熱交換器(12)を介して圧縮機(13a,13b,13c)で吸入し、さらに冷媒を該圧縮機(13a,13b,13c)から利用側熱交換器(22,32,42)に供給する高温冷媒供給動作を行うことを特徴とする冷凍装置。
  5. 請求項4において、
    上記コントローラ(100)は、デフロスト運転時の高温冷媒供給動作により圧縮機(13a,13b,13c)の吸入圧力が所定値よりも低下するか吐出圧力が所定値よりも高くなると利用側膨張機構(23,33,43)を開き、逆サイクルデフロスト動作を行うことを特徴とする冷凍装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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