JP5258197B2 - 空気調和システム - Google Patents

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Description

本発明は、冷凍サイクルを利用した空気調和システムにおいて、特に効率のよい除霜(デフロスト)を行うための熱源側ユニットの構成、制御等に関するものである。
基本的な空気調和システムでは、圧縮機と熱源側熱交換器(室外熱交換器)とを有する1又は複数の熱源側ユニット(室外機)と、膨張弁となる絞り装置と負荷側熱交換器(室内熱交換器)とを有する1又は複数の負荷側ユニット(室内機)とを配管接続し、冷媒を循環させて冷房運転、暖房運転を行っている(この循環経路を以下、主冷媒回路という)。
ここで、例えば暖房運転において、蒸発器となる熱源側熱交換器内の配管を低温の冷媒が通過し、配管を介して冷媒と空気との熱交換を行うため、空気中の水分が配管表面で凝結して霜となる。霜が堆積する(着霜する)と、空気との熱交換がうまく行われなくなるため、熱源側ユニットにおける暖房能力(負荷ユニット側に供給する時間当たりの熱量。以下、冷房能力も含めてこれらを能力という)が低下し、負荷側ユニットにおける空調負荷(負荷側ユニットが必要とする熱量。以下、負荷という)に対して能力を供給できなくなるおそれがある。そこで、暖房運転中において熱源側熱交換器に付着した霜を除くため、一般的に除霜運転が行われる(例えば特許文献1参照)。
特開平7−332815号公報(図1)
ここで、暖房運転から除霜運転を行うと冷媒の循環経路が変わる。基本的には除霜運転では、主冷媒回路によって負荷側ユニットを介した冷媒循環を行う必要がなく、熱源側ユニット内を循環させるだけでよいが、従来は主冷媒回路で冷媒を循環させていた。そのため、経路が変わったときに、負荷側熱交換器内を低温の冷媒が通過することで、例えば室内に冷風が送られてしまうことがあった。また、この冷媒が配管を冷やすことで暖房運転の再開直後にも温度が低い風が送られることがあった。そして、主冷媒回路に残っていた液体の冷媒が過度に熱源側ユニットに流入し、圧縮機が液体の冷媒を吸入する液バックを発生させたり、液溜めとして設けられるアキュムレータ大型化の一因となっていた。逆に負荷側ユニット等においては冷媒が少なくなるために偏りが生じ、主冷媒回路における冷媒循環が安定するまでに時間がかかる等、途中の除霜運転によりシステムとして運転の効率が悪くなっていた。
そこで、本発明は上記のような問題を解決し、効率よく運転を行うことができる空気調和システム、制御方法等を得ることを目的とする。
本発明に係る空気調和システムは、複数の熱源側ユニットと、膨張弁及び負荷側熱交換器を有する負荷側ユニットとを配管接続することで冷媒が循環して空気調和が行われる主冷媒回路と、主冷媒回路上の配管から分岐して、熱源側熱交換器と膨張弁との間を流れる冷媒と分岐した冷媒とを熱交換する冷媒間熱交換器および圧力損失が5kgf/cm以下となる絞り装置を接続した配管を通過することにより、圧縮機と熱源側熱交換器との間で冷媒が循環して熱源側熱交換器の除霜が行われる除霜回路とが構成される空気調和システムにおいて、熱源側ユニットは、除霜運転中に、主冷媒回路による冷媒循環が行われないように閉止する熱源側開閉弁を備え、除霜運転を行う熱源側ユニット以外の熱源側ユニットは暖房運転を継続し、また、各熱源側ユニットは熱源側熱交換器における暖房運転時の蒸発温度を検知するための検知手段をそれぞれ有し、各検知手段が検知した蒸発温度が所定の温度以下で、かつ最も低いと判断した熱源側熱交換器を有する熱源側ユニットに除霜運転を行わせる処理を行う熱源側制御装置をさらに備える。
本発明によれば、熱源側開閉弁を設け、除霜運転を行う際、熱源側開閉弁を閉止するようにしたので、熱源側ユニット内で除霜回路を形成でき、除霜運転時に冷媒が主冷媒回路を循環することがない。そのため、除霜運転時に過度の冷媒が熱源側ユニットに流入せず、液バックによる圧縮機の破損を防ぐことができる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1に係る空気調和システムを表す図である。図1の空気調和システムは、熱源側ユニット(室外機)100と負荷側ユニット(室内機)200とを備え、これらが冷媒配管で連結され、主となる冷媒回路(以下、主冷媒回路という)を構成して冷媒を循環させている。冷媒配管のうち、気体の冷媒(ガス冷媒)が流れる配管をガス配管300とし、液体の冷媒(液冷媒。気液二相冷媒の場合もある)が流れる配管を液配管400とする。また、循環する冷媒については特に限定するものではないが、例えば、HFC系冷媒である、R410A、R404A、また、CO2 、アンモニア等を用いることができる。
熱源側ユニット100は、本実施の形態においては、圧縮機101、油分離器102、四方弁103、熱源側熱交換機104、毛細管105、アキュムレータ(気液分離器)106、バイパス配管107、可変速度熱源側ファン108、熱源側開閉弁109、冷媒間熱交換器110及びバイパス絞り装置111の各装置(手段)で構成する。
圧縮機101は、吸入した冷媒を圧縮し、運転周波数に基づいて任意の圧力を加えて送り出す(吐出する)。本実施の形態の圧縮機101は、例えば運転周波数を任意に変化させることにより容量(単位時間あたりの冷媒を送り出す量)を変化させることができる、インバータ回路を備えた容量可変のインバータ圧縮機とする。油分離器102は、冷媒と共に圧縮機101から吐出された潤滑油を分離させるものである。分離された潤滑油は、毛細管105により流量が制御されて圧縮機101に戻される。
四方弁103は、熱源側制御装置131からの指示に基づいて冷房運転時と暖房運転時とによって冷媒の流れを切り替える。そして、熱源側熱交換器104は、冷媒と空気(室外の空気)との熱交換を行う。例えば、暖房運転時においては蒸発器として機能し、熱源側ユニットに流入した低圧の冷媒と空気との熱交換を行い、冷媒を蒸発させ、気化させる。また、冷房運転時においては凝縮器として機能し、四方弁103側から流入した圧縮機101において圧縮された冷媒と空気との熱交換を行い、冷媒を凝縮して液化させる。熱源側熱交換器104には、冷媒と空気との熱交換を効率よく行うための可変速度熱源側ファン108が設けられている。
冷媒間熱交換器110及びバイパス絞り装置111は、例えば、冷房運転時において、熱源側熱交換器104から流れ出た液体(高温高圧)の冷媒(液冷媒)とバイパス絞り装置111により流量調整された低温低圧の冷媒との間で熱交換を行って、負荷側ユニット200に供給する冷媒を過冷却するための装置である。バイパス絞り装置111を介して流れる液体は、バイパス配管107を介してアキュムレータ106に戻される。アキュムレータ106は例えば液体の余剰冷媒を溜めておく装置である。熱源側開閉弁109は、熱源側制御装置131からの指示に基づいて除霜(除霜)運転時に閉止し、熱源側ユニット100と液配管300との間の冷媒通過を防ぐものである。
また、熱源側ユニット100には、熱源側熱交換機104に流入出する(冷房運転時又は除霜運転時においては冷媒流出側となり、暖房運転時においては冷媒流入側となる)冷媒の温度を検知するための熱交換器温度センサ121が少なくとも検知手段として設けられている。検知手段から送信される信号に基づいて熱源側制御装置131が温度を判断する。
熱源側制御装置131は、本実施の形態では、例えばマイクロコンピュータ等からなる熱源側処理手段132及び熱源側通信手段133を有している。熱源側処理手段132は、例えば、システム内の各種検知手段(センサ)の検知に係るデータに基づいてシステム全体の制御を行う。特に本実施の形態では、暖房運転時において、熱交換器温度センサ121の検知に基づく温度を熱源側熱交換機104における冷媒の蒸発温度とし、その温度とあらかじめ定められた温度条件に基づいて除霜運転を開始するかどうかを判断する。また、除霜運転時に熱交換器温度センサ121の検知に基づく温度とあらかじめ定められた温度条件に基づいて除霜運転を終了するかどうかを判断する。そして、その判断に基づいて、四方弁103、バイパス絞り装置111、熱源側開閉弁109の動作を制御し、また、負荷側制御装置211に負荷側絞り装置202の動作を制御させる。ここで本実施の形態では、熱源側制御装置131は、熱交換器温度センサ121の検知に基づく温度により除霜に関する判断を行っているが、例えば、タイマ等を備えて、除霜を一定時間毎に行うようにしてもよい。
熱源側通信手段133は、後述する負荷側ユニット200の負荷側通信手段213と通信線500を介して接続され、負荷側処理手段212との間でデータを含む信号の通信を行うためのインタフェースとなる。以下、熱源側処理手段132が行う処理、熱源側通信手段133が行う通信線500を介した各負荷側制御装置211との通信等を熱源側制御装置131がまとめて行うものとして説明する。
一方、負荷側ユニット200は、負荷側熱交換器201、負荷側絞り装置(膨張弁)202、負荷側ファン203で構成される。負荷側熱交換器201は冷媒と空気との熱交換を行う。例えば、暖房運転時においては凝縮器として機能し、ガス配管300から流入した冷媒と空気との熱交換を行い、冷媒を凝縮させて液化(又は気液二相化)させ、液配管400側に流出させる。一方、冷房運転時においては蒸発器として機能し、負荷側絞り装置202により低圧状態にされた冷媒と空気との熱交換を行い、冷媒に空気の熱を奪わせて蒸発させて気化させ、ガス配管300側に流出させる。また、負荷側ユニット200には、熱交換を行う空気の流れを調整するための負荷側ファン203が設けられている。この負荷側ファン203の速度は、例えば利用者の設定により決定されるものであるが、制御によって若干変動させることもできるものとする。負荷側絞り装置202は、開度を変化させることで、負荷側熱交換器201内における冷媒の圧力を調整するために設ける。また、本実施の形態においては、除霜運転時に閉止することで、冷媒の流れを遮断する。
負荷側制御装置211は、熱源側制御装置131と同様に、例えばマイクロコンピュータ等で構成される負荷側処理手段212と負荷側通信手段213とを有している。負荷側処理手段212は、例えば、熱源側制御装置131からの指示、負荷側ユニット200に設けられた検知手段(図示せず)からの信号等に基づいて、負荷側ユニット200を構成する各装置(手段)の制御を行う。特に本実施の形態では、除霜運転時において、熱源側制御装置131から送信された信号に基づいて、負荷側絞り装置202の開閉動作を制御する。以下、負荷側処理手段212が行う処理、負荷側通信手段213が行う通信線500を介した熱源側制御装置131との通信等を負荷側制御装置211がまとめて行うものとして説明する。
空気調和システムの暖房運転中に熱源側熱交換機104に付着した霜を除くため、一般的に暖房運転途中に除霜運転が行われる。除霜運転においては、暖房運転時とは冷媒の循環経路が変わり、通常、熱源側ユニット100内で経路(以下、この経路を除霜回路という)を形成して高温の冷媒を熱源側熱交換機104内に通過させればよく、負荷側ユニット200側を通過させる必要はない。しかし、実際には、負荷側ユニット200、液配管300、ガス配管400にある冷媒にも圧力が加わって循環してしまうため、熱源側ユニット100における冷風漏れ、圧縮機101への液バック等の悪影響を及ぼしていた。
そこで、本実施の形態では、熱源側ユニット100内で除霜回路を形成できるように、熱源側ユニット100と液配管300との間の冷媒通過を遮断することができる熱源側開閉弁109を設け、除霜運転を行う際には閉止するようにして、負荷側ユニット200を通過する冷媒の循環を防ぐようにする。これにより、除霜運転中、低温の冷媒が負荷側ユニット200(負荷側熱交換器201)内を通過せず、また過度の冷媒が熱源側ユニット100に流入しない。
次に本実施の形態の空気調和システムの動作について説明する。まず、冷房運転時の主冷媒回路における基本的な冷媒循環について説明する。圧縮機101により加圧されて吐出した高温、高圧ガス(気体)の冷媒は、四方弁103から熱源側熱交換器104内を通過することで凝縮し、液冷媒となって熱源側ユニット100を流出する。液配管400を通って負荷側ユニット200に流入した冷媒は、負荷側ユニット200においては、負荷側絞り装置202の開度調整により圧力調整された低温低圧の液冷媒が負荷側熱交換器201内を通過して蒸発して流出する。そして、ガス配管300を通って熱源側ユニット100に流入し、四方弁103、アキュムレータ106を介して圧縮機101に吸入され、前述したように加圧され吐出することで循環する。
さらに暖房運転時の主冷媒回路における基本的な冷媒循環について説明する。圧縮機101により加圧されて吐出した高温、高圧のガス冷媒は、四方弁103からガス配管300を通って、負荷側ユニット200に流入する。そして、負荷側ユニット200においては、負荷側絞り装置202の開度調整により圧力調整され、負荷側熱交換器201内を通過することにより凝縮し、中間圧力の液体又は気液二相状態の冷媒となって負荷側ユニット200を流出する。液配管400を通って熱源側ユニット100に流入した冷媒は熱源側熱交換器104内を通過することで蒸発し、ガス冷媒となって四方弁103、アキュムレータ106を介して圧縮機101に吸入され、前述したように加圧され吐出することで循環する。
図2は除霜運転開始、終了に係る熱源側制御装置131の処理を表す図である。図2に基づいて、熱源側制御装置131による除霜運転に係る判断及び制御について説明する。熱交換器温度センサ121から送信される信号に基づいて、暖房運転時の熱源側熱交換器104における冷媒の蒸発温度を判断し、あらかじめ定めた所定の温度条件を満たしているかどうかを判断する(ST1)。通常、可変速度熱源側ファン108が回転して風(空気)を送り、熱源側熱交換器104における熱交換を促進させるが、熱源側熱交換器104の冷媒との熱交換部分に霜が堆積すると、風路が閉塞して風量が低下する。また、堆積した霜のために空気と冷媒の熱交換も効率よく行われなくなる。このため、霜が堆積すると熱源側熱交換器104における蒸発温度が低下する。
そこで、熱源側制御装置131は、蒸発温度が所定の温度以下であるものと判断すると、暖房運転を停止し、除霜運転を開始させる(ST2)。除霜運転開始判断を行う温度条件の設定方法については、特に限定するものではないが、例えば試験等により具体的な温度条件(所定の温度)を求めることができる。
熱源側制御装置131は、除霜運転開始にともなって、除霜回路によって冷媒が循環するように、熱源側ユニット100等の各装置(手段)を制御する(ST3)。例えば、四方弁3を冷房運転時と同じになるように切り替えを行わせ、バイパス用絞り装置111を開放させ、熱源側開閉弁109を閉じさせるように各弁類を制御する。また、熱源側制御装置131は、切り替え等の際、配管内の圧力変動等によって音が発生することがあるため、圧縮機101の運転周波数を一旦下げ、切り替え等を行ってから、除霜運転における運転周波数にするように制御する。そして、可変速度熱源側ファン108も停止させる。さらに、負荷側制御装置211に信号を送信し、負荷側絞り装置202を閉じさせる。
以上の制御により形成された除霜回路による除霜運転時の冷媒の流れについて説明する。圧縮機101が吐出した高温、高圧のガス冷媒は、油分離器102と四方弁103を介して熱源側熱交換器104に至る。熱源側熱交換器104内をガス冷媒が通過して霜と熱交換する(霜側が吸熱する)ことにより、霜が融解して管から流れ落ちる。
一方、熱源側熱交換器104に流入したガス冷媒は熱交換により放熱し、若干液化して流出する。流出した冷媒は冷媒間熱交換器110、バイパス用絞り装置111を介してバイパス配管107を通過する。バイパス用絞り装置111の通過により、冷媒は低温、低圧の二相冷媒になる。ここで、効率よく除霜運転を行うには、バイパス配管107の管径が大きい方が、除霜回路における冷媒が循環速度が速くなるため、除霜運転の時間を短縮することができる。そこで、本実施の形態では、通常、冷媒を過冷却するために用いるバイパス配管の管径より大きいものと用いるものとする。また、バイパス用絞り装置111についても、冷媒の循環をよくするために圧力損失が大きくなり過ぎないようにする。そのため、例えば、圧力損失が5kgf/cm2 以下となるような流量特性の装置を選定しておくことが望ましい。そして、二相冷媒はアキュムレータ106の上流に流れる。基本的に液冷媒はアキュームレータ106に溜められ、ほぼガス冷媒のみが圧縮機101に吸引されて再度の加圧により吐出する。熱源側開閉弁109、絞り装置202が閉止しているために主冷媒回路による冷媒循環はない。
このような除霜回路での冷媒循環により除霜運転を継続する間、熱交換器温度センサ121から送信される信号に基づいて、熱源側熱交換器104から流出する冷媒の温度が所定の温度条件を満たしているかどうかを判断する(ST4)。霜が融解して水分が除去されると、空気との熱交換となるが、空気の比熱、可変速度熱源側ファン108停止等により熱交換があまり行われないため、熱源側熱交換器104から流出する冷媒の温度が上昇する。そこで、熱源側制御装置131は、判断した温度が、所定の温度以上になったものと判断すると、熱源側ユニット100の各装置(手段)を制御して除霜運転を終了させる(ST5)。除霜運転終了判断を行う温度条件(所定の温度)についても例えば試験等により求めることができる。
除霜運転終了と判断すると、熱源側制御装置131は、主冷媒回路によって冷媒が循環するように、熱源側ユニット100等の各装置(手段)を制御する(ST6)。例えば、四方弁3を暖房運転時と同じになるように切り替えを行わせ、バイパス用絞り装置111を閉止させ、熱源側開閉弁109を開放させるように各弁類を制御する。また、可変速度熱源側ファン108も回転させる。さらに、負荷側制御装置211に信号を送信し、負荷側絞り装置202の開度を初期状態に調整させるようにする。そして、熱源側制御装置131は暖房運転を開始させる(ST7)。さらに、ST1に基づいて蒸発温度の低下の有無を判断する(ST1)。ここで、暖房運転が安定するまでの一定時間、ST1による判断待ちを行うようにしてもよい。
以上のように実施の形態1のシステムにおいては、熱源側開閉弁109を設け、除霜運転を行う際、熱源側開閉弁109と負荷側絞り装置202とを閉止させるようにしたので、熱源側ユニット100内で除霜回路を形成でき、除霜運転時に冷媒が主冷媒回路を循環することがない。これにより、除霜運転時に過度の冷媒が熱源側ユニット100に流入しないため、液バックによる圧縮機101の破損を防ぐことができる。また、除霜運転対策としてアキュムレータ106を大型にする必要がなくなる。また、主冷媒回路において冷媒が熱源側ユニット100に偏ることがなく、暖房運転時の状態を保つことができるので、再開後に暖房運転が安定するまでの時間を短くすることができる。また、負荷側熱交換器201内を低温の冷媒が通過することなく、例えば室内への冷風漏れを防ぐことができる。さらに、低温の冷媒が通過することにより、負荷側熱交換器201、ガス配管400の管の温度を著しく下げてしまうことがないので、暖房運転が再開された際に、負荷側ファン203により例えば室内に送られる風(空気)の温度の低下を防止することができる。なお、液配管300と冷媒間熱交換器110との間に熱源側開閉弁109を設けているが、ガス配管400と四方弁103との間にも開閉弁を設けるようにしてもよい。
実施の形態2.
図3は本発明の実施の形態2に係る空気調和システムを表す図である。図3の空気調和システムにおいて、図1と同じ符号を付している装置(手段)については、基本的には同様の動作を行うため、説明を省略する。ただし、本実施の形態及び図3では、熱源側ユニット100と負荷側ユニット200とをそれぞれ2系統ずつ設けて配管接続しているため、それぞれを熱源側ユニット100a、100b負荷側ユニット200a、200bとする(特に区別する必要がない場合は、熱源側ユニット100、負荷側ユニット200として説明する。以下、他の装置(手段)においても同じ)。ここで、図3においては、熱源側制御装置131aと熱源側制御装置131bとは通信線600で通信接続されており、データを含む信号の通信を行うことができるが、例えば、負荷側ユニット200における負荷に対する必要な能力判断等、システム全体における判断等については、本実施の形態では熱源側制御装置131aが行うものとする。そして、熱源側制御装置131bは、熱源側制御装置131aからの指示に基づいて、熱源側ユニット100bの各装置(手段)を制御するものとする。本実施の形態においては、熱源側ユニット100aだけでなく、他の熱源側ユニット100(熱源側ユニット100b)の除霜運転開始、終了判断を行い、各熱源側ユニット100間の除霜運転の調整を行うものとする。
図3において、ホットガスバイパス配管112(112a、112b)は、圧縮機101が吐出した高温のガス冷媒の一部を熱源側熱交換器104に送り込むためのバイパス配管である。ホットガスバイパス配管112の冷媒通過を制御するためにホットガス開閉弁113(113a、113b)が設けられている。これにより、本実施の形態では圧縮機101、油分離器102、ホットガスバイパス配管112、冷媒間熱交換機110、熱源側熱交換器104、四方弁103、アキュムレータ106を経て圧縮機101に至る除霜回路が形成される。また、本実施の形態のシステムでは、除霜運転中に熱源側熱交換器104から流出する冷媒の温度を検知するための流出温度センサ122(122a、122b)を設けている。
本実施の形態では、複数の熱源側ユニット100を有する空気調和システムにおいて、例えばある熱源側ユニット100が除霜運転を行っている間も、別の熱源側ユニットが暖房運転を継続して行えるようにするための構成、制御を行うものである。そのため、実施の形態1と同様に、除霜運転に係る熱源側ユニット100において、除霜運転時に熱源側開閉弁109を閉じ、除霜回路を主冷媒回路における冷媒循環から切り離す。
次に空気調和システムにおける暖房運転時の基本的な動作について説明する。本実施の形態の空気調和システムについては、2系統の熱源側ユニット100のうち、熱源側ユニット100aから運転を始めるものとする。熱源側制御装置131aは、各負荷側ユニット200における負荷の大きさに基づいて供給する能力を決定するが、熱源側ユニット100のどちらかを運転させれば供給できると判断した場合には、基本的には熱源側ユニット100aを暖房運転させて能力供給を行うものとする。そして、圧縮機101aが所定の圧力になるまで熱源側ユニット100aを運転させ、熱源側ユニット100aの暖房運転だけでは、能力不足であると判断したときに、これ補うために、他の熱源側ユニット100である熱源側ユニット100bも運転させるようにする。また、例えば熱源側ユニット100aが除霜運転を行っている場合には、熱源側ユニット100bが暖房運転を行って、各負荷側ユニット100への能力供給を行う。
以上のようにして2系統の熱源側ユニット100の動作を制御し、暖房運転を行わせるが、このような制御に特に限定するものではない。例えば、各熱源側ユニット100を平均して運転させるようにする、エネルギ消費効率を向上させるように運転させる等、目的に合わせた制御を行うことができる。
暖房運転時の主冷媒回路における冷媒循環については、実施の形態1で説明していることと基本的には同じであるため説明を省略する。ただ、本実施の形態のシステムは、熱源側ユニット100、負荷側ユニット200をそれぞれ2系統有する。そのため、熱源側ユニット100a、100bから送られたガス冷媒は合流してガス配管400を通過し、負荷側ユニット200a、200bに分岐する。また、負荷側ユニット200a、200bを流出した液冷媒は合流して液配管300を通過し、熱源側ユニット100、負荷側ユニット200に分岐する。
図4は除霜運転開始、終了に係る熱源側制御装置131aの処理を表す図である。図4に基づいて、熱源側制御装置131aによる除霜運転に係る判断及び制御について説明する。熱交換器温度センサ121a及び運転している他の熱源側制御装置131(ここでは熱源側制御装置131b)から送信される信号に基づいて、各熱源側熱交換器104における冷媒の暖房運転時の蒸発温度を判断し、あらかじめ定めた所定の温度条件を満たしているかどうかを判断する(ST11)。
ここでは、実施の形態1と同様に、各蒸発温度と所定の温度とを比較し、各熱源側熱交換器104における蒸発温度が所定の温度以下になったかどうか(除霜が必要な熱源側ユニット100が存在するかどうか)を判断する。この温度条件(所定の温度)については例えば試験等により求める。
ST11において、除霜が必要な熱源側ユニット100が複数存在した場合、本実施の形態では、そのうちの熱源側ユニット100を1つ選定するものとする(ST12)。この選定方法については特に限定するものではないが、例えば、熱交換器温度センサ121の検知に基づく温度だけではなく、流出温度センサ122の検知に基づく温度を基準として選定を行ってもよい。また、霜が多く堆積した熱源側熱交換器104においては、熱源側熱交換器104の熱交換量が低下して液バックしやすくなる。その結果、圧縮機101が吸入する冷媒が湿った状態となるため、吐出した冷媒の温度が低下する傾向にある。そこで、圧縮機101が吐出した冷媒の温度を判断するための検知手段を設け、その手段の検知に基づく温度により選定するようにしてもよい。
蒸発温度が温度条件以下の熱源側熱交換器104が存在すると判断すると、システム全体としての能力を低下させ過ぎないようにするため、さらに除霜運転中の熱源側ユニット100が他に存在するかどうかを判断する(ST13)。他に除霜運転中の熱源側ユニット100が存在しなければ、選定した熱源側ユニット100の熱源側制御装置131に除霜運転を行う旨の信号を送信し、除霜運転を開始させる(ST14)。他の熱源側ユニット100においては暖房運転を継続等する。ここで、熱源側ユニット100aが除霜運転を行う場合は、熱源側制御装置131a自身が各装置(手段)を制御して除霜運転を開始させる。また、ある熱源側ユニット100(例えば熱源側ユニット100a)が除霜運転を行う際、他の熱源側ユニット100(例えば熱源側ユニット100b)において暖房運転を行っていない場合、負荷に対する能力を確保するため、暖房運転をさせるように指示し、その運転が安定してから熱源側ユニット100aの除霜運転を開始させるようにしてもよい。
以下では、熱源側ユニット100a、100bが共に運転を行っている途中で、熱源側ユニット100bについて除霜運転を行うものと判断した場合について説明する。
熱源側制御装置131aから除霜運転を行う旨の信号を受信した熱源側制御装置131bでは、除霜回路によって冷媒が循環するように、熱源側ユニット100bの各装置(手段)を制御する(ST21)。例えば、熱源側開閉弁109bを閉じ、ホットガス開閉弁113bを開放させるように各弁類を制御する(暖房運転時にはバイパス絞り装置111bは閉止しているためそのままとなる)。また、熱源側制御装置131bは、切り替え等の際、配管内の圧力変動等によって音が発生することがあるため、圧縮機101bの運転周波数を一旦下げ、切り替え等を行ってから、除霜運転における運転周波数にするように制御する。そして、可変速度熱源側ファン108bも停止させる。
以上の制御により形成された除霜回路による除霜運転時の冷媒の流れについて説明する。圧縮機101bを吐出した高温、高圧のガス冷媒は、油分離器102bを介してその一部がホットガスバイパス配管112bを通過する。さらに冷媒間熱交換器110bを通過して熱源側熱交換器104bに至る。なお、熱源側開閉弁109bが閉止しているため、液配管300側には冷媒が流れない。熱源側熱交換器104b内をガス冷媒が通過して霜と熱交換する(霜側が吸熱する)ことにより、霜が融解して管から流れ落ちる。
一方、熱源側熱交換器104bに流入したガス冷媒は熱交換により放熱し、一部が液化して流出する。流出した冷媒は四方弁103bを通過してアキュムレータ106bの上流に流れる。液冷媒はアキュムレータ106bに溜められ、ほぼガス冷媒のみが圧縮機101bに吸引されて再度の加圧により吐出する。
ここで、除霜運転している熱源側ユニット100bにおいて、圧縮機101bを吐出してホットガスバイパス配管112bに流れなかった残りの冷媒は、暖房運転を行っている他の熱源側ユニット100の圧縮機101(熱源側ユニット100aの圧縮機101a)から吐出した冷媒と合流し、ガス配管400を通過して負荷側ユニット100に供給する能力に寄与することとなる。熱源側開閉弁109bが閉じられており、除霜運転を行っている熱源側ユニット100bには、負荷側ユニット100からの冷媒は流入することができないため、負荷側ユニット100、液配管300を通過した冷媒は、熱源側ユニット100aに流入し、循環することとなる。
また、熱源側制御装置131aは、除霜運転を行っている熱源側ユニット100の熱源側制御装置131から送信される流出温度センサ122が検知した信号により、その熱源側熱交換器104から流出する冷媒の温度を判断し、その温度が所定の温度以上であるかどうかを判断する(ST15)。所定の温度以上であると判断すると、除霜運転を行っている熱源側ユニット100の熱源側制御装置131に除霜運転を終了する旨の信号を送信し、除霜運転を終了させる(ST16)。また、暖房運転を開始させる。除霜運転終了判断を行う温度条件についても、例えば試験等により求めることができる。熱源側ユニット100aが除霜運転を行う場合は、熱源側制御装置131自身が各装置(手段)を制御して除霜運転を終了させる。ST11に基づいて蒸発温度の低下の有無を判断する(ST11)。ここで、選定した熱源側ユニット100(熱源側ユニット100b)の暖房運転が安定するまでの一定時間、ST11による判断待ちを行うようにしてもよい。
熱源側制御装置131aから除霜運転を行う旨の信号を受信した熱源側制御装置131bでは、除霜回路によって冷媒が循環するように、熱源側ユニット100bの各装置(手段)を制御する(ST22)。例えば、熱源側開閉弁109bを開放し、ホットガス開閉弁113bを閉止させるように各弁類を制御する。また、可変速度熱源側ファン108bも回転させる。以上のようにして、暖房運転の状態に戻して主冷媒回路による冷媒の循環を開始する。
以上のように、実施の形態2によれば、複数の熱源側ユニット100でシステムを構成する場合に、各熱源側ユニット100に熱源側開閉弁109を設け、除霜運転を行う熱源側ユニット100においては、熱源側開閉弁109を閉止させるようにして、他の熱源側ユニット100において行われている暖房運転によって主冷媒回路を循環している冷媒が除霜運転を行っている熱源側ユニット100に流入しないようにしたので、システム内において暖房運転と除霜運転とを並行して行うことができる。このように暖房運転と除霜運転とを並行して行うことで、負荷側ユニット100において暖房を継続することができ、暖房運転が一時停止することによる、室内に送られる風(空気)の温度の低下による不快感を与えなくてすむ。また、熱源側制御装置131aは、蒸発温度が所定の温度以下で、かつ最も低いと判断した熱源側ユニット100に除霜運転を行わせるようにするようにしたので、各熱源側ユニット100を連携させ、負荷に対する能力低下を防ぎつつ、除霜運転を必要とする熱源側ユニット100から除霜運転を行わせるように制御することができる。
実施の形態3.
図5は本発明の実施の形態3に係る空気調和システムを表す図である。図5の空気調和システムにおいて、図1及び図2と同じ符号を付している装置(手段)については、基本的には同様の動作を行うため、説明を省略する。
図5において、熱源側熱交換器114(114a、114b)は、熱源側熱交換器104と同じ熱交換器である。除霜運転時に熱源側熱交換器104の霜が融解している間、熱源側熱交換器114における冷媒の温度上昇を抑えるため、本実施の形態では、熱源側ユニット100内において、熱源側熱交換器114は熱源側熱交換器104の下部に設けられているものとする。
また、熱交換開閉弁115(115a、115b)は、熱源側熱交換器114を利用しない場合に閉止して冷媒が流れないようにするものである。そして、三方弁116(116a、116b)は、熱源側制御装置131からの指示に基づいて冷媒の流れを切り替える。特に本実施の形態では、暖房運転時においては、熱源側熱交換器114からアキュムレータ106に冷媒が流れる経路に切り替えが行われる。また、冷房運転時又は除霜運転時においては、油分離器102を介し、圧縮機100から熱源側熱交換器114に冷媒が流れる経路に切り替えが行われる。
本実施の形態は、1の熱源側ユニット100に2つの熱源側熱交換器104及び114を設け、実施の形態2と同様に、暖房運転と除霜運転を並行して行えるような構成とすると共に、2つの熱源側熱交換器の動作を制御し、細かな能力制御を行えるようにしたものである。なお、ここでは上述の実施の形態と同様に、冷媒間熱交換器110と液配管300との間に熱源側開閉弁109を設けているが、冷媒間熱交換器110と熱源側熱交換器104及び熱源側熱交換器114とを接続する配管途中に熱源側開閉弁109を設けるようにしてもよい。
次に本実施の形態の空気調和システムにおける暖房運転時の基本的な動作について説明する。基本的には、上述した実施の形態2のシステムにおける動作と同じである。ここでは、暖房運転において外気温度(可変速度熱源側ファン108の回転によって熱源側ユニット100内に吸い込まれた外気の空気の温度をいうものとする)が高くなった場合の運転について説明する。外気温度が高くなった場合には、熱源側熱交換器104、114において、冷媒と熱交換を行う空気の温度も高くなることになる。そのため、蒸発温度が連動して高くなり、圧縮機101の吸入側における圧力(低圧側)が上昇する。これにより、圧縮機101において運転周波数を最小にしても、圧縮機101が吐出する冷媒流量が過多になる。
そこで、圧縮機101の運転周波数を最小に制御しても、なお吐出側における冷媒の圧力(高圧側)が負荷に基づいて定めた目標の圧力よりも高いと判断すると、熱源側制御装置131は、熱交換開閉弁115を閉じるように制御し、熱源側熱交換器114に冷媒が流れないようにする。これにより、熱源側熱交換器104だけが機能することになるため、処理できる冷媒量(容量)を小さくすることで蒸発温度の上昇を抑え、圧縮機101が吐出する冷媒流量も抑える。
除霜運転開始に係る熱源側制御装置131aの処理については、基本的には、上述した実施の形態2において図4に基づいて説明したことと同様の処理を行う。ここでは、信号を受信して除霜運転を行う熱源側ユニット100における各装置(手段)の制御について説明する。本実施の形態においても、熱源側ユニット100bが除霜運転を行うものとして説明する。
信号を受信した熱源側制御装置131bでは、除霜回路によって冷媒が循環するように、熱源側ユニット100bの各装置(手段)を制御する。例えば、熱源側開閉弁109bを閉じ、三方弁116bを圧縮機100から熱源側熱交換器114に冷媒が流れる経路に切り替えるように制御する。また、熱交換開閉弁115bが閉止している場合には、開放させるように制御する(暖房運転時にはバイパス絞り装置111bは閉止しているためそのままとなる)。また、熱源側制御装置131bは、切り替え等の際、配管内の圧力変動等によって音が発生することがあるため、圧縮機101bの運転周波数を一旦下げ、切り替え等を行ってから、除霜運転における運転周波数にするように制御する。そして、可変速度熱源側ファン108bも停止させる。
以上の制御により形成された除霜回路による除霜運転時の冷媒の流れについて説明する。圧縮機101bを吐出した高温、高圧のガス冷媒は、油分離器102bを介してその一部が三方弁116bを介して熱源側熱交換器114bに至る。熱源側熱交換器114b内をガス冷媒が通過して霜と熱交換する(霜側が吸熱する)ことにより、霜が融解して管から流れ落ちる。
一方、熱源側熱交換器114bに流入したガス冷媒は熱交換により放熱して流出する。また、流出した冷媒は、さらに熱源側熱交換器104bに流入し、熱交換により放熱して流出する。なお、熱源側開閉弁109bが閉止しているため、液配管300側には冷媒が流れない。また、バイパス絞り装置111も閉止しており、バイパス配管107にも冷媒が流れない。熱源側熱交換器104bを流出した冷媒は、四方弁103bを通過してアキュムレータ106bの上流に流れる。液冷媒はアキュムレータ106bに溜められ、ほぼガス冷媒のみが圧縮機101bに吸引されて再度の加圧により吐出する。
ここで、上述した実施の形態2のST15、ST16においては、熱源側制御装置131は、流出温度センサ122の検知に基づく温度により除霜運転終了の判断を行っていたが、本実施の形態では熱交換器温度センサ121の検知に基づく温度により判断する。熱源側熱交換器104、114においては、霜が落ちて水分が除去されると冷媒温度が上昇する。基本的には除霜回路において上流にあたる熱源側熱交換器114の方が早く除霜されることになるが、前述したように熱源側熱交換器114が熱源側熱交換器104の下部に設けられており、熱源側熱交換器104に霜が残っている間は、熱源側熱交換器114に落ちる水分が冷媒の温度上昇を抑える。そのため、ST15、ST16において、熱源側制御装置131aは、熱交換器温度センサ121の検知に基づく温度があらかじめ定めた温度条件以上になったものと判断すると、熱源側熱交換器104、114の両方において除霜できたものとして除霜運転を終了させる。
以上のように、実施の形態3によれば、各熱源側ユニット100に熱源側開閉弁109を設けることで暖房運転と除霜運転とを並行して行うことができる。また、1の熱源側ユニット100に、複数の熱源側熱交換器104及び114を設けるようにし、熱源側制御装置131は能力過多であると判断すれば、熱源側熱交換器114に冷媒を通過させないようにして、蒸発温度の制御を行うようにしたので、熱源側ユニット100が供給する能力をさらに細かく調整することができる。これにより、安定した暖房運転を行うことができる。
実施の形態4.
図6は本発明の実施の形態4に係る空気調和システムを表す図である。図6の空気調和システムにおいて、図1〜図3と同じ符号を付している装置(手段)については、基本的には同様の動作を行うため、説明を省略する。ただ、本実施の形態における圧縮機101(101a、101b)は、圧縮行程の途中の部分に冷媒を流入させるためのインジェクションポート(図示せず)を有している。このインジェクションポートについては例えば圧縮機101を構成する圧縮室の一部分を開口して設けるようにする。また、例えば圧縮機を複数段(例えば2段)で構成している場合には、前段の圧縮機の吐出側と後段の圧縮機の吸入側とを接続する配管に設けるようにしてもよい。また、熱源側開閉弁109は、除霜運転中もインジェクションポートから冷媒を流入させられるようにするため、本実施の形態においては、冷媒間熱交換器110と熱源側熱交換器104及び熱源側熱交換器114とを接続する配管途中に設けている。
インジェクション開閉弁117(117a、117b)は、開閉により、インジェクションポートに流入する冷媒の通過又は遮断を行うものである。また、開放開閉弁118(118a、118b)は、バイパス絞り装置111とインジェクション開閉弁117とが閉止したときに開放してバイパス配管107内を大気開放することで、インジェクション開閉弁117の破損を防ぐために設けたものである。また、本実施の形態においては、熱源側ユニット100は、外気温度を検知する熱源側空気温度センサ123(123a、123b)を有している。
次に本実施の形態の空気調和システムにおける暖房運転時の基本的な動作について説明する。基本的には、上述した実施の形態3のシステムにおける動作と同じである。ここでは、暖房運転において外気温度が低くなった場合の運転における冷媒のインジェクションについて説明する。例えば外気温度が低いと、熱源側熱交換器104において冷媒の蒸発温度が低くなり、流出する冷媒の過熱度が高くなる。そのため、圧縮機101に流入する(圧縮機101が吸入する)冷媒の密度が低くなり、冷媒流量も低下するため能力が低下する。そこで、熱源側空気温度センサ123からの信号に基づいて、外気温度が所定の温度(例えば−10℃)以下であるものと判断すると、熱源側制御装置131は、バイパス絞り装置111とインジェクション開閉弁117とを開放させ、開放開閉弁118を閉止させるように制御する。これにより、液配管400を通過した冷媒は、熱源側熱交換器104、114側だけでなく、バイパス絞り装置111側にも分流し、インジェクション回路が構成されることになる。
バイパス絞り装置111を通過した冷媒は、冷媒間熱交換器110により、高乾き度の湿り蒸気となり、バイパス配管107、開閉弁112を通ってインジェクションポートを介して圧縮機101に送られる。ここで、開放開閉弁118は閉止しているため、アキュムレータ106側には冷媒は流れない。このため、湿り蒸気の密度の高い冷媒が圧縮機101に供給される。これにより、外気温度が低くても熱源側熱交換器104からの冷媒における密度の低さを補って負荷に対して必要な量の冷媒を供給することができ、能力の低下を抑えることができる。
熱源側制御装置131aの除霜運転に係る処理については、基本的には、上述した実施の形態3と同様の処理を行い、除霜回路は同じ経路となるため、説明を省略する。ここで、前述したように、除霜運転中の熱源側ユニット100の圧縮機101が吐出した冷媒の一部についても主冷媒回路に流入するような構成としている。そのため、除霜運転中の圧縮機101においても、インジェクションポートから冷媒を流入させ、密度の高い冷媒を吐出できるようにすることが望ましい。
そこで、冷媒間熱交換器110と熱源側熱交換器104及び熱源側熱交換器114とを接続する配管途中に熱源側開閉弁109を配置するようにして、除霜運転時にはインジェクション回路と除霜回路とが切り離されるようにする。そして、液配管300を通過した液冷媒の一部が除霜運転中の熱源側ユニット100にも流入するようにする。そして、その冷媒がバイパス絞り装置111、インジェクション開閉弁117を通過してインジェクションポートから流入する。これにより、除霜運転時においても、暖房運転時と変わることなく、所定の密度による冷媒量を供給することができる。
以上のことは、例えばインジェクション回路を利用した暖房運転が行われていることを前提として説明した。例えば、インジェクション回路を利用した暖房運転を行っていなかったときに、ある熱源側ユニット100が除霜運転を行うものと判断したときには、負荷に対する能力低下を防ぐため、バイパス絞り装置111とインジェクション開閉弁117とを開放させ、開放開閉弁118を閉止させて、インジェクションポートからの冷媒供給による能力向上を図るようにしてもよい。
以上のように、実施の形態4によれば、各熱源側ユニット100に熱源側開閉弁109を設けることで暖房運転と除霜運転とを並行して行うことができる。また、圧縮機101にインジェクションポートを設け、インジェクションポートから冷媒を流入させて吐出する冷媒の密度を高めるように制御することができるので、例えばある熱源側ユニット100による除霜運転によって、システム全体として能力が低下しそうな場合においても、これを補い、快適な暖房運転を行うことができる。また、冷媒間熱交換器110と熱源側熱交換器104及び熱源側熱交換器114とを接続する配管途中に熱源側開閉弁109を配置するようにしたので、除霜運転時においてもインジェクションポートから冷媒を流入させることができ、除霜運転を行っている熱源側ユニット100からも能力供給に寄与することができる。
実施の形態5.
上述の実施の形態では、除霜運転を行うべき熱源側ユニット100が存在すると判断すると、熱源側制御装置131aは、その熱源側ユニット100に除霜運転を行う指示を含む信号を直ちに送信し、除霜運転を行わせるものとして説明したが、これに限定するものではない。
例えば、除霜運転を行うことで、暖房能力が大きく低下することがある。このような場合、負荷側ユニット200における運転台数、運転している負荷側ユニット200の負荷側熱交換器201の容量、負荷側ファン203の回転により負荷側熱交換器201において熱交換を行う空気の温度等を判断基準として、例えばそれらの値が所定の値以下であるかどうかを判断する。これにより各負荷側ユニット200の負荷の大きさから、システム全体の負荷の大きさを判断し、例えば最大負荷の約50%の負荷(中間負荷)等、暖房運転と並行に除霜運転を行っても、各室内の温度が下がって不快感を与えない等、暖房運転に影響がないと判断した場合に、熱源側制御装置131aは、除霜運転を行う指示を含む信号を送信し、システムにおいて除霜運転と暖房運転とを同時に並行して行うようにしてもよい。また、暖房運転に影響がないと判断できるまで除霜運転を待つようにしてもよい。
また、除霜運転を行うことにより、並行して行っている暖房運転において負荷側ユニット200に供給する能力が若干低下せざるを得ない場合、負荷側ファン203により室内に送られる空気温度の低下が不快感につながるため、負荷側ファン203の回転速度を制御し、風量を低下させることで空気の温度を上げるようにしてもよい。
さらに、前述の実施の形態において、複数の熱源側熱交換器104において蒸発温度が低いと判断した場合には、除霜運転を行わせる1の熱源側ユニット100を選定するようにしたが、これについても特に限定するものではない。例えば、暖房運転に影響がでないと判断した場合には、除霜運転を行わせる複数の熱源側ユニット100を選定するようにしてもよい。
実施の形態6.
上述の実施の形態では、熱源側開閉弁109を用いて、除湿運転時の冷媒の遮断等を行うようにしたが、これに限定するものではない。例えば、開度調整を行うことができる絞り装置を用いるようにしてもよい。例えば、実施の形態4のシステムでは、冷媒間熱交換器110と熱源側熱交換器104及び熱源側熱交換器114とを接続する配管途中に熱源側開閉弁109を配置するようにしている。この位置に熱源側開閉弁109ではなく、絞り装置を設けることにより、例えば暖房運転時において冷媒の圧力を変化させることができ、熱源側熱交換器104、114における蒸発温度を調整することができる。
また、熱源側開閉弁109等を、熱源側ユニット100が故障したときに、主冷媒回路から切り離し、冷媒流入を防ぐために用いることができる。
実施の形態7.
上述の実施の形態では、熱源側制御装置131aが複数の熱源側ユニット100の間の運転調整等、システム全体の制御に係る判断を行うようにしたが、これに限定するものではない。各ユニットとは独立した装置において、集中制御するようにしてもよい。
上述した実施の形態では、空気調和システムにおいて適用したが、本発明は、冷凍システムをはじめとする冷凍サイクルを用いて冷媒回路を構成する他のシステムにも適用することができる。
本発明の実施の形態1に係る空気調和システムを表す図である。 除霜運転開始、終了に係る熱源側制御装置131の処理を表す図である。 本発明の実施の形態2に係る空気調和システムを表す図である。 除霜運転開始、終了に係る熱源側制御装置131の処理を表す図である。 本発明の実施の形態3に係る空気調和システムを表す図である。 本発明の実施の形態4に係る空気調和システムを表す図である。
符号の説明
100,100a,100b 熱源側ユニット、101,101a,101b 圧縮機、102,102a,102b 油分離器、103,103a,103b 四方弁、104,104a,104b,114,114a,114b 熱源側熱交換器、105,105a,105b 毛細管、106,106a,106b アキュムレータ、107,107a,107b バイパス配管、108,108a,108b 可変速度熱源側ファン、109,109a,109b 熱源側開閉弁、110,110a,110b 冷媒間熱交換器、111,111a,111b バイパス絞り装置、112,112a,112b ホットガスバイパス配管、113,113a,113b ホットガス開閉弁、115,115a,115b 熱交換開閉弁、116,116a,116b 三方弁、117,117a,117b インジェクション開閉弁、118,118a,118b 開放開閉弁、121,121a,121b 熱交換器温度センサ、122,122a,122b 流出温度センサ、123,123a,123b 熱源側空気温度センサ、131,131a,131b 熱源側制御装置、132,132a,132b 熱源側処理手段、133,133a,133b 熱源側通信手段、200,200a,200b 負荷側ユニット、201,201a,201b 負荷側熱交換器、202,202a,202b 負荷側絞り装置、211,211a,211b 負荷側制御装置、212,212a,212b 負荷側処理手段、213,213a,213b 負荷側通信手段、300 ガス配管、400 液配管、500,600 通信線。

Claims (4)

  1. 圧縮機及び熱源側熱交換器を有する複数の熱源側ユニットと、膨張弁及び負荷側熱交換器を有する負荷側ユニットとを配管接続することで冷媒が循環して空気調和が行われる主冷媒回路と、該主冷媒回路上の配管から分岐して、前記熱源側熱交換器と前記膨張弁との間を流れる冷媒と分岐した冷媒とを熱交換する冷媒間熱交換器および圧力損失が5kgf/cm以下となる絞り装置を接続した配管を通過することにより、前記圧縮機と前記熱源側熱交換器との間で前記冷媒が循環して前記熱源側熱交換器の除霜が行われる除霜回路とが構成される空気調和システムにおいて、
    前記熱源側ユニットは、除霜運転中に、前記主冷媒回路による冷媒循環が行われないように閉止する熱源側開閉弁を備え、
    前記除霜運転を行う熱源側ユニット以外の熱源側ユニットは暖房運転を継続し、
    また、各熱源側ユニットは前記熱源側熱交換器における暖房運転時の蒸発温度を検知するための検知手段をそれぞれ有し、
    各検知手段が検知した蒸発温度が所定の温度以下で、かつ最も低いと判断した熱源側熱交換器を有する熱源側ユニットに除霜運転を行わせる処理を行う熱源側制御装置をさらに備えることを特徴とする空気調和システム。
  2. 前記熱源側熱交換器を、上下関係を有して配置された2つの熱交換器で構成し、除霜運転時には、下側の熱交換器から上側の熱交換器に向けて高温の冷媒が流れるように除霜回路を形成し、さらに、前記上側の熱交換器と前記下側の熱交換器との配管上に、除霜運転開始及び終了を判断するための温度を検知する温度検知手段を設けることを特徴とする請求項1記載の空気調和システム。
  3. 前記熱源側ユニットは、圧縮途中の部分に冷媒を供給するためのインジェクションポートを設けた圧縮機を有し、
    除霜運転において閉止したときに、流入した冷媒がインジェクションポートに至る経路と前記除霜回路とを切り離すことができる位置に前記熱源側閉止弁を設けることを特徴とする請求項1又は2記載の空気調和システム。
  4. 前記熱源側開閉弁の代わりに、開度調整可能な熱源側絞り装置を設けることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の空気調和システム。
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