JP2003259792A - パイおよびパイの製造方法 - Google Patents

パイおよびパイの製造方法

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JP2003259792A
JP2003259792A JP2002061875A JP2002061875A JP2003259792A JP 2003259792 A JP2003259792 A JP 2003259792A JP 2002061875 A JP2002061875 A JP 2002061875A JP 2002061875 A JP2002061875 A JP 2002061875A JP 2003259792 A JP2003259792 A JP 2003259792A
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Japan
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pie
dough
sponge
filling
pie dough
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JP2002061875A
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Yoshihiko Suzuki
良彦 鈴木
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Original Assignee
MONTEERU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 焼成され、内部にフィリングを充填してなる
パイにおいても、パイ特有のパリパリとした食感を喪失
せず、おいしいパイを提供することを目的とする。 【解決手段】 小塊状とされるパイ1は内部中心にフィ
リング2を充填して製造される。フィリング2として
は、例えばクリーム(カスタードクリーム等)、パンプ
キンペースト、さつまいもの裏ごしペースト、あんこ、
ジャムペースト、グラタン、ミートペースト(ミートパ
イの具)などの肉製品が考えられ、表面を焼成されたパ
イ層3で被覆されてなる。また表面に形成されたパイ層
3と中心のフィリング2との間には、スポンジ生地を焼
成して形成されるスポンジ層4が備えられ、スポンジ層
4は内部中心のフィリング2を被包する状態で焼成され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部中心にクリー
ム、餡、肉製品などのフィリングを充填する状態で、表
面をパイ層で被うタイプのパイとその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近、大手、中小の製パン業者において
は、食パンの他に様々なタイプの菓子パン、デニッシュ
類を新製品として開発し、多様化する需要者のニーズに
応えているところである。これら製パン業者において
は、最近、内部中心にクリーム、餡、肉製品などのフィ
リングを充填する状態で、表面をパイ層で被うタイプの
パイの供給を行っている。すなわち、こうした業者にお
いては、内部に充填するフィリングを次々に開発し、コ
ンビニエンスストア、スーパーマーケットに向けて新製
品として様々なパイの供給を行っており、例えばカスタ
ードクリームパイ、パンプキンパイ、スウィートポテト
パイ、サワークリームパイ、グラタンパイ、ミートパ
イ、あんパイなど多種多様のものが供給されるところで
ある。
【0003】こうしたパイが需要者に受け入れられる背
景としては、これら供給される商品としてのパイが手
のひらに載る程度の小塊状とされ、スナック感覚で食べ
られる点、オーブントースターや小さな電子レンジな
どに入れて手軽に再加熱することができ、簡単にアツア
ツの状態で食べることができる点、フィリングが表面
に存在せず、内部に被包されるため、表面のパイ層を手
に持って(あるいはナプキンで包むようにして)食べる
ことができ、ナイフやフォークなどを使わず、また手を
フィリングで汚すことなく簡単に食べられる点、独身
者や一人暮らしの人が増えて個食文化が発達し、例えば
コンビニエンスストアでこうしたパイを購入し、持ち帰
って再加熱して食べる際に、内部に充填されるフィリン
グにバリエーションを持たせたり、高級食材を提供する
ことで食生活の変化を実現できる点、などがあげられ、
特にコンビニエンスストア向けの製パン業者、食品加工
会社などにおいては、こぞってこうしたスナックタイプ
の小塊状のパイに関する新製品を提供しているところで
ある。
【0004】なお、こうした内部にフィリングを充填し
てなるパイの製造には、従来、例えば特許第26410
28号や特許第2896503号に開示される製造装置
が用いられ、フィリングを外皮材としてのパイ生地で被
包し、小塊状とされ、内部にフィリングを充填したパイ
をオーブンで焼成して、様々なパイの提供を行っている
ところである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
方法により内部にフィリングを充填し、表面にパイ層を
備える状態で提供されるパイに関しては、パイ層の内側
に直接フィリングが充填される状態で製造されるため
に、フィリングに含まれる水分が製造後、時間の経過と
ともにパイ層へと浸透してしまい、パイ層においてパイ
特有のパリパリとした食感が失われてしまう不具合が生
じやすいものとされていた。
【0006】特に電子レンジやオーブントースターで再
加熱する場合に、パイ層に、こうした水分の浸透された
ままの状態で再加熱すると、パイ層がしんなりとしてし
まう不具合があり、加えてこうして製造されるパイをオ
ーブントースターで再加熱すると水分の浸透が少ないパ
イ層表面側がこげ、一方水分の浸透が多いパイ層のフィ
リング側が温まりにくく、再加熱の温度調整が難しいも
のとされていた。
【0007】本発明は上記従来の不具合に着目してなさ
れたものであり、焼成され、内部にフィリングを充填し
てなるパイにおいても、パイ特有のパリパリとした食感
を喪失せず、おいしいパイを提供することを目的として
いる。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はクリーム、肉製品、あんなどのフィリング
をパイ生地で被包し、内部にフィリングが充填されたパ
イ生地を焼成して製造されるパイであって、フィリング
をスポンジ生地で被包し、さらにこれをパイ生地で被包
して焼成し、内部中心に充填されるフィリングと、焼成
され、表面に形成されたパイ層の間にスポンジ生地を焼
成して形成されるスポンジ層を備えることとしたもので
ある。
【0009】また、本発明はパイ生地を内部に空胴を形
成する状態で焼成し、焼成後に、形成された空胴に、ク
リーム、ジャムなどのフィリングを注入して充填し、製
造されるパイであって、パイ生地の内側にスポンジ生地
を、さらに該スポンジ生地の内側に空胴を形成する状態
に成形されたパイ生地を焼成し、内部中心に形成された
空胴と、焼成され、表面に形成されたパイ層の間にスポ
ンジ生地を焼成してなるスポンジ層を備え、さらにスポ
ンジ層の内側に形成された空胴にフィリングを注入して
充填し、製造されることとしたものである。
【0010】また、本発明は長尺状に延伸されたパイ生
地を、その長手方向を搬送方向に対応させた状態で搬送
装置により搬送させ、該搬送されるパイ生地の上部に、
同じく長尺状に延伸されたスポンジ生地を、その長手方
向をパイ生地の長手方向に対応させた状態で重畳するス
ポンジ生地重畳工程と、搬送装置により搬送され、スポ
ンジ生地が重畳されたパイ生地における該スポンジ生地
の上部で、搬送方向に交差する幅方向での略中央に、搬
送方向に沿う状態で順次フィリングを供給するフィリン
グ供給工程と、上記フィリング供給工程によりフィリン
グが供給され、搬送装置により搬送されたパイ生地を受
入れて載置し、長尺状に延伸され、上部にスポンジ生地
を重畳し、さらにその上部にフィリングを供給されたパ
イ生地の、長手方向に交差する幅方向での各端部を持ち
上げ、該パイ生地の幅方向での端部同士、並びにスポン
ジ生地の幅方向での端部同士を結着させ、フィリングを
コアにその外周にスポンジ生地を、さらに外殻にパイ生
地を配設する状態でフィリングを被包し、パイ生地を棒
状に成形する成形工程と、棒状に成形され、長尺状とさ
れたパイ生地を順次受け入れ、これを長手方向における
等間隔位置で順次押圧し、パイ生地の該押圧位置を基準
とする各対向部分を、それぞれ相対方向にねじり回転さ
せ、該押圧位置においてもフィリングの外周にスポンジ
生地が、さらに外殻にパイ生地が配設されるよう長尺で
棒状のパイ生地を押圧位置において分離し、長尺で棒状
のパイ生地を小塊状に分割する分割工程と、分割工程に
おいて小塊状に分割されたパイ生地をオーブンに供給
し、焼成する焼成工程と、の各工程を備えたパイの製造
方法としたものである。
【0011】さらに、本発明は長尺状に延伸されたパイ
生地を、その長手方向を搬送方向に対応させた状態で搬
送装置により搬送させ、該搬送されるパイ生地の上部
に、同じく長尺状に延伸されたスポンジ生地を、その長
手方向をパイ生地の長手方向に対応させた状態で重畳す
るスポンジ生地重畳工程と、スポンジ生地重畳工程で上
部にスポンジ生地が重畳されたパイ生地を受け入れて載
置し、載置されたパイ生地の長手方向に交差する幅方向
での各端部を持ち上げ、該パイ生地の幅方向での端部同
士、並びにスポンジ生地の幅方向での端部同士を中心に
空胴が形成されるように筒状に結着され、該空胴をコア
にその外周にスポンジ生地を、さらに外殻にパイ生地を
配設する状態で、パイ生地を棒状に成形する成形工程
と、棒状に成形され、長尺状とされたパイ生地を順次受
け入れ、これを長手方向における等間隔位置で順次押圧
し、パイ生地の該押圧位置を基準とする各対向部分を、
それぞれ相対方向にねじり回転させ、該押圧位置におい
ても空胴の外周にスポンジ生地が、さらに外殻にパイ生
地が配設されるよう長尺で棒状のパイ生地を押圧位置に
おいて分離し、長尺で棒状のパイ生地を小塊状に分割す
る分割工程と、分割工程において小塊状に分割されたパ
イ生地をオーブンに供給し、焼成する焼成工程と、焼成
工程において全対小塊状に焼成され、内部中心に形成さ
れた空胴と、焼成され、表面に形成されたパイ層の間に
スポンジ生地を焼成してなるスポンジ層を備え、さらに
スポンジ層の内側に形成された空胴にフィリングを注入
して充填するフィリング充填工程と、の各工程を備えた
パイの製造方法としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
ないし図17に基づいて説明する。図1および図2は以
下に説明する実施形態に係る方法で製造された小塊状の
パイ1であり、内部中心にフィリング2を充填している
(図1参照)。フィリング2としては、例えばクリーム
(カスタードクリーム等)、パンプキンペースト、さつ
まいもの裏ごしペースト、あんこ、ジャムペースト、グ
ラタン、ミートペースト(ミートパイの具)などの肉製
品が考えられ、表面を焼成されたパイ層3で被覆されて
なる。また表面に形成されたパイ層3と中心のフィリン
グ2との間には、スポンジ生地を焼成して形成されるス
ポンジ層4が備えられ、スポンジ層4は内部中心のフィ
リング2を被包する状態で焼成される。
【0013】パイ1は、先ず図3に示すように長尺状に
延伸されたパイ生地3Aの上部に、同じく長尺状に延伸
され、その長手方向をパイ生地3Aの長手方向に対応さ
せた状態とされるスポンジ生地4Aを重畳させるように
する。さらにスポンジ生地4Aが重畳されたパイ生地3
Aにおける該スポンジ生地4Aの上部には、パイ生地3
A並びにスポンジ生地4Aの長手方向(X方向)に対向
する幅方向(Y方向)の中心に、長手方向(X方向)に
沿う状態でフィリング2を供給する。
【0014】こうして上部にフィリング2が供給された
状態において、パイ生地3A並びにスポンジ生地4Aの
幅方向(Y方向)における各端部を図3の矢印A方向に
持ち上げ、図4に示すようにパイ生地3A並びにスポン
ジ生地4Aの端部同士を結着させるようにする。ここで
スポンジ4Aの幅方向における長さは、フィリング2を
被包可能な長さとされ、フィリング2の長径Dの3倍強
とされる。さらにパイ生地3Aの幅方向における長さ
は、フィリング2を被包するスポンジ生地4Aを被包で
きるように、スポンジ生地4Aの幅方向における長さよ
りも若干長くなるように設定される。
【0015】こうしてフィリング2をコアに、その外周
にスポンジ生地4Aが、さらに外殻にパイ生地4Aが配
設される状態で、全体円柱の棒状からなる生地5が成形
されることとなる。長尺の棒状に成形された生地5は、
長手方向(X方向)における等間隔位置で図5に示すよ
うに、その上下方向より押圧機6により押圧される。こ
れと同時に該押圧機6による押圧位置を基準とする生地
5の一方を他方に対して矢印B方向にねじり回転させ
る。このようにして、長尺で棒状の生地5が長手方向に
おける等間隔位置で分割されることとなり、各端部につ
いても外殻がパイ生地3Aで被覆され、その内部にスポ
ンジ生地4Aが備えられる状態に窄み成形されることと
なる。なお分割される棒状で、かつ長尺状の生地5のう
ち、先頭端並びに後方端の各端部については図5に示す
押圧機6の作動および生地5の軸回りの回転により、外
殻がパイ生地3Aで、その内部にスポンジ生地4Aが備
えられるように、窄み成形されることとしている。
【0016】小塊状に成形された生地5に対しては、そ
の上面に卵黄、バターなどのつや出し材が塗布され、続
いてオーブンなどの供給されて焼成される。こうして、
図1および図2に示すように小塊状のパイ1が焼成さ
れ、内部中心にフィリング2が充填され、さらに表面が
パイ層3で被覆され、パイ層3とフィリング2の間にス
ポンジ層4を備えたパイ1が製造されることとなる。こ
のようにして製造されたパイ1は、焼成後時間が経過し
て冷めた場合においても、フィリング2に含まれる水分
が表面のパイ層3まで浸透することがなく、スポンジ層
4で吸収されることとなる。したがって、焼成後におい
てパイ層3においてパリパリとしたパイ特有の食感が失
われることもなく、オーブントースターや電子レンジで
再加熱した状態においてもおいしく食べることが可能と
なる。
【0017】図6ないし図13は、実施形態に係るパイ
製造方法により、図1および図2に示すパイ1を製造す
る状態に係り、パイ製造装置によるパイ製造プロセスを
示すものである。装置のうち、外皮材としてのパイ生地
を被包する工程については、従来の特許第289650
3号に示す「有芯食品の製造装置」と同様の装置を使用
するところであり、当該特許の図面を参考に説明を行
う。
【0018】「パイ生地製造工程」先ず図6に示すパイ
生地製造工程においては、図3に示すように長尺で平面
長方形からなるパイ生地3Aが製造される。パイ生地3
Aは、小麦粉、溶かしバター、水、塩からなる材料を混
ぜ合わせてシート状とし、さらにシート状とされたこれ
らの材料の間に平坦に延ばした包み用バターを配置し
て、順次折り畳んで延伸させるように形成される。すな
わち、パイ生地3Aは間に包み用バターを配置して積層
する状態に折り畳まれ、実施形態では最終的に288層
が形成されるよう折り畳みが繰り返される。
【0019】「スポンジ生地製造工程」図6に示すスポ
ンジ生地製造工程においては、図3に示すように、同じ
く長尺で平面長方形からなるスポンジ生地4Aが製造さ
れる。スポンジ生地4Aは、小麦粉(薄力粉)、卵、砂
糖、バター、牛乳からなる材料を混ぜて製造され、先ず
砂糖と卵白をメレンゲ状となるように撹拌する。続いて
これに卵黄、小麦粉、牛乳、バターを順次投入して撹拌
し、これを延伸して平面長方形で長尺状のスポンジ生地
4Aを製造するようにする。
【0020】「フィリング製造工程」図6に示すフィリ
ング製造工程においては、製造するパイの種類に対応し
て様々なフィリング2が製造される。例えば、最終製品
としてのパイがチョコレートパイの場合チョコレートペ
ーストが、またカスタードパイの場合カスタードクリー
ムが、ミートパイの場合はミートペーストが、パンプキ
ンパイの場合パンプキンペーストが、あんパイの場合あ
んこが、それぞれ製造される。
【0021】「被包工程」こうして上記各工程により、
フィリング2、パイ生地3A、スポンジ生地4Aの各材
料が製造されたら、図7ないし図13に示す製造装置に
より、先ず図4に示す円柱棒状からなる生地5を製造す
る被包工程へと移行される。
【0022】図7において、ラインは矢印方向に上流か
ら下流へと進行し、先ずパイ生地の搬送コンベア7A
(搬送装置)により、上記のようにパイ生地製造工程に
おいて製造され、延伸されたパイ生地3Aが矢印方向に
搬送されることとなる。パイ生地3Aは長手方向(X方
向)を搬送方向に対応させた状態でコンベア7Aの上面
を搬送され、コンベア7Aからスポンジ生地重畳用の搬
送コンベア7B(搬送装置)の上面へと移載(載置)さ
れる。移載され、該コンベア7Bにより矢印方向に搬送
されるパイ生地3Aの長手方向中間位置の上部には、延
伸されたスポンジ生地4Aを矢印方向に供給可能とする
スポンジ生地の供給コンベア8が配設される。
【0023】「スポンジ生地重畳工程」供給コンベア8
上を搬送されるスポンジ生地4Aは、長手方向(X方
向)を搬送方向に対応させた状態とされる。コンベア7
B上を矢印方向に搬送されるパイ生地3Aの上部には、
供給コンベア8からスポンジ生地4Aが図3に示すよう
に重畳させる状態で移載(載置)され、これによりパイ
生地3Aとスポンジ生地4Aとの長手方向が搬送方向に
対応し、矢印方向に搬送されることとなる。
【0024】「フィリング供給工程」搬送装置としての
コンベア7Bのライン下流例の上部には、フィリング供
給手段としてのノズル9が配設される。ノズル9から
は、スポンジ生地4Aが重畳されたパイ生地3Aの上部
で、搬送方向に交差する幅方向(図3のY方向)での略
中央に、順次フィリング2を供給する状態で吐出され、
コンベア7Bの駆動にともなって、順次フィリング2が
スポンジ生地3Aの上部において、その長手方向に沿っ
て供給可能となる。
【0025】「成形工程」こうしてフィリング2が供給
されたらパイ生地3Aは、コンベア7Bから図8に示す
成形装置10へと矢印方向へ移載(載置)されることと
なる。成形装置10は、図10に示す短冊ベルト11を
矢印方向に周回させて構成され、短冊ベルト11は各短
冊片12を連接して構成される。それぞれの短冊片12
は、ベルト周回方向に対向する幅方向の中心の裏面側を
Vベルト13により相互に連接され、該連接部分に係る
中心を基準に、幅方向での両端部を他の短冊片12と相
互に独立して矢印C方向に変形可能とし、全体を可撓性
材料で形成される。
【0026】図8に示すように矢印方向で周回駆動する
短冊ベルト11は、成形装置10におけるライン上流側
での、パイ生地3Aのコンベア7Bでの移載領域におい
て、ベルト11を構成する短冊片12がベルト11の上
面領域に配設される樋形のガイド体14における漏斗状
の基端部14A(図9参照)と衝合して、徐々に幅方向
での両端部を矢印A方向に立ち上げられることとなる。
こうして短冊ベルト11の短冊片12は、矢印方向の周
回駆動状態でガイド体14にガイドされる状態で樋形に
湾曲されることとなり、コンベア7Bから移載されたパ
イ生地3Aは、図11に示すようにパイ生地3Aの幅方
向(Y方向)における各端部が、近接する方向(図3の
矢印A方向)に立ち上がることとなる。
【0027】全体樋形からなるガイド体14は、長手方
向(ライン方向)における等間隔4位置に、スリット1
5が形成される。スリット15は長手方向に交差する幅
方向(Y方向)の両側部に備えられ、該スリット15に
はピン16を中心に矢印D方向に回動する押圧成形子1
7が備えられる(図11参照)。この押圧成形子17は
図8に示す偏心カム18の作動により、昇降ロッド19
を上下に往復動させてなり、これによりリンク機構20
を介して所定の角度範囲で、対向配置される押圧成形子
17を矢印D方向に回動させるようにしている。すなわ
ち、押圧成形子17はスリット15の部分で回動され
て、ガイド体14の内方へと進退動可能としている。
【0028】周回駆動される短冊ベルト11は、各スリ
ット15の部分において矢印D方向に回動する押圧成形
子17の先端部17Aが、図12に示すようにスリット
15の内方へと突出され、これにより、スリット部分で
の短冊片12の幅方向での各端部が内側(近接方向)に
押圧されることとなる。さらに短冊片12は、押圧成形
子17の先端部17A同士が密接され、短冊片12の幅
方向での端部同士が重合される状態まで押圧され(図1
3参照)、これによりパイ生地3Aの幅方向(Y方向)
における各端部同士、並びにスポンジ生地4Aの幅方向
(Y方向)における各端同士が結着され、フィリング2
がスポンジ生地4Aで、さらにその外周にパイ生地3A
が配設される状態に被包されることとなる。こうしてラ
インの上流側から下流側へとベルト11の周回により、
搬送されるパイ生地3Aが、スリット15の部分におい
て矢印D方向に駆動する押圧成形子17の作動によっ
て、順次フィリング2の被包が行われる。すなわち、図
4に示すように全体円柱形をなし、棒状に成形されて、
外殻部分にパイ生地3Aが備えられ、内部中心にフィリ
ング2が充填され、さらにフィリング2の外周にスポン
ジ生地4Aが配設される生地5が図14に示すように成
形装置10にて製造され、下流側へと供給されることと
なる。
【0029】ここで全体棒状をなす生地5において、フ
ィリング2の直径は5〜8mm程度とされ、またスポンジ
生地4Aの層圧は5〜7mm程度とされ、さらにパイ生地
3Aの層厚は3〜6mm程度とされる。こうして上記被包
工程において棒状の生地5が成形されたら、次に図8に
示すように生地5が成形装置10の短冊ベルト11から
分割装置21へと移送されることとなる。
【0030】「分割工程」分割装置21は、成形装置1
0における短冊ベルト11の下流側に配設され(図8参
照)、長尺状に成形され、上流から下流へと搬送される
生地5を等間隔で分割するための押圧機6と、押圧機6
の下流側に配設されるローラ22とにより構成される。
押圧機6と、押圧機6の下流側に配設されるローラ22
とにより構成される。押圧機6は図5においても説明し
たように、上下方向から棒状の生地5を押圧するもので
あり、順次下流側へ送り搬送される生地5を、定位置で
上下方向から押圧可能とする。成形装置10は、押圧機
6による押圧と同時に、ローラ22で棒状の生地5の押
圧機6の下流側を軸回りにねじり回転させることで、押
圧機6で押圧された生地5の部分が窄むようにして分離
させる。すなわち、こうしてねじり回転させながら分離
することで、該分離部分においても外殻がパイ生地3A
で被覆され、その内部にスポンジ生地4Aが備えられる
よう窄み成形が行われることとなる。これにより、成形
装置10から順次供給される生地5が、順次分割装置2
1により、小塊状に等間隔で分割されることとなる。す
なわち、分割装置21は長尺状の生地5を長手方向にお
いて等間隔位置で分割し、下流側へと供給可能としてい
る。ちなみに長尺状の生地5の先頭端並びに後方端の各
端部については、押圧機6による押圧により窄み成形さ
れる。また小塊状の生地の長さはおよそ10〜15cm程
度とされる。
【0031】「つや出し工程」分割装置22において、
小塊状の分割された生地5は、図8に示すように分割装
置22から排出コンベア23へと移載(載置)される。
排出コンベア23上には、分割され、順次搬送される生
地5の上面に卵黄あるいはバター等のつや出し材を塗布
するハケ24が配設される。つや出し工程(図6参照)
において、つや出し材が塗布された生地5は、さらに排
出コンベア23により焼成用のオーブンへと供給され、
所定の温度で焼成が行われる。
【0032】「焼成工程」図6に示す焼成工程において
は、小塊状の生地5が例えばラインオーブンで180度
〜220度で加熱され、これにより図1および図2に示
すようにコア部分にフィリング2が充填され、外殻にパ
イ層3が備えられ、さらにフィリング2の外周で表面に
形成されたパイ層3との間に、スポンジ生地を焼成して
形成されるスポンジ層4を備えたパイ1が製造されるこ
ととなる。
【0033】上記のような各工程からなる製造工程を経
て製造されたパイ1によれば、焼成後、時間を経過した
状態においてもフィリング2に含まれる水分がパイ層3
に浸透することもなく、製造後再加熱した場合において
もサクサクとした触感が得られることとなる。
【0034】
【実施例】図17に示すパイ25は、内部中心に空胴2
6を備え、表面外殻にパイ生地を焼成して形成されるパ
イ層3を備え、パイ層2と空胴26の間にスポンジ生地
を焼成して形成されるスポンジ層4を備えたものであ
る。このパイ25は、内部中心の空胴26に対して注入
器28を用いて生クリーム、ジャム等からなるフィリン
グ2が焼成後において注入・充填される(請求項2に対
応)。
【0035】このパイ25についても、図3に示すよう
に長尺状のパイ生地3Aの上部に、同じく長尺状のスポ
ンジ生地4Aを重畳し、これを内部中心に空胴26が形
成されるように円筒棒状に生地を成形して焼成し、製造
される。すなわち、こうしたパイ25の製造において
も、上記実施形態に係る装置を用い、上記各工程に基づ
いて製造が行われるため、以下その概要を説明する。
【0036】「パイ生地製造工程」並びに「スポンジ生
地製造工程」については、前記実施形態と同様であるた
め、説明を省略する。「被包工程」については、前記実
施形態と同様図7ないし図13に示す製造装置が用いら
れるところであり、中心に空胴26を備えた円筒棒状か
らなる生地5が製造される。
【0037】「被包工程」図7において、ラインは矢印
方向に上流から下流へと進行し、先ずパイ生地の搬送コ
ンベア7A(搬送装置)により、上記のようにパイ生地
製造工程において製造され、延伸されたパイ生地3Aが
矢印方向に搬送されることとなる。パイ生地3Aは長手
方向(X方向)を搬送方向に対応させた状態でコンベア
7Aの上面を搬送され、コンベア7Aからスポンジ生地
重畳用の搬送コンベア7B(搬送装置)の上面へと移載
(載置)される。移載され、該コンベア7Bにより矢印
方向に搬送されるパイ生地3Aの長手方向中間位置の上
部には、延伸されたスポンジ生地4Aを矢印方向に供給
可能とするスポンジ生地の供給コンベア8が配設され
る。
【0038】「スポンジ生地重畳工程」供給コンベア8
上を搬送されるスポンジ生地4Aは、長手方向(X方
向)を搬送方向に対応させた状態とされる。コンベア7
B上を矢印方向に搬送されるパイ生地3Aの上部には、
供給コンベア8からスポンジ生地4Aが図3に示すよう
に重畳させる状態で移載(載置)され、これによりパイ
生地3Aとスポンジ生地4Aとの長手方向が搬送方向に
対応し、矢印方向に搬送されることとなる。
【0039】「成形工程」こうして上面にスポンジ生地
4Aが重畳されたらパイ生地3Aは、前記実施形態のよ
うにノズル9からフィリング2が供給されることなく、
コンベア7Bから図8に示す成形装置10へと矢印方向
へ移載(載置)されることとなる。成形装置10におい
ては、ガイド体14の配設領域の上方に配設される断面
円筒形のアーム27が上方よりガイド体14の内部に下
降移動し、配置されることとなる。短冊ベルト11の短
冊片12は、矢印方向の周回駆動状態でガイド体14に
ガイドされる状態で樋形に湾曲されることとなり、コン
ベア7Bから移載されたパイ生地3Aは、図11に示す
ようにパイ生地3Aの幅方向(Y方向)における各端部
が、近接する方向(図3の矢印A方向)に立ち上がるこ
ととなる。
【0040】周回駆動される短冊ベルト11は、各スリ
ット15の部分において矢印D方向に回動する押圧成形
子17の先端部17Aが、図15に示すようにスリット
15の内方へと突出され、これにより、スリット部分で
の短冊片12の幅方向での各端部が内側(近接方向)に
押圧されることとなる。さらに短冊片12は、押圧成形
子17の先端部17A同士が密接され、短冊片12の幅
方向での端部同士が重合される状態まで押圧され、これ
によりパイ生地3Aの幅方向(Y方向)における各端部
同士、並びにスポンジ生地4Aの幅方向(Y方向)にお
ける各端同士が結着される。この際、図15に示すよう
にガイド体14の内部中心には、アーム27が配設され
るため、スポンジ生地4A並びにパイ生地3Aは、断面
円筒形のアーム27を被包する状態で結着されることと
なる。こうした結着により、ベルト11が周回駆動され
るとアーム27から生地が離れて下流側へと移動され、
コア部分に空胴26が形成された長尺棒状の生地5が形
成される。こうしてラインの上流側から下流側へとベル
ト11の周回により、搬送されるパイ生地3Aが、スリ
ット15の部分において矢印D方向に駆動する押圧成形
子17の作動によって、順次中心に空胴26を備えた生
地5の製造が行われる。すなわち、全体円筒形をなし、
棒状に成形されて、外殻部分にパイ生地3Aが備えら
れ、内部中心に空胴26が備えられ、さらに空胴26の
外周にスポンジ生地4Aが配設される生地5が図16に
示すように成形装置10にて製造され、下流側へと供給
されることとなる。
【0041】上記被包工程においてコアに空胴26が備
えられる円筒棒状の生地5が成形されたら、次に図8に
示すように生地5が成形装置10の短冊ベルト11から
分割装置21へと移送され、前記実施形態に示す「分割
工程」と同じく分割装置21により生地5の分割が行わ
れる。分割装置21で分割され、小塊状に加工された生
地5は、続いて前記実施形態と同様に「つや出し工
程」、「焼成工程」を経て焼成されることとなり、これ
により図17に示す内部中心に空胴26を備えた小塊状
のパイ25が製造されることとなる。
【0042】「フィリング充填工程」焼成工程において
全体小塊状に焼成されたらパイ25の空胴26に対して
は、上記のように注入器28を用いてフィリング2の注
入・充填が行われる(図17参照)。こうして中心の空
胴26にフィリング2が充填され、表面にパイ層3を備
えるとともに、パイ層3と空胴26の間にスポンジ層4
を備えたパイ25が完成される。
【0043】特に、このような実施例に係るパイ25の
製造方法は、生クリーム、ジャムなどの、フィリング2
が加熱に適さないタイプのパイの製造に最適とされ、こ
うしたパイ25においては、製造後、時間が経過した状
態においてもフィリング2に含まれる水分がパイ層3に
浸透することもない。したがって、パイ層3におけるパ
リパリとしたパイ特有の食感が失われず、おいしい食感
のパイの提供が可能となる。
【0044】なお、上記実施形態並びに実施例において
は、分割装置21を用いての生地5の分割を、押圧機6
で押圧する押圧装置を基準とする下流側のみをローラ2
2でねじり回転して行うようとしているが、押圧位置を
基準とする上流側と下流側をそれぞれ逆方向に相対回転
し、分割することとしてもよい。
【0045】さらに、成形装置10に関しては、前記実
施形態や実施例のものに限定されるものではなく、例え
ば、長尺状のパイ生地3Aとスポンジ生地4Aの幅方向
における端部同士を重ね合わせ、圧着ローラ等を用いて
結着することも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば焼成さ
れ、内部にフィリングを充填してなるパイにおいても、
パイ特有のパリパリとした食感を喪失せず、おいしいパ
イを提供することができるというという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係り、図1のI−I線に
沿う断面図である。
【図2】実施形態に係るパイを示す斜視図である。
【図3】長尺状のパイ生地の上部にスポンジ生地を重畳
し、さらにその上部にフィリングを供給する状態を示す
斜視図である。
【図4】図3に示すパイ生地を棒状に成形する工程を示
す斜視図である。
【図5】棒状に成形されたパイ生地を小塊状に分割する
工程を示す正面図である。
【図6】本発明の実施形態に係るパイの製造工程を示す
フローチャートである。
【図7】製造工程における搬送ラインを示す側面図であ
る。
【図8】製造工程におけるパイ生地の成形工程のライン
を示す側面図である。
【図9】成形工程の入口部を示す斜視図である。
【図10】成形工程の短冊ベルトを示す斜視図である。
【図11】図8のXI−XI線に沿い、パイ生地の幅方
向における各端部を持ち上げた状態を示す断面図であ
る。
【図12】持ち上げられたパイ生地の幅方向での端部同
士を近接させる状態を示す図11と同様の断面図であ
る。
【図13】近接されたパイ生地の端部同士、並びにスポ
ンジ生地の端部同士を結着させた状態を示す同様の断面
図である。
【図14】棒状に成形され、内部にフィリングを充填さ
れたパイ生地の断面図である。
【図15】内部に空胴を形成する状態で棒状のパイ生地
を製造する図12と同様の断面図である。
【図16】棒状に成形され、内部中心に空胴を備えたパ
イ生地の断面図である。
【図17】図16に示す状態から焼成され、内部に備え
られる空胴にフィリングを注入し、充填する状態を示す
断面図である。
【符号の説明】
1、25 パイ 2 フィリング 3 パイ層 4 スポンジ層 3A パイ生地 4A スポンジ生地 5 生地(棒状) 6 押圧機 7A、7B 搬送コンベア(搬送装置) 8 スポンジ生地の供給コンベア 9 ノズル(フィリング供給手
段) 10 成形装置 11 短冊ベルト 12 短冊片 13 Vベルト 14 ガイド体 14A 基端部 15 スリット 16 ピン 17 押圧成形子 17A 先端部 18 偏心カム 19 昇降ロッド 20 リンク機構 21 分割装置 22 ローラ 23 排出コンベア 24 ハケ 26 空胴 27 アーム 28 注入器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クリーム、肉製品、あんなどのフィリン
    グをパイ生地で被包し、内部にフィリングが充填された
    パイ生地を焼成して製造されるパイであって、 フィリングをスポンジ生地で被包し、さらにこれをパイ
    生地で被包して焼成し、内部中心に充填されるフィリン
    グと、焼成され、表面に形成されたパイ層の間にスポン
    ジ生地を焼成して形成されるスポンジ層を備えることと
    したパイ。
  2. 【請求項2】 パイ生地を内部に空胴を形成する状態で
    焼成し、焼成後に、形成された空胴に、クリーム、ジャ
    ムなどのフィリングを注入して充填し、製造されるパイ
    であって、 パイ生地の内側にスポンジ生地を、さらに該スポンジ生
    地の内側に空胴を形成する状態に成形されたパイ生地を
    焼成し、内部中心に形成された空胴と、焼成され、表面
    に形成されたパイ層の間にスポンジ生地を焼成してなる
    スポンジ層を備え、さらにスポンジ層の内側に形成され
    た空胴にフィリングを注入して充填し、製造されること
    としたパイ。
  3. 【請求項3】 長尺状に延伸されたパイ生地を、その長
    手方向を搬送方向に対応させた状態で搬送装置により搬
    送させ、該搬送されるパイ生地の上部に、同じく長尺状
    に延伸されたスポンジ生地を、その長手方向をパイ生地
    の長手方向に対応させた状態で重畳するスポンジ生地重
    畳工程と、 搬送装置により搬送され、スポンジ生地が重畳されたパ
    イ生地における該スポンジ生地の上部で、搬送方向に交
    差する幅方向での略中央に、搬送方向に沿う状態で順次
    フィリングを供給するフィリング供給工程と、 上記フィリング供給工程によりフィリングが供給され、
    搬送装置により搬送されたパイ生地を受入れて載置し、
    長尺状に延伸され、上部にスポンジ生地を重畳し、さら
    にその上部にフィリングを供給されたパイ生地の、長手
    方向に交差する幅方向での各端部を持ち上げ、該パイ生
    地の幅方向での端部同士、並びにスポンジ生地の幅方向
    での端部同士を結着させ、フィリングをコアにその外周
    にスポンジ生地を、さらに外殻にパイ生地を配設する状
    態でフィリングを被包し、パイ生地を棒状に成形する成
    形工程と、 棒状に成形され、長尺状とされたパイ生地を順次受け入
    れ、これを長手方向における等間隔位置で順次押圧し、
    パイ生地の該押圧位置を基準とする各対向部分を、それ
    ぞれ相対方向にねじり回転させ、該押圧位置においても
    フィリングの外周にスポンジ生地が、さらに外殻にパイ
    生地が配設されるよう長尺で棒状のパイ生地を押圧位置
    において分離し、長尺で棒状のパイ生地を小塊状に分割
    する分割工程と、 分割工程において小塊状に分割されたパイ生地をオーブ
    ンに供給し、焼成する焼成工程と、 の各工程を備えたパイの製造方法。
  4. 【請求項4】 長尺状に延伸されたパイ生地を、その長
    手方向を搬送方向に対応させた状態で搬送装置により搬
    送させ、該搬送されるパイ生地の上部に、同じく長尺状
    に延伸されたスポンジ生地を、その長手方向をパイ生地
    の長手方向に対応させた状態で重畳するスポンジ生地重
    畳工程と、 スポンジ生地重畳工程で上部にスポンジ生地が重畳され
    たパイ生地を受け入れて載置し、載置されたパイ生地の
    長手方向に交差する幅方向での各端部を持ち上げ、該パ
    イ生地の幅方向での端部同士、並びにスポンジ生地の幅
    方向での端部同士を中心に空胴が形成されるように筒状
    に結着され、該空胴をコアにその外周にスポンジ生地
    を、さらに外殻にパイ生地を配設する状態で、パイ生地
    を棒状に成形する成形工程と、 棒状に成形され、長尺状とされたパイ生地を順次受け入
    れ、これを長手方向における等間隔位置で順次押圧し、
    パイ生地の該押圧位置を基準とする各対向部分を、それ
    ぞれ相対方向にねじり回転させ、該押圧位置においても
    空胴の外周にスポンジ生地が、さらに外殻にパイ生地が
    配設されるよう長尺で棒状のパイ生地を押圧位置におい
    て分離し、長尺で棒状のパイ生地を小塊状に分割する分
    割工程と、 分割工程において小塊状に分割されたパイ生地をオーブ
    ンに供給し、焼成する焼成工程と、 焼成工程において全体小塊状に焼成され、内部中心に形
    成された空胴と、焼成され、表面に形成されたパイ層の
    間にスポンジ生地を焼成してなるスポンジ層を備え、さ
    らにスポンジ層の内側に形成された空胴にフィリングを
    注入して充填するフィリング充填工程と、 の各工程を備えたパイの製造方法。
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Cited By (5)

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