JP2003258627A - スイッチマトリックス回路、論理演算回路およびスイッチ回路 - Google Patents

スイッチマトリックス回路、論理演算回路およびスイッチ回路

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチセルの制御を確実に行うことのでき
る簡単な構造のスイッチ回路等を提供する。 【解決手段】 スイッチセルSCのトランジスタM1の
ゲート端子G1はトランジスタM2の端子37のみに接
続されているから、トランジスタM2をOFFにする
と、トランジスタM1のゲート端子G1に蓄積されてい
る電荷の移動経路は遮断される。このため、トランジス
タM2をONにした後すぐに0FFに戻しても、トラン
ジスタM1は、しばらくの間、ビットラインBLを介し
て与えられたスイッチングデータに対応したON状態ま
たはOFF状態を維持する。スイッチングデータを一時
記憶するための特別の回路を設けなくても、トランジス
タM1に、所定時間、スイッチングデータに対応したO
N状態またはOFF状態を維持させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はスイッチマトリッ
クス回路、論理演算回路およびスイッチ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】実装状態でプログラム可能なゲートアレ
イとしてFPGA(フィールド・プログラマブル・ゲート・
アレイ)が知られている。図10A、図10Bは、従来
のFPGAに用いられるスイッチ回路を示す図面であ
る。
【0003】図10Aに示すスイッチ回路1は、トラン
ジスタ5と、トランジスタ5のゲート端子に接続された
クロスカップルドフリップフロップ3とを備えている。
トランジスタ5の入出力端子7,9には、論理構成用の
ゲート(図示せず)が接続されている。
【0004】クロスカップルドフリップフロップ3の記
憶内容(スイッチングデータ)にしたがってトランジス
タ5をONまたはOFFすることによって、論理構成用
のゲート同士を接続したり、切り離したりすることがで
きる。クロスカップルドフリップフロップ3に記憶され
ているスイッチングデータは書き換え可能であるから、
何度でも、論理構成用のゲート同士の接続・非接続を変
更することができる。
【0005】図10Bに示すスイッチ回路11は、図1
0Aに示すクロスカップルドフリップフロップ3の代わ
りにフローティングゲート型トランジスタ13を備えて
いる。
【0006】フローティングゲート型トランジスタ13
に記憶されているスイッチングデータにしたがってトラ
ンジスタ5をONまたはOFFすることによって、論理
構成用のゲート同士を接続したり、切り離したりするこ
とができる。フローティングゲート型トランジスタ13
に記憶されているスイッチングデータも書き換え可能で
あるから、何度でも、論理構成用のゲート同士の接続・
非接続を変更することができる。
【0007】したがって、図10Aに示すスイッチ回路
1または図10Bに示すスイッチ回路11を多数設けた
FPGAを用いれば、実装後に何度でも論理構成を変更
することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
これらのスイッチ回路1、スイッチ回路11には、次の
ような問題があった。
【0009】スイッチ回路1のクロスカップルドフリッ
プフロップ3は揮発性の記憶素子であるから、電源を切
るとスイッチングデータが失われてしまう。したがっ
て、電源投入ごとに、クロスカップルドフリップフロッ
プ3にスイッチングデータを書き込まなければならな
い。このような手順を回避するためには、主電源切断後
もバックアップ電源を動作させておく等の対策が必要と
なる。
【0010】一方、スイッチ回路11のフローティング
ゲート型トランジスタ13は不揮発性の記憶素子である
から、スイッチ回路1の場合のような面倒な手順や対策
は不要である。
【0011】しかしながら、フローティングゲート型ト
ランジスタ13のスイッチングデータを書き換えるため
には、読み出し時の動作電圧よりも高い電圧が必要にな
る。このため、スイッチングデータ書き換え用の特別な
装置(プログラム装置)が必要となる。さらに、フロー
ティングゲート型トランジスタ13においては、読み出
し速度に比べて書き込み速度がかなり遅い。
【0012】この発明は、これら従来のスイッチ回路の
問題点を解消し、特別なプログラム装置を用いることな
く、かつ、高速でスイッチングデータを書き換えること
のできる不揮発性のスイッチ回路、スイッチマトリック
ス回路および論理演算回路を提供することを目的とす
る。
【0013】また、この発明は、スイッチセルの制御を
確実に行うことのできる簡単な構造のスイッチ回路、ス
イッチマトリックス回路および論理演算回路を提供する
ことを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段、発明の作用および効果】
請求項1のスイッチマトリックス回路は、記憶素子を用
いてスイッチングデータを記憶するメモリセルを複数個
行列配置したメモリマトリックス部と、導通状態または
非導通状態のいずれかの状態をとるスイッチセルをメモ
リセルに対応させて複数個行列配置したスイッチマトリ
ックス部と、メモリマトリックス部およびスイッチマト
リックス部の同一列に属するメモリセルおよびスイッチ
セルを選択するためにメモリマトリックス部およびスイ
ッチマトリックス部の各列に対応して設けられた1また
は2以上の列選択線と、メモリマトリックス部の同一行
に属するメモリセルを選択するためにメモリマトリック
ス部の各行に対応して設けられた複数のメモリ用行選択
線と、スイッチマトリックス部の同一行に属するスイッ
チセルを選択するためにスイッチマトリックス部の各行
に対応して設けられた複数のスイッチ用行選択線と、を
備えている。また、このスイッチマトリックス回路は、
列選択線、メモリ用行選択線およびスイッチ用行選択線
によって、複数のメモリセルおよび複数のスイッチセル
の中から所望のメモリセルおよび対応するスイッチセル
を選択するとともに、当該選択されたメモリセルのスイ
ッチングデータにしたがって当該対応するスイッチセル
の導通状態または非導通状態を決定するよう構成されて
いる。上記スイッチセルは、スイッチ用行選択線に接続
される制御端子と列選択線に接続される第1入出力端子
と当該制御端子に入力される制御信号に応じて当該第1
入出力端子と導通しまたは導通しない第2入出力端子と
を有するスイッチ選択用素子と、スイッチ選択用素子の
第2入出力端子に接続されるゲート端子と当該ゲート端
子に入力される制御信号に応じて相互に導通しまたは導
通しない第1および第2スイッチ端子とを有するスイッ
チ用電界効果トランジスタと、を備えている。
【0015】したがって、スイッチ用電界効果トランジ
スタと列選択線との間にスイッチ選択用素子を介在させ
ることで、同一列を構成する複数のスイッチ用電界効果
トランジスタのうち所望のスイッチ用電界効果トランジ
スタを、対応するスイッチ選択用素子を介して、列選択
線に選択的に接続することが可能となる。
【0016】つまり、ひとつの列選択線を介して、複数
のスイッチセルのうち所望のスイッチセルに選択的にス
イッチングデータを与えることができる。したがって、
これらのスイッチ選択用素子を用いて、行選択機能を容
易に実現することができる。
【0017】ここで、スイッチ用電界効果トランジスタ
のゲート端子はスイッチ選択用素子の第2入出力端子の
みに接続されているから、スイッチ選択用素子を非導通
状態にすると、スイッチ用電界効果トランジスタのゲー
ト端子に蓄積されている電荷の移動経路は遮断される。
【0018】したがって、スイッチ選択用素子を非導通
状態にした後であっても、スイッチ用電界効果トランジ
スタのゲート端子に蓄積されていた電荷がリークによっ
てある程度小さくなるまでの間、当該スイッチ用電界効
果トランジスタは、スイッチ選択用素子が導通状態であ
ったときの状態を維持する。
【0019】このため、スイッチ選択用素子を導通状態
にした後すぐに非導通状態に戻しても、スイッチ用電界
効果トランジスタは、しばらくの間、列選択線を介して
与えられたスイッチングデータに対応した導通状態また
は非導通状態を維持することになる。
【0020】つまり、行選択機能を実現するためのスイ
ッチ選択用素子を利用することにより、スイッチングデ
ータを一時記憶するための特別の回路を設けなくても、
スイッチ用電界効果トランジスタに、所定時間、スイッ
チングデータに対応した導通状態または非導通状態を維
持させておくことができる。
【0021】このため、各行に対する読み出し動作を順
次行うとともに上記所定時間内に全ての行の読み出し動
作を完了するように構成しておけば、全ての行のメモリ
セルに記憶されているスイッチングデータに基づいて、
これらに対応する全てのスイッチセルの導通状態または
非導通状態を実質的に同時に制御できる。
【0022】すなわち、各スイッチセルの制御を同時に
行うことのできるスイッチマトリックス回路を、簡単な
配線構造で実現することができる。つまり、スイッチセ
ルの制御を確実に行うことのできる簡単な構造のスイッ
チマトリックス回路を実現することができる。
【0023】請求項2のスイッチマトリックス回路にお
いては、記憶素子は、第1および第2端子を有する強誘
電体コンデンサである。メモリセルは、メモリ用行選択
線に接続される制御端子と、列選択線に接続される第1
入出力端子と、当該制御端子に入力される制御信号に応
じて当該第1入出力端子と導通しまたは導通しない第2
入出力端子であって強誘電体コンデンサの第1端子と接
続される第2入出力端子と、を有するメモリ選択用素子
を、さらに備えている。また、このスイッチマトリック
ス回路は、強誘電体コンデンサの第2端子に接続される
プレート線であって、当該強誘電体コンデンサに対する
スイッチングデータの書き込みおよび読み出し動作の際
に、当該強誘電体コンデンサの第2端子に所定の電位を
印加するためのプレート線と、列選択線に接続される規
格電位発生回路であって、強誘電体コンデンサに対する
スイッチングデータの読み出し動作の際に、当該スイッ
チングデータに対応する規格電位を発生させる規格電位
発生回路とを、さらに備えている。
【0024】したがって、強誘電体コンデンサを用いて
スイッチングデータを記憶するから、電源が切断されて
もスイッチングデータは保持される。また、スイッチン
グデータの読み出し時の動作電圧と同じ動作電圧を用い
てスイッチングデータの書き換えを行うことが可能とな
る。このため、特別なプログラム装置を用いることなく
スイッチングデータを書き換えることが可能となる。ま
た、スイッチングデータの読み出し時の速度とほぼ同じ
速度でスイッチングデータの書き換えを行うことが可能
となる。このため、高速でスイッチングデータを書き換
えることが可能となる。
【0025】また、強誘電体コンデンサ、プレート線お
よび規格電位発生回路を用いることで、簡単な構成であ
りながらデータ再現性の高い、いわゆる破壊読み出し型
の強誘電体記憶素子を実現することが可能となる。この
ため、信頼性の高いシンプルな構造のスイッチマトリッ
クス回路を実現することができる。
【0026】さらに、強誘電体コンデンサと列選択線と
の間にメモリ選択用素子を介在させることで、同一列を
構成する複数の強誘電体コンデンサのうち所望の強誘電
体コンデンサを、対応するメモリ選択用素子を介して、
列選択線に選択的に接続することが可能となる。
【0027】つまり、ひとつの列選択線を介して、複数
のメモリセルのうち所望のメモリセルから選択的にスイ
ッチングデータを読み出すことができる。したがって、
これらのメモリ選択用素子を用いて、行選択機能を容易
に実現することができる。このため、単純な構造でメモ
リマトリックス部を構成することができる。
【0028】請求項3のスイッチマトリックス回路にお
いては、プレート線は、メモリマトリックス部の同一行
に属するメモリセルを構成する強誘電体コンデンサの第
2端子のみに接続するために、メモリマトリックス部の
各行に対応して設けられた複数の行選択プレート線から
構成されている。
【0029】したがって、スイッチングデータの書き込
みや読み出しを行単位で実行する際に好都合である。こ
のため、たとえば、ワード並列処理に適したスイッチマ
トリックス回路を実現することができる。
【0030】請求項4の論理演算回路は、上述のいずれ
かのスイッチマトリックス回路を用いて論理構成を行
い、当該論理構成にしたがって入力データに論理演算を
施して出力データを得る論理演算回路である。この論理
演算回路は、入力データを入力するための入力データ線
と、出力データを出力するための出力データ線と、一対
の電源線と、複数の論理構成用素子を備えている。論理
構成用素子は、制御端子と、当該制御端子に入力される
制御信号に応じて相互に導通しまたは導通しない第1お
よび第2入出力端子と、を有する。また、この論理演算
回路は、スイッチマトリックス回路のスイッチ用電界効
果トランジスタの第1および第2スイッチ端子を介し
て、入力データ線、出力データ線、一対の電源線、なら
びに、複数の論理構成用素子の制御端子、第1および第
2入出力端子を、相互に接続状態または非接続状態とす
ることにより、論理構成を行う。
【0031】したがって、論理構成を変更でき、かつ、
その論理構成にしたがって確実に論理演算を行うことの
できる、簡単な構造の論理演算回路を実現することがで
きる。
【0032】請求項5のスイッチ回路は、記憶素子を用
いてスイッチングデータを記憶するメモリセルと、導通
状態または非導通状態のいずれかの状態をとるスイッチ
セルと、メモリセルとスイッチセルとを接続するための
接続線と、接続線を介してメモリセルとスイッチセルと
を接続するか否かのスイッチ接続制御信号を搬送するた
めのスイッチ接続制御線と、を備えており、メモリセル
のスイッチングデータにしたがって、スイッチセルの導
通状態または非導通状態を決定するよう構成されてい
る。スイッチセルは、スイッチ選択用素子と、スイッチ
用電界効果トランジスタとを備えている。スイッチ選択
用素子は、スイッチ接続制御線に接続される制御端子
と、接続線に接続される第1入出力端子と、当該制御端
子に入力される制御信号に応じて当該第1入出力端子と
導通しまたは導通しない第2入出力端子と、を有する。
スイッチ用電界効果トランジスタは、スイッチ選択用素
子の第2入出力端子に接続されるゲート端子と、当該ゲ
ート端子に入力される制御信号に応じて相互に導通しま
たは導通しない第1および第2スイッチ端子と、を有す
る。
【0033】このため、スイッチ用電界効果トランジス
タのゲート端子はスイッチ選択用素子の第2入出力端子
のみに接続されているから、スイッチ選択用素子を非導
通状態にすると、スイッチ用電界効果トランジスタのゲ
ート端子に蓄積されている電荷の移動経路は遮断され
る。
【0034】したがって、スイッチ選択用素子を非導通
状態にした後であっても、スイッチ用電界効果トランジ
スタのゲート端子に蓄積されていた電荷がリークによっ
てある程度小さくなるまでの間、当該スイッチ用電界効
果トランジスタは、スイッチ選択用素子が導通状態であ
ったときの状態を維持する。
【0035】このため、スイッチ選択用素子を導通状態
にした後すぐに非導通状態に戻しても、スイッチ用電界
効果トランジスタは、しばらくの間、接続線を介して与
えられたスイッチングデータに対応した導通状態または
非導通状態を維持することになる。
【0036】つまり、単純な構造のスイッチ選択用素子
を用いることにより、スイッチングデータを一時記憶す
るための特別の回路を設けなくても、スイッチ用電界効
果トランジスタに、所定時間、スイッチングデータに対
応した導通状態または非導通状態を維持させることがで
きる。
【0037】したがって、スイッチングデータを読み出
してスイッチセルの導通状態または非導通状態を決定し
た後、たとえば、接続線を他の用途に使用したとして
も、上記所定時間の間は、当該スイッチセルは当該スイ
ッチングデータに対応した状態を維持する。すなわち、
スイッチセルの制御を確実に行うことのできる汎用性の
高い簡単な構造のスイッチ回路を実現することができ
る。
【0038】請求項6のスイッチ回路においては、記憶
素子は、接続線に接続される第1端子と、第2端子とを
有する強誘電体コンデンサである。また、当該スイッチ
回路は、強誘電体コンデンサの第2端子に接続されるプ
レート線であって、当該強誘電体コンデンサに対するス
イッチングデータの書き込みおよび読み出し動作の際
に、当該強誘電体コンデンサの第2端子に所定の電位を
印加するためのプレート線と、接続線に接続される規格
電位発生回路であって、強誘電体コンデンサに対するス
イッチングデータの読み出し動作の際に、当該スイッチ
ングデータに対応する規格電位を発生させる規格電位発
生回路と、をさらに備えている。
【0039】したがって、強誘電体コンデンサを用いて
スイッチングデータを記憶するから、電源が切断されて
もスイッチングデータは保持される。また、スイッチン
グデータの読み出し時の動作電圧と同じ動作電圧を用い
てスイッチングデータの書き換えを行うことが可能とな
る。このため、特別なプログラム装置を用いることなく
スイッチングデータを書き換えることが可能となる。ま
た、スイッチングデータの読み出し時の速度とほぼ同じ
速度でスイッチングデータの書き換えを行うことが可能
となる。このため、高速でスイッチングデータを書き換
えることが可能となる。
【0040】また、強誘電体コンデンサ、プレート線お
よび規格電位発生回路を用いることで、簡単な構成であ
りながらデータ再現性の高い、いわゆる破壊読み出し型
の強誘電体記憶素子を実現することが可能となる。この
ため、信頼性の高いシンプルな構造のスイッチ回路を実
現することができる。
【0041】請求項7のスイッチ回路は、記憶素子を用
いてスイッチングデータを記憶するメモリセルと、導通
状態または非導通状態のいずれかの状態をとるスイッチ
セルと、メモリセルとスイッチセルとを接続するための
接続線と、を備えており、メモリセルのスイッチングデ
ータにしたがって、スイッチセルの導通状態または非導
通状態を決定するよう構成されている。記憶素子は、接
続線に接続される第1端子と、第2端子とを有する強誘
電体コンデンサである。このスイッチ回路は、強誘電体
コンデンサの第2端子に接続されるプレート線であっ
て、当該強誘電体コンデンサに対するスイッチングデー
タの書き込みおよび読み出し動作の際に、当該強誘電体
コンデンサの第2端子に所定の電位を印加するためのプ
レート線と、接続線に接続される規格電位発生回路であ
って、強誘電体コンデンサに対するスイッチングデータ
の読み出し動作の際に、当該スイッチングデータに対応
する規格電位を発生させる規格電位発生回路と、をさら
に備えている。スイッチセルは、接続線に接続される制
御端子と、当該制御端子に入力される制御信号に応じて
相互に導通しまたは導通しない第1および第2スイッチ
端子と、を有するスイッチ用素子を備えている。
【0042】したがって、強誘電体コンデンサを用いて
スイッチングデータを記憶するから、電源が切断されて
もスイッチングデータは保持される。また、スイッチン
グデータの読み出し時の動作電圧と同じ動作電圧を用い
てスイッチングデータの書き換えを行うことが可能とな
る。このため、特別なプログラム装置を用いることなく
スイッチングデータを書き換えることが可能となる。ま
た、スイッチングデータの読み出し時の速度とほぼ同じ
速度でスイッチングデータの書き換えを行うことが可能
となる。このため、高速でスイッチングデータを書き換
えることが可能となる。
【0043】また、強誘電体コンデンサ、プレート線お
よび規格電位発生回路を用いることで、簡単な構成であ
りながらデータ再現性の高い、いわゆる破壊読み出し型
の強誘電体記憶素子を実現することが可能となる。この
ため、信頼性の高いシンプルな構造のスイッチ回路を実
現することができる。
【0044】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の一実施形態に
よるスイッチ回路21を示す回路図である。スイッチ回
路21は、メモリセルMC、スイッチセルSC、接続線
であるビットラインBL、メモリ接続制御線であるメモ
リ用ワードラインWLM、スイッチ接続制御線であるス
イッチ用ワードラインWLS、プレートラインPL、お
よび規格電位発生回路であるセンスアンプSAを備えて
おり、メモリセルMCのスイッチングデータにしたがっ
て、スイッチセルSCの導通状態または非導通状態を決
定するよう構成されている。
【0045】メモリセルMCは、記憶素子を用いてスイ
ッチングデータを記憶する回路であり、記憶素子である
強誘電体コンデンサCF、およびメモリ選択用素子であ
るトランジスタM3を備えている。
【0046】強誘電体コンデンサCFの第1端子23
は、トランジスタM3の第2入出力端子である端子29
に接続されている。強誘電体コンデンサCFの第2端子
25はプレートラインPLに接続されている。
【0047】プレートラインPLは、強誘電体コンデン
サCFに対するスイッチングデータの書き込みおよび読
み出し動作の際に、強誘電体コンデンサCFの第2端子
25に所定の電位である、“H”電位(電源電位VD
D)および“L”電位(接地電位GND)が交互にあら
われる矩形信号を印加する。
【0048】センスアンプSAは、ビットラインBLに
接続されている。センスアンプSAは、強誘電体コンデ
ンサCFに対するスイッチングデータの読み出し動作の
際に、当該スイッチングデータに対応する規格電位であ
る“H”電位(電源電位VDD)または“L”電位(接
地電位GND)を発生させる。
【0049】トランジスタM3は、メモリ用ワードライ
ンWLMに接続される制御端子であるゲート端子G3
と、ビットラインBLに接続される第1入出力端子であ
る端子27と、ゲート端子G3に入力される制御信号に
応じて端子27と導通しまたは導通しない上記端子29
と、を有する。
【0050】スイッチセルSCは、導通状態または非導
通状態のいずれかの状態をとる回路であり、スイッチ選
択用素子であるトランジスタM2と、スイッチ用電界効
果トランジスタであるトランジスタM1とを備えてい
る。
【0051】トランジスタM2は、スイッチ用ワードラ
インWLSに接続される制御端子であるゲート端子G2
と、ビットラインBLに接続される第1入出力端子であ
る端子35と、ゲート端子G2に入力される制御信号に
応じて端子35と導通しまたは導通しない第2入出力端
子である端子37と、を有する。
【0052】トランジスタM1は、トランジスタM2の
端子37に接続されるゲート端子G1と、ゲート端子G
1に入力される制御信号に応じて相互に導通しまたは導
通しない第1および第2スイッチ端子である端子31お
よび端子33と、を有する。なお、この実施形態におい
ては、トランジスタM1,M2,M3は、いずれもNチ
ャネルMOSFET(金属・酸化物・半導体型電界効果
トランジスタ)である。
【0053】ビットラインBLは、メモリセルMCとス
イッチセルSCとを接続するための信号線である。メモ
リ用ワードラインWLMは、メモリセルMCとビットラ
インBLとを接続するか否かのメモリ接続制御信号を搬
送するための信号線である。スイッチ用ワードラインW
LMは、スイッチセルSCとビットラインBLとを接続
するか否かのスイッチ接続制御信号を搬送するための信
号線である。
【0054】つぎに、図1〜図2に基づいて、スイッチ
回路21の動作を説明する。図2は、スイッチ回路21
のスイッチング動作を説明するためのタイミングチャー
トである。
【0055】スイッチング動作の初期においては、図1
に示すメモリ用ワードラインWLM、ビットラインB
L、プレートラインPL、スイッチ用ワードラインWL
Sのいずれの電位も“L”レベル(接地電位GND)と
なっている(図2,(a)参照)。また、センスアンプ
SAはOFFになっている。
【0056】したがって、トランジスタM2,M3は、
いずれもOFFとなっており、ビットラインBLは、接
地電位GNDにプリチャージされている。トランジスタ
M2がOFFであるから、トランジスタM1のゲート端
子G1は、直前のスイッチング動作によって与えられた
電位(“H”レベルまたは“L”レベル)をほぼ維持し
ている(図2,(b1)、(b2)参照)。
【0057】つぎに、メモリ用ワードラインWLMに
“H”を与えることよって(図2,(c)参照)トラン
ジスタM3をONとし、さらに、プレートラインPLに
“H”を与える(図2,(d)参照)。プレートライン
PLに“H”を与えると、ビットラインBLの電位は、
強誘電体コンデンサCFの記憶内容(すなわち強誘電体
コンデンサCFの残留分極状態)に対応した中間電位
(“H”と“L”の間の電位)となる(図2,(e)参
照)。
【0058】ここで、センスアンプSAをONにする。
これにより、ビットラインBLの電位は、上述の中間電
位に対応する規格電位(“H”または“L”)となる
(図2,(f1)、(f2)参照)。つまり、ここまで
の動作で、ビットラインBLの電位は、強誘電体コンデ
ンサCFの記憶内容に対応した規格電位となる。
【0059】つぎに、スイッチ用ワードラインWLSに
“H”を与えることよって(図2,(g)参照)トラン
ジスタM2をONにする。これによって、トランジスタ
M1のゲート端子G1の電位は、ビットラインBLの電
位に等しくなる(図2,(h1)、(h2)参照)。
【0060】ゲート端子G1の電位が“H”になればト
ランジスタM1はONとなり、ゲート端子G1の電位が
“L”になればトランジスタM1はOFFとなる。した
がって、トランジスタM1は、強誘電体コンデンサCF
の記憶内容に対応して、ONまたはOFFとなる。
【0061】つぎに、プレートラインPLを“L”にす
る(図2,(i)参照)。さらに、メモリ用ワードライ
ンWLMおよびスイッチ用ワードラインWLSを“L”
にすることによってトランジスタM3およびM2をOF
Fにする(図2,(j)、(k)参照)。
【0062】トランジスタM2をOFFにすることでト
ランジスタM1のゲート端子G1はビットラインBLと
切り離される。このとき、ゲート端子G1の電位が
“L”の場合には、当該電位はそのまま維持される。し
たがって、トランジスタM1のOFF状態も維持され
る。
【0063】一方、ゲート端子G1の電位が“H”の場
合には、ゲート端子G1に蓄積された電荷は、トランジ
スタM1の寄生抵抗や配線等の寄生抵抗を介して、徐々
に減少して行く。このため、ゲート端子G1の電位も徐
々に低くなる。ゲート端子G1の電位がトランジスタM
1のしきい値電圧よりも低くなると、トランジスタM1
はOFFになってしまう。
【0064】しかしながら、ゲート端子G1をビットラ
インBLから切り離した(図2,(k)参照)あと、次
のスイッチング動作においてゲート端子G1をビットラ
インBLにつなぐ(図2,(g)参照)までの時間を、
トランジスタM1のゲート容量や寄生抵抗等により構成
される回路の時定数より小さくしておくことで、次のス
イッチング動作までの間、トランジスタM1のON状態
を維持することができる。
【0065】なお、図3Aおよび図3Bは、スイッチ回
路21のスイッチング動作時における強誘電体コンデン
サCFの分極状態を説明するための図面である。図3B
に示すように、強誘電体コンデンサCFの記憶内容が
“0”(図3Bに示す分極状態P1に対応)であれば、
スイッチング動作において、その分極状態はP1から、
P3を経てP1に戻る。すなわち、スイッチング動作の
間、強誘電体コンデンサCFの分極方向は反転しない。
【0066】一方、図3Aに示すように、強誘電体コン
デンサCFの記憶内容が“1”(図3Aに示す分極状態
P2に対応)であれば、スイッチング動作において、そ
の分極状態はP2から、P3,P1,P4を経てP2に
戻る。すなわち、強誘電体コンデンサCFの分極方向は
いったん反転し(図3A、P3,P1参照)、その後、
元に戻る(図3A、P4,P2参照)。
【0067】このように、強誘電体コンデンサCF、プ
レート線PLおよびセンスアンプSAを用いることで、
簡単な構成でありながらデータ再現性の高い、いわゆる
破壊読み出し型の不揮発性のメモリセルを実現すること
が可能となる。このため、信頼性の高いシンプルな構造
のスイッチ回路を実現することができるのである。
【0068】また、この実施形態においては、トランジ
スタM1のゲート端子G1はトランジスタM2の端子3
7のみに接続されているから、トランジスタM2をOF
F(非導通状態)にすると、トランジスタM1のゲート
端子G1に蓄積されている電荷の移動経路は遮断され
る。
【0069】したがって、トランジスタM2をOFFに
した後であっても、トランジスタM1のゲート端子G1
に蓄積されていた電荷がリークによってある程度小さく
なるまでの間、トランジスタM1は、トランジスタM2
がON(導通状態)であったときの状態を維持する。
【0070】このため、トランジスタM2をONにした
後すぐに0FFに戻しても、トランジスタM1は、しば
らくの間、ビットラインBLを介して与えられたスイッ
チングデータに対応したON状態またはOFF状態を維
持することになる。つまり、単純な構造のトランジスタ
M2を用いることにより、スイッチングデータを一時記
憶するための特別の回路を設けなくても、トランジスタ
M1に、所定時間、スイッチングデータに対応したON
状態またはOFF状態を維持させることができる。
【0071】したがって、スイッチングデータを読み出
してスイッチセルSCの導通状態または非導通状態を決
定した後、たとえば、ビットラインBLを他の用途に使
用したとしても、上記所定時間の間は、当該スイッチセ
ルSCは当該スイッチングデータに対応した状態を維持
する。すなわち、スイッチセルSCの制御を確実に行う
ことのできる汎用性の高い簡単な構造のスイッチ回路を
実現することが可能となる。
【0072】つぎに、図4は、この発明の他の実施形態
によるスイッチ回路41を示す回路図である。スイッチ
回路41は、図1に示すスイッチ回路21と類似してい
るが、一部異なる。
【0073】すなわち、スイッチ回路41は、メモリセ
ルMC、スイッチセルSC、接続線であるビットライン
BL、メモリ接続制御線であるメモリ用ワードラインW
LM、プレートラインPL、および規格電位発生回路で
あるセンスアンプSAを備えており、メモリセルMCの
スイッチングデータにしたがって、スイッチセルSCの
導通状態または非導通状態を決定するよう構成されてい
る。
【0074】メモリセルMCは、記憶素子を用いてスイ
ッチングデータを記憶する回路であり、記憶素子である
強誘電体コンデンサCF、およびメモリ選択用素子であ
るトランジスタM3を備えている。
【0075】強誘電体コンデンサCFの第1端子23
は、トランジスタM3の第2入出力端子である端子29
に接続されている。強誘電体コンデンサCFの第2端子
25はプレートラインPLに接続されている。
【0076】プレートラインPLは、強誘電体コンデン
サCFに対するスイッチングデータの書き込みおよび読
み出し動作の際に、強誘電体コンデンサCFの第2端子
25に所定の電位である、“H”電位および“L”電位
が交互にあらわれる矩形信号を印加する。
【0077】センスアンプSAは、ビットラインBLに
接続されている。センスアンプSAは、強誘電体コンデ
ンサCFに対するスイッチングデータの読み出し動作の
際に、当該スイッチングデータに対応する規格電位であ
る“H”電位または“L”電位を発生させる。
【0078】トランジスタM3は、メモリ用ワードライ
ンWLMに接続される制御端子であるゲート端子G3
と、ビットラインBLに接続される第1入出力端子であ
る端子27と、ゲート端子G3に入力される制御信号に
応じて端子27と導通しまたは導通しない上記端子29
と、を有する。
【0079】スイッチセルSCは、導通状態または非導
通状態のいずれかの状態をとる回路であり、スイッチ用
素子であるトランジスタM1を備えている。
【0080】トランジスタM1は、ビットラインBLに
接続される制御端子であるゲート端子G1と、ゲート端
子G1に入力される制御信号に応じて相互に導通しまた
は導通しない第1および第2スイッチ端子である端子3
1および端子33と、を有する。なお、この実施形態に
おいては、トランジスタM1およびM3は、いずれもN
チャネルMOSFETである。
【0081】ビットラインBLは、メモリセルMCとス
イッチセルSCとを接続するための信号線である。メモ
リ用ワードラインWLMは、メモリセルMCとビットラ
インBLとを接続するか否かのメモリ接続制御信号を搬
送するための信号線である。
【0082】すなわち、この実施形態におけるスイッチ
回路41は、図1に示すスイッチ回路21からトランジ
スタM2およびスイッチ用ワードラインWLSを除去す
るとともに、トランジスタM1のゲート端子G1を、直
接、ビットラインBLに接続したものである。
【0083】このように構成することで、スイッチ回路
をさらに単純化することができる。また、強誘電体コン
デンサCF、プレート線PLおよびセンスアンプSAを
用いることで、簡単な構成でありながらデータ再現性の
高い、いわゆる破壊読み出し型の不揮発性のメモリセル
を実現することが可能となる。このため、信頼性の高い
シンプルな構造のスイッチ回路を実現することができ
る。
【0084】ただし、この実施形態によるスイッチ回路
41においては、図1に示すスイッチ回路21のよう
に、ビットラインBLの電位の変化にかかわらず、スイ
ッチングデータに対応したON状態またはOFF状態を
トランジスタM1に維持させることはできない。したが
って、スイッチングデータをスイッチセルSCに一時記
憶させる必要がある場合には、別途、記憶のための回路
を設けなければならない。
【0085】つぎに、図5は、この発明のさらに他の実
施形態によるスイッチマトリックス回路51を示す等価
回路図である。スイッチマトリックス回路51は、メモ
リマトリックス部MM、スイッチマトリックス部SM、
複数の列選択線であるビットラインBL0,BL1,
…、複数のメモリ用行選択線であるメモリ用ワードライ
ンWLM0,WLM1,…、複数のスイッチ用行選択線
であるスイッチ用ワードラインWLS0,WLS1,
…、複数の行選択プレート線であるプレートラインPL
0,PL1,…、および複数の規格電位発生回路である
センスアンプSA0,SA1,…を備えている。
【0086】メモリマトリックス部MMは、記憶素子を
用いてスイッチングデータを記憶する複数のメモリセル
MC00,MC01,…を行列配置した構成を備えてい
る。スイッチマトリックス部SMは、導通状態または非
導通状態のいずれかの状態をとる複数のスイッチセルS
C00,SC01,…をメモリセルMC00,MC0
1,…に対応させて行列配置した構成を備えている。
【0087】ビットラインBL0,BL1、…は、メモ
リマトリックス部MMおよびスイッチマトリックス部S
Mの同一列に属するメモリセルおよびスイッチセルを選
択するためにメモリマトリックス部MMおよびスイッチ
マトリックス部SMの各列に対応して設けられている。
【0088】メモリ用ワードラインWLM0,WLM
1、…は、メモリマトリックス部MMの同一行に属する
メモリセルを選択するためにメモリマトリックス部MM
の各行に対応して設けられている。スイッチ用ワードラ
インWLS0,WLS1、…は、スイッチマトリックス
部SMの同一行に属するスイッチセルを選択するために
スイッチマトリックス部SMの各行に対応して設けられ
ている。
【0089】メモリセルMC00,MC01,…の構成
は、図1に示すスイッチ回路21のメモリセルMCと同
じ構成である。すなわち、メモリセルMC00,MC0
1,…は、それぞれ、トランジスタM3および強誘電体
コンデンサCFを備えている。
【0090】スイッチセルSC00,SC01,…の構
成も、図1に示すスイッチ回路21のスイッチセルSC
と同じ構成である。すなわち、スイッチセルSC00,
SC01,…は、それぞれ、トランジスタM1およびト
ランジスタM2を備えている。
【0091】プレートラインPL0,PL1,…は、メ
モリマトリックス部MMの同一行に属するメモリセルを
構成する強誘電体コンデンサCFの端子25(図1参
照)のみに接続するために、メモリマトリックス部MM
の各行に対応して設けられている。
【0092】センスアンプSA0,SA1、…は、各ビ
ットラインBL0,BL1、…にそれぞれ接続され、強
誘電体コンデンサCFに対するスイッチングデータの読
み出し動作の際に、当該スイッチングデータに対応する
規格電位を発生させる。センスアンプSA0,SA1、
…は、図1に示すスイッチ回路21のセンスアンプSA
と同じ構成である。
【0093】スイッチマトリックス回路51は、これら
のビットラインBL0,BL1、…、メモリ用ワードラ
インWLM0,WLM1、…、スイッチ用ワードライン
WLS0,WLS1、…によって、複数のメモリセルM
C00,MC01,…および複数のスイッチセルSC0
0,SC01,…の中から所望のメモリセルおよび対応
するスイッチセルを選択するとともに、当該選択された
メモリセルのスイッチングデータにしたがって当該対応
するスイッチセルの導通状態または非導通状態を決定す
るよう構成されている。
【0094】上述のように、この実施形態においては、
強誘電体コンデンサCFとビットラインとの間にトラン
ジスタM3を介在させるようにしている。これにより、
同一列を構成する複数の強誘電体コンデンサCF,C
F,…のうち所望の強誘電体コンデンサCFを、対応す
るトランジスタM3を介して、ビットライン(たとえば
ビットラインBL0)に選択的に接続することが可能と
なる。
【0095】つまり、ひとつのビットライン(たとえば
ビットラインBL0)を介して、複数のメモリセル(た
とえば、メモリセルMC00,MC10,…)のうち所
望のメモリセルから選択的にスイッチングデータを読み
出すことができる。したがって、これらのトランジスタ
M3、M3、…を用いて、行選択機能を容易に実現する
ことができる。このため、単純な構造でメモリマトリッ
クス部を構成することができる。
【0096】また、トランジスタM1とビットラインと
の間にトランジスタM2を介在させるようにしている。
これにより、同一列を構成する複数のトランジスタM
1、M1、…のうち所望のトランジスタM1を、対応す
るトランジスタM2を介して、ビットライン(たとえば
ビットラインBL0)に選択的に接続することが可能と
なる。
【0097】つまり、ひとつのビットライン(たとえば
ビットラインBL0)を介して、複数のスイッチセル
(たとえば、スイッチセルSC00,SC10,…)の
うち所望のスイッチセルに選択的にスイッチングデータ
を与えることができる。したがって、これらのトランジ
スタM2、M2、…を用いて、行選択機能を容易に実現
することができる。
【0098】さらに、図1に示すスイッチ回路21の場
合と同様に、トランジスタM2を導通状態にした後すぐ
に非導通状態に戻しても、トランジスタM1は、しばら
くの間、ビットラインBL0,BL1、…を介して与え
られたスイッチングデータに対応した導通状態または非
導通状態を維持する。
【0099】したがって、行選択機能を実現するための
トランジスタM2を利用することにより、スイッチング
データを一時記憶するための特別の回路を設けなくて
も、トランジスタM1に、所定時間、スイッチングデー
タに対応した導通状態または非導通状態を維持させてお
くことができる。
【0100】このため、各行に対する読み出し動作を順
次行うとともに上記所定時間内に全ての行の読み出し動
作を完了するように構成しておけば、全ての行のメモリ
セルに記憶されているスイッチングデータに基づいて、
これらに対応する全てのスイッチセルの導通状態または
非導通状態を実質的に同時に制御できる。
【0101】すなわち、各スイッチセルSC00、SC
01、…の制御を同時に行うことのできるスイッチマト
リックス回路を、簡単な配線構造で実現することができ
る。つまり、スイッチセルの制御を確実に行うことので
きる簡単な構造のスイッチマトリックス回路を実現する
ことができる。
【0102】また、プレートラインPL0,PL1,…
は、メモリマトリックス部MMの各行に対応して複数設
けられている。このため、スイッチングデータの書き込
みや読み出しを行単位で実行する際に好都合である。こ
のため、たとえば、ワード並列処理に適したスイッチマ
トリックス回路を実現することができる。
【0103】なお、上述のように図5は等価回路を表す
図面であり、各素子の物理的配置(実体的配置)は図5
に示す位置に限定されるものではない。たとえば、各ス
イッチセルを構成するトランジスタM1は、該トランジ
スタM1を用いて継断制御する対象物の物理的位置に対
応させて任意の位置に配置することが可能であり、実体
的には、必ずしも図5のように整然と行列配置する必要
はない。
【0104】図6は、図5に示すスイッチマトリックス
回路51の実体的な構成の一部を例示した図面である。
この例では、スイッチマトリックス回路51は、強誘電
体コンデンサを含むMOS(金属・酸化物・半導体)型
半導体集積回路として実現されている。
【0105】この実施形態においては、p型の半導体基
板上に、図6に示すように、トランジスタM1、M2,
M3、強誘電体コンデンサCFが形成されている。トラ
ンジスタM1、M2,M3のソース領域およびドレイン
領域は、高濃度のn型不純物を拡散したシリコンにより
構成されている。トランジスタM1、M2,M3のゲー
トはポリシリコンまたはメタルシリサイドにより構成さ
れている。
【0106】強誘電体コンデンサCFの誘電体層は、強
誘電体材料、たとえばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)
やSBT(タンタル酸ビスマスストロンチウム)により
構成されている。強誘電体コンデンサCFの第2端子2
5(図1参照)およびプレートラインPL0は、白金な
どの貴金属、イリジウム酸化物などの導電性酸化膜、ま
たは、これらの積層膜により構成されている。強誘電体
コンデンサCFの第1端子23(図1参照)は白金など
の貴金属により構成されている。
【0107】ビットラインBL0は、n型の高濃度不純
物を拡散したシリコンにより構成されている。メモリ用
ワードラインWLM0、スイッチ用ワードラインWLS
0,内部配線53,55,57,59は、アルミニウム
により構成されている。なお、これらの配線は、銅など
他の金属を用いて構成することもできる。
【0108】なお、スイッチマトリックス回路51は、
この実施形態のようにバルク基板に形成する他、たとえ
ばSOI(Silicon On Insulator)基板に形成することも
できる。スイッチマトリックス回路51をSOI基板に
形成すれば、素子間のリーク電流をより小さくすること
ができるので好都合である。
【0109】つぎに、図7は、この発明のさらに他の実
施形態による論理演算回路61を示す回路図である。論
理演算回路61は、図5に示すスイッチマトリックス回
路51を用いて構成されており、たとえばFPGAとし
て実現される。論理演算回路61は、スイッチマトリッ
クス回路51の他、アドレスバッファ63,65,6
7,69,デコーダ71,73,75,および、ロジッ
ク構成部79を備えている。
【0110】アドレスバッファ63は、スイッチングデ
ータを書き込むべきメモリセルを特定するために入力さ
れたアドレス情報や、スイッチングデータを読み出すべ
きメモリセルおよび読み出されたスイッチングデータに
よりON/OFF(導通/非導通)を制御すべきスイッ
チセルを特定するために入力されたアドレス情報を、一
時的に保持する。
【0111】アドレスバッファ65は,アドレスバッフ
ァ63に保持されているアドレス情報のうち、スイッチ
マトリックス回路51の列を特定するためのアドレス情
報を、一時的に保持する。アドレスバッファ67,69
は,アドレスバッファ63に保持されているアドレス情
報のうち、それぞれ、メモリマトリックス部MMの行、
スイッチマトリックス部SMの行、を特定するためのア
ドレス情報を一時的に保持する。
【0112】デコーダ71は、アドレスバッファ65に
保持されているアドレス情報に基づいて、スイッチマト
リックス回路51の中から該当する列を活性化する。デ
コーダ73,75は、アドレスバッファ67,69に保
持されているアドレス情報に基づいて、メモリマトリッ
クス部MM、スイッチマトリックス部SMの中から、そ
れぞれ、該当する行を活性化する。
【0113】ロジック構成部79は、スイッチマトリッ
クス回路51の出力結果、すなわち、スイッチマトリッ
クス部SMを構成する各スイッチセルSC00,SC0
1,…のON/OFFに基づいて論理構成を行い、当該
論理構成にしたがって入力データに論理演算を施して出
力データを得る。
【0114】図8は、ロジック構成部79の一例を示す
回路図である。この例では、ロジック構成部79は、6
本の行ラインRL0〜PL5、12本の列ラインCL0
〜CL11、4個の論理構成素子であるトランジスタT
1〜T4を備えている。
【0115】行ラインRL0、PL1は入力データ線で
あり、行ラインRL3は出力データ線である。行ライン
RL4、PL5は、それぞれ、電源電位VDD、接地電
位GNDを供給するためのラインであり、これらで一対
の電源線を構成している。トランジスタT1、T2は、
ともにPチャネルMOSFETであり、トランジスタT
3、T4は、ともにNチャネルMOSFETである。
【0116】図8に示す行ラインRL0〜PL5と、列
ラインCL0〜CL11との交点のうち、黒丸で示され
た5つの交点P1〜P5は、予め接続されている。白丸
で示された16個の交点Q1〜Q16に、それぞれ、図
5に示すスイッチセルSC00、SC01、…が設けら
れている。
【0117】すなわち、図5に示すスイッチセルSC0
0、SC01、…を構成するトランジスタM1、M1,
…のそれぞれの端子31,33を介して、交点Q1〜Q
16を、それぞれ接続状態としたり非接続状態としたり
することができる。これにより、論理構成を行う。
【0118】図9は、ロジック構成部79において構成
された論理回路の一例を示す図面である。図9に示す論
理回路は、図8に示す交点Q1〜Q16のうち、交点Q
2,Q3,Q6,Q9,Q10,Q12およびQ15を
接続状態とし、他を非接続状態とした場合の回路であ
り、2入力NAND(論理積の否定)回路となってい
る。
【0119】図示しないが、同様にして、たとえば、2
入力NOR(論理和の否定)回路、インバータ回路、ク
ロスカップルドフリップフロップ回路等を構成すること
ができる。つまり、この実施形態によれば、論理構成を
変更でき、かつ、その論理構成にしたがって確実に論理
演算を行うことのできる、簡単な構造の論理演算回路を
実現することができるのである。
【0120】なお、上述の各実施形態においては、メモ
リセルを構成する記憶素子として、強誘電体コンデンサ
を用いたが、記憶素子はこれに限定されるものではな
い。記憶素子として、たとえば強誘電体トランジスタな
ど強誘電体により構成された強誘電体記憶素子を用いる
こともできる。また、記憶素子として、強誘電体記憶素
子以外の不揮発性の記憶素子を用いることもできるし、
揮発性の記憶素子を用いることもできる。
【0121】また、上述の各実施形態においては、スイ
ッチ用電界効果トランジスタ、スイッチ用素子、メモリ
選択用素子およびスイッチ選択用素子としてNチャネル
MOSFETを用いた場合を例に説明したが、この発明
はこれに限定されるものではない。スイッチ用電界効果
トランジスタ、スイッチ用素子、メモリ選択用素子また
はスイッチ選択用素子として、たとえばPチャネルMO
SFETその他のFET(電界効果トランジスタ)を用
いることもできる。また、スイッチ用素子、メモリ選択
用素子またはスイッチ選択用素子として、FET以外の
トランジスタまたはトランジスタ以外の素子を用いるこ
ともできる。
【0122】また、上述の実施形態においては、プレー
ト線が複数の行選択プレート線から構成される場合を例
に説明したが、この発明はこれに限定されるものではな
い。たとえば、プレート線が、メモリマトリックス部の
各列に対応して設けられた複数の列選択プレート線から
構成されるようにしてもよい。また、1本のプレート線
をメモリマトリックス部の全ての強誘電体コンデンサに
接続するようにしてもよい。
【0123】また、上述の実施形態においては、メモリ
マトリックス部およびスイッチマトリックス部が、とも
に複数列かつ複数行のメモリセルおよびスイッチセルを
有する場合を例に説明したが、この発明はこれに限定さ
れるものではない。たとえば、メモリマトリックス部お
よびスイッチマトリックス部が、ともに一列かつ複数行
のメモリセルおよびスイッチセルを有する場合にも、こ
の発明を適用することができる。なお、この場合には、
列選択線は一本となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態によるスイッチ回路21
を示す回路図である。
【図2】スイッチ回路21のスイッチング動作を説明す
るためのタイミングチャートである。
【図3】図3Aおよび図3Bは、スイッチ回路21のス
イッチング動作時における強誘電体コンデンサCFの分
極状態を説明するための図面である。
【図4】この発明の他の実施形態によるスイッチ回路4
1を示す回路図である。
【図5】この発明のさらに他の実施形態によるスイッチ
マトリックス回路51を示す回路図である。
【図6】図5に示すスイッチマトリックス回路51の実
体的な構成の一部を例示した図面である。
【図7】この発明のさらに他の実施形態による論理演算
回路61を示す回路図である。
【図8】ロジック構成部79の一例を示す回路図であ
る。
【図9】ロジック構成部79において構成された論理回
路の一例を示す図面である。
【図10】図10A、図10Bは、従来のFPGAに用
いられるスイッチ回路を示す図面である。
【符号の説明】
37・・・・・・端子 BL・・・・・・ビットライン G1・・・・・・ゲート端子 M1、M2・・・トランジスタ SC・・・・・・スイッチセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤森 敬和 京都府京都市右京区西院溝崎町21番地 ロ ーム株式会社内 Fターム(参考) 5J042 BA08 CA07 CA20 DA03 DA06 5K069 DA04 DB02 DB07 EA02 EA13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記憶素子を用いてスイッチングデータを記
    憶するメモリセルを、複数個行列配置したメモリマトリ
    ックス部と、 導通状態または非導通状態のいずれかの状態をとるスイ
    ッチセルを、前記メモリセルに対応させて複数個行列配
    置したスイッチマトリックス部と、 前記メモリマトリックス部およびスイッチマトリックス
    部の同一列に属するメモリセルおよびスイッチセルを選
    択するために、前記メモリマトリックス部およびスイッ
    チマトリックス部の各列に対応して設けられた1または
    2以上の列選択線と、 前記メモリマトリックス部の同一行に属するメモリセル
    を選択するために、前記メモリマトリックス部の各行に
    対応して設けられた複数のメモリ用行選択線と、 前記スイッチマトリックス部の同一行に属するスイッチ
    セルを選択するために、前記スイッチマトリックス部の
    各行に対応して設けられた複数のスイッチ用行選択線
    と、 を備え、 前記列選択線、メモリ用行選択線およびスイッチ用行選
    択線により、前記複数のメモリセルおよび複数のスイッ
    チセルの中から所望のメモリセルおよび対応するスイッ
    チセルを選択するとともに、当該選択されたメモリセル
    のスイッチングデータにしたがって、当該対応するスイ
    ッチセルの導通状態または非導通状態を決定するよう構
    成された、 スイッチマトリックス回路であって、 前記スイッチセルは、 前記スイッチ用行選択線に接続される制御端子と、前記
    列選択線に接続される第1入出力端子と、当該制御端子
    に入力される制御信号に応じて当該第1入出力端子と導
    通しまたは導通しない第2入出力端子と、を有するスイ
    ッチ選択用素子と、 前記スイッチ選択用素子の第2入出力端子に接続される
    ゲート端子と、当該ゲート端子に入力される制御信号に
    応じて、相互に導通しまたは導通しない第1および第2
    スイッチ端子と、を有するスイッチ用電界効果トランジ
    スタと、 を備えた、 スイッチマトリックス回路。
  2. 【請求項2】前記記憶素子は、第1および第2端子を有
    する強誘電体コンデンサであり、 前記メモリセルは、前記メモリ用行選択線に接続される
    制御端子と、前記列選択線に接続される第1入出力端子
    と、当該制御端子に入力される制御信号に応じて当該第
    1入出力端子と導通しまたは導通しない第2入出力端子
    であって前記強誘電体コンデンサの第1端子と接続され
    る第2入出力端子と、を有するメモリ選択用素子を、さ
    らに備え、 前記強誘電体コンデンサの第2端子に接続されるプレー
    ト線であって、当該強誘電体コンデンサに対する前記ス
    イッチングデータの書き込みおよび読み出し動作の際
    に、当該強誘電体コンデンサの第2端子に所定の電位を
    印加するためのプレート線と、 前記列選択線に接続される規格電位発生回路であって、
    前記強誘電体コンデンサに対する前記スイッチングデー
    タの読み出し動作の際に、当該スイッチングデータに対
    応する規格電位を発生させる規格電位発生回路と、 を、さらに備えた、 請求項1に記載のスイッチマトリックス回路。
  3. 【請求項3】前記プレート線は、前記メモリマトリック
    ス部の同一行に属するメモリセルを構成する強誘電体コ
    ンデンサの第2端子のみに接続するために、前記メモリ
    マトリックス部の各行に対応して設けられた複数の行選
    択プレート線からなる、 請求項2に記載のスイッチマトリックス回路。
  4. 【請求項4】請求項1ないし3のいずれかのスイッチマ
    トリックス回路を用いて論理構成を行い、当該論理構成
    にしたがって入力データに論理演算を施して出力データ
    を得る論理演算回路であって、 前記入力データを入力するための入力データ線と、 前記出力データを出力するための出力データ線と、 一対の電源線と、 制御端子と、当該制御端子に入力される制御信号に応じ
    て相互に導通しまたは導通しない第1および第2入出力
    端子と、を有する、複数の論理構成用素子と、 を備え、 前記スイッチマトリックス回路のスイッチ用電界効果ト
    ランジスタの第1および第2スイッチ端子を介して、前
    記入力データ線、出力データ線、一対の電源線、ならび
    に、前記複数の論理構成用素子の制御端子、第1および
    第2入出力端子を、相互に接続状態または非接続状態と
    することにより、前記論理構成を行う、 論理演算回路。
  5. 【請求項5】記憶素子を用いてスイッチングデータを記
    憶するメモリセルと、 導通状態または非導通状態のいずれかの状態をとるスイ
    ッチセルと、 前記メモリセルと前記スイッチセルとを接続するための
    接続線と、 前記接続線を介して前記メモリセルと前記スイッチセル
    とを接続するか否かのスイッチ接続制御信号を搬送する
    ためのスイッチ接続制御線と、 を備え、 前記メモリセルのスイッチングデータにしたがって、前
    記スイッチセルの導通状態または非導通状態を決定する
    よう構成された、 スイッチ回路であって、 前記スイッチセルは、 前記スイッチ接続制御線に接続される制御端子と、前記
    接続線に接続される第1入出力端子と、当該制御端子に
    入力される制御信号に応じて当該第1入出力端子と導通
    しまたは導通しない第2入出力端子と、を有するスイッ
    チ選択用素子と、 前記スイッチ選択用素子の第2入出力端子に接続される
    ゲート端子と、当該ゲート端子に入力される制御信号に
    応じて相互に導通しまたは導通しない第1および第2ス
    イッチ端子と、を有するスイッチ用電界効果トランジス
    タと、 を備えた、 スイッチ回路。
  6. 【請求項6】前記記憶素子は、前記接続線に接続される
    第1端子と、第2端子とを有する強誘電体コンデンサで
    あり、 前記強誘電体コンデンサの第2端子に接続されるプレー
    ト線であって、当該強誘電体コンデンサに対する前記ス
    イッチングデータの書き込みおよび読み出し動作の際
    に、当該強誘電体コンデンサの第2端子に所定の電位を
    印加するためのプレート線と、 前記接続線に接続される規格電位発生回路であって、前
    記強誘電体コンデンサに対する前記スイッチングデータ
    の読み出し動作の際に、当該スイッチングデータに対応
    する規格電位を発生させる規格電位発生回路と、 をさらに備えた、 請求項5に記載のスイッチ回路。
  7. 【請求項7】記憶素子を用いてスイッチングデータを記
    憶するメモリセルと、 導通状態または非導通状態のいずれかの状態をとるスイ
    ッチセルと、 前記メモリセルと前記スイッチセルとを接続するための
    接続線と、 を備え、 前記メモリセルのスイッチングデータにしたがって、前
    記スイッチセルの導通状態または非導通状態を決定する
    よう構成された、 スイッチ回路であって、 前記記憶素子は、前記接続線に接続される第1端子と、
    第2端子とを有する強誘電体コンデンサであり、 前記強誘電体コンデンサの第2端子に接続されるプレー
    ト線であって、当該強誘電体コンデンサに対する前記ス
    イッチングデータの書き込みおよび読み出し動作の際
    に、当該強誘電体コンデンサの第2端子に所定の電位を
    印加するためのプレート線と、 前記接続線に接続される規格電位発生回路であって、前
    記強誘電体コンデンサに対する前記スイッチングデータ
    の読み出し動作の際に、当該スイッチングデータに対応
    する規格電位を発生させる規格電位発生回路と、 をさらに備え、 前記スイッチセルは、前記接続線に接続される制御端子
    と、当該制御端子に入力される制御信号に応じて相互に
    導通しまたは導通しない第1および第2スイッチ端子
    と、を有するスイッチ用素子を備えた、 スイッチ回路。
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